JP2008053082A - プレスフィット端子及びこれを有するコネクタ - Google Patents

プレスフィット端子及びこれを有するコネクタ Download PDF

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Abstract

【課題】小さな挿入力で圧入できるプレスフィット端子を提供する。
【解決手段】
プレスフィット端子10には、コネクタハウジング17に設けられた圧入孔に圧入することで固定される端子基部11と、この端子基部11から回路基板21方向に延伸する弾性変形部12とを備え、この弾性変形部12には弾性変形脚12aおよび12bが備わるとともに、周わりを囲むようにスリット14および補助スリット15が形成されている。補助スリット15はスリット14の下端から下向きに変形空間を拡張することによってたわみ変形の固定端をより下向きに移動させるものである。弾性変形脚12aおよび12bは外縁の一部に直線からなるテーパ部13を備えており、挿入開始時このテーパ部13はスルーホール22の開口縁に接触する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、挿入時に座屈や折れ曲がり等の損傷が生じにくいプレスフィット端子及びこれを有するコネクタに関するものである。
一般に、電気回路に用いられるコネクタは、絶縁性の成型樹脂からなるハウジングと、このハウジング内に収容される導電性の端子と、からなる。そして、この端子の一端が対応する端子の一端と電気的に連結し、他端が回路基板の配線導電部と電気的接続をすることによって、コネクタは電器回路の構成部品として用を成す。近年このようなコネクタの端子として、環境・衛生および作業効率の観点から回路基板との取り付けの際に、はんだ付け工程の不要なプレスフィット端子が広く用いられるようになってきている、
一方、このようなプレスフィット端子(以下単に端子という)は、金属平板から打ち抜き加工して得られる平板状のものである。その構成は、図7に示すように、ハウジング内に収容されるコンタクト(図示せず)と、そのコンタクトの基端部から連なって、ハウジング側壁の圧入スリットに支持される矩形状の端子基部102と、更に、その端子基部102から回路基板121の方向に延出して、回路基板121のスルーホール122に保持された状態で電気的および機械的に連結をする固定部103と、からなる。
この固定部103には、一対の弾性変形脚が、これらの間に形成された略楕円形状のスリット105を取り囲むように備わっている。したがって、この弾性変形脚は、両端にそれぞれ固定端を有する両持ち梁構造をしており、長手方向の中央部付近で緩やかな起伏を有した弓形状を呈するものである。ここで、上記した一対の弾性変形脚に形成された左右の起伏の頂点付近を結んだ幅方向の寸法は、スルーホール122の口径寸法に比べて大き目に形成されている。その結果、端子をスルーホール122へ挿入する際に、この一対の弾性変形脚103は、内向きにたわみ変形を生じつつ進行する。このとき、スルーホール122の内壁面に向かって復元力が生じており、これが、挿入途中では挿入力に抗する力として作用し、作業効率に影響を与える直接的因子となる。また、挿入を完了した段階では、この復元力は端子をスルーホール122内で固定する保持力として働く。ここで、一般にプレスフィット端子に求められる挿入特性は、高い保持力と低い挿入力である。
ここで、挿入力を増加させることなく保持力を強化する技術として特許文献1に記載されているものは、一対の弾性変形脚において、スリットを介して向かい合う弾性変形脚の内縁下部に凸形状の補助支点部を設けることによって達成されている。
すなわち、端子をスルーホールへ挿入する際に、この一対の弾性変形脚は内向きにたわみ変形を開始するとともに、お互いに接近しあう。つづいて挿入完了直前段階で、上記した補助支点部同士の接触が生じ、ここに新たな支点が形成されることによって、支点と作用点までの距離が短縮される。その結果、挿入完了段階において、復元力の強化が図られることによって保持力の強化が達成されると同時に、挿入途中段階では、従来通りの挿入特性を維持しているというものである。
特開2005−259502号公報
上記構成からなるプレスフィット端子は、凸形状の補助支点部を備えることで、設計上では、挿入力を増加させることなく保持力の強化を図れるところに利点はあるが、実際の挿入作業では、プレスフィット端子やスルーホールの加工精度のばらつき、あるいはプレスフィット端子の組み付け精度のばらつき等の各種のばらつきが存在しており、これらのばらつきの総和によって、挿入力の値は大きな範囲でばらついている。一方、この種の端子は、材料面及び形状面から挿入後の保持力の強化を図っているので、自ずと挿入力の値も大きくなっている。このような状況の下、ばらつきの最大値近くで大きな値をとった場合には、通常の予測を超えた大きな挿入力を伴う作業を要すこととなり、安定した作業の調子を乱し、作業効率の低下等の支障をきたす場合が生じ得る。更に挿入力が大きくなった場合には、端子の折れ曲がりや座屈等の塑性変形が発生し、作業効率の悪化を招くばかりか、品質の低下をもまねく原因となり得るものである。また、これら端子は、コネクタに複数個備わっていることが通常であるから、ひとつのコネクタ単位で検討した場合には、前述したばらつきの範囲は更に大きくなり、作業効率および品質の問題はより深刻となる。更に、薄い金属板の板厚程度しかない補助支点部同士の当接によって生じる新たな支点の形成によって、保持力の強化を図ろうとする上記技術は、極めて不安定な平衡状態のうえに成立するものであって、実際の挿入作業では、補助支点部同士が互いの側面にスライドして重なり合う等の不具合がたびたび発生し、作業に支障をきたすことも予測される。
本発明は、上記した問題に鑑みてなされたものであり、プレスフィット端子のスルーホールへの挿入初期段階において、プレスフィット端子やスルーホールの加工精度のばらつき、および、端子のハウジングへの組み付け精度のばらつき等によって、プレスフィット端子と、スルーホール開口縁との接触位置にばらつきが生じても、挿入力を一定に保つことができ、座屈等の損傷が生じにくく作業効率のよいプレスフィット端子及びこれらを備えたコネクタを提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明においては、プレスフィット端子の弾性変形脚の一部に直線状の圧入補助嶺、または、上述した変形空間の下部に変形空間を下方向に延伸した補助変形空間、を備える構造としている。
これによって、プレスフィット端子をスルーホールへ挿入する際に、スルーホールの開口縁と、弾性変形脚の外縁部(圧入補助嶺)と、の接点における接線の角度の一定が担保される結果、挿入力に相当する分力の大きさの一定が達成されることとなる。
また、一対の弾性変形脚の間に備わる変形空間の下部に補助変形空間を備えることで、変形脚の脚幅を狭めることなく、挿入力の大きさの軽減が図られている。
より具体的には、本発明は以下のようなものを提供する。
(1) 回路基板のスルーホールに圧入された際に、該スルーホールの内周に形成された導電材に電気的接続をする固定部と、該固定部の上端から延伸しコネクタハウジングに収容されて対応するコンタクトに電気的接続をするコンタクトと、を有し、前記固定部は、中央部に形成された変形空間で、弾性的変形を行う両持ち梁構造からなる一対の弾性変形脚を備えるプレスフィット端子において、前記弾性変形脚は、スルーホールに圧入の際に、該スルーホールの開口縁に接する部分を含む外縁部に、ひとつの直線からなる圧入補助嶺を少なくともひとつ備えたことを特徴とするプレスフィット端子。
ここで、「変形空間」とは、プレスフィット端子に備わる一対の弾性変形脚が、挿入時に内向きに弾性変形するための空間を言う。また、「圧入補助嶺」とは、スルーホールへ弾性変形脚を挿入した際に、スルーホール開口縁に接する弾性変形脚の外縁部を構成するものであって、直線あるいは曲線の縁からなり、挿入段階の初期にスルーホールの開口縁に接する部分である。
この(1)に記載の発明では、プレスフィット端子をスルーホールへ挿入するに際し、スルーホール開口縁に接する弾性変形脚の圧入補助嶺が直線で構成されているために、接触位置のばらつきの範囲内において、挿入力に相当する分力の一定が担保され、その結果、挿入力の一定が図られている。
(2)上記(1)に記載されたプレスフィット端子を2個以上備えたことを特徴とするコネクタ。
この(2)に記載された発明は、(1)に記載された圧入補助嶺を備えたプレスフィット端子を複数個装着したコネクタについてのものである。本来、端子の装着個数が増えるほどに、端子全体の寸法および形状等のばらつき範囲は大きくなり、挿入力の増加あるいは端子の塑性変形等の問題もより顕在化するものである。(1)の発明に係る圧入補助嶺を備えたプレスフィット端子は、生産過程において、部材の加工精度や組立精度の悪化に起因する作業効率の低下や品質の劣化を、これらのばらつきの範囲を小さくすることによって防ごうとするものである。したがって、このような効果を有する端子を端子単位で評価するよりも、このような効果を有する端子が複数個装着されたコネクタについてコネクタ単位で評価する方が、その発明の効果はより適切に評価され得るものである。
(3)回路基板のスルーホールに圧入された際に、該スルーホールの内周に形成された導電材に電気的接続をする固定部と、該固定部の上端から延伸し、コネクタハウジングに収容されて対応するコンタクトに電気的および機械的接続をするコンタクトと、を有し、前記固定部は、中央部に形成された変形空間で、弾性的変形を行う両持ち梁構造からなる一対の弾性変形脚を備えるプレスフィット端子において、前記変形空間は、下端部から下向きに延伸する補助変形空間を少なくともひとつ備えたことを特徴とするプレスフィット端子。
ここで、「補助変形空間」とは、変形空間の下端部から下方向へ延伸する変形空間であって、弾性変形脚の一方の固定端を作用点からより遠方へ移動させる効果を有するものである。
この(3)に記載された発明では、プレスフィット端子をスルーホールへ挿入する際に、内側へたわむ弾性変形脚の変形支点(固定端)が、スルーホールの開口縁に接する作用点から遠くに位置するために、挿入力が軽減されて作業効率の向上が図られている。
(4)上記(3)に記載されたプレスフィット端子を2個以上備えたことを特徴とするコネクタ。
この(4)に記載された発明は、(3)に記載された補助変形空間を備えているプレスフィット端子を複数個装着したコネクタに関するものである。複数の端子を装着したコネクタを基板に装着する際の挿入力は、端子1個当りの挿入力に装着個数を掛けあわせたものであるから、補助変形空間を有するプレスフィット端子の奏する効果は、コネクタに複数個装着されることにより、より一層顕在化される。
本発明によれば、プレスフィット端子をスルーホールへ挿入する際の挿入力の軽減と、挿入力の安定化と、が図られているために、常に、軽減された一定の負荷の下で作業が行えるようになる。その結果、予期せぬ過大な負荷や、負荷の掛かる方向の突然の変化から生じる端子の座屈や、折れ曲がり等の塑性変形による損傷を防ぐことができ、その結果、作業効率の向上を図ることができる。
発明を実施するための形態
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明をする。
プレスフィット端子10は板状の銅合金を打ち抜いて成型されるものであって、その表面は錫等でメッキ処理されている。図1および図2に示すように、プレスフィット端子10には、コネクタハウジング17に設けられた圧入孔(図示せず)に圧入することで固定される端子基部11と、この端子基部11から回路基板21方向(図1矢印下方向)に延伸する弾性変形部12と、を備え、更に、その先には、回路基板21に形成されたスルーホール22への案内をする、漸次幅狭となる挿入案内部16を備えている。ここで特許請求の範囲で用いた「固定部」とは、前記「弾性変形部」を含む意味のものである。また、本実施形態では、プレスフィット端子10は板状の銅合金を打ち抜き加工することによって得られるが、銅合金に限るものではなく、鉄系金属やアルミニウム合金等の金属および合金のほか、銀粒子等の導電性微粒子を添加して導電性を付与された導電性の樹脂やゴムであってもよい。また、本実施形態では、表面を錫等でメッキ処理をしているが、これに限るものではなく、他の金属によるメッキや蒸着等による他の処理方法であってもよい、また、何ら処理がなされていなくてもよい。
弾性変形部12には、弾性変形脚12aおよび12bが備わっているとともに、この弾性変形脚12aおよび12bの内縁で画成されるように略楕円形状(図1矢印上下方向に長円を有する)のスリット14および補助スリット15が形成されている。補助スリット15は、スリット14の下端から連続的に下向きに延伸し、弾性変形部12の中央部にあけられた変形空間を下向きに拡張するものである。ここで、特許請求の範囲で用いた「変形空間」とは、前記「スリット」を含む意味のものであり、「補助変形空間」とは、前記「補助スリット」を含む意味のものである。また本実施形態では、補助スリット15を一つだけ備えているが一つに限るものではなく、もちろん2個以上備えていてもよい。
一対の弾性変形脚12aおよび12bは長手方向(図1矢印上下方向)の中心線C−Cに対して対象であり、矩形状の端子基部11の下端から下方向へ分岐した後、ともにやや外向きに延伸する。つづいて、ほぼ一定の幅を保った状態で弧を描き、中央部に緩やかな起伏を備えた長手部を形成した後、穏やかに内側に方向を変えて伸びる。その後、内向きの弧同士が合流した状態で、挿入案内部16へと連なる。また弾性変形脚12aおよび12bは、この幅寸法Zがスルーホール22の口径寸法Yに比べて大きいために、挿入初期から挿入完了にかけて、常に、内向きに弾性的なたわみが発生している。このたわみは、一般に、挿入量に応じて漸次増加するように変形するので、概ね挿入完了時に最大となる。このたわみに応じて発生する外向きの復元力が概ね挿入完了時に最大値をとることによって、強力な保持力の発生を担保している。しかし、挿入初期においては運動状態の変化を妨げる抵抗力が大きいために、一般に、挿入力のピークは挿入初期に現れる。
また、弾性変形脚12aおよび12bは、挿入案内部16へ連なる手前において外縁の一部に直線からなるテーパ部13を備えている。挿入開始時、このテーパ部13はスルーホール22の開口縁22aに接触する。ここで、特許請求の範囲で用いた「圧入補助嶺」は、本実施形態で言う「挿入案内部16へ連なる手前において外縁の一部に直線からなるテーパ部13」を含む意味を有するものであるが、これに限定されるものではない。
図2に示すように、このテーパ部13(圧入補助嶺)のテーパ角度α1は、挿入力を決定する要素の一つであって、設計段階で十分検討を要するところである。本実施形態では、このテーパ角度α1は、テーパ部13(圧入補助嶺)を形成していない従来形状(緩やかな弧状)の弾性変形脚のこれに対応する部分が、スルーホール22の開口縁22aに接する点X´における接線の傾きα2と概ね同じである。ここで、このテーパ部13(圧入補助嶺)は、接点Xを含む所定の範囲に亘って形成されているために、プレスフィット端子10をスルーホール22へ挿入する場合には、常に、スルーホール22の開口縁22aがこのテーパ部13(圧入補助嶺)に接触することとなる。ここで、「所定の範囲」とは、スルーホール22の口径寸法やプレスフィット端子10の幅寸法が、加工精度のばらつきの範囲でばらついた場合、およびプレスフィット端子10と、ハウジング17と、の組み付けが、組み付け精度のばらつきの範囲でばらついた場合においても、常に、スルーホール22の開口縁22aがテーパ部13(圧入補助嶺)に接するのに十分な範囲を言う。また、本実施形態では、テーパ角度α1はα2と概ね同じであるが、これに限るものではなく、α1がα2より大きい場合があってもよく、また、小さい場合があってもよい。更に、本実施形態では、テーパ部13(圧入補助嶺)は一つの直線のみで構成されているが、一つの直線に限るものではなく、挿入フィーリングに変化をつけるためや、その他の目的に応じて、異なる傾きを有する複数の直線を連続させるような構成をとることはもちろんよく、複数の直線を不連続につなげてもよい。また、複数の直線を連続あるいは不連続につなげる場合、直線の傾きが小さい方から順次、連続あるいは不連続につなげてもよいし、大きい方から順次、連続あるいは不連続につなげてもよい。特に、3個以上の直線を連続あるいは不連続につなげる場合には、直線の傾きは順次増大あるいは順次減少する場合だけでなく、減少傾向(あるいは増大傾向)から増大傾向(あるいは減少傾向)へ変化してもよい。
更に、テーパ部13(圧入補助嶺)について詳細な説明を行う。上述したようにテーパ部13(圧入補助嶺)を端子に設けることで、常に、スルーホール22の開口縁22aと、このテーパ部13(圧入補助嶺)を構成する直線上の任意の点とが、必ず1箇所で接することとなる。そして、その接点Xにおける接線の方向は、このテーパ部13(圧入補助嶺)を構成する直線の方向に等しくなる。すなわち、端子の寸法あるいはスルーホールの寸法がばらついていても、テーパ部13(圧入補助嶺)を備えることによって、常に、スルーホール22の開口縁22aと、端子の弾性変形脚12aおよび12bは同じ接線方向をもって接することとなる。これによって、端子ごとの挿入力の一定が担保されている。
次に、前記スリット14および補助スリット15について説明する。スリット14は、両持ち梁構造の弾性変形脚12aおよび12bが内側へ変形する際に、弾性変形脚12aおよび12bの内縁同士が接触して変形の妨げにならないように設けられたものである。したがって、弾性変形部12の任意の横断面をとれば、弾性変形脚12aおよび12bの横断面寸法S(図2矢印左右方向)を加算したものは、スルーホール22の口径Yより大きな値をとることはない。すなわち、2S<Yの関係が成り立つ。
更に、スリット14および補助スリット15についてより詳細な説明を行う。弾性変形脚12aおよび12bは、その任意の横断面寸法Sがほぼ一定の値を確保するように、内縁に沿ってスリット14および補助スリット15を画成しつつ長手方向(図2矢印上下方向)へ弓形状に伸びている。補助スリット15は、スリット14の下端から下向きに変形空間を拡張することによって、たわみの一方の固定端をより下向きに移動させたものである。
弾性変形部12は、中央部で最もふくらみ、上下端で絞られた繭形状をしているので、補助スリット15の形状は、弾性変形脚が内向きへのたわみによって内縁同士が接触しないだけのスリット幅を確保しつつ、一方で、弾性変形脚12aおよび12bの脚幅が、下端で狭められることがないように留意しなければならない。補助スリット15の幅が大き過ぎる場合には、弾性変形脚12aおよび12bの下端における脚幅が狭められ、たわみによって生じる復元力(保持力)の低下を招くからである。
一方で、弾性変形部12は、スルーホール22にその開口縁22aで接している。この接点Xは、プレスフィット端子10がスルーホール22へ挿入される際に、両持ち梁として作用する弾性変形脚12aおよび12bを内側に変形させる作用点となる。このとき、仮想線X−Xと、補助スリット15の先端Rを通る水平線と、の距離L1は、補助スリット15がない場合(図2に破線で示す)のスリット14の先端Qを通る水平線との距離L2に比べて、補助スリット15を設けることによって長くなっている(L2<L1)。その結果、両持ち梁構造において、支点から作用点までの距離が長くなった分だけ(他方の支点から作用点までの距離に変化はない)、同じ変形量をより小さな力で作用させることが可能となる。すなわち、補助スリット15を設けたことによって、より小さな挿入力でプレスフィット端子10をスルーホール22に挿入できるようになる。
次に、図4にしたがって、上述したようなテーパ部13および補助スリット15を備えた複数個の端子からなるコネクタについての説明をおこなう。コネクタは、前述したプレスフィット端子10と、コネクタハウジング17と、で構成されている。このコネクタハウジング17は合成樹脂を成型加工して得られる箱体形状のものであり、この箱体形状のひとつの側面は、対応する図示しないコネクタを受け入れる為に開口面17aとなっている。この開口面17aには、対応するコネクタに備わるコンタクトと電気的および機械的に連結する複数個のプレスフィット端子10が縦、横に整列的に配置されている。この開口面17aの反対に位置するコネクタハウジング17の底壁17bには、端子を圧入固定するための圧入スリット18が縦、横に整列的に設けられている。プレスフィット端子10は、圧入スリット18にコネクタハウジング17の底壁17bの外側から内側へ向かって圧入されて、プレスフィット端子10の端子基部11でコネクタハウジング17の底壁17bに固定されている。
このように、テーパ部13および補助スリット15を備えた複数個のプレスフィット端子10から組み立てられたコネクタハウジング17が、回路基板21へ装着される際に奏する効果は、テーパ部13および補助スリット15を備えたプレスフィット端子10単体が、スルーホール22へ装着される際に奏する効果に比べて、それぞれの構成の奏する効果がより顕著に表れる。すなわち、挿入力の大きさのバラツキが平準化されることによる効果や、挿入力が軽減されることによる効果は、複数個の端子が同時に挿入されるときに、より一層、具体的に、作業効率の向上や製品品質の向上として顕在化し、その技術的価値の大きさが改めて認識され得る。
次に、図3にしたがって、プレスフィット端子10を回路基板21のスルーホール22へ装着する方法について説明を行う。コネクタハウジング17には、複数個のプレスフィット端子10がその下面に配設されているとともに(図示せず)、それぞれのプレスフィット端子10に対応するスルーホール22が回路基板21に配設されている。
全ての挿入案内部16が、対応するスルーホール22の開口縁に沿うようにコネクタ17を空中で保持した状態から端子の挿入を開始する。弾性変形脚12aおよび12bに形成されたテーパ部13(圧入補助嶺)が開口縁22aに掛かり始めると、弾性変形脚12aおよび12bは内向きに弾性的にたわみを生じるとともに、外向きに復元力を発生させる。この復元力に抗してコネクタ17と、回路基板21と、を平行に保った状態で挿入をつづけると。その結果、プレスフィット端子10は、弾性変形の復元力によってスルーホール22へ機械的に保持されるとともに、その接点を通して電気的な連結が実現されることとなる。
本発明の特徴部分の一つである弾性変形脚12aおよび12bに設けられた直線からなるテーパ部13(圧入補助嶺)は、コネクタ17に配設される全てのプレスフィット端子10に設けられている。一般に、プレスフィット端子10の配設数量が増えるほどに全体のばらつき範囲の幅は大きくなり、過大な挿入力を必要とする端子の存在個数も多くなる。したがって、端子の配設数量が増えるほどにテーパ部13(圧入補助嶺)の奏する効果はより顕在化する。
本発明のもう一つの特徴部分である補助スリット15は、梁の支点位置を作用点からより遠くへ移動することによって、挿入力の軽減を図ったものである。一般に、端子の配設数量が増えるほどに挿入力の総和は大きくなり作業性を悪化させるので、挿入力の軽減による効果はより顕在化する。
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(a1)弾性変形脚12aおよび12bは、スルーホール22の内縁と、直線からなるテーパ部13(圧入補助嶺)と、で接するために、必要な挿入力の安定化を図ることができ、端子の座屈や折れ曲がり等の塑性変形による損傷を無くすとともに、作業効率の向上を図ることができる。
(a2)スリット14の下端から下方向に補助スリット15を備えることで、弾性変形脚12aおよび12bの弾性変形をおこす支点が作用点から、より遠くへ移動することによって、より小さな挿入力でプレスフィット端子10を挿入できるようになる。その結果、端子の座屈や折れ曲がり等の損傷を無くすとともに、作業効率の向上を図ることができる。
(a3)また、補助スリット15を備えることで、弾性変形脚12aおよび12bの支点の位置や、支点部近傍で弾性変形脚の脚幅の変更が容易におこなえるので、挿入力の調整が効率よくおこなえる。
(a4)挿入力の安定化および軽減化が達せられるので、冶具を用いて作業を行う場合に、作業負担の軽減が図られる。
(a5)テーパ部13および補助スリット15を備えた複数個のプレスフィット端子10を、コネクタに組み付けることによって、作業負担の軽減や品質の安定化等の効果はより顕著に表れる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態(別例)に変更してもよい。
(b1)実施形態では弾性変形脚12aおよび12bに設けられた直線からなるテーパ部13(圧入補助嶺)は、一つの直線のみで構成されているが、図6に示すように、複数の傾きを持つ直線を連続させてなる構成をとってもよい。このように構成した場合にも、概ね、上記(a1)〜(a5)の効果を奏し得る。
(b2)上記(b1)に記載した複数の傾きを持つ直線を連続させてなるテーパ部13(圧入補助嶺)において、該直線と水平線との交線角度が挿入段階とともに順次大きくなるように複数の直線を構成してもよい。このように構成した場合にも、概ね、上記(a1)〜(a5)の効果を奏し得る。
(b3)上記(b1)に記載した複数の傾きを持つ直線を連結させてなるテーパ部13(圧入補助嶺)において、該直線と水平線との交線角度が挿入段階とともに順次小さくなるように複数の直線を構成してもよい。このように構成した場合にも、概ね、上記(a1)〜(a5)の効果を奏し得る。
(b4)上記(b1)に記載した複数の傾きを持つ直線を連結させてなるテーパ部13(圧入補助嶺)において、特に3個以上の直線を連結させる際に、該直線と水平線との交線角度が上記(b2)あるいは(b3)に記載したように、順次増大あるいは順次減少の傾向をとらない構成であってもよい。このように構成した場合にも、概ね、上記(a1)〜(a5)の効果を奏し得る。
(b5)実施形態では、補助スリットの形状は、先端が丸みをおびた略矩形状であるが、図5に示すように、先端が平坦であってもよい(図5の(A))。また、先端が尖がっていてもよい(図5の(B))。さらに、先端が大きな円形であってもよい(図5の(C))。また、先端の幅が順次狭くなるように段がついていてもよい(図5の(D))。このように構成した場合にも、概ね、上記(a1)〜(a5)の効果を奏し得る。
図1の(a)はプレスフィット端子を装着したコネクタハウジングと回路基板との装着前の正面図である。(b)はプレスフィット端子の側面図である。 プレスフィット端子の補助スリットおよびストレートのテーパ部を拡大したものの正面図である。 プレスフィット端子をスルーホールに挿入する工程を示し、図3の(a)は挿入前の断面図、(b)は挿入開始段階の断面図、(c)は挿入完了状態の断面図である。 図4の(a)は補助スリットおよびストレートのテーパ部を備えたプレスフィット端子を組み付けたコネクタの斜視図である。(b)はプレスフィット端子を組み付けたコネクタを回路基板へ装着する前の正面図である。(c)はプレスフィット端子を組み付けたコネクタを回路基板へ装着完了した状態の正面図である。 別例である補助スリットを複数備えるプレスフィット端子のスリット部を拡大した正面図である。図5の(A)は先端が平坦な補助スリット、(B)は先端が尖がった補助スリット、(C)は先端が大きな円形の補助スリット、(D)は先端が段階的に狭くなる補助スリットである。 別例である複数の直線からなるテーパ部を備えるプレスフィット端子のテーパ部を拡大した正面図である。図6の(A)はα1>α2>α3の場合、(B)はα11<α21<α31の場合である。 従来からあるプレスフィット端子の正面図である。
符号の説明
10 プレスフィット端子
11 端子基部
12 固定部
13 テーパ部
14 スリット
15 補助スリット
16 挿入案内部
17 ハウジング
18 圧入スリット
21 回路基板
22 スルーホール

Claims (4)

  1. 回路基板のスルーホールに圧入された際に、該スルーホールの内周に形成された導電材に電気的接続をする固定部と、該固定部の上端から延伸しコネクタハウジングに収容されて対応するコンタクトに電気的接続をするコンタクトと、を有し、前記固定部は、弾性的変形を行う両持ち梁構造からなる一対の弾性変形脚を備えるプレスフィット端子において、
    前記弾性変形脚は、スルーホールに圧入の際に、該スルーホールの開口縁に接する部分を含む外縁部に、ひとつの直線を含む圧入補助嶺を少なくともひとつ備えたことを特徴とするプレスフィット端子。
  2. 請求項1に記載されたプレスフィット端子を2個以上備えたことを特徴とするコネクタ。
  3. 回路基板のスルーホールに圧入された際に、該スルーホールの内周に形成された導電材に電気的接続をする固定部と、該固定部の上端から延伸しコネクタハウジングに収容されて対応するコンタクトに電気的接続をするコンタクトと、を有し、前記固定部は、中央部に形成された変形空間で、弾性的変形を行う両持ち梁構造からなる一対の弾性変形脚を備えるプレスフィット端子において、
    前記変形空間は下端部から下向きに延伸する補助変形空間を少なくともひとつ備えたことを特徴とするプレスフィット端子。
  4. 請求項3に記載されたプレスフィット端子を2個以上備えたことを特徴とするコネクタ。
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