JP2008052631A - 異常検知システム - Google Patents
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Abstract
【課題】被監視者の異常判断をする所定の高さ設定を容易に変更することが可能な異常検知システムを提供する。
【解決手段】所定領域内の移動体画像を取得する移動体抽出部4aと、移動体抽出部4aによって取得される検出時間の異なる二つの移動体画像より移動体Bの平面方向移動量Iを求める平面方向移動量算出部4bと、移動体Bの奥域距離Hを算出する奥域距離算出部4cと、を備え、平面方向移動量算出部4bより取得した平面方向移動量Iと予め設定されている平面方向移動量閾値iとの比較を行い、奥域距離算出部4cより取得した移動体Bの奥域距離Hと予め設定されている奥域距離閾値hとの比較を行い、移動体が静止状態であるか否かの判断を行う距離判断部5aと、距離判断部5aより静止状態である旨の信号を受信して予め設定されている時間閾値tを越えても当該信号を受信している場合に異常であるとの判断を行う時間判断部5bと、を備えた。
【選択図】図1
【解決手段】所定領域内の移動体画像を取得する移動体抽出部4aと、移動体抽出部4aによって取得される検出時間の異なる二つの移動体画像より移動体Bの平面方向移動量Iを求める平面方向移動量算出部4bと、移動体Bの奥域距離Hを算出する奥域距離算出部4cと、を備え、平面方向移動量算出部4bより取得した平面方向移動量Iと予め設定されている平面方向移動量閾値iとの比較を行い、奥域距離算出部4cより取得した移動体Bの奥域距離Hと予め設定されている奥域距離閾値hとの比較を行い、移動体が静止状態であるか否かの判断を行う距離判断部5aと、距離判断部5aより静止状態である旨の信号を受信して予め設定されている時間閾値tを越えても当該信号を受信している場合に異常であるとの判断を行う時間判断部5bと、を備えた。
【選択図】図1
Description
本願発明は、被監視者の動作の異常を精度よく検知するために、施設部屋内に設けられる異常検知システムに関する。
従来から、特開2001−307246号公報(特許文献1)に示されるように、施設部屋内に設けられる異常検知システムが知られている。この異常検知システムは、図12に示すように、撮像カメラ100と、検知領域判断部200と、判定処理部300と、赤外線受光素子400とを備えて構成される。撮像カメラ100は、被監視者の部屋の天井に取り付けられ床面を撮像する。検知領域判断部200は、検知領域メモリ210を備え、検知領域設定手段220で外部から設定入力された仕様に従って、撮像カメラ100の撮像範囲を、図13に例示するように複数の領域に分離識別し、検知領域メモリ210に各領域の範囲を記憶しておき、各領域での被監視者の存在および動作を、画像認識技術によって、検知する。検知領域判断部200には、複数の領域の一種として、被監視者の部屋の床面上の寝台が存在するベッド領域Aと、少なくともこのベッド領域Aを除き被監視者の部屋の床面をあらわし所定の領域である床領域Bとを設定してある。さらに、部屋の出入り口である退出領域Cと、窓近くなどのように何らかの動作を検知しても意味のない領域である不感帯領域も、設定されている。
さらに、検知領域判断部200は、赤外線受光素子400による高さ方向での被監視者検知結果を基にして所定の高さでの被監視者の存在を検知する。判定処理部300は、検知領域判断部200での被監視者の存在および動作に関する検知結果を基にして、所定の領域内かつ所定の高さ未満の位置で、例えば被監視者が倒れている状況であるなどの所定の状態にあることを検知すると、監視者側へ異常発生の旨の発報を行なうものである。
特開2001−307246号公報
しかしながら、上記従来例である異常検知システムにあっては、被監視者の存在を検知する所定の高さの設定については、赤外線受光素子400の設置高さとなるため、部屋の側壁に赤外線受光素子400が一旦設置されると高さ設定を自由に変更することは困難であるという問題点があった。
本願発明は、上記背景技術に鑑みて発明されたものであり、その目的は、被監視者の異常判断をする所定の高さ設定を容易に変更することが可能な異常検知システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願請求項1記載の発明では、所定領域の平面画像を撮像する撮像装置と、撮像された画像データを記憶するメモリ部と、画像データの処理を行う信号処理部と、平面画像内の移動体の異常を判断する異常判断部と、を備えた異常検知システムにおいて、信号処理部は、前記所定領域内の移動体画像を取得する移動体抽出部と、移動体抽出部によって取得される検出時間の異なる二つの移動体画像より移動体の平面方向の移動量を求める平面方向移動量算出部と、移動体抽出部より移動体の位置を取得し当該位置における移動体の奥域距離を算出する奥域距離算出部と、を備え、異常判断部は、平面方向移動量算出部より取得した平面方向移動量と予め設定されている平面方向移動量閾値との比較を行い、奥域距離算出部より取得した移動体の奥域距離と予め設定されている奥域距離閾値との比較を行い、これらの比較結果に基づいて移動体が静止状態であるか否かの判断を行う距離判断部と、距離判断部より静止状態である旨の信号を受信して予め設定されている時間閾値を越えても当該信号を受信している場合に異常であるとの判断を行う時間判断部と、を備えるものであることを特徴としている。
本願請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の異常検知システムにおいて、距離判断部は、平面方向移動量算出部より取得した平面方向移動量が平面方向移動量閾値を超えていない場合に平面静止状態である旨の信号を出力し、奥域距離算出部より取得した移動体の奥域距離が奥域距離閾値より大きい場合に奥域静止状態である旨の信号を出力するものであり、時間判断部は、距離判断部より平面静止状態である旨の信号を予め設定されている平面静止状態に対する時間閾値を越えて継続受信している場合、若しくは、距離判断部より奥域静止状態である旨の信号を予め設定されている奥域静止状態に対する時間閾値を越えて継続受信している場合、に異常であるとの判断を行うものであることを特徴としている。
本願請求項3記載の発明では、上記請求項1又は2記載の異常検知システムにおいて、信号処理部は、撮像される所定領域を複数の検知領域に分割設定し、移動体の存在する検知領域の特定を行う検知領域判断部を有し、異常判断部は、各検知領域に応じた平面方向移動量閾値及び奥域距離閾値を有し、移動体の存在が特定された検知領域に応じた閾値を用いた異常判断を行うことを特徴としている。
本願請求項4記載の発明では、上記請求項3記載の異常検知システムにおいて、異常判断部は、各検知領域に応じた時間閾値を有し、移動体の存在が特定された検知領域に応じた時間閾値を用いた異常判断を行うことを特徴としている。
本願請求項5記載の発明では、上記請求項1乃至4のいずれか一項に記載の異常検知システムにおいて、異常判断部は値の変更が可能である奥域距離閾値を格納する保持テーブルを有し、奥域距離閾値の値の変更を行うユーザ設定部を有することを特徴としている。
本願請求項1記載の発明の異常検知システムにおいては、被監視者の奥域方向の検知を、撮像した平面画像の移動体の位置より撮像カメラからの奥域距離を算出することによって行うため、異常判断する閾値を変更することで検知する奥域距離設定が変更できるので、被監視者の異常判断をする所定の奥域設定、すなわち検知する高さ設定を容易に変更することが可能である。しかも、部屋の天井に撮像カメラを設置することによってシステム構築ができるので新たな高さ方向を検知するセンサが不要となり施工性の自由度が高くなる。
本願請求項2記載の発明の異常検知システムにおいては、特に、平面方向の移動量と奥域方向の移動量をそれぞれ別個の時間閾値を用いて異常判断することによって、被監視者の様々な異常パターンに対応した検知を行うことが可能となる。
本願請求項3記載の発明の異常検知システムにおいては、特に、移動体の平面方向移動量閾値及び奥域距離閾値について、撮像される所定領域を複数の検知領域に分割設定し、各検知領域に応じたそれぞれの閾値を有することによって、部屋の各検知領域における移動体の適切な移動量設定が可能となり、異常検知判断の性能を向上させることが可能となる。
本願請求項4記載の発明の異常検知システムにおいては、特に、撮像される所定領域を複数の検知領域に分割設定し、各検知領域に対して異常判断を行う時間閾値を有することによって、部屋の各検知領域における移動体の静止状態の適切な静止継続時間設定が可能となり、異常検知判断の性能を向上させることが可能となる。
本願請求項5記載の発明の異常検知システムにおいては、特に、奥域距離閾値の値の変更を可能にすることで、様々な部屋の形状、ユーザの体型や部屋の使用形態等に応じた対応が可能であり、施工後の変更も容易である。
図1〜7は、本願発明の第1の実施形態である異常検知システムを示している。図1に示すように、所定領域の平面画像を撮像する撮像カメラ1と、撮像カメラ1からの入力信号を画像データに変換するA/D変換部2と、で構成されている撮像装置と、画像データを記憶するメモリ部3と、画像データの処理を行う信号処理部4と、平面画像内の移動体Bの異常を判断する異常判断部5と、を備えた異常検知システムAにおいて、信号処理部4は、前記所定領域内の移動体画像を取得する移動体抽出部4aと、移動体抽出部4aによって取得される検出時間の異なる二つの移動体画像より移動体Bの平面方向移動量Iを求める平面方向移動量算出部4bと、移動体抽出部4aより移動体Bの位置を取得し当該位置における移動体Bの奥域距離Hを算出する奥域距離算出部4cと、を備え、異常判断部5は、平面方向移動量算出部4bより取得した平面方向移動量Iと予め設定されている平面方向移動量閾値iとの比較を行い、奥域距離算出部4cより取得した移動体Bの奥域距離Hと予め設定されている奥域距離閾値hとの比較を行い、これらの比較結果に基づいて移動体が静止状態であるか否かの判断を行う距離判断部5aと、距離判断部5aより静止状態である旨の信号を受信して予め設定されている時間閾値tを越えても当該信号を受信している場合に異常であるとの判断を行う時間判断部5bと、を備えるものである。
しかも、信号処理部4は、撮像される所定領域を複数の検知領域に分割設定し、移動体Bの存在する検知領域の特定を行う検知領域判断部4dを有し、異常判断部5は、各検知領域に対する平面方向移動量閾値i及び奥域距離閾値hを有し、移動体Bの存在が特定された検知領域に応じた閾値を用いた異常判断を行う。
さらに、異常判断部5は、各検知領域に対する時間閾値tを有し、移動体Bの存在が特定された検知領域に応じた閾値を用いた異常判断を行うものである。
また、異常判断部5は値の変更が可能である奥域距離閾値hを格納する保持テーブル5cを有し、奥域距離閾値の値の変更を行うユーザ設定部8を有するものである。
以下、この実施形態の異常検知システムを、より具体的詳細に説明する。図1に示す例は、浴室内で入浴する人の異常を検知するシステムであり、撮像カメラ1は浴室内の天井部分に取り付けられ、下方に向かって一定の画角で撮像を行う。移動体Bである人物が浴室に入り、人物の画像が撮像エリア内に入ってくると、撮像カメラ1を通してA/D変換部2から画像データが取り込まれ、時系列の画像データがメモリ部3に格納される。
さらに、図3に示すように、画像データの処理を行う信号処理部4に構成されている移動体抽出部4aによって、メモリ部3より画像データを取得し(S100)、例えばフレーム間差分などの方法により、移動体Bが平面画像の中から抽出される(S101)。
ここで、浴室内の場合、浴槽内の湯から出る湯気などの動きが移動体Bとして抽出されてしまうことを避けるために、例えば、平面画像の中のエッジ部を抽出するなどの前処理を行い、人物以外のオブジェクトを除去する処理を行っておくことができる。
移動体Bの平面方向移動量Iの算出方法については、移動体抽出部4aによって移動体Bの画像を画像データより抽出し(S101)、平面方向移動量算出部4bによって、図4に示すように、移動体Bのフレーム画像ごとの時系列データを用いて、フレーム画像ごとの移動体Bの重心Gなどを計算することにより各フレーム画像間で移動体Bの平面移動量Iを算出することによって行う(S103)。
移動体Bの奥域距離の算出方法については、信号処理部4に構成されている奥域距離算出部4cによって、まず移動体Bが浴室内に居ない状態での撮像された初期画像の各ピクセルについての撮像カメラとの距離を表す奥域マップを求める。ここで、奥域マップを求める手段としては、撮像カメラ1に2台のカメラで構成されるステレオカメラを用い、2台のカメラで撮像された画像の各ピクセルの対応を取り三角測量法で距離を得る画像処理を行うことによって実現できる。また、図2に示すように、対象空間で光を走査するとともに対象空間内の対象物である移動体Bからの反射光を受光し、三角測量法の原理を用いて移動体Bまでの奥域距離Hを求めることができる測距センサである距離画像取得部6を用いてもよい。ここで、距離画像取得部6は、図1で示した撮像カメラ1とA/D変換部2とメモリ部3と移動体抽出部4aと奥域距離算出部4cと、同様の構成を内部に有するものである。
次に、撮像された画像より抽出された移動体Bと奥域マップとの関係により、移動体Bの撮像カメラ1からの奥域距離Hを求める(S105)。具体的には、先に撮像された初期画像の各ピクセルが移動体Bによって隠されることになり、例えば奥域距離Hを測定する着眼点を移動体Bの頭部とすれば、頭部の実際の大きさと頭部によって隠される初期画像のピクセル範囲の面積から三角測量によって、撮像カメラ1から着眼点である頭部までの奥域距離Hを算出することができる。このことによって、予め初期画像の各ピクセルの奥域距離Hを求めた奥域マップを作成しておくことによって、移動体Bの奥域距離Hは撮像される平面画像より簡易に求めることができる。
なお、移動体Bの撮像カメラ1からの奥域距離Hは、ステレオカメラまたは測距センサによって直接得ることもできる。
部屋に居る人物が異常であるか否かの状況は様々な定義が考えられるが、例えば、浴室内で座って体を洗っている正常な状態から、人物がなんらかの体調の異常により、その場の床に倒れこんで動くことができなくなった状況が挙げられる。この場合、正常な状態では奥域距離Hは図5に示すように、h1の距離を保っているが、床に倒れこんだときは、図6に示すように、奥域距離Hが床面に近いh2のように大きな値となり、このとき平面方向移動量Iも一定値以下であると考えられる。
ここで、一定時間以上、移動体Bの平面方向移動量Iが一定量以下で、かつ高さが一定値以下すなわち撮像カメラ1から見た奥域距離Hが一定値以上の場合に、移動体Bが異常であると判断することができる。具体的には、図3に示すように、移動体Bの抽出が行われると(S101)、時間判断部5bでタイマーがリセットされてタイマーカウントがスタートし(S102)、さらに、平面方向移動量算出部4bによって移動体Bの平面方向移動量Iが算出される(S103)。この算出された平面方向移動量Iと予め異常判断用に保持テーブル5cに設定された平面方向移動量閾値iとの比較を距離判断部5aで行い(S104)、平面方向移動量Iが平面方向移動量閾値i以下である場合には、移動体Bが動いていない可能性があるとして、次の異常判断のステップに移る。次に、奥域距離算出部4cによって移動体Bの奥域距離Hが算出される(S105)。この算出された奥域距離Hと予め異常判断用に保持テーブル5cに設定された奥域距離閾値hとの比較を距離判断部5aで行い(S106)、奥域距離Hが奥域距離閾値h以上である場合には、移動体Bが倒れこんでいる可能性があるとして、時間判断部5bに対して静止状態である旨の信号を出力する。次に、時間判断部5bによって、保持テーブル5cに予め設定されている時間閾値tを越えても当該信号を受信している場合に異常であるとの判断を行い(S107)、異常事態出力部7より発報される(S108)。この発報は、例えば、音声での声がけ、アラーム警報出力、ランプ点灯など様々な形態を用いることが可能である。
さらに、浴室のような空間において、人物の動作は、身体を洗う、頭髪を洗う、浴槽に浸かるなどと浴室の位置によって様々な形態を取る。また、当該システムを利用するユーザによっては身体の動作の速度や、浴槽内での静止時間など、浴室内での行動には個人差がある。そのため、平面方向移動量閾値i、奥域距離閾値h及び時間閾値tを移動体Bの存在位置及び各ユーザに応じた設定を可能とすることによって、移動体Bの様々な存在位置に応じた異常判断基準を設定することが必要である。
例えば、図7に示すような浴室の場合においては、浴槽の領域と洗い場の領域とドア近傍の領域によって人物の動作が異なると考えられるため、検知領域α、β、γの3つの検知領域に分割する。それぞれの検知領域に対して、平面方向移動量閾値i−α、i−β、i−γ、奥域距離閾値h−α、h−β、h−γ、静止状態に対する時間閾値t−α、t−β、t−γを設定することができ、それぞれの設定値は保持テーブル5cに格納される。ここで、分割設定される検知領域は、平面方向移動量、奥域距離、静止時間それぞれに対して別個に分割設定することもできる。さらに、信号処理部4の検知領域判断部4dによって移動体Bが現在いずれの検知領域に位置しているかを判断し、当該検知領域の情報を保持テーブル5cに送信し、距離判断部5a及び時間判断部5bで用いる各閾値を該当する検知領域に応じて変更される。
さらに、保持テーブル5cに設定されている平行移動量閾値i、奥域距離閾値h及び時間閾値tはユーザ設定部8によって予め各ユーザの固有の閾値を設定することが可能であり、自由に値の変更を行うことも可能である。異常検知システムAには通信インターフェイスを備えることも可能であり、ユーザ設定部8は、例えば、ノートパソコンや専用のタッチパネル式のモニタ機器等で構成し、平行移動量閾値i、奥域距離閾値h及び時間閾値tの値の設定、変更をノートパソコンのキーボードやモニタ機器等のタッチパネルによって入力操作、値の確認ができる。
また、心拍センサなどの生体センサ9と連動させることによって、生体センサ9が正常な値を取得している場合には、異常判断条件を変更したり、異常と判断させない制御を行うことによって、誤検知を低減することもできる。
したがって、この実施形態の異常検知システムにおいては、被監視者の奥域方向の検知を、撮像した平面画像の移動体Bの位置より撮像カメラ1からの奥域距離Hを算出することによって行うため、異常判断する奥域距離閾値hを変更することで検知する奥域距離設定が変更できるので、被監視者の異常判断をする所定の奥域設定、すなわち検知する高さ設定を容易に変更することが可能である。しかも、部屋の天井に撮像カメラ1を設置することによってシステム構築ができるので新たな高さ方向を検知するセンサが不要となり施工性の自由度が高くなる。
さらに、移動体Bの平面方向移動量閾値i及び奥域距離閾値hについて、撮像される所定領域を複数の検知領域に分割設定し、各検知領域に対してそれぞれの閾値を有することによって、部屋の各検知領域における移動体Bの適切な移動量設定が可能となり、異常検知判断の性能を向上させることが可能となる。
また、撮像される所定領域を複数の検知領域に分割設定し、各検知領域に対して異常判断を行う時間閾値tを有することによって、部屋の各領域の移動体の静止状態の適切な継続時間設定が可能となり、異常検知判断の性能を向上させることが可能となる。
しかも、異常判断に用いられる平行移動量閾値i、奥域距離閾値h及び時間閾値tの値をユーザ毎に設定することができ、さらに値の変更を可能にすることで、様々な部屋の形状、ユーザの体型や部屋の使用形態等に応じた対応が可能であり、施工後の変更も容易である。
本実施形態では、浴室に設置されている場合について説明しているが、これに限定されるものではなく、トイレ、脱衣所、その他の部屋に適用してもよい。また、この異常検知システムAは奥域情報と平面情報を同時に扱うため、撮像カメラ1は壁面に取り付け、横方向に撮影するシステムとしてもよい。この場合、移動体Bの平面方向の移動量は撮像カメラ1からの奥域距離Hによって算出することができ、移動体Bの高さ方向の移動量は平面方向移動量Iによって算出することができるため、天井に設置した異常検知システムAと同様の構成によって実現することができる。
図8〜11は、本願発明の第2の実施形態である異常検知システムを示している。ここでは、上記第1の実施形態と相違する事項についてのみ説明し、その他の事項(構成、作用効果等)については、上記第1の実施形態と同様であるのでその説明を省略する。図8に示すように、距離判断部5aは、平面方向移動量算出部4bより取得した平面方向移動量Iと予め設定されている平面方向移動量閾値iとの比較により平面方向移動量Iが平面方向移動量閾値iを超えていない場合に平面静止状態である旨の信号を出力し、奥域距離算出部4cより取得した移動体Bの奥域距離Hと予め設定されている奥域距離閾値hとの比較により移動体Bの奥域距離Hが奥域距離閾値hより大きい場合に奥域静止状態である旨の信号を出力するものであり、時間判断部5bは、距離判断部5aより平面静止状態である旨の信号を予め設定されている平面静止状態に対する時間閾値t1を越えて継続受信している場合、若しくは、距離判断部5aより奥域静止状態である旨の信号を予め設定されている奥域静止状態に対する時間閾値t2を越えて継続受信している場合、に異常であるとの判断を行うものである。
以下、この実施形態の異常検知システムを、より具体的詳細に説明する。部屋に居る人物が異常であるか否かの状況は様々な定義が考えられるため、平面移動距離Iと奥域距離Hの両方の異常判断条件が揃った場合に異常であるとの判断を行うことが適切で無い場合もある。そこで、平面方向移動量Iと奥域距離Hのそれぞれに対して個別に静止時間判断の条件を設定することによって、様々な状況の異常状態に対応する判断が可能となる。
具体的には、図9に示すように、移動体Bの抽出を行った(S201)後に、平面方向移動量Iと奥域距離Hのそれぞれに対するタイマーのリセットを行なう(S202、S203)。その後、平面方向移動量Iと保持テーブル5cに予め異常判断用に設定された平面方向移動量閾値iとの比較を距離判断部5aで行い(S206)、平面方向移動量Iが平面方向移動量閾値i以下の状態が保持テーブル5cに予め設定されている時間閾値t1以上継続している場合に、異常であると判断し(S208)異常事態出力部7より発報される(S210)。また、図10はこの異常判断を行う場合における平面方向移動量Iの変化を時間経過で表したものである。移動体Bが入室して倒れるまでの間(W1)は、平面方向移動量Iは平面方向移動量閾値iより小さい値となる継続時間が時間閾値t1より短い時間となっているため異常ではないとの判断がされる。移動体Bが倒れるなどして平面方向移動量Iが平面方向移動量閾値iより小さい値が時間閾値t1の間継続した場合(W11)には、異常と判断されることとなる。
同様に、奥域距離Hと保持テーブル5cに予め異常判断用に設定された奥域距離閾値hとの比較を距離判断部5aで行い(S207)、奥域距離Hが奥域距離閾値h以上の状態が保持テーブル5cに予め設定されている時間閾値t2以上継続している場合に、異常であると判断し(S209)異常事態出力部7より発報される(S211)。また、図11はこの異常判断を行う場合における奥域距離Hの変化を時間経過で表したものである。移動体Bが入室して倒れるまでの間(W2)は、奥域距離Hは奥域距離閾値hより大きい値となる継続時間が時間閾値t2より短い時間となっているため異常ではないとの判断がされる。移動体Bが倒れるなどして奥域距離Hが奥域距離閾値hより大きい値が時間閾値t2の間継続した場合(W21)には、異常と判断されることとなる。
なお、検知領域の分割設定を行った場合については、例えば、検知領域α、β、γの3つの検知領域に分割設定した場合、特に時間閾値t1、t2について、平面静止状態に対する時間閾値t1−α、t1−β、t1−γ、及び奥域静止状態に対する時間閾値t2−α、t2−β、t2−γが設定されることとなる。
したがって、この実施形態の異常検知システムにおいては、平面方向移動量Iと奥域距離Hをそれぞれ別個に設定されている平面静止状態に対する時間閾値t1及び奥域静止状態に対する時間閾値t2を用いて異常判断することによって、被監視者の様々な異常パターンに対応した検知を行うことが可能となる。
A 異常検知システム
B 移動体
1 撮像カメラ
2 A/D変換部
3 メモリ部
4 信号処理部
4a 移動体抽出部
4b 平面方向移動量算出部
4c 奥域距離算出部
4d 検知領域判断部
5 異常判断部
5a 距離判断部
5b 時間判断部
5c 保持テーブル
6 距離画像取得部
7 異常事態出力部
8 ユーザ設定部
9 生体センサ
B 移動体
1 撮像カメラ
2 A/D変換部
3 メモリ部
4 信号処理部
4a 移動体抽出部
4b 平面方向移動量算出部
4c 奥域距離算出部
4d 検知領域判断部
5 異常判断部
5a 距離判断部
5b 時間判断部
5c 保持テーブル
6 距離画像取得部
7 異常事態出力部
8 ユーザ設定部
9 生体センサ
Claims (5)
- 所定領域の平面画像を撮像する撮像装置と、撮像された画像データを記憶するメモリ部と、画像データの処理を行う信号処理部と、平面画像内の移動体の異常を判断する異常判断部と、を備えた異常検知システムにおいて、信号処理部は、前記所定領域内の移動体画像を取得する移動体抽出部と、移動体抽出部によって取得される検出時間の異なる二つの移動体画像より移動体の平面方向の移動量を求める平面方向移動量算出部と、移動体抽出部より移動体の位置を取得し当該位置における移動体の奥域距離を算出する奥域距離算出部と、を備え、異常判断部は、平面方向移動量算出部より取得した平面方向移動量と予め設定されている平面方向移動量閾値との比較を行い、奥域距離算出部より取得した移動体の奥域距離と予め設定されている奥域距離閾値との比較を行い、これらの比較結果に基づいて移動体が静止状態であるか否かの判断を行う距離判断部と、距離判断部より静止状態である旨の信号を受信して予め設定されている時間閾値を越えても当該信号を受信している場合に異常であるとの判断を行う時間判断部と、を備えるものであることを特徴とする異常検知システム。
- 距離判断部は、平面方向移動量算出部より取得した平面方向移動量が平面方向移動量閾値を超えていない場合に平面静止状態である旨の信号を出力し、奥域距離算出部より取得した移動体の奥域距離が奥域距離閾値より大きい場合に奥域静止状態である旨の信号を出力するものであり、時間判断部は、距離判断部より平面静止状態である旨の信号を予め設定されている平面静止状態に対する時間閾値を越えて継続受信している場合、若しくは、距離判断部より奥域静止状態である旨の信号を予め設定されている奥域静止状態に対する時間閾値を越えて継続受信している場合、に異常であるとの判断を行うものであることを特徴とする請求項1記載の異常検知システム。
- 信号処理部は、撮像される所定領域を複数の検知領域に分割設定し、移動体の存在する検知領域の特定を行う検知領域判断部を有し、異常判断部は、各検知領域に応じた平面方向移動量閾値及び奥域距離閾値を有し、移動体の存在が特定された検知領域に応じた閾値を用いた異常判断を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の異常検知システム。
- 異常判断部は、各検知領域に応じた時間閾値を有し、移動体の存在が特定された検知領域に応じた時間閾値を用いた異常判断を行うことを特徴とする請求項3記載の異常検知システム。
- 異常判断部は値の変更が可能である奥域距離閾値を格納する保持テーブルを有し、奥域距離閾値の値の変更を行うユーザ設定部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の異常検知システム。
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