JP2008065413A - 移動通信体及び情報案内サーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯電話機のインターネット閲覧や電子決済などの使用履歴を生かし、携帯電話機ユーザの嗜好に合った情報をタイムリーに提供する。
【解決手段】携帯電話によるインターネット閲覧や買物で購入した商品とそれに関する情報の履歴を整理して携帯電話ユーザの嗜好情報として蓄積記憶しておく。この蓄積記憶された嗜好情報と、推奨要請があった時点の時刻や携帯電話の位置情報などを参照して推論を行い、その結果を推奨情報として携帯電話機の画面に文字、又は写真や地図などの画像情報として出力表示することにより、多数の事例候補の中から携帯電話ユーザの好みに合った推奨商品とこれに関する情報を素早くかつタイムリーに案内する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話機又はPDA(Personal Digital
Assistants)等の移動通信体及びこの移動通信体と通信して情報を移動通信体に提供する情報案内サーバに関し、特に、ユーザの個人属性情報(嗜好情報又は身体情報等)を有効に利用することができる移動通信体及び情報案内サーバに関するものである。
近年、携帯電話機の普及が進むとともに携帯電話機の機能は単なる電話機能に限らず、インターネット閲覧機能、電子マネー機能やクレジット機能などの決済機能を備えるものが増加してきている。
電子通貨による買物に関する取引履歴情報をICカードに記憶し、この取引履歴情報から顧客の平均的な購買パターンを算出し、このパターンから大きく外れる場合には自動的に注意を促してヒューマンエラーを防止する電子通貨決済システムが知られている(特許文献1参照)
特開平09−237298号公報
しかし、この電子通貨決済システムはヒューマンエラー防止機能を有するだけであり、記憶されている情報がユーザの個人属性情報として生かされていない。
本発明は、上記問題点に鑑み、ユーザの個人属性情報を有効に利用することができる移動通信体及び情報案内サーバを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載した移動通信体は、商品の検索履歴又は購入履歴から、該商品の分類に基づく個人属性情報を記憶する個人属性情報記憶手段と、該個人属性情報記憶手段から読み出される個人属性情報に応じた情報を作成する制御手段と、該制御手段によって作成された情報を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載した移動通信体は、商品の検索履歴又は購入履歴から、該商品の分類に基づく個人属性情報を記憶する個人属性情報記憶手段と、該個人属性情報記憶手段から読み出される個人属性情報を情報案内サーバに送信し、該情報案内サーバから情報を受信する通信手段と、該通信手段によって受信した情報を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項3に記載した移動通信体は、前記個人属性情報記憶手段は、商品を購入した地理的位置及び商品を購入した時間に関する情報を前記分類と共に個人属性情報として記憶することを特徴とする。
また、請求項4に記載した移動通信体は、前記個人属性情報記憶手段に手動で個人属性情報を入力する入力手段を更に備えることを特徴とする。
また、請求項5に記載した情報案内サーバは、移動通信体から商品の分類に基づく個人属性情報を受信する通信手段と、該通信手段によって受信した個人属性情報に応じた情報を作成する制御手段とを備え、前記通信手段は、該制御手段によって作成された情報を前記移動通信体に送信することを特徴とする。
また、請求項6に記載した情報案内サーバは、前記個人属性情報は、商品を購入した地理的位置及び商品を購入した時間に関する情報を前記分類と共に有することを特徴とする。
請求項1に記載した本発明の移動通信体によれば、移動通信体のユーザの嗜好などに合う情報を容易かつタイムリーに検索したり入手したりすることができる。
請求項2に記載した本発明の移動通信体によれば、移動通信体のユーザの嗜好などに合う情報を、簡易な構成により容易かつタイムリーに検索したり入手したりすることができる。
請求項3に記載した本発明の移動通信体によれば、移動通信体のユーザの嗜好などに合い、かつユーザのいる場所や時刻に適した情報を容易かつタイムリーに検索したり入手したりすることができる。
請求項4に記載した本発明の移動通信体によれば、移動通信体のユーザの意思に従ったユーザの嗜好などに合う情報を容易かつタイムリーに検索したり入手したりすることができる。
請求項5に記載した本発明の情報案内サーバによれば、移動通信体のユーザの嗜好などに合う情報を、簡易な移動通信体により容易かつタイムリーに検索したり入手したりすることができる。
請求項6に記載した本発明の情報案内サーバによれば、移動通信体のユーザの嗜好などに合い、かつユーザのいる場所や時刻に適した情報を容易かつタイムリーに検索したり入手したりすることができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について、移動通信体として携帯電話機を例にして詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1による携帯電話機の構成を示す図である。
同図で携帯電話機1は、推論手段2、推奨情報記憶メモリ3、嗜好データ蓄積手段4、事例データベース5、通信手段11、表示画面12、位置検知手段13、時刻検知手段14、操作ボタン15、インターネット閲覧手段16、電子決済手段17、携帯電話用アンテナ111、及びGPSアンテナ161を備える。
上記で、通信手段11、表示画面12、位置検知手段13、時刻検知手段14、操作ボタン15、インターネット閲覧手段16、及び電子決済手段17は、携帯電話用アンテナ111、GPSアンテナ161とともに通常に市販されているいわゆる携帯電話に備えられているものであり、本発明ではこれらをそのまま使用する。
推論手段2、推奨情報記憶メモリ3、嗜好データ蓄積手段4、及び事例データベース5は通常に市販されているいわゆる携帯電話に備えられているユーザアプリケーション用エリアにソフトウェアプログラムとして、又は記憶領域として確保収容される。
図2は、実施例1による嗜好データ蓄積手段4に含まれる嗜好データ7s、及び事例データベース5に含まれる事例データ7jの構造を示す図である。それぞれ分類記号71s、71j、内容情報72s、72j、位置情報73s、73j、時刻情報74s、74j、付帯情報75s、75jを含んでいる。これらの詳細は後述する。
図3は、実施例1による嗜好データ7sのデータ生成手順を説明するフローチャートである。図4は、実施例1による推論手順を説明するフローチャートである。
以下、図1〜図4を用いて携帯電話機1の動作を詳細に説明する。
図3のデータ生成フローチャートはデータ生成手順60と再分類手順61からなる。
携帯電話機1のインターネット閲覧手段16を使用して例えば店舗情報や商品情報を閲覧したり、電子決済手段17を使用して買物などを行うと、推論手段2はデータ生成手順60に従い、結果読出手順601でその結果を読出し、整理手順602でこの結果に含まれている情報を図2(a)に示す内容情報72s、位置情報73s、時刻情報74s、付帯情報75sのような形に整理する。
商品分類推定手順603は、整理手順602で抽出した内容情報72sに含まれる商品名が例えば総務省の定める日本標準商品分類のどの分類に属するかを推定し、この推定結果に従って上記日本標準商品分類商品記号に準じた記号を分類記号71sと決定する。
データ生成手順604は、上記手順で得られた分類記号71s、内容情報72s、位置情報73s、時刻情報74s、付帯情報75sを嗜好データ7sとして生成し、嗜好データ蓄積手段4に追加記憶する。
その結果、嗜好データ7sの分類記号71sには上記で決定した分類記号が、内容情報72sには例えばインターネットで閲覧又は買物をした店名や品名などが、位置情報73sには閲覧や買物をした店の所在地が、時刻情報74sには閲覧や買物をした時刻又は空欄が、付帯情報75sには特記事項又は空欄などが記憶されている。
上記した記憶は上記閲覧又は買物の都度行われるので、通常、嗜好データ蓄積手段4には複数の嗜好データ7sが記憶されている。
通常、再分類手順61の再分類判断手順611はNO側が選択されるが、嗜好データ蓄積手段4に蓄積される嗜好データ7sの数がいずれかの分類について所定値よりも増加した場合は、再分類判断手順611は、この増加を検知してYES側を選択し、細展開手順612は、その分類を下位の細分類に展開する。
先に例示した総務省の定める日本標準商品分類は、日本国内に存在する全ての商品を分類し、上位の大分類から中位の中分類、更にはその下位へと層構造に細分化する構造を持っているので細展開手順612の操作には好適である。
したがって、商品分類推定手順603は前記日本標準商品分類又はそれと類似の分類体系を使用して、当初は上記大分類に従って整理手順602で抽出した内容情報72sに含まれる商品名を分類して分類記号71sを付し、その分類記号71sの中で同一分類が増加したものについて更に下位の分類へと細分化した分類記号を付す。再分類手順613では、嗜好データ蓄積手段4及び後述する事例データベース5に含まれるその分類が付与されているすべての嗜好データ7s及び事例データ7jを再分類付与する。
事例データベース5には、予め複数の事例データ7jが記憶されている。
事例データ7jの構造は、図2(b)に示すように嗜好データ7sの構造と同じ形であり、それぞれの項目も同じである。
分類記号71jには例えば総務省の定める日本標準商品分類に従った商品記号に準じた記号が、内容情報72jには例えば店名や在庫品名などが、位置情報73jには例えば店の所在地が、時刻情報には例えば開店時間帯が、付帯情報75jには例えばお勧め情報や混雑情報、商品の写真情報や店周辺の地図情報などを含む情報データが記憶されている。
事例データベース5に記憶される事例データ7jは、予め調査を行った結果を上記の形に整理して作成する。または、嗜好データ7sそれぞれにつき分類記号71s〜付帯情報75sを参照してインターネット検索することにより、例えば同一店名や関連店舗などの店の所在地を知って新しい事例データ7jを生成したり、又はすでに存在する事例データ7jに追記したりして生成しても良い。また、上記と同様の手順で類似商品を販売している別の店やその関連の店を検索して新しい事例データを生成したりすでに存在する事例データ7jに追記したりして生成しても良い。
事例データベース5は必要に応じて不図示の手段により更新することができる。
図4の推論フローチャートは、条件読出手順80、推論手順81、結果出力手順82からなる。
操作ボタン読出手順801は、携帯電話機1のユーザが操作ボタン15を操作して情報案内を要求していることを知り、動作を開始する。
位置読出手順802は、GPSアンテナ161に到来するGPS信号を捉えた位置検知手段13が検知したその時点の携帯電話機1の存在位置を読出して推論手段2に供給する。
時刻読出手順803は、携帯電話機1が内蔵している図示していない時計又はGPS信号に含まれている時刻情報中から時刻検知手段14が検知したその時点の時刻を読出して推論手段2に供給する。
推論1(事例データ候補抽出) 手順811で、推論手段2は事例データベース5に含まれる複数の事例データ7jの位置情報73j及び時刻情報74jと条件読出手順80で読出されたその時点の携帯電話機1の存在位置と時刻を照合し、これに合致する事例データ7jを抽出して事例データベース5から読出す。
推論2(嗜好データ候補抽出)手順812で、推論手段2は嗜好データ蓄積手段4に含まれる複数の嗜好データ7sに含まれる位置情報73s及び時刻情報74sのそれぞれと条件読出手順80で読出されたその時点の携帯電話機1の存在位置と時刻を照合し、これに合致する嗜好データ7sを抽出して嗜好データ蓄積手段4から読出す。
推論3(推奨情報確立)手順813で、推論手段2は推論1(事例データ候補抽出) 手順811で抽出された事例データ7jと推論2(嗜好データ候補抽出)手順812で抽出された嗜好データ7sを照合し、合致する事例データ7jを携帯電話機1のユーザの好みに合う推奨情報として確定する。推論2(嗜好データ候補抽出)手順812において、照合の結果、合致する嗜好データ7sが存在しない場合、及び、推論3(推奨情報確立)手順813において、照合の結果、合致する嗜好データ7sが存在しない場合には、推論1(事例データ候補抽出) 手順811において抽出された事例データ7jが推奨情報となる。
なお、上記条件読出手順80及び推論手順81で、操作ボタン15の操作は携帯電話機1のユーザの情報案内要求により動作を開始するために行うとしたが、携帯電話機1のユーザが操作ボタン読出手順801中又は上記条件読出手順80〜推論手順81の任意の手順中に好みの分類や具体的な商品名や店名などの条件を手動操作により入力し、この入力された条件を加味して事例データ7jを読出すことにより、より速く正確に推論手順81を行うことができる。
推論3(推奨情報確立)手順813で確定された上記推奨情報は、推奨情報記憶メモリ書込手順814で推奨情報記憶メモリ3に記憶され、結果出力手順82で表示画面12に表示される。
結果出力手順82で表示画面12に表示される1又は複数の事例データ7jは、文字や、写真、地図などの画像情報として、同時に、又は順々に表示画面12に表示される。
なお、上記の説明で推論1(事例データ候補抽出) 手順811〜推論3(推奨情報確立)手順813での照合は、条件に合致するデータが抽出又は選定されるとしたが、完全な合致でなくても良いのは言うまでもない。
例えば、推論1(事例データ候補抽出) 手順811で、時刻読出手順803で読出されるその時点の時刻が時刻情報74jに含まれる開店時間帯の中にあれば合致したと推論して良い。また、推論1(事例データ候補抽出) 手順811で、位置読出手順802で読出される位置が例えば同一の町名であるなど、位置情報73jに含まれる位置に近ければ合致したと推論して良い。
また、推論3(推奨情報確立)手順813で、推論手段2は推論1(事例データ候補抽出) 手順811で抽出された事例データ7jと推論2(嗜好データ候補抽出)手順812で抽出された嗜好データ7sを照合する際、位置情報73jと73s、時刻情報74jと74sは照合しなくても良い。
また、嗜好データ7s又は事例データ7jに含まれるデータに一部が空欄である場合には、その空欄を無視して照合しても良い。
また、推論1(事例データ候補抽出) 手順811〜推論3(推奨情報確立)手順813での照合は、分類記号71j〜付帯情報75j又は分類記号71s〜付帯情報75sに含まれるそれぞれの項目に重要視又は軽視の度合いを表す重み係数を掛けてから照合してもよい。
また、推論1(事例データ候補抽出) 手順811〜推論3(推奨情報確立)手順813は、それぞれの項目にメンバシップ関数を定義し、これを用いたファジイ推論を行っても良い。
また、推論1(事例データ候補抽出) 手順811〜推論3(推奨情報確立)手順813は、分類記号71j〜付帯情報75j又は分類記号71s〜付帯情報75sに含まれるそれぞれ又は一部の項目を指定し、これに合致する記憶内容を探索するいわゆる双方向連想記憶(BAM:bidirectional associative memory)による推論としても良い。
また、携帯電話機1の中に事例データベース5を設けず、図4の推論1(事例データ候補抽出) 手順811を省略することも可能である。この場合、事例データ候補7jがないので、推論手順81は推論2(嗜好データ候補抽出) 手順812の結果だけで推論3(推奨情報確立)手順813を実行することになり、嗜好データ蓄積手段4に蓄積された嗜好データ7sの中から推奨情報を確立することになるが、この場合も携帯電話機1のユーザの嗜好に合い、かつユーザのいる場所や時刻に適した情報を容易かつタイムリーに提供することができる。
以上、図1〜図4を用いて詳細に説明したように、本発明の携帯電話機によれば、携帯電話機のユーザの嗜好に合い、かつユーザのいる場所や時刻に適した情報を容易かつタイムリーに検索したり入手したりすることができる。
図5は、本発明の実施例2による情報案内サーバの構成を示す図である。
同図で情報案内サーバ20は通信手段21、推論手段22、位置検知手段23、時刻検知手段24、嗜好データベース25、推奨情報記憶メモリ26、及び事例データベース27を備える。
情報案内サーバ20は通信手段21を経由して携帯電話機1000と接続されている。携帯電話機1000はインターネット閲覧機能や電子決済機能を有する通常の携帯電話機であり、本実施例の一部ではないが、説明の便宜上、図5に示した。
図6は、実施例2による嗜好データ7sのデータ生成手順を説明するフローチャートである。図7は、実施例2による推論手順を説明するフローチャートである。
図5に示した情報案内サーバ20の機能は、通常の携帯電話機1000のインターネット閲覧機能を使用して情報案内サーバ20と接続し、情報案内サーバ20が図3及び図4で説明したデータ生成手順60、再分類手順61、推論手順81などの大部分を肩代わりすることにより、通常の携帯電話機1000を使用して携帯電話機1と同様にユーザの嗜好に合った1又は複数の事例データ7jを推論によって抽出し、推奨情報として確定して出力するという動作を可能にする。
以下の説明で、情報案内サーバ20と携帯電話機1000は携帯電話機1000の不図示のインターネット閲覧機能と通信手段21により接続されているものとする。
また、後述の嗜好データベース25に記憶される嗜好データの生成方法や構造は図2に示した携帯電話機1の嗜好データ蓄積手段4に含まれる嗜好データ7sと同じであり、以下特に説明の混乱を招く恐れがない限り同一の記号である7s、71s〜75sを使用して説明を行う。
また、後述の事例データベース27に記憶される事例データの生成方法や構造は図2に示した携帯電話機1の事例データベース5に含まれる事例データ7jと同じであり、以下特に説明の混乱を招く恐れがない限り同一の記号である7j、71j〜75jを使用して説明を行う。
図6のデータ生成フローチャートはデータ生成手順60sと再分類手順61sからなる。
携帯電話機1000の不図示のインターネット閲覧機能を使用して例えば店舗情報や商品情報を閲覧したり、不図示の電子決済手段を使用して買物などを行うと、推論手段22はデータ生成手順60sに従い、結果読出手順601sでその結果を読出し、整理手順602sでこの結果に含まれている情報を図2(a)に示す内容情報72s、位置情報73s、時刻情報74s、付帯情報75sのような形に整理する。
商品分類推定手順603sは、整理手順602sで抽出した内容情報72sに含まれる商品名が例えば総務省の定める日本標準商品分類のどの分類に属するかを推定し、この推定結果に従って上記日本標準商品分類商品記号に準じた記号を分類記号71sと決定する。
データ生成手順604sは、上記手順でえられた分類記号71s、内容情報72s、位置情報73s、時刻情報74s、付帯情報75sを嗜好データ7sとして生成し、嗜好データベース25に追加記憶する。
その結果、嗜好データ7sの分類記号71sには上記で決定された分類記号が、内容情報72sには例えばインターネットで閲覧又は買物をした店名や品名などが、位置情報73sには閲覧や買物をした店の所在地が、時刻情報74sには閲覧や買物をした時刻又は空欄が、付帯情報75sには特記事項又は空欄などが記憶されている。
上記した記憶は上記閲覧又は買物の都度行われるので、通常、嗜好データベース25には複数の嗜好データ7sが記憶されている。
通常、再分類判断手順611sはNO側が選択されるが、嗜好データベース25に蓄積される嗜好データ7sの数がいずれかの分類について所定値よりも増加した場合は、再分類判断手順611sは、この増加を検知してYES側を選択し、細展開手順612sは、その分類を下位の細分類に展開する。
したがって、商品分類推定手順603sは前記日本標準商品分類又はそれと類似の分類体系を使用して、当初は上記大分類に従って整理手順602sで抽出した内容情報72sに含まれる商品名を分類して分類記号71sを付し、その分類記号71sの中で同一分類が増加したものについて更に下位の分類へと細分化した分類記号を付す。再分類手順613sでは、嗜好データベース25及び後述する事例データベース27に含まれるその分類が付与されているすべての嗜好データ7s及び事例データ7jを再分類付与する。
事例データベース27には、予め複数の事例データ7jが記憶されている。
事例データ7jの構造は、図2(b)に示すように嗜好データ7sの構造と同じ形であり、それぞれの項目も同じである。
分類記号71jには例えば総務省の定める日本標準商品分類に従った商品記号に準じた記号が、内容情報72jには例えば店名や在庫品名などが、位置情報73jには例えば店の所在地が、時刻情報には例えば開店時間帯が、付帯情報75jには例えばお勧め情報や混雑情報、商品の写真情報や店周辺の地図情報などを含む情報データが記憶されている。
事例データベース27に記憶されている事例データ7jは、予め調査を行った結果を上記の形に整理して作成する。または、嗜好データ7sそれぞれにつき分類記号71s〜付帯情報75sを参照してインターネット検索することにより、例えば同一店名や関連店舗などの店の所在地を知って新しい事例データ7jを生成したり、又はすでに存在する事例データ7jに追記したりして生成しても良い。また上記と同様の手順で類似商品を販売している別の店やその関連の店を検索して新しい事例データを生成したりすでに存在する事例データ7jに追記したりして生成しても良い。
事例データベース27は必要に応じて不図示の手段により更新することができる。
図7の推論フローチャートは条件読出手順80、推論手順81、結果出力手順82からなる。
操作ボタン読出手順801sは、携帯電話機1000のユーザが操作ボタン15を操作して情報案内を要求していることを通信手段21を経由して知り、動作を開始する。
位置読出手順802sは、携帯電話機1000が内蔵している例えばGPS機能などで検知したその時点の携帯電話機1000の存在位置を位置検知手段23に記憶するとともにこの存在位置を読出して推論手段2に供給する。
時刻読出手順803は、携帯電話機1000からの時刻情報、又は情報案内サーバが独自に検知したその時点の時刻を時刻検知手段24に記憶すると共にこの時刻を読出して推論手段22に供給する。
推論1(事例データ候補抽出) 手順811sで、推論手段22は事例データベース27に含まれる複数の事例データ7jの位置情報73j及び時刻情報74jと条件読出手順80sで読出されたその時点の携帯電話機1000の存在位置と時刻を照合し、これに合致する事例データ7jを抽出して事例データベース27から読出す。
推論2(嗜好データ候補抽出)手順812sで、推論手段22は嗜好データベース25に含まれる複数の嗜好データ7sに含まれる位置情報73s及び時刻情報74sのそれぞれと条件読出手順80sで読出されたその時点の携帯電話機1000の存在位置と時刻を照合し、これに合致する事例データ7jを抽出して嗜好データベース25から読出す。
推論3(推奨情報確立)手順813sで、推論手段22は推論1(事例データ候補抽出) 手順811sで抽出された事例データ7jと推論2(嗜好データ候補抽出)手順812sで抽出された嗜好データ7sを照合し、合致する事例データ7jを携帯電話機1000のユーザの好みに合う推奨情報として確定する。推論2(嗜好データ候補抽出)手順812sにおいて、照合の結果、合致する嗜好データ7sが存在しない場合、及び、推論3(推奨情報確立)手順813sにおいて、照合の結果、合致する嗜好データ7sが存在しない場合には、推論1(事例データ候補抽出) 手順811sにおいて抽出された事例データ7jが推奨情報となる。
なお、上記条件読出手順80s及び推論手順81sで、携帯電話機1000の不図示の操作ボタン操作は携帯電話機1000のユーザの情報案内要求により動作を開始するために行うとしたが、携帯電話機1000のユーザが操作ボタン読出手順801s中又は上記条件読出手順80s〜推論手順81sの任意の手順中に好みの分類や店名などの条件を手動操作により入力すると、この操作は通信手段21を経由して推論手段22に到達し、推論手順81sはこの入力された条件を加味して事例データ7jを読出すことができるので、より速く正確に推論手順81sを行うことが可能である。
推論3(推奨情報確立)手順813sで確定された上記推奨情報は、推奨情報記憶メモリ書込手順814sで推奨情報記憶メモリ26に記憶され、結果出力手順82sで通信手段21を経由して携帯電話機1000の不図示の表示画面に文字、写真、地図などとして、同時に、又は順々に表示画面12に表示される。
また、情報案内サーバ20の中に事例データベース27を設けず、図6の推論1(事例データ候補抽出) 手順811sを省略することも可能である。この場合、事例データ候補7jがないので、推論手順81sは推論2(嗜好データ候補抽出) 手順812の結果で推論3(推奨情報確立)手順813を実行することになり、嗜好データベース25に蓄積された嗜好データ7sの中から推奨情報を確立することになるが、この場合も携帯電話機1のユーザの嗜好に合い、かつユーザのいる場所や時刻に適した情報を容易かつタイムリーに提供することができる。
以上詳細に説明したように、本発明の実施例2による情報案内サーバ20によれば、通常の携帯電話機のインターネット閲覧機能を使用して情報案内サーバ20と交信することにより携帯電話機のユーザの嗜好に合い、かつユーザのいる場所や時刻に適した推奨情報を容易かつタイムリーに検索したり入手したりすることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではない。
図5の情報案内サーバの嗜好データベース25には携帯電話機1000の閲覧の記録や買物などの記録を追加蓄積するとしたが、情報案内サーバ20に不図示の第二の通信手段を具備し、この第二の通信手段から例えば携帯電話機1000のユーザのパソコンなどの閲覧の記録や買物などの記録も嗜好データ7sとして追加蓄積することができる。このようにすると、嗜好データベース25が充実するので、更に携帯電話機のユーザの嗜好に合い、かつユーザのいる場所や時刻に適した情報を容易かつタイムリーに検索したり入手したりすることができる。
また、図1に示した携帯電話機1と図4に示した情報案内サーバを組み合わせた構成とし、上記充実した嗜好データベース25の内容を通信手段21を経由して携帯電話機1の嗜好データ蓄積手段4に反映させることにより、なお一層携帯電話機のユーザの嗜好に合い、かつユーザのいる場所や時刻に適した情報を容易かつタイムリーに検索したり入手したりすることができる。
なお、上記の説明では物品に関するインターネット閲覧や買物について説明したが、本発明の携帯電話機や情報案内サーバはそれ以外の目的にも使用できるのは言うまでもない。例えば、観光地の選定や観光内容の検討、スポーツに関する場所選びや内容、遊園地や遊技場などの案内に関して推奨情報を入手するなど、その応用範囲は広い。また、結果出力手順82、82sの出力先として上記では携帯電話機の表示画面の例を説明したが、出力する情報は文字、写真、地図などの画像情報に限るものではない。
例えば白杖者への音声案内、騒音の大きな環境下での使用には音声情報を出力とするのが有効である。
また、上記の説明で事例データ7jに含まれる商品の写真情報や店周辺の地図情報は画像データそのものでも良いし、その画像情報が格納されているエントリー番地をデータとしても良い。
実施例1による携帯電話機の構成を示す図である。 実施例1による嗜好データ及び事例データの構造を示す図である。 実施例1によるデータ生成手順を説明するフローチャートである。 実施例1による推論手順を説明するフローチャートである。 実施例2による情報案内サーバの構成を示す図である。 実施例2によるデータ生成手順を説明するフローチャートである。 実施例2による推論手順を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 携帯電話機
2 推論手段
3 推奨情報記憶メモリ
4 嗜好データ蓄積手段
5 事例データベース
11 通信手段
12 表示手段
13 位置検出手段
14 時刻検出手段
15 操作ボタン
16 インターネット閲覧手段
17 電子決済手段
20 情報案内サーバ
21 通信手段
22 推論手段
23 位置検出手段
24 時刻検出手段
25 嗜好データベース
26 推奨情報記憶メモリ
27 事例データベース

Claims (6)

  1. 商品の検索履歴又は購入履歴から、該商品の分類に基づく個人属性情報を記憶する個人属性情報記憶手段と、
    該個人属性情報記憶手段から読み出される個人属性情報に応じた情報を作成する制御手段と、
    該制御手段によって作成された情報を表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする移動通信体。
  2. 商品の検索履歴又は購入履歴から、該商品の分類に基づく個人属性情報を記憶する個人属性情報記憶手段と、
    該個人属性情報記憶手段から読み出される個人属性情報を情報案内サーバに送信し、該情報案内サーバから情報を受信する通信手段と、
    該通信手段によって受信した情報を表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする移動通信体。
  3. 前記個人属性情報記憶手段は、商品を購入した地理的位置及び商品を購入した時間に関する情報を前記分類と共に個人属性情報として記憶することを特徴とする請求項1又は2記載の移動通信体。
  4. 前記個人属性情報記憶手段に手動で個人属性情報を入力する入力手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の移動通信体。
  5. 移動通信体から商品の分類に基づく個人属性情報を受信する通信手段と、
    該通信手段によって受信した個人属性情報に応じた情報を作成する制御手段と
    を備え、前記通信手段は、該制御手段によって作成された情報を前記移動通信体に送信することを特徴とする情報案内サーバ。
  6. 前記個人属性情報は、商品を購入した地理的位置及び商品を購入した時間に関する情報を前記分類と共に有することを特徴とする請求項5記載の情報案内サーバ。
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