JP2008042744A - アンテナコイルおよび携帯電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯電子機器の筐体の厚み寸法を増すことなく、回路基板の接地電極による磁束の迂回の問題を解消し、組み込み作業性および耐衝撃性を改善する。
【解決手段】コア部11の両端につば部12,13を備えた磁性体コア10を用い、つば部12の内面に電極15,16を形成し、コア部11に巻回した導体の両端を電極15,16に接続する。この磁性体コア10を樹脂ケース31に収容し、バネ端子21,22を圧入することによって、バネ端子21,22を電極15,16に圧接する。樹脂ケース31の開口部には樹脂カバー32を取り付ける。このようにして構成したアンテナコイル装置を、磁性体コア10の軸方向が筐体内の回路基板に対して垂直となる向きで筐体内における回路基板の占有領域外に配置する。
【選択図】図1
【解決手段】コア部11の両端につば部12,13を備えた磁性体コア10を用い、つば部12の内面に電極15,16を形成し、コア部11に巻回した導体の両端を電極15,16に接続する。この磁性体コア10を樹脂ケース31に収容し、バネ端子21,22を圧入することによって、バネ端子21,22を電極15,16に圧接する。樹脂ケース31の開口部には樹脂カバー32を取り付ける。このようにして構成したアンテナコイル装置を、磁性体コア10の軸方向が筐体内の回路基板に対して垂直となる向きで筐体内における回路基板の占有領域外に配置する。
【選択図】図1
Description
この発明は携帯電子機器に内蔵されるアンテナ等に利用可能なアンテナコイルおよびそれを備えた携帯電子機器に関するものである。
外部機器と電磁界信号を介して通信するRFID(Radio Frequency-Identification:電波方式認識)用の無線タグを搭載した携帯電話端末等の携帯電子機器においては、例えば特許文献1・特許文献2に示されているように、アンテナコイルが筐体内に実装されている。
特許文献1は、外部からのデータキャリア信号を携帯電話端末の内部の基板に実装したアンテナコイルで受け、リーダ・ライタとの間で、非接触でデータを送受信するものである。この特許文献1のアンテナコイルは、コアに導線を巻回した一般的なコイルであり、アンテナコイルの軸方向が実装基板に対して平行となるように、すなわち携帯電話端末の筐体の平面に対して平行となるように載置されている。
特許文献2のアンテナコイルは、十字型コアの4つの腕にそれぞれワイヤを巻回することによって、磁束の方向に関係なくアンテナ感度を高めるように構成されている。この表面実装型のアンテナコイルについても特許文献1の場合と同様に、その軸方向が実装基板に対して平行になるように搭載されている。
特開2003−16409号公報
特開2004−229144号公報
前記アンテナコイルを備えたRFID搭載携帯電話端末を例えば定期券代わりに自動改札機にかざして使用するような場合、携帯電話端末の主面をリーダ・ライタの検知面に対して水平にかざす。この場合、リーダ・ライタから放射される磁束の殆どが携帯電話端末の主面に対してほぼ垂直方向を向くことになる。携帯電話端末の中にはキーボード、液晶表示パネル、電池、RF回路基板等が内蔵されているが、通常これらは接地電極面を備えているので、上記磁束は携帯電話端末を主面方向に貫くことができない。
特許文献1・特許文献2に記載のアンテナコイルでは、コイルの軸方向がリーダ・ライタの磁束とほぼ垂直関係となるので、リーダ・ライタからの信号が非常に検知されにくくなる。また、上述した理由で磁束は携帯電話端末を貫くことができないので、前記接地電極等により遮蔽されて迂回しようとする磁束のベクトルとアンテナコイルの軸方向とがほぼ一致した磁束しか検知することができず、検知不良が発生しやすくなる。特に自動改札機の場合、都市部において短時間に多数の乗客が通過するので、自動改札機における検知不良は極めて大きな問題となる。
仮に、アンテナコイルの軸がリーダ・ライタの磁束と同じ方向を向くように、筐体内の基板に対して垂直に実装しようとすると携帯電子機器全体の厚み寸法が大きくなるという問題が生じる。また、従来のアンテナコイルの軸を筐体内の基板に対して垂直に実装するにも、通常の電子部品のように実装することはできず、筐体内への組み込み作業性が非常に悪いという問題がある。
さらに、アンテナコイルは比較的大きな磁性体コアを必要とするので、アンテナコイル自体の質量が大きく、耐衝撃性が問題となる。
そこで、この発明の目的は、前述の筐体の厚み寸法の問題、接地電極による磁束の迂回の問題、組み込み作業性の問題、および耐衝撃性の問題を解消したアンテナコイルおよびそれを備えた携帯電子機器を提供することにある。
この発明のアンテナコイルは、柱状を成す磁性体コアの両端部の少なくとも一方につば部を有し、そのつば部に第1・第2の金属性バネ端子を設け、磁性体コアに巻回した導体の両端を第1・第2のバネ端子に接続してなる。
前記つば部は磁性体コアの両端に一体成形により設けてもよい。
前記バネ端子は前記つば部の例えば内側に設ける。
前記バネ端子は前記つば部に接合し、前記バネ端子と前記つば部との接合部を樹脂モールドしてもよい。
前記バネ端子は前記つば部の例えば内側に設ける。
前記バネ端子は前記つば部に接合し、前記バネ端子と前記つば部との接合部を樹脂モールドしてもよい。
また、この発明のアンテナコイルは、磁性体コアが挿通される孔を有し、該孔を周回する導体配線が形成された配線基板と、前記孔に挿通された磁性体コアと、前記導体配線に導通するとともに前記配線基板に接合されたバネ端子と、を備える。
また、この発明のアンテナコイル装置は、前記導体の端部を前記つば部の内面に形成した電極に接続し、例えば樹脂ケース等の非磁性体ケースによって前記電極に前記バネ端子を圧接して成る。
また、この発明の携帯電子機器は、前記アンテナコイルまたはアンテナコイル装置を、前記磁性体コアの軸方向が回路基板に対して垂直となる向きで筐体内の回路基板の占有領域以外に配置してなる。
この発明によれば次のような効果を奏する。
(1)磁性体コアにつば部が設けられ、そのつば部に金属製バネ端子が設けられているので、回路基板に設けられた切欠部(凹部)に挿入する形で電気的に接続することができる。そのため、筐体の厚み寸法を大きくすることなく、磁性体コアの軸方向を回路基板に対して垂直にでき、回路基板に設けた接地電極による磁界の迂回もなく、さらにつば部によって磁束の集磁面が広くなり、アンテナとしての利得を高めることができる。さらに組み込み作業性も高まる。
(1)磁性体コアにつば部が設けられ、そのつば部に金属製バネ端子が設けられているので、回路基板に設けられた切欠部(凹部)に挿入する形で電気的に接続することができる。そのため、筐体の厚み寸法を大きくすることなく、磁性体コアの軸方向を回路基板に対して垂直にでき、回路基板に設けた接地電極による磁界の迂回もなく、さらにつば部によって磁束の集磁面が広くなり、アンテナとしての利得を高めることができる。さらに組み込み作業性も高まる。
(2)磁性体コアの両端につば部を一体成形することにより、アンテナコイル単体でのアンテナコイルの部品点数が削減されるとともに耐衝撃性が増す。
(3)バネ端子をつば部の内側に設けることによって、アンテナコイルから外側へのバネ端子の突出量が少なくてもバネ端子の撓み量を大きく確保することができ、全体の小型化が図れる。
(4)前記バネ端子は前記つば部に接合し、前記バネ端子と前記つば部との接合部を樹脂モールドすることにより、接合部の機械的強度が増し、また接合部の電気的な耐環境性が増し、部品としての信頼性が向上する。
(5)孔とそれを周回する導体配線が形成され、その導体配線に導通するバネ端子が接合された配線基板を備えることにより、その配線基板の孔に磁性体コアを挿通するだけで、バネ端子付きのアンテナコイルを容易に構成できる。すなわち、磁性体コアへの導体巻回作業が実質的に不要になり、バネ端子の取り付けも容易となる。さらに配線基板には他の部品を実装することもでき、全体に高集積化が図れる。
(6)前記バネ端子を突出させるとともに前記アンテナコイルを収容する非磁性体ケースを備えることによって、単体での取扱いが容易になるとともに、バネ端子付きアンテナコイルとしてのハンドリングが良好となり、携帯電子機器内への組み込みが容易となる。
また、バネ端子を非磁性体ケース内に圧入するだけで、バネ端子が接続できるので、バネ端子の取り付け作業が容易となり、製造コストを削減できる。
また、バネ端子を非磁性体ケース内に圧入するだけで、バネ端子が接続できるので、バネ端子の取り付け作業が容易となり、製造コストを削減できる。
(7)前記アンテナコイルまたはアンテナコイル装置を、磁性体コアの軸方向が筐体内の回路基板に対して垂直となる向きで回路基板の占有領域外に配置することによって、リーダ・ライタに対して携帯電子機器の主面を水平にかざした場合にリーダ・ライタとの間の近接電磁界結合が大きくなり、高い検知感度が得られる。
《第1の実施形態》
図1は第1の実施形態に係るアンテナコイルの分解斜視図、図2はその組み立て後の斜視図である。
図1において磁性体コア10は、コア部11の両端部につば部12,13を一体成形していて、コア部11にはワイヤ(導体)14を巻回している。また、つば部12の内面(図における上面)には電極15,16を形成していて、ワイヤ14の両端をこの電極15,16に接続している。
図1は第1の実施形態に係るアンテナコイルの分解斜視図、図2はその組み立て後の斜視図である。
図1において磁性体コア10は、コア部11の両端部につば部12,13を一体成形していて、コア部11にはワイヤ(導体)14を巻回している。また、つば部12の内面(図における上面)には電極15,16を形成していて、ワイヤ14の両端をこの電極15,16に接続している。
バネ端子21,22は燐青銅等の弾性の高い金属を「つ」の字型(またはU字型)に折り曲げたものである。
非磁性体ケースである樹脂ケース31には、その内部に磁性体コア10のつば部12,13と平行に伸びるリブ34,35および上部のつば部13を挿入するつば部挿入穴33を形成している。樹脂ケース31に磁性体コア10を挿入した状態で、リブ34,35は下部のつば部12の内面(上面)と一定間隔をおいて対向することになる。この状態で、つば部12の上面とリブ34,35との間にバネ端子21,22を圧入することによって、バネ端子21,22の端部を電極15,16に圧接する。このような構造であれば、バネ端子21,22を半田付けすることなく磁性体コア10に取り付けるとともに、ワイヤ14に電気的に接続することができる。
上記樹脂ケース31の樹脂に代えて例えば高機能紙を用いて非磁性体ケースを構成してもよい。なお、非磁性体ケースが導電体であるとケースに渦電流が発生して磁束の通過が妨げられるため、非磁性体ケースは通常非導電体にて構成する。
図2に示すように、樹脂ケース31に磁性体コア10およびバネ端子21,22を挿入した後、樹脂ケース31の開口面に樹脂カバー32を取り付ける(覆う)。樹脂カバー32にはバネ端子開口部36,37を形成していて、バネ端子21,22の端部は、このバネ端子開口部36,37から部分的に突出する。バネ端子開口部36,37はバネ端子21,22の撓む方向にクリアランスをもっていて、バネ端子21,22の弾性を損なわない。また、樹脂カバー32は、バネ端子21,22の抜け止めとしても作用する。
このようにしてアンテナコイル装置100を構成する。
このようにしてアンテナコイル装置100を構成する。
図3は携帯電子機器内への前記アンテナコイル装置の組み込み構造を示している。携帯電話端末等の携帯電子機器の筐体60の内部には回路基板50を設けていて、この回路基板50に形成している電極にアンテナコイル装置100のバネ端子21,22が当接する状態でアンテナコイル装置100を筐体60の内部に取り付ける。
このような構造により、筐体内に固定されている回路基板50に対してアンテナコイル装置100のバネ端子21,22を十分な荷重で押さえ付けることができ、且つ充分なストロークがとれるため、各部品の寸法ばらつきおよび組み立て精度によるばらつきを吸収できる。
アンテナコイル装置100の磁性体コアの軸方向(磁束が通る主方向)は回路基板50に対して垂直(したがって筐体60の主面に対して垂直)となる向きで、筐体60内での回路基板50の占有領域外に配置する。これにより、アンテナコイル装置100は回路基板50に設けられている接地電極の影響を受けることなく、筐体60の主面に対して垂直方向に抜ける磁束がアンテナコイル装置100を通ることになる。
図4・図5は磁性体コアの断面積を縮小化した時の、アンテナコイルを用いたアンテナの利得変化の例を示している。図4の(A)は断面積縮小化前の形状、(B)は両端部をつば部として残し、中央のコア部の断面積を縮小化した例、(C)は全体を縮小化した例である。図5は、図4に示した縮小化に伴う磁性体コアの断面積と通信可能最大距離との関係を示している。ここで菱形マークのプロットは図4(B)に示したようにコア部の断面積を縮小化した場合の特性変化、正方形マークのプロットは図4(C)に示したように磁性体コア全体を縮小化した場合の特性変化をそれぞれ示している。ここで磁性体コア10の比透磁率は50である。このようにつば部を残してコア部のみ断面積を縮小化することによって、通信可能最大距離を殆ど同程度に保ったまま断面積の縮小化が図れる。なお、磁性体コア10の比透磁率が50以上であれば、通信可能最大距離の低下をさらに抑えることができる。したがって、図1に示したように磁性体コア10につば部12,13を設けるとともに、そのつば部の内側に生じる空間内に、図1に示したようにバネ端子を配置することによって、全体のサイズを大型化することなくバネ端子付きのアンテナコイル装置が構成できる。
《第2の実施形態》
図6は2つ折り型携帯電話等、主筐体と副筐体を備えた携帯電子機器の構造を示す分解斜視図である。アンテナコイル装置100を組み込む筐体(主筐体)60には回路基板50を備えていて、この回路基板50の端部に設けた切欠部51にアンテナコイル装置100を配置している。したがってアンテナコイル装置100は、回路基板50に形成されている接地電極の影響を受けない。
図6は2つ折り型携帯電話等、主筐体と副筐体を備えた携帯電子機器の構造を示す分解斜視図である。アンテナコイル装置100を組み込む筐体(主筐体)60には回路基板50を備えていて、この回路基板50の端部に設けた切欠部51にアンテナコイル装置100を配置している。したがってアンテナコイル装置100は、回路基板50に形成されている接地電極の影響を受けない。
一方、筐体60に重なるもう一方の筐体(副筐体)61には液晶表示パネル52を設けているが、筐体61の液晶表示パネル52以外の領域の非金属部53に重なる位置に上記アンテナコイル装置100を配置している。そのため、この非金属部53を通る磁束がアンテナコイル装置100を通る。
このような構造によって、筐体60,61を重ねた状態でリーダ・ライタにかざしても、その磁束がアンテナコイル装置100を通過することになり、読み書きが可能となる。
《第3の実施形態》
図7は第3の実施形態に係るアンテナコイルとその実装構造を示す図であり、(A)は分解斜視図、(B)は実装状態での斜視図である。この例では、コア部11、このコア部11に一体化したつば部12、および別体のつば部17で磁性体コアを構成する。
図7は第3の実施形態に係るアンテナコイルとその実装構造を示す図であり、(A)は分解斜視図、(B)は実装状態での斜視図である。この例では、コア部11、このコア部11に一体化したつば部12、および別体のつば部17で磁性体コアを構成する。
配線基板70には、コア部11が挿通する開口74を形成していて、その周囲に導体配線71を設けている。また、この配線基板70には、導体配線71の両端に導通するバネ端子72,73を取り付けている。
コア部11とつば部17は別体であるが、配線基板70の開口74にコア部11を挿通した後、別体のつば部17をコア部11の端面に接着することにより一体化する。
図7(C)は図7(A)(B)とは別の例である。この図7(C)に示すように、コア部11にネジ穴を設けておき、つば部17をネジ18で固定するようにしてもよい。このとき、ネジ18は磁性体であることが好ましい。
このように導体配線71およびバネ端子72,73を設けた配線基板70、コア部11、およびつば部12,17によってアンテナコイルを構成する。そして、このアンテナコイルのバネ端子72,73を図7(B)のように回路基板50の所定の電極に当接させることによって電気的導通を図る。
図7に示した例では配線基板70を比較的大きく形成していて、導体配線71以外に他の電子部品を実装可能としている。導体配線71のみを設ける場合にはこの配線基板70をつば部12,17と同程度のサイズとしてもよい。
《第4の実施形態》
図8・図9は第4の実施形態に係る携帯電話端末等の携帯電子機器内におけるアンテナコイルの取り付け構造を示す図である。図8(A)はアンテナコイルの斜視図、図8(B)は磁性体コアの断面図、図8(C)は携帯電子機器の平面図である。また、図9は、図8(A)(B)に示したアンテナコイルとは別のアンテナコイルの斜視図である。
図8・図9は第4の実施形態に係る携帯電話端末等の携帯電子機器内におけるアンテナコイルの取り付け構造を示す図である。図8(A)はアンテナコイルの斜視図、図8(B)は磁性体コアの断面図、図8(C)は携帯電子機器の平面図である。また、図9は、図8(A)(B)に示したアンテナコイルとは別のアンテナコイルの斜視図である。
図8(B)に示すように、磁性体コア10にはその軸方向にネジ80を挿通させる孔41を形成している。この磁性体コア10につば部を有すること、ワイヤを巻回していること、およびバネ端子21,22を設けていることは第1の実施形態で示したアンテナコイルと同様である。但し、バネ端子21,22の端部は磁性体コア10の下部のつば部12に形成した電極15,16に半田付け等でそれぞれ接合することによって、ケース無しのアンテナコイル40を構成している。この場合も、磁性体コア10のつば部の内側にバネ端子15,16の大部分を配置することになるので、バネ端子付きの小型のアンテナコイルとして用いることができる。
なお、磁性体コア10のつば部とバネ端子との接合部は樹脂によって保護してもよい。例えば図9に示すように、磁性体コア10のつば部12に形成した電極にバネ端子21,22を半田付け等により接合した後、下部のつば部12全体をモールド樹脂90で樹脂モールドする。
この構造により、磁性体コア10のつば部12とバネ端子との機械的接合強度が増し、また接合部の電気的な耐環境性が増し、部品としての信頼性が向上する。
このようなアンテナコイル40を携帯電子機器の筐体60内に収納する際、図8(C)に示すように、筐体60に対してネジ80で取り付ける。その際、ネジ80は筐体60の上下部(上部筐体・下部筐体)同士を合わせて固定するためのネジに兼用してもよい。この状態でアンテナコイル40に設けたバネ端子21,22が筐体60内に設けた回路基板上の電極に当接させる。
なお、筐体60の内部にアンテナコイル40を上記ネジ80で取り付けるようにしてもよい。
なお、筐体60の内部にアンテナコイル40を上記ネジ80で取り付けるようにしてもよい。
10−磁性体コア
11−コア部
12,13,17−つば部
14−ワイヤ(導体)
15,16−電極
18−ネジ
21,22−バネ端子
31−樹脂ケース
32−樹脂カバー
33−つば部挿入穴
34,35−リブ
36,37−バネ開口部
40−アンテナコイル
41−孔
50−回路基板
51−切欠部
52−液晶表示パネル
53−非金属部
60,61−筐体
70−配線基板
71−導体配線
72,73−バネ端子
74−開口
80−ネジ
90−モールド樹脂
100−アンテナコイル装置
11−コア部
12,13,17−つば部
14−ワイヤ(導体)
15,16−電極
18−ネジ
21,22−バネ端子
31−樹脂ケース
32−樹脂カバー
33−つば部挿入穴
34,35−リブ
36,37−バネ開口部
40−アンテナコイル
41−孔
50−回路基板
51−切欠部
52−液晶表示パネル
53−非金属部
60,61−筐体
70−配線基板
71−導体配線
72,73−バネ端子
74−開口
80−ネジ
90−モールド樹脂
100−アンテナコイル装置
Claims (7)
- 柱状の磁性体コアに導体を巻回してなるアンテナコイルであって、
前記磁性体コアの両端部の少なくとも一方につば部を有し、該つば部に第1・第2の金属製バネ端子が設けられ、前記導体の一端が前記第1のバネ端子に接続されて、前記導体の他端が前記第2のバネ端子に接続されて成るアンテナコイル。 - 前記磁性体コアの両端に前記つば部が一体成形されてなる請求項1に記載のアンテナコイル。
- 前記バネ端子は前記つば部の内側に設けられている請求項1または2に記載のアンテナコイル。
- 前記バネ端子は前記つば部に接合されていて、前記バネ端子と前記つば部との接合部は樹脂モールドされている請求項3に記載のアンテナコイル。
- 柱状の磁性体コアと、該磁性体コアを周回する導体とを備えたアンテナコイルであって、
前記磁性体コアが挿通される孔と、該孔を周回する導体配線が形成され、該導体配線に導通するバネ端子が接合された配線基板を備え、
前記磁性体コアは、その両端部の少なくとも一方につば部を有して成るアンテナコイル。 - 請求項1,2または3に記載のアンテナコイルと、該アンテナコイルを収容する非磁性体ケースとを備えたアンテナコイル装置であって、
前記導体の端部は前記つば部の内面に形成された電極に接続され、前記非磁性体ケースによって前記電極に前記バネ端子が圧接されて成るアンテナコイル装置。 - 請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載のアンテナコイルまたは請求項6に記載のアンテナコイル装置を、前記磁性体コアの軸方向が筐体内の回路基板に対して垂直となる向きで、前記筐体内の前記回路基板の占有領域外に配置して成る携帯電子機器。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2480617A (en) * | 2010-05-25 | 2011-11-30 | Wfs Technologies Ltd | Antenna coil formed on an elongate magnetic core with enlarged ends |
WO2012053089A1 (ja) * | 2010-10-21 | 2012-04-26 | 東京特殊電線株式会社 | コイル部品およびコイル部品ユニット |
CN105137551A (zh) * | 2015-09-30 | 2015-12-09 | 江苏亨通光网科技有限公司 | 一种可双向插拔的电子标签插座及其智能光纤配线盘 |
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