JP2008063688A - アクリル繊維束の耐炎化処理装置 - Google Patents

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【課題】電気を熱源としないことで耐炎化処理のコストを大幅に低減でき、処理室中の温度分布を低減できるアクリル繊維束の耐炎化処理装置を提供する。
【解決手段】加熱された酸化性ガスを循環しつつ、該酸化性ガスによりアクリル繊維束を耐炎化処理する耐炎化処理装置であって、前記酸化性ガスの加熱手段として、バーナーを内包する燃焼室と、該燃焼室と伝熱部を介して連通された排ガス室とを有し、該バーナーにより燃料が燃焼して発生した排ガスが該燃焼室から該伝熱部を通じて該排ガス室に送られることで、少なくとも該伝熱部にて加熱するヒーターの少なくとも2台で構成されたヒーターアレイを具備し、前記少なくとも2台のヒーターは、その伝熱部を流れる排ガスの向きが該ヒーター間で互いに対向するように配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、耐炎化繊維や炭素繊維の原料となる耐炎化繊維の製造に使用するアクリル繊維束の耐炎化処理装置に関する。
従来、アクリル繊維を耐炎化処理する際に使用する耐炎化処理装置が具備する加熱手段としては、電気ヒーターを用いるのが一般的であった。しかし、電気ヒーターを使用することは、炭素繊維のコストアップにつながり、他の加熱手段が検討されている。
例えば、特許文献1には、ヒーター室に直焔燃焼装置を備えたアクリル繊維束の耐炎化処理装置が開示されている。また、特許文献2には、熱媒ヒーターを処理室に設けたアクリル繊維束の耐炎化処理装置が開示されている。
特開2001−55635公報 特開2005−163200公報
しかしながら、加熱手段として直焔燃焼装置を用いた場合には、処理室内の酸素濃度の低下、二酸化炭素濃度の増加、水分率の増加が起こり、これらを調整することが必要となる。また、加熱手段として熱媒ヒーターを用いた場合には、上記問題点は改善されるものの、一般的な熱媒を使用した場合には消防法の危険物として規制を受けるため装置が高価になる、さらに熱媒の取り扱いに注意を要するといった問題点がある。また、危険物ではない熱媒を使用した場合には熱媒自体が高価になってしまいコストメリットが得られない。
そこで、本発明では、電気を熱源としないことで耐炎化処理のコストを大幅に低減でき、上記従来技術の問題点を解決し、さらに処理室中の温度分布を低減できるアクリル繊維束の耐炎化処理装置を提供することを目的とする。
本発明のアクリル繊維束の耐炎化処理装置は、加熱された酸化性ガスを循環しつつ、該酸化性ガスによりアクリル繊維束を耐炎化処理する耐炎化処理装置であって、
前記酸化性ガスの加熱手段として、
バーナーを内包する燃焼室と、該燃焼室と伝熱部を介して連通された排ガス室とを有し、該バーナーにより燃料が燃焼して発生した排ガスが該燃焼室から該伝熱部を通じて該排ガス室に送られることで、少なくとも該伝熱部にて加熱するヒーターの少なくとも2台で構成されたヒーターアレイを具備し、
前記少なくとも2台のヒーターは、その伝熱部を流れる排ガスの向きが該ヒーター間で互いに対向するように配置されているアクリル繊維束の耐炎化処理装置である。
前記ヒーターは複数の伝熱部を有し、該伝熱部は互いに平行に配置した管であることが好ましい。
この耐炎化処理装置は、長手方向が一方向に揃えられ、かつ互いに等間隔に引き揃えられた複数のアクリル繊維束からなるアクリル繊維束シートを耐炎化処理する際に好適に使用できる。
この耐炎化処理装置では、例えば、前記アクリル繊維束の導入口及び導出口並びに前記酸化性ガスの導入口及び導出口を有する処理室と、ファン及び前記ヒーターアレイを内部に有するヒーター室とを有し、前記酸化性ガスの導入口及び導出口は、前記処理室内のアクリル繊維束の厚み方向に前記酸化性ガスを流すように配され、前記ファンは前記処理室内の前記酸化性ガスを循環させるように配置される。
本発明によれば、以下の効果を発揮できる。
1)電気を熱源としないので、耐炎化処理のコストを大幅に低減できる。
2)直焔燃焼タイプとは異なり燃焼排ガスを系外に排出するので処理室内の酸素濃度の低下、二酸化炭素濃度の増加、水分率の増加を起こすことがない。
3)燃料の燃焼による処理室内への影響がないので、燃料の種類に限定がなく、より安い燃料の選定が可能である。
4)熱媒を使用しないので高価な装置は必要なく、熱媒の取り扱いに注意を要する必要がない。
5)伝熱部を流れる排ガスと循環熱風が垂直になる配置で、少なくとも2台を伝熱部を流れる排ガス方向が対向するように重ねて配置したヒーターアレイの使用により、処理室中の温度分布を低減できる。
本発明のアクリル繊維束の耐炎化処理装置は、加熱された酸化性ガスを循環しつつ、該酸化性ガスによりアクリル繊維束を耐炎化処理する耐炎化処理装置である。また、長手方向が一方向に揃えられ、かつ互いに等間隔に引き揃えられた複数のアクリル繊維束からなるアクリル繊維束シートを耐炎化処理することもできる。
以下、アクリル繊維束シートを耐炎化処理する装置を例にとって、本発明を図面を使って説明する。
図1(a)は、耐炎化処理装置のアクリル繊維束シートの移送方向に沿った断面図であり、図1(b)は、耐炎化処理装置のアクリル繊維束シートの移送方向に垂直な断面図である。図2(a)は、ヒーター321の上面図、図2(b)は、正面図(部分、温度分布を併せて示す)である。
『アクリル繊維束シート100』
本発明のアクリル繊維束の耐炎化処理装置では、耐炎化処理に供される複数のアクリル繊維束を、その長手方向が一方向に揃えられ、かつ互いに等間隔に引き揃えられたシート状のアクリル繊維束シート100が、後述の処理室200に移送される。
アクリル繊維束としては、耐炎化繊維、炭素繊維の原材料として用いられているアクリル繊維束であればよく、その組成、構成単繊維数、単位長さ当りの質量(目付)など特に限定しない。ただし、アクリル繊維束を互いに等間隔に引き揃える際の間隔は、繊維束の加熱効率、除熱効率に大きくな影響を及ぼす場合があるので、適宜調整する。アクリル繊維束の単繊維数が6000本、目付0.73g/mの場合は、単位幅あたり277〜834本/m、また、単繊維数が12000本、目付1.47g/mの場合は、単位幅あたり138〜417本/m、そして、単繊維数が24000本、目付2.94g/mの場合は、単位幅あたり69〜209本/m、さらに、単繊維数が48000本、目付5.87g/mの場合は、単位幅あたり34〜105本/mであることが好ましい。アクリル繊維束を本発明の耐炎化処理装置に供給する前に、コーム、溝ロールに通して各繊維束を所望の間隔で配列することにより、容易にアクリル繊維束を互いに等間隔に引き揃えることができる。
アクリル繊維束の移送速度は、例えば1〜20m/分とされる。
『処理室200』
−シート導入口とシート導出口−
アクリル繊維束シート100は、処理室200の側壁に横長に設けられたスリット状の第一のシート導入口211(図1では上下方向に5段構成となっている)を通過して処理室200内に入り、処理室200の対向する側壁にシート導入口211に対向して設けられたスリット状の第一のシート導出口212から処理室200外に出る。耐炎化処理を2段で行う場合には、アクリル繊維束シート100は、アクリル繊維束シートの移送速度で駆動する処理室外ロール900により方向転換され、第一のシート導出口212の下に設けられた第二のシート導入口213から処理室200内に入り、第一のシート導入口211の下に設けられた第二のシート導出口214から処理室200外に出る。3段以上の耐炎化処理を行う場合には、これらが繰り返される。このようにして、アクリル繊維束シート100は、処理室200内への導入・導出を所望の回数繰り返して耐炎化処理された後、最後のシート導出口(図1では、第五のシート導出口220)から次の耐炎化処理装置または炭素化装置に移送される。
シート導入口及びシート導出口の外側には、アクリル繊維束の耐炎化により処理室内に生じた有害なガスを処理室200外への流出を防ぐために、特開2001−194071号公報等に開示されているようなシール室221、222を設けることができる。
−処理室内の熱風の流れ−
処理室200には、アクリル繊維束シート100の上下に対抗して配された熱風導入口231と熱風導出口232が設けられている(図1では上方に熱風導入口231が配され、下方に熱風導出口232が配されている)。そして、後述するヒーター室300で加熱された熱風が、熱風導入口231から処理室200内に導入され、アクリル繊維束シート100に吹き付けられる。図1ではアクリル繊維束シート100に熱風の流れ(矢印240で図示している)が垂直に吹き付けられているが、熱風導入口231と熱風導出口232の配置を変更することでアクリル繊維束シート100に平行に熱風を吹き付けることも可能である。アクリル繊維シート100を加熱した熱風は、熱風導出口232からヒーター室300に戻される。
なお、熱風としては、加熱された酸化性ガスを使用する。酸化性ガスとしては、酸素を含む気体であれば特に制限はなく、工業生産においては空気が経済面、安全面で特に優れている。空気を使用する場合、調湿、除塵を行うことで安定した生産が可能となる。また、酸化能力を調整する目的で、酸化性雰囲気ガス中の酸素濃度を変更することもできる。
酸化性ガスの風速は、0.3m/sec〜3.0m/secの範囲内にすることが好ましい。風速が0.3m/sec未満の場合には、耐炎化炉内の熱風による被熱処理繊維束の蓄熱の除熱作用が得られにくくなり、除熱不良によるスモークを生じ易くなる。また、風速が3.0m/secを超えた場合には、耐炎化炉内の熱風による繊維束のバタツキが大きくなり、耐炎化炉の底面に対して平行する面で隣接する繊維束同士の接触による単糸切れを生じ、毛羽の多い耐炎化繊維が得られ易くなる。
酸化性ガスによるアクリル繊維束の耐炎化処理する際の加熱温度は、急激な酸化反応を抑えるとの観点から、好ましくは200〜300℃である。
−熱風導入口231と熱風導出口232−
本発明の耐炎化処理装置では、熱風が滞留する場所があると処理室200内に温度分布が生じ、また発生ガスの滞留を招くことがあるので、熱風導入口231及び熱風導出口232は、それぞれ処理室200の上面及び下面の大部分または全てを占めることが好ましい。
熱風導入口231と熱風導出口232には、熱風の整流のため、多穴整流板233、234を設けることが好ましい。ここで、多穴整流板としては、熱風導入口231、熱風導出口232を覆う板に、例えば直径8〜24mmの孔を規則正しく多数穿った板を用いることができる。多穴整流板は、例えば金属製とすることができる。
熱風導入口231には、後述のファン330で生み出される熱風の流れを熱風導入口231に効率よく伝えるために整流板235を設けることが好ましい。
『ヒーター室300』
ヒーター室300内でヒーターアレイ320により加熱された熱風は、ファン330によりヒーター室の熱風出口312から処理室200に送られる。そして、処理室200内でアクリル繊維束シート100を加熱した熱風は、ヒーター室の熱風入口311を通ってヒーター室300内に戻ってくる。図1では、処理室200の熱風導出口232とヒーター室の熱風入口311、及びヒーター室の熱風出口312と処理室200の熱風導入口231とが接している例を示しているが、両者の間を保温された通風路で繋いでもよい。戻ってきた熱風は、ヒーター室300内でヒーターアレイ320により再加熱され、ファン330によりヒーター室の熱風出口312から処理室200に再度送られる。このように、所望の温度に加熱された熱風はヒーター室300と処理室200を循環している。
図1では、ヒーター室300に戻ってきた熱風が、ヒーターアレイ320により加熱された後、ファン330により送風される様子を図示しているが、ヒーターアレイ320、ファン330の配置はその逆であってもよく、ファンを複数配置してもかまわない。ヒーターアレイ320による加熱の斑を低減するためには、ヒーターアレイ320の下流側にファン330を配置している図1の構成が好ましい。
−ファン330−
本発明の耐炎化処理装置に設置するファン330は、処理室の容積、耐炎化に好ましい風速、循環流路の圧力損失を考慮して、ファンの型式、モートル出力、設置台数を決めればよい。
−ヒーターアレイ320−
本発明の耐炎化処理装置では、加熱手段として、以下に述べるヒーター321を特定の方向で積み重ねたヒーターアレイ320を使用することで、加熱斑をなくし、処理室内の温度分布をなくすことを最大の特徴としている。
ヒーター321は、バーナー322を内包する燃焼室323と、該燃焼室323と伝熱部324(連通管)を介して連通された排ガス室325とを有している。燃焼室323では、バーナー322により燃料が燃焼し、それにより発生した高温の排ガスが伝熱部324を通じて排ガス室325に送られることで、少なくとも伝熱部324にて外部を加熱することができる。排ガスは、排ガス室325から排ガスファンに送られ大気放出される。必要であれば、排ガス処理器に送られ無害化された後、大気中に放出される。また、排ガス室325からの排ガスが300℃程度以上である場合には、バーナー322へ供給する燃焼用空気と熱交換することで更にコストを低減することが可能である。
燃焼室323と排ガス室325とを連通させる伝熱部324の形状は、管にフィンを付けたタイプ、平板タイプ等を使用することができる(図2では管タイプを図示)。循環熱風に粉塵が多く含まれる場合には、伝熱部分が閉塞しにくい管タイプが好ましい。ヒーターに設けられる伝熱部324は1本でも良いが、図2に示すように複数本でも良い。図2では、ヒーター321中の複数の伝熱部324の設置間隔が同じである場合を示したが、設置間隔が同じであることは必ずしも必要でない。
ヒーターアレイ320は、このヒーター321の少なくとも2台で構成されている。ヒーター室300内の酸化性ガスを加熱するために、少なくとも伝熱部324がヒーター室300内に配置されるように設置される。燃焼室323及び/又は排ガス室325は、ヒーター室300内に配置されていてもよく、装置の外に配置されていてもよい。
ここで、図2(b)に示されているように、1本の伝熱部324に着目するとその温度は、燃焼室323側が高く、排ガス室325側が低くなる。また、複数の伝熱部324に着目すると、その温度はバーナーに近い方が高く、遠ざかるにつれ低くなっている。ただし、後者の温度分布は前者の温度分布に比べ小さく無視できるものである。
そこで、本発明の耐炎化処理装置の加熱手段であるヒーターアレイ320は、ヒーター321の伝熱部324を流れる排ガスの向きが、ヒーター321間で互いに対向するように、少なくとも2台のヒーター321が配置されている。すなわち、図3に示すように、例えば2台のヒーター321が各々の伝熱部324における排ガスの流れ方向が逆向きになるように配置される。こうすることで、ヒーターアレイ320全体として温度分布を小さくすることができる。より温度分布を小さくできることから、ヒーターアレイ320は、偶数のヒーター321で構成されていることが好ましい。また、ヒーター室300内を循環する熱風の流れ方向と、ヒーター321の伝熱部324中の排ガスの流れ方向とが垂直となるように配置することが好ましい。
ヒーター321のバーナー322への燃料供給部及び排ガス室325からの排ガス排出部は、耐炎化処理装置の側面にあることが、耐炎化処理装置の回りでの作業が行える点で好適である。
『耐炎化処理装置の運転条件』
次に、実際に処理室長14m、処理室幅1m、処理室高さ2mの処理室を有する耐炎化処理装置を使用してアクリル繊維束シートを耐炎化する際の運転条件について説明する。耐炎化処理装置の諸元は表1に示す。バーナーの燃料として液化天然ガスを供給し、燃焼量をコントロールすることによって、処理室内は設定温度である230℃に対して±2℃の範囲で維持することができた。
(a)は耐炎化処理装置のアクリル繊維束シートの移送方向に沿った断面図であり、(b)は耐炎化処理装置のアクリル繊維束シートの移送方向に垂直な断面図である。 (a)はヒーターの上面図(部分断面図)、(b)はヒーターの正面図(部分、温度分布を併せて示す)である。 本発明に適したヒーターアレイにおけるヒーターの配列を示す図である。
符号の説明
100 アクリル繊維束シート
200 処理室
211、213、215、217、219 シート導入口
212、214、216、218、220 シート導出口
221、222 シール室
231 熱風導入口
232 熱風導出口
233、234 多穴整流板
235 整流板
240 熱風の流れ
300 ヒーター室
311 ヒーター室の熱風入口
312 ヒーター室の熱風出口
320 ヒーターアレイ
330 ファン
321 ヒーター
322 バーナー
323 燃焼室
324 伝熱部
325 排ガス室
340 伝熱部における排ガスの流れ
900 処理室外ロール

Claims (3)

  1. 加熱された酸化性ガスを循環しつつ、該酸化性ガスによりアクリル繊維束を耐炎化処理する耐炎化処理装置であって、
    前記酸化性ガスの加熱手段として、
    バーナーを内包する燃焼室と、該燃焼室と伝熱部を介して連通された排ガス室とを有し、該バーナーにより燃料が燃焼して発生した排ガスが該燃焼室から該伝熱部を通じて該排ガス室に送られることで、少なくとも該伝熱部にて加熱するヒーターの少なくとも2台で構成されたヒーターアレイを具備し、
    前記少なくとも2台のヒーターは、その伝熱部を流れる排ガスの向きが該ヒーター間で互いに対向するように配置されているアクリル繊維束の耐炎化処理装置。
  2. 前記ヒーターは複数の伝熱部を有し、該伝熱部は互いに平行に配置した管である請求項1記載のアクリル繊維束の耐炎化処理装置。
  3. 長手方向が一方向に揃えられ、かつ互いに等間隔に引き揃えられた複数のアクリル繊維束からなるアクリル繊維束シートを耐炎化処理する請求項1または2に記載のアクリル繊維束の耐炎化処理装置。
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