JP2008030518A - 夜間前方情報提供装置 - Google Patents

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洋 長谷川
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Abstract

【課題】夜間前方情報提供装置において、車両の運転中の様々な走行状況の変化に応じて表示部の輝度を自動的に調整する。
【解決手段】車両の走行中における車両の状態を示す情報を収集し、これらの情報に基づき車両の走行状況を分析し、この分析結果に基づき表示部の輝度を調整する。例えば、車両の状態を示す情報は、車速情報、方向指示器の作動情報、ヘッドランプのビーム方向情報、ブレーキの作動情報を含む。さらに、調整する際に、表示部の輝度を所定の変化率に従って変化させることができる。また、変化率は、変化前の車両の走行状況の種別と変化後の車両の走行状況の種別との組み合わせに応じてそれぞれ定めることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、夜間における歩行者の発見などの車両の前方の情報を運転者に提供する装置に関する。特に、トラックやバスなどの大型商用車に利用するのに適する。
夜間における歩行者の発見などの車両の前方の情報を運転者に提供する夜間前方情報提供装置が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。この装置は、ヘッドアップディスプレイ(HUD)などの表示部を備え、この表示部に車両の前方の情報を表示する。
特開平8−175228号公報 特開平9−43532号公報 特開2003−291688号公報
上記の装置では、HUDなどの表示部の輝度調整を手動により行うことができるが、このような手動による輝度調整は、一般的に、運転開始以前に行うことを想定しており、運転中に行うことは想定していない。
しかしながら、運転中の様々な状況の変化に応じて表示部の輝度を調整することは有用である。例えば、ヘッドライトをロービームとし、法定速度の上限に近い車速で直進走行している状況は、最も夜間前方情報提供装置を必要とする状況であり、そのような状況下では表示部の輝度は高いことが望ましい。
これに対し、交差点での右左折や車線変更を行う際には、車両周辺の確認が必要であるため、夜間前方情報提供装置の必要性は低く、さらに、表示部の明るさが運転者の目を幻惑させる可能性があり、そのような状況下では表示部の輝度は低いことが望ましい。また、停車中にも夜間前方情報提供装置の必要性は低く、そのような状況下では表示部の輝度は低いことが望ましい。あるいは、ヘッドランプをハイビームで走行中であれば、夜間前方情報提供装置の必要性は低く、そのような状況下では表示部の輝度は低いことが望ましい。
従来の装置では、表示部の輝度調整が手動によって行われるため、このような運転状況に応じた輝度調整は困難である。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、車両の運転中の様々な走行状況の変化に応じて表示部の輝度を自動的に調整することができる夜間前方情報提供装置を提供することを目的とする。
本発明は、夜間における車両の前方の情報を表示部に画像表示する夜間前方情報提供装置であって、本発明の特徴とするところは、車両の走行中における車両の状態を示す情報を収集し、これらの情報に基づき車両の走行状況を分析する手段と、この分析する手段の分析結果に基づき前記表示部の輝度を調整する手段とを備えたところにある。
例えば、前記車両の状態を示す情報は、車速情報、方向指示器の作動情報、ヘッドランプのビーム方向情報、ブレーキの作動情報を含む。
これによれば、運転中の様々な走行状況の変化に応じて表示部の輝度を調整することができる。例えば、ヘッドライトをロービームとし、法定速度の上限に近い車速で直進走行している状況では、最も夜間前方情報提供装置を必要とする状況であり、そのような状況下では表示部の輝度を高くすることができる。
これに対し、交差点での右左折や車線変更を行う際には、車両周辺の確認が必要であるため、夜間前方情報提供装置の必要性は低く、さらに、表示部の明るさが運転者の目を幻惑させる可能性があり、そのような状況下では表示部の輝度を低くすることができる。また、停車中にも夜間前方情報提供装置の必要性は低く、そのような状況下では表示部の輝度を低くすることができる。あるいは、ヘッドランプをハイビームで走行中であれば、夜間前方情報提供装置の必要性は低く、そのような状況下では表示部の輝度を低くすることができる。
さらに、前記調整する手段は、前記表示部の輝度を所定の変化率に従って変化させる手段を含むことができる。
これによれば、輝度が急峻に変化することを回避でき、人の目の暗順応または明順応に要する時間に合せて輝度を変化させることができるため、運転者の目が輝度の変化により幻惑することを回避できる。
また、前記変化率は、前記変化させる手段における変化前の車両の走行状況の種別と変化後の車両の走行状況の種別との組み合わせに応じてそれぞれ定められることが望ましい。
例えば、輝度の変化前の車両の走行状況の種別と輝度の変化後の車両の走行状況の種別との組み合わせによっては、輝度を高い方から低い方に変化させるような組み合わせもあるが、そのような場合には、変化率は急峻であっても問題はないので、急峻な変化率とする。
あるいは、輝度の変化前の車両の走行状況の種別と輝度の変化後の車両の走行状況の種別との組み合わせによっては、運転者の目が輝度の変化に多少幻惑することがわかっていても、なお、輝度を高くすることが急を要する組み合わせもある。そのような場合には、運転者の目の多少の幻惑は許容して急峻な変化率とする。
本発明によれば、車両の運転中の様々な走行状況の変化に応じて表示部の輝度を自動的に調整することができる。
本発明実施例の夜間前方情報提供装置を図1ないし図4を参照して説明する。図1は本実施例の夜間前方情報提供装置を搭載した車両の運転室を示す図である。
本実施例は、図1に示すように、夜間における車両の前方の情報を表示部であるHUD3に画像表示する夜間前方情報提供装置1である。ここで、本実施例の夜間前方情報提供装置1の特徴とするところは、車両の走行中における車両の状態を示す情報を収集し、これらの情報に基づき車両の走行状況を分析する走行状況分析部30と、この走行状況分析部30の分析結果に基づきHUD3の輝度を調整する輝度調整部20とを備えたところにある。
前記車両の状態を示す情報は、車速センサ10からの車速情報、方向指示器スイッチ7からの方向指示器の作動情報、ヘッドランプ・スイッチ9からのヘッドランプのビーム方向情報、ブレーキ・スイッチ6からのブレーキの作動情報を含む。なお、ブレーキ・スイッチ6からのブレーキの作動情報には、ディスクブレーキなどのメインブレーキの作動情報の他に、補助ブレーキの作動情報も含む。
さらに、ワイパ・スイッチ8により降雨情報を得ることができる。また、日射センサ11により昼夜を識別するための情報やトンネル内を走行中であることを認識するための情報を得ることができる。
夜間前方情報提供装置1は、カメラ4が撮影した歩行者の身体から放射される赤外線の映像を、投影器2を介してHUD3に表示する。なお、カメラ4により歩行者の周囲の状況も併せて撮影する場合には、赤外線投光器5により赤外線を車両の前方に照射することができる。
次に、輝度調整部20における輝度調整手順を図2を参照して説明する。図2は輝度調整部20の輝度調整手順を示すフローチャートである。輝度調整部20は、図2に示すように、電源スイッチがON状態とならない内は(S1)、輝度は駐車状態である(S3)。なお、輝度が駐車状態とは、すなわち、輝度が“0”であり、夜間前方情報提供装置1自体が停止した状態である。ただし、電源スイッチがON状態となり(S1)、夜間前方情報提供装置1が稼働状態となっても、日射センサ11から得られる昼夜を識別するための情報により現在が昼間であることが識別されたときには(S2)、やはり、輝度は駐車状態とする(S3)。あるいは、電源スイッチがON状態となっても日射センサ11から得られる昼夜を識別するための情報が夜間を示すまでは、電源を自動的にOFF状態とするようにしてもよい。なお、昼間であってもトンネル走行中は夜間として識別される。
電源スイッチがON状態であり(S1)、日射センサ11から得られる昼夜を識別するための情報が夜間を示し(S2)、車速が0km/h以上V1(例えば、30km/h)以下であり(S4)、方向指示器スイッチ7により方向指示器の作動が確認されたときには(S5)、輝度を右左折状態とする(S6)。右左折状態における輝度は、最も輝度が高い状態を輝度レベル“5”とした場合に、輝度レベル“1”であり、右左折状態においては、夜間前方情報提供装置1の必要性は低く、運転者の目がHUD3の明るさによって幻惑されないように配慮している。
また、車速が0km/h以上V1以下であり(S4)、方向指示器スイッチ7により方向指示器の作動が確認されないときには(S5)、輝度を低速状態とする(S8)。低速状態における輝度は、輝度レベル“2”であり、低速状態においては、夜間前方情報提供装置1の必要性は低く、運転者の目がHUD3の明るさによって幻惑されないように配慮している。ただし、ワイパ・スイッチ8によりワイパの作動を検出することにより降雨時であることが判別できた場合には(S7)、晴天時よりも視界が悪いために輝度レベルを“+1”する(S9)。
また、車速がV1よりも大きいときに(S4)、方向指示器スイッチ7により方向指示器の作動が確認されたときには(S10)、輝度を車線変更状態とする(S11)。車線変更状態における輝度は、輝度レベル“1”であり、車線変更状態においては、夜間前方情報提供装置1の必要性は低く、運転者の目がHUD3の明るさによって幻惑されないように配慮している。
また、車速がV1よりも大きく(S4)、方向指示器スイッチ7により方向指示器の作動が確認されず(S10)、このとき、ブレーキ・スイッチ6あるいは車速センサ10により急減速が確認されたら(S12)、輝度を急減速状態とする(S13)。急減速状態における輝度は、輝度レベル“1”であり、急減速状態においては、夜間前方情報提供装置1の必要性は低く、運転者の目がHUD3の明るさによって幻惑されないように配慮している。
また、車速がV1よりも大きく(S4)、方向指示器の作動が確認されず(S10)、急減速も確認されず(S12)、ヘッドランプ・スイッチ9によりロービームであることが確認されたら(S14)、車両は、一般道路を直進しており、夜間前方情報提供装置1が最も有用となる状況であるから、輝度を通常状態とする(S15)。通常状態における輝度は、輝度レベル“5”であり、最も高い輝度レベルである。
また、車速がV1よりも大きく(S4)、方向指示器の作動が確認されず(S10)、急減速も確認されず(S12)、ヘッドランプ・スイッチ9によりハイビームであることが確認され(S14)、さらに、車速がV2(例えば、60km/h)以上であれば(S16)、輝度を高速状態とする(S21)。高速状態における輝度は、輝度レベル“4”であり、通常状態よりも低い輝度である。これは、高速状態では、主に高速道路を走行中であり、歩行者の存在に注意を払う必要性が低く、さらに、ヘッドランプがハイビームであることから、ほぼ完全に前方が目視確認できるからである。ただし、前述したようにワイパ・スイッチ8により降雨時と判別できた場合には(S20)、輝度を“+1”する(S22)。
また、車速がV1よりも大きく(S4)、方向指示器の作動が確認されず(S10)、急減速も確認されず(S12)、ヘッドランプ・スイッチ9によりハイビームであることが確認され(S14)、さらに、車速がV2未満であれば(S16)、輝度を中速状態とする(S18)。中速状態における輝度は、輝度レベル“3”であり、高速状態よりも低い輝度である。これは、中速状態では、主に一般道路を走行中であり、歩行者の存在に注意を払う必要性は高速道路よりも高いが、速度が中速であり、さらに、ヘッドランプがハイビームであることから、余裕を持って完全に前方が目視確認できるからである。ただし、前述したようにワイパ・スイッチ8により降雨時と判別できた場合には(S17)、輝度を“+1”する(S19)。以上説明した走行状態と輝度との関係を図3に一覧表として示した。
また、輝度調整部20は、HUD3の輝度を所定の変化率に従って変化させる。この変化率は、変化前の車両の走行状況の種別と変化後の車両の走行状況の種別との組み合わせに応じてそれぞれ定める。変化率の一覧表の例を図4に示す。なお、ここでは説明を分り易くするために、降雨時の輝度レベルの割り増し分は考慮せずに説明する。
図4の一覧表において、変化率が100%とは、瞬時に輝度が変化する状態をいい、百分率の値が小さくなればなるほど、輝度の変化に要する時間がより長くかかることを意味する。例えば、変化率が10%であれば輝度の変化に要する時間は約5秒間である。また、変化率が30%であれば輝度の変化に要する時間は約4秒間である。また、変化率が50%であれば輝度の変化に要する時間は約3秒間である。また、変化率が70%であれば輝度の変化に要する時間は約2秒間である。また、変化率が90%であれば輝度の変化に要する時間は約1秒間である。
輝度変化前の車両の走行状況が“通常(輝度レベル5)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“低速(輝度レベル2)”、“中速(輝度レベル3)”、“高速(輝度レベル4)”である場合には、変化率はそれぞれ90%であり、約1秒間で輝度レベルが変化する。これらの変化は、高輝度から低輝度への変化(−1〜−3)であり、運転者の目が幻惑される可能性は無いので、早め(約1秒間)の変化とする。
輝度変化前の車両の走行状況が“通常(輝度レベル5)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“駐車(輝度レベル0)”、“右左折(輝度レベル1)”、“車線変更(輝度レベル1)”、“急減速(輝度レベル1)”である場合には、変化率はそれぞれ100%であり、瞬時に輝度レベルが変化する。これらの変化は、高輝度から低輝度への変化(−4〜−5)であり、運転者の目が幻惑される可能性は無く、さらに、これらの状況下では、運転者はHUD3の表示を全く見ることなく、自車の周囲を目視確認する必要があるため、瞬時の変化とする。
輝度変化前の車両の走行状況が“低速(輝度レベル2)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“通常(輝度レベル5)”、“中速(輝度レベル3)”、“高速(輝度レベル4)”である場合には、変化率はそれぞれ30%、70%、50%であり、約2〜4秒間で輝度レベルが変化する。これらの変化は、低輝度から高輝度への変化(+1〜+3)であり、運転者の目が幻惑される可能性があるため約2〜4秒間の変化とする。
輝度変化前の車両の走行状況が“低速(輝度レベル2)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“駐車(輝度レベル0)”、“右左折(輝度レベル1)”、“車線変更(輝度レベル1)”、“急減速(輝度レベル1)”である場合には、変化率はそれぞれ100%であり、瞬時に輝度レベルが変化する。これらの変化は、高輝度から低輝度への変化(−1〜−2)であり、運転者の目が幻惑される可能性は無く、さらに、これらの状況下では、運転者はHUD3の表示を全く見ることなく、自車の周囲を目視確認する必要があるため、瞬時の変化とする。
輝度変化前の車両の走行状況が“中速(輝度レベル3)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“通常(輝度レベル5)”である場合には、変化率は50%であり、約3秒間で輝度レベルが変化する。この変化は、低輝度から高輝度への変化(+2)であり、運転者の目が幻惑される可能性があるため約3秒間の変化とする。
輝度変化前の車両の走行状況が“中速(輝度レベル3)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“低速(輝度レベル2)”である場合には、変化率は90%であり、約1秒間で輝度レベルが変化する。この変化は、高輝度から低輝度への変化(−1)であり、運転者の目が幻惑される可能性が無いため早め(約1秒間)の変化とする。
輝度変化前の車両の走行状況が“中速(輝度レベル3)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“高速(輝度レベル4)”である場合には、変化率は70%であり、約2秒間で輝度レベルが変化する。この変化は、低輝度から高輝度への変化(+1)であり、運転者の目が幻惑される可能性があるため約2秒間の変化とする。
輝度変化前の車両の走行状況が“中速(輝度レベル3)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“駐車(輝度レベル0)”、“右左折(輝度レベル1)”、“車線変更(輝度レベル1)”、“急減速(輝度レベル1)”である場合には、変化率はそれぞれ100%であり、瞬時に輝度レベルが変化する。これらの変化は、高輝度から低輝度への変化(−2〜−3)であり、運転者の目が幻惑される可能性は無く、さらに、これらの状況下では、運転者はHUD3の表示を全く見ることなく、自車の周囲を目視確認する必要があるため、瞬時の変化とする。
輝度変化前の車両の走行状況が“高速(輝度レベル4)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“通常(輝度レベル5)”である場合には、変化率は70%であり、約2秒間で輝度レベルが変化する。この変化は、低輝度から高輝度への変化(+1)であり、運転者の目が幻惑される可能性があるため約2秒間の変化とする。
輝度変化前の車両の走行状況が“高速(輝度レベル4)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“低速(輝度レベル2)”、“中速(輝度レベル3)”である場合には、変化率はそれぞれ100%であり、瞬時に輝度レベルが変化する。この変化は、高輝度から低輝度(−1〜−2)への変化であり、運転者の目が幻惑される可能性が無いため瞬時の変化とする。
輝度変化前の車両の走行状況が“高速(輝度レベル4)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“駐車(輝度レベル0)”、“右左折(輝度レベル1)”、“車線変更(輝度レベル1)”、“急減速(輝度レベル1)”である場合には、変化率はそれぞれ100%であり、瞬時に輝度レベルが変化する。これらの変化は、高輝度から低輝度(−3〜−4)への変化であり、運転者の目が幻惑される可能性は無く、さらに、これらの状況下では、運転者はHUD3の表示を全く見ることなく、自車の周囲を目視確認する必要があるため、瞬時の変化とする。
輝度変化前の車両の走行状況が“駐車(輝度レベル0)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“通常(輝度レベル5)”である場合には、変化率は10%であり、約5秒間で輝度レベルが変化する。この変化は、最低輝度から最高輝度への変化(+5)であり、運転者の目が幻惑される可能性が最も高いため約5秒間の最も緩やかな変化とする。また、このような最も緩やかな変化としても“駐車”の状況から“通常”の状況までに車両が加速するためには相応の時間を要するので問題はない。
輝度変化前の車両の走行状況が“駐車(輝度レベル0)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“低速(輝度レベル2)”、“中速(輝度レベル3)”である場合には、変化率はそれぞれ50%、30%であり、約3〜4秒間で輝度レベルが変化する。これらの変化は、低輝度から高輝度への変化(+2〜+3)であり、運転者の目が幻惑される可能性があるため約3〜4秒間の変化とする。
輝度変化前の車両の走行状況が“駐車(輝度レベル0)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“高速(輝度レベル4)”である場合には、変化率は10%であり、約5秒間で輝度レベルが変化する。この変化は、低輝度から高輝度への変化(+4)であり、運転者の目が幻惑される可能性があるため約5秒間の変化とする。また、このような緩やかな変化としても“駐車”の状況から“高速”の状況までに車両が加速するためには相応の時間を要するので問題はない。
輝度変化前の車両の走行状況が“右左折(輝度レベル1)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“通常(輝度レベル5)”である場合には、変化率は10%であり、約5秒間で輝度レベルが変化する。この変化は、低輝度から高輝度への変化(+4)であり、運転者の目が幻惑される可能性があるため約5秒間の変化とする。また、このような緩やかな変化としても“右左折”の状況から“通常”の状況までに車両が加速するためには相応の時間を要するので問題はない。
輝度変化前の車両の走行状況が“右左折(輝度レベル1)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“低速(輝度レベル2)”である場合には、変化率は70%であり、約2秒間で輝度レベルが変化する。この変化は、低輝度から高輝度への変化(+1)であり、運転者の目が幻惑される可能性があるため約2秒間の変化とする。
輝度変化前の車両の走行状況が“右左折(輝度レベル1)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“中速(輝度レベル3)”である場合には、変化率は50%であり、約3秒間で輝度レベルが変化する。この変化は、低輝度から高輝度への変化(+2)であり、運転者の目が幻惑される可能性があるため約3秒間の変化とする。
輝度変化前の車両の走行状況が“右左折(輝度レベル1)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“高速(輝度レベル4)”である場合には、変化率は30%であり、約4秒間で輝度レベルが変化する。この変化は、低輝度から高輝度への変化(+3)であり、運転者の目が幻惑される可能性があるため約4秒間の変化とする。また、このような緩やかな変化としても“右左折”の状況から“高速”の状況までに車両が加速するためには相応の時間を要するので問題はない。
輝度変化前の車両の走行状況が“右左折(輝度レベル1)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“駐車(輝度レベル0)”、“車線変更(輝度レベル1)”、“急減速(輝度レベル1)”である場合には、変化率はそれぞれ100%であり、瞬時に輝度レベルが変化する。これらの変化は、高輝度から低輝度または同輝度への変化(−1〜0)であり、運転者の目が幻惑される可能性は無く、さらに、これらの状況下では、運転者はHUD3の表示を全く見ることなく、自車の周囲を目視確認する必要があるため、瞬時の変化とする。
輝度変化前の車両の走行状況が“車線変更(輝度レベル1)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“通常(輝度レベル5)”である場合には、変化率は70%であり、約2秒間で輝度レベルが変化する。この変化は、低輝度から高輝度への比較的大きな変化(+4)であり、運転者の目が幻惑される可能性があるため、さらに変化率が小さい方が望ましいのだが、車線変更後は、直ちに“通常”の状況になるため、運転者の目の多少の幻惑は許容して約2秒間の変化とする。
輝度変化前の車両の走行状況が“車線変更(輝度レベル1)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“低速(輝度レベル2)”である場合には、変化率は70%であり、約2秒間で輝度レベルが変化する。この変化は、低輝度から高輝度への変化(+1)であり、運転者の目が幻惑される可能性があるため約2秒間の変化とする。
輝度変化前の車両の走行状況が“車線変更(輝度レベル1)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“中速(輝度レベル3)”である場合には、変化率は50%であり、約3秒間で輝度レベルが変化する。この変化は、低輝度から高輝度への変化(+2)であり、運転者の目が幻惑される可能性があるため約3秒間の変化とする。
輝度変化前の車両の走行状況が“車線変更(輝度レベル1)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“高速(輝度レベル4)”である場合には、変化率は30%であり、約4秒間で輝度レベルが変化する。この変化は、低輝度から高輝度への変化(+3)であり、運転者の目が幻惑される可能性があるため約4秒間の変化とする。
なお、前述した“車線変更”から“通常”への変化率が70%(約2秒間)であったのに対し、“車線変更”から“高速”への変化率を30%(約4秒間)と緩くした理由は、“高速”の状況下であれば高速道路を走行中であり、一般道路を走行中である“通常”の状況下と比較して道路前方に歩行者が存在する可能性が低いからである。
輝度変化前の車両の走行状況が“車線変更(輝度レベル1)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“駐車(輝度レベル0)”、“右左折(輝度レベル1)”、“急減速(輝度レベル1)”である場合には、変化率はそれぞれ100%であり、瞬時に輝度レベルが変化する。これらの変化は、高輝度から低輝度または同輝度への変化(−1〜0)であり、運転者の目が幻惑される可能性は無く、さらに、これらの状況下では、運転者はHUD3の表示を全く見ることなく、自車の周囲を目視確認する必要があるため、瞬時の変化とする。
輝度変化前の車両の走行状況が“急減速(輝度レベル1)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“通常(輝度レベル5)”である場合には、変化率は10%であり、約5秒間で輝度レベルが変化する。この変化は、低輝度から高輝度への変化(+4)であり、運転者の目が幻惑される可能性があるため約5秒間の変化とする。また、このような緩やかな変化としても“急減速”の状況から“通常”の状況までに車両が加速するためには相応の時間を要するので問題はない。
輝度変化前の車両の走行状況が“急減速(輝度レベル1)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“低速(輝度レベル2)”である場合には、変化率は70%であり、約2秒間で輝度レベルが変化する。この変化は、低輝度から高輝度への変化(+1)であり、運転者の目が幻惑される可能性があるため約2秒間の変化とする。
輝度変化前の車両の走行状況が“急減速(輝度レベル1)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“中速(輝度レベル3)”である場合には、変化率は50%であり、約3秒間で輝度レベルが変化する。この変化は、低輝度から高輝度への変化(+2)であり、運転者の目が幻惑される可能性があるため約3秒間の変化とする。
輝度変化前の車両の走行状況が“急減速(輝度レベル1)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“高速(輝度レベル4)”である場合には、変化率は30%であり、約4秒間で輝度レベルが変化する。この変化は、低輝度から高輝度への変化(+3)であり、運転者の目が幻惑される可能性があるため約4秒間の変化とする。また、このような緩やかな変化としても“急減速”の状況から“高速”の状況までに車両が加速するためには相応の時間を要するので問題はない。
輝度変化前の車両の走行状況が“急減速(輝度レベル1)”であり、輝度変化後の車両の走行状況が“駐車(輝度レベル0)”、“右左折(輝度レベル1)”、“車線変更(輝度レベル1)”である場合には、変化率はそれぞれ100%であり、瞬時に輝度レベルが変化する。これらの変化は、高輝度から低輝度または同輝度への変化(−1〜0)であり、運転者の目が幻惑される可能性は無く、さらに、これらの状況下では、運転者はHUD3の表示を全く見ることなく、自車の周囲を目視確認する必要があるため、瞬時の変化とする。
本発明によれば、車両の運転中の様々な走行状況の変化に応じて表示部の輝度を自動的に調整することができるので、夜間の運転の安全性の向上に寄与することができる。
本実施例の覚醒度検出装置を搭載した車両の運転室を示す図。 本実施例の輝度調整部の動作を示すフローチャート。 本実施例の走行状態と輝度との関係の一覧表を示す図。 本実施例の輝度レベルの変化率の一覧表を示す図。
符号の説明
1 夜間前方情報提供装置
2 投影器
3 HUD
4 カメラ
5 赤外線投光器
6 ブレーキ・スイッチ
7 方向指示器スイッチ
8 ワイパ・スイッチ
9 ヘッドランプ・スイッチ
10 車速センサ
11 日射センサ
20 輝度調整部
30 走行状況分析部

Claims (4)

  1. 夜間における車両の前方の情報を表示部に画像表示する夜間前方情報提供装置において、
    車両の走行中における車両の状態を示す情報を収集し、これらの情報に基づき車両の走行状況を分析する手段と、
    この分析する手段の分析結果に基づき前記表示部の輝度を調整する手段と
    を備えたことを特徴とする夜間前方情報提供装置。
  2. 前記車両の状態を示す情報は、車速情報、方向指示器の作動情報、ヘッドランプのビーム方向情報、ブレーキの作動情報を含む請求項1記載の夜間前方情報提供装置。
  3. 前記調整する手段は、前記表示部の輝度を所定の変化率に従って変化させる手段を含む請求項1記載の夜間前方情報提供装置。
  4. 前記変化率は、前記変化させる手段における変化前の車両の走行状況の種別と変化後の車両の走行状況の種別との組み合わせに応じてそれぞれ定められた請求項3記載の夜間前方情報提供装置。
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