JP2008063766A - 組立ブース - Google Patents

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Shuichi Matsumoto
修一 松本
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Abstract

【課題】空調機能を備え、設置現場への搬入、組立が容易で、内部スペースの変更も可能であり、空調装置や通気経路の配置も変更可能な組立ブースを提供する。
【解決手段】組立ブース10は、断面形状の等しい複数の棒材の端面を連結具を介して他の棒材の外周面に着脱可能に固定して組み立てられた格子構造本体10aと、この格子構造本体10aの上面10uおよび背面10rに沿って複数の棒材および連結具を用いて形成された格子構造副体10bと、格子構造本体10aおよび格子構造副体10bにおいて複数の棒材によって囲まれた複数の領域内にそれぞれ着脱可能に嵌め込まれた複数のパネル材と、を備えている。格子構造副体10b内には、空調装置23と、格子構造本体10a内へ送風する給気装置12とが配置され、格子構造本体10aの背面10rと格子構造副体10bとの境界面に連通口24が設けられている。
【選択図】図7

Description

本発明は、工場などの建物内に他の領域から区画された空間を形成することのできる組立ブースに関する。
工場などの建物内にクリーンルームなどの区画された領域を形成する際に使用される組立ブースは、従来、様々なデザイン、形状のものが提案されているが、本願に関連するものとして、例えば、特許文献1〜4に記載されたものがある。
特許文献1記載の「作業用ブース」は、メイン支柱に複数の壁パネル、天井パネルおよび床パネルを組み付けて作業空間が形成される。特許文献2記載の「パネル組み立て式クリーンルーム」は、複数の断熱パネルを組み合わせることによって部屋が形成され、この部屋内にエアコンディショナーが配置されている。特許文献3記載の「室内組立家屋」は、床面に取り付けられる巾木と、この巾木に取り付けられる壁パネルと、この壁パネルの上部に取り付けられる天井パネルとによって形成され、前室と隣接する機械室内にエアコンディショナーが配置されている。特許文献4記載の「クリーンブース」は、中間に空気層が形成されるように隔離して設けた二重のシート材によって周囲を遮蔽して形成され、作業ブースに隣接して空調ユニットが配置されている。
特開平10−8753号公報 特開平11−148691号公報 特開2002−97808号公報 実開平6−18821号公報
特許文献1〜4記載の組立ブースはいずれも構成部材の種類が多いため、設置現場への搬入および組立に多大な労力と時間を要している。また、設置現場の広さや使用条件に合わせて、その内部スペースを変更することも困難である。
一方、特許文献2,3,4記載の組立ブースはいずれもエアコンディショナーを備えているが、特許文献2記載の組立ブースの場合、エアコンディショナーがブース内の壁面に設置されているだけであるため、空調ムラが生じやすく、空調効率が悪い。また、特許文献3,4記載の組立ブースの場合、エアコンディショナーから供給される調和空気を循環させるための通気経路が複雑であるため、設置現場での組立や移動などの際に多大な手間を要する。また、設置現場の状況に応じて、空調装置や通気経路の配置を変更することが困難である。
本発明が解決しようとする課題は、空調機能を備え、設置現場への搬入、組立が容易で、内部スペースの変更も可能であり、空調装置や通気経路の配置も変更可能な、組立ブースを提供することにある。
本発明の組立ブースは、断面形状の等しい複数の棒材の端面を連結具を介して他の棒材の外周面に着脱可能に固定して組み立てられた格子構造本体と、前記格子構造本体の上面および外周面の少なくとも一部に沿って前記棒材および前記連結具を用いて形成された格子構造副体と、前記格子構造本体および前記格子構造副体において前記棒材で囲まれた複数の領域内にそれぞれ着脱可能に嵌め込まれたパネル材と、を備え、
前記格子構造副体内に、空調装置と、前記格子構造本体の上面と前記格子構造副体との境界から前記格子構造本体内へ送風する給気装置とを設け、前記格子構造本体の外周面と前記格子構造副体との境界に連通口を設けたことを特徴とする。
このような構成とすれば、断面形状の等しい複数の棒材を縦横に組み合わせ、連結具を用いて棒材の端面を他の棒材の外周面に固定して格子構造本体および格子構造副体を形成するとともに、前記格子構造副体内に空調装置を配置し、前記格子構造本体の上面と前記格子構造副体との境界面に前記格子構造本体内への送風手段を設け、前記格子構造本体の外周面と前記格子構造副体との境界面に連通口を設け、棒材で囲まれた領域にパネル材を嵌め込んでいくだけで簡単に組立ブースを構築することができる。
また、格子構造副体内に配置された空調装置で温度調整された調和空気は給気装置によって格子構造本体内へ送り込まれるとともに、格子構造本体内の空気は連通口を経由して格子構造副体内へ排出されることにより、格子構造副体が送風ダクトとして機能する空調システムが形成されるため、高効率の空調効果を得ることができる。
当該組立ブースの構成部材は、断面形状の等しい棒材、連結具およびパネル材であるため、設置現場への搬入および組立が容易である。また、棒材の本数を増減することにより、格子構造本体の大きさ、形状を変えることができるため、内部スペースの変更も可能である。さらに、格子構造本体に対する格子構造副体の位置は変更可能であるため、空調装置や通気経路の配置も変更可能である。
ここで、前記格子構造副体の外面に流路開閉手段を有する給排気口を設ければ、外気を格子構造副体内へ導入したり、格子構造副体内の空気を外部へ排出したりすることができるため、使用条件に適した空調を行うことができる。この場合、給排気口に送風ファンを設ければ、強制的な給気、排気を行うことができるため、格子構造本体内の気圧調節を行うことができる。また、格子構造本体内を正圧にすることにより塵埃を含む外気の流入を防止したり、逆に負圧にすることにより格子構造本体内で発生した有害物質を除去して排出したりすることもできる。
一方、前記格子構造本体の外周面に、スカート状の開閉部材を有する排気口を設けることもできる。このような構成とすれば、格子構造本体内の空気は、スカート状の開閉部材を有する排気口を経由して外部へ排出できるため、清浄化されていない外部の空気が格子構造本体内へ流入するのを防止しながら排気を行うことができる。
なお、本発明の組立ブースにおいては、前記パネル材の少なくとも一つを透光性部材で形成することもできる。このような構成とすれば、外部の光を組立ブース内に採り込んだり、組立ブース内の様子を目視確認したりすることが可能となる。
一方、前記棒材の両端面および外周面に、前記連結具が着脱可能な係止手段を設けることが望ましい。このような構成とすれば、棒材の端面と外周面との固定作業を効率化することができるほか、分解作業も容易となるため、組立ブースの設置作業だけでなく、撤収作業および移動・変更作業なども容易となる。
ここで、前記係止手段として、前記棒材の外周面に、開口部より内部が拡幅した形状の係止溝を当該棒材の軸心と平行に設けるとともに、前記棒材の両端面に雌ネジ部を設け、
前記連結具として、前記棒材の前記係止溝内にスライド可能に保持されるストッパ部を有する連結部材と、前記棒材の端面の前記雌ネジ部に螺合させるため前記連結部材にスライド可能に挿通された連結ボルトと、ネジ締め操作により前記連結ボルトの頭部下面を押圧するため前記連結部材に螺合された固定ボルトと、を備えたものを用いることが望ましい。このような構成とすれば、棒材の外周面の任意の位置に、他の棒材の端面を固定することが可能となり、固定作業も容易となる。
また、前記棒材の外周面の前記係止溝に前記パネルの外周を嵌入させれば、棒材で囲まれた領域内に嵌め込まれるパネル材を簡単な作業で確実に固定することが可能となる。また、パネル材の外周が係止溝内で保持される結果、パネル材の撓みなどが発生し難くなるため、比較的薄いパネル材の使用が可能となり、構成部材の軽量化を図ることもできる。
本発明により、空調機能を備え、設置現場への搬入、組立が容易で、内部スペースの変更も可能であり、空調装置や通気経路の配置も変更可能な組立ブースを提供することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態である組立ブースを示す正面側斜視図、図2は図1に示す組立ブースの背面側斜視図、図3は図1に示す組立ブースの正面図、図4は図1に示す組立ブースの平面図、図5は図1に示す組立ブースの背面図、図6は図1に示す組立ブースの側面図、図7は図1に示す組立ブースの機能を示す模式図である。
図1〜図7に示すように、本実施形態の組立ブース10は、断面形状の等しい複数の棒材11b,11cの端面を、連結具26(図8参照)を介して他の棒材11aの外周面に着脱可能に固定して組み立てられた格子構造本体10aと、この格子構造本体10aの上面10uおよび外周面の一部をなす背面10rに沿って棒材11a,11b,11cおよび連結具26を用いて形成された格子構造副体10bと、格子構造本体10aおよび格子構造副体10bにおいて棒材11a,11b,11cによって囲まれた複数の領域内にそれぞれ着脱可能に嵌め込まれた複数のパネル材14,15と、を備えている。
組立ブース10は床面部分を除く部分を複数の面によって囲まれた箱体形状であり、正面部分の中央にドア27と補助ドア28とが配置されている。垂直方向に配置された複数の棒材11aの下端には、高さ調整可能な支持脚13が取り付けられ、最下部に位置する水平方向の棒材11bと床面Fとの間には隙間Sが設けられている。ドア27は人や物が出入りする際に開閉可能であり、補助ドア28は出入口を広く開口させたいときに開くことができる。
格子構造副体10b内には、空調装置23と、格子構造本体10aの上面10uと格子構造副体10bとの境界から格子構造本体10a内へ送風する給気装置12とが配置され、格子構造本体10aの外周面である背面10rと格子構造副体10bとの境界面に連通口24が設けられている。連通口24には流路開閉手段24aが設けられている。空調装置23は、格子構造副体10b内の背面10r寄りの部分の天井部に吊り下げた状態で保持されている。
格子構造副体10bの外面の一部をなす背面部分には、流路開閉手段25aを有する給排気口25が設けられている。格子構造本体10aの外周面の一部をなす正面部分には、大気と連通する排気口29が開設されている。排気口29には、当該排気口29を開閉するスカート状の開閉部材29aが設けられている。また、棒材11a,11bによって囲まれた複数の領域のうち、床面Fに近い最下段から3段目までの領域に嵌め込まれたパネル材14はいずれも不透光性部材で形成され、その他のパネル材15は透明部材で形成されている。
給気装置12は、電動ファンとフィルタ(図示せず)を内蔵し、図7に示すように、組立ブース10の格子構造副体10b内から吸い込んだ空気を濾過して格子構造本体10a内へ供給する機能を有している。空調装置23で温度調整され格子構造副体10b内に供給された調和空気は、給気装置12によって濾過され、格子構造本体10aの上面10uに位置する給気装置12の下面から床面F(図3参照)に向かって供給される。組立ブース10内の空気は連通口24を経由して格子構造副体10b内へ排出され、空調装置23によって温度調整された後、再び給気装置12によって濾過され、組立ブース10内へ送り込まれる。また、組立ブース10内の空気の一部は、格子構造本体10aの最下部に位置する水平方向の棒材11bと床面Fとの隙間S(図3参照)あるいは排気口29を通過して外部へ排出される。
このように、格子構造副体10b内に配置された空調装置23によって温度調整された調和空気は給気装置12によって格子構造本体10a内へ送り込まれるとともに、格子構造本体10a内の空気は連通口24を経由して格子構造副体10b内へ排出されるため、格子構造副体10bが送風ダクトとして機能する空調システムが形成される。空調装置23によって調整された空気を循環させるため、高効率の空調を行うことができ、消費エネルギーの削減を図ることができる。また、給気装置12に内蔵されたフィルタによって清浄化された空気を循環させるので、空調装置23内のフィルタの寿命を延ばすことができる。さらに、排気口29に設けられたスカート状の開閉部材29aは、格子構造本体10a内の気圧により外部へ向かって開放するため、清浄化されていない外部の空気が格子構造本体内へ流入するのを防止しながら排気を行うことができる。
連通口24および給排気口25に設けられた流路開閉手段24a,25aの開度をそれぞれ変更することにより、格子構造本体10aと格子構造副体10bとの間で循環する風量や給排気される風量を調節することができる。このため、格子構造本体10a内を正圧あるいは大気圧に維持しながら空気を循環させることが可能であり、使用条件に適した空調状態を得ることができる。この場合、給排気口25に送風ファンを設ければ、強制的な給気、排気を行うことができるため、組立ブース10内の気圧調節を行うことが可能となり、格子構造本体10a内を負圧に維持することもできる。格子構造本体10a内を正圧に維持すれば塵埃を含む外気の流入を防止することができ、負圧に維持すれば格子構造本体10a内で発生した有害物質を除去して排出することができる。また、給排気口25にケミカルフィルタや脱臭フィルタを設置することもできる。なお、空調装置23は特に限定しないので、例えば、一般住宅用のエアコンを使用することもできる。
次に、図8〜図13に基づいて組立ブース10の組立手順などについて説明する。図8は図1に示す組立ブースを構成する棒材の組立手順を示す斜視図、図9は図1に示す組立ブースを構成する棒材の組立手順を示す斜視図、図10は連結具による棒材の固定状態を示す模式図、図11は棒材に対するパネル材の取付構造を示す部分断面図である。
図8〜図10に示すように、棒材11a,11b,11cの断面形状はいずれも概略正方形であって、軸心部分に貫通孔19が設けられ、四隅部分に貫通孔22が設けられ、貫通孔19の両端部分に雌ネジ部19a(図10参照)が形成されている。また、棒材11a,11b,11cの外周の4つの平面部には、それぞれ軸心方向と平行な係止溝20が形成されている。係止溝20の開口部20aの両側にはそれぞれ縮幅方向に突出したレール部20c,20cが設けられ、開口部20aより内部20bが拡幅した形状となっている。棒材11a,11b,11cの両端面の雌ネジ部19aと、外周面の係止溝20とが、後述する連結具26が着脱可能な係止手段となっている。
図8,図10に示すように、連結具26は、棒材11aの係止溝20内にスライド可能に保持される一対のストッパ部17a,17aを有する連結部材17と、棒材11aの端面の雌ネジ部19aに螺合させるため連結部材17にスライド可能に挿通された連結ボルト16と、連結ボルト16の頭部16a下面を押圧するため連結部材17に螺合された固定ボルト18と、を備えている。連結部材17は、雌ネジ部19aに螺合する連結ボルト16が貫通孔17b内をスライド可能に挿通した状態で棒材11bの端面に取り付けられ、連結部材17の上面部分の両側には、他の棒材11aの係止溝20内でスライド可能に保持されるストッパ部17a,17aが設けられている。固定ボルト18は、図9に示すように、棒材11bの係止溝20の開口部20aに臨む位置から締緩可能であって、ネジ締め回転により連結ボルト16の頭部16a下面を押圧可能な状態で連結部材17に螺合されている。
ここで、図8〜図10に基づいて、棒材11bの端面を棒材11aの外周面に固定する手順について説明する。図8,図10に示すように、連結具26の連結ボルト16の雄ネジ部16bを棒材11bの端面中心にある雌ネジ孔(図示せず)に螺着し、連結部材17が動かなくなるまで締め付けた後、連結ボルト16を約1回転緩める。次に、図9に示すように、棒材11aの係止溝20内に連結部材17のストッパ部17a,17aが入るような姿勢にし、連結部材17を係止溝20内に挿入する。そして、棒材11aと棒材11bとの位置関係を図10に示す状態に定めた後、図9に示すように、棒材11bの係止溝20の開口部20aから工具Tを斜め上方に向かって差し込んで固定ボルト18を締め付け方向に回転させる。
これにより、図10に示すように、固定ボルト18の先端部18aが連結ボルト16の頭部16aの下面を徐々に押圧していくため、相対的に連結部材17が頭部16aから離れる方向へ移動し、ストッパ部17a,17aの下面がそれぞれレール部20c,20cを棒材11bの端面に向かって押圧する結果、棒材11aの外周面が棒材11bの端面に固定される。なお、棒材11aと棒材11bとの位置関係はL形状に限定するものではないので、棒材11aと棒材11bとがT形状をなすように取り付けることもできる。
次に、図11を参照して、棒材11aに対するパネル材14,15の取付構造について説明する。図1〜図6で示したように、棒材11a,11b,11cによって囲まれた領域に嵌め込まれたパネル材14,15は、図11に示すように、その外周部分をパッキン36とともに棒材11aなどの係止溝20内に嵌入させることによって取り付けられている。パッキン36は、パネル材14,15の外周部分の片面に配置され、係止溝20の開口部20aの一方のレール部20cを溝部36aで狭持した状態で係止溝20内に嵌入されている。
このように、組立ブース10は、断面形状の等しい複数の棒材11a,11b,11cを縦横に組み合わせ、連結具26を用いて棒材11b,11cの端面を他の棒材11aの外周面に固定して格子構造本体10aおよび格子構造副体10bを形成するとともに、棒材11a,11b,11cで囲まれた領域にパネル材14,15を嵌め込んでいくだけで極めて簡単に構築することができる。構成部材は、断面形状の等しい棒材11a,11b,11c、連結具26およびパネル材14,15であるため、設置現場への搬入および組立が容易である。また、棒材11a,11b,11cの本数を増減することにより、格子構造本体10aおよび格子構造副体10bの大きさ、形状を変えることができ、組立ブース内のスペース変更も可能である。
本実施形態では、図1,図2に示すように、格子構造副体10bは、格子構造本体10aの上面10u中央に正面から背面に向かって配置され、上面10uの後縁部から背面に沿って床面F(図3参照)へ垂下した状態に配置されているが、これに限定しないので、格子構造副体10bは使用条件に適した位置、大きさに形成、配置することができる。
また、格子構造本体10aの上部および格子構造副体10bには、透光性部材で形成したパネル材15を配置しているため、外部の光(建物内の照明光など)を組立ブース10内に採り込んだり、組立ブース10内の様子を目視確認したりすることができる。
さらに、連結具26の係止手段として、棒材11a,11b,11cの端面に雌ネジ部19aを設け、外周面に係止溝20を設けている。このため、棒材11bの端面と棒材11aの外周面との固定作業を効率化することができ、分解作業も容易となるため、組立ブース10の設置作業だけでなく、撤収作業および変更作業も容易となる。なお、パネル材14,15の配列状態は図1〜図6に示すものに限定しないので、使用条件に応じて変更することができる。
一方、図8,図9で示したような連結具26を使用したことにより、棒材11a,11b,11cの外周面の任意の位置に他の棒材11a,11b,11cの端面を固定することが可能であるため、固定作業も容易である。また、棒材11a,11b,11cの連結部分において連結具26が露出したり、外部から簡単に見えたりすることがない。さらに、図11で示したように、パネル材14,15の外周部分はパッキン36を装着した状態で係止溝20内に嵌入されているため、棒材11a,11b,11cで囲まれた領域内に嵌め込まれるパネル材14,15を簡単な作業で確実に固定することができる。また、パネル材14,15の外周部分が係止溝20内で固定保持される結果、パネル材14,15の変形が発生しにくくなるため、比較的薄いパネル材14,15の使用が可能となり、構成部材の軽量化を図ることができる。
次に、図12,図13を参照して、棒材を長手方向に連結する構造について説明する。図12は延長連結具を示す斜視図、図13は図12に示す延長連結具を用いた棒材の連結状態を示す斜視図である。
図12に示すような延長連結具30を使用することにより、図13に示すように、2本の棒材11x,11yを長手方向に連結することができる。延長連結具30は、棒材11x,11yの係止溝20内に挿入可能な本体部30aと二つの固定ボルト31とで構成されている。本体部30aには、固定ボルト31を螺着するための雌ネジ孔30cと、本体部30aを係止溝20内のレール部20c内面に係合するための一対のストッパ部30bとが設けられている。
図13に示すように、雌ネジ孔30cに固定ボルト31を螺着した状態の延長連結具30を棒材11x,11yの係止溝20内に挿入するとともに棒材11x,11yの連結部分を跨ぐように配置する。そして、係止溝20の開口部20aから工具(図示せず)を差し込んで固定ボルト31を締め付けていくと、固定ボルト31の先端部31aが係止溝20の底部を押圧し、その反力で本体部30aのストッパ部30bがレール部20cに近づいていき、最終的にレール部20c内面に密着するため、延長連結具30が係止溝20内に固定される。これによって、2本の棒材11x,11yは離れないように連結される。
このように、延長連結具30を用いることにより、2本の棒材11x,11yを長手方向に連結して長い棒材を形成することができるため、大型の組立ブースを構築する場合など、1本の棒材11x,11xの長さ以上の棒材を必要とするときにも容易に対応することができる。
本発明の組立ブースは、工場などの建物内に他の領域から区画された空間(例えば、クリーンルームなど)を形成する場合に広く利用することができる。
本発明の実施の形態である組立ブースを示す正面側斜視図である。 図1に示す組立ブースの背面側斜視図である。 図1に示す組立ブースの正面図である。 図1に示す組立ブースの平面図である。 図1に示す組立ブースの背面図である。 図1に示す組立ブースの側面図である。 図1に示す組立ブースの機能を示す模式図である。 図1に示す組立ブースを構成する棒材の組立手順を示す斜視図である。 図1に示す組立ブースを構成する棒材の組立手順を示す斜視図である。 連結具による棒材の固定状態を示す模式図である。 棒材に対するパネル材の取付構造を示す部分断面図である。 延長連結具を示す斜視図である。 図12に示す延長連結具を用いた棒材の連結状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 組立ブース
10a 格子構造本体
10b 格子構造副体
10r 背面
10u 上面
11a,11b,11c,11x,11y 棒材
12 給気装置
13 支持脚
14,15 パネル材
16 連結ボルト
16a 頭部
16b 雄ネジ部
17 連結部材
17a,30b ストッパ部
17b,22 貫通孔
18,31 固定ボルト
18a,31a 先端部
19 貫通孔
19a 雌ネジ部
20 係止溝
20a 開口部
20b 内部
20c レール部
23 空調装置
24 連通口
24a,25a 流路開閉手段
25 給排気口
26 連結具
27 ドア
28 補助ドア
29 排気口
29a 開閉部材
30 延長連結具
30a 本体部
30c 雌ネジ孔
36 パッキン
36a 溝部
F 床面
S 隙間
T 工具

Claims (3)

  1. 断面形状の等しい複数の棒材の端面を連結具を介して他の棒材の外周面に着脱可能に固定して組み立てられた格子構造本体と、前記格子構造本体の上面および外周面の少なくとも一部に沿って前記棒材および前記連結具を用いて形成された格子構造副体と、前記格子構造本体および前記格子構造副体において前記棒材で囲まれた複数の領域内にそれぞれ着脱可能に嵌め込まれたパネル材と、を備え、
    前記格子構造副体内に、空調装置と、前記格子構造本体の上面と前記格子構造副体との境界から前記格子構造本体内へ送風する給気装置とを設け、前記格子構造本体の外周面と前記格子構造副体との境界に連通口を設けたことを特徴とする組立ブース。
  2. 前記格子構造副体の外面に流路開閉手段を有する給排気口を設けた請求項1記載の組立ブース。
  3. 前記格子構造本体の外周面に、スカート状の開閉部材を有する排気口を設けた請求項1または2記載の組立ブース。
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JP2022079117A (ja) * 2020-11-16 2022-05-26 新日本空調株式会社 クリーンブース
WO2023158049A1 (ko) * 2022-02-18 2023-08-24 주식회사 씨케이파트너스 모듈형 층류 공간 형성장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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