JP2008027197A - コンテンツ配信システム及び方法並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】アクセス集中が予測されるときにコンテンツ配信処理を分散し、事業者の設備投資コストを抑制しつつ、ユーザの満足度を図ることができるシステムを提供すること。
【解決手段】配信用のコンテンツを記憶し、当該コンテンツをネットワークを介してユーザ端末に配信するコンテンツ配信システムであって、ユーザ端末からコンテンツの配信要求を受け付ける配信要求受付手段と、配信要求を受け付けた直後に当該配信要求を行ったユーザ端末に対してコンテンツを配信する処理を実行する通常配信手段と、配信要求を受け付けたときに当該配信要求を行ったユーザ端末を特定する情報を記憶し、このユーザ端末に対して、その後の予め設定されたタイミングに、コンテンツを配信する処理を実行する予約配信手段と、を備え、通常配信手段と予約配信手段とのうち、いずれか一方が配信要求を受け付けたときに作動するよう切り替える切替手段を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンテンツ配信システムにかかり、特に、ユーザからの要求に応じてコンテンツを配信するシステムに関する。
近年、携帯電話の処理性能の向上や、通信技術の発達により、画像や映像、音楽など、種々のコンテンツを携帯電話にダウンロードして、再生することが可能となっている。また、携帯電話による操作の容易さから、テレビ番組などの他のマスメディアと連動してコンテンツをダウンロードさせるサービスも行われている。例えば、テレビ番組中で、そのテレビ番組のホームページアドレスを紹介したり、2次元バーコードなどを表示させることで、視聴者を番組ホームページにアクセスさせ、これにより、番組に関連するコンテンツをダウンロードさせる、という方法が行われている。
ところが、上述したような番組と連動したコンテンツ配信サービスでは、番組で紹介した直後においては、コンテンツを配信するウェブサーバに過度にアクセスが集中しうる。すると、配信システムの処理能力を超えてしまうという問題があり、それを回避するためには、過剰な設備投資を行う必要があった。
また、アクセス集中を回避するために、広域分散キャッシュを利用し、静的なコンテンツをキャッシュするという手段もある。しかし、配信要求してきたユーザの会員認証や端末の機種判定等のプログラム処理、データベースアクセスなどの必要な処理には適用できない。従って、依然として、上記機種判定等を行うサーバにアクセス集中が生じる、という問題があった。
そして、コンテンツを提供する事業者は、費用対効果に見合ったシステム構成とした場合には、システムの許容数を超えたユーザからのアクセスがあると、タイムアウト等のエラーが発生してしまうという問題があった。すると、エラーとなったユーザがアクセスを繰り返すため、さらにアクセス集中が発生してしまい、より多くのエラーが発生するという悪循環が生じうる。
さらに、ユーザにとっては、アクセス集中によるタイムアウトは非常にストレスを感じるため、かかるユーザがアクセスをやめてしまう場合があり、事業者にとっては、ユーザの獲得機会を失う、という問題もあった。
ここで、特許文献1には、配信サーバの負荷分散を実現するための技術が開示されている。この文献記載のシステムは、ゲームソフトを配信するシステムであって、ユーザからコンテンツ配信の予約を受け付けて、ネットワーク上のデータ伝送の混み具合を表すデータトラフィック解析情報を取得し、トラフィックの少ない時間に配信する、という手法を採っている。しかし、上記従来例では、配信するコンテンツの混雑がない期間であっても、上記予約配信やネットワークトラフィックの混雑状況を調べるなどの処理が各予約毎に行われているため、サーバの処理負担が増加しうる、という問題が生じる。また、予約配信であることから、トラフィックが少ない場合であっても、ユーザがすぐにコンテンツを取得することができない場合も生じ、さらには、予約の手間がかかる、という問題も生じる。
特開2006−23956号公報
このため、本発明では、通常のコンテンツ配信を実現してサーバやユーザの負担を抑制しつつ、アクセス集中が予測されるときにのみコンテンツ配信処理を分散し、事業者の設備投資コストを抑制しつつ、ユーザの満足度を図ることができるシステムを提供する、ことをその目的とする。
そこで、本発明の一形態であるコンテンツ配信システムは、
配信用のコンテンツを記憶し、当該コンテンツをネットワークを介してユーザ端末に配信するコンテンツ配信システムであって、
ユーザ端末からコンテンツの配信要求を受け付ける配信要求受付手段と、
配信要求を受け付けた直後に当該配信要求を行ったユーザ端末に対してコンテンツを配信する処理を実行する通常配信手段と、
配信要求を受け付けたときに当該配信要求を行ったユーザ端末を特定する情報を記憶し、このユーザ端末に対して、その後の予め設定されたタイミングに、コンテンツを配信する処理を実行する予約配信手段と、を備え、
通常配信手段と予約配信手段とのうち、いずれか一方が配信要求を受け付けたときに作動するよう切り替える切替手段を備えた、
ことを特徴としている。
上記発明によると、まず、コンテンツの通常配信時には、ユーザ端末からコンテンツの配信要求を受けると、この要求してきたユーザ端末に対してすぐにコンテンツを配信する。一方、予約配信に切り替えたときには、配信要求を受け付けたユーザ端末の情報を記憶しておき、そのユーザ端末に対しては後の所定のタイミングにてコンテンツを配信する。これにより、アクセス集中が生じそうなときなどにコンテンツの配信方法を切り替えることで、コンテンツ配信処理による負荷集中を分散することができ、円滑なコンテンツ配信を実現することができる。
そして、上記切替手段は、予め設定された日時に切り替えを実行する、ことを特徴としている。このとき、切替手段にて切り替えが実行される予め設定された日時は、配信用のコンテンツが関連する行為が行われる日時に基づく日時であり、例えば、コンテンツが関連する番組の放送日時に基づく日時である、ことを特徴としている。
上記構成によると、コンテンツが関連する番組の放送などの行為が開始されると、当該コンテンツの配信要求が集中することが予測されるため、その日時を設定して上述した予約配信に切り替えることができる。これにより、切り替える前の通常配信時には即時配信を行っているため、ユーザはすぐにコンテンツを取得することができ、当該ユーザの利便性の向上を図ることができると共に、アクセスが集中しそうなときには予約配信に切り替えられるため、配信システムの負荷分散を実現でき、さらに円滑な配信を実現できる。
また、予約配信手段は、予め設定されたタイミングとして予め設定された日時に、コンテンツを配信する処理を実行する、ことを特徴としている。また、予約配信手段は、コンテンツ配信システム自身の負荷状況を監視し、予め設定されたタイミングとして予め定められた負荷状況になったときに、コンテンツを配信する処理を実行してもよい。さらに、予約配信手段は、コンテンツを配信する際に、配信先となるユーザ端末あるいはそのユーザに固有の情報に基づいてコンテンツの配信が可能か否かを判断する配信前確認処理を行う、ことを特徴としている。
このように、アクセスが低いと予想される日時や、実際に計測して負荷が低いときに、コンテンツの配信処理や、その配信前確認処理を行うことで、さらに円滑なコンテンツ配信を実現できる。
また、予約配信手段によるコンテンツ配信処理は、例えば、ユーザ端末に送信する電子メールにコンテンツのダウンロード用ページのアドレスを記載して通知し、これに応じてユーザ端末からの要求を受けてコンテンツを配信する。あるいは、ユーザ端末に送信する電子メールにコンテンツを添付して配信してもよい。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
配信用のコンテンツをネットワークを介してユーザ端末に配信するコンピュータに、
ユーザ端末からコンテンツの配信要求を受け付ける配信要求受付手段と、
配信要求を受け付けた直後に当該配信要求を行ったユーザ端末に対してコンテンツを配信する処理を実行する通常配信手段と、
配信要求を受け付けたときに当該配信要求を行ったユーザ端末を特定する情報を記憶し、このユーザ端末に対して、その後の予め設定されたタイミングに、コンテンツを配信する処理を実行する予約配信手段と、
通常配信手段と予約配信手段とのうち、いずれか一方が配信要求を受け付けたときに作動するよう切り替える切替手段と、
を実現させる、ことを特徴としている。
さらに、本発明の他の形態であるコンテンツ配信方法は、
コンピュータにて、配信用のコンテンツをネットワークを介してユーザ端末に配信する方法であって、
ユーザ端末からコンテンツの配信要求を受け付ける配信要求受付工程を有し、この後に切り替えられていずれか一方が実行される、
配信要求を受け付けた直後にコンテンツを配信する処理を実行する通常配信工程と、
配信要求を受け付けたときに当該配信要求を行ったユーザ端末を特定する情報を記憶し、このユーザ端末に対してその後の予め設定されたタイミングに、コンテンツを配信する処理を実行する予約配信工程と、
を有する、ことを特徴としている。
上述した構成のプログラム、コンテンツ配信システムであっても、上記コンテンツ配信システムと同様に作用するため、上述した本発明の目的を達成することができる。
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると、通常時にはコンテンツをアクセスがあるとすぐに配信して、サーバやユーザの負担を抑制しつつ、アクセス集中が予測されるときにのみコンテンツの配信方法を切り替えることで、コンテンツ配信処理による負荷集中を分散することができ、事業者の設備投資コストを抑制しつつ、ユーザの満足度を図ることができる、という従来にない優れた効果を有する。
本発明では、コンテンツ配信方法を、配信要求を受けるとすぐに配信する通常配信と、要求を予約して後に配信する予約配信と、に状況に応じて切り替える点に特徴を有する。以下、実施例にてその構成及び動作について詳細に説明する。なお、実施例では、コンテンツ配信システムが複数のコンピュータにて構成されている場合を例示するが、説明する台数のコンピュータにて構成されていることに限定されず、それ以外の台数のコンピュータ、例えば、1台のコンピュータにて構成されていてもよい。
本発明の第1の実施例を、図1乃至図10を参照して説明する。図1は、コンテンツ配信システムの全体構成を示す概略図であり、図2乃至図5は、コンテンツ配信システムを構成する各コンピュータの構成を示す機能ブロック図である。図6乃至10は、コンテンツの配信動作を示すフローチャート、あるいは、シーケンス図である。
[構成]
図1に示すように、コンテンツ配信システムは、後述するように、配信するコンテンツが関連する番組を提供する事業者、あるいは、番組を提供する事業者から委託された事業者が管理するシステムであって、コンテンツ配信サーバ1と、要求処理サーバ2と、データベースサーバ3と、メール配信サーバ4と、公開設定サーバ5と、を備えて構成されている。そして、これら各サーバ1〜5は、プログラム制御により動作し、ネットワーク1を介して相互に接続されている。また、コンテンツ配信サーバ1およびメール配信サーバ4には、コンテンツの配信を要求するユーザ7aが操作するユーザ端末7が、インターネットネットワークN2を介して接続されている。さらに、公開設定サーバ5には、事業者にて操作される公開設定端末6が接続されている。以下、各構成について詳述する。
<ユーザ端末>
ユーザ端末7は、電波塔から送信されるテレビ番組をテレビ8で視聴するユーザ7aが操作する携帯電話などの情報処理装置であって、インターネット接続機能を備えている。そして、本実施例では、ユーザ7aは、視聴しているテレビ番組のホームページから、当該番組にて紹介されるコンテンツの取得を希望していることとする。従って、ユーザ端末7は、コンテンツ配信サーバ1が提供している番組ホームページにアクセスし、その番組ホームページを画面に表示し、コンテンツ要求を行う機能を備えている。コンテンツとしては、例えば、着信メロディー、待ち受け画像等がある。ここで、ユーザ7aは、例えば、テレビ8で視聴している番組にて表示されたURLをユーザ端末7に入力したり、表示された2次元バーコードをユーザ端末7で撮影してこれによって取得できるURLに基づいて、番組ホームページにアクセスする。
<公開設定端末>
公開設定端末6は、番組を提供する事業者に設置されているパーソナルコンピュータ等の情報処理装置であり、公開設定サーバ5にアクセスして、コンテンツの公開等の設定を行う。例えば、後述するように、番組の放送開始時間や番組中でのコンテンツ配信のお知らせ時間などに連動させて設定した番組ホームページにおけるコンテンツの配信方法(通常配信と予約配信)の切り替え日時の指定や、配信要求を受け付けた後に配信する場合(予約配信時)のコンテンツ配信日時の指定、などを入力して、公開設定サーバ5に登録する。また、単に、番組ホームページやコンテンツへのアクセスを許容する公開日時の設定も行う。
<公開設定サーバ>
公開設定サーバ5は、番組を提供する事業者がコンテンツ配信1、要求処理サーバ2、データベースサーバ3、メール配信サーバ4に対する制御設定を行うサーバ等の情報処理装置であり、コンテンツの公開やメール配信の設定を行う機能を有する。例えば、図2に示すように、CPUといった演算装置に、所定のプログラムが組み込まれることで、公開設定登録処理部51と、公開設定指定指示処理部52と、メール設定登録処理部53と、メール配信指示処理部54と、が構築されている。また、ハードディスクドライブなどの記憶装置には、公開設定記憶部55と、メール設定記憶部56と、が形成されている。
公開設定登録処理部51は、公開設定端末6から、番組ホームページおよびコンテンツの公開日時の設定情報の入力を受け付けて、公開設定記憶部55に登録する。この公開日時の設定情報は、例えば、番組ホームページにアクセス可能とする日時やコンテンツ配信可能とする日時情報であったり、さらには、番組ホームページからコンテンツを配信する方法が異なる通常配信と予約配信とを番組に連動させて切り替える日時情報、などである。そして、公開設定指示処理部52は、公開設定記憶部55にそれぞれ登録された日時となると、コンテンツ配信サーバ1にその旨の指示を行う。ここで、本実施例では、番組内にてコンテンツの紹介を行う日時の直前の日時に、通常配信から予約配信に切り替えるよう設定されており、かかる日時となると、切り替え指示をコンテンツ配信サーバ1に対して行う。
また、メール設定登録処理部53は、上記予約配信時に、コンテンツ配信要求を受けたユーザ端末7に対するコンテンツを配信する通知となる電子メールを送信する日時を設定する情報の入力を、公開設定端末6から受け付けてメール設定記憶部56に記憶する。ここで、予約配信とは、コンテンツ配信サーバ1がユーザ端末7から配信要求を受けても、その直後ではなく、後のアクセス集中が解消されたときなどにコンテンツを配信する方式である。従って、配信要求を行った後に電子メールが通知されたユーザ端末7は、コンテンツの配信を受けることができるが、このときにもちろんアクセス集中が発生しないよう、複数のユーザ端末7に対するメールを配信する間隔、及び、同時に配信する数などもあわせて公開設定端末6から指定されており、かかる設定がメール設定記憶部56に記憶される。そして、メール配信指示処理部54は、メール設定記憶部56に登録された日時となると、要求処理サーバ2にその旨の指示を行う。例えば、メールを配信する日時として、コンテンツの紹介を行った番組が終了した直後や、その数時間後が設定される。また、メール配信の設定として、同時にメールを配信するユーザ数を10と設定したり、30分おきに時間をずらして順次メール配信を行うなどの設定を行う。但し、上記設定は一例である。
<コンテンツ配信サーバ>
コンテンツ配信サーバ1は、コンテンツ配信機能を実装した、サーバ等の情報処理装置であり、ユーザ端末7から送信されるコンテンツ要求を受け付ける機能を有する。例えば、図3に示すように、CPUといった演算装置に、所定のプログラムが組み込まれることで、公開設定処理部11と、HP公開処理部12と、配信要求受付処理部13と、コンテンツ配信処理部14と、が構築されている。また、ハードディスクドライブなどの記憶装置には、コンテンツ記憶部15が形成されている。
コンテンツ記憶部15には、番組ホームページ自体を表す情報や、このホームページから配信される着信メロディなどのコンテンツが格納されている。但し、コンテンツ記憶部15自体は、他のコンピュータに形成されていてもよい。
公開設定処理部11は、上述したように公開設定サーバ5からの公開設定の指示を受け付けて、これに基づいて番組ホームページやコンテンツにアクセス可能なよう公開設定を行ったり、コンテンツの配信方法を通常配信と予約配信とに切り替える設定を行う。例えば、上述した公開設定サーバ5から、番組内にてコンテンツの紹介が行われる日時の直前に通常配信から予約配信に切り替える指示がなされると、これに応じて、HP公開処理部12に配信方法を切り替えるよう指示する。
HP公開処理部12は、公開設定サーバ5からの指示に応じて、HPやコンテンツにアクセス可能なよう設定したり、コンテンツの配信方法を通常配信と予約配信とで切り替えて設定し(切替手段)、番組ホームページを公開する機能を有する。
ここで、通常配信の場合には、ユーザ端末7から番組ホームページを介してコンテンツの配信要求がなされると、これを配信要求受付処理部13に通知して受け付け(配信要求受付手段)、その直後に、コンテンツ配信処理部14にて、ユーザ端末7にコンテンツを配信する処理を実行する(通常配信手段)。なお、配信要求を受け付けた直後には、配信要求受付処理部13にて、後述するように、要求処理サーバ2およびデータベースサーバ3と連携して会員認証を行い、非会員の場合は会員登録画面へ遷移し、ユーザに会員登録を促す画面を提供したり、ユーザ毎にダウンロード可能な残りダウンロード回数の計算や、さらには、ユーザ端末7の機種判定など、ダウンロードの可否を判断する処理が行われる。なお、これらの詳細な処理については動作説明時に説明する。
また、予約配信の場合には、ユーザ端末7から番組ホームページを介してコンテンツの配信要求がなされると、これを配信要求受付処理部13にて受け付けて(配信要求受付手段)、この配信要求してきたユーザ端末7に対するコンテンツの配信の予約を行う。つまり、後述するように、要求処理サーバ2およびデータベースサーバ3と連携して、ユーザ端末7の要求情報をデータベースサーバ3に登録する処理を行う。そして、その後、ユーザ端末7には、上述したように公開設定サーバ5に設定されたメール配信日時となると、コンテンツの配信が可能となったことを通知する電子メールが配信されるが、これに応じてユーザ端末7から送信される最終的なコンテンツ配信要求を配信要求受付処理部13が受け付けて、コンテンツ配信処理部14がユーザ端末7にコンテンツを配信する処理を実行する(予約配信手段)。なお、配信要求受付処理部13にて、電子メールに応じてユーザ端末7から送信された最終的な配信要求を受け付けたときには、上述同様に、要求処理サーバ2およびデータベースサーバ3と連携して会員認証や、ユーザ毎にダウンロード可能な残りダウンロード回数の計算、さらには、ユーザ端末7の機種判定など、ダウンロードの可否を判断する処理(配信前確認処理)が行われる。なお、これらの詳細な処理については動作説明時に説明する。
<要求処理サーバ>
要求処理サーバ2は、データベース接続機能、トランザクション管理機能、ビジネスロジック処理機能を実装した、サーバ等の情報処理装置である。そして、例えば、図4に示すように、CPUといった演算装置に、所定のプログラムが組み込まれることで、認証処理部21と、要求情報登録指示処理部22と、メール配信指示処理部23と、コンテンツ配信判定処理部24と、が構築されている。
認証処理部21は、コンテンツ配信サーバ1で受け付けたコンテンツ配信要求を送信したユーザ7aが、データベースサーバ3の会員データベースに登録されている会員か否かを認証する機能を有する。また、ユーザ7aが非会員の場合は会員登録を行う機能を有する。また、コンテンツ配信判定処理部24は、コンテンツ配信サーバ1からの要求に応じて、データベースサーバ3の会員データベースを参照して、ユーザ7a毎の残りダウンロード回数やユーザ端末7の機種を確認し、コンテンツ配信が可能であるか否かの判定を行う。
要求情報登録処理部22は、予約配信時に、コンテンツ配信要求を受けて上記会員認証等が成功すると、ユーザ端末7を特定するユーザ情報、配信要求してきたコンテンツ、ユーザ端末7である携帯電話の機種情報等を関連付けて、コンテンツの配信を予約するコンテンツ要求情報として、データベースサーバ3に登録する機能を有する。
メール配信指示処理部23は、公開設定サーバ5からメール配信指示があると、データベースサーバ3に登録された上記コンテンツ要求情報を参照して、コンテンツ配信を予約しているユーザ端末7に電子メールを配信するようメール配信サーバ4に指示する。
<データベースサーバ>
データベースサーバ3は、データベースを管理するサーバ等の情報処理装置である。例えば、図5に示すように、CPUといった演算装置に、所定のプログラムが組み込まれることで、ユーザ情報提供処理部31と、要求登録処理部32と、が構築されている。また、ハードディスクドライブなどの記憶装置には、ユーザデータベース(DB)33が形成されている。
そして、ユーザDB33には、会員であるユーザの情報が格納されており、コンテンツをダウンロード可能な期間や回数などの情報も記憶されている。また、ユーザ端末7の機種情報も記憶されている。
ユーザ情報提供処理部31は、要求処理サーバ2からの認証要求などに応じて、コンテンツ要求を行ったユーザ7aが会員であるか、コンテンツのダウンロードが可能であるか、などを判断するための情報を、ユーザDB33から提供する機能を有する。また、要求登録処理部32は、予約配信時に、コンテンツの配信要求を行ったユーザ7aのコンテンツ配信予約を表すコンテンツ要求情報を、該当するコンテンツ、ユーザ情報、携帯機種情報等を関連付けてデータベースに格納する機能を有する。なお、このときコンテンツ要求情報として関連付けて登録されるデータは、上述したように予めユーザDB33に登録されているデータであってもよく、あるいは、配信要求時にユーザ端末7から送信されたデータであってもよい。
<メール配信サーバ>
メール配信サーバ4は、メール配信機能を有するサーバ等の情報処理装置である。そして、上述した公開設定サーバ5からの指示に応じて、データベースサーバ3に格納されているコンテンツの配信予約を表すコンテンツ要求情報に基づいて、電子メールを配信する機能を有する。具体的には、電子メールには、コンテンツのダウンロード用ページのアドレスを記載して通知する。すると、このアドレスに対してユーザ端末7がアクセスすることで、コンテンツ配信サーバ1からコンテンツが配信される。
[動作]
次に、上記構成のコンテンツ配信システムの動作を、図6乃至図10を参照して説明する。図6は、システムの動作概要を示すフローチャートであり、このうち、コンテンツの通常配信動作を図7に、予約配信動作を図8に示す。また、図9乃至図10は、システムの全体動作を示すシーケンス図である。以下、主に図9及び図10を参照して説明する。
まず、番組を提供する事業者は、番組と連動して提供する番組ホームページおよびコンテンツを用意する。また、事業者は、公開設定端末6より、公開設定サーバ5にアクセスして番組ホームページおよびコンテンツの公開日時の設定を行う(ステップS101)。例えば、番組開始時刻に合わせたホームページやコンテンツへのアクセス可能時刻(日時)の設定、この日時における自動公開設定/手動による設定、さらには、番組の放送時間と連動させたコンテンツの通常配信と予約配信との切り替え日時設定、などがある。
同時に、事業者は、公開設定端末6より、公開設定サーバ5にアクセスして、予約配信時に、コンテンツ配信要求を行ったユーザ7aに対して、メール配信を開始する時間の設定を行う(ステップS101)。このとき、予約配信時にアクセス集中が発生しないよう、例えば、複数の予約があった場合であっても、各ユーザへのコンテンツ配信時刻がずれるようなメール配信間隔、また、多数のユーザからダウンロード要求が集中しないよう同時配信数もあわせて設定する。以上が、図6に示すステップS1に相当する。
そして、上記公開日時設定により、ホームページを公開するよう指定された日時となると、公開設定サーバ5からコンテンツ配信サーバ1に対して、ホームページ公開設定指示がなされる(ステップS102)。このとき、コンテンツの配信方法は通常配信であると指定されているとすると、コンテンツ配信サーバ1では、番組ホームページやコンテンツをインターネットネットワークN2からアクセス可能な領域に配置し、コンテンツを通常配信方法にて配信するよう設定される(ステップS103、図6のステップS2)。
ここで、通常配信は、図7に示す手順にて行われる。まず、ユーザ端末11からコンテンツ配信サーバ1がコンテンツ配信要求を受け付けると(ステップS11、配信要求受付工程)、要求処理サーバ2及びデータベースサーバ3と協働して、ユーザ認証が実行される(ステップS12)。そして、会員である場合には、そのユーザの可能ダウンロード回数情報をデータベースサーバ3のユーザDB33から取得し、また、ユーザ端末7の機種を調べ、かかるユーザに対してコンテンツの配信が可能か否かを判定する(ステップS13,S14)。これにより、ダウンロード可能であると判定されると、コンテンツ配信サーバ1からユーザ端末7に対してコンテンツの配信を行う(ステップS15、通常配信工程)。このように、通常配信では、ユーザ端末7からコンテンツの配信要求があると、すぐに認証処理などのコンテンツを配信するために必要な処理が行われ、コンテンツの配信が実行される。
その後、該当する番組の提供が開始される時刻が近づくと、公開設定サーバ5は事業者によって設定された時間に基づいて(図6のステップS3にてイエス)、コンテンツ配信サーバ1に対して、コンテンツの配信方法を通常配信から予約配信に切り替えるよう指示する(ステップS111)。これに応答して、コンテンツ配信サーバ1では、番組ホームページにおけるコンテンツの配信方法を、予約配信に切り替えて設定する(ステップS112、図6のステップS4)。これにより、コンテンツの予約配信が行われることとなる(図6のステップS5)。なお、予約配信の動作は図8にも示す。
その後、番組の内容と連動してテロップ告知等の手段によってコンテンツ配信を開始する旨の情報を表示すると、番組をテレビ8で視聴しているユーザ7aは、その情報をもとに、ユーザ端末7より、番組を提供している事業者が開設する番組ホームページにアクセスする(ステップS113)。これに応答して、コンテンツ配信サーバ1は、番組ホームページをユーザ端末7に送信する(図示せず)。そして、ユーザ端末7では、各種の番組に関する情報が画面に表示され、ユーザ7aはその番組に関する情報を参照し、希望するコンテンツであれば画面上でコンテンツ要求を行う(ステップS113)。
ユーザがコンテンツ配信要求を行うと、これに応答して、コンテンツ配信サーバ1は、ユーザ端末7から送信される情報を要求処理サーバ2に送信し、認証を要求する(ステップS114、図8のステップS21)。これに応答して、要求処理サーバ2は、データベースサーバ3に問い合わせてダウンロードを要求したユーザ7aが会員か非会員か認証を行う(ステップS115、図8のステップS22)。そして、認証の結果、ユーザ7aが会員の場合は、ユーザ端末7からのコンテンツ配信要求をもとに、該当するコンテンツ、ユーザ情報、携帯機種情報等を関連付けて、コンテンツ要求情報としてデータベースサーバ3に格納するよう指示する(ステップS116)。すると、データベースサーバ3は、要求処理サーバ2からの指示に応答して、コンテンツ要求情報を格納する(ステップS117、図8のステップS23)。なお、要求処理サーバ2による認証の結果、ユーザ7aが非会員の場合は、会員登録を促す画面をユーザ端末7に表示させるようコンテンツ配信サーバ1に対して指示する(図示せず)。
その後、番組を提供する事業者が公開設定サーバ5に設定したメール配信時刻になると(図8のステップS24にてイエス)、公開設定サーバ5は、要求処理サーバ2に対して、コンテンツ要求を行ったユーザ7aに配信するメールの準備を行うよう指示する(ステップS121)。これに応答して、要求処理サーバ2では、データベースサーバ3に格納されているコンテンツ要求情報を抽出し、ユーザの氏名、メールアドレス、コンテンツダウンロード用のURL等の情報をメール配信サーバ4へ送信する(ステップS122)。これに応答して、メール配信サーバ4では、送信された情報からメールの内容を作成し、ユーザ端末7に対してメールを配信する(ステップS123、図8のステップS25)。このとき、公開設定サーバ5には、複数のユーザ端末7に対してアクセス集中を避けるような配信間隔、及び、一定時間内の配信数が設定されており、かかる設定に応じてメールが配信される。
そして、ユーザ端末7は、メール配信サーバ4から配信されたメールを受信する。すると、ユーザ7aは、ユーザ端末7にてメール本文中に記載されているURLにアクセスする(ステップS124)。これに応答して、コンテンツ配信サーバ1は、コンテンツダウンロード用のページをユーザ端末7に送信する。そして、ユーザ端末7では、コンテンツダウンロード用の画面が表示されるので、ユーザ7aはコンテンツのダウンロード要求を行う(ステップS124)。ユーザがコンテンツ要求を行うと、コンテンツ配信サーバ1はこれを受け付けて(図8のステップS26)、これに応答して、ユーザ端末7から送信される情報を要求処理サーバ2に送信する(ステップS125)。
これに応答して、要求処理サーバ2は、データベースサーバ3に問い合わせてダウンロードを要求したユーザ7aの会員認証を行い(ステップS126、図8のステップS27)、該当するユーザ7aの残りダウンロード可能数をコンテンツ配信サーバ1へ結果を送信する(ステップS127、図8のステップS28)。これに応答して、コンテンツ配信サーバ1は、残りダウンロード可能数を含むダウンロード確認ページをユーザ端末7に送信する(ステップS128)。すると、ユーザ端末7では、ダウンロード確認用の画面が表示されるので、ユーザ7aはダウンロード確認を行う(ステップs129)。ユーザ7aがダウンロード確認を行うと、これに応答して、コンテンツ配信サーバ1は、ユーザ端末7から送信される情報を要求処理サーバ2に送信する(ステップS130)。
これに応答して、要求処理サーバ2は、データベースサーバ3に問い合わせてダウンロードを要求したユーザの会員認証を再度行い(ステップS131)、該当するユーザ7aの残りダウンロード可能数の計算を行い、データベースサーバ3に登録する(ステップS132)。また、ユーザ端末7の機種判定を行い、コンテンツ配信サーバ1に対して結果を送信する(ステップS133、図8のステップS29)。これに応答して、コンテンツ配信サーバ1は、ユーザ端末7に対応したコンテンツをユーザ端末7に送信する(ステップS134、図8のステップS30)。これにより、ユーザ端末7は、コンテンツ配信サーバ1から送信されたコンテンツを受信し、受信したコンテンツをユーザ端末7の記憶領域に保存する(ステップS135)。
以上のように、本実施例によると、番組と連動したアクセス集中時に、システム(コンテンツ配信サーバ1や要求処理サーバ2等)に負荷のかかる携帯端末の機種判定処理や、コンテンツの配信処理を行わず、アクセス集中が回避された後に実行できるため、所定の時間内により多くのユーザからのアクセスを受け付けることができる。特に、過度のアクセス集中により、ユーザからのアクセスがタイムアウトでエラーとなってしまう場合には、ユーザが何度もアクセスを行うために更にアクセスが集中してしまうという事態が生じうるが、本実施例では、このような事態を抑制でき、その効果は顕著である。
また、ユーザにとってはアクセス集中によるタイムアウトは非常にストレスを感じるため、ユーザがアクセスをやめてしまう場合もあるが、アクセス集中が緩和されることによって、従来はアクセスを断念していたユーザのアクセスも期待でき、新規ユーザの獲得も図ることができる。さらに、ダウンロード用のURLを伝えるメールを分散して配信するため、メール配信後の実際のコンテンツ配信時のアクセス集中も避けることができるという効果もある。
以上をまとめると、通常はサーバにかかる負荷が低いため、要求されると即時にコンテンツの配信を行うことで、ユーザの満足度の向上を図ることができり、アクセスが集中しそうなときには予約配信に切り替えられるため、配信システムの負荷分散を実現でき、さらに円滑な配信を実現できる。従って、設備コストを抑制しつつ、ユーザの満足度の高いコンテンツ配信サービスを提供することができる。
ここで、上記では、番組に連動するコンテンツを配信する場合を例示したが、コンテンツは、例えば、所定の製品に関連するものであってもよく、かかる場合には、製品の発売や製品発表イベントなどの日時に対応して、通常配信と予約配信との切り替え日時を設定してもよい。これにより、上記発売やイベントなどが行われることによってコンテンツ配信要求が集中したとしても、その後の実際のコンテンツ配信処理を分散できるため、上述同様の効果を発揮しうる。
次に、本発明の第2の実施例を、図11を参照して説明する。図11は、コンテンツ配信システムの予約配信時におけるコンテンツ配信動作を示すフローチャートである。
[構成]
本実施例におけるコンテンツ配信システムは、上述した実施例1のものとほぼ同様の構成を採っているが、予約配信時に、コンテンツ配信要求を受けたユーザに対して、実際にコンテンツを配信する方法が異なる。
具体的には、上述したメール配信サーバ4から配信される電子メールに、コンテンツを添付して配信する。従って、メール配信サーバ4は、コンテンツ配信サーバ1などからユーザにて要求されているコンテンツを取得して、電子メールに添付し、かかるユーザのユーザ端末7のアドレス宛に送信する機能を有する。つまり、メール配信サーバ4は、上記実施例1では、コンテンツダウンロード用のURLを通知するメールを配信していたが、その代わりに、コンテンツを添付して配信する機能を有する。
[動作]
まず、コンテンツ配信サーバ1によるコンテンツ配信方法が、予約配信に切り替えられており、ユーザ端末7からコンテンツ配信要求を受け付けて、配信要求情報をデータベースサーバ3に登録するまでの動作は、上記実施例1と同様である(ステップS201〜S203)。
その後、予約したコンテンツの配信を実行する日時、つまり、番組を提供する事業者が公開設定サーバ5に設定したメール配信時刻になると(ステップS204にてイエス)、公開設定サーバ5は、要求処理サーバ2に対して、コンテンツ要求を行ったユーザ7aに配信するメールの準備を行うよう指示する。これに応答して、要求処理サーバ2では、データベースサーバ3に格納されているコンテンツ要求情報を抽出し、ユーザの氏名、メールアドレス、携帯機種情報等の情報をメール配信サーバ4へ送信する。これに応答して、メール配信サーバ4では、送信された情報からメールの内容を作成する。事前に公開設定サーバ5にてダウンロード回数制限なしの設定がされている場合は、携帯機種情報に基づいてユーザ端末7の機種判定を行い、ユーザ端末7に対応したコンテンツをコンテンツ配信サーバ1等から取り出してメールに添付して、ユーザ端末7に対してメールを配信する(ステップS205)。ただし、負荷集中を避けるため、事前に公開設定サーバ5で設定した配信間隔、配信数で配信する。これにより、ユーザ端末7は、メール配信サーバ4から送信されたメールを受信し、受信したメールに添付されたコンテンツをユーザ端末7の記憶領域に保存することができる。
次に、本発明の第3の実施例を、図12を参照して説明する。図12は、コンテンツ配信システムの予約配信時におけるコンテンツ配信動作を示すフローチャートである。
[構成]
本実施例におけるコンテンツ配信システムは、上述した実施例1のものとほぼ同様の構成を採っているが、当該実施例1とは、予約配信時にコンテンツ配信要求を受け付けたユーザに対して実際にコンテンツを配信するタイミングが異なる。
具体的には、コンテンツ配信サーバ1や要求処理サーバ2などが、自己のサーバあるいはコンテンツ配信システム全体の負荷状況を監視し、予め定められた負荷状況になったときに、コンテンツの配信処理を実行する機能を有する。このとき、コンテンツの配信は、上記実施例1と同様に、ダウンロード用ページのURLを記載した電子メールをユーザ端末に送信し、かかるURLへのアクセスに応じてコンテンツを配信する。但し、実施例2に説明したように、電子メールにコンテンツを添付して配信してもよく、配信方法は任意である。
[動作]
本実施例における予約配信処理時の動作は、上述した実施例1の図8とほぼ同様である。まず、ユーザ端末7からコンテンツ配信要求を受け付けて、配信要求情報をデータベースサーバ3に登録する(ステップS301〜S303)。
その後、コンテンツ配信サーバ1や要求処理サーバ2などが、自己のサーバあるいはコンテンツ配信システム全体の負荷状況を監視し、予め定められた低い負荷状況となっているか否かを判断する(ステップS304)。例えば、コンテンツ配信サーバ1へのアクセス数の低下による負荷の低下や、要求処理サーバ2による認証処理や、ダウンロード要求してきたユーザ端末のダウンロード残り回数の計算、さらには、機種判定、などの処理数の低下による負荷の低下、を監視する。そして、予め設定された負荷状況以下となると(ステップS304にてイエス)、上述同様に、メール配信サーバ4に配信要求したユーザ端末7に対して電子メールを送信するよう指示し、電子メールが送信される(ステップS305)。その後、メールを受信したユーザ端末7からダウンロード要求がなされ、コンテンツ配信処理が実行される(ステップS306〜S310)。
このように、システムに対する実際の負荷が低いときに、コンテンツの配信処理や、その配信前確認処理を行うことで、さらに円滑なコンテンツ配信を実現できる。
なお、上記では、予約配信時に、ユーザ端末7からコンテンツ配信要求を受け付けて、その後、コンテンツを配信するタイミングとして、公開設定サーバ5に設定された日時となったときや、システムの負荷状況が所定の値以下となったとき、を例示したが、他のタイミングであってもよい。
本発明は、放送・通信等による番組配信や、ショッピングサイトなどによるイベントの開催に伴い、これに関連するコンテンツを配信する場合に利用することができ、産業上の利用可能性を有する。
コンテンツ配信システムの全体構成を示す概略図である。 公開設定サーバの構成を示す機能ブロック図である。 コンテンツ配信サーバの構成を示す機能ブロック図である。 要求処理サーバの構成を示す機能ブロック図である。 データベースサーバの構成を示す機能ブロック図である。 システム全体の動作を示すフローチャートである。 システムによる通常配信処理の動作を示すフローチャートである。 システムによる予約配信処理の動作を示すフローチャートである。 システム全体の動作を示すシーケンス図である。 システム全体の動作を示すシーケンス図であり、図9の続きを示す。 実施例2における予約配信処理の動作を示すフローチャートである。 実施例3における予約配信処理の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 コンテンツ配信サーバ
2 要求処理サーバ
3 データベースサーバ
4 メール配信サーバ
5 公開設定サーバ
6 公開設定端末
7 ユーザ端末
8 テレビ
11 公開設定処理部
12 HP公開処理部
13 配信要求受付処理部
14 コンテンツ配信処理部
15 コンテンツ記憶部
21 認証処理部
22 要求情報登録指示処理部
23 メール配信指示処理部
24 コンテンツ配信判定処理部
31 ユーザ情報提供処理部
32 要求登録処理部
33 ユーザデータベース
51 公開設定登録処理部
52 公開設定指示処理部
53 メール設定登録処理部
54 メール配信指示処理部
55 公開設定記憶部
56 メール設定記憶部

Claims (11)

  1. 配信用のコンテンツを記憶し、当該コンテンツをネットワークを介してユーザ端末に配信するコンテンツ配信システムであって、
    前記ユーザ端末から前記コンテンツの配信要求を受け付ける配信要求受付手段と、
    前記配信要求を受け付けた直後に当該配信要求を行った前記ユーザ端末に対して前記コンテンツを配信する処理を実行する通常配信手段と、
    前記配信要求を受け付けたときに当該配信要求を行った前記ユーザ端末を特定する情報を記憶し、このユーザ端末に対して、その後の予め設定されたタイミングに、前記コンテンツを配信する処理を実行する予約配信手段と、を備え、
    前記通常配信手段と前記予約配信手段とのうち、いずれか一方が前記配信要求を受け付けたときに作動するよう切り替える切替手段を備えた、
    ことを特徴とするコンテンツ配信システム。
  2. 前記切替手段は、予め設定された日時に切り替えを実行する、ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ配信システム。
  3. 前記切替手段にて切り替えが実行される前記予め設定された日時は、前記配信用のコンテンツが関連する行為が行われる日時に基づく日時である、ことを特徴とする請求項2記載のコンテンツ配信システム。
  4. 前記切替手段にて切り替えが実行される前記予め設定された日時は、前記コンテンツが関連する番組の放送日時に基づく日時である、ことを特徴とする請求項2記載のコンテンツ配信システム。
  5. 前記予約配信手段は、前記予め設定されたタイミングとして予め設定された日時に、前記コンテンツを配信する処理を実行する、ことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のコンテンツ配信システム。
  6. 前記予約配信手段は、コンテンツ配信システム自身の負荷状況を監視し、前記予め設定されたタイミングとして予め定められた負荷状況になったときに、前記コンテンツを配信する処理を実行する、ことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載のコンテンツ配信システム。
  7. 前記予約配信手段は、前記コンテンツを配信する際に、配信先となる前記ユーザ端末あるいはそのユーザに固有の情報に基づいてコンテンツの配信が可能か否かを判断する配信前確認処理を行う、ことを特徴とする請求項5又は6記載のコンテンツ配信システム。
  8. 前記予約配信手段によるコンテンツ配信処理は、前記ユーザ端末に送信する電子メールに前記コンテンツのダウンロード用ページのアドレスを記載して前記ユーザ端末に通知し、これに応じて前記ユーザ端末からの要求を受けて前記コンテンツを配信する、ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6又は7記載のコンテンツ配信システム。
  9. 前記予約配信手段によるコンテンツ配信処理は、前記ユーザ端末に送信する電子メールに前記コンテンツを添付して前記ユーザ端末に配信する、ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6又は7記載のコンテンツ配信システム。
  10. 配信用のコンテンツをネットワークを介してユーザ端末に配信するコンピュータに、
    前記ユーザ端末から前記コンテンツの配信要求を受け付ける配信要求受付手段と、
    前記配信要求を受け付けた直後に当該配信要求を行った前記ユーザ端末に対して前記コンテンツを配信する処理を実行する通常配信手段と、
    前記配信要求を受け付けたときに当該配信要求を行った前記ユーザ端末を特定する情報を記憶し、このユーザ端末に対して、その後の予め設定されたタイミングに、前記コンテンツを配信する処理を実行する予約配信手段と、
    前記通常配信手段と前記予約配信手段とのうち、いずれか一方が前記配信要求を受け付けたときに作動するよう切り替える切替手段と、
    を実現させるためのプログラム。
  11. コンピュータにて、配信用のコンテンツをネットワークを介してユーザ端末に配信する方法であって、
    前記ユーザ端末から前記コンテンツの配信要求を受け付ける配信要求受付工程を有し、この後に、いずれか一方が実行されるよう切り替え可能な工程として、
    前記配信要求を受け付けた直後に前記コンテンツを配信する処理を実行する通常配信工程と、
    前記配信要求を受け付けたときに当該配信要求を行った前記ユーザ端末を特定する情報を記憶し、このユーザ端末に対してその後の予め設定されたタイミングに、前記コンテンツを配信する処理を実行する予約配信工程と、
    を有する、ことを特徴とするコンテンツ配信方法。

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