JP2008042763A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路面積の増大を抑制しつつ、貫通電流を防ぐ。
【解決手段】半導体集積回路は、第1の内部電圧で動作する第1の回路ブロック11と、第2の内部電圧で動作し、かつ第1の回路ブロック11の後段に接続され、かつ第1の回路ブロック11から信号が供給される第2の回路ブロック12と、第1の高位側電源電圧を用いて第1の回路ブロック11に第1の内部電圧を供給し、かつ第2の高位側電源電圧を用いて第2の回路ブロック12に第2の内部電圧を供給し、かつ第2の内部電圧が第1の内部電圧を超えないように制御する電圧制御回路13,14とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体集積回路に係り、特に複数の電源ドメインを有する半導体集積回路に関する。
システムLSI(Large-Scale Integrated Circuit)などの半導体集積回路では、半導体プロセスの微細化に起因するトランジスタ等の素子の微細化により、動作電源電圧が低電圧化される傾向にある。
また、半導体集積回路の消費電力を低減するために、半導体集積回路を構成する複数の回路ブロックの機能に応じて、複数の回路ブロックを異なる動作電源電圧で動作させる場合がある。このような異なる動作電源電圧に対応して複数の回路ブロックを形成する手法として、CVS(Clustered Voltage Scaling)方式やボルテージ・アイランド(voltage-island)方式と呼ばれるものが知られている。
しかし、これらの手法では、回路ブロック間での貫通電流を防止するために、回路ブロックの接続が制約されたり、回路ブロック間を流れる信号のインタフェース回路としてラッチ回路、フリップフロップ、或いはレベルコンバータ等が必要となる。また、回路ブロック間に配置されるラッチ回路、フリップフロップ、或いはレベルコンバータ等は、想定される動作電源電圧で貫通電流が生じないように対策を講じる必要がある。このような対策が必要であるため、回路ブロックを構成する際に制約を受けてしまう。
また、回路ブロック間に配置されるインタフェース回路のオーバヘッドのために、粒度を細かくして回路ブロックを分割することが困難となる。さらに、回路ブロック間にフリップフロップを配置する場合、それらに適切なクロック信号を供給する必要がある。このクロック信号は、他の回路のクロック信号と同じものを用いることもできるが、その場合にはパイプラインを1段増やさなければならない。これにより、半導体集積回路の面積が増大してしまう。
この種の関連技術として、インタフェース回路における貫通電流を抑制することが可能な半導体集積回路が開示されている(特許文献1参照)。
特開2004−165993号公報
本発明は、回路面積の増大を抑制しつつ、貫通電流を防ぐことが可能な半導体集積回路を提供する。
本発明の第1の視点に係る半導体集積回路は、第1の内部電圧で動作する第1の回路ブロックと、第2の内部電圧で動作し、かつ前記第1の回路ブロックの後段に接続され、かつ前記第1の回路ブロックから信号が供給される第2の回路ブロックと、第1の高位側電源電圧を用いて前記第1の回路ブロックに前記第1の内部電圧を供給し、かつ第2の高位側電源電圧を用いて前記第2の回路ブロックに前記第2の内部電圧を供給し、かつ前記第2の内部電圧が前記第1の内部電圧を超えないように制御する電圧制御回路とを具備する。
本発明の第2の視点に係る半導体集積回路は、第1の内部電圧で動作する第1の回路ブロックと、第2の内部電圧で動作し、かつ前記第1の回路ブロックの後段に接続され、かつ前記第1の回路ブロックから信号が供給される第2の回路ブロックと、第1の低位側電源電圧を用いて前記第1の回路ブロックに前記第1の内部電圧を供給し、かつ第2の低位側電源電圧を用いて前記第2の回路ブロックに前記第2の内部電圧を供給し、かつ前記第1の内部電圧が前記第2の内部電圧を超えないように制御する電圧制御回路とを具備する。
本発明の第3の視点に係る半導体集積回路は、第1の電源電圧で動作する第1の回路ブロックと、第2の電源電圧で動作し、かつ前記第1の回路ブロックの後段に接続され、かつ前記第1の回路ブロックから信号が供給される第2の回路ブロックと、前記第1及び第2の回路ブロックに対する前記第1及び第2の電源電圧の供給/遮断を制御し、かつ電源投入時、前記第1の電源電圧を先に供給し、電源遮断時、前記第2の電源電圧を先に遮断する電圧制御回路とを具備する。
本発明によれば、回路面積の増大を抑制しつつ、貫通電流を防ぐことが可能な半導体集積回路を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路を説明するブロック図である。半導体集積回路は、第1の回路ブロック11、第2の回路ブロック12、第1の電圧制御回路13、及び第2の電圧制御回路14を備えている。
第1の回路ブロック11及び第2の回路ブロック12はそれぞれ、複数のPチャネルMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ、複数のNチャネルMOSトランジスタ、及び複数のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを含んで構成される。
第1の回路ブロック11と第2の回路ブロック12とは、異なる動作電源電圧で動作するように分割されている。なお、異なる動作電源電圧とは、電圧レベルが異なる場合と、電圧レベルが同じで、電圧レベルが変化するタイミングが異なる場合とを含む。
また、第2の回路ブロック12は、第1の回路ブロックの後段に接続されている。そして、第1の回路ブロック11及び第2の回路ブロック12は、信号が第1の回路ブロック11から第2の回路ブロック12へ流れるように、内部回路が構成されている。
第1の回路ブロック11(具体的には、第1の回路ブロック11に含まれる高位側電源端子)には、第1の電圧制御回路13が接続されている。第1の電圧制御回路13には、高位側電源電圧VDD1及び目標電圧Vtr1が供給されている。第1の電圧制御回路13は、電源電圧VDD1及び目標電圧Vtr1を用いて、第1の回路ブロック11に高位側内部電圧Vin1を供給する。この内部電圧Vin1は、第1の回路ブロック11の動作電源電圧として用いられる。
第2の回路ブロック12(具体的には、第2の回路ブロック12に含まれる高位側電源端子)には、第2の電圧制御回路14が接続されている。第2の電圧制御回路14には、高位側電源電圧VDD2及び目標電圧Vtr2が供給されている。また、第2の電圧制御回路14には、内部電圧Vin1が供給されている。第2の電圧制御回路14は、電源電圧VDD2、目標電圧Vtr2及び内部電圧Vin1を用いて、第2の回路ブロック12に高位側内部電圧Vin2を供給する。この内部電圧Vin2は、第2の回路ブロック12の動作電源電圧として用いられる。
また、第1の回路ブロック11及び第2の回路ブロック12(具体的には、低位側電源端子)は、低位側電源電圧VSSが印加される電源線に接続されている。
このように構成された半導体集積回路の動作について説明する。第1の電圧制御回路13は、第1の回路ブロック11に目標電圧Vtr1と同等の内部電圧Vin1を供給する。
第2の電圧制御回路14は、内部電圧Vin1を参照する。そして、第2の電圧制御回路14は、この内部電圧Vin1を超えないことを条件に、可能な限り目標電圧Vtr2に近くなるように、第2の回路ブロック12に内部電圧Vin2を供給する。
図2は、内部電圧Vin1及びVin2の電圧波形を示す図である。第1の電圧制御回路13は、図2に示した電圧波形の内部電圧Vin1を第1の回路ブロック11に供給している。すなわち、第1の電圧制御回路13は、図2に示したタイミングで、内部電圧Vin1を電圧VLO1から電圧VHI1に変化させ、その後電圧VHI1から電圧VLO1に変化させる。
この場合、第2の電圧制御回路14は、内部電圧Vin1が電圧VLO1から電圧VHI1に上昇した後に、内部電圧Vin2を電圧VLO2から電圧VHI2に上昇させる。また、第2の電圧制御回路14は、内部電圧Vin1が電圧VHI2から電圧VLO2に降下する前に、内部電圧Vin2を電圧VHI2から電圧VLO2に降下させる。なお、電圧VHI1と電圧VHI2との関係は、VHI1≧VHI2に設定される。
第2の電圧制御回路14が内部電圧Vin2に対してこのような電圧制御を行うことで、内部電圧Vin1を超えない内部電圧Vin2を第2の回路ブロック12に供給することができる。
仮にこのような制御を行わずに、内部電圧Vin1と内部電圧Vin2とを同時に変化させると、内部電圧Vin1が内部電圧Vin2より低い電圧となる可能性が排除できない。このとき、例えば第2の回路ブロック12がCMOSトランジスタを用いたロジック回路により構成されている場合、第1の回路ブロック11からの信号を受ける第2の回路ブロック12の最前段の部分で、PチャネルMOSトランジスタに印加されるゲート−ソース間電圧Vgsが負かつNチャネルMOSトランジスタに印加されるゲート−ソース間電圧Vgsが正となってしまう。
このようなバイアスがCMOSトランジスタに印加されると、CMOSトランジスタを介して貫通電流が流れてしまう。しかし、前述したように、内部電圧Vin2が内部電圧Vin1を超えないように制御することで、回路ブロックに貫通電流が生じないようにすることができる。
また、内部電圧Vin1及びVin2を3つ以上のレベルに変化させるようにしてもよい。図3は、内部電圧Vin1及びVin2の他の電圧波形を示す図である。
第1の電圧制御回路13は、図3に示した電圧波形の内部電圧Vin1を第1の回路ブロック11に供給している。すなわち、第1の電圧制御回路13は、図3に示したタイミングで、内部電圧Vin1を電圧VLO1から電圧VMID1に変化させ、さらに電圧VMID1から電圧VHI1に変化させる。また、第1の電圧制御回路13は、図3に示したタイミングで、内部電圧Vin1を電圧VHI1から電圧VMID1に変化させ、さらに電圧VMID1から電圧VLO1に変化させる。
この場合、第2の電圧制御回路14は、内部電圧Vin1が電圧VLO1から電圧VMID1に上昇した後に、内部電圧Vin2を電圧VLO2から電圧VMID2に上昇させる。次に、第2の電圧制御回路14は、内部電圧Vin1が電圧VMID1から電圧VHI1に上昇した後に、内部電圧Vin2を電圧VMID2から電圧VHI2に上昇させる。なお、電圧VHI1と電圧VHI2との関係は、VHI1≧VHI2に設定される。
また、第2の電圧制御回路14は、内部電圧Vin1が電圧VHI1から電圧VMID1に降下する前に、内部電圧Vin2を電圧VHI2から電圧VMID2に降下させる。次に、第2の電圧制御回路14は、内部電圧Vin1が電圧VMID1から電圧VLO1に降下する前に、内部電圧Vin2を電圧VMID2から電圧VLO2に降下させる。
第2の電圧制御回路14が内部電圧Vin2に対してこのような電圧制御を行うことで、内部電圧Vin1を超えない内部電圧Vin2を第2の回路ブロック12に供給することができる。
さらに、内部電圧Vin1及びVin2を連続的に変化させるようにしてもよい。図4は、内部電圧Vin1及びVin2の他の電圧波形を示す図である。
第1の電圧制御回路13は、図4に示したタイミングで、連続的に変化する内部電圧Vin1を第1の回路ブロック11に供給している。この場合に、第2の電圧制御回路14は、内部電圧Vin1を参照しながら、内部電圧Vin1を超えないように内部電圧Vin2を第2の回路ブロック12に供給する。
以上詳述したように本実施形態によれば、異なる動作電源電圧で動作する複数の回路ブロックを備えた半導体集積回路において、回路ブロック間での貫通電流、及び各回路ブロックでの貫通電流が生じるのを防止することができる。
また、回路ブロック間のインタフェース回路としてラッチ回路、フリップフロップ、或いはレベルコンバータ等が必要ない。これにより、半導体集積回路の面積を縮小することが可能である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の電圧制御回路13及び第2の電圧制御回路14の回路構成の一例について示している。
図5は、第1の電圧制御回路13の構成を説明する回路図である。第1の電圧制御回路13は、コンパレータ13A及びPチャネルMOSトランジスタ(PMOSトランジスタ)13Bを備えている。
コンパレータ13Aの(−)入力端子には、目標電圧Vtr1が供給されている。コンパレータ13Aの出力端子は、PMOSトランジスタ13Bのゲート端子に接続されている。PMOSトランジスタ13Bのソース端子には、高位側電源電圧VDD1が供給されている。PMOSトランジスタ13Bのドレイン端子は、コンパレータ13Aの(+)入力端子に接続されている。
また、PMOSトランジスタ13Bのドレイン端子は、第1の回路ブロック11に接続されている。すなわち、高位側内部電圧Vin1は、PMOSトランジスタ13Bのドレイン端子から出力される。
コンパレータ13Aは、内部電圧Vin1と目標電圧Vtr1とを比較する。そして、コンパレータ13Aは、内部電圧Vin1と目標電圧Vtr1との差に応じた信号をPMOSトランジスタ13Bのゲート端子に供給する。このように構成された第1の電圧制御回路13は、第1の回路ブロック11に、目標電圧Vtr1と同等の内部電圧Vin1を供給することができる。
図6は、第2の電圧制御回路14の構成を示す回路図である。第2の電圧制御回路14は、コンパレータ14A,14B、OR回路14C、及びPMOSトランジスタ14Dを備えている。
コンパレータ14Aの(−)入力端子には、目標電圧Vtr2が供給されている。コンパレータ14Aの出力端子は、OR回路14Cの一方の入力端子に接続されている。コンパレータ14Bの(−)入力端子には、内部電圧Vin1が供給されている。コンパレータ14Bの出力端子は、OR回路14Cの他方の入力端子に接続されている。
OR回路14Cの出力端子は、PMOSトランジスタ14Dのゲート端子に接続されている。PMOSトランジスタ14Dのソース端子には、高位側電源電圧VDD2が供給されている。PMOSトランジスタ14Dのドレイン端子は、コンパレータ14A,14Bの(+)入力端子にそれぞれ接続されている。
また、PMOSトランジスタ14Dのドレイン端子は、第2の回路ブロック12に接続されている。すなわち、高位側内部電圧Vin2は、PMOSトランジスタ14Dのドレイン端子から出力される。
コンパレータ14Aは、内部電圧Vin2と目標電圧Vtr2とを比較する。そして、コンパレータ14Aは、内部電圧Vin2と目標電圧Vtr2との差に応じた信号をOR回路14Cに供給する。コンパレータ14Bは、内部電圧Vin2と内部電圧Vin1とを比較する。そして、コンパレータ14Bは、内部電圧Vin2と内部電圧Vin1との差に応じた信号をOR回路14Cに供給する。
OR回路14Cは、コンパレータ14Aの出力信号と、コンパレータ14Bの出力信号とを足した信号をPMOSトランジスタ14Dのゲート端子に供給する。このように構成された第2の電圧制御回路14は、内部電圧Vin1を超えず、かつ可能な限り目標電圧Vtr2に近い内部電圧Vin2を第2の回路ブロック12に供給することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、高位側内部電圧Vin1が高位側内部電圧Vin2以上になるように、第1の電圧制御回路13が内部電圧Vin1を制御するようにしている。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る半導体集積回路を説明するブロック図である。第2の電圧制御回路14には、高位側電源電圧VDD2及び目標電圧Vtr2が供給されている。第2の電圧制御回路14は、電源電圧VDD2及び目標電圧Vtr2を用いて、第2の回路ブロック12に高位側内部電圧Vin2を供給する。
第1の電圧制御回路13には、高位側電源電圧VDD1、目標電圧Vtr1、及び高位側内部電圧Vin2が供給されている。第1の電圧制御回路13は、電源電圧VDD1、目標電圧Vtr1、及び内部電圧Vin2を用いて、第1の回路ブロック11に高位側内部電圧Vin1を供給する。
このように構成された半導体集積回路の動作について説明する。第2の電圧制御回路14は、第2の回路ブロック12に目標電圧Vtr2と同等の内部電圧Vin2を供給する。
第1の電圧制御回路13は、内部電圧Vin2を参照する。そして、第1の電圧制御回路13は、内部電圧Vin1が内部電圧Vin2以上であることを条件に、可能な限り目標電圧Vtr1に近くなるように、第1の回路ブロック11に内部電圧Vin1を供給する。
本実施形態での内部電圧Vin1及びVin2の電圧波形は、上記第1の実施形態で示した図2と同じである。図2に示すように、第2の電圧制御回路14は、図2に示した電圧波形の内部電圧Vin2を第2の回路ブロック12に供給している。すなわち、第2の電圧制御回路14は、図2に示したタイミングで、内部電圧Vin2を電圧VLO2から電圧VHI2に変化させ、その後電圧VHI2から電圧VLO2に変化させる。
この場合、第1の電圧制御回路13は、内部電圧Vin2が電圧VLO2から電圧VHI2に上昇する前に、内部電圧Vin1を電圧VLO2から電圧VHI2に上昇させる。また、第1の電圧制御回路13は、内部電圧Vin2が電圧VHI2から電圧VLO2に降下した後に、内部電圧Vin1を電圧VHI1から電圧VLO1に降下させる。なお、電圧VHI1と電圧VHI2との関係は、VHI1≧VHI2に設定される。
第1の電圧制御回路13が内部電圧Vin1に対してこのような電圧制御を行うことで、内部電圧Vin2以上の内部電圧Vin1を第1の回路ブロック11に供給することができる。なお、上記第1の実施形態で示した他の電圧波形(図3及び図4)のように内部電圧Vin1及びVin2を制御することも可能である。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、低位側電源電圧VSSを制御することで、半導体集積回路の貫通電流を防止するようにしている。図8は、本発明の第4の実施形態に係る半導体集積回路を説明するブロック図である。
第1の回路ブロック11(具体的には、第1の回路ブロック11に含まれる低位側電源端子)には、第3の電圧制御回路15が接続されている。第3の電圧制御回路15には、低位側電源電圧VSS1及び目標電圧Vtr3が供給されている。第3の電圧制御回路15は、電源電圧VSS1及び目標電圧Vtr3を用いて、第1の回路ブロック11に低位側内部電圧Vin3を供給する。この内部電圧Vin3は、第1の回路ブロック11の動作電源電圧として用いられる。
第2の回路ブロック12(具体的には、第2の回路ブロック12に含まれる低位側電源端子)には、第4の電圧制御回路16が接続されている。第4の電圧制御回路16には、低位側電源電圧VSS2及び目標電圧Vtr4が供給されている。また、第4の電圧制御回路16には、内部電圧Vin3が供給されている。第4の電圧制御回路16は、電源電圧VSS2、目標電圧Vtr4及び内部電圧Vin3を用いて、第2の回路ブロック12に低位側内部電圧Vin4を供給する。この内部電圧Vin4は、第2の回路ブロック12の動作電源電圧として用いられる。
また、第1の回路ブロック11及び第2の回路ブロック12(具体的には、高位側電源端子)は、高位側電源電圧VDDが印加される電源線に接続されている。
このように構成された半導体集積回路の動作について説明する。第3の電圧制御回路15は、第1の回路ブロック11に目標電圧Vtr3と同等の内部電圧Vin3を供給する。
第4の電圧制御回路16は、内部電圧Vin3を参照する。そして、第4の電圧制御回路16は、内部電圧Vin4が内部電圧Vin3以上であることを条件に、可能な限り目標電圧Vtr4に近くなるように、第2の回路ブロック12に内部電圧Vin4を供給する。
図9は、内部電圧Vin3及びVin4の電圧波形を示す図である。第3の電圧制御回路15は、図9に示した電圧波形の内部電圧Vin3を第1の回路ブロック11に供給している。すなわち、第3の電圧制御回路15は、図9に示したタイミングで、内部電圧Vin3を電圧VLO3から電圧VHI3に変化させ、その後電圧VHI3から電圧VLO3に変化させる。
この場合、第4の電圧制御回路16は、内部電圧Vin3が電圧VLO3から電圧VHI3に上昇する前に、内部電圧Vin4を電圧VLO4から電圧VHI4に上昇させる。また、第4の電圧制御回路16は、内部電圧Vin3が電圧VHI3から電圧VLO3に降下した後に、内部電圧Vin4を電圧VHI4から電圧VLO4に降下させる。なお、電圧VHI3と電圧VHI4との関係は、VHI4≧VHI3に設定される。
第4の電圧制御回路16が内部電圧Vin4に対してこのような電圧制御を行うことで、内部電圧Vin3以上の内部電圧Vin4を第2の回路ブロック12に供給することができる。これにより、第2の回路ブロック12に貫通電流が生じないようにすることができる。
また、内部電圧Vin3及びVin4を3つ以上のレベルに変化させるようにしてもよい。図10は、内部電圧Vin3及びVin4の他の電圧波形を示す図である。
第3の電圧制御回路15は、図10に示した電圧波形の内部電圧Vin3を第1の回路ブロック11に供給している。すなわち、第3の電圧制御回路15は、図10に示したタイミングで、内部電圧Vin3を電圧VLO3から電圧VMID3に変化させ、さらに電圧VMID3から電圧VHI3に変化させる。また、第3の電圧制御回路15は、図10に示したタイミングで、内部電圧Vin3を電圧VHI3から電圧VMID3に変化させ、さらに電圧VMID3から電圧VLO3に変化させる。
この場合、第4の電圧制御回路16は、内部電圧Vin3が電圧VLO3から電圧VMID3に上昇する前に、内部電圧Vin4を電圧VLO4から電圧VMID4に上昇させる。次に、第4の電圧制御回路16は、内部電圧Vin3が電圧VMID3から電圧VHI3に上昇する前に、内部電圧Vin4を電圧VMID4から電圧VHI4に上昇させる。なお、電圧VHI3と電圧VHI4との関係は、VHI4≧VHI3に設定される。
また、第4の電圧制御回路16は、内部電圧Vin3が電圧VHI3から電圧VMID3に降下した後に、内部電圧Vin4を電圧VHI4から電圧VMID4に降下させる。次に、第4の電圧制御回路16は、内部電圧Vin3が電圧VMID3から電圧VLO3に降下した後に、内部電圧Vin4を電圧VMID4から電圧VLO4に降下させる。
第4の電圧制御回路16が内部電圧Vin4に対してこのような電圧制御を行うことで、内部電圧Vin3以上の内部電圧Vin4を第2の回路ブロック12に供給することができる。
さらに、内部電圧Vin3及びVin4を連続的に変化させるようにしてもよい。図11は、内部電圧Vin3及びVin4の他の電圧波形を示す図である。
第3の電圧制御回路15は、図11に示したタイミングで、連続的に変化する内部電圧Vin3を第1の回路ブロック11に供給している。この場合に、第4の電圧制御回路16は、内部電圧Vin3を参照しながら、内部電圧Vin3以上になるように内部電圧Vin4を第2の回路ブロック12に供給する。
以上詳述したように本実施形態によれば、低位側電源電圧VSSを制御することで、回路ブロック間での貫通電流、及び各回路ブロックでの貫通電流が生じるのを防止することができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態は、内部電圧Vin3が内部電圧Vin4を超えないように、第3の電圧制御回路15が内部電圧Vin3を制御するようにしている。
図12は、本発明の第5の実施形態に係る半導体集積回路を説明するブロック図である。第4の電圧制御回路16には、低位側電源電圧VSS2及び目標電圧Vtr4が供給されている。第4の電圧制御回路16は、電源電圧VSS2及び目標電圧Vtr4を用いて、第2の回路ブロック12に低位側内部電圧Vin4を供給する。
第3の電圧制御回路15には、低位側電源電圧VSS1、目標電圧Vtr3、及び低位側内部電圧Vin4が供給されている。第3の電圧制御回路15は、電源電圧VSS1、目標電圧Vtr3、及び内部電圧Vin4を用いて、第1の回路ブロック11に低位側内部電圧Vin3を供給する。
このように構成された半導体集積回路の動作について説明する。第4の電圧制御回路16は、第2の回路ブロック12に目標電圧Vtr4と同等の内部電圧Vin4を供給する。
第3の電圧制御回路15は、内部電圧Vin4を参照する。そして、第3の電圧制御回路15は、内部電圧Vin3が内部電圧Vin4を超えないことを条件に、可能な限り目標電圧Vtr3に近くなるように、第1の回路ブロック11に内部電圧Vin3を供給する。
本実施形態での内部電圧Vin3及びVin4の電圧波形は、上記第4の実施形態で示した図9と同じである。図9に示すように、第4の電圧制御回路16は、図9に示した電圧波形の内部電圧Vin4を第2の回路ブロック12に供給している。すなわち、第4の電圧制御回路16は、図9に示したタイミングで、内部電圧Vin4を電圧VLO4から電圧VHI4に変化させ、その後電圧VHI4から電圧VLO4に変化させる。
この場合、第3の電圧制御回路15は、内部電圧Vin4が電圧VLO4から電圧VHI4に上昇した後に、内部電圧Vin3を電圧VLO3から電圧VHI3に上昇させる。また、第3の電圧制御回路15は、内部電圧Vin4が電圧VHI4から電圧VLO4に降下する前に、内部電圧Vin3を電圧VHI3から電圧VLO3に降下させる。なお、電圧VHI3と電圧VHI4との関係は、VHI4≧VHI3に設定される。
第3の電圧制御回路15が内部電圧Vin3に対してこのような電圧制御を行うことで、内部電圧Vin4を超えない内部電圧Vin3を第1の回路ブロック11に供給することができる。なお、上記第4の実施形態で示した他の電圧波形(図10及び図11)のように内部電圧Vin3及びVin4を制御することも可能である。
(第6の実施形態)
第6の実施形態は、第1の回路ブロック11及び第2の回路ブロック12への高位側電源電圧の供給及び遮断を制御することにより、貫通電流を防止するようにしている。
図13は、本発明の第6の実施形態に係る半導体集積回路を説明するブロック図である。半導体集積回路は、第1の回路ブロック11、第2の回路ブロック12、及び電圧制御回路20を備えている。電圧制御回路20は、PMOSトランジスタ21,22及び信号生成回路23を備えている。
PMOSトランジスタ21のソース端子には、高位側電源電圧VDD1が供給されている。PMOSトランジスタ21のドレイン端子は、第1の回路ブロック11に接続されている。PMOSトランジスタ22のソース端子には、高位側電源電圧VDD2が供給されている。PMOSトランジスタ22のドレイン端子は、第2の回路ブロック12に接続されている。なお、本実施形態では、電源電圧VDD1と電源電圧VDD2との関係は、VDD1≧VDD2に設定される。
信号生成回路23は、制御信号Vct1及び制御信号Vct2を生成する。制御信号Vct1は、PMOSトランジスタ21のゲート端子に供給される。制御信号Vct2は、PMOSトランジスタ22のゲート端子に供給される。
このように構成された半導体集積回路の動作について説明する。電圧制御回路20は、第1の回路ブロック11及び第2の回路ブロック12に対して、電源電圧VDD1及び電源電圧VDD2を供給し、かつ電源電圧VDD1及び電源電圧VDD2の供給を遮断するように制御する。
さらに、電圧制御回路20は、第2の回路ブロック12に供給される電源電圧VDD2が、第1の回路ブロック11に供給される電源電圧VDD1を超えないように制御する。具体的には、電圧制御回路20は、電源投入時、電源電圧VDD2よりも先に、電源電圧VDD1を第1の回路ブロック11に供給するように制御する。また、電圧制御回路20は、電源遮断時、電源電圧VDD1よりも先に、電源電圧VDD2を遮断するように制御する。
図14は、電源電圧を投入する場合(スリープ状態からウェイクアップ状態に切り替える場合)の制御信号Vct1,Vct2のタイミングチャートである。なお、ウェイクアップ状態とは、電源電圧が回路ブロックに供給されている状態(電源供給状態)である。スリープ状態とは、回路ブロックへの電源電圧の供給が遮断されている状態(電源遮断状態)である。
スリープ状態では、信号生成回路23は、ハイレベルの制御信号Vct1及びVct2を生成する。この制御信号Vct1及びVct2はそれぞれ、PMOSトランジスタ21及び22のゲート端子に供給される。よって、スリープ状態では、PMOSトランジスタ21及び22はそれぞれ、オフしている。この結果、第1の回路ブロック11及び第2の回路ブロック12への電源電圧VDD1及びVDD2は遮断されている。
次に、電源投入時、信号生成回路23は、まず制御信号Vct1をローレベルに変化させる。これにより、PMOSトランジスタ21がオンし、第1の回路ブロック11に電源電圧VDD1が供給される。
その後、信号生成回路23は、制御信号Vct2をローレベルに変化させる。これにより、PMOSトランジスタ22がオンし、第2の回路ブロック12に電源電圧VDD2が供給される。
図15は、電源電圧を遮断する場合(ウェイクアップ状態からスリープ状態に切り替える場合)の制御信号Vct1,Vct2のタイミングチャートである。
ウェイクアップ状態では、信号生成回路23は、ローレベルの制御信号Vct1及びVct2を生成する。この制御信号Vct1及びVct2はそれぞれ、PMOSトランジスタ21及び22のゲート端子に供給される。よって、ウェイクアップ状態では、PMOSトランジスタ21及び22はそれぞれ、オンしている。この結果、第1の回路ブロック11及び第2の回路ブロック12にそれぞれ電源電圧VDD1及びVDD2が供給されている。
次に、電源遮断時、信号生成回路23は、まず制御信号Vct2をハイレベルに変化させる。これにより、PMOSトランジスタ22がオフし、第2の回路ブロック12への電源電圧VDD2の供給が遮断される。
その後、信号生成回路23は、制御信号Vct1をハイレベルに変化させる。これにより、PMOSトランジスタ21がオフし、第1の回路ブロック11への電源電圧VDD1の供給が遮断される。
仮にこのような制御を行わずに、制御信号Vct1及びVct2を同時に変化させると、電源電圧VDD1を遮断することにより、第1の回路ブロック11内で電圧が低下していく際に、この低下した電圧を有する信号が第2の回路ブロック12に供給される可能性が排除できない。この場合、第2の回路ブロック12において貫通電流が生じてしまう。
しかし、本実施形態では、電源電圧VDD2を電源電圧VDD1よりも先に供給し、かつ電源電圧VDD2を電源電圧VDD1よりも後に遮断している。これにより、電源電圧VDD1より低い電圧の信号が第2の回路ブロック12に供給されるのを防ぐことができるため、第2の回路ブロック12において貫通電流が生じるのを防止することができる。
また、電源電圧VDD1の遮断時には、第2の回路ブロック12に電源電圧VDD2が供給されていない。このため、第2の回路ブロック12において貫通電流が生じるのを防止することができる。
なお、電源電圧VDD1と第1の回路ブロック11との電流パス、及び電源電圧VDD2と第2の回路ブロック12との電流パスの接続/非接続を切り替える素子をNチャネルMOSトランジスタで構成してもよい。図16は、本実施形態に係る半導体集積回路の他の構成例を説明するブロック図である。
電圧制御回路20は、NMOSトランジスタ24,25及び信号生成回路23を備えている。NMOSトランジスタ24のドレイン端子には、高位側電源電圧VDD1が供給されている。NMOSトランジスタ24のソース端子は、第1の回路ブロック11に接続されている。NMOSトランジスタ25のドレイン端子には、高位側電源電圧VDD2が供給されている。NMOSトランジスタ25のソース端子は、第2の回路ブロック12に接続されている。
信号生成回路23は、図14及び図15と同じタイミングで制御信号Vct1及びVct2を変化させる。なお、図16の構成では、制御信号Vct1及びVct2の供給先としてNMOSトランジスタを用いているため、制御信号のロジックが図14及び図15とは逆になる。
図16に示すように電圧制御回路20を構成した場合でも、半導体集積回路において貫通電流が生じるのを防止することができる。
(第7の実施形態)
第7の実施形態は、低位側電源電圧VSSの供給及び遮断のタイミングを制御することで、第1の回路ブロック11及び第2の回路ブロック12の貫通電流を防ぐようにしている。
図17は、本発明の第7の実施形態に係る半導体集積回路を説明するブロック図である。半導体集積回路は、第1の回路ブロック11、第2の回路ブロック12、及び電圧制御回路30を備えている。
第1の回路ブロック11には、高位側電源電圧VDD1が供給されている。第2の回路ブロック12には、高位側電源電圧VDD2が供給されている。なお、本実施形態では、電源電圧VDD1と電源電圧VDD2との関係は、VDD1≧VDD2に設定される。
電圧制御回路30は、NMOSトランジスタ31,32及び信号生成回路33を備えている。NMOSトランジスタ31のソース端子は、接地線に接続されている。NMOSトランジスタ31のドレイン端子は、第1の回路ブロック11(具体的には、低位側電源端子)に接続されている。NMOSトランジスタ32のソース端子は、接地線に接続されている。NMOSトランジスタ32のドレイン端子は、第2の回路ブロック12に接続されている。
信号生成回路33は、制御信号Vct3及び制御信号Vct4を生成する。制御信号Vct3は、NMOSトランジスタ31のゲート端子に供給される。制御信号Vct4は、NMOSトランジスタ32のゲート端子に供給される。
このように構成された半導体集積回路の動作について説明する。電圧制御回路30は、第1の回路ブロック11及び第2の回路ブロック12に対して、低位側電源電圧VSSを供給し、かつ低位側電源電圧VSSの供給を遮断するように制御する。
さらに、電圧制御回路30は、第2の回路ブロック12に供給される電源電圧VSSが、第1の回路ブロック11に供給される電源電圧VSSを超えないように制御する。具体的には、電圧制御回路30は、電源投入時、第2の回路ブロック12よりも先に、第1の回路ブロック11に電源電圧VSSを供給するように制御する。また、電圧制御回路30は、電源遮断時、第1の回路ブロック11よりも先に、第2の回路ブロック12への電源電圧VSSの供給を遮断するように制御する。
図18は、電源電圧を投入する場合(スリープ状態からウェイクアップ状態に切り替える場合)の制御信号Vct3,Vct4のタイミングチャートである。
スリープ状態では、信号生成回路33は、ローレベルの制御信号Vct3及びVct4を生成する。この制御信号Vct3及びVct4はそれぞれ、NMOSトランジスタ31及び32のゲート端子に供給される。よって、スリープ状態では、NMOSトランジスタ31及び32はそれぞれ、オフしている。この結果、第1の回路ブロック11及び第2の回路ブロック12への低位側電源電圧VSSは遮断されている。
次に、電源投入時、信号生成回路33は、まず制御信号Vct3をハイレベルに変化させる。これにより、NMOSトランジスタ31がオンし、第1の回路ブロック11に低位側電源電圧VSSが供給される。
その後、信号生成回路33は、制御信号Vct4をハイレベルに変化させる。これにより、NMOSトランジスタ32がオンし、第2の回路ブロック12に低位側電源電圧VSSが供給される。
図19は、電源電圧を遮断する場合(ウェイクアップ状態からスリープ状態に切り替える場合)の制御信号Vct3,Vct4のタイミングチャートである。
ウェイクアップ状態では、信号生成回路33は、ハイレベルの制御信号Vct3及びVct4を生成する。よって、ウェイクアップ状態では、NMOSトランジスタ31及び32はそれぞれ、オンしている。この結果、第1の回路ブロック11及び第2の回路ブロック12にそれぞれ低位側電源電圧VSSが供給されている。
次に、電源遮断時、信号生成回路33は、まず制御信号Vct4をローレベルに変化させる。これにより、NMOSトランジスタ32がオフし、第2の回路ブロック12への低位側電源電圧VSSの供給が遮断される。
その後、信号生成回路33は、制御信号Vct3をローレベルに変化させる。これにより、NMOSトランジスタ31がオフし、第1の回路ブロック11への低位側電源電圧VSSの供給が遮断される。
このような電源電圧制御を行うことで、半導体集積回路において貫通電流が生じるのを防止することができる。
なお、低位側電源電圧VSSと第1の回路ブロック11との電流パス、及び低位側電源電圧VSSと第2の回路ブロック12との電流パスの接続/非接続を切り替える素子をPMOSトランジスタで構成してもよい。図20は、本実施形態に係る半導体集積回路の他の構成例を説明するブロック図である。
電圧制御回路30は、PMOSトランジスタ34,35及び信号生成回路33を備えている。PMOSトランジスタ34のドレイン端子には、低位側電源電圧VSSが供給されている。PMOSトランジスタ34のソース端子は、第1の回路ブロック11に接続されている。PMOSトランジスタ35のドレイン端子には、低位側電源電圧VSSが供給されている。PMOSトランジスタ35のソース端子は、第2の回路ブロック12に接続されている。
信号生成回路33は、図18及び図19と同じタイミングで制御信号Vct3及びVct4を変化させる。なお、図20の構成では、制御信号Vct3及びVct4の供給先としてPMOSトランジスタを用いているため、制御信号のロジックが図18及び図19とは逆になる。
図20に示すように電圧制御回路30を構成した場合でも、半導体集積回路において貫通電流が生じるのを防止することができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で、構成要素を変形して具体化できる。また、実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を構成することができる。例えば、実施形態に開示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよいし、異なる実施形態の構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る半導体集積回路を説明するブロック図。 内部電圧Vin1及びVin2の電圧波形を示す図。 内部電圧Vin1及びVin2の他の電圧波形を示す図。 内部電圧Vin1及びVin2の他の電圧波形を示す図。 図1に示した第1の電圧制御回路13の構成を説明する回路図。 図1に示した第2の電圧制御回路14の構成を示す回路図。 本発明の第3の実施形態に係る半導体集積回路を説明するブロック図。 本発明の第4の実施形態に係る半導体集積回路を説明するブロック図。 内部電圧Vin3及びVin4の電圧波形を示す図。 内部電圧Vin3及びVin4の他の電圧波形を示す図。 内部電圧Vin3及びVin4の他の電圧波形を示す図。 本発明の第5の実施形態に係る半導体集積回路を説明するブロック図。 本発明の第6の実施形態に係る半導体集積回路を説明するブロック図。 電源電圧を投入する場合の制御信号Vct1,Vct2のタイミングチャート。 電源電圧を遮断する場合の制御信号Vct1,Vct2のタイミングチャート。 第6の実施形態に係る半導体集積回路の他の構成例を説明するブロック図。 本発明の第7の実施形態に係る半導体集積回路を説明するブロック図。 電源電圧を投入する場合の制御信号Vct3,Vct4のタイミングチャート。 電源電圧を遮断する場合の制御信号Vct3,Vct4のタイミングチャート。 第7の本実施形態に係る半導体集積回路の他の構成例を説明するブロック図。
符号の説明
11…第1の回路ブロック、12…第2の回路ブロック、13…第1の電圧制御回路、14…第2の電圧制御回路、13A,14A,14B…コンパレータ、13B,14D…PMOSトランジスタ、14C…OR回路、15…第3の電圧制御回路、16…第4の電圧制御回路、20,30…電圧制御回路、21,22,34,35…PMOSトランジスタ、23,33…信号生成回路、24,25,31,32…NMOSトランジスタ。

Claims (5)

  1. 第1の内部電圧で動作する第1の回路ブロックと、
    第2の内部電圧で動作し、かつ前記第1の回路ブロックの後段に接続され、かつ前記第1の回路ブロックから信号が供給される第2の回路ブロックと、
    第1の高位側電源電圧を用いて前記第1の回路ブロックに前記第1の内部電圧を供給し、かつ第2の高位側電源電圧を用いて前記第2の回路ブロックに前記第2の内部電圧を供給し、かつ前記第2の内部電圧が前記第1の内部電圧を超えないように制御する電圧制御回路と
    を具備することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記電圧制御回路は、
    前記第1の回路ブロックに前記第1の内部電圧を供給する第1の電圧制御回路と、
    前記第2の回路ブロックに前記第2の内部電圧を供給し、かつ前記第2の内部電圧が前記第1の内部電圧を超えないように制御する第2の電圧制御回路と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 第1の内部電圧で動作する第1の回路ブロックと、
    第2の内部電圧で動作し、かつ前記第1の回路ブロックの後段に接続され、かつ前記第1の回路ブロックから信号が供給される第2の回路ブロックと、
    第1の低位側電源電圧を用いて前記第1の回路ブロックに前記第1の内部電圧を供給し、かつ第2の低位側電源電圧を用いて前記第2の回路ブロックに前記第2の内部電圧を供給し、かつ前記第1の内部電圧が前記第2の内部電圧を超えないように制御する電圧制御回路と
    を具備することを特徴とする半導体集積回路。
  4. 第1の電源電圧で動作する第1の回路ブロックと、
    第2の電源電圧で動作し、かつ前記第1の回路ブロックの後段に接続され、かつ前記第1の回路ブロックから信号が供給される第2の回路ブロックと、
    前記第1及び第2の回路ブロックに対する前記第1及び第2の電源電圧の供給/遮断を制御し、かつ電源投入時、前記第1の電源電圧を先に供給し、電源遮断時、前記第2の電源電圧を先に遮断する電圧制御回路と
    を具備することを特徴とする半導体集積回路。
  5. 前記電圧制御回路は、
    前記第1の電源電圧と前記第1の回路ブロックとの電流パスに設けられた第1のスイッチ素子と、
    前記第2の電源電圧と前記第2の回路ブロックとの電流パスに設けられた第2のスイッチ素子と、
    前記第1及び第2のスイッチ素子のオン/オフを制御する信号生成回路と
    を含むことを特徴とする請求項4に記載の半導体集積回路。
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