JP2008068190A - 液滴吐出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐出量の差が分散できる液滴吐出方法を提供する。
【解決手段】多数のオリフィス11を線上に配列した吐出ヘッド3と、オリフィス11から吐出された液滴を着弾してドット列を形成する被着体31と、吐出ヘッド3と被着体31を相対的に往復移動する移動手段を備え、吐出ヘッド3上のオリフィス11をその配列方向に沿って順番に複数のグループに分け、グループ毎にオリフィス11から液滴を吐出するようにしており、吐出ヘッド3のグループの順番とは異なる順番でドット列が被着体31上に形成されるように、移動手段により吐出ヘッド3と被着体31とを相対的に移動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は液滴吐出装置の液滴吐出方法に係り、特にインクジェット方式の液滴吐出方法に関するものである。
インクジェット方式はオリフィスから必要なときに液滴を吐出できることから、任意のパターンを容易に形成でき、しかも無駄に排出される溶液が少ないため環境面からも有利である。
このインクジェット方式による液滴吐出装置の応用例として、液晶表示装置のカラーフィルタ製造技術がある。このカラーフィルタは一般には、現像、露光、エッチングなどの多くのフォトリソグラフィ工程をR,G,Bの3色毎に繰返すことによって製造していたため、多くのプロセスが必要であった。これに対してインクジェット方式でカラーフィルタを製造する場合、R,G,Bの3色のインクを各インクジェットヘッドに充填し、必要な位置に必要な量だけインクを吐出して、硬化させるだけで製造できる。
また液晶表示装置では、2枚の液晶基板の間隔を一定に維持するため、微粒子状のスペーサを液晶基板の間に配置している。従来はスプレー式散布装置などを用いてスペーサを液晶基板上に散布していたが、この方法はスペーサが不均一に散布され易く、液晶基板の間隔を一定に維持できず、表示品質の低下を招く。
このような欠点を解消するため、インクジェット方式による液滴吐出装置でスペーサを含有した塗布液を液晶基板上に吐出して、スペーサを付着することが行なわれている。この液滴吐出装置によれば、所定の位置にスペーサを配置することができ、また多数のオリフィスを有する吐出ヘッドを用いれば、多数の指定位置に同時にスペーサを配置することができ、生産効率が良好である。
インクジェット方式によるスペーサ塗布に関しては、下記の特許文献を挙げることができる。
特開平11−240873号公報
ところでこの種の液滴吐出装置は多数のオリフィスを列設した吐出ヘッドが用いられているが、オリフィス間、例えば吐出ヘッドの上流部と中間部と下流部のオリフィスの間で液滴吐出量に差が出ることがある。そのため前記カラーフィルタを製造する場合、オリフィス間の液滴吐出量の差がインク濃度差として現れ、表示パネル上にスジムラが形成されることがある。
また前記スペーサ塗布の場合、液と共に吐出されるスペーサの個数は吐出量にほぼ比例するから、吐出量の差はスペーサ個数のバラツキとして現れ、液晶基板を貼り合わせた際にギャップに差が生じることがある。このギャップの差は表示パネル上において色ムラやスジムラとして現れ、液晶表示装置の品質低下を招く。
本発明の目的は、液滴吐出量の差が分散できる液滴吐出方法を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明の第1の手段は、
多数のオリフィスを直線上に配列した吐出ヘッドと、
その吐出ヘッドのオリフィスから吐出された液滴を着弾して前記オリフィスの配列方向に沿ってドット列を形成する被着体と、
前記吐出ヘッドと被着体とを前記オリフィスの配列方向ならびにその配列方向と直交する方向に沿って相対的に往復移動する移動手段とを備え、
前記移動手段により前記吐出ヘッドと被着体とを相対的に移動させて、前記オリフィスから液滴を吐出して前記被着体上にドット列を形成する液滴吐出方法において、
前記吐出ヘッド上のオリフィスをその配列方向に沿って順番に複数のグループに分けて、そのグループ毎にオリフィスから液滴を吐出するようにしており、
前記吐出ヘッドのグループの順番とは異なる順番で前記ドット列が前記被着体上に形成されるように、前記移動手段により前記吐出ヘッドと被着体とを相対的に移動させて前記オリフィスから液滴を吐出することを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は、
多数のオリフィスを直接上に配列した吐出ヘッドと、
その吐出ヘッドのオリフィスから吐出された液滴を着弾して前記オリフィスの配列方向に沿って延びるドット列を前記オリフィスの配列方向と直交する方向に多数並設する被着体と、
前記吐出ヘッドと被着体とを前記オリフィスの配列方向ならびにその配列方向と直交する方向に沿って相対的に往復移動する移動手段とを備え、
前記移動手段により前記吐出ヘッドと被着体とを相対的に移動させて、前記オリフィスから液滴を吐出して前記被着体上にドット列を形成する液滴吐出方法において、
前記吐出ヘッド上のオリフィスをその配列方向に沿って複数のグループに分けて、そのグループ毎にオリフィスから液滴を吐出するようになっており、
前記吐出ヘッドのグループの順番とは異なる順番で前記ドット列が形成され、
かつ、隣り合う前記ドット列の配列方向と直交する方向のドット部分が、前記吐出ヘッドの異なるグループによって形成されるように、
前記移動手段により前記吐出ヘッドと被着体とを相対的に移動させて前記オリフィスから液滴を吐出することを特徴とするものである。
本発明の第3の手段は前記第1の手段または第2の手段において、
前記被着体が液晶基板であって、その2枚の液晶基板の隙間を維持するためのスペーサ粒子を含有した液滴を前記オリフィスから前記液晶基板の表面に向けて吐出することを特徴とするものである。
本発明は前述のような構成になっており、被着体上での液滴吐出量の差が分散でき、良好な液滴の吐出が可能となる。
次に本発明の実施形態を図と共に説明する。図10は本発明の実施形態に係る液滴吐出装置の全体の概略構成図、図11はその装置に搭載する吐出ヘッドの一部拡大断面図である。
液滴吐出装置は図10に示すように、マザー基板1を保持する基板ホルダー2がY方向に往復移動可能に設置され、マザー基板1の上方に吐出ヘッド3がZ方向に往復移動可能に設置されている。
吐出ヘッド3はZ方向の移動ガイド5を介してX方向の移動ガイド4に支持されているとともに、フレキシブルな溶液供給パイプ6を介して溶液タンク(図示せず)に接続されている。吐出ヘッド3の待機位置にヘッド保全部7が設けられている。
吐出ヘッド3は図11に示すような断面構造を有している。図中の11はオリフィス、12は加圧室、13は振動板、14は圧電素子、15a,15bは信号入力端子、16は圧電素子固定板、17は共通塗布液供給管18と加圧室12に連通して加圧室12への塗布液の流入を制御するリストリクタ、18は共通塗布液供給管、19はフィルタ、20は振動板13と圧電素子14を接着する接着剤、21はリストリクタプレート、22は加圧室プレート、23はオリフィスプレート、24は振動板13を補強する支持板、25はハウジング、26はフィルタプレートである。
スペーサ微粒子を混合分散した塗布液は吐出ヘッド3の上流側から下流側へ向かって流れ、共通塗布液供給管18の途中で、フィルタ19を通過して、リストリクタ17、加圧室12、オリフィス11の順に流れる。圧電素子14は信号入力端子15a,15b間に電圧が印加れたときに伸縮し、電圧を印加しないと元の状態に戻る。この圧電素子14の変形により加圧室12内の塗布液に圧力が加わり、オリフィス11からスペーサ微粒子を含有した液滴が吐出する。
吐出ヘッド3は図10に示すようにX方向移動ガイド4ならびにZ方向移動ガイド5に沿ってX方向ならびにZ方向に移動でき、さらに基板ホルダー2上のマザー基板1はY方向に移動できるから、ヘッド駆動制御部(図示せず)からの信号に基いてマザー基板1上の任意の位置にスペーサ微粒子を含有した塗布液を吐出することができる。吐出ヘッド3のX方向とZ方向の移動ならびにマザー基板1のY方向の移動は、それぞれエンコーダ付きのモータ(図示せず)によってなされる。
図12は、吐出ヘッド3とスペーサを付着する液晶用カラーフィルタ基板31との関係を示す平面図である。この基板31は、ガラス板からなる大きなマザー基板1(図10参照)上に所定の間隔をおいて複数区画形成されている。同図に示すように基板31の表面にはR,G,Bの画素セル32が規則正しく成形されている。各画素セル32を分割するように網目状に遮光膜33が形成され、遮光膜33の交叉部分に複数個(例えば3〜5個)のスペーサ微粒子からなるスペーサ集合体34が付着している。
吐出ヘッド3上に多数のオリフィス11がP1のピッチで一直線上に形成されているのに対して、基板31上に付着されるスペーサ集合体34のピッチP2は液晶表示装置の種類などによって、オリフィス11のピッチP1と異なることがある。その場合吐出ヘッド3の傾斜角度θを調整して、スペーサ集合体34のピッチP2に合わせている。
吐出ヘッドの上流部、中間部、下流部などで吐出量に差が出て、その差に基いて表示品質が低下するなどの問題がある。本発明はこの問題点を解消するため、吐出ヘッドによる分散吐出方式を採用した。
図1と図2は、その第1実施形態を説明するための図である。図1は吐出ヘッド上の分割領域を示す図であり、本実施形態は吐出ヘッド3上に128個のオリフィスが直線上に設けられている例を示しており、このオリフィス群は図1に示すように、オリフィスの配列方向に沿ってA〜Dの4つのグループに等分され、各グループのオリフィスの数は夫々32個である。各グループでのオリフィスNo.を示せば下記の通りである。オリフィスNo.は同図に示すように、吐出ヘッド3の図に向かって左側から右側に向けて順番に付した番号である。
Aグループ:オリフィスNo.1〜32
Bグループ:オリフィスNo.33〜64
Cグループ:オリフィスNo.65〜96
Dグループ:オリフィスNo.97〜128
図2(a)と(b)は各オリフィスで液滴を吐出する手順を説明するための図であり、図(a−1)〜(a−4)はその手順を往路と復路に分けてオリフィスグループ単位で示した図、同図(b−1)〜(b−4)はその手順を往路と復路に分けてオリフィスNo.で示した図である。なお、同図(b−1)〜(b−4)は基板塗布領域左端部の一部を示している。
図2(a−1)において、図示している基板31よりも左側部分は、それより外れたマザー基板1の部分35であり、最初はその外れた部分35から基板31の左端部にかけてスペーサ集合体34を塗布する。同図(a−1)中のX方向とY方向は、図10に示すX方向とY方向と符合しており、本実施形態の場合は吐出ヘッド3のX方向への2回の往復移動により、基板31の所定領域に液滴を塗布する例を示している。
なお同図(a)中の「A」〜「D」のアルファベットは図1に示すオリフィスのグループを示しており、「1」,「2」は往復の回数を示し、その数の右上にダッシュが付いていないものは往路時の塗布を示し、ダッシュが付いているものは復路時の塗布を示している。同図(b)中の数字は、塗布に関与したオリフィスNo.を示している。このことは後述の他の実施形態においても同じである。
1回目のスタート時は図2(a−1)に示すように、AグループからCグループまでの各オリフィス(オリフィスNo.1〜96)が前述の外れた部分35と対向し、Dグループの各オリフィス(オリフィスNo.97〜128)が基板31の左端の一部分と対向するように吐出ヘッド3が配置される。図3は、基板31に対する吐出ヘッド3のスタート時の配置状態を示している。
この状態で1個おきの奇数番号のオリフィス(オリフィスNo.1,3,・・・,127)から液滴を吐出する。そのため図2(b−1)に示されているように、基板31上にはオリフィスNo.97,99,・・・127から吐出されたスペーサ集合体34が着弾されて、Y方向において1画素おきに無塗布部分36が形成される。吐出ヘッド3は図3に示すようにX方向に移動しながら1画素おきに前述の塗布がなされ、その結果X方向においても1画素おきに無塗布部分36が形成される。図2(a−1)と(b−1)は1回目往路の塗布状態を示している。
このようにして1回目往路の塗布が終了すると、吐出ヘッド3をその位置から基板31に対してX方向に1列分、Y方向に2グループ分移動して、図3に点線の矢印で示すように吐出ヘッド3を復路方向に移動しながら、塗布した画素の下側に塗布しつつ1回目の復動を行なう。図2(a−2)と(b−2)は1回目復路の塗布状態を示しており、図2(b−2)に示しているように、1回目往路で既に塗布したオリフィスNo.97,99,・・・127の下側にオリフィスNo.33,35,・・・63の塗布を行なう。
このようにして1回目復路の塗布が終了すると、吐出ヘッド3をその位置から基板31に対してさらにX方向に1列分、Y方向に2グループ分移動して、吐出ヘッド3を往路方向に移動しながら1画素おきに前述と同様に塗布を行なう。図2(a−3)と(b−3)は、2回目往路の塗布状態を示している。
このようにして2回目往路の塗布が終了すると、吐出ヘッド3をその位置から基板31に対してさらにX方向に1列分、Y方向に2グループ分移動して、吐出ヘッド3を復路方向に移動しながら1画素おきに前述と同様に塗布を行なう。図2(a−4)と(b−4)は2回目復路の塗布状態を示している。
この吐出ヘッド3の2回の往復移動が終了すると図3に示す基板31の左端部の塗布が終了するから、吐出ヘッド3をその吐出ヘッド3の塗布領域分だけY方向に移動して(一点鎖線で表示)、前述と同様に2回の往復移動を行なう。なお、図2(a−4)の状態では所々に無塗布部分36が残っているが、この無塗布部分36は次の吐出ヘッド3の往復移動時に塗布されて無塗布部分36ではなくなる(後述の図4参照)。この吐出ヘッド3の往復移動と塗布領域分だけのY方向の移動を数回繰返しながら、基板31の全面にスペーサ集合体34を着弾させる。
図4は、このようにして塗布が終了した後の基板31の塗布状態(一部)を示す図である。前述のように吐出ヘッド3と基板31を相対的にX,Y方向に移動しながら液滴を吐出すると、図4に示すように例えば「A−2′」の領域(ドット部分)と隣接する周囲には「C−2」,「A−1」,「C−1′」,「A−1」,「C−2」,「D−1」,「B−1′」,「D−1」の領域(ドット部分)が形成され、互いに異なるオリフィスグループによってドット部分が形成されるから、液滴重量の差(すなわちスペーサ個数の差)が基板31の全面においてランダムに分散されることになる。
図5は、本発明の第2実施形態を説明するための図である。本実施形態もオリフィス群がそれの配列方向に沿ってA〜Dの4つのオリフィスグループに等分されている(図1参照)。
図5(a−1)〜(a−4)は各オリフィスで液滴を吐出する手順をオリフィスグループ単位で示した図であり、往路と復路を一緒に記載している。また図5(b)は塗布が終了した後の基板31の一部をオリフィスNo.で示した図である。この実施形態の場合、往路ならびに復路で3画素おきに塗布し、往路と復路の切替時には基板31に対して吐出ヘッド3をY方向に2グループ分、X方向に1列分移動して、4回の往復操作を繰返すことにより、図5(a−4)ならびに図5(b)に示すようなランダムな塗布状態にする。
図6は、本発明の第3実施形態ならびに第4実施形態で使用する吐出ヘッド上の分割領域を示す図であり、吐出ヘッド3上に128個のオリフィスが直線上に設けられており、このオリフィス群はオリフィスの配列方向に沿ってA〜Hの8つのグループに等分され、各グループのオリフィスの数は夫々16個である。各グループでのオリフィスNo.を示せば下記の通りである。
Aグループ:オリフィスNo.1〜16
Bグループ:オリフィスNo.17〜32
Cグループ:オリフィスNo.33〜48
Dグループ:オリフィスNo.49〜64
Eグループ:オリフィスNo.65〜80
Fグループ:オリフィスNo.81〜96
Gグループ:オリフィスNo.97〜112
Hグループ:オリフィスNo.113〜128
図7(a−1)〜(a−4)は本発明の第3実施形態において各オリフィスで液滴を吐出する手順をオリフィスグループ単位で示した図であり、往路と復路を一緒に記載している。また図7(b)は塗布が終了した後の基板31の一部をオリフィスNo.で示した図である。この実施形態の場合、Y方向に3画素おきに、すなわちオリフィスNo.で示すと例えば図7(b)に示す如くオリフィスNo.113,117・・・のように、また往路ならびに復路で1画素おきに塗布し、往路と復路の切替時には基板31に対して吐出ヘッド3をY方向に4グループ分、X方向に1列分移動して、4回の往復操作を繰返すことにより、図7(a−4)ならびに図7(b)に示すようなランダムな塗布状態にする。
図8(a−1)〜(a−4)ならびに図9(a−5)〜(a−8)は本発明の第4実施形態において各オリフィスで液滴を吐出する手順をオリフィスグループ単位で示した図であり、往路と復路を一緒に記載している。また図9(b)は塗布が終了した後の基板31の一部をオリフィスNo.で示した図である。この実施形態の場合、Y方向に3画素おきに、また往路ならびに復路で3画素おきに塗布し、往路と復路の切替時には基板31に対して吐出ヘッド3をY方向に4グループ分、X方向に1列分移動して、8回の往復操作を繰返すことにより、図9(a−8)ならびに図9(b)に示すようなランダムな塗布状態にする。
吐出ヘッド上でのオリフィスの数、グループの区分けの数ならびに基板上での吐出ヘッドの往復回数などは、前記実施形態に限定されるものではなく、適宜選択可能である。オリフィス群を小区分にして往復回数を増やせば、各グループ間のオリフィスによる吐出量の差はさらに分散されて、吐出量の差が目立たなくなる。
実施形態では例えば図9(b)に示すよう吐出ヘッドの往路時ならびに復路時とも奇数番号のオリフィスを使用したが、例えば吐出ヘッドの往路時に奇数番号のオリフィスを使用し、復路時に偶数番号のオリフィスを使用することも可能である。また、吐出ヘッドの複数回の往復操作において、前半の往復操作は奇数番号のオリフィスを使用し、後半の往復操作は偶数番号のオリフィスを使用することも可能である。
実施形態では吐出ヘッドの傾斜角度θ(図12参照)を比較的大きくして1個おき(第1,2実施形態)または3個おき(第3,4実施形態)のオリフィスを使用したが、吐出ヘッドの傾斜角度θを比較的小さくして全オリフィスを吐出に使用すると、吐出ヘッドの使用効率を高めて、塗布時間の短縮を図ることが可能である。
実施形態では吐出ヘッドをX,Z方向に移動し、基板をY方向に移動したが、本発明はこれに限定されるものではなく、吐出ヘッドまたはマザー基板の一方を互いに直交するX,Y,Z方向の3方向に移動することも可能である。
実施形態では固体微粒子を混合分散した塗布液を吐出する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、固体微粒子を含有しない塗布液を吐出する場合にも適用可能である。
また前記実施形態では液晶表示装置の製造の場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばエレクトロルミネッセンスの製造など他の技術分野においても適用可能である。
本発明の第1実施形態ならびに第2実施形態に使用する吐出ヘッド中のオリフィスのグループ分けを示す図である。 本発明の第1実施形態に係る液滴吐出の手順を説明するための図である。 本発明の各実施形態での吐出ヘッドの移動を説明するための図である。 本発明の第1実施形態において塗布が終了した後の基板の塗布状態(一部)をオリフィスグループで示した図である。 本発明の第2実施形態に係る液滴吐出の手順を説明するための図である。 本発明の第3実施形態ならびに第4実施形態に使用する吐出ヘッド中のオリフィスのグループ分けを示す図である。 本発明の第3実施形態に係る液滴吐出の手順を説明するための図である。 本発明の第4実施形態に係る液滴吐出の手順を説明するための図である。 本発明の第4実施形態に係る液滴吐出の手順を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る液滴吐出装置の全体の概略構成図である。 その液滴吐出装置に搭載する吐出ヘッドの一部拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る吐出ヘッドとスペーサを付着する液晶用カラーフィルタ基板との関係を示す平面図である。
符号の説明
1:マザー基板、2:基板ホルダー、3:吐出ヘッド、4:X方向移動ガイド、5:Z方向移動ガイド、6:溶液供給パイプ、7:ヘッド保全部、11:オリフィス、12:加圧室、13:振動板、14:圧電素子、15:信号入力端子、16:圧電素子固定板、17:リストリクタ、18:共通塗布液供給管、19:フィルタ、20:接着剤、21:リストリクタプレート、22:加圧室プレート、23:オリフィスプレート、24:支持板、25:ハウジング、26:フィルタプレート、31:液晶用カラーフィルタ基板、32:画素セル、33:遮光膜、34:スペーサ集合体、35:外れた部分、36:無塗布部分。

Claims (3)

  1. 多数のオリフィスを直線上に配列した吐出ヘッドと、
    その吐出ヘッドのオリフィスから吐出された液滴を着弾して前記オリフィスの配列方向に沿ってドット列を形成する被着体と、
    前記吐出ヘッドと被着体とを前記オリフィスの配列方向ならびにその配列方向と直交する方向に沿って相対的に往復移動する移動手段とを備え、
    前記移動手段により前記吐出ヘッドと被着体とを相対的に移動させて、前記オリフィスから液滴を吐出して前記被着体上にドット列を形成する液滴吐出方法において、
    前記吐出ヘッド上のオリフィスをその配列方向に沿って順番に複数のグループに分けて、そのグループ毎にオリフィスから液滴を吐出するようにしており、
    前記吐出ヘッドのグループの順番とは異なる順番で前記ドット列が前記被着体上に形成されるように、前記移動手段により前記吐出ヘッドと被着体とを相対的に移動させて前記オリフィスから液滴を吐出することを特徴とする液滴吐出方法。
  2. 多数のオリフィスを直接上に配列した吐出ヘッドと、
    その吐出ヘッドのオリフィスから吐出された液滴を着弾して前記オリフィスの配列方向に沿って延びるドット列を前記オリフィスの配列方向と直交する方向に多数並設する被着体と、
    前記吐出ヘッドと被着体とを前記オリフィスの配列方向ならびにその配列方向と直交する方向に沿って相対的に往復移動する移動手段とを備え、
    前記移動手段により前記吐出ヘッドと被着体とを相対的に移動させて、前記オリフィスから液滴を吐出して前記被着体上にドット列を形成する液滴吐出方法において、
    前記吐出ヘッド上のオリフィスをその配列方向に沿って複数のグループに分けて、そのグループ毎にオリフィスから液滴を吐出するようになっており、
    前記吐出ヘッドのグループの順番とは異なる順番で前記ドット列が形成され、
    かつ、隣り合う前記ドット列の配列方向と直交する方向のドット部分が、前記吐出ヘッドの異なるグループによって形成されるように、
    前記移動手段により前記吐出ヘッドと被着体とを相対的に移動させて前記オリフィスから液滴を吐出することを特徴とする液滴吐出方法。
  3. 請求項1または2記載の液滴吐出方法において、前記被着体が液晶基板であって、その2枚の液晶基板の隙間を維持するためのスペーサ粒子を含有した液滴を前記オリフィスから前記液晶基板の表面に向けて吐出することを特徴とする液滴吐出方法。
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