JP2008048175A - 移動通信端末及び移動通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 移動通信網のリソースを活用し、通信品質を良好に保つことを可能とする。
【解決手段】 移動通信網からの受信信号のSIRを測定するとともに、SIRと目標SIRとの比較の結果に応じて、移動通信網の送信電力を制御する送信電力制御コマンドを移動通信網に通知するインナーループ制御部13と、BLERを測定するとともに、BLERと目標BLERとの比較の結果に応じて、目標SIRを設定するアウターループ制御部14と、所定の条件に基づき、目標BLERの変更を要求する変更要求メッセージを移動通信網に通知し、移動通信網によって目標BLERの変更を許可された場合に目標BLERを変更する目標BLER変更部17とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、符号分割多重通信方式(CDMA)方式を用いた移動通信技術に関し、特に下りリンクの送信電力を制御する移動通信端末及び移動通信システムに関する。
CDMA方式における下りリンクの送信電力制御は、基地局の送信電力を抑制しながら、下りリンクの通信品質を維持する必要がある。そこで、移動通信端末が通信しているサービス(ベアラ)に対し目標品質を設け、下りリンクの通信品質が目標品質に追従するように基地局の送信電力を制御するという方法が用いられている。具体的には、CDMA方式を用いた移動通信端末においては、インナーループ制御とアウターループ制御とからなるクローズドループ送信電力制御方法が用いられている。
インナーループ制御は、移動通信端末で受信された通信チャネルのSIR(Signal-to-Interference power Ratio)がある目標値となるような制御を行うのに対し、アウターループ制御では、通信品質(BER(Bit Error Rate)又はBLER(Block Error Rate))がある目標値となるように目標SIRを制御する。受信された通信チャネルのSIRと目標SIRとの比較結果に応じて、移動通信端末から基地局への上りリンクの物理チャネル上で、基地局の送信電力を制御するTPC(Transmit Power Control)ビットが送信される。
このようなクローズドループ送信電力制御方法については、各種の改良手法が提案されている。具体的には、移動通信端末において、特定のデータを受信し損ねてしまう確率を低減するため、所定のタイミングで目標SIRを一定量ジャンプアップさせる手法が提案されている(特許文献1参照)。また、高精度な送信電力制御を行うことを目的として、移動通信端末においてTPCビットを変更制御することで、送信電力調整幅を可変とする手法が提案されている(特許文献2参照)。
特開2004−112097号公報 特開2006−173937号公報
しかしながら、上述した背景技術においては、通信品質を一時的に良好にすることは可能であるが、通信品質を良好に保つことは不可能である。更に、上述した背景技術においては、移動通信網側のリソースとは無関係に目標SIR又はTPCビットを変更制御するので、移動通信網側の加入者容量等のリソースに余裕がある場合であっても、その余裕を有効に活用できていなかった。
上記問題点に鑑み、本発明は、移動通信網のリソースを有効活用し、通信品質を良好に保つことが可能な移動通信端末及び移動通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、移動通信網からの受信信号の品質である第1受信品質を測定するとともに、第1受信品質と、第1受信品質の目標値である第1目標品質との比較の結果に応じて、受信信号の送信電力を制御する送信電力制御コマンドを移動通信網に通知するインナーループ制御部と、第1受信品質よりも長い期間における受信信号の品質である第2受信品質を測定するとともに、第2受信品質と、移動通信網によってあらかじめ指定される目標値である第2目標品質との比較の結果に応じて、第1目標品質を設定するアウターループ制御部と、所定の条件に基づき、第2目標品質の変更を要求する変更要求メッセージを移動通信網に通知し、移動通信網によって第2目標品質の変更を許可された場合に第2目標品質を変更する目標品質変更部とを備えることを要旨とする。
ここで、「第1受信品質」とは、例えばSIR等を意味し、「第2受信品質」とは、例えばBER又はBLER等を意味する。また、電力制御コマンドとは、例えばTPCビットを意味する。
この特徴によれば、目標品質変更部が、所定の条件に基づき、第2目標品質(例えば、目標BLER)の変更を要求する変更要求メッセージを移動通信網に通知し、移動通信網によって第2目標品質の変更を許可された場合に第2目標品質を変更することによって、移動通信網のリソースを活用し、受信品質を良好に保つことが可能となる。
第2の特徴は、第1の特徴に係る移動通信端末において、受信信号に基づき、自端末の通信環境を検出する通信環境検出部を更に備え、目標品質変更部は、通信環境の劣化を検出した場合に、第2目標品質の変更を移動通信網に要求することを要旨とする。
この特徴によれば、通信環境の劣化を検出した場合に、第2目標品質の変更を移動通信網に要求することによって、自端末の通信環境に応じて通信品質を自動的に改善することができる。
第3の特徴は、第1の特徴に係る移動通信端末において、目標品質変更部は、ユーザ入力に応じて、第2目標品質の変更を移動通信網に要求することを要旨とする。
この特徴によれば、目標品質変更部は、ユーザ入力に応じて、第2目標品質の変更を移動通信網に要求することによって、ユーザの判断で、通信品質を改善することができる。
第4の特徴は、移動通信網及び移動通信端末を有する移動通信システムであって、移動通信端末は、移動通信網からの受信信号の品質である第1受信品質を測定するとともに、第1受信品質と、第1受信品質の目標値である第1目標品質との比較の結果に応じて、受信信号の送信電力を制御する送信電力制御コマンドを移動通信網に通知するインナーループ制御部と、第1受信品質よりも長い期間における受信信号の品質である第2受信品質を測定するとともに、第2受信品質と、移動通信網によってあらかじめ指定される目標値である第2目標品質との比較の結果に応じて、第1目標品質を設定するアウターループ制御部と、所定の条件に基づき、第2目標品質の変更を要求する変更要求メッセージを移動通信網に通知し、移動通信網によって第2目標品質の変更を許可された場合に第2目標品質を変更する目標品質変更部とを備え、移動通信網は、移動通信端末から変更要求メッセージを受信した場合に、所定の基準に基づき、第2目標品質の変更を許可するか否かを判定することを要旨とする。
この特徴によれば、第1の特徴と同様に、移動通信網のリソースを活用し、受信品質を良好に保つことが可能となる。
第5の特徴は、第4の特徴に係る移動通信システムにおいて、移動通信網は、移動通信端末から変更要求メッセージを受信した場合に、移動通信端末の在圏するエリアにおけるトラフィック量に基づき、第2目標品質の変更を許可するか否かを判定することを要旨とする。
この特徴によれば、移動通信網が、移動通信端末から変更要求メッセージを受信した場合に、移動通信端末の在圏するエリアにおけるトラフィック量に基づき、第2目標品質の変更を許可するか否かを判定することによって、移動通信端末に対して第2目標品質の変更を許可するか否かを適切に判定可能となる。
本発明によれば、移動通信網のリソースを有効活用し、通信品質を良好に保つことが可能な移動通信端末及び移動通信システムを提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(移動通信システムの全体構成例)
本実施形態に係る移動通信システムは、図1に示すように、移動通信端末1と移動通信網5とを有する。なお、図1においては、W−CDMA方式の移動通信システムを示している。更に、移動通信網5は、基地局2a,2bと、基地局制御装置(RNC)3と、コアネットワーク4とを有している。
コアネットワーク4は、移動通信システム内において位置制御、呼制御、及びサービス制御を行うためのネットワークであり、例えば、ATM交換網、パケット交換網、ルータ網等によって構成される。なお、コアネットワーク4は、他の公衆網(PSTN)等とも接続され、移動通信端末1が固定電話等との間で通信を行うことも可能としている。
基地局制御装置3は、基地局2a,2bの上位装置として機能し、基地局2a,2bが使用する無線リソースの管理等を行う。また、基地局制御装置3は、後述する送信電力制御(アウターループ制御)を実行する機能を備えるとともに、ハンドオーバ時において、移動通信端末1からの信号を配下の基地局2a,2bから受信し、品質が良い方のデータを選択してコアネットワーク4側へ送出するハンドオーバ制御機能も備えている。
基地局2a,2bは、基地局制御装置3により無線リソースを管理され、移動通信端末1と無線通信を行う。また、基地局2a,2bは、後述する送信電力制御(インナーループ制御)を実行する機能も備えている。
なお、基地局制御装置3の機能が基地局2a,2bに組み込まれ、基地局2a,2bが基地局制御装置3の機能を実行する場合もある。
移動通信端末1は、各基地局2a,2bの無線エリア内に在圏することで、基地局2a,2bとの間で無線回線を確立し、コアネットワーク4を介して他の通信装置との間で通信を行う。更に、移動通信端末1は、インナーループ制御機能と、アウターループ制御機能とを具備している。
すなわち、移動通信端末1は、移動通信網5からの受信信号のSIRを測定するとともに、測定されたSIRと目標SIRとの比較の結果に応じて、TPCビット(電力制御コマンド)を移動通信網5側に通知する。更に、移動通信端末1は、受信信号のBLERを測定するとともに、測定されたBLERと目標BLERとの比較の結果に応じて、上記目標SIRを設定する。
更に、移動通信端末1は、受信信号に基づき、自端末の通信環境を検出するとともに、通信環境の劣化を検出した場合に、上記目標BLERの減少を移動通信網5側に要求する。ここで「通信環境」とは、例えば、下り回線の干渉量、ノイズ量、SIR、BLER、BER、又はEc/No等を意味する。なお、Ec/Noとは、希望波1チップ当たりのエネルギー対帯域内受信電力密度比である。このような通信環境を示す値が、あらかじめ設定されている閾値よりも小さくなった場合、通信環境が劣化したと判定される。
(移動通信システムの全体動作例)
次に、移動通信システムの全体動作例を説明する。図2は、本実施形態に係る移動通信システムの動作例を示すシーケンス図である。
ステップS11及びステップS12に示すように、通信開始時に、基地局制御装置3は、移動通信端末1の通信するサービス(ベアラ)に応じた目標BLERを、基地局2aを介して移動通信端末1に通知する。
ステップS13において、移動通信端末1は、下り回線の干渉量、ノイズ量、SIR、BLER、BER、又はEc/No等によって、通信環境を判定する。ここでは、通信環境を示す値が、あらかじめ設定されている閾値よりも小さいものとする。このため、移動通信端末1は、自端末の通信環境が劣化したと判定する。
ステップS14及びステップS15において、移動通信端末1は、目標BLERの変更を要求する変更要求メッセージを、基地局2aを介して基地局制御装置3に通知する。「目標BLERの変更」とは、例えば、ステップS11及びステップS12で通知された目標BLERが5%であった場合、それよりも低い値(4%,3%,又は2%等)に変更することを意味する。
ステップS16において、基地局制御装置3は、所定の基準に基づき、目標BLERの変更を許可するか否かを判定する。ここで、「所定の基準」とは、例えば、移動通信端末1の在圏するエリアにおけるトラフィック量を意味する。つまり、移動通信端末1の在圏するエリアにおけるトラフィック量がある閾値よりも大きい場合には、移動通信端末1に対する送信電力を増加させることができないため、基地局制御装置3は目標BLERの変更を拒否する。一方、移動通信端末1の在圏するエリアにおけるトラフィック量がある閾値よりも小さい場合には、移動通信端末1に対する送信電力を増加させることができるので、基地局制御装置3は目標BLERの変更を許可する。
ステップS17及びS18において、基地局制御装置3は、ステップS16の判定結果に応じて、目標BLERの変更を許可するか否かを示すメッセージを、基地局2aを介して移動通信端末1に通知する。ここでは、基地局制御装置3が、目標BLERの変更を許可することを示すメッセージを、基地局2aを介して移動通信端末1に通知するものとする。
ステップS19において、移動通信端末1は、ステップS18で通知されたメッセージに基づき、目標BLERを変更するか否か判定する。ステップS18では、目標BLERの変更を許可することを示すメッセージを受信しているので、移動通信端末1は、目標BLERを変更する。
ステップS20において、移動通信端末1は、変更後の目標BLERを用いて、アウターループ制御及びインナーループ制御を実行し、TPCビットを基地局2aに送信する。
ステップS22において、基地局2aは、ステップS20で受信したTPCビットに応じて、移動通信端末1に対する個別チャネルの送信電力を変更する。
(移動通信端末の構成例)
次に、移動通信端末1の構成例について説明する。図3は、移動通信端末1の機能ブロック図である。
移動通信端末1は、アンテナ100と、無線通信部10と、逆拡散部11と、RAKE受信部12と、インナーループ制御部13と、アウターループ制御部14と、送信信号生成部15と、信号処理部16と、目標BLER変更部17と、制御部18と、通信環境検出部23と、スピーカ19と、マイクロホン20と、入力部21と、表示部22とを備える。
アンテナ100が受信した受信信号は、無線通信部10に入力され、ダウンコンバートされる。逆拡散部11は、ダウンコンバートされた受信信号に対して、移動通信網5側から割り当てられたスクランブリングコードやチャネライゼーションコードによって逆拡散処理を実行する。RAKE受信部12は、逆拡散処理後の受信信号をRAKE合成及び誤り訂正・復号化する。RAKE受信部12が出力するデータ系列は、信号処理部16、アウターループ制御部14、及びインナーループ制御部13に入力される。
アウターループ制御部14は、長区間品質測定部141と、目標BLER設定部143と、BLER比較判定部142と、目標SIR設定部とを備える。また、インナーループ制御部13は、SIR測定部131と、SIR比較判定部132と、TPCビット発生部133とを備える。
長区間品質測定部141は、RAKE受信部12が出力するデータ系列において、例えばCRC結果が一致したトランスポートブロックの個数によりBLERを数百msから数s程度の長区間で測定する。長区間品質測定部141は、この測定により得られたBLERをBLER比較判定部142へ通知する。
目標SIR設定部は、目標BLERをBLER比較判定部142へ設定する。BLER比較判定部142は、上記測定されたBLERと上記設定された目標BLER値との差に比例した値として目標SIRの補正値を求める。目標SIR設定部では、目標SIR値をSIR比較判定部132へ通知する。
これにより目標SIRは、上記測定されたBLERが目標BLER値より大きい場合、すなわち受信品質が悪い場合には増加し、測定BLER値が目標BLER値より小さい場合、すなわち受信品質が良い場合には減少する。
SIR測定部131は、RAKE受信部12から入力される信号電力値と干渉電力値とに基づいてSIRを測定する。
SIR比較判定部132は、SIR測定部131が測定したSIRと、目標SIR設定部が設定した目標SIRとを比較し、上記測定されたSIR値が目標SIR値以上であるか否かを判定する。SIR比較判定部132は、判定の結果をTPCビット発生部133へ通知する。
TPCビット発生部133は、SIR比較判定部132での判定結果に基づき、上記測定されたSIRが目標SIRに達していない場合には、送信電力を増加させるTPCビットを発生し、上記測定されたSIRが目標SIR値以上である場合には、送信電力を減少させるTPCビットを発生する。
一方、RAKE受信部12からのデータ系列は、信号処理部16に入力され、直交復調や、復号処理、誤り訂正復号等を行った後、制御部18に受信データとして供給する。この結果、制御部18は、音声信号をスピーカ19に供給したり、画像信号を表示部22に供給したりする。
更に、マイクロホン20に入力される音声信号は、制御部18によって、デジタル信号に変換され、信号処理部16に供給される。信号処理部16は、制御部18からのデータに対して圧縮処理や、誤り訂正符号化処理等を施し、送信信号生成部15に供給する。
送信信号生成部15は、各種伝送チャネルの送信データを多重化する。多重化された送信データは、無線通信部10に供給され、変調処理や、スペクトラム拡散処理が施された後、アップコンバートされて、アンテナ100より送出される。
なお、入力部21 には、各種のキーを含むキー群が設けられている。入力部21は、これらのキーの押下による使用者指示を入力する。表示部22としては、LCD等が使用される。
また、制御部18は、移動通信端末の全体を制御するとともに、上述した通信環境に関する情報を取得して、通信環境検出部23に通知する。通信環境検出部23は、制御部18から通知された情報に基づき、上述した通信環境を検出する。
(目標BLER変更要求処理)
次に、移動通信端末1による目標BLER変更要求処理の具体的な処理手順について説明する。図4は、目標BLER変更要求処理の具体的な処理手順を示すフローチャートである。
ステップS101において、通信環境検出部23は、下り回線の干渉量、ノイズ量、SIR、BLER、BER、又はEc/No等によって自端末の通信環境を判定する。
ステップS102において、通信環境検出部23は、通信環境を示す値を、あらかじめ設定されている閾値と比較することで、通信環境が劣化したか否かを判定する。通信環境が劣化したと判定された場合、ステップS103に移行する。
ステップS103において、目標BLER変更部17は、目標BLERの変更を要求する変更要求メッセージを、送信信号生成部15、無線通信部10、及びアンテナ100を介して、移動通信網5側へ送信する。
(目標BLER変更処理)
次に、移動通信端末1による目標BLER変更処理の具体的な処理手順について説明する。図5は、目標BLER変更処理の具体的な処理手順を示すフローチャートである。
ステップS201において、目標BLER変更部17は、アンテナ100、逆拡散部11、RAKE受信部12、信号処理部16、及び制御部18を介して、目標BLERの変更可否を示すメッセージを移動通信網5側から受信する。
ステップS202において、目標BLER変更部17は、ステップS201で受信したメッセージが、目標BLERの変更許可を示しているか否かを判定する。ステップS201で受信したメッセージが、目標BLERの変更許可を示していると判定された場合、ステップS203に移行する。一方、ステップS201で受信したメッセージが、目標BLERの変更拒否を示していると判定された場合、ステップS204に移行する。
ステップS203において、目標BLER変更部17は、目標BLERを変更する。ここで、目標BLERの変更方法としては、例えば以下の2つが使用できる。1)あらかじめ用意された目標BLERの選択肢から、いずれかを選択する。2)目標BLERを連続的に変化させる。なお、後述するように、目標BLERをユーザが指定可能としても良い。
一方、ステップS204においては、目標BLER変更部17は、目標BLERの値を変更せずに、以前の値を維持する。
(基地局制御装置の構成例)
次に、基地局制御装置3の構成例について説明する。図6は、基地局制御装置3の機能ブロック図である。
基地局制御装置3は、第1通信I/F31と、第2通信I/F32と、基地局制御部33と、トラフィック量検出部34と、目標BLER制御部35と、目標BLER記憶部36とを備える。
第1通信I/F31は、図1の基地局2a,2bと各種のデータを授受する。第2通信I/F32は、コアネットワーク4と各種のデータを授受する。
基地局制御部33は、基地局2a,2bの無線回線制御やリソース制御等を行い、移動通信端末1の無線回線制御やリソース制御、ベアラ制御等を行う。トラフィック量検出部34は、移動通信端末1の在圏するエリアにおけるトラフィック量を検出する。
目標BLER記憶部36は、図7に示すように、目標BLERをベアラ毎に保持する。目標BLER制御部35は、移動通信端末1からの目標BLER変更要求を受け付け、トラフィック量検出部34が検出したトラフィック量に応じて、目標BLER変更要求を許可するか否かを判定する。
(目標BLER変更判定処理)
次に、基地局制御装置3による目標BLER変更判定処理の具体的な処理手順について説明する。図8は、目標BLER変更判定処理の具体的な処理手順を示すフローチャートである。
ステップS301において、目標BLER制御部35は、第1通信I/F31を介して、移動通信端末1からの目標BLER変更要求を受信する。
ステップS302において、目標BLER制御部35は、トラフィック量検出部34が検出するトラフィック量に応じて、目標BLER変更要求を許可するか否かを判定する。目標BLER変更要求を許可すると判定された場合、ステップS303に移行する。一方、目標BLER変更要求を拒否すると判定された場合、ステップS304に移行する。
ステップS303において、目標BLER制御部35は、目標BLERの変更を許可する旨のメッセージを、第1通信I/F31を介して、移動通信端末1に通知する。
ステップS304においては、目標BLER制御部35は、目標BLERの変更を拒否する旨のメッセージを、第1通信I/F31を介して、移動通信端末1に通知する。
(作用・効果)
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、移動通信端末1が、目標BLERの変更を要求する変更要求メッセージを移動通信網5側に通知し、移動通信網5によって目標BLERの変更を許可された場合に、目標BLERを変更することによって、移動通信網5側のリソースを有効活用し、通信品質を良好に保つことが可能となる。
また、本実施形態によれば、移動通信端末1が、通信環境の劣化を検出した場合に、目標BLERの変更を移動通信網5側に自動的に要求することによって、自端末の通信環境に応じて通信品質を自動的に改善することができる。
更に、本実施形態によれば、移動通信網5が、移動通信端末1から変更要求メッセージを受信した場合に、移動通信端末1の在圏するエリアにおけるトラフィック量に基づき、目標BLERの変更を許可するか否かを判定することによって、移動通信端末1に対して目標BLERの変更を許可するか否かを適切に判定可能となる。
(その他の実施形態)
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、上述した実施形態においては、目標BLERの変更要求を自動的に行う構成について説明したが、目標BLERの変更要求を手動で行う構成としてもよい。以下に、目標BLERの変更要求を手動で行う場合について説明する。
図9は、目標BLERの変更要求を手動で行う場合の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS401において、図3に示す制御部18は、入力部21が受け付けたユーザ入力に応じて、図10に示すような通信品質調整画面を表示部22上に表示させる。図10の例において、通信品質「高」は、目標BLERを1%程度に変更するものであり、通信品質「中」は、例えば目標BLERを2.5%程度に変更するものであり、通信品質「低」は、例えば目標BLERを4%程度に変更するものである。
ステップS402において、入力部21は、通信品質を選択するユーザ入力を受け付ける。
ステップS403において、目標BLER変更部17は、ステップS402で選択された通信品質に応じて、変更要求メッセージを移動通信網5側に通知する。
このような実施形態によれば、目標BLER変更部17が、ユーザ入力に応じて、目標BLERの変更を移動通信網5側に要求することによって、ユーザの判断で、通信品質を改善することができる。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の実施形態に係る移動通信システムの全体構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る移動通信システム全体の動作概要を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る移動通信端末の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る移動通信端末における目標BLER変更要求処理の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る移動通信端末における目標BLER変更処理の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る基地局制御装置の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る基地局制御装置がベアラ毎に記憶する目標BLERのテーブル構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る基地局制御装置における目標BLER変更判定処理の処理手順例を示すフローチャートである。 その他の実施形態に係る移動通信端末における目標BLER変更要求処理の処理手順例を示すフローチャートである。 その他の実施形態に係る移動通信端末における通信品質調整画面例を示す模式図である。
符号の説明
1…移動通信端末
2a,2b…基地局
3…基地局制御装置
4…コアネットワーク
5…移動通信網
10…無線通信部
11…逆拡散部
12…RAKE受信部
13…インナーループ制御部
14…アウターループ制御部
15…送信信号生成部
16…信号処理部
17…目標BLER変更部
18…制御部
19…スピーカ
20…マイクロホン
21…入力部
22…表示部
23…通信環境検出部
31…第1通信I/F
32…第2通信I/F
33…基地局制御部
34…トラフィック量検出部
35…目標BLER制御部
36…目標BLER記憶部
100…アンテナ
131…SIR測定部
132…SIR比較判定部
133…TPCビット発生部
141…長区間品質測定部
142…BLER比較判定部
143…目標BLER設定部

Claims (5)

  1. 移動通信網からの受信信号の品質である第1受信品質を測定するとともに、前記第1受信品質と、前記第1受信品質の目標値である第1目標品質との比較の結果に応じて、前記受信信号の送信電力を制御する送信電力制御コマンドを前記移動通信網に通知するインナーループ制御部と、
    前記第1受信品質よりも長い期間における前記受信信号の品質である第2受信品質を測定するとともに、前記第2受信品質と、前記移動通信網によってあらかじめ指定される目標値である第2目標品質との比較の結果に応じて、前記第1目標品質を設定するアウターループ制御部と、
    所定の条件に基づき、前記第2目標品質の変更を要求する変更要求メッセージを前記移動通信網に通知し、前記移動通信網によって前記第2目標品質の変更を許可された場合に、前記第2目標品質を変更する目標品質変更部と
    を備えることを特徴とする移動通信端末。
  2. 前記受信信号に基づき、自端末の通信環境を検出する通信環境検出部を更に備え、
    前記目標品質変更部は、前記通信環境の劣化を検出した場合に、前記第2目標品質の変更を前記移動通信網に要求することを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。
  3. 前記目標品質変更部は、ユーザ入力に応じて、前記第2目標品質の変更を前記移動通信網に要求することを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。
  4. 移動通信網及び移動通信端末を有する移動通信システムであって、
    前記移動通信端末は、
    前記移動通信網からの受信信号の品質である第1受信品質を測定するとともに、前記第1受信品質と、前記第1受信品質の目標値である第1目標品質との比較の結果に応じて、前記受信信号の送信電力を制御する送信電力制御コマンドを前記移動通信網に通知するインナーループ制御部と、
    前記第1受信品質よりも長い期間における前記受信信号の品質である第2受信品質を測定するとともに、前記第2受信品質と、前記移動通信網によってあらかじめ指定される目標値である第2目標品質との比較の結果に応じて、前記第1目標品質を設定するアウターループ制御部と、
    所定の条件に基づき、前記第2目標品質の変更を要求する変更要求メッセージを前記移動通信網に通知し、前記移動通信網によって前記第2目標品質の変更を許可された場合に、前記第2目標品質を変更する目標品質変更部とを備え、
    前記移動通信網は、前記移動通信端末から前記変更要求メッセージを受信した場合に、所定の基準に基づき、前記第2目標品質の変更を許可するか否かを判定することを特徴とする移動通信システム。
  5. 前記移動通信網は、前記移動通信端末から前記変更要求メッセージを受信した場合に、前記移動通信端末の在圏するエリアにおけるトラフィック量に基づき、前記第2目標品質の変更を許可するか否かを判定することを特徴とする請求項4に記載の移動通信システム。
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