JP2008053845A - レンズ交換式カメラ - Google Patents

レンズ交換式カメラ Download PDF

Info

Publication number
JP2008053845A
JP2008053845A JP2006225698A JP2006225698A JP2008053845A JP 2008053845 A JP2008053845 A JP 2008053845A JP 2006225698 A JP2006225698 A JP 2006225698A JP 2006225698 A JP2006225698 A JP 2006225698A JP 2008053845 A JP2008053845 A JP 2008053845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
image
display
subject
moving image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006225698A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyungetsu Ishibashi
唆月 石橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Imaging Corp
Original Assignee
Olympus Imaging Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Imaging Corp filed Critical Olympus Imaging Corp
Priority to JP2006225698A priority Critical patent/JP2008053845A/ja
Priority to US11/893,311 priority patent/US7876372B2/en
Priority to CNB2007101465720A priority patent/CN100518250C/zh
Publication of JP2008053845A publication Critical patent/JP2008053845A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/0006Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 with means to keep optical surfaces clean, e.g. by preventing or removing dirt, stains, contamination, condensation
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/52Elements optimising image sensor operation, e.g. for electromagnetic interference [EMI] protection or temperature control by heat transfer or cooling elements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/63Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders
    • H04N23/633Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders for displaying additional information relating to control or operation of the camera
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof
    • H04N23/81Camera processing pipelines; Components thereof for suppressing or minimising disturbance in the image signal generation
    • H04N23/811Camera processing pipelines; Components thereof for suppressing or minimising disturbance in the image signal generation by dust removal, e.g. from surfaces of the image sensor or processing of the image signal output by the electronic image sensor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

【課題】スルー画表示を行うカメラであっても塵埃が目立たないようにしたレンズ交換式カメラを提供する
【解決手段】撮影レンズを通過した被写体光束を受けて、被写体像信号を出力するCCD221と、このCCD221の撮像面の前側に配置された防塵フィルタ218と、CCD221の出力に基づいて被写体の動画像を表示する液晶モニタ26を具備し、液晶モニタ26による動画表示としてのスルー画表示の開始もしくは停止に応じて防塵フィルタ218を振動させる除塵動作を行う(ステップ#1、#28、#38)
【選択図】 図5

Description

本発明は、撮像素子を有するレンズ交換式カメラに係わり、特にその撮像素子の撮像面またはその前面に配置された光学部材に付着した塵埃を除去可能なカメラに関する。
撮像素子の撮像面の近くに設けた光学素子面に塵埃が付着すると、その影が写り込んで画質の低下を招く。この問題に対処する第1の方法として撮像素子部可能な限り密閉構造にしていた。また第2の方法として、例えばレンズ交換式一眼レフカメラなどにおいては、レンズカメラ本体から取り外した状態で特殊な動作モードを用いてその撮像素子を外部に露呈させ、ブロアー等でその撮像素子表示面に付着している塵を吹き払っていた。さらに第3の方法として、防塵フィルタの周縁部に固着した圧電素子等の加振部材を振動させ、それによって防塵フィルタを振動させて付着した塵埃を除去する技術もある(特許文献1)。さらに、第4の方法として、塵埃の付着を検出したら画像処理によって塵埃画像を消去する技術も提案されている(特許文献2)
特開2003−319222号公報 特開2005−341381号公報
このように撮像面やその近傍の光学素子における塵埃除去は種々なされている。しかしながら、これらの塵埃除去動作は、カメラのシャッタが閉じている非作動状態やカメラのパワーオン時等に行われている。シャッタを開放状態とし、撮像素子からの被写体像信号に基づいて被写体像観察用として液晶モニタ等の表示装置に動画像を表示する所謂スルー画表示(ライブビュー表示、電子ファインダとも言う)では、シャッタの開放中に、撮像素子に塵埃が付着しやすく、従来のようなやり方では十分塵埃を除去できず、画質が低下し易いという課題があった。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、スルー画表示を行うカメラであっても塵埃が目立たないようにしたレンズ交換式カメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため第1の発明に係わるレンズ交換式カメラは、撮影レンズを通過した被写体光束を受けて、被写体像信号を出力する撮像手段と、この撮像手段の撮像面の前側に配置された防塵フィルタと、この防塵フィルタを振動させる加振手段と、上記撮像手段の出力に基づいて被写体の動画像を表示する表示手段を具備し、上記表示手段による動画表示の開始もしくは停止に応じて上記加振手段によって上記防塵フィルタを振動させる。
また、第2の発明に係わるレンズ交換式カメラは、上記第1の発明において、上記表示手段による動画表示の開始にあたって、シャッタの開放の前もしくは後のいずれかのタイミングにおいて上記防振フィルタを振動させる。
さらに、第3の発明に係わるレンズ交換式カメラは、上記第1の発明において、上記表示手段による上記動画像の表示停止後であって、上記撮像手段からの被写体像信号に基づく画像データの記録開始前に上記防塵フィルタを振動させる。
さらに、第4の発明に係わるレンズ交換式カメラは、上記第1の発明において、上記表示手段による上記動画像の停止後であって、かつシャッタの閉じ動作後に上記防塵フィルタを振動させる。
さらに、第5の発明に係わるレンズ交換式カメラは、上記第1の発明において、上記表示手段による上記動画像の停止後であって、かつ可動反射ミラーのダウン後に上記防塵フィルタを振動させる。
さらに、第6の発明に係わるレンズ交換式カメラは、上記第1の発明において、さらに除塵指示部材を有し、この除塵指示部材の手動操作に応答して、上記防塵フィルタを振動させる。
上記目的を達成するため第7の発明に係わるデジタルカメラは、撮影レンズを通過した被写体光束を受けて、被写体像信号を出力する撮像手段と、この撮像手段の撮像面またはその前側に配置された光学素子に付着した塵埃を除去する除去する塵埃除去手段と、上記撮像手段の出力に基づいて被写体の動画像を表示する表示手段と、この表示手段による上記動画像の表示の開始または停止に応じて、上記塵埃除去手段を動作させる制御手段を具備する。
本発明のレンズ交換式カメラは、表示手段による動画表示の開始もしくは停止に応じて塵埃を除去するようにしたので、スルー画表示を行うカメラであっても塵埃が目立たないようにしたレンズ交換式カメラを提供することができる。
以下、図面に従って本発明を適用したデジタル一眼レフカメラを用いて好ましい一実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るデジタル一眼レフカメラについて背面からみた外観斜視図である。このデジタルカメラは、撮影レンズによって形成される被写体像を撮像素子上に結像させ、この撮像素子の出力に基づいて被写体像観察用として液晶モニタ等の表示装置に動画像を表示する所謂スルー画表示機能を有している。また、撮影者からの撮影指示に応じて静止画像を取得し、記録媒体に記録可能である。
カメラ本体200の上面にはレリーズ釦21、モードダイヤル22、コントロールダイヤル24等が配置されている。レリーズ釦21は、撮影者が半押しするとオンする第1レリーズスイッチと、全押しするとオンする第2レリーズスイッチを有している。この第1レリーズスイッチ(以下、1Rと称する)のオンによりカメラは焦点検出、撮影レンズのピントあわせ、被写体輝度の測光等の撮影準備動作を行い、第2レリーズスイッチ(以下、2Rと称する)のオンにより撮像素子としてのCCD(Charge Coupled Devices)221(図2参照)の出力に基づいて被写体像の画像データの取り込みを行う撮影動作を実行する。
モードダイヤル22は回転可能に構成された操作部材であり、モードダイヤル22上に設けられた撮影モードを表す絵表示または記号に指標に合致させることにより、フルオート撮影モード(AUTO)、プログラム撮影モード(P)、絞り優先撮影モード(A)、シャッタ撮影優先モード(S)、マニュアル撮影モード(M)、ポートレート撮影モード、風景撮影モード、マクロ撮影モード、スポーツ撮影モード、夜景撮影モード等の各撮影モードを選択することができる。コントロールダイヤル24は回転可能に構成された操作部材であり、情報表示画面等において、コントロールダイヤル24の回転操作により所望の設定値やモード等を選択することができる。
カメラ本体200の背面には、液晶モニタ26、再生釦27、メニュー釦28、アップ用十字釦30U、ダウン用十字釦30D、右用十字釦30R、左用十字釦30L(これらの各十字釦30U、30D、30R、30Lを総称する際には、十字釦30と称する)、OK釦31、表示切換釦34、ホワイトバランス釦37、ISO感度釦38が配置されている。液晶モニタ26は、撮影済みの被写体像を再生表示し、また、撮影条件やメニューを表示するための表示装置である。これらの表示を行うことができるものであれば、液晶に限らない。再生釦27は、撮影後に記録した被写体画像を液晶モニタ26に表示させることを指示するための操作釦である。後述するSDRAM237、記録媒体245にJPEG等の圧縮モードで記憶されている被写体の画像データを伸張して表示する。
十字釦30は液晶モニタ26上で、X方向とY方向の2次元方向にカーソルの移動を指示するための操作部材であり、また、後述するように、記録媒体に記録された被写体像を表示するにあたって、記録媒体の指示にも使用する。なお、アップ、ダウン、左、右用の4つの釦を設ける以外にも、タッチスイッチのように2次元上で操作方向を検出できるスイッチ等の2次元方向に操作できるスイッチに置き換えることも可能である。OK釦31は、十字釦30やコントロールダイヤル24等によって選択された各種項目を確定するための操作部材である。メニュー釦28は、このデジタルカメラの各種モードを設定するためのメニューモードに切換えるための釦であり、このメニュー釦28の操作によってメニューモードを選択すると、液晶モニタ26にメニュー画面が表示される。メニュー画面は複数の階層構造となっており、十字釦30で各種項目を選択し、OK釦31の操作により選択を決定する。
表示切換釦34は、後述するスルー画表示と情報表示とを切り換えるための操作釦であって、スルー画表示は、被写体像記録用のCCD221の出力に基づいて液晶モニタ26に被写体像を観察用に表示するモードであり、情報表示はカメラの撮影情報を表示設定するために液晶モニタ26に表示されるモードである。ホワイトバランス釦37は、ホワイトバランスを設定するための操作釦であり、このホワイトバランス釦37を操作することによって、液晶モニタ26に設定画面が表示され、オート、太陽光、曇天、日陰、電球、蛍光灯1〜3、ワンショット等の各モードが表示され、前述のコントロールダイヤル24の回転操作によって選択し、OK釦31の操作によって決定することができる。
ISO感度釦38は、ISO感度を設定するための操作釦であり、このISO感度釦38を操作するによって、液晶モニタ26に設定画面が表示され、オート、感度100〜1600の各感度を、前述のコントロールダイヤル24の回転操作によって選択し、OK釦31の操作によって決定することができる。カメラ任せにする場合には、オートを選択し、撮影意図がある場合には、感度100〜1600の範囲内で撮影者が任意に設定することができる。除塵釦39は、後述するように、撮像素子としてのCCD221の前側に配置された除塵機構を動作させるための操作釦である。本実施形態では超音波振動を利用した除塵機構を採用し、CCD221の前側の光学素子を超音波振動させることで付着した塵埃を除去している。カメラ本体200の側面には、記録媒体収納蓋40が開閉自在に取り付けられている。この記録媒体収納蓋40を開放すると、この内部に記録媒体245用の装填スロットが設けられており、記録媒体245はカメラ本体200に対して、脱着自在に装填可能となっている。
次に、図2を用いて、デジタル一眼レフカメラの電気系を主とする全体構成を説明する。本実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラは、交換レンズ100とカメラ本体200とから構成される。本実施形態では、交換レンズ100とカメラ本体200は別体で構成され、通信接点300にて電気的に接続されているが、交換レンズ100とカメラ本体200を一体に構成することも可能である。
交換レンズ100の内部には、焦点調節および焦点距離調節用のレンズ101、102と、開口量を調節するための絞り103が配置されている。レンズ101およびレンズ102はレンズ駆動機構107によって駆動され、絞り103は絞り駆動機構109によって駆動されるよう接続されている。レンズ駆動機構107、絞り駆動機構109はそれぞれレンズCPU111に接続されており、このレンズCPU111は通信接点300を介してカメラ本体200に接続されている。レンズCPU111は交換レンズ100内の制御を行うものであり、レンズ駆動機構107を制御してピント合わせや、ズーム駆動を行うとともに、絞り駆動機構109を制御して絞り値制御を行う。
カメラ本体200内には、被写体像を観察光学系に反射するためにレンズ光軸に対して45度傾いた位置と、被写体像を撮像素子(後述のCCD221)に導くために跳ね上がった位置との間で、回動可能な可動反射ミラー201が設けられている。この可動反射ミラー201の上方には、被写体像を結像するためのフォーカシングスクリーン205が配置され、このフォーカシングスクリーン205の上方には、被写体像を左右反転させるためのペンタプリズム207が配置されている。このペンタプリズム207の出射側(図1で右側)には被写体像観察用の接眼レンズ209が配置され、この脇であって被写体像の観察に邪魔にならない位置に測光センサ211が配置されている。この測光センサ211は被写体像を分割して測光する多分割測光素子で構成されている。
上述の可動反射ミラー201の中央付近はハーフミラーで構成されており、この可動反射ミラー201の背面には、ハーフミラー部で透過した被写体光をカメラ本体200の下部に反射するためのサブミラー203が設けられている。このサブミラー203は、可動反射ミラー201に対して回動可能であり、可動反射ミラー201が跳ね上がっているときには、ハーフミラー部を覆う位置に回動し、可動反射ミラー201が被写体像観察位置にあるときには、図示する如く可動反射ミラー201に対して開いた位置にある。この可動反射ミラー201はミラー駆動機構219によって駆動されている。また、サブミラー203の下方には測距用センサを含む測距回路217が配置されており、この回路は、レンズ101、102によって結像される被写体像の焦点ズレ量を測定するための回路である。
可動反射ミラー201の後方には、露光時間制御用のフォーカルプレーンタイプのシャッタ213が配置されており、このシャッタ213はシャッタ駆動機構215によって駆動制御される。シャッタ213の後方には撮像素子としてのCCD221が配置されており、レンズ101、102によって結像される被写体像を電気信号に光電変換する。なお、本実施形態では撮像素子としてCCDを用いているが、これに限らずCMOS(Complementary Metal Oxide
Semiconductor)等の二次元撮像素子を使用できることはいうまでもない。
上述のシャッタ213とCCD221の間には、除塵機構を構成する防塵フィルタ218とこの防塵フィルタ218の周縁部に固着された圧電素子220からなる除塵機構が配置されている。この圧電素子220は防塵フィルタ駆動回路216によって駆動される。この除塵機構の詳細は、図3を用いて後述する。CCD221はCCD駆動回路223に接続され、このCCD駆動回路223によってアナログデジタル変換(AD変換)がなされる。CCD駆動回路223はCCDインターフェース225を介して画像処理回路227に接続されている。この画像処理回路227は色補正、ガンマ(γ)補正、コントラスト補正、白黒・カラーモード処理、スルー画像処理といった各種の画像処理を行う。
画像処理回路227は、ASIC(Application Specific Integrated
Circuit 特定用途向け集積回路)271内のデータバス261に接続されている。このデータバス261には、画像処理回路227の他、後述するシーケンスコントローラ(以下、「ボディCPU」と称す)229、圧縮回路231、フラッシュメモリ制御回路233、SDRAM制御回路236、入出力回路239、通信回路241、記録媒体制御回路243、ビデオ信号出力回路247、スイッチ検出回路253が接続されている。
データバス261に接続されているボディCPU229は、このデジタル一眼レフカメラのフローを制御するものである。またデータバス261に接続されている圧縮回路231はSDRAM237に記憶された画像データをJPEGやTIFFで圧縮するための回路である。なお、画像圧縮はJPEGやTIFFに限らず、他の圧縮方法も適用できる。データバス261に接続されているフラッシュメモリ制御回路233は、フラッシュメモリ(Flash Memory)235に接続され、このフラッシュメモリ235は、一眼レフカメラのフローを制御するためのプログラムが記憶されており、ボディCPU229はこのフラッシュメモリ235に記憶されたプログラムに従ってデジタル一眼レフカメラの制御を行う。なお、フラッシュメモリ235は、電気的に書換可能な不揮発性メモリである。SDRAM237は、SDRAM制御回路236を介してデータバス261に接続されており、このSDRAM237は、画像処理回路227によって画像処理された画像データまたは圧縮回路231によって圧縮された画像データを一時的に記憶するためのバッファメモリである。
上述の測光センサ211、シャッタ駆動機構215、防塵フィルタ駆動回路216、測距回路217およびミラー駆動機構219に接続される入出力回路239は、データバス261を介してボディCPU229等の各回路とデータの入出力を制御する。レンズCPU111と通信接点300を介して接続された通信回路241は、データバス261に接続され、ボディCPU229等とのデータのやりとりや制御命令の通信を行う。データバス261に接続された記録媒体制御回路243は、記録媒体245に接続され、この記録媒体245への画像データ等の記録の制御を行う。記録媒体245は、xDピクチャーカード(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、SDメモリカード(登録商標)またはメモリスティック(登録商標)等の書換え可能な記録媒体のいずれかが装填可能となるように構成され、カメラ本体200に対して着脱自在となっている。その他、通信接点を介してハードディスクを接続可能に構成してもよい。
データバス261に接続されたビデオ信号出力回路247は液晶モニタ駆動回路249を介して液晶モニタ26に接続される。ビデオ信号出力回路247は、SDRAM237、記録媒体245に記憶された画像データを、液晶モニタ26に表示するためのビデオ信号に変換するための回路である。液晶モニタ26はカメラ本体200の背面に配置されるが、撮影者が観察できる位置であれば、背面に限らないし、また液晶に限らず他の表示装置でも構わない。シャッタレリーズ釦の第1ストロークや第2ストロークを検出するスイッチ、再生モードを指示するスイッチ、ISO設定モードを指示するスイッチ、ホワイトバランス設定を指示するスイッチ、液晶モニタ26の画面でカーソルの動きを指示するするスイッチ、撮影モードを指示するスイッチ、選択された各モード等を決定するOKスイッチ、表示切換を指示するスイッチ等の各種スイッチ255は、スイッチ検出回路253を介してデータバス261に接続されている。
次に、前述の除塵機構について図3を用いて説明する。被写体像を受光し光電変換するCCD221は、硬質電気回路基板290に半田付けによって固定支持されている。このCCD221の前側〈図中左側を言い、撮影レンズ101側でもある〉には保護ガラス291が一体に構成されている。保護ガラス291の前側には撮影レンズ101、102を透過した被写体光束から高周波成分を取り除くための光学的ローパスフィルタ295が配設されており、保護ガラス291の周縁部には光学的ローパスフィルタ295を受けるためのローパスフィルタ受け部材293が配設されていて、塵埃等が入り込まないよう密封されている。光学フィルタ295の前側には透明なガラスで構成された防塵フィルタ218が配設され、この防塵フィルタ218の周縁部には、防塵フィルタ218に対して所定の振動を加えるための圧電素子220が配設されている。
この圧電素子220は、防塵フィルタ218と撮像素子収納ケース297によってはさみこまれており、不図示の取付け部材にて撮像素子収納ケース297の端部に押圧固定されている。そして撮像素子収納ケース297は硬質電気回路基板290にネジ299によって固定されている。なお、圧電素子220での振動は、撮像素子収納ケース297に伝播されないように遮蔽されている。CCD221や光学フィルタ295等は、防塵フィルタ218、圧電素子220および撮像素子収納ケース297等によって密封されている。圧電素子220は防塵フィルタ駆動回路216によって、防塵フィルタ218が所定の超音波で振動するよう駆動され、その振動を利用して防塵フィルタ218の前面に付着した塵埃を除去する。なお、撮像素子自体もしくは撮像素子の前面側に配設された光学素子に付着した塵埃を除去できるものであれば、本実施形態のような超音波振動を利用したものに限らず、空気ポンプ等を利用して空気流によって吹き飛ばすものや、静電気を利用して塵埃を集塵して除去するもの等、種々の方法に適宜、置き換えても勿論構わない。また、撮像素子ユニット自体を駆動し、その際撮像素子ユニットに加わる加速度を利用して、塵埃を除去するようにしても構わない。
次に、図4を用いて、カメラ本体200の表示および動作モードの概略について説明する。
情報表示M100はカメラ本体200の電源スイッチがオンとなったときの初期設定される状態であり、カメラの撮影にあたって基本的な情報の表示を行うものであって、液晶モニタ26に、撮影モード、シャッタスピード、絞り、AFモード、フラッシュ、画素数等の情報表示の画面が表示される。プログラムモード、シャッタ速度優先モードといった撮影モードはモードダイヤル22の回動操作によって設定される。また、感度、シャッタ速度、絞り値、補正値、画素数といった項目は、情報表示画面において十字キー30を操作することによって項目を選択し、コントロールダイヤル24の操作で数値を設定する。
情報表示M100の状態において、レリーズ釦21を半押しすることによって、1Rスイッチがオンとなり、撮影動作A M130に入り、レリーズ釦21から手を離し、半押しが解除されることによって情報表示M100に戻る。この撮影動作準備動作M130では、測光・測距等の撮影のための準備動作を行う。この後、レリーズ釦21を全押しすると、撮影動作A M131を行う。この撮影動作Aにおいて、CCD221から被写体像の光電変換信号を取り込み、画像処理回路227によって画像処理の上、画像データを記録媒体245に記録動作を行う。
また、情報表示モードM100において、表示切換釦34を操作すると、スルー画表示モードM300となる。このスルー画表示モードでは、前述したように被写体像記録用のCCD221の出力を用いて観察用に被写体像を液晶モニタ26に表示する。このスルー画表示モードM300において、レリーズ釦21を半押しした状態では特に動作は何も行われないが、さらにレリーズ釦21を全押しすると、撮影動作B M330が実行される。撮影動作Bでは、CCD221によって取得した被写体画像データを記録媒体245に記録する。撮影動作Bが終了すると、スルー画表示モードに戻る。
次に、前述のスルー画表示モードM300について、図5に示すフローチャートを用いて、その詳細を説明する。
スルー画表示モードに入ると、まず、除塵動作を行う(#1)。この除塵動作は、防塵フィルタ駆動回路216を介して圧電素子220に駆動電圧を印加し、防塵フィルタ218を超音波振動させ、これによって塵埃等を除去する。詳しい動作は、図6を用いて後述する。次に、測光センサ211の出力に基づいて被写体輝度の測定を行い、ここで得た被写体輝度に基づいてシャッタ速度及び/又は絞り値を演算により求める露光量演算を行う(#2)。
なお、ここで、求めるシャッタ速度及び/または絞り値は、前述の撮影モードにしたがって行う。この後、CCD221の出力に基づいて被写体像を得るための準備を行う。このため、可動反射ミラー201をアップさせ(#3)、レンズ101、102からの被写体光束をファインダ光学系からCCD221側に導くようにする。可動反射ミラー201が上昇すると、ステップ#5に進み、シャッタ213を開放状態にする。シャッタ213が開放となることにより、CCD221上に被写体像が結像する。
この後、CCD221の駆動にあたっての電子シャッタスピードと感度の条件設定を行うために、ステップ#2で求めた測光・露光量の演算結果を用いてスルー画条件設定1のサブルーチンを実行する(#7)。このサブルーチンの実行によって液晶モニタ26に適切な明るさ(明度)の像を表示することができるが、このサブルーチンの詳細は図8を用いて後述する。スルー画条件設定1が終了すると、これで、スルー画表示の準備ができたので、ステップ#9において、液晶モニタ26に被写体像の表示を開始させる。なお、スルー画表示動作の制御はこの開始指示を受けて画像処理回路227にて行われる。
次に、ステップ#21において、レリーズ釦21が全押しされたか、すなわち2Rがオンか否かの判定を行う。オンの場合には、撮影動作Bを行うための準備動作として、スルー画表示の停止のための一連の動作をステップ#23から#27において行う。まず、CCD221への電源供給を停止し、液晶モニタ26でのスルー画表示を停止する(#23)。続いて、シャッタ213を閉じ(#25)、可動反射ミラー201をダウンさせ、被写体光束をCCD221側からファインダ光学系側に切り換える(#27)。
可動反射ミラー201のダウンの完了を検出したら、ステップ#1と同様に除塵動作を行い、防塵フィルタ218に付着した塵埃の除去を行う。シャッタ213の開放中は塵埃が付着する可能性があることから、スルー画表示を停止する際に除塵を行っている。また、スルー画表示停止後であって撮影動作前に除塵動作を行うことにより、記録画像に塵埃の影が映り画質が低下することを防止することができる。さらに、撮影動作終了後にスルー画表示を再開した際に、塵埃による画質低下を防止することができる。塵埃除去動作が終わると、次に撮影動作Bのルーチンに移行する。このルーチンにおいて、CCD221の出力に基づいて静止画像データを取得し、記録媒体245に静止画像データの記録を行う。詳細は図7を用いて後述する。撮影動作Bが終わると、ステップ#1に戻り、前述の動作を繰り返す。ステップ#1に戻ることより、撮影終了後に毎回、塵埃除去することができ、スルー画表示の際に塵埃による画質低下を防止することができる。
ステップ#21に戻り、2Rがオフであった場合には、ステップ#31に進み、表示切換釦34がオンか否かの判定を行う。判定の結果、表示切換釦34が操作されておりオンであった場合には、情報表示モードM100に戻るための準備動作を行う。この準備動作のステップ#33から#38は、前述のステップ#23からステップ#28と同様の処理なので、詳細は省略する。ステップ#38にて除塵動作が終了すると、前述の情報表示モードM100に移行する。なお、ステップ#28と同様、シャッタ213の開放中は塵埃が付着する可能性があることから、ステップ#38において除塵を行っている。
ステップ#31に戻り、判定の結果、表示切換釦34がオフであった場合には、ステップ#39に進み、電源スイッチ(不図示)がオフか否かを判定する。判定の結果オフだった場合は、電源オフを行うがその前の準備動作として、ステップ#41からステップ#45を行うがこれらは前述のステップ#23から#27と同様であるので、詳細は省略する。ステップ#45にて可動反射ミラー201がダウンすると電源をオフし、動作を停止する。
ステップ#39に戻り、電源スイッチの判定の結果、オフではなかった場合には、ステップ#47に進み、除塵釦39がオンか否かの判定を行う。除塵釦39が操作され、オンである場合には、ステップ#49に進み、ステップ#1と同様に、除塵動作を行う。除塵動作は、防塵フィルタ駆動回路216を介して圧電素子220に駆動電圧を印加し超音波で防塵フィルタ218を振動させ、これによって塵埃等を除去する。
ステップ#47において除塵釦39がオフであった場合、またはステップ#49にて除塵動作が終了した場合には、ステップ#51に進む。ここでスルー画条件の設定2を実行した後に、ステップ#21に戻り、前述のステップを繰り返す。ステップ#51におけるスルー画条件の設定2は、前述したように液晶モニタ26におけるスルー画表示の明度を適切に保つことを目的とするサブルーチンである。ステップ#7のスルー画条件設定1はスルー画表示前であったので、測光センサ211の出力に基づいて行ったが、スルー画条件設定2では、狙いとする明度と前回撮像結果に基づく画面明度と差分から次回撮像時の電子シャッタスピードと感度を決定する。なお、ここで、明度とは、例えば、CCD221の各画素出力の加重平均値に対応した値である。
次に、ステップ#1、#28、#38および#49の除塵のサブルーチンについて、図6を用いて説明する。このサブルーチンに入ると、まず2秒タイマをリセットし、スタートさせる(#251)。本実施形態においては、除塵動作は2秒間連続的に実行され、この時間を計時するためである。続いて、防塵フィルタ回路216を介して圧電素子220に対して加振動作を開始する(#253)。これによって、前述したように、防塵フィルタ218を超音波で振動させ、塵埃を除去する。ステップ#255にて加振動作が2秒経過したことを検出すると、ステップ#257に進み、加振動作を停止する。
このように、本実施形態においては、スルー画表示の開始(ステップ#9)に先立って、除塵動作を行っている(ステップ#1)ので、塵埃の影が表示されることがなくなり、スルー画表示の画質が低下することがない。また、除塵動作をステップ#1に代えて、またステップ#1と共にステップ#5と#7の間で行うようにすれば、ステップ#5におけるシャッタ213の開放動作によって発生した塵埃を除去することができる。
また、本実施形態においては、スルー画表示の停止(ステップ#23、#33)後に、除塵動作(#28、#38)を行っているので、スルー画表示のためにシャッタ213が開放していた際に付着した塵埃を除去することができる。スルー画表示の停止後であって撮影動作B(#29)に先立って、除塵動作を行っているので、撮影時に塵埃の影が映し込まれることがなくなる。さらに、ステップ#28、#38における除塵動作はシャッタ213の閉じ動作が終わり、また可動ミラー201のミラーダウン後に行っているので、このシャッタ閉じ動作やミラーダウン動作の際に発生する塵埃も除去することができる。本実施形態においては、除塵釦39を設け、撮影者が塵埃を除去したい場合には、この除塵釦39を手動操作することにより、塵埃除去できるので、便利である。
なお、本実施形態においては、ステップ#1、#28および#38において、除塵動作を実行しているが、これらの全てで除塵動作を行わず、いずれかを省略しても勿論構わない。また、除塵動作として、圧電素子220による超音波振動を利用していたが、これに限らず、空気流による除塵、静電気を利用して塵埃を集塵して除塵する方法、撮像素子ユニット自体を駆動し、このとき撮像素子ユニットに加わる加速度を利用して除塵する方法等、他の除塵動作に置き換えても勿論構わない。
次に、前述の撮影動作A M130と撮影動作B M330(ステップ#29)について、図7に示すフローチャートを用いて、その詳細を説明する。
撮影動作Aに入ると、まず、測光センサ211の出力に基づいて被写体輝度の測定を行う(#221)。ここで得た被写体輝度に基づいてシャッタ速度及び/又は絞り値を演算により求める(#223)。なお、ここで、求めるシャッタ速度及び/または絞り値は、設定された撮影モードにしたがったプログラム線図に基づいて行う。この後、測距回路217の出力に基づいて撮影レンズ101、102のピントズレ量を演算で求め、このズレ量に基づいて、レンズCPU111を介してレンズ駆動回路107を駆動しピント合わせを行う(#225)。
次に、レリーズ釦21の全押しによってオンとなる第2レリーズスイッチがオンか否かかの判定を行い(#231)、オンではない場合には、レリーズ釦21の半押しによってオンとなる第1レリーズスイッチがオンか否かかの判定を行う(#229)。判定の結果、オンであった場合には、レリーズ釦は半押し状態ではあるが、全押し状態とはなっていないので、ステップ#229と#231を繰り返し行う待機状態となる。ステップ#229にてレリーズ釦21から手が離れ、第1レリーズスイッチがオフとなった場合には、Noで抜けて元のルーチンに戻る。
一方、レリーズ釦21が全押しされると、第2レリーズスイッチがオンとなり、ステップ#231をYesで抜けて、ステップ#233以下において、実際に撮像を行い画像データの記録を行うための処理、すなわち撮影動作を実行する。まず、可動ミラー201のアップ動作を行い(#233)、これによって、撮影レンズ101、102を透過した被写体光束はCCD221側に導かれる(但し、この時点ではシャッタ213が閉じているので、CCD221上には結像していない)。続いて、絞り103の絞込み動作を開始し(#235)、絞り込みが終了すると撮像動作を行う(#237)。
この撮像動作は、まずCCD221により撮像動作を開始させると共に、シャッタ213の先幕の走行を開始させ、所定時間経過後に後幕の走行を開始させる。後幕走行終了時間経過後にCCD221による撮像を停止させ、CCD駆動回路223によって画像信号の読み出しを行い、画像処理回路227による画像処理を実行する。この画像処理された画像データはバッファメモリとしてのSDRAM237に格納される。この後、絞り103を開放状態に復帰させ(#239)、可動反射ミラー201をダウンさせ(#241)、ファインダ光学装置を被写体像観察状態にする。次に、SDRAM237等のバッファメモリに記憶していた画像データを記録媒体(メモリカード)245に記録し(#243)、元のルーチンに戻る。
また、スルー画表示モードM300において、レリーズ釦21が全押しされ、2Rがオンとなると、撮影動作B M330に入り、前述のステップ#235以下を実行する。各ステップについては、前述している通りであるので説明を繰り返さない。
次に、「スルー画条件の設定1」と「スルー画条件設定2」について図8を用いて説明する。このサブルーチンは前述したように、液晶モニタ26に被写体画像を表示する際の画像明度の調整を行うためのものである。まず、スルー画条件設定1のサブルーチンに入ると、ステップS201において、測光センサ211の出力BVsに基づいて次回撮像時の電子シャッタスピードTV1と感度SV1の決定を行う。スルー画表示時における絞り値は開放絞りであるので、この絞り値をAVsとすると、
AVs+TV1=BVs+SV1
の関係があり、
BVs−AVs=TV1−SV1
となる。この式の左辺は既知の値であるので、左辺の値からTV1とSV1を適宜、プログラムラインやテーブルに従って求めればよい。この後、決定された電子シャッタスピードTV1と感度SV1をそれぞれのレジスタに記憶・設定する(S207)。CCD駆動回路223は、ここで設定・記憶されたTV1とSV1に基づいてCCD221の駆動制御を行い、光電変換信号の読み出しを行う。ステップS207にてTV1およびSV1の設定が終了すると元のフローに戻る。
次に、「スルー画条件設定2」を説明する。設定2のサブルーチンに入ると、まず、狙いの画像明度(所定値)と前回撮像時の画像明度との差ΔEVを算出する(S203)。続いて、画像明度が一定となるように、次回撮像時の電子シャッタスピードTV1と感度SV1を決定する(S205)。この決定にあたっては、次の要素から求める。
・開放絞り値AV0
・前回撮像時の電子シャッタスピードTV0
・前回撮像時の感度SV0
・狙いの画像明度と前回撮像時の画像明度との差ΔEV
まず、露出条件の基本式として
AV0+TV0=BV0+SV0
である。
ここで、BV0は前回の輝度であるが、真の値は分からず、上記基本式では仮の値としている。真の輝度値BV0は、狙いとの差、即ち、ΔEVだけ外れていることから、
BV0=AV0+TV0−SV0+ΔEV
=AV1+TV1−SV1
となり、この関係式からTV1とSV1を求める。ここで、差ΔEVは、例えば、撮像素子の各画素の出力の加重平均と狙いとする値との差から求めればよい。このステップS205を終了すると、前述したステップS207に進み、このステップを実行した後、元のフローに戻る。
以上、説明したように本実施形態においては、動画像表示(スルー画表示)の開始時もしくは停止時に、除塵動作を行うようにしたので、動画像表示にあたって塵埃を目立たないようにすることができる。すなわち、動画像表示の開始に先立って除塵動作を行って塵埃を除去しているので、動画像表示開始前に付着した塵埃が除去され動画像の画質が低下することがない。また、動画像表示の停止後に除塵動作を行うようにしているので、シャッタ開放中に付着した塵埃が除去され、次の動画像表示の際に画質が低下することがない。
本発明の実施形態の説明にあたっては、デジタル一眼レフカメラを例に挙げたが、これに限らず、撮像素子を有し、この撮像素子の出力に基づいて動画像(スルー画)を表示することのできるデジタルカメラや電子撮像装置であれば適用できることは勿論である。
本発明の一実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラの外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの全体構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係わる除塵機構の断面図である。 本発明の一実施形態におけるデジタル一眼レフカメラの表示モードおよびその動作モード・メニューの階層構造を示すブロック図である。 本発明の一実施形態におけるスルー画表示モードのフローチャートである。 本発明の一実施形態における除塵の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における撮影動作Aおよび撮影動作Bのフローチャートである。 本発明の一実施形態におけるスルー画条件の設定1とスルー画条件の設定2のフローチャートである。
符号の説明
21 レリーズ釦
23 パワースイッチ
26 液晶モニタ
33 ファインダ
34 表示切換釦
39 除塵釦
100 レンズ鏡筒
200 カメラ本体
213 シャッタ
218 防塵フィルタ
216 防塵フィルタ駆動回路
220 圧電素子
221 CCD
229 ボディCPU
227 画像処理回路

Claims (7)

  1. 撮影レンズを通過した被写体光束を受けて、被写体像信号を出力する撮像手段と、
    この撮像手段の撮像面の前側に配置された防塵フィルタと、
    この防塵フィルタを振動させる加振手段と、
    上記撮像手段の出力に基づいて被写体の動画像を表示する表示手段と、
    を具備し、
    上記表示手段による動画表示の開始もしくは停止に応じて上記加振手段によって上記防塵フィルタを振動させることを特徴とするレンズ交換式カメラ。
  2. 上記表示手段による動画表示の開始にあたって、シャッタの開放の前もしくは後のいずれかのタイミングにおいて上記防振フィルタを振動させることを特徴とする請求項1に記載のレンズ交換式カメラ。
  3. 上記表示手段による上記動画像の表示停止後であって、上記撮像手段からの被写体像信号に基づく画像データの記録開始前に上記防塵フィルタを振動させることを特徴とする請求項1に記載のレンズ交換式カメラ。
  4. 上記表示手段による上記動画像の停止後であって、かつシャッタの閉じ動作後に上記防塵フィルタを振動させることを特徴とする請求項1に記載のレンズ交換式カメラ。
  5. 上記表示手段による上記動画像の停止後であって、かつ可動反射ミラーのダウン後に上記防塵フィルタを振動させることを特徴とする請求項1に記載のレンズ交換式カメラ。
  6. さらに除塵指示部材を有し、この除塵指示部材の手動操作に応答して、上記防塵フィルタを振動させることを特徴とする請求項1に記載のレンズ交換式カメラ。
  7. 撮影レンズを通過した被写体光束を受けて、被写体像信号を出力する撮像手段と、
    この撮像手段の撮像面またはその前側に配置された光学素子に付着した塵埃を除去する除去する塵埃除去手段と、
    上記撮像手段の出力に基づいて被写体の動画像を表示する表示手段と、
    この表示手段による上記動画像の表示の開始または停止に応じて、上記塵埃除去手段を動作させる制御手段と、
    を具備したことを特徴とするデジタルカメラ。
JP2006225698A 2006-08-22 2006-08-22 レンズ交換式カメラ Pending JP2008053845A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006225698A JP2008053845A (ja) 2006-08-22 2006-08-22 レンズ交換式カメラ
US11/893,311 US7876372B2 (en) 2006-08-22 2007-08-15 Digital camera method therefor for initiating dust removal operations responsive to live view operation states
CNB2007101465720A CN100518250C (zh) 2006-08-22 2007-08-21 数字照相机以及数字照相机的控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006225698A JP2008053845A (ja) 2006-08-22 2006-08-22 レンズ交換式カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008053845A true JP2008053845A (ja) 2008-03-06

Family

ID=39113022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006225698A Pending JP2008053845A (ja) 2006-08-22 2006-08-22 レンズ交換式カメラ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7876372B2 (ja)
JP (1) JP2008053845A (ja)
CN (1) CN100518250C (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010193103A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Canon Inc 撮像装置
JP2011164614A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Axis Ab レンズ装置のキャリブレーション
JP2012255915A (ja) * 2011-06-09 2012-12-27 Pentax Ricoh Imaging Co Ltd デジタルカメラ
JP2018074564A (ja) * 2016-10-21 2018-05-10 キヤノン株式会社 撮像装置、その撮像方法
JP2020182132A (ja) * 2019-04-25 2020-11-05 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像装置の制御方法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5113361B2 (ja) * 2006-09-13 2013-01-09 ペンタックスリコーイメージング株式会社 撮像装置
US8514316B2 (en) * 2007-10-25 2013-08-20 Nikon Corporation Image device and optical device for providing dust removing capabilities
JP5012673B2 (ja) * 2008-06-03 2012-08-29 ソニー株式会社 表示装置
KR20110092545A (ko) * 2010-02-09 2011-08-18 삼성전자주식회사 촬상 장치
KR101881923B1 (ko) * 2011-05-13 2018-07-27 삼성전자주식회사 촬상 장치
US9965869B1 (en) * 2017-06-02 2018-05-08 Essential Products, Inc. Sensing light through a surface with a residue
CN109997347B (zh) * 2017-11-01 2020-07-31 腾讯科技(深圳)有限公司 虚拟现实的终端设备、除尘方法及非易失性存储介质
CN108200384B (zh) * 2017-12-22 2024-01-30 新疆信息产业有限责任公司 自动去除镜面异物的联动视频监控装置及其使用方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07151946A (ja) 1994-09-12 1995-06-16 Olympus Optical Co Ltd カメラ
US6453124B2 (en) * 2000-03-27 2002-09-17 Minolta Co., Ltd. Digital camera
JP4282226B2 (ja) * 2000-12-28 2009-06-17 オリンパス株式会社 カメラ
US7215372B2 (en) * 2002-05-17 2007-05-08 Olympus Corporation Optical apparatus having dust off function
JP4646442B2 (ja) * 2001-06-05 2011-03-09 キヤノン株式会社 デジタル一眼レフカメラ及びその制御方法、並びに記憶媒体
JP4028754B2 (ja) 2002-04-26 2007-12-26 オリンパス株式会社 カメラ及びこれに用いるカメラ用アッセンブリ
JP3727903B2 (ja) * 2002-05-13 2005-12-21 オリンパス株式会社 カメラ
US7492408B2 (en) * 2002-05-17 2009-02-17 Olympus Corporation Electronic imaging apparatus with anti-dust function
JP2003348462A (ja) * 2002-05-27 2003-12-05 Olympus Optical Co Ltd カメラ及び撮像素子ユニット
JP4197968B2 (ja) 2003-02-07 2008-12-17 オリンパス株式会社 電子撮像装置
JP2004354581A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Minolta Co Ltd 撮像装置
JP4328260B2 (ja) * 2004-04-21 2009-09-09 オリンパス株式会社 デジタル一眼レフレックスカメラ
JP4444000B2 (ja) 2004-05-28 2010-03-31 Hoya株式会社 デジタルカメラ
JP4499520B2 (ja) * 2004-09-22 2010-07-07 オリンパス株式会社 電子撮像装置
JP4756950B2 (ja) * 2005-08-08 2011-08-24 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010193103A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Canon Inc 撮像装置
JP2011164614A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Axis Ab レンズ装置のキャリブレーション
JP2012255915A (ja) * 2011-06-09 2012-12-27 Pentax Ricoh Imaging Co Ltd デジタルカメラ
JP2018074564A (ja) * 2016-10-21 2018-05-10 キヤノン株式会社 撮像装置、その撮像方法
JP2020182132A (ja) * 2019-04-25 2020-11-05 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP7410612B2 (ja) 2019-04-25 2024-01-10 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20080049136A1 (en) 2008-02-28
CN101132482A (zh) 2008-02-27
US7876372B2 (en) 2011-01-25
CN100518250C (zh) 2009-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008053845A (ja) レンズ交換式カメラ
JP2008035474A (ja) デジタルカメラ
JP2009251492A (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP5052389B2 (ja) 撮像装置
JP2008053843A (ja) 動画記録可能なデジタルカメラ
JP2010103921A (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP2009251491A (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP2010226186A (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP2007206640A (ja) 一眼レフカメラ及び撮像ユニット
JP2009069170A (ja) 撮影装置および撮影装置の制御方法
JP2009239600A (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP5478677B2 (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP2010226185A (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP2009284117A (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP5203155B2 (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP2007267330A (ja) デジタル一眼レフカメラ
JP2009171006A (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP2008053846A (ja) デジタルカメラ
JP2009088679A (ja) 撮影装置および撮影装置の制御方法
JP2007281974A (ja) デジタルカメラ
JP2009048123A (ja) 撮影装置および撮影装置の制御方法
JP2012239079A (ja) 撮影装置
JP5372439B2 (ja) 撮像装置および撮像装置の制御方法
JP5363063B2 (ja) デジタルカメラおよびデジタルカメラの制御方法
JP2010087955A (ja) 表示制御装置、表示装置の制御方法、及びプログラム