JP2008050471A - 粘着シート - Google Patents

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哲也 山岡
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Abstract

【課題】離型フィルムを捲り上げやすくし、かつ、泣き別れを防止することができる粘着シートを提供する。
【解決手段】接着剤又は粘着剤で形成した粘着層4の少なくとも一面側に離型フィルム3を積層してなる構成を備えた粘着シート1において、離型フィルム3の周縁部沿いに切れ込み線2を形成し、該切れ込み線の外側部2aと内側部2bとを別々に粘着層4から剥離可能としてなる構成を特徴とする粘着シート1とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車、鉄道車両、船舶、建築、機械装置等の窓や、平面型画像装置の表示パネルなどの接着に用いる粘着シートに関する。
液晶テレビやプラズマテレビなどに用いるフラットパネルは、偏光フィルム、位相差フィルム、光学補償フィルム、輝度向上フィルム等の光学フィルムを積層して形成されている。最近、これら光学フィルムの貼り合わせに、透明な接着剤乃至粘着剤からなる粘着シートが用いられている。この種の粘着シートとしては、例えば、透明な粘着剤からなる粘着層の両面に離型フィルムを積層した粘着シート等が開示されており、この粘着シートは、光学フィルムなどに連続的に貼り合わせることができ、また、必要なサイズに切り出してから光学フィルムなどに貼り合わせることができるなど利便性を有するものである(下記特許文献1参照)。
特開2001−234129号公報
しかし、上記のような従来の粘着シートは、図16に示すように、粘着層102からはみ出た接着剤乃至粘着剤102aによって離型フィルム101と粘着層102との端面同士が固着し、離型フィルム101を捲り上げにくいことがあった。
また、片面の離型フィルム101を剥離する際、図17に示すように、粘着層102が片面の離型フィルム101に引かれて他面の離型フィルム103から剥離してしまう、いわゆる“泣き別れ”が起こり、粘着シートを無駄にしてしまうことがあった。
本発明は、上記課題に鑑み、離型フィルムを捲り上げやすくし、好ましくは、泣き別れを防止することができる粘着シートを提供せんとするものである。
本発明は、接着剤又は粘着剤で形成した粘着層の少なくとも一面側に離型フィルムを積層してなる構成を備えた粘着シートにおいて、離型フィルムの周縁部沿いに切れ込み線を形成し、該切れ込み線の外側部と内側部とを別々に粘着層から剥離可能な構成とした粘着シートを提供する。
上記粘着シートは、粘着剤が切れ込み線上にはみ出しにくいため、切れ込み線上を剥離開始点として離型フィルムを捲り上げやすく、切れ込み線の内側及び外側の離型フィルムを容易に剥離することができる。
本発明は、接着剤又は粘着剤で形成した粘着層の両面側に離型フィルムを積層してなる構成を備えた粘着シートにおいて、一面側又は両面側の離型フィルムの周縁部沿いに切れ込み線を形成し、該切れ込み線の外側部と内側部とを別々に粘着層から剥離可能としてなる構成を特徴とした粘着シートや、接着剤又は粘着剤で形成した粘着層の一面側に離型フィルム、他面側に光学フィルムを積層してなる構成を備えた光学部材において、離型フィルムの周縁部沿いに切れ込み線を形成し、該切れ込み線の外側部と内側部を別々に粘着層から剥離可能としてなる構成を特徴とした光学部材も提供する。
上記内側部を切れ込み線上から剥離することにより、離型フィルムの内方から外方に向かい剥離することが可能であり、そのため接着層をともに捲り上げることなく剥離することができる。また、外側部は、周縁部沿いに幅狭に形成してあるので、接着層との接着面積が小さく、小さな剥離力で剥離することができるため、接着層をともに捲り上げることなく離型フィルムを引き剥がすことができる。このため、本発明は泣き別れが生じることのない粘着シートとなる。
さらに、本発明は、接着剤又は粘着剤で形成した粘着層の両面側に離型フィルムを積層してなる構成を備えた粘着シートにおいて、離型フィルムの端縁部に粘着層の端縁部よりも外方に張り出した張出部を形成してあり、一面側の離型フィルムの張出部と他面側の離型フィルムの張出部とが、交差する向きに張り出してなる粘着シートも提供する。
この粘着シートでも、一方の手で一面側の離型フィルムの張出部を把持し、他方の手で他面側の離型フィルムの張出部を把持して、接着シートを作業台等に置きながら容易に剥離することができ、泣き別れを生じさせることなく剥離することができる。これは、離型フィルムの端縁部に張出部を形成してあるため、粘着剤等がはみ出しても端面が固められず離型フィルムと接着層とが剥離し易いため、泣き別れが生じないものと思われる。
また、この粘着シートはディスプレイ等の形状に合わせて略長方形状に形成することがあり、この際は、一面側の離型フィルムの短辺を張出部とし、他面側の離型フィルムの長辺を張出部とするのがよい。
上記いずれかの粘着シートにおいて、両面側に離型フィルムを形成した場合、両離型フィルムの厚さを相違させるのがよい。離型フィルムの厚い方が剥離しやすいため、一層泣き別れを防止することができる。また、一面側の離型フィルム、接着層間の剥離力と他面側の離型フィルム、接着層間の剥離力とを相違させるのがよい。剥離力が小さい方が剥離しやすいため、一層泣き別れを防止することができる。
上記粘着シートにおいて、レーザーで離型フィルム及び接着層に切れ込みを入れて張出部を形成するのがよい。従来では、トムソンプレス刃型で押圧して切り抜いていたが、レーザーではより精密、かつ、きれいに端面を仕上げることができる。
なお、一般的に「シート」とは、薄く、一般にその厚さが長さと幅のわりには小さく平らな製品をいい、「フィルム」とは、JISにおける定義上、長さ及び幅に比べて厚さが極めて小さく、最大厚さが、任意に限定されている薄い平らな製品で、通常、ロールの形で供給されるものをいう(日本工業規格JISK6900)。しかし、シートとフィルムの境界は定かではなく、本発明において文言上両者を区別する必要がないので、本発明においては、「フィルム」と称する場合でも「シート」を含むものとし、「シート」と称する場合でも「フィルム」を含むものとする。
以下、実施形態に基づいて本発明を説明する。
但し、以下に説明する実施形態は本発明の実施形態の一例であって、本発明の範囲が以下の実施形態に制限されるものではない。
本発明の第一実施形態の粘着シート1は、図1に示すように、略矩形状の粘着層4の一面側に略矩形状の離型フィルム3を積層したものであり、離型フィルム3には、周縁部に沿って切れ込み線2が形成してある。
切れ込み線2は、離型フィルム3を分割するものであり、離型フィルム3の周縁部の一短辺及び一長辺に沿い、略L字状に形成してある。この線2よりも離型フィルム3の外縁部側の上面視略L字状の部位を外側部3aとし、内方の上面視略矩形状の部位を内側部3bとし、外側部3aと内側部3bとを別々に剥離できるようにしてある。また、切り込み線2の折曲部分を角部2aとしてある。
なお、本実施形態では切れ込み線2は略L字状に形成してあるが、これに限定するものではなく、図2に示す粘着シート11のように、離型フィルム13の周縁部の三辺に沿って略コの字状に形成し、2つの角部12aを有する切れ込み線12とすることや、図3に示す粘着シート21のように、離型フィルム23の周縁部の全周に沿って略ロの字状に形成し、4つの角部22aを有する切れ込み線22とすることができる。このように、切れ込み線には、離型フィルムの周縁部に沿って、その外側部分と内側部分との2つに分断できるように形成すればよく、内側部分を剥がしやすいように1つの角部を有するように形成するのが好ましい。
但し、角部は、湾曲状となるように折曲してもよく、また、鋭角に折曲してもよい。
離型フィルム3は、粘着層4の一面を被覆するものであり、上述のとおり切り込み線2により外側部3aと内側部3bとに二分割してある。
外側部3aの幅(図1のLで示す寸法。)は、好ましくは1mm以上、さらに好ましくは3mm以上、かつ、好ましくは20mm以下、さらに好ましくは10mm以下の幅とするのがよい。
なお、本実施形態では、外側部3aと内側部3bとの二分割としてあるが、外側部3a或いは内側部3bをさらに多数に分割するように形成してもよい。
離型フィルム3の材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂フィルムや紙などを用いることができる。離型フィルム3は、特に限定するものではないが、位置合わせのしやすさや不良品の検査のしやすさなどから透明であるのが好ましい。離型フィルム3には、粘着層4から剥離しやすくするため、シリコーン処理、長鎖アルキル処理、フッ素処理などの剥離処理を施してもよい。剥離処理は、離型フィルム3の両面側に施してもよい。
離型フィルム3の厚さは、特に限定するものではないが、12μm以上、好ましくは25μm以上、かつ、250μm以下、好ましくは100μm以下とする。
粘着層4は、接着剤乃至粘着剤で形成した層であり、透明乃至半透明であるのが好ましい。
接着剤乃至粘着剤としては、特に限定するものではないが、ポリマー材料を用いることができ、例えば、アクリル系接着剤、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤等を用いることができる。透明性や耐久性の観点からするとポリマー材料としてアクリル系ポリマーを用いたものが好ましい。
一例としては、ベースポリマーと、架橋モノマーと、架橋開始剤と、可塑剤とを含有する粘着剤を用いることができる。
上記ベースポリマーとしては、(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体が挙げられる。
但し、(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体以外の樹脂を全て除外する意図ではなく、(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体以外の樹脂であっても、これと同様の結果が得られる樹脂が存在することは想定できる。
(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重合体を形成するために用いる(メタ)アクリレート、即ち、アルキルアクリレート又はアルキルメタクリレート成分としては、アルキル基がn−オクチル、イソオクチル、2−エチルヘキシル、n−ブチル、イソブチル、メチル、エチル、イソプロピルのうちのいずれか1つであるアルキルアクリレート又はアルキルメタクリレートの1種又はこれらから選ばれた2種以上の混合物であるのが好ましい。
その他の成分として、カルボキシル基、水酸基、グリシジル基等の有機官能基を有するアクリレート又はメタクリレートを共重合させても良い。具体的には、前記アルキル(メタ)アクリレート成分と有機官能基を有する(メタ)アクリレート成分とを適宜に選択的に組み合わせたモノマー成分を出発原料として加熱重合して(メタ)アクリル酸エステル系共重合体ポリマーを得ることができる。
中でも好ましくは、α、β不飽和カルボン酸を含有した(メタ)アクリル酸エステル系共重合体であり、例えばイソ−オクチルアクリレート、n−オクチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート等から少なくとも1種類以上と、アクリル酸とを共重合させたものを挙げることができる。
ベースポリマーのガラス転移温度(Tg)は−10℃以下、特に−60℃〜−40℃であるのが好ましく、その130℃における溶融粘度は5万mPa・s以上、特に20万mPa・s〜70万mPa・s、中でも特に20万mPa・s〜50万mPa・sであるのが好ましい。
なお、上記のガラス転移温度(Tg)及び溶融粘度は、粘弾性測定装置(例えばレオメトリックス社製のダイナミックアナライザーRDA−II)を用いて測定することができる。その際、溶融粘度はパラレルプレート25mmφ、歪み2%、130℃、0.02Hzで測定した時の粘度(ηγ)値を読みとればよく、Tgはパラレルプレート25mmφ、歪み2%、周波数1Hzで測定した時のTanδの極大値を示す温度を読みとればよい。
上記架橋モノマーとしては、アクリル系架橋モノマーを用いるのが好ましく、中でも多官能(メタ)アクリレート、を用いるのが好ましい。具体的には、例えば1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,9−ノナンジオールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレートなどを挙げることができる。
その他に有機官能基含有(メタ)アクリレートモノマーを用いてもよい。有機官能基含有(メタ)アクリレートモノマーとしては、グリシジル基含有(メタ)アクリレートモノマー、ヒドロキシル基含有(メタ)アクリレートモノマー、イソシアネート基含有(メタ)アクリレートモノマー等を挙げることができる。
架橋モノマーの含有量は、一般的にはベースポリマー100重量部に対し0.01〜1.0重量部の割合の範囲内で調整するのが好ましい。但し、他の要素とのバランスでこの範囲を超えてもよい。
上記架橋開始剤としては、光開始剤或いは熱重合開始剤を挙げることができるが、光開始剤が好ましい。
光開始剤としては、開裂型の光開始剤及び水素引抜型の光開始剤のいずれを用いることもできるが、好ましくは水素引抜型であり、例えばベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ジベンゾスベロン、2−エチルアントラキノン、イソブチルチオキサンソンなどのいずれか或いはこれらの二種類以上の組合わせからなる混合成分を用いるのが好ましい。但し、水素引抜型の光開始剤として前記に挙げた物質に限定するものではない。
光開始剤の添加量は、一般的にはベースポリマー100重量部に対し0.05〜2.0重量部の割合の範囲内で調整するのが好ましい。但し、他の要素とのバランスでこの範囲を超えてもよい。
上記可塑剤は、粘着シートの貯蔵せん断弾性率を全体的に下げることができる。
可塑剤としては、凝固点が−20℃以下の液状のもの、特に凝固点−80〜−40℃の液状のものが好ましく、例えばアジピン酸エステル系、フタル酸エステル系、リン酸エステル系、トリメリット酸エステル系、クエン酸エステル系、エポキシ系、ポリエステル系可塑剤のいずれか或いはこれら二種類以上の組み合わせからなる混合成分を使用することができ、(メタ)アクリル酸エステル系共重合体ポリマーに相溶するものが好ましい。また、紫外線光架橋する場合には、紫外線を吸収しない可塑剤を用いるのが好ましい。
また、可塑剤の配合量は、一般的にはベースポリマー100重量部に対し0.1〜200重量部の割合の範囲内で調整するのがよい。
上記成分のほか、必要に応じて、近赤外線吸収特性を有する顔料や染料などの色素、粘着付与剤、酸化防止剤、老化防止剤、吸湿剤、天然物や合成物の樹脂類、ガラス繊維やガラスビーズなどの各種の添加剤を適宜配合することもできる。
接着剤乃至粘着剤には、ポリイソシアネート化合物、ポリアミン化合物、メラミン化合物、尿素樹脂、エポキシ樹脂、有機官能基含有(メタ)アクリレートモノマー、有機官能基含有(メタ)アクリレートオリゴマー等の架橋剤を含有させてもよく、また、光開始剤、粘着付与剤、可塑剤、充填剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、シランカップリング剤、無機微粒子等を含有させてもよい。
粘着層4の厚さは、特に限定するものではないが、5μm以上、好ましくは15μm以上、かつ5mm以下、好ましくは2mm以下とする。特に、0.25mmとするのが好ましい。
以下、粘着シート1の製造方法の一例を説明する。
矩形状の離型フィルム3の一側面に接着剤を塗布して粘着層4を形成し、離型フィルム3の周縁部沿いの適宜位置に離型フィルム3の深さまで略L字状の切れ込みを入れて切れ込み線2を形成することで、粘着シート1を形成することができる。
切れ込み線2を形成するためには、例えば、トムソンプレス刃型を用いることや、切れ込み深さを自在かつ正確に調整できるレーザーカッターを用いることができる。レーザーとしては、固体レーザー、半導体レーザー、液体レーザー、気体レーザーなどを用いるのがよく、なかでもCOレーザー、Nd−YAGレーザーを用いるのがよい。
粘着層4が架橋した後に、切れ込み線2を形成するのが好ましく、このようにすれば切れ込み線2上に粘着剤がはみ出しにくく、離型フィルム3をより捲り上げやすくなる。
レーザーで切れ込み線2を形成する場合は、特に紫外線架橋剤を添加した粘着剤で粘着層4を形成した上で、紫外線レーザー(例えば、エキシマレーザー)を用いて切れ込みを形成するのがよい。
これにより、切れ込みを入れると同時に、粘着層4の切れ込み端面が紫外線により架橋して固化するため、より一層離型フィルム3が捲り上げやすくなる。
また、粘着層4の端縁部には、200〜280nmを含む紫外線を照射させるのが好ましい。これにより、粘着層4の端縁部表面の架橋が進み、端縁部表面のべたつきが抑えられ、緩衝性や粘着力は保持したままで粘着シート1の取り扱いを容易にすることができる。このような効果は、粘着層4として水素引き抜き型光開始剤を含有させたアクリル系粘着剤を使用した場合に特に顕著である。
図2及び図3に示した粘着シート11、21とするには、上記と同様に、矩形状の離型フィルム13、23に接着剤を塗布して粘着層4を形成し、離型フィルム13、23に、略コの字状や略ロの字状に離型フィルムの深さまで切れ込みを入れて切れ込み線12、22を形成すればよい。
粘着シート1は、以下のように使用することができる。
図4に示すように、角部2aから内側部3bを捲り上げて完全に剥離した後、図5に示すように、外側部3aを、離型フィルム3の周縁部の隅部から捲り上げて剥離することができる。従来のものは、粘着層4からはみ出した粘着剤等により離型フィルム3と粘着層4との端面が固着していたため捲り上げにくいものであったが、粘着シート1は、離型フィルム3を粘着層4に積層した後に切れ込み線2を形成するため、切れ込み線2上は接着剤がはみ出しにくく、接着層4と離型フィルム3とが固着しにくい。このため、その線上から内側部3bを捲り上げやすく、離型フィルム3を剥離しやすいものである。また、内側部3bを粘着シート1の内側から外側に向かい剥離するので、接着層4がともに捲り上げられることがなく、泣き別れが生じることがない。
外側部3aは、周縁部に沿って幅狭に形成されているので接着層との接着力が小さく、小さい剥離力で粘着層4から剥離することができ、接着層4をともに捲り上げられることがなく、泣き別れが生じにくいものである。
上記粘着シート1は、そのままの形態で粘着シートとしても提供することもできるが、実用的に粘着層4の他面側に、離型フィルムを貼付して積層した粘着シート5としてもよい。この場合、図6に示すように、粘着層4よりも大きいサイズの離型フィルム6を積層するのが好ましい。このようにすることにより、粘着層4の端面が離型フィルム6の周縁部よりも内側に位置するため、たとえ粘着剤がはみ出したとしても粘着剤等に触れずに作業することができる。
このように粘着層4の両面側に離型フィルム3、6を積層する場合は、両面側の離型フィルム3、6のそれぞれに切れ込み線2を形成してもよく、切れ込み線2の形成方法は、上記粘着シート1で説明したものと同様である。
また、上記粘着シート1の粘着層4の他面側に、光学フィルム7を貼付して積層し、図7Aに示すような光学部材8とすることもできる。光学フィルム7としては、例えば、偏光フィルム、偏光変換素子、反射板、半透過板、位相差フィルム、輝度向上フィルム、保護フィルム、反射防止フィルム、電磁波シールドフィルム、光学補償フィルム、近赤外線カットフィルム、調色フィルムなどを挙げることができる。
光学部材8とする場合、図7Bに示すような粘着層4よりも大きいサイズの光学フィルム7aを積層するのがより好ましい。このようにすることにより、粘着層4の端面が離型フィルム7aの周縁部よりも内側に位置するため、たとえ粘着剤がはみ出したとしても粘着剤等に触れずに作業することができる。
上記粘着シート5或いは光学部材8の離型フィルムを剥離する際、切れ込み線上から剥離することにより、内側部3bは、離型フィルム3を内方から剥離するので粘着層4をともに引き上げることなく剥離でき、泣き別れが生じることがない。また、外側部3aは、周縁部に沿い幅狭に形成してあるので接着層との接着力が小さく、小さな剥離力で剥離することができ、泣き別れを生じにくいものである。
上記形態において、離型フィルム3側の剥離力を、離型フィルム6側の剥離力よりも小さくすると、離型フィルム3が剥離しやすくなり、より泣き別れが生じにくくなる。また、光学部材8の場合、光学フィルム7に直接、粘着層を貼付してあるため離型フィルム3は、より確実に剥離しやすくなる。
剥離力を相違させるには、離型フィルム3と離型フィルム6との厚さや材質を相違させたり、粘着層自体の両面の剥離力を相違させたりするのがよい。
例えば、(メタ)アクリル酸エステル共重合体ポリマーと水素引き抜き型光開始剤を配合して粘着剤組成物を作成し、20μm〜2000μm、好ましくは50μm〜1000μmの厚さに塗布して粘着層を形成し、粘着力をより低くしたい面には、他方の面よりも、200nm〜280nm域(特に254nm)の紫外線の照射量を多くすることにより、他方の面に比べて架橋を促進させて固くして粘着力をより低下させて両面側の剥離力を相違させることができる。
この際、離型フィルム3側の剥離力と離型フィルム6側或いは光学フィルム7側の剥離力との剥離力の差は、好ましくは5mN以上、より好ましくは15mN以上、さらに好ましくは150mN以上とする。
なお、この場合の剥離力は以下のように測定することができる。
50mm幅にカットした両面テープ(日東電工(株)製No.502)の一面側の剥離紙を剥がし、ゴムローラで2kgの荷重をかけて両面テープを離型フィルムの測定面(離型面)に貼り合わせる。離型フィルムを両面テープの幅に合わせてカットし、熱風循環式恒温槽にて100℃で1時間熱処理を行う。その後、両面テープの他面側の剥離紙を剥がし、5cm×5cm×5mmの塩化ビニル製補助板にゴムローラで2kgの荷重をかけて貼り合わせ、引張試験機の上部チャックに離型フィルム、下部チャックに補助板を固定し、両チャックを相対する方向に300mm/分の速度で引いて剥離する荷重を測定する。
なお、粘着シート1は、略矩形状に形成してあるが、これに限定するものではなく、長円状などにも形成することができる。
次に、第二実施形態の粘着シートを説明する。
本発明の第二実施形態の粘着シート31は、略矩形状に形成された粘着層34の両面側に略矩形状の離型フィルム33、36を積層して形成したものであり、両離型フィルム33、36の端縁部を粘着層34の端縁部34aよりも外方に張り出すように形成した張出部33a、36aを有し、一面側の離型フィルムの張出部と他面側の離型フィルムの張出部とが、異なる方向に張り出すように形成してある。
例えば、図8に示すように、略直方形状の粘着シート31の離型フィルム36の両短辺をそれぞれ粘着層34の端縁部34aよりも外方に張り出させて張出部36aとし、略直方形状の離型フィルム33の両長辺を粘着層34の端縁部34aよりも外方に張り出させて張出部33aとし、離型フィルム33、36の張出部33a、36aが互いに交差する向きに張り出すように形成するのがよい。
張出部33a(36a)は、粘着層34の端縁部34aから1.0mm以上、好ましくは3.0mm以上張り出しているのがよい。また、両離型フィルム33、36の張り出しの長さは相違していてもよい。
離型フィルム33(36)の材質としては、上記第一実施形態の粘着シート1の離型フィルム3で用いたものと同様のものを用いることができる。
離型フィルム33(36)の厚さは、特に限定するものではないが、12μm以上、好ましくは25μm以上、かつ、250μm以下、好ましくは100μm以下とする。
両面側の離型フィルムの厚さは互いに相違させるのが好ましい。
このようにすると、厚い離型フィルムの方が剥がれやすくなり、泣き別れをより一層防止することができる。
例えば、最初に剥がす側を離型フィルム33とした場合、離型フィルム33の厚さを100μm、離型フィルム36の厚さを38μmの厚さとするのがよい。
粘着層34は、接着剤乃至粘着剤で形成した層であり、透明乃至半透明なものが好ましい。
接着剤乃至粘着剤としては、上記第一実施形態の粘着シート1の粘着層4で用いたものと同様のものを用いることができる。
粘着層34の厚さは、特に限定するものではないが、5μm以上、好ましくは15μm以上、かつ、5mm以下、好ましくは2mm以下とする。特に、0.5mmとするのが好ましい。
以下、粘着シート31の製造方法を示す。
粘着シート31の製造方法としては、例えば、離型フィルム33の一面に張出部33aを除いて粘着剤を塗布し、その上に張出部36aを除いて離型フィルム36を重ねて貼付し、粘着シート31を形成できる。
また、離型フィルムの一面の全面に粘着剤を塗布し、前記離型フィルムと同じ大きさの離型フィルムを前記粘着剤に重ねて貼り合わせた後、一方の離型フィルム側から該離型フィルムと粘着層に切れ込みを入れ、次に、他方の離型フィルム側から該離型フィルムと粘着層に切れ込みを入れ、その外側部分を剥がして張出部を形成することもできる。
例えば、図9(A)に示すように、離型フィルム36側から離型フィルム33を切断しないように両長辺沿いに離型フィルム36及び粘着層34の深さまで切れ込み9を入れ、次に、離型フィルム33側から離型フィルム36を切断しないように両短辺沿いに離型フィルム33及び粘着層34に切れ込みを入れる。そして、図9(B)に示すように、切れ込みを入れた外縁部側10を剥離すれば張出部33a、36aを有する粘着シート31とすることができる。
切れ込みを入れるためには、例えば、トムソンプレス刃型などを用いることもできるが、端面の仕上がりの良好さ、並びに切れ込み深さを自在かつ正確に調整できることからレーザーカッターを用いるのがよい。レーザーとしては、固体レーザー、半導体レーザー、液体レーザー、気体レーザーなどを用いるのがよく、なかでもCOレーザー、Nd:YAGレーザーを用いるのがよい。
レーザーカッターを用いた場合は、その熱などの作用で一時的(例えば、1日程度)に粘着層34の端縁部表面のべたつきが抑えられ、粘着シート31の取り扱いが容易になる。
レーザーで切れ込みを形成する場合は、特に紫外線架橋剤を添加した粘着剤で粘着層34を形成した上で、紫外線レーザー(例えば、エキシマレーザー)を用いて切れ込みを形成するのがよい。
これにより、切れ込みを入れると同時に、粘着層34の切れ込み端面が紫外線により架橋して固化するため、より一層離型フィルム33(36)が捲り上げやすくなる。
また、上記実施形態において、一面側の離型フィルム、接着層間の剥離力と他面側の離型フィルム、接着層間の剥離力とが相違するように形成するのがよい。
剥離力を相違させるためには、第一実施形態の粘着シートで示したように両面側の離型フィルムの厚さや材質を相違させたり、接着層自体の表裏両面の剥離力を相違させたりすればよい。ただし、これらに限定するものではない。
粘着層34の端縁部34aには、200〜280nmを含む紫外線を照射させるのが好ましい。これにより、粘着層4の端縁部表面の架橋が進み、端縁部表面のべたつきが抑えられ、緩衝性や粘着力は保持したままで粘着シート31の取り扱いを容易にすることができる。このような効果は、粘着層34として水素引き抜き型光開始剤を含有させたアクリル系粘着剤を使用した場合に特に顕著である。
上記接着シート31は、略矩形状を呈しているが、これに限定するものではなく、長円状などにも形成することができる。
また、粘着層34の一面側に離型フィルム、他面側に光学フィルムを積層して光学部材とすることもできる。光学フィルムとしては、例えば、偏光フィルム、偏光変換素子、反射板、半透過板、位相差フィルム、輝度向上フィルム、保護フィルム、反射防止フィルム、電磁波シールドフィルム、光学補償フィルム、近赤外線カットフィルム、調色フィルムやこれらを組み合わせた積層体など平面型画像装置の表示パネル等に用いる種々のものが挙げることができる。
以下、実施例について説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
一面側の離型フィルムとして、厚さ38μmの離型PETフィルム(三菱化学ポリエステルフィルム(株)製;商品名MRF38)を用い、この離型フィルム上に粘着剤を塗布して、厚さ0.5mmの粘着層を形成した。粘着剤としては、アクリル酸エステル共重合体100重量部に、水素引き抜きタイプ光開始剤としてベンゾフェノン1.0重量部、架橋モノマーとして1,4−ブタンジオールジアクリレート0.8重量部を添加し、130℃で溶融攪拌したものを用いた。さらに、この粘着層上に他面側の離型フィルムとして、厚さ100μmの離型PETフィルム(三菱化学ポリエステルフィルム(株)製;商品名MRF100)を貼付してシート状に積層し、ホットメルト成形した。次に、高圧水銀ランプを用いて片面積算光量2000mJ/cmを離型フィルム越しに両面側から照射して積層シートAを得た。
なお、アクリル酸エステル共重合体の組成は、n−ブチルアクリレート78.4重量部、2−エチルへキシルアクリレート19.6重量部、アクリル酸2.0重量部を共重合させたもので、Tgは−35℃、130℃溶融粘度は25万(mPa・sec)であった。また、積算光量は、ウシオ電機製UIT−150に365nm用センサーを装着して測定した。
上記積層シートAを、外形寸法590×1000mmとなるように上記一面側からレーザーカッターで切断した。
次に、上記一面側の離型フィルムの外縁部から5mm内側の位置に、フィルムの全周縁部に沿ってレーザーカッターで粘着層の深さまで切れ込みを入れた。このハーフカットは、粘着層と離型フィルムの厚みや材質に応じてレーザー出力とカット速度を調整することにより切れ込み深さを変えることが出来、ハーフカットが可能である。
上記一面側の離型フィルム及び粘着層の切れ込みの外縁部側を剥離して、図10に示すように、上記他面側の離型フィルムの外縁部の全周が粘着層の端面よりも外方に張り出してなる形状とした。その後、上記一面側の離型フィルムの外縁部から3mm内側の位置に、2辺の周縁部に沿ってL字状にレーザーカッターで離型フィルムの深さまで切れ込みを入れて切れ込み線を形成し、図10に示すような略L字状の切れ込み線を有する粘着シートとした。
(実施例2)
一面側の離型フィルムとして、厚さ38μmの離型PETフィルム(三菱化学ポリエステルフィルム(株)製;商品名MRF38)を用い、この離型フィルム上に粘着剤を塗布して、厚さ0.8mmの粘着層を形成した。粘着剤としては、アクリル系ポリマー100重量部に対し、可塑剤としてDIDPを25重量部、水素引き抜きタイプ光開始剤(Lam−berti社製;商品名EsacureTZT)を1.0重量部、架橋剤として1,9−ノナンジオールジアクリレート1.0重量部を添加し、130℃で溶融攪拌したものを用いた。さらに、この粘着層上に他面側の離型フィルムとして、厚さ75μmの離型PETフィルム(三菱化学ポリエステルフィルム(株)製;商品名MRF75)を貼付してシート状に積層しホットメルト成形した。次に、高圧水銀ランプを用いて片面積算光量3600mJ/cmを離型フィルム越しに両面側から照射して積層シートBを得た。
なお、アクリル系ポリマーの組成は、2−エチルへキシルアクリレート100重量部を重合させたもので、Tgは−45℃、130℃溶融粘度は26万(mPa・sec)であった。また、積算光量は、ウシオ電機製UIT−150に365nm用センサーを装着して測定した。
上記積層シートBを、外形寸法590×1000mmとなるように上記一面側からレーザーカッターで切断した。
次に、上記一面側の離型フィルムの外縁部から5mm内側の位置に、フィルムの全周部に沿ってレーザーカッターで粘着層の深さまで切れ込みを入れた。
上記一面側の離型フィルム及び粘着層の切れ込みの外縁部側を剥離して、図11に示すように、上記他面側の離型フィルムの外縁部を全周に渡り粘着層の端面よりも外方に張り出してなる形状とした。その後、上記一面側の離型フィルムに外縁部から3mm内側の位置に、3辺の周縁部に沿ってコの字状にレーザーカッターで離型フィルムの深さまで切れ込みを入れ切れ込み線を形成し、図11に示すような切れ込み線を有する粘着シートとした。
(比較例1)
実施例1で作製した積層シートAを、外形寸法580×990mmとなるように、トムソンプレス刃型で離型フィルム及び粘着層の全てを同一寸法で打ち抜き、図12に示すような粘着シートとした。
(比較例2)
実施例2で作製した積層シートBを、外形寸法580×990mmとなるように、トムソンプレス刃型で離型フィルム及び粘着層の全てを同一寸法で打ち抜き、図13に示すような粘着シートとした。
(評価)
上記実施例1、2及び比較例1、2の粘着シートを各10枚用い、38μmの厚さの離型フィルムを剥がした。
なお、実施例1、2では、切れ込み線の角部からめくり上げて内側部を剥がし、その後、外側部を剥がすようにし、比較例1、2では、離型フィルムの周縁部の一隅部から剥がすようにした。
以下の表1に結果を示す。
Figure 2008050471
(結果)
実施例1、2の粘着シートはすべて泣き別れが生ぜずに離型フィルムを引き剥がすことができた。
比較例1では4枚で泣き別れが生じ、比較例2では7枚で泣き別れが生じた。
(実施例3)
一面側の離型フィルムとして、厚さ38μmの離型PETフィルム(三菱化学ポリエステルフィルム(株)製;商品名MRF38)を用い、この離型フィルム上に粘着剤を塗布して、厚さ0.25mmの粘着層を形成した。粘着剤としては、アクリル酸エステル共重合体100重量部に、水素引き抜きタイプ光開始剤としてベンゾフェノン1.0重量部、架橋モノマーとして1,4−ブタンジオールジアクリレート0.8重量部を添加し、130℃で溶融攪拌して接着剤とした。この上に他面側の離型フィルムとして、厚さ100μmの離型PETフィルム(藤森工業(株)製;商品名フィルムバイナ100E_0010BD)を貼付してシート状に積層し、ホットメルト成形した。次に、高圧水銀ランプを用いて片面積算光量2000mJ/cmを離型フィルム越しに両面側を照射して積層シートCとした。
なお、アクリル酸エステル共重合体の組成は、n−ブチルアクリレート78.4重量部、2−エチルへキシルアクリレート19.6重量部、アクリル酸2.0重量部を共重合させたもので、Tgは−35℃、130℃溶融粘度は25万(mPa・sec)であった。また、積算光量は、ウシオ電機製UIT−150に365nm用センサーを装着して測定した。
上記積層シートCを、外形寸法590×1000mmとなるようにレーザーカッターで切断した。
次に、上記一面側の離型フィルムの対向する両長辺沿いに外縁部から5mm内側の位置に離型フィルム及び粘着層の深さまで上記レーザーカッターで切れ込みを入れた後、上記他面側の離型フィルムの対抗する両短辺沿いに外縁部から5mm内側の位置に離型フィルム及び粘着層の深さまで切れ込みを入れた。
切れ込みを入れた離型フィルム及び粘着層の外縁部側を剥離し、図14に示すような厚さ38μmの離型フィルムの両短辺に幅5mmの張出部を有し、厚さ100μmの離型フィルムの両長辺に幅5mmの張出部を有する粘着シートを形成した。
(比較例3)
上記実施例3で作成した積層シートCを、トムソンプレス刃型で外形寸法590×1000mmとなるように、離型フィルム及び粘着層の全てを同一寸法で打ち抜き、図15に示すような粘着シートとした。
(結果)
実施例3、比較例3のシート各10枚を用いて、100μm側の離型PETフィルムを剥離し、泣き別れが生じるかを評価した。
実施例では、泣き別れが生じることなく、すべての100μm側の離型PETフィルムを剥離することができた。一方、比較例では、7枚で泣き別れが生じた。
本発明の粘着シートの第一実施形態を示し、(A)は側面図、(B)は上面図である。 図1の粘着シートの他の一実施形態を示し、(A)は側面図、(B)は上面図である。 図1の粘着シートの他の一実施形態を示し、(A)は横断面図、(B)は上面図である。 図1に示した粘着シートの離型フィルムの内側部を剥離する状態を示した上面図である。 図1に示した粘着シートの離型フィルムの外側部を剥離する状態を示した上面図である。 両面側に離型フィルムを積層した粘着シートの一実施形態を示し、(A)は側面図、(B)は上面図である。 一面側に離型フィルム、他面側に光学フィルムを積層した光学部材の一実施形態を示し、(A)は側面図、(B)は上面図である。 図7Aに示した光学部材の変形例を示し、(A)は側面図、(B)は上面図である。 本発明の粘着シートの第二実施形態を示し、(A)は側面図、(B)は上面図、(C)は正面図である。 図8の粘着シートの製造方法の一例を示したものであり、(A)は切れ込みを入れた状態を示した断面図、(B)は外縁部側を剥離した状態を示した断面図である。 本発明の実施例で用いた実施例1の粘着シートを示し、(A)は側面図、(B)は上面図である。 本発明の実施例で用いた実施例2の粘着シートを示し、(A)は側面図、(B)は上面図である。 本発明の実施例で用いた比較例1の粘着シートを示し、(A)は側面図、(B)は上面図である。 本発明の実施例で用いた比較例2の粘着シートを示し、(A)は側面図、(B)は上面図である。 本発明の実施例で用いた実施例3の接着シートを示し、(A)は側面図、(B)は上面図、(C)は正面図である。 本発明の実施例で用いた比較例3の接着シートを示し、(A)は側面図、(B)は上面図である。 従来の粘着シートで生じていた粘着剤のはみ出しを示した概略側面図である。 従来の粘着シートで生じていた泣き別れを示した概略斜視図である。
符号の説明
1、11、21、31 粘着シート
2、12、22 切れ込み線
2a、12a、22a 角部
3、13、23、33 離型フィルム
3a、13a、23a 外側部
3b、13b、23b 内側部
33a 張出部
4、34 粘着層
5 粘着シート
6、36 離型フィルム
36a 張出部
7 光学フィルム
8 光学部材
9 切れ込み
10 外縁部側

Claims (8)

  1. 接着剤又は粘着剤で形成した粘着層の少なくとも一面側に離型フィルムを積層してなる構成を備えた粘着シートにおいて、離型フィルムの周縁部沿いに切れ込み線を形成し、該切れ込み線の外側部と内側部とを別々に粘着層から剥離可能としてなる構成を特徴とする粘着シート。
  2. 接着剤又は粘着剤で形成した粘着層の両面側に離型フィルムを積層してなる構成を備えた粘着シートにおいて、一面側又は両面側の離型フィルムの周縁部沿いに切れ込み線を形成し、該切れ込み線の外側部と内側部とを別々に粘着層から剥離可能としてなる構成を特徴とする粘着シート。
  3. 接着剤又は粘着剤で形成した粘着層の一面側に離型フィルム、他面側に光学フィルムを積層してなる構成を備えた光学部材において、離型フィルムの周縁部沿いに切れ込み線を形成し、該切れ込み線の外側部と内側部とを別々に粘着層から剥離可能としてなる構成を特徴とする光学部材。
  4. 接着剤又は粘着剤で形成した粘着層の両面側に離型フィルムを積層してなる構成を備えた粘着シートにおいて、離型フィルムの端縁部に粘着層の端縁部よりも外方に張り出した張出部を形成してあり、一面側の離型フィルムの張出部と他面側の離型フィルムの張出部とが、交差する向きに張り出してなる粘着シート。
  5. 略長方形状の一面側の離型フィルムの短辺を張出部とし、略長方形状の他面側の離型フィルムの長辺を張出部としてなる請求項4に記載の粘着シート。
  6. 両面側の離型フィルムの厚さを相違させたことを特徴とする請求項2、4、5のいずれかに記載の粘着シート。
  7. 一面側の離型フィルム、粘着層間の剥離力と他面側の離型フィルム、粘着層間の剥離力とを相違させたことを特徴とする請求項2、4、5、6のいずれかに記載の粘着シート。
  8. レーザーで離型フィルム及び粘着層に切れ込みを入れて張出部を形成した請求項4〜7のいずれかに記載の粘着シート。
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