JP2008057248A - コーナー材 - Google Patents
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Abstract
【課題】 建物の壁面等の仕上げに際し、壁のコーナー部に取り付けて、該コーナ部の仕上げを丸みを帯びた美麗なものとすることのできるコーナー材を提供すること。
【解決手段】
幅方向の中央部に縦方向の中心線に沿って折り曲げ可能な蝶番部を設け、該蝶番部の左右両側にそれぞれ所定幅のプレートを一体に設けたコーナー材であって、前記蝶番部には、軟質の筋と硬質の筋とが複数条交互に形成されているコーナー材。前記プレート部には接着剤の層を設けておくのが好ましい。
【選択図】 図1
【解決手段】
幅方向の中央部に縦方向の中心線に沿って折り曲げ可能な蝶番部を設け、該蝶番部の左右両側にそれぞれ所定幅のプレートを一体に設けたコーナー材であって、前記蝶番部には、軟質の筋と硬質の筋とが複数条交互に形成されているコーナー材。前記プレート部には接着剤の層を設けておくのが好ましい。
【選択図】 図1
Description
本発明は、建物の壁面等の仕上げに際し、コーナー部に取り付けて、該コーナ部の仕上げを丸みを帯びた美麗なものとするためのコーナー材に関するものである。
建物の壁面は、布地、合成樹脂クロス、壁紙等を張り付ける乾式仕上げ方法や、壁土、ケイソウ土、モルタル等を塗り付ける湿式仕上げ方法により行われている。この場合、壁材である石膏ボードの表面は凹凸が多いので、壁紙、布地、合成樹脂クロス等の壁装材を張り付ける場合は、予めパテ等で平坦な表面に仕上げてから貼着しているが、特に出隅部分や入隅部分等のコーナー部は、尖った稜線部分があるため、パテ等による先仕上げが困難であった。
建物の壁面の出隅部分を平坦に先仕上げするため、下記特許文献1に記載のコーナー材が提案されている。このコーナー材は、厚さ1ミリメ−トル以下、幅2ミリメ−トル以下の軟質合成樹脂製蝶番部の長手方向左右両側に、1ミリメ−トル以下の肉厚を有する硬質合成樹脂製の平板を一体に連結し、該平板には適数の孔を穿設したものである。一方、このような蝶番部を設けず、硬質の平板をその長手方向に沿う中心線でほぼ直角に屈曲させた形状のものが実用化されている。このものは、合成樹脂を予め断面L型の屈曲形状に押し出し成形した後、該屈曲した両側の平板部にそれぞれ粘着テープ(両面テープ)を貼り付けて穿孔することにより製造されるものである。さらに、これらコーナー材における問題点を改良するものとして、本発明者は、特許文献2等に記載のコーナー材を提案している。
ところで、住宅等の建物の内部に鋭利なコーナー(出隅)が存在すると、老人や幼児がこれに突き当たって怪我をするおそれがあるので、壁のコーナー部も、ある程度丸みを帯びたものとしておくのが安全条好ましい。また、美観上の見地からも、コーナー部を丸みを帯びたものとすることが要望されることがある。
しかしながら、本来直角に形成されているコーナー部に丸みを付けるのは、下地ボードのコーナー部に対する切削等の加工が必要であり、手間がかかるという問題点があった。そこで本発明は、直角に形成されている鋭利なコーナー部を、壁材を用いて丸みを帯びたものに仕上げることができるようにすることを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用した。即ち、本発明にかかるコーナー材は、幅方向の中央部に縦方向の中心線に沿って折り曲げ可能な蝶番部を設け、該蝶番部の左右両側にそれぞれ所定幅のプレートを一体に設けたコーナー材であって、前記蝶番部には、軟質の筋と硬質の筋とが複数条交互に形成されていることを特徴としている。左右のプレートには、表裏に通ずる複数の穴を設けておくのが好ましい。また、左右のプレートの裏面側には、下地ボードに固定するための接着剤層を形成しておくのが好ましい。
本発明に係るコーナー材は、下地ボードのコーナ部にあてがって固定し、その上からクロス等の壁材を施工するものであり、当該下地ボードのコーナー部に沿って折り曲げる蝶番部が、硬質と軟質の筋を複数組交互に設けた構造となっているので、折り曲げたときに比較的緩やかな曲面の折り曲げ部が実現する。このため、下地ボードのコーナー部にこの折り曲げ部をあてがって固定し、その上から壁紙、クロス等の壁材を施工すると、丸みを帯びたコーナー部に仕上げられる。
折り曲げ部の左右のプレート部は、下地ボードに固定するものであるから、このプレート部の裏面側に接着剤層を設けておくと施工に便利である。また、プレート部に表裏に通ずる複数の穴を設けておけば、施工時に表裏に塗られたパテや壁土等が該プレート部を挟んで一体化するので、しっかりと固定される。
以下、本発明の実施形態について具体的に説明する。このコーナー材1は、図1に示すように、左右の細長いプレート部2,2と、これらプレート部2,2に挟まれた部分(コーナー材の中央部)にあって両側のプレート部2,2と一体に設けられた蝶番部(折り曲げ部)3とを備えている。コーナー材1の材質としては、例えば、塩ビ、ABS樹脂、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリプロピレン、ポリエステル等の合成樹脂材料が挙げられる。
プレート部2には、表裏に貫通する多数の円形の穴5,…が規則正しく分散穿孔されている。この穴5は施工時に表裏に塗られたパテや壁土等が平板部を挟んで一体化するための流通孔で、直径3〜5ミリメートル程度の円形孔とするのが好ましいが、角孔や異形の孔であってもよい。
このコーナー材1全体の幅は40〜70mm、例えば60mm程度であり、プレート部2の幅は、数十mm(例えば、折り目によって区分される一方の平板部の幅が25〜50mm程度)とし、厚みは0.5〜2mm程度とするのが好ましい。この厚みが大き過ぎると、他の部分に比べて仕上げ表面が盛り上がるので好ましくない。逆に薄過ぎると、強度(いわゆる腰の強さ)が不十分となり、使い勝手が悪くなる。プレート部2の外縁部2aは、図4に示すように、外に向かって徐々に肉厚が薄くなる断面楔状に形成されている。このため、プレート部を下地ボードに貼り付けたときに、当該プレート部の外縁部と下地ボードとの間に大きな段差が生じず、仕上げ後の壁装材の表面に筋目等が生じない。
上記プレート部2の片面には、図3に示すよに、当該コーナー材を下地ボードに固定するための接着剤層10が設けられている。具体的には、この接着剤層10は、図3に示すように、両面粘着テープ11をプレート部に接着することにより形成されている。そして、両面粘着テープ11の表面は、離型紙12によって覆われている。使用時には、この離型紙を剥して接着剤層の面を露出させればよい。
上記蝶番部3は、例えばブタジエン−スチレン共重合体等の合成樹脂で形成されており、中心線に沿って軟質筋15と硬質筋17とが交互に複数筋形成されている。図示例では、軟質筋15が4筋、硬質筋17が3筋形成されていて、3筋の硬質筋17のうち、中央の硬質筋17(A)は両側の硬質筋17(B)よりも細く形成されている。軟質筋15は、フレキシブルな軟質の筋であり、この筋の部分で当該筋の方向に沿って簡単に折り曲げることができる。また、硬質筋17は、かなりの剛性を有する硬質の筋であり、この筋の部分では折り曲げが困難である。
蝶番部3は、折り曲げたときにコーナー部に3R以上、好ましくは4R程度の丸みが付くようにするためのもので、蝶番部3全体の幅は10〜15mmであり、軟質筋15と硬質筋17の幅は、軟質筋15の幅が硬質筋7の幅よりも大きく(1〜2倍程度)、それぞれ数mm、例えば1〜3mm程度である。軟質筋15と軟質筋17の厚みは、いずれも1mm以下であり、軟質筋15の厚みは硬質筋17の厚みよりも薄く、例えば硬質筋17の厚みの半分程度である。具体的には、例えば硬質筋17の厚みを0.6mmとすると 硬質条15の厚みは0.3mm程度とするのが好ましい。なお、軟質筋15と硬質筋17とは、同じ材質で形成し、厚みを異ならせることによって区別することも可能であるが、別々の材質で両者を形成しておくのが好ましい。
このコーナー材1は、長尺のベルト状に成形してロール状に巻いておき、現場で適当な長さに切り出して使用するのが便利である。このコーナー材1を用いて建物のコーナー部に丸み付けする場合について例示すると、まず、ロール状に巻かれているコーナー材1を適当な長さに切断し、接着剤層をカバーしている離型紙(被覆紙)12を剥して接着剤層10を露出させ、該露出した接着剤層を壁材に向けて下地ボード20のコーナー部に貼り付ける。
このコーナー材1は、折り曲げ部である蝶番部3が、軟質と硬質の細い複数の筋15,17を交互に形成してなるものであり、折り曲げ易い軟質筋15と、折り曲げにくい硬質筋17とが交互に配置されているので、図6に模式的に示すように、この蝶番部3、つまりコーナー部で緩やかに湾曲する。このため、コーナー部が丸みを帯びたものとなるのである。このコーナー材1を壁を構成する下地ボード20のコーナー部に取り付けたら、必要に応じてパテ等を塗って平坦化し(パテを塗らなくてもよい場合が多い)、図5に示すように、その上からクロス、壁紙等を貼り付けるか、湿式の壁仕上げ材30を塗り付ける。これにより、丸みを帯びた美麗なコーナー部を仕上げることができるのである。
なお、以上の説明では、蝶番部3を4筋の軟質筋15と、3筋の硬質筋とで構成したが、筋の数はこれに限定されるものではなく、使用条件等に応じて適当な数とすることができる。
以上の説明から明らかなように、本発明にかかるコーナー材1は、下地ボードの鋭利なコーナー部を簡単な施工で丸みを帯びた美麗なものに仕上げることができる。このコーナー材を壁紙、クロス等、湿式以外の仕上げ用に使用できることは言うまでもない。
1 コーナー材
2 プレート部
3 蝶番部(折り曲げ部)
5 穴
10 接着剤層
12 離型紙
15 軟質筋
17 硬質筋
20 下地ボード
30 壁材
2 プレート部
3 蝶番部(折り曲げ部)
5 穴
10 接着剤層
12 離型紙
15 軟質筋
17 硬質筋
20 下地ボード
30 壁材
Claims (3)
- 幅方向の中央部に縦方向の中心線に沿って折り曲げ可能な蝶番部を設け、該蝶番部の左右両側にそれぞれ所定幅のプレートを一体に設けたコーナー材であって、前記蝶番部には、軟質の筋と硬質の筋とが複数条交互に形成されていることを特徴とするコーナー材。
- 左右のプレートに表裏に通ずる複数の穴が設けられている請求項1に記載のコーナー材。
- 左右のプレートの裏面側に接着剤層が形成されている請求項1又は2に記載のコーナー材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006236554A JP2008057248A (ja) | 2006-08-31 | 2006-08-31 | コーナー材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006236554A JP2008057248A (ja) | 2006-08-31 | 2006-08-31 | コーナー材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008057248A true JP2008057248A (ja) | 2008-03-13 |
Family
ID=39240328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006236554A Pending JP2008057248A (ja) | 2006-08-31 | 2006-08-31 | コーナー材 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008057248A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015124590A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | 三正通商株式会社 | コーナーテープ |
JP2015232262A (ja) * | 2013-10-28 | 2015-12-24 | 清水 豊 | 壁の仕上げ用埋込定規 |
JP2016075086A (ja) * | 2014-10-07 | 2016-05-12 | ヤヨイ化学工業株式会社 | 下地コーナー材 |
JP2019124114A (ja) * | 2019-03-04 | 2019-07-25 | ヤヨイ化学工業株式会社 | 下地コーナー材を用いた下地調整法及び該方法で用いる下地コーナー材 |
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2006
- 2006-08-31 JP JP2006236554A patent/JP2008057248A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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