JP2008067171A - 無線通信システム、基地局、無線通信端末及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、基地局、無線通信端末及び無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基地局と無線通信端末の間のパケット通信において、パケットエラーの発生あるいは無駄な再送を防止し、可能な限りスループットを低下させない再送制御を行う。
【解決手段】受信パケットに誤り訂正処理を施した後、該誤り訂正処理を施した前記受信パケットに誤りがあるかどうかを検出する第1の誤り検出手段と、前記第1の誤り検出手段のあと、さらに前記誤り訂正処理を施した前記受信パケットの誤りを検出する第2の誤り検出手段と、前記第2の誤り検出結果に応じて送信側に該受信パケットと同一のパケットの再送信を要求する第2の再送要求手段と、該要求に対し送信側が該受信パケットと同一のパケットを再送信する再送手段とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線通信システム、基地局、無線通信端末及び無線通信方法に関する。
近年、TDMA(Time Division Multiple Access)/TDD(Time Division Duplex)に加えてOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式を多元接続技術として採用してパケット通信を行う無線通信システムが次世代のブロードバンド移動体通信システムとして注目されている。
このような次世代のブロードバンド移動体通信システムでは、高い通信速度を維持するために、無線区間で生じたパケット誤りを短い制御遅延時間で効率的に補償する自動再送制御方式としてH−ARQ(Hybrid−Automatic Repeat reQuest)が採用される。以下、このH−ARQに関する基地局及び無線通信端末の動作について説明する。なお、以下では、基地局を送信側、無線通信端末を受信側とし、また、H−ARQとしてパケット合成型Type1法(Chase合成法)を例示して説明する。
まず、無線通信端末は、基地局から受信した受信パケットを誤り訂正復号処理した後、受信パケットに付加されているCRC(Cyclic Redundancy Check)符号により、受信パケットの誤り検出を行う。ここで、受信パケットに誤りが検出された場合、無線通信端末は、誤りの検出された受信パケットを内部に設けられた受信バッファに保存し、基地局に対して再送要求信号(NACK: Negative ACKnowledgement)を制御チャネルを介して送信する。基地局は、上記NACK信号を受信した場合、再送要求されたパケット(つまり誤りの検出された受信パケットと同一パケット)を所定のタイミングで無線通信端末に再送する。
そして、無線通信端末は、再送パケットと受信バッファに保存された前回の受信パケット(誤りが検出されたパケット)との最大比合成を行い、当該最大比合成した再送パケットを誤り訂正復号処理した後、上記と同様にCRC符号により誤り検出を行う。ここで、再び再送パケットに誤りが検出された場合、上記と同様な動作が無線通信端末と基地局間で行われる。具体的には、再び再送パケットに誤りが検出された場合、最初の受信パケットと1回目の再送パケットとの最大比合成データが受信バッファに保存され、2回目の再送パケットを受信した際には、上記最大比合成データと2回目の再送パケットとの最大比合成が行われる。なお、無線通信端末は、受信パケットや再送パケットにCRC符号誤りが検出されなかった場合、制御チャネルを用いてACK(ACKnowledgement)信号を基地局に送信し、基地局は、当該ACK信号を受信すると次のパケットを無線通信端末に送信する。
このようなH−ARQによると、前回誤りの検出された受信パケットと再送パケットとの最大比合成を行うため、利得の高い受信信号を得ることができ、その結果、受信信号の希望波SINR(Signal to Interference and Noise Ratio)が向上するので、効果的にパケット誤りを補償することができる。
上記H−ARQは主に物理層に設けられる機能であるが、MAC(Media Access Control)層に設けられる自動再送制御方式として、Stop-and-wait方式、Go-back-N方式、Selective-repeat方式などのMAC−ARQがある。
このMAC−ARQにおいて、Stop-and-wait方式とは、送信側がパケットを1つ送信する度に受信側はNACK信号またはACK信号を送信し、送信側はNACK信号を受信した場合は、前回送信したパケットを再送し、またACK信号を受信した場合は、次のパケットを送信する方式である。Go-back-N方式とは、送信側がN個のパケットを連続して送信し、受信側から再送要求(NACK信号)を受けた場合、再送要求されたパケット以降の全てのパケットを再送する方式である。Selective-repeat方式とは、送信側がN個のパケットを連続して送信し、受信側から再送要求(NACK信号)を受けた場合、再送要求されたパケットのみ再送する方式である。
特開2003−319464号公報
ところで、上記のようにH−ARQでは、再送時に利得の高い受信信号を得ることができるため、比較的伝送レートの高い変調方式を使用することができ、これにより通信速度を最大限に高めている。また、制御信号内のNACK信号かACK信号かを示すデータビット数をフレームヘッダの1ビット分に割り当てて冗長化を抑えることで、ペイロード部を確保しスループットの向上を図っている。このNACK信号かACK信号かを示すデータビットは、CRCの対象データとしていない。
従って、H−ARQを採用した場合、通信環境の悪化により、制御チャネルの通信品質が劣化すると、各データビットが反転する可能性があるが、NACK信号かACK信号かを示すデータビットは1ビット分しかないため、このデータビットが反転した場合、受信側がNACK信号を送信したにも関わらず送信側でACK信号と誤認される可能性がある。この場合、送信側は再送を行わず次のパケットの送信を行うため、パケットエラーが発生するという問題がある。また、逆にACK信号をNACK信号と誤認する可能性があり、その場合は無駄な再送が発生することになる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、基地局と無線通信端末の間のパケット通信において、パケットエラーの発生あるいは無駄な再送を防止し、可能な限りスループットを低下させない再送制御を行うことを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、無線通信システムに係る第1の解決手段として、無線通信装置間でパケット通信を行い、それぞれの前記無線通信装置は受信したパケットに誤りがあるかどうかを検出する誤り検出手段と、該誤りを検出した場合には該パケットを再送信するパケット再送手段を備えた通信システムにおいて、受信パケットに誤り訂正処理を施した後、該誤り訂正処理を施した前記受信パケットに誤りがあるかどうかを検出する第1の誤り検出手段と、前記第1の誤り検出手段のあと、さらに前記誤り訂正処理を施した前記受信パケットの誤りを検出する第2の誤り検出手段と、前記第2の誤り検出結果に応じて送信側に該受信パケットと同一のパケットの再送信を要求する第2の再送要求手段と、該要求に対し送信側が該受信パケットと同一のパケットを再送信する再送手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明では、無線通信システムに係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記パケットの送信順序を決定するスケジューリング手段を備え、前記再送手段を用いて該送信パケットの再送信を行う場合には、該送信パケットの送信順序を前記スケジューリング手段によって決定し、前記再送手段を用いて該送信パケットの再送信を行うことを特徴とする。
また、本発明では、無線通信システムに係る第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、前記パケット通信は無線通信装置間でOFDMA方式にて通信され、前記パケット通信が通信を行う通信チャネルを割り当てるチャネル割当手段を備え、前記再送手段を用いて該送信パケットの再送信を行う場合には、前記チャネル割当手段は、該再送信以前にパケットを送信した通信チャネルとは異なる通信チャネルを該再送手段を用いたパケットの再送信に割り当てることを特徴とする。
また、本発明では、無線通信システムに係る第4の解決手段として、上記第1〜第3のいずれかの解決手段において、前記パケット通信は無線通信装置間でOFDMA方式にて通信され、前記パケット通信が通信を行う変調方式を決定する変調方式決定手段を備え、前記再送手段を用いて該送信パケットの再送信を行う場合には、前記変調方式決定手段は、該再送信以前にパケットを送信した変調方式とは異なる変調方式となるよう該再送手段を用いたパケットの再送信の変調方式を決定することを特徴とする。
また、本発明では、無線通信システムに係る第5の解決手段として、上記第4の解決手段において、前記変調方式決定手段は、前記再送手段を用いたパケットの再送信の際に決定する前記変調方式を、該再送信以前にパケットを送信した変調方式よりも伝送レートが低い変調方式となるように決定することを特徴とする。
一方、本発明では、基地局に係る第1の解決手段として、パケット通信を行い、受信パケットに誤り訂正処理を施した後、該誤り訂正処理を施した前記受信パケットに誤りがあるかどうかを検出する第1の誤り検出手段と、前記第1の誤り検出手段のあと、さらに前記誤り訂正処理を施した前記受信パケットの誤りを検出する第2の誤り検出手段と、前記第2の誤り検出結果に応じて該受信パケットと同一のパケットの再送信を要求する再送要求手段とを備えた無線通信端末からの前記パケットの再送信の要求に対し、前記受信パケットと同一のパケットを再送信する再送手段を備えることを特徴とする。
また、本発明では、基地局に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記パケットの送信順序を決定するスケジューリング手段を備え、前記再送手段を用いて該送信パケットの再送信を行う場合には、該送信パケットの送信順序を前記スケジューリング手段によって決定し、前記再送手段を用いて該送信パケットの再送信を行うことを特徴とする。
また、本発明では、基地局に係る第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、前記パケット通信は自基地局と前記無線通信端末間でOFDMA方式にて通信され、前記パケット通信が通信を行う通信チャネルを割り当てるチャネル割当手段を備え、前記再送手段を用いて該送信パケットの再送信を行う場合には、前記チャネル割当手段は、該再送信以前にパケットを送信した通信チャネルとは異なる通信チャネルを該再送手段を用いたパケットの再送信に割り当てることを特徴とする。
また、本発明では、基地局に係る第4の解決手段として、上記第1〜第3のいずれかの解決手段において、前記パケット通信は自基地局と前記無線通信端末間でOFDMA方式にて通信され、前記パケット通信が通信を行う変調方式を決定する変調方式決定手段を備え、前記再送手段を用いて該送信パケットの再送信を行う場合には、前記変調方式決定手段は、該再送信以前にパケットを送信した変調方式とは異なる変調方式となるよう該再送手段を用いたパケットの再送信の変調方式を決定することを特徴とする。
また、本発明では、基地局に係る第5の解決手段として、上記第4の解決手段において、前記変調方式決定手段は、前記再送手段を用いたパケットの再送信の際に決定する前記変調方式を、該再送信以前にパケットを送信した変調方式よりも伝送レートが低い変調方式となるように決定することを特徴とする。
一方、本発明では、無線通信端末に係る第1の解決手段として、パケット通信を行い、受信パケットに誤り訂正処理を施した後、該誤り訂正処理を施した前記受信パケットに誤りがあるかどうかを検出する第1の誤り検出手段と、前記第1の誤り検出手段のあと、さらに前記誤り訂正処理を施した前記受信パケットの誤りを検出する第2の誤り検出手段と、前記第2の誤り検出結果に応じて該受信パケットと同一のパケットの再送信を基地局に対して要求する再送要求手段とを備えることを特徴とする。
さらに、本発明では無線通信方法に係る解決手段として、無線通信装置間でパケット通信を行い、それぞれの前記無線通信装置は受信したパケットに誤りがあるかどうかを検出し、該誤りを検出した場合には該パケットを再送信する通信方法において、受信パケットに誤り訂正処理を施した後、該誤り訂正処理を施した前記受信パケットに誤りがあるかどうかを検出する第1ステップと、前記第1ステップのあと、さらに前記誤り訂正処理を施した前記受信パケットの誤りを検出する第2ステップと、前記第2ステップの誤り検出結果に応じて送信側に該受信パケットと同一のパケットの再送信を要求する第3ステップと、該要求に対し送信側が該受信パケットと同一のパケットを再送信する第4ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、基地局と無線通信端末の間のパケット通信において、パケットエラーの発生の防止と無駄な再送処理を防ぐことができ、スループットを低下させない再送制御を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による無線通信システム、基地局、無線通信端末及び無線通信方法について詳細に説明する。図1に示す通り、本実施形態の無線通信システムは、基地局CSと無線通信端末PSおよび図示しないネットワークから成り、基地局CSと無線通信端末PSは、時分割多重接続(TDMA)、時分割複信(TDD)に加えて直交周波数分割多重接続(OFDMA)を多元接続技術として通信を行うものである。基地局CSは、一定の距離間隔で複数設けられ、複数の無線通信端末PSと多重接続を行い無線通信を行う。以下、基地局CSが送信側、無線通信端末PSが受信側の場合を例示して説明する。
周知のようにOFDMAとは、直交関係にある全てのサブキャリアを全無線通信端末PSで共有し、任意の複数のサブキャリアの集まりを1つのグループとして位置づけ、各無線通信端末PSに1つ又は複数のグループを適応的に割り当てることにより多元接続を実現する技術である。本実施形態の無線通信システムでは、上記したOFDMA技術に、時分割多重接続(TDMA)及び時分割複信(TDD)技術をさらに組み合わせている。つまり、各グループをTDDとして時間軸方向に上り回線と下り回線に分け、さらにこれら上り回線と下り回線をそれぞれ4つのTDMAスロットに分割している。そして、本実施形態においては、各グループが時間軸方向にそれぞれTDMAスロットとして分割された1つの単位をサブチャネルと呼ぶことにする。図2に本実施形態の無線通信システムにおける周波数とTDMAスロットとサブチャネルの関係を示す。縦軸は周波数、横軸は時間を示している。図2が示すように、周波数方向28個、時間軸方向4個(4スロット)を掛け合わせた112個のサブチャネルが上り回線用と下り回線用にそれぞれ割り当てられる。
本実施形態の無線通信システムでは、図2に示すように、全サブチャネルのうち周波数方向の一番端のサブチャネル(図2では1番)を制御チャネル(CCH)として使用し、残りのサブチャネルをトラフィックサブチャネル(TCH)として使用している。そして、無線通信を行う基地局CSと無線通信端末PSには、上り回線と下り回線のそれぞれに属する全トラフィックサブチャネル(この場合、CCHを除いた27×4スロットの108サブチャネル)のうちから任意の1つ又は複数のトラフィックサブチャネルが割り当てられる。なお、通信チャネルとしての上り回線用及び下り回線用のトラフィックサブチャネルには同じトラフィックサブチャネルが割り当てられる。
図3は、本実施形態における基地局CS及び無線通信端末PSの要部構成を示すブロック図である。図3に示すように、基地局CSは、QoS(Quality Of Service)制御部1、スケジューラ2、通信管理部3、帯域割当部4、MAC-PDU(Media Access Control-Protocol Data Unit)構築部5、PHY-PDU(PHYsical-Protocol Data Unit)構築部6、誤り訂正符号化部7、変調部8、送信部9、受信部10、復調部11、誤り訂正復号部12、PHY-PDU解析部13、再送制御部14、及びデータ再構築部15を備えている。また、上記PHY-PDU解析部13は、H-ARQ応答判定部13a及びMAC-ARQ応答判定部13bを備え、上記再送制御部14は、H-ARQ制御部14a及びMAC-ARQ制御部14bを備えている。
なお、基地局CSにおいて、QoS(Quality Of Service)制御部1、スケジューラ2、通信管理部3、帯域割当部4、MAC-PDU構築部5、PHY-PDU構築部6、PHY-PDU解析部13、再送制御部14、及びデータ再構築部15は、MAC(Media Access Control)層の機能構成要素であり、また、誤り訂正符号化部7、変調部8、送信部9、受信部10、復調部11、及び誤り訂正復号部12は、物理層の機能構成要素である。また、図3では、MAC層の上位層における構成については省略する。
QoS制御部1は、上位層で動作するアプリケーションや通信接続される無線通信端末PSのユーザ優先度に基づいて、上位層から入力されるデータ(ペイロード)に優先度を割り当て、当該データからなるパケット(つまりMAC-PDU)の送受信タイミングの割り当てを行うようにスケジューラ2を制御する。
スケジューラ2は、QoS制御部1から入力されるMAC-PDUのフロー制御を行うと共に、上記QoS制御部1の制御の下、通信接続される無線通信端末PSに割り当てられたサービスクラスや、基地局CSと無線通信端末PS間のパケット(MAC-PDU)の待ち行列の状態に基づいて、送信すべきパケットの送信順序を決定する。また、このスケジューラ2は、再送制御部14の指示に基づき、再送パケットの送信順序を決定する。通信管理部3は、通信接続される無線通信端末PSとの間の通信品質に応じてパケットの符号化レートや変調方式の割り当てを行う。
帯域割当部4は、QoS制御部1からの優先度に関する情報、スケジューラ2からの送信データ量に関する情報や通信可能帯域に関する情報及び上記通信管理部3からの変調方式の情報に基づき、各パケットに対して割り当てるサブチャネルを決定する。このサブチャネルの割当情報はMAP情報と呼ぶ。MAC-PDU構築部5は、上記帯域割当部4を介してスケジューラ2から入力されるパケットにMACヘッダ及びCRC符号を付加してMAC-PDUを構築し、PHY-PDU構築部6に出力する。
PHY-PDU構築部6は、上記スケジューラ2から所定のタイミング(下り回線用スロット)で出力されるMAC-PDUに対し、MAP情報や符号化レート及び変調方式等の制御情報を含む物理層ヘッダを付加して、下り回線用つまり無線通信端末PSへ送信するPHY-PDUを構築し、当該PHY-PDUのビット列を誤り訂正符号化部7に出力する。誤り訂正符号化部7は、例えばFEC(Forward Error Correction)エンコーダであり、 上記通信管理部3によって割り当てられた符号化レートに基づいて、PHY-PDUのビット列に冗長情報である誤り訂正符号を付加し、変調部8に出力する。
図4は、変調部8の概略構成図である。図4に示すように変調部8は、インタリーバ8a、シリアル−パラレル変換部8b、デジタル変調部8c、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部8d、及びGI(Guard Interval)付加部8eを備えている。
インタリーバ8aは、上記誤り訂正符号化部7によって誤り訂正符号が付加されたPHY-PDUのビット列にインタリーブ処理を施す。シリアル−パラレル変換部8bは、上記インタリーブ処理後のPHY-PDUのビット列を、帯域割当部4によって割り当てられたサブチャネルに含まれるサブキャリア毎にビット単位で分割し、デジタル変調部8cに出力する。デジタル変調部8cは、サブキャリアと同数設けられており、各サブキャリア毎に分割されたビットデータを、当該ビットデータに対応するサブキャリアを用いてデジタル変調し、変調信号をIFFT部8dに出力する。なお、各デジタル変調部8cは、上記通信管理部3によって割り当てられた変調方式、例えばBPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAM等を用いてデジタル変調を行う。
IFFT部8dは、各デジタル変調部8cから入力される変調信号を逆フーリエ変換して直交多重化することによりOFDM信号を生成し、当該OFDM信号をGI付加部8eに出力する。GI付加部8eは、上記IFFT部8dから入力されるOFDM信号にガードインターバル(GI)を付加して送信部9に出力する。
図3に戻って説明を続ける。送信部9は、上記GI付加部8eから入力されるOFDM信号をRF信号に変換して無線通信端末PSに送信する。受信部10は、無線通信端末PSから送信されたRF信号を受信し、当該RF信号をOFDM信号に周波数変換して復調部11に出力する。
復調部11は、受信部10から入力されるOFDM信号(つまり受信信号)の復調を行う。具体的には、この復調部11は、上記変調部8に対して逆の処理を行うことで、受信信号の復調を行う。つまり、復調部11は、まず受信信号からガードインターバルを除去し、FFT処理を施すことにより各サブキャリア毎の変調信号に分割した後、各変調信号に対してデジタル復調を行い、当該復調によって得られたビットデータをパラレル−シリアル変換、デインタリーバ処理をしてビット列を再構築する。なお、この再構築されたビット列は、無線通信端末PSから受信したPHY-PDUを示すビット列である。
誤り訂正復号部12は、例えばFECデコーダであり、上記復調部11から入力される受信PHY-PDUのビット列の誤り訂正復号を行い、当該誤り訂正後のビット列をPHY-PDU解析部13に出力する。PHY-PDU解析部13は、受信PHY-PDUのビット列を解析して、物理層ヘッダやMACヘッダに含まれる各種制御情報の抽出やデータ情報であるペイロードの抽出等を行うと共に、MAC-PDUを抽出してデータ再構築部15に出力する。なお、本実施形態では、PHY-PDU解析部13における機能要素の内、特にH-ARQ応答判定部13a及びMAC-ARQ応答判定部13bについて説明する。
H-ARQ応答判定部13aは、受信PHY-PDUの解析の結果、当該受信PHY-PDU がH−ARQに関するACK信号かNACK信号かを判定し、当該判定結果を再送制御部14のH-ARQ制御部14aに出力する。また、MAC-ARQ応答判定部13bは、受信PHY-PDUの解析の結果、当該受信PHY-PDU がMAC−ARQに関するACK信号かNACK信号かを判定し、当該判定結果を再送制御部14のMAC-ARQ制御部14bに出力する。
H-ARQ制御部14aは、H-ARQ応答判定部13aの判定結果に基づき、受信PHY-PDU がH−ARQに関するNACK信号であった場合、無線通信端末PSから再送要求のあったパケット(MAC-PDU)をH−ARQ方式で再送するようにスケジューラ2を制御する。また、このH-ARQ制御部14aは、H-ARQ応答判定部13aの判定結果に基づき、受信PHY-PDU がH−ARQに関するACK信号であった場合、次のパケット(MAC-PDU)を無線通信端末PSに送信するようにスケジューラ2を制御する。
MAC-ARQ制御部14bは、MAC-ARQ応答判定部13bの判定結果に基づき、受信PHY-PDU がMAC−ARQに関するNACK信号であった場合、無線通信端末PSから再送要求のあったパケット(MAC-PDU)をMAC−ARQ方式で再送するようにスケジューラ2を制御する。また、MAC-ARQ制御部14bは、MAC-ARQ応答判定部13bの判定結果に基づき、受信PHY-PDU がMAC−ARQに関するACK信号であった場合、次のパケット(MAC-PDU)を無線通信端末PSに送信するようにスケジューラ2を制御する。
ここで、上記H−ARQ方式での再送とは、受信側、つまり無線通信端末PSにおいてCRC誤り検出されたパケットを送信した際と同一のサブチャネル、変調方式及び符号化レートで再送パケットを送信するやり方である。この理由は、H−ARQによる再送制御では、受信側においてCRC誤りが検出されたパケットと再送パケットとの最大比合成を行うため、再送パケットは前回送信したパケットと同一のサブチャネル(つまり周波数帯域)、変調方式及び符号化レートを使用する必要があるためである。一方、上記MAC−ARQ方式での再送とは、前回送信したパケットを再度送信するやり方であり、再送パケットを再送する際には前回送信時に対しサブチャネルの変更や変調方式の変更をすることができる。
データ再構築部15は、PHY-PDU解析部13から入力されるMAC-PDUの1グループ分の順序整理を行った後、当該1グループ分の各MAC-PDUのMACヘッダ及びCRC符号を除去し、上位層用のデータ(ペイロード)を上位層に出力する。
次に、無線通信端末PSの構成について説明する。図1に示すように、無線通信端末PSは、受信部20、復調部21、最大比合成部22、誤り訂正復号部23、受信バッファ24、CRC検出部25、H-ARQ再送要求部26、PHY-PDU解析部27、データ再構築部28、データ順序判定部29、MAC-ARQ再送要求部30、MAC-PDU構築部31、PHY-PDU構築部32、誤り訂正符号化部33、変調部34、及び送信部35を備えている。また、PHY-PDU解析部27は、再送方式変更検出部27aを備えている。
受信部20は、基地局CSの送信部7から送信されたRF信号を受信し、当該RF信号をOFDMA信号に周波数変換して復調部21に出力する。復調部21は、基地局CSの復調部11と同様の構成要素なので説明を省略する。
最大比合成部22は、上記復調部21から入力された受信PHY-PDU(再送PHY-PDU)を示すビット列と、受信バッファ24に保存されている前回CRC誤りが検出された受信PHY-PDUのビット列との最大比合成を行い、最大比合成ビット列を誤り訂正復号部23及び受信バッファ24に出力する。なお、再送PHY-PDU以外のPHY-PDUを受信した場合、最大比合成部22は、最大比合成を行わずに受信PHY-PDUを誤り訂正復号部23及び受信バッファ24に出力する。
誤り訂正復号部23は、基地局CSの誤り訂正復号部12と同様の構成要素なので説明を省略する。受信バッファ24は、CRC検出部25の要求に応じて、最大比合成部22から入力される受信PHY-PDU(つまりCRC誤りが検出されたPHY-PDU)を保存する一方、最大比合成部22の要求に応じて、保存している受信PHY-PDUを最大比合成部22に出力する。CRC検出部25は、誤り訂正復号部23によって誤り訂正復号された受信PHY-PDUのCRC誤り検出を行い、CRC誤りが検出された場合、受信バッファ24に対して受信PHY-PDUの保存を要求すると共に、H-ARQ再送要求部26に対してCRC誤りが検出されたことを通知する。また、このCRC検出部25は、受信PHY-PDUをPHY-PDU解析部27に出力する。
H-ARQ再送要求部26は、CRC検出部25から受信PHY-PDUにCRC誤りが検出されたことを通知された場合、H−ARQに関するNACK信号を示すPHY-PDUを生成し、制御チャネル内のACKチャネルを利用して変調部34及び送信部35を介して上記NACK信号を基地局CSに送信する。また、このH-ARQ再送要求部26は、CRC検出部25から受信PHY-PDUにCRC誤りが検出されなかったことを通知された場合、H−ARQに関するACK信号を示すPHY-PDUを生成し、上記ACKチャネルを利用して変調部34及び送信部35を介して上記ACK信号を基地局CSに送信する。
PHY-PDU解析部27は、基地局CSのPHY-PDU解析部13と同様であるが、ここでは受信側の特徴的な機能要素である再送方式変更検出部27aについて説明する。再送方式変更検出部27aは、受信PHY-PDUの解析の結果、再送制御方式がH−ARQからMAC−ARQに変更されたことを検出すると、最大比合成部22、受信バッファ24、CRC検出部25、及びH-ARQ再送要求部26の動作を停止するように要求する。なお、この再送方式変更検出部27a は、受信PHY-PDUに含まれる制御情報の内、変調方式識別子(MI:Modlation Indicator)が再送時に変化したことを検出することにより、再送方式が変更されたことを検出する。
また、上記停止状態において、最大比合成部22及びCRC検出部25は、受信PHY-PDUを通過させるだけであり、受信バッファ24及びH-ARQ再送要求部26は動作を一時中断する。つまり、H−ARQの特徴的な動作が行われなくなる。
データ再構築部28は、基地局CSのデータ再構築部15と同様の構成要素なので説明を省略する。データ順序判定部29は、基地局CSから受信した1グループ分のMAC-PDUの順序判定を行うことによりパケットのエラーを検出し、当該検出結果をMAC-ARQ再送要求部30に通知する。MAC-ARQ再送要求部30は、上記パケットのエラー検出結果に基づき、パケットエラーが検出された場合は、MAC−ARQに関するNACK信号を示すMAC-PDUを生成し、ACKチャネルを利用してPHY-PDU構築部32、誤り訂正符号化部33、変調部34及び送信部35を介して上記NACK信号を基地局CSに送信する。また、このMAC-ARQ再送要求部30は、上記パケットエラーの検出結果に基づき、パケットエラーが検出されなかった場合は、MAC−ARQに関するACK信号を示すMAC-PDUを生成し、ACKチャネルを利用してPHY-PDU構築部32、誤り訂正符号化部33、変調部34及び送信部35を介して上記ACK信号を基地局CSに送信する。
MAC-PDU構築部31、PHY-PDU構築部32、誤り訂正符号化部33、変調部34、及び送信部35は、基地局CSにおけるMAC-PDU構築部5、PHY-PDU構築部6、誤り訂正符号化部7、変調部8、及び送信部9と同様の構成要素なので説明を省略する。
なお、図3では説明の便宜上、基地局CSが送信側、無線通信端末PSが受信側を想定した場合を例示したものであるが、無線通信は双方向であるため、基地局CSは無線通信端末PSの構成要素を備え、無線通信端末PSは基地局CSの構成要素を備えている。ただし、基地局CSにおけるQoS制御部1、スケジューラ2、通信管理部3及び帯域割当部4は、基地局CS固有の構成要素であるので、無線通信端末PSはこれらを備えることはない。その為に、送信側が無線通信端末PSである場合には、基地局CSから無線通信端末PSに対して、再送時に使用するサブチャネル、変調方式及び符号化レートの割り当てが通知される。
次に、上記のように構成された本無線通信システムにおける基地局CSと無線通信端末PS間の通信動作について図5のシーケンスチャートを用いて説明する。以下の説明においても、基地局CSを送信側、無線通信端末PSを受信側と想定して説明する。また、基地局CSからMAC-PDU1(PHY-PDU1)〜MAC-PDU4(PHY-PDU4)までの4つのパケットを1グループ分のデータセットとして無線通信端末PSに送信する場合を想定する。
図5において、まず基地局CSは、無線通信端末PSとの通信接続を確立する際に予めスケジューリングしたサブチャネル、変調方式、及び符号化レートを用いて、PHY-PDU1を送信部9を介して無線通信端末PSに送信する(ステップS1)。無線通信端末PSは、受信部20を介して上記PHY-PDU1を受信し、PHY-PDU1は復調部21によって復調された後、最大比合成部22に出力される。この時、PHY-PDU1は再送パケットではないため、最大比合成されることなく誤り訂正復号部23を介してCRC検出部25に入力される。
ここで、CRC検出部25がPHY-PDU1のCRC誤り検出を行ってCRC誤りが検出されなかった場合を想定すると、H-ARQ再送要求部26は、H−ARQに関するACK信号を示すPHY-PDUを生成し、ACKチャネルを利用して変調部34及び送信部35を介して上記ACK信号を基地局CSに送信する(ステップS2)。一方、PHY-PDU1は、PHY-PDU解析部27を介してデータ再構築部28に入力される。
基地局CSは、受信部10を介して上記H−ARQに関するACK信号を無線通信端末PSから受信し、当該ACK信号は、復調部11及び誤り訂正復号部12を介してPHY-PDU解析部13に入力される。このPHY-PDU解析部13において、H-ARQ応答判定部13aは、上記ACK信号を示す受信PHY-PDUの解析の結果、当該受信PHY-PDU がH−ARQに関するACK信号であると判定し、当該判定結果を再送制御部14のH-ARQ制御部14aに出力する。H-ARQ制御部14aは、H-ARQ応答判定部14aの判定結果に基づき、受信PHY-PDU がH−ARQに関するACK信号であったので、次のパケット(MAC-PDU2)を無線通信端末PSに送信するようにスケジューラ2を制御する。これにより、基地局CSは、所定の下りサブチャネルで次のパケット(MAC-PDU2)をPHY-PDU2として無線通信端末PSに送信する(ステップS3)。
無線通信端末PSは、受信部20を介して上記PHY-PDU2を受信し、PHY-PDU2は復調部21によって復調された後、最大比合成部22に出力される。この時、PHY-PDU2は再送パケットではないため、最大比合成されることなく誤り訂正復号部23を介してCRC検出部25に入力される。
ここで、CRC検出部25がPHY-PDU2のCRC誤り検出を行ってCRC誤りが検出された場合を想定すると、H-ARQ再送要求部26は、H−ARQに関するNACK信号を示すPHY-PDUを生成し、ACKチャネルを利用して変調部34及び送信部35を介して上記NACK信号を基地局CSに送信する(ステップS4)。この時、受信バッファ24は、CRC検出部25の要求に応じて、CRC誤りが検出されたPHY-PDU2を保存する。なお、この場合、CRC誤りが検出されたPHY-PDU2は、上位層であるPHY-PDU解析部27等に送られない。
基地局CSは、受信部10を介して上記H−ARQに関するNACK信号を無線通信端末PSから受信し、当該NACK信号は、復調部11及び誤り訂正復号部12を介してPHY-PDU解析部13に入力される。このPHY-PDU解析部13において、H-ARQ応答判定部13aは、上記NACK信号を示す受信PHY-PDUの解析の結果、当該受信PHY-PDU がH−ARQに関するNACK信号であると判定し、当該判定結果を再送制御部14のH-ARQ制御部14aに出力する。H-ARQ制御部14aは、H-ARQ応答判定部13aの判定結果に基づき、受信PHY-PDU がH−ARQに関するNACK信号であったので、無線通信端末PSから再送要求のあったパケット(MAC-PDU2)をH−ARQ方式で再送するようにスケジューラ2を制御する。これにより、基地局CSは、所定の下り回線スロットで再送パケット(MAC-PDU2)を再送PHY-PDU2として無線通信端末PSに送信する(ステップS5)。ここで、再送PHY-PDU2の送信には前回CRC誤りが検出されたPHY-PDU2と同一のサブチャネル、変調方式及び符号化レートを使用する。
無線通信端末PSは、受信部20を介して上記再送PHY-PDU2を受信し、再送PHY-PDU2は復調部21によって復調された後、最大比合成部22に出力される。ここで、最大比合成部22は、再送PHY-PDU2と、受信バッファ24に保存されている前回CRC誤りが検出されたPHY-PDU2との最大比合成を行い、最大比合成ビット列を誤り訂正復号部23及び受信バッファ24に出力する。ここで、CRC検出部25が最大比合成ビット列のCRC誤り検出を行ってCRC誤りが検出されなかった場合を想定すると、H-ARQ再送要求部26は、H−ARQに関するACK信号を示すPHY-PDUを生成し、ACKチャネルを利用して変調部34及び送信部35を介して上記ACK信号を基地局CSに送信する(ステップS6)。一方、再送PHY-PDU2の最大比合成ビット列は、PHY-PDU解析部27を介してデータ再構築部28に入力される。
基地局CSは、無線通信端末PSからACK信号を受信すると、上記ステップS3と同様に、所定の下り回線スロットで次のパケット(MAC-PDU3)をPHY-PDU3として無線通信端末PSに送信する(ステップS7)。そして、無線通信端末PSは、上記ステップS4と同様に、受信PHY-PDU3にCRC誤りが検出され、NACK信号を基地局CSに送信したと想定する(ステップS8)。
このステップS8において、ACKチャネルの通信品質が劣化し、NACK信号を示すデータビットが反転した場合、つまり基地局CSにおいてNACK信号がACK信号と誤認される場合を想定する。この場合、基地局CSは、上記ステップS3と同様に、所定の下り回線スロットで次のパケット(MAC-PDU4)をPHY-PDU4として無線通信端末PSに送信する(ステップS9)。
そして、無線通信端末PSにおいて、受信PHY-PDU4は、再送パケットではないため、最大比合成されることなくCRC検出部25に入力される。ここで、CRC検出部25が受信PHY-PDU4のCRC誤り検出を行ってCRC誤りが検出されなかった場合を想定すると、H-ARQ再送要求部26は、H−ARQに関するACK信号を示すPHY-PDUを生成し、ACKチャネルを利用して変調部34及び送信部35を介して上記ACK信号を基地局CSに送信する(ステップS10)。
一方、受信PHY-PDU4は、PHY-PDU解析部27を介してデータ再構築部28に入力される。従って、データ再構築部28には、この時点でMAC-PDU1、MAC-PDU2、誤りを含んだMAC-PDU3及びMAC-PDU4の4つのパケットが入力され、MAC-PDUの1グループ分の順序整理を行った場合、MAC-PDU3が消失した状態、つまりパケットエラーが発生することになる。
データ順序判定部29は、1グループ分のMAC-PDUの順序判定を行うことによりパケットエラーを検出し、当該検出結果をMAC-ARQ再送要求部30に通知する(ステップS11)。MAC-ARQ再送要求部30は、上記パケットエラーの検出結果に基づき、パケットエラーが検出された場合は、MAC−ARQに関するNACK信号(MAC-PDU3の再送要求)を示すMAC-PDUを生成し、ACKチャネルを利用してPHY-PDU構築部32、誤り訂正符号化部33、変調部34及び送信部35を介して上記MAC−ARQに関するNACK信号を基地局CSに送信する(ステップS12)。
基地局CSは、受信部10を介して上記MAC−ARQに関するNACK信号を無線通信端末PSから受信し、当該NACK信号は、復調部11及び誤り訂正復号部12を介してPHY-PDU解析部13に入力される。このPHY-PDU解析部13において、MAC-ARQ応答判定部13bは、上記NACK信号を示す受信PHY-PDUの解析の結果、当該受信PHY-PDU がMAC−ARQに関するNACK信号であると判定し、当該判定結果を再送制御部14のMAC-ARQ制御部14bに出力する。MAC-ARQ制御部14bは、MAC-ARQ応答判定部13bの判定結果に基づき、受信PHY-PDU がMAC−ARQに関するNACK信号であったので、無線通信端末PSから再送要求のあったパケット(MAC-PDU3)をMAC−ARQ方式で再送するようにスケジューラ2を制御する(ステップS13)。
上記MAC−ARQ方式での再送において、スケジューラ2は、再送パケット(MAC-PDU3)の送信タイミングを所定時間遅らせる(具体的にはトラフィックの待ち行列の順番待ちにする)ように下り回線スロットの割り当てを行う。また、帯域割当部4は、前回のMAC-PDU3の送信時とは異なるサブチャネルを再送パケットに割り当て、通信管理部3は、伝送レートの低い変調方式を再送パケットに割り当てる。
上記のように、再送パケット(MAC-PDU3)の送信タイミングを遅らせることにより、時間経過による通信品質の改善(時間ダイバーシティー効果)が見込まれるため、再送パケットの受信成功及びNACK信号の受信成功の可能性が向上する。また、MAC−ARQ方式を用いることにより、前回のMAC-PDU3の送信時とは異なる変調方式を用いることができるため、伝送レートの低い(つまり通信品質の劣化に強い)変調方式を再送パケットに割り当てることにより、より確実に再送パケットの受信成功及びNACK信号の受信成功を期待できる。
さらに、前回のMAC-PDU3の送信時とは異なるサブチャネルを割り当てることにより、通信品質の改善(周波数ダイバーシティー効果)を期待でき、再送パケットの受信成功及びNACK信号の受信成功の可能性向上に寄与できる。このように前回のMAC-PDU3の送信時とは異なるサブチャネルを割り当てる場合、基地局CSが無線通信端末PSから帯域割当要求を受けた後、基地局CSが上り回線のキャリアセンスを行い、SINRが高いサブチャネルを優先的に割り当てることが望ましい。
すなわち、上り送信出力制御により、上り受信レベルがユーザ間で同じであることを前提にすると、サブチャネル間においても受信レベルは同じであると考えることができる。従って、サブチャネル毎に集計したSINRが高いサブチャネルは、干渉レベルが低い(通信品質が良い)と考えられる。以上のことから、SINRの高いサブチャネルを優先的に再送パケットに割り当てるようにする。SINR測定時は、ユーザを意識せずにサブチャネル単位で集計したSINRを判定に使用する。また、SINRは一定期間の平均値を使用し、古いSINRは使用しないようにする。
そして、基地局CSは、上記のように決定された再送パケット用のサブチャネルを示すMAP情報や符号化レート及び変調方式等の制御情報を含む物理層ヘッダを付加した制御用のPHY-PDUを構築し、無線通信端末PSへ送信する(ステップS14)。
無線通信端末PSにおいて、再送方式変更検出部27aは、ステップS14で受信した制御用のPHY-PDUの解析の結果、再送制御方式がH−ARQからMAC−ARQに変更されたことを検出すると、最大比合成部22、受信バッファ24、CRC検出部25、及びH-ARQ再送要求部26に対して動作停止状態に移行するように要求する(ステップS15)。
そして、基地局CSは、再送パケット(MAC-PDU3)の送信タイミングが到来すると、ステップS13で決定されたサブチャネルと、伝送レートの低い変調方式を用いてMAC-PDU3(PHY-PDU3)を無線通信端末PSに送信する(ステップS16)。無線通信端末PSにおいて、最大比合成部22、受信バッファ24、CRC検出部25、及びH-ARQ再送要求部26は動作停止状態であるため、受信されたPHY-PDU3はH−ARQの特徴的な処理を受けることなく、PHY-PDU解析部27及びデータ再構築部28を経てデータ順序判定部29に入力される。
ここで、PHY-PDU3の受信に成功し、再送されたMAC-PDU3と既に受信しているMAC-PDU1、MAC-PDU2及びMAC-PDU4とのグループ化に成功したと想定した場合、データ順序判定部29は、パケットエラーが検出されなかったことをMAC-ARQ再送要求部30に通知する(ステップS17)。MAC-ARQ再送要求部30は、MAC−ARQに関するACK信号を示すMAC-PDUを生成し、ACKチャネルを利用してPHY-PDU構築部32、誤り訂正符号化部33、変調部34及び送信部35を介して上記MAC−ARQに関するACK信号を基地局CSに送信する(ステップS18)。そして、上記のようにパケットエラーがなくグループ化に成功し順序整理されたMAC-PDU1〜MAC-PDU4は、上位層に出力される(ステップS19)。
以上のように、本実施形態における基地局CS及び無線通信端末PSとから構成される無線通信システムによれば、最初はH−ARQを用いて再送制御を行うことにより、H−ARQの特徴である高い通信速度、効率的なパケット誤り補償を実現し、通信品質が劣化してパケットエラーが発生した場合は、MAC−ARQに切り替え、再送パケットの送信タイミングの遅延やサブチャネルの変更、変調方式の低伝送レート化を行って、再送パケットの受信成功の確度を高めることにより、パケットエラーの発生を防止することが可能である。
なお、上記実施形態では、MAC−ARQを用いる場合に、再送パケットの送信タイミングの遅延やサブチャネルの変更、変調方式の低伝送レート化を同時に行ったが、これに限らず、送信タイミングの遅延のみを行った場合でも時間経過による通信品質の改善を期待できるので、パケットエラーの発生を防止する効果はある。しかしながら、より確実にパケットエラーの発生を防止するためには、上記実施形態のように、サブチャネルの変更、変調方式の低伝送レート化を同時に行うことが望ましい。
また、H−ARQを使用中にパケットエラーが発生した場合、MAC−ARQを使用せずに、時間を遅らせてH−ARQによって再送するような構成を採用しても良い。このような構成でも時間経過による通信品質の改善を期待できる。ただし、この場合は、H−ARQを使用して再送するため、サブチャネル及び変調方式を変更できない。
また、上記実施形態では、無線通信システムとして、時分割多重接続(TDMA)、時分割複信(TDD)に加えて直交周波数分割多重接続(OFDMA)を採用した場合を例示して説明したが、本無線通信システムはこれに限定されず、H−ARQを再送制御に用いる無線通信システムであれば適用可能である。
本発明の一実施形態における無線通信システムの構成概略図である。 本発明の一実施形態における無線通信システムのサブチャネル及びスロットの関係を示す模式図である。 本発明の一実施形態における基地局CS及び無線通信端末PSの構成ブロック図である。 本発明の一実施形態における変調部8の構成ブロック図である。 本発明の一実施形態における無線通信システムのシーケンスチャートである。
符号の説明
CS…基地局、PS…無線通信端末、1…QoS制御部、2…スケジューラ、3…通信管理部、4…帯域割当部、5、31…MAC-PDU構築部、6、32…PHY-PDU構築部、7、33…誤り訂正符号化部、8、34…変調部、9、35…送信部、10、20…受信部、11、21…復調部、12、23…誤り訂正復号部、13、27…PHY-PDU解析部、13a…H-ARQ応答判定部、13b…MAC-ARQ応答判定部、14…再送制御部、14a…H-ARQ制御部、14b…MAC-ARQ制御部、15、28…データ再構築部、22…最大比合成部、24…受信バッファ、25…CRC検出部、26…H-ARQ再送要求部、27a…再送方式変更検出部、29…データ順序判定部、30…MAC-ARQ再送要求部

Claims (12)

  1. 無線通信装置間でパケット通信を行い、それぞれの前記無線通信装置は受信したパケットに誤りがあるかどうかを検出する誤り検出手段と、該誤りを検出した場合には該パケットを再送信するパケット再送手段を備えた通信システムにおいて、
    受信パケットに誤り訂正処理を施した後、該誤り訂正処理を施した前記受信パケットに誤りがあるかどうかを検出する第1の誤り検出手段と、
    前記第1の誤り検出手段のあと、さらに前記誤り訂正処理を施した前記受信パケットの誤りを検出する第2の誤り検出手段と、
    前記第2の誤り検出結果に応じて送信側に該受信パケットと同一のパケットの再送信を要求する第2の再送要求手段と、
    該要求に対し送信側が該受信パケットと同一のパケットを再送信する再送手段と、
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記パケットの送信順序を決定するスケジューリング手段を備え、
    前記再送手段を用いて該送信パケットの再送信を行う場合には、
    該送信パケットの送信順序を前記スケジューリング手段によって決定し、前記再送手段を用いて該送信パケットの再送信を行うこと、
    を特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記パケット通信は無線通信装置間でOFDMA方式にて通信され、
    前記パケット通信が通信を行う通信チャネルを割り当てるチャネル割当手段を備え、
    前記再送手段を用いて該送信パケットの再送信を行う場合には、
    前記チャネル割当手段は、該再送信以前にパケットを送信した通信チャネルとは異なる通信チャネルを該再送手段を用いたパケットの再送信に割り当てる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記パケット通信は無線通信装置間でOFDMA方式にて通信され、
    前記パケット通信が通信を行う変調方式を決定する変調方式決定手段を備え、
    前記再送手段を用いて該送信パケットの再送信を行う場合には、
    前記変調方式決定手段は、該再送信以前にパケットを送信した変調方式とは異なる変調方式となるよう該再送手段を用いたパケットの再送信の変調方式を決定する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の通信システム。
  5. 前記変調方式決定手段は、前記再送手段を用いたパケットの再送信の際に決定する前記変調方式を、該再送信以前にパケットを送信した変調方式よりも伝送レートが低い変調方式となるように決定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  6. パケット通信を行い、
    受信パケットに誤り訂正処理を施した後、該誤り訂正処理を施した前記受信パケットに誤りがあるかどうかを検出する第1の誤り検出手段と、前記第1の誤り検出手段のあと、さらに前記誤り訂正処理を施した前記受信パケットの誤りを検出する第2の誤り検出手段と、前記第2の誤り検出結果に応じて該受信パケットと同一のパケットの再送信を要求する再送要求手段とを備えた無線通信端末からの
    前記パケットの再送信の要求に対し、前記受信パケットと同一のパケットを再送信する再送手段、
    を備えることを特徴とする基地局。
  7. 前記パケットの送信順序を決定するスケジューリング手段を備え、
    前記再送手段を用いて該送信パケットの再送信を行う場合には、
    該送信パケットの送信順序を前記スケジューリング手段によって決定し、前記再送手段を用いて該送信パケットの再送信を行うこと、
    を特徴とする請求項6に記載の基地局。
  8. 前記パケット通信は自基地局と前記無線通信端末間でOFDMA方式にて通信され、
    前記パケット通信が通信を行う通信チャネルを割り当てるチャネル割当手段を備え、
    前記再送手段を用いて該送信パケットの再送信を行う場合には、
    前記チャネル割当手段は、該再送信以前にパケットを送信した通信チャネルとは異なる通信チャネルを該再送手段を用いたパケットの再送信に割り当てる、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の基地局。
  9. 前記パケット通信は自基地局と前記無線通信端末間でOFDMA方式にて通信され、
    前記パケット通信が通信を行う変調方式を決定する変調方式決定手段を備え、
    前記再送手段を用いて該送信パケットの再送信を行う場合には、
    前記変調方式決定手段は、該再送信以前にパケットを送信した変調方式とは異なる変調方式となるよう該再送手段を用いたパケットの再送信の変調方式を決定する、
    ことを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載の基地局。
  10. 前記変調方式決定手段は、前記再送手段を用いたパケットの再送信の際に決定する前記変調方式を、該再送信以前にパケットを送信した変調方式よりも伝送レートが低い変調方式となるように決定する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の基地局。
  11. パケット通信を行い、
    受信パケットに誤り訂正処理を施した後、該誤り訂正処理を施した前記受信パケットに誤りがあるかどうかを検出する第1の誤り検出手段と、
    前記第1の誤り検出手段のあと、さらに前記誤り訂正処理を施した前記受信パケットの誤りを検出する第2の誤り検出手段と、
    前記第2の誤り検出結果に応じて該受信パケットと同一のパケットの再送信を基地局に対して要求する再送要求手段と、
    を備えることを特徴とする無線通信端末。
  12. 無線通信装置間でパケット通信を行い、それぞれの前記無線通信装置は受信したパケットに誤りがあるかどうかを検出し、該誤りを検出した場合には該パケットを再送信する通信方法において、
    受信パケットに誤り訂正処理を施した後、該誤り訂正処理を施した前記受信パケットに誤りがあるかどうかを検出する第1ステップと、
    前記第1ステップのあと、さらに前記誤り訂正処理を施した前記受信パケットの誤りを検出する第2ステップと、
    前記第2ステップの誤り検出結果に応じて送信側に該受信パケットと同一のパケットの再送信を要求する第3ステップと、
    該要求に対し送信側が該受信パケットと同一のパケットを再送信する第4ステップと、
    を有することを特徴とする無線通信方法。
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