JP2008025253A - 玄関土間構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】夏季の炎天下でも快適に過ごすことができる玄関土間構造を提供する。
【解決手段】住宅建物11の玄関土間1の土間下地10の上に断熱材2が設けられ、この断熱材2の上に冷却水の配管3が配設され、この配管3の上にコンクリート4を打設して土間10が仕上げられたものである。また、上記玄関土間1の構造において、冷却水として住宅建物11の地盤からくみ上げた井戸水を利用するものである。さらに、上記玄関土間1の構造において、玄関先の地面7には、周囲を砂利62で固められた有孔管6が埋設され、配管3からの冷却水が、この有孔管6から砂利62を介して地面7に排水可能となされたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、住宅建物の玄関土間構造に関するものである。
一般に、住宅建物の玄関土間は、玄関ドア自体に優れた気密性や防犯性が求められるため、十分な通気性を確保することができず、閉塞された空間になりやすい。
そこで、従来より、このような玄関土間に通風機能を持たせるための工夫として、玄関土間に面する壁面に窓を設けることが行われている。
また、玄関ドアの一側に通風可能な網戸や鉄格子を嵌め込んだ開口を設けることが提案されている(特許文献1、2参照)。
特開平11−173023号公報 特開2000−204858号公報
しかし、地面との間に床下空間を有する居室などの空間とは異なり、玄関土間の場合は、直接地面からつながっているので、夏季の炎天下では、焼けた地面の影響で、玄関土間も暑くなってしまう。したがって、上記従来のように通風を確保した程度の構造では、玄関土間を十分に快適な空間にすることはできない。
そのため、玄関先に打ち水などを行うことが行われているが、その都度、水を汲んで撒かなければならず、煩わしくなってしまう。
本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、夏季の炎天下でも快適に過ごすことができる玄関土間構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための本発明の玄関土間構造は、住宅建物の玄関土間下地上に断熱材が設けられ、この断熱材上に冷却水の配管が配設され、この配管上にコンクリートを打設して土間が仕上げられたものである。
また、上記玄関土間構造において、冷却水として住宅建物の地盤からくみ上げた井戸水を利用するものである。
さらに、上記玄関土間構造において、玄関先の地面には、周囲を砂利で固められた有孔管が埋設され、配管からの冷却水が、この有孔管に排水可能となされたものである。
以上述べたように、本発明によると、地面からの熱を断熱材で遮断し、配管内を流れる冷却水によって土間を冷却することができるので、夏季の炎天下でも快適で涼しい土間空間を形成することができる。
また、冷却水として井戸水を使用することで、夏季の井戸水は水道水よりも温度が低く、かつ無料であるため、優れた冷却効果を低コトスで得ることができる。
さらに、玄関先の地面には、周囲を砂利で固められた有孔管を埋設し、配管からの冷却水を、この有孔管に排水可能としているので、冷却によって暖められた冷却水をこの有孔管から定期的に排水することで、玄関土間の冷却効果を維持することができ、しかも、有孔管から排水された排水は、玄関先の地面で気化して地面の冷却に寄与するとともに、それでも余剰の排水は、地面に浸透して再度井戸水とすることができる。また、凍結が懸念される冬季には、配管内の冷却水を、この有孔管へと排水して水抜きしておくことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は玄関土間構造の全体構成の概略を示し、図2ないし図4は、同玄関土間構造の各要部を示している。
すなわち、この玄関土間1の構造は、土間下地10上に断熱材2を設け、この断熱材2上に冷却水の配管3を配設し、この配管3上にコンクリート4を打設して仕上げられている。
土間下地10は、コンクリートを打設して構成されている。この土間下地10は、住宅建物11の基礎11aのコンクリートを打設する際に一緒に構成される。
断熱材2は、厚さ25mmの発泡スチロール製の板材によって構成されている。この断熱材2は、上記土間下地10の上に防水シート21を敷設した後、この防水シート21の表面全体に設けられる。この断熱材2の表面全体には、一辺が100mmの格子状となるように、3.2φの鉄筋22が配筋される。
配管3は、13φの架橋ポリエチレン管によって構成されている。この配管3は、玄関土間1の表面全体に広がるように、上記した鉄筋22の表面全体に均等に蛇行して配設される。この配管3の冷却水入口31および冷却水出口32は、玄関先12の周辺に設けられたマンホール5に導出するようになされている。
このマンホール5内には、地盤からくみ上げた井戸水の貯水タンク(図示省略)からの供給管51が設けられており、この供給管51からバルブ52を介して冷却水入口31に接続されている。冷却水出口32には、定流量弁53が接続されており、配管3を流れる冷却水が一定流量となるように調整されている。この定流量弁53から先は、2つに分岐するようになされている。
分岐した一方は、バルブ52を経て冷却水を貯水タンク(図示省略)へと環流させる環流管54が接続されている。
分岐した他方は、バルブ52を経て排水管55が接続されている。この排水管55からの排水は、マンホール5内に導入された有孔管6の排水口61へと排水するようになされている。
この有孔管6は、マンホール5から水平方向に導出されており、その外周面には複数の孔60が穿孔されている。そして、この有孔管6の周囲は、水が浸透容易な砂利62で固められている。これにより、排水管55から排水口61を経て有孔管6へと排水された水は、砂利62から地面7へと浸透することとなる。この際、地面7が炎天下で焼けているような場合には、この排水した水の気化により、地面7の冷却効果が得られることとなる。また、地面7が炎天下で焼けていないような場合には、この排水された水は、再び地盤へと浸透し、地下水の水脈へと溜まることとなる。また、この排水を、家庭菜園などに導き、有孔管6から砂利62を介して菜園へと排水してもよい。この場合、土間1を冷却した後の水を、菜園の水やりに有効利用することができる。
コンクリート4は、上記した配管3の表面全体を被覆するように土間1に打設される。このコンクリート4としては、炎天下による熱の影響をあまり受けず、配管3による冷却効果を直ぐに体感できるように、例えば、シンダーコンクリートや、人工軽量骨材を用いたコンクリートなどの軽量コンクリートを用いることができる。また、コンクリート4を打設したさらにその表面には、タイルなどの表面化粧材41を貼設して仕上げられる。軽量コンクリートを用いた場合、通常の構造用コンクリートと比較すると熱容量が2/3程度なので、炎天下による熱の蓄熱を減らし、蓄熱しても直ぐに放熱できることとなる。したがって、配管3に冷却水を流すことで、直ぐに土間1を冷却することができる。
このようにして構成される土間構造によると、地面7からの熱を断熱材2で遮断し、配管3内を流れる冷却水によって土間1を冷却することができるので、夏季の炎天下でも快適で涼しい土間空間を形成することができる。
また、冷却水として使用する井戸水は、場合によって異なるが年間を通して約15℃程度と温度が安定しており、その結果、夏季の井戸水は水道水よりも温度が低い。しかも、無料であるため、優れた冷却効果を低コトスで得ることができる。
さらに、配管3内を流れる冷却水が冷却によって高温になってきた場合には、排水管55を介して有孔管6へと排水し、配管3内へは、新しい冷却水を流すことで、土間1の冷却効果を維持することができる。また、有孔管6から地面7に排水された水で地面7を冷却することができるので、この有孔管6を玄関先の地面7に埋設しておけば、地面7が炎天下で焼けるのを防止して玄関先に打ち水をしたのと同様の効果を得ることができる。また、有孔管6からの余剰の排水は、地面7に浸透して再度井戸水とすることができる。また、凍結が懸念される冬季には、配管3内の冷却水を、この有孔管6へと排水して水抜きしておくことができる。
なお、本実施の形態において、冷却水は、貯水タンク(図示省略)にくみ上げた地盤からの井戸水を利用するようになされているが、この冷却水としては、特にこのような井戸水に限定されるものではなく、住宅建物11の地下などに埋設された雨水回収タンクなどに回収した水を利用するものであってもよいし、水道水を利用するものであってもよい。また、本実施の形態では水を冷媒としているが、通常のヒートポンプサイクルで用いているような冷媒を用いて構成したものであってもよい。また、このようなヒートポンプサイクルと併用する場合、冷媒タンク( 図示省略) の冷媒をヒートポンプと分け合うように並列で接続してもよいし、ヒートポンプと配管6とを直列に接続してもよいし、冷媒タンク( 図示省略) から、ヒートポンプまたは配管6へと選択的に冷媒を供給できるように接続してもよい。もちろん、この場合の冷媒は水であってもよい。
また、本実施の形態では、配管3を流れる冷却水を有孔管6から地面7へと流すようになされているが、直接下水管へと導くものであっても良いし、この有孔管6か下水管の何れかを選択して流すように切り替えられるようになされたものであってもよい。
さらに、本実施の形態では、配管3は、土間1だけに設けられているが、玄関先12のコンクリート部分も同様に配管3を設けて構成してもよい。
さらに、本実施の形態において、土間下地10、断熱材2、配管3、コンクリート4、マンホール5、有孔管6などのサイズや、配管3、マンホール5、有孔管6などの配置や取り回しは、特に限定されるものではなく、土間1の大きさや住宅建物11の間取りなどに応じて適宜決定される。
住宅建物の玄関土間に利用できる。
本発明に係る玄関土間構造の全体構成の概略を示す平面図である。 本発明に係る玄関土間構造における配管周辺の垂直部分断面図である。 本発明に係る玄関土間構造におけるマンホール周辺の垂直部分断面図である。 本発明に係る玄関土間構造におけるマンホール周辺の水平部分断面図である。
符号の説明
1 玄関土間
10 土間下地
2 断熱材
3 配管
4 コンクリート
6 有孔管
62 砂利
7 地面

Claims (3)

  1. 住宅建物の玄関土間下地上に断熱材が設けられ、この断熱材上に冷却水の配管が配設され、この配管上にコンクリートを打設して土間が仕上げられたことを特徴とする玄関土間構造。
  2. 冷却水として住宅建物の地盤からくみ上げた井戸水を利用する請求項1記載の玄関土間構造。
  3. 玄関先の地面には、周囲を砂利で固められた有孔管が埋設され、配管からの冷却水が、この有孔管に排水可能となされた請求項1または2記載の玄関土間構造。
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