JP2008029789A - 手投入室内散水消火用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】これまでの火災現場での消化方法は、家屋の外からの放水が主であり、室内散水型もビルや公共施設などの一部にかぎられていて、その消化方式も熱などを感知して、天井から床に向かって散水される方式であり、設置導入価格からしても一般家庭にまでの普及はまだまだ考えにくい状況である。
【解決手段】鉄球状用具を火災家屋内に投入することにより、その消防用ホ−スと連結された高水圧散水によって、火災家屋の室内側から消化するとともに、四方八方に散水されるため、火元が特定できなくても消化効率は高まると考えられる。
【選択図】図3

Description

本発明用具は、鉄球形状用具を手投入ででも火災家屋内に投入することにより、簡単に室内から消火するための用具である。
従来の火災現場での消火というのは、火災家屋の外部から部屋の窓の割れ目などから室内に放水し消火するという方式が主である。また、室内型散水消火装置も一般家庭にはまだまだ普及しておらず、室内型散水消火装置も熱などを感知して、天井から床に向かって散水されるような方式である。
・火災の現場での、家屋の外からの放水では効率が悪い。
・放水のためには火災現場周辺の送電を停止する必要があり、放水開始までの時間がかかってしまう。
・消火のためには何本もの消火用のホ−スが必要であり、何台もの消防車が出動しなくてはならない。
.従来の室内型散水消火設備は、ビルや公共施設には設置されている場合もあるが、一般家庭への普及となると設置費用から考えてみても無理だと思われるし、現在の室内散水型も熱などを感知して天井から床に向かって散水される方式が主で、その効果も万全ではないように思える。
・消防車の入れないような小さな路地の奥の家や、梯子車を利用しての消火などでは、消火ホ−スを何本も伸ばすのに時間がかかってしまい、その間にも火災被害は拡大してしまう。
鉄球形状用具1は、球体内部から網目状のような散水穴2から消火水が四方八方に散水するようになっており、その一個の球体には12カ所の散水穴があるため、室内全体に消火水が届き消火の効果が期待できる。
鉄球形状用具から伸びた給水ホ−ス3は、不燃性で15メ−トルから20メ−トルほどの長さで、高水圧に耐えられる強度のものを採用することにより、火災家屋の窓ガラスや薄い壁などをめがけて室内に投げ込むことができ、高圧の水を勢いよく送ることができる。
鉄球形状用具から伸びた給水ホ−ス3は、接続専用キット4に6本まで手動で接続できるようになっている。
接続専用キット4には市販の開閉ソケット5を取り付け、通常の消防用ホ−ス6と連結できるようにし、その連結方法は現在の消防用ホ−スとホ−スの連結方式を採用することにより、その使用可能な範囲もひろがる。
接続専用キット4に5の市販の開閉ソケットを装着し、給水ホ−ス3を手動でネジ込み接続するために、プロパンガスなどのホ−ス接続で使われている手動ネジ込み方式を採用することにより、作業が早く利便性が良くなる。
・火災家屋の窓などから鉄球形状用具を投入し、散水を開始すると消火の水が部屋の四方八方に散水されるため、火元が特定されなくてもその消火効果は高いと思われる。
・火災家屋まで消防用ホ−スの一本の端が届けば、そこから6本の15メ−トルから20メ−トルほどのホ−スに接続して消火を開始できるので、火災家屋を取り囲むようにして鉄球形状用具を投入できるので、消火開始までの時間が短縮でき、辺りの送電停止を待つことなく消火作業が開始される。
・鉄球形状用具は、消防用の高水圧のホ−スの端と接続されるので、火災室内でも勢いよく散水し、四方八方に広がるため、室内では浮いたような状態で消火効果も高いと思われる。
・消防用ホ−スの端と連結させる接続専用キットは、通常の消防用の連結と同じ方式にすることにより、消防車はもちろんのこと、公共施設の消火設備などに連結が可能であるため、その利用範囲が広がる。
・鉄球形状用具自体も簡易なネジ式になっていて、分割でき、その内部の掃除が簡単にでき、その他の用具も特別な器具を用いなくても、手動で接続でき作動させられるようにしてあるため、消火開始が早められる。
図3を想像すると理解しやすいと思われる。鉄球形状用具の大きさや材質については、球体の直系は10センチ前後で、材質は鉄、アルミ、銅などが考えられるが、球体の内部は空洞になっているため、重量や強度、加工のしやすさなどから、自由に材質や大きさは決めてよい。その内部が空洞状の球体が消火ホ−スから送られてきた高水圧の消火水を散水している状態である。
図2は、球体が簡単にネジ式等で分割された状態である。高水圧で送水され、球体の中から外に向けて散水されるため、網目状が詰ってしまう可能性もあり、消火後には簡単に手入れ掃除できるよう球体を分割できるようにした。
図4は、接続専用キットであるが、その接続キットは消防用のホ−スと連結が可能な方式を採用する。市販の開閉ソケットは送水の開閉が目的であるため、簡単なソケットを図にしたが、どのようなタイプのソケットでも使用可能である。
図5は、接続専用キットのソケットと給水ホ−スとの接合の部分であるが、給水ホ−スは高水圧に耐えられて且つ不燃性で柔軟な動きにも対応できるようなホ−スを選択し、その接合はプロパンガス等のボンベとホ−スの接合のように手動で簡単にネジ込める方式いることにより作業が早くなる。さらに、球体と接続専用キット放水部には番号が記されているため、1は1、2は2、3は3にと接続することにより、準備の完了した番号の給水ホ−スに送水を開始するようにする。
本発明の球体部分の立体図である。 球体を分割した内部側の図である。 球体から高水圧で消化水が散水されている想像図である。 球体と給水ホ−スと通常の消防用ホ−スとを接続するための専用キットである。 給水ホ−スを手動でネジ込み接続させる図である。
符号の説明
1 鉄球形状用具
2 散水穴
3 給水ホ−ス
4 接続専用キット
5 市販の開閉ソケット
6 通常の消防用ホ−ス
7 手動接続ハンドル

Claims (5)

  1. ・鉄球空洞形状であれば、鉄、アルミ、銅など加工しやすい用具であってよい。球体の重さや大きさもその材質や用途によって自由に変更してもよいが、8センチから10センチくらいの大きさが適当に思える。
  2. ・水が球体から四方八方に部屋の中で散水されるよう、球体に開けられた穴は球体の内側から細かい穴のあいた網目状になるように網目版が球体の内側から取り付けられている。
  3. ・球体から伸びるホ−スは、15メ−トルから20メ−トル程の不燃性で高水圧に耐えられるようなホ−スを使用し、多少の炎の中でも平気で、且つ自在に折れ曲がるような素材を選択する。
  4. ・接続専用キットは、通常の消防用のホ−ス先端部と簡単に連結できるようにするため、従来の消防用ホ−スの接続方式を採用することにより、手動で接続が可能になり、いろんな公共施設に設置されている消火装置との連結も可能となり、活用の範囲が広がる。
  5. ・接合専用キットと球体から伸びる消火用ホ−スの装着は、プロパンガスのボンベを接続する手動のネジ込みバルブの方式を採用することにより、簡単に装着できるようになっている。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102939133A (zh) * 2010-06-15 2013-02-20 丹佛斯塞姆可公司 用于均匀流体分配的喷头和流体分配***

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