JP2008024462A - 書類処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】帳票の表面のみならず裏面の情報であっても読み取り装置で読み取ることが可能な書類処理装置および書類処理方法を提供する。
【解決手段】リバース読取判別装置30には、水平の搬送面を有する下部水平搬送部150、下り傾斜の搬送面を有する下り傾斜搬送部160、急角度の登り傾斜を有する下部上方傾斜搬送部170、登り傾斜の搬送面を有する登り傾斜搬送部180、急角度の登り傾斜搬送部の搬送面を有する上部上方傾斜搬送部190、及び水平の搬送面を有する上部水平搬送部200を備え、読み取り部55で上部から裏面情報を読み取り可能としている。そしてエアー機構と搬送ベルトを利用した搬送により、フロント読取判別装置と同じ品質で帳票の裏面処理に対するより信頼性の高い機能が可能となり、落下する紙粉、ゴミ、等の汚れ、インク汚れなどの影響が激減し、良好な機能状態の維持が可能となりメンテナンスも極めて容易となった。
【選択図】図2
【解決手段】リバース読取判別装置30には、水平の搬送面を有する下部水平搬送部150、下り傾斜の搬送面を有する下り傾斜搬送部160、急角度の登り傾斜を有する下部上方傾斜搬送部170、登り傾斜の搬送面を有する登り傾斜搬送部180、急角度の登り傾斜搬送部の搬送面を有する上部上方傾斜搬送部190、及び水平の搬送面を有する上部水平搬送部200を備え、読み取り部55で上部から裏面情報を読み取り可能としている。そしてエアー機構と搬送ベルトを利用した搬送により、フロント読取判別装置と同じ品質で帳票の裏面処理に対するより信頼性の高い機能が可能となり、落下する紙粉、ゴミ、等の汚れ、インク汚れなどの影響が激減し、良好な機能状態の維持が可能となりメンテナンスも極めて容易となった。
【選択図】図2
Description
本発明は、書類、例えば帳票を搬送路上を搬送し、書類の情報を読み取り可能な書類処理装置に関するものである。
近年における業務の多様化や業務内容の変化に伴い、様々な業種において多種多様の書類や帳票等が使用されている。業務の迅速化、サービス向上等のため、それらの帳票等を短時間、かつ確実に処理する必要性が増してきている。例えば、物流業界、大規模小売店、通信販売業者等において伝票の処理を効率的に行うことが重要視されてきている。
また、業務内容の複雑化により、取り扱う帳票等も、規格化されたものだけでなく、その業種の業務に合致させるために特化した種々の形態を有するものが用いられてきており、例えば、単シートの帳票であっても、表面ばかりでなく裏面にも種々の情報を記載などするようになって来ており、書類処理装置も両面から情報を読み取る必要があった。
従来は、帳票などの搬送路の上部に設置したフロント読取装置で帳票表面の情報を読み取り、また、搬送路の下部に読取装置、印刷装置等(撮像カメラ(Image Camera)、OCR、バーコードリーダ(Bar Code Reader)及び所定の情報を印刷する印刷装置を複数含む)を上に向けて設置した読取装置で帳票裏面の情報を読み取っていた。
しかしながら、搬送路の下部に読み取り面を上に向けて設置した読取装置では、読取面に搬送路から落下する紙粉や種々のゴミ類、破片等が落ちてくるため、又インク汚れ等の影響で頻繁に読み取り面の掃除が欠かせなかった。
また、搬送路の下部に装置を設置するため、設置場所も限られ、調整もしにくかった。更に、搬送路においても、ゴミなどが落ちにくくするためには開口部の面積を減らす必要があり、結果読み取り面が狭まってしまうため、読み取り精度が上げられない欠点があった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、帳票の両面の情報を簡単かつ高信頼性をもって読み取ることが可能な書類処理装置および書類処理方法を提供することである。
かかる目的を達成し、上述した課題を解決する一手段として、例えば、以下の構成を備える。
即ち、搬送路に従って搬送される書類の情報を読み取り可能な書類処理装置であって、上流装置より搬送されてくる書類を受け取り搬送する第1の搬送部と、前記第1の搬送部から搬送される前記書類の裏面が上部となるように反転させる第1の反転搬送路と、前記第1の反転搬送路で反転させた前記書類を裏面を上部にして搬送する第2の搬送部と、前記第2の搬送部で搬送される前記書類を表面が上部となるように反転させる第2の反転搬送路と、前記第2の反転搬送路で反転させた前記書類を表面を上部にして下流装置に搬送する第3の搬送部と、前記第1又は前記第3の搬送部により搬送される前記書類の上面より情報を読み取る表面情報読み取り手段と、前記第2の搬送部により搬送される前記書類の上面より情報を読み取る裏面情報読み取り手段とを備えることを特徴とする。
または、搬送路に従って搬送される書類の情報を読み取り可能な書類処理装置であって、上流装置より搬送されてくる書類を搬送する搬送部の搬送面をほぼS字状に形成し、前記書類の表面を上に搬送する第1の搬送エリアと、前記書類の裏面を上に搬送する第2の搬送エリアと、前記書類の表面を上に搬送する第3の搬送エリアとを連続して設けることを特徴とする。
そして例えば、前記書類に表された情報を読み取る読取装置を、前記第1のエリアと前記第2のエリアにそれぞれ設置し、前記第1の搬送エリアに設置した読み取り装置で帳票表面の情報を読み取ると共に、前記第2の搬送エリアに設置した読取装置で帳票裏面の情報を上部より読み取り可能とすることを特徴とする。
また例えば、前記各読み取り手段には、例えば、撮像カメラ(Image Camera),OCR,バーコードリーダ(Barcode Reader)及び前記書類に所定の情報を印刷する印刷装置等を併せて設置可能であり、これら各機能による帳票裏面の情報はフロント搬送機構と同じ品質が得られることを特徴とする。
さらにまた、書類を搬送してくる上流装置の書類搬送面に連続するほぼ水平の搬送面を有する下部水平搬送部と、前記下部水平搬送部に連結し、前記下部水平搬送部から連続して鈍角の角度変の下り傾斜の搬送面を有し、前記書類を下り傾斜の搬送部に搬送する下り傾斜搬送部と、前記下り傾斜搬送部に連結し、ほぼ直角の角度変化で急角度の登り傾斜を有する下部上方傾斜搬送部と、登り傾斜の搬送面を備え、前記下部上方傾斜搬送部にほぼ直角の角度変化で連結し、該下部上方傾斜搬送部より搬送されてくる前記書類の表裏が逆となるように登り傾斜の搬送面により搬送する登り傾斜搬送部と、前記登り傾斜搬送部より搬送されてくる前記書類をほぼ直角の角度変化で連結し、急角度の登り傾斜の搬送面を有する上部上方傾斜搬送部と、上部上方傾斜搬送部の急角度の登り傾斜の搬送面に対してほぼ水平の搬送路となるように連結し、搬送されてくる前記書類の表裏が逆となるように前記ほぼ水平の搬送面により搬送する上部水平搬送部とを備え、前記上部水平搬送部の搬送面が下流装置の書類搬送面とほぼ連続していることを特徴とする。
本発明によれば、帳票等の書類情報を表面の情報のみならず裏面の情報ともに帳票の上部に設置した読取装置で読み取ることが可能となり、書類面情報の収集手段、例えば、撮像カメラ(Image Camera)、OCR、バーコードリーダ(Barcode Reader)及び所定の情報を印刷する印刷装置等を複数含む機構がフロント読取装置と同じ品質で得られる。更に落下する紙粉や種々のゴミ類、破片等の影響が激減し、良好な機能状態の維持が継続出来、印字品質も向上し、メンテナイスが容易で信頼性の高い帳票情報の読み取りが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る一実施の形態例について詳細に説明する。図1は、本発明に係る一実施の形態例の書類処理装置の全体構成を示す外観図である。この書類処理装置(以下、単に装置ともいう)は、図1に示すようにセットされた書類(例えば「帳票」など)を一つずつ分離搬送するホッパー装置(ホッパーモジュール)10、メインコントローラ/判別装置12、レジストレーション装置15、フロント読取判別装置(リーダーモジュール)20、及びリバース読取判別装置(例えば、撮像カメラ(Image Camera)、OCR、バーコードリーダ(Barcode Reader)及び所定の情報を印刷する印刷装置を複数含む)30、およびスタッカ装置40からなる。
ホッパー装置10は、載置された書類、帳票等(以下、説明の簡単のためにこれらを総称して「帳票」と称することがある。)を分離・搬送するための装置であり、種々の厚さを有し、かつサイズの異なる混在帳票を一枚ごとに分離して、それらをレジストレーション装置15、フロント読取判別装置20へ搬送する。
本実施の形態例のリバース読取判別装置30は、後述するようにホッパー装置10より搬送されてきた帳票を搬送するS字状の搬送路を備えており、帳票の搬送状態を検知したり、帳票の表面及び裏面全体の画像情報を何れも搬送路上面から読み取れ、所定の画像解析処理等を行うことが可能に構成されている。
ホッパー装置10より搬送された帳票の表面あるいは裏面の画像情報は、撮像装置(イメージリーダ)によりイメージとして電子的に取り込まれ、帳票の所定領域に記載された文字等の画像の解析、記載内容の抽出が行われる。
しかし、電子的に取り込まれる情報は、イメージ情報に限るものではなく、磁気データであっても良く、またバーコード情報であっても良く、データ種別に限定されない。
レジストレーション装置15は、ホッパー装置10の後段(下流側)に位置しており、後述する方法により、ホッパー装置10から送られてきた帳票が単一の帳票(単票)であるか、あるいは、単票が他の単票と重なった状態で搬送されていないかどうか等を判定可能である。
スタッカ装置40は、の下流側において、搬送されてきた帳票を、制御部等からの指示に従って分類スタッカ−(ポケット)に載置するための書類収納部として機能する。本書類処理装置は、フロント読取判別装置20により高い位置で搬送されてくるため、上段のポケットと下段のポケットを備える2段ポケット構成を無理なく実現できる。
さらに、作業者が種々の操作情報を入力したり、装置の動作状態等を表示したり、フロント読取判別装置20で読み込んだ画像を可視表示するため、操作部や表示部等として機能するモニタ部60を有している。
次に、本実施の形態例に係る書類処理装置を構成する上記の各装置についてさらに説明する。ホッパー装置10のフィーダ機構は混在した帳票類を揃えて、一枚一枚を正確に分離し、良好な状態で下方に分離した帳票を送り出す装置である。
フィーダ機構より送り出された帳票は次のレジストレーション装置15で帳票が単票として分離フィードされたかの確認判定をされ、さらに帳票がスキュウした状態であれば補正され、次へと搬送される。
次に、フロント読取判別装置20で撮像カメラ(Image Camera)で撮影された帳票イメージはメインコントローラ/判別装置12に送られ、イメージデータの格納又はOCR読取が行われ、バーコードリーダ(Barcode Reader)によるバーコード情報(BarCode)の読取又はインクジェット印刷装置により印字されて、リバース読取判別装置30へ搬送される。図2を参照して本実施の形態例のリバース読取装置の機構説明する。図3はリバース読取判別装置30の搬送機構を説明するための図である。
リバース読取判別装置30のS字状の搬送機構もフロント読取判別装置20の搬送機構とほぼ同じ機構であり、単に搬送面が水平ではなく、傾斜している面があるのみであり、基本的な搬送機構は全く同じである。このため、後述するリバース読取判別装置30の説明ではこの搬送機構の詳細説明を省略している。
図2のリバース読取判別装置30の搬送ベルトの両側にある搬送面上には、連続した複数個の空気穴からなるエア機構が設けられている。エア機構は、空気穴から僅かに空気を吸引している状態であり、帳票は弱く、かつ均等な力で搬送ベルトに密着させた状態に維持され、搬送ベルトの移動に併せて移動する。エアー機構により帳票が浮き上がったり位置ズレが発生などすることなく、スムーズに搬送できる。しかも、一部を除いて搬送面の上部よりローラで押圧などしていないため、搬送面の上面が全面的に解放された状態となり、帳票の取り出し及びオプション装置などの追加取り付けにも容易に対応可能に構成されている。
この搬送機構により、高速での帳票搬送が可能となるとともに、後述する読取装置のような傾斜した搬送面としても、単に搬送ベルトを移動させるのみで搬送面に密着した状態で帳票の搬送ができる。
次に本実施の形態例の特徴的な装置であるリバース読取判別装置30を図2及び図3を参照して説明する。図2は本実施の形態例の特徴的な装置である主要部を示す外観図、図3は読み取り装置の搬送ベルト及びローラの配設状態を説明するための図である。このリバース読取判別装置30はホッパー装置10とフロント読取判別装置20とに続くところに位置する。
本実施の形態例においては、フロント読取判別装置20においても後述する各搬送路の構成は上記したリバース読取判別装置30の搬送路と全く同様の構成である。このため、搬送部の詳細構成の説明は省略する。
図2に示すように、リバース読取判別装置30には、フロント読取判別装置20より連続する水平の搬送面を有する下部水平搬送部150、下り傾斜の搬送面を有する下り傾斜搬送部160、急角度の登り傾斜を有する下部上方傾斜搬送部170、登り傾斜の搬送面を有する登り傾斜搬送部180、急角度の登り傾斜の搬送面を有する上部上方傾斜搬送部190、及び水平の搬送面を有する上部水平搬送部200を備えている。
各搬送部とも、帳票を搬送するため、一定の距離をおいて相互に平行して隣り合う位置関係を維持する6本の搬送ベルトが配されている。これらの搬送ベルトの両側の搬送面には、図1に示すフロント読取判別装置20と同様に連続する複数個の空気穴が開けられており、これらの穴より所定量、所定圧で空気が吸い込まれる構造(エア機構)を備えている。図3においては、この搬送ベルトを鎖線で示している。
搬送ベルトは、不図示の駆動モータで回転駆動されて、各搬送部において相互に同期して同一方向へ同じ速度で移動する。それと同時に、空気穴より空気の吸い込みが行われる。
このため、ホッパー装置10よりフロント読取判別装置20へ帳票が搬入されると、その帳票は、最初に下部水平搬送部150における搬送ベルトの先端部近傍に触れて、リバース読取判別装置30側へ引き込まれる。そして、帳票は直ちに下り傾斜搬送部160の下り傾斜搬送部160の下部水平搬送部150との連結部近傍に配設されているローラ群321の下部に到達する。
ローラ群321は、複数(ここでは搬送ベルト数に併せて6個)の回転ローラからなり、それぞれが各搬送ベルトの真上に位置することで、その自重により、下部を通過する帳票へ一定の押圧力を付与する。
これによって、フロント読取判別装置20における搬送の下り傾斜搬送部160に送る際に搬送面の角度が変わっても、帳票が浮き上がるのを防止するとともに、確実に搬送ベルトに密着させている。これは、図3に示されている各搬送部の連結部近傍に配設されている他のローラ群も同様である。
ローラ群321の下部から搬送面は下り傾斜となっており、ローラ群321を通過した帳票は、空気穴へ流入する空気により吸い込まれながら、回転駆動された搬送ベルトに従って、下り傾斜した搬送面(160)を最奥部まで移動する。
最奥部から搬送面がほぼ直角に急角度の登り傾斜の搬送面となるため、連結部の搬送面角に大径のローラ機構165を設け、下り傾斜搬送部160側及び下部情報傾斜搬送部170の搬送面側から搬送されてくる帳票を搬送ベルトに圧接してスムーズに次の搬送部に受け渡す構造を採用している。
これは、上り傾斜搬送部180と上部上方傾斜搬送部190の連結部でもほぼ同様の構成である。この角部に設けたローラ機構のみであっても、搬送ベルトの両側に設けられているエア機構により帳票は搬送ベルトに密着した状態に維持されるため、搬送ベルトとともに確実に搬送される。
なお、図3に示すように、上方傾斜搬送部の大径ローラの配設されていない他方端部には、帳票を搬送ベルトに圧着して該帳票を上方傾斜搬送部の端部より先に確実に搬送するように構成されている。
下部上方傾斜搬送部170で上方に搬送される書類(帳票)は、ローラ175搬送ベルトによりそのまま先に搬送され、図3にGで示すガイド板まで到達する。
登り傾斜搬送部180の下部上方傾斜搬送部170との連結部は、大径の搬送ベルト駆動ローラとなっており、この駆動ローラの外側2箇所で搬送されてくる帳票を登り傾斜部180の搬送ベルトに圧接している。
即ち、帳票先端は搬送ベルトと上方傾斜搬送部の搬送面に位置決めされている圧接ローラにより挟み込まれ、搬送されるが、ガイド板があるために登り傾斜搬送部の搬送面に沿うように曲げられていく。
そして、登り傾斜搬送部の搬送面に位置決めされている圧接ローラと登り傾斜搬送部の搬送ベルト間に到達し、この圧接ローラと登り傾斜搬送部の搬送ベルト間に挟み込まれて、搬送面の角度が変更となっても、ほぼ直角に折れ曲がり、登り傾斜搬送部180の搬送ベルトと密着状態で搬送させることが可能に構成されている。
この際、今まで帳票の表面が上の状態で搬送されてきたが、ここからは帳票の裏面が上の状態で搬送されることになる。よって、この登り傾斜搬送部上部に読取装置や印刷装置を位置決め配置すれば、帳票の裏面の上方を上から読取、また印刷できる。
特に、印刷装置として、コンパクトな筐体でかつ任意の文字種やパターンを印刷使用としている場合には、インクジェットプリンタが適している。しかし、搬送路の下側から上方に向かってインクを飛翔させるには種々の制約が避けられないのが実情であり、うまく印刷できなかったり、インクヘッドを上記清掃する必要があったり、また、インクが周囲に飛散りやすくなり、信頼性の確保が困難などの不具合が避けられなかった。
しかし、本実施の形態例によれば、エアー機構と搬送ベルトを利用した搬送により高速での搬送を確保しながら、例えば、撮像装置(Image Camera)、OCR、バーコードリーダ(Barcode Reader)及び所定の情報を印刷する印刷装置を複数組み合わせて使用でき、フロント読取判別装置と同じ品質で帳票の裏面処理に対するより信頼性の高い機能が可能となり、落下する紙粉、ゴミ、等の汚れ、インク汚れなどの影響が激減し、良好な機能状態の維持が可能となりメンテナンスも極めて容易となった。
リバース読取判別装置30の説明の戻る。登り傾斜搬送部180の最奥部で再びほぼ直角に折れ曲がって、上部上方傾斜搬送部190となり、その後更にほぼ直角に折れ曲がり、上部水平傾斜搬送部200となり、スタッカー装置40の搬送路と連結している。
この登り傾斜搬送部180の最奥部と、上部上方傾斜搬送部190との連結部の構成は、下り傾斜搬送部160の最奥部と下部上方傾斜搬送部170との連結部とほぼ同様構成であり、また、上部上方傾斜搬送部190と上部水平傾斜搬送部200との連結部の構成は下部上方傾斜搬送部170と登り傾斜搬送部180の連結部とほぼ同様の構成である。
このため、上部水平傾斜搬送部200に搬送されてきた帳票は、再び表面が上方に位置する状態になっており、この状態でスタッカー装置40に送られる。なお、スタッカー装置40の搬送面は、この上部水平搬送部200の搬送面に合わせているため、下流に位置するスタッカ装置40の搬送面も装置の上方とすることができる。このため、スタッカ装置40のスタッカーのポケットを容易に上下2段に構成でき、コンパクトでありながら多数の収納ポケットを備えたスタッカ装置にできる効果も得られる。
なお、図3にGで示すガイドは、幅が搬送面の幅に対応し、搬送ベルト部分に切欠部分が形成されており、この切欠部分に圧接ローラが配設され、搬送ベルト面に圧接可能となっている。
以上の構成により、登り傾斜搬送部180、それに続く上部上方傾斜搬送部190では、帳票の裏面が上面となり、登り傾斜搬送部180の部分には、帳票の裏面に表されている情報を読み取る裏面情報読取部55及び又は印刷装置を設ければ、精度の高い読み取り及び印刷が可能となるほか、調整及び保守のためのスペースも広く確保でき、作業効率が大幅に向上する。
上部上方傾斜搬送部190に続く上面水平搬送部200では再び帳票の表面が上面となり、表面が上になった状態でスタッカー装置40へ搬送されるため、例えば、ここに帳票表面の情報を読み取る読み取り装置50及び印刷装置を配設すれば、調整及び保守のために、広いスペースが確保でき、これらの作業が阻害されることもない。
以上の構造のみであっても、ローラによる搬送方向の変更とともに、搬送方向が変わった後も、帳票は搬送ベルト両側面に設けられているエア機構の作用で、帳票は搬送ベルトに密着した状態に維持されるため、搬送面に沿って所定の搬送速度で搬送される。
また。S字状に搬送するため、下り傾斜搬送部160及び下部上方傾斜搬送部170では帳票の表面が上部を向いて搬送されるが、登り傾斜搬送部180と上部上方傾斜搬送部190では、帳票の裏面が上側になって搬送される状態となる。これを利用して、登り傾斜部180の部分には、帳票の裏面に表されている情報を読み取る裏面情報読取部55が設けられている。
以上の搬送路上において、帳票はエアー機構の作用で搬送ベルトに絶えず密着した状態に維持されるため、搬送ベルトの傾斜が変化しても、帳票が浮き上がるようなことなく良好な搬送状態を維持することができる。
また、今まで帳票の裏面情報の読取機構は搬送路下側の筐体内などに位置決めせざるを得なかったことから、調整の困難さが避けられなかったが、帳票搬送路の上面に裏面情報読取部55を配置できるため、周辺に広いスペースが確保できるとともに読み取り機構を下方に向けて配置でき、位置調整なども容易になる。
更に、読み取り面を下方に向けて配置できるため、搬送路の下側に配置する場合の様に、紙のくずやゴミなどが飛散して読み取り機構に付着することがほとんど無く、読み取り精度が落ちることも防げる。この読み取り機構のメンテナンス性の向上は、システム全体の信頼性向上に大きく寄与している。
このように、リバース読取判別装置30の撮像装置(イメージリーダ)50を通過した帳票は、図1に示すスタッカー装置40に搬送されることになる。
次に、本実施の形態例に係る書類処理装置の動作および制御手順の概略を説明する。
図1に示すホッパー装置10のホッパ部に処理すべき帳票をセットし、例えば必要に応じてモニタ部60から、処理条件を設定し、処理の開始を指示する。処理条件に変化がない場合には処理の開始のみを指示するだけでよい。
更に、本実施の形態例に係る書類処理装置では、ホッパー装置10よりリバース読取判別装置30へ帳票が搬送されてくると、S字状搬送路を備えることから、登り傾斜搬送部180で帳票の裏面の情報を上部から読み取ることができ、また、上部水平搬送部200で帳票表面の情報をやはり上部から読み込むことができる。なお、帳票表面の情報は、下部水平搬送部150部に設置しても、あるいは下り傾斜搬送部160部にセットしても良い。
続くリバース読取判別装置30では、フロント読取装置20から搬送されてきた帳票の内容情報の判定、すなわち、その帳票が単票か、取得されたイメージ情報の内容が正しいか、あるいは読み取られたOCR,又はバーコードリーダ(Barcode Reader)の内容が正しいか等の判定情報及び、更にリバース読取判別装置30の機能構成に基づいて取得された種々の情報、すなわち取得されたイメージ情報の内容が正しいか、あるいは読み取られたOCR,又はバーコードリーダ(Barcode Reader)の内容が正しいか等の判定情報を総合して必要情報が印刷装置で印字され最終判定を下し、次に続くスタッカー装置に区分け信号として送出される。帳票はこの区分け信号に従って、指定されたスタッカ部(ポケット)内に分離、収納される。なお、区分け信号とは、スタッカ装置40へ搬送された帳票を、最終的に判別された内容により、あらかじめ指定したスタッカ部(ポケット)内に分離、収納するための指示信号である。
なお、本発明は、上述した実施の形態例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
10 フィーダ装置
12 メインコントローラ/判別装置
15 レジストレーション装置
20 フロント読取判別装置
30 リバース読取判別装置
40 スタッカ装置
50、55 読取印刷装置
60 モニタ部
12 メインコントローラ/判別装置
15 レジストレーション装置
20 フロント読取判別装置
30 リバース読取判別装置
40 スタッカ装置
50、55 読取印刷装置
60 モニタ部
Claims (5)
- 搬送路に従って搬送される書類の情報を読み取り可能な書類処理装置であって、
上流装置より搬送されてくる書類を受け取り搬送する第1の搬送部と、 前記第1の搬送部から搬送される前記書類の裏面が上部となるように反転させる第1の反転搬送路と、
前記第1の反転搬送路で反転させた前記書類を裏面を上部にして搬送する第2の搬送部と、
前記第2の搬送部で搬送される前記書類を表面が上部となるように反転させる第2の反転搬送路と、
前記第2の反転搬送路で反転させた前記書類を表面を上部にして下流装置に搬送する第3の搬送部と、
前記第1又は前記第3の搬送部により搬送される前記書類の上面より情報を読み取る表面情報読み取り手段と、
前記第2の搬送部により搬送される前記書類の上面より情報を読み取る裏面情報読み取り手段とを備えることを特徴とする書類処理装置。 - 搬送路に従って搬送される書類の情報を読み取り可能な書類処理装置であって、
上流装置より搬送されてくる書類を搬送する搬送部の搬送面をほぼS字状に形成し、前記書類の表面を上に搬送する第1の搬送エリアと、前記書類の裏面を上に搬送する第2の搬送エリアと、前記書類の表面を上に搬送する第3の搬送エリアとを連続して設けることを特徴とする書類処理装置。 - 前記書類に表された情報を読み取る読み取り装置を、前記第1のエリアと前記第2のエリアにそれぞれ設置し、前記第1の搬送エリアに設置した読み取り装置で帳票表面の情報を読み取ると共に、前記第2の搬送エリアに設置した読み取り装置で帳票裏面の情報を上部より読み取り可能とすることを特徴とする請求項2記載の書類処理装置。
- 前記各読み取り手段には、前記書類に所定の情報を印刷する印刷装置を併せて設置可能とすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の情報処理装置。
- 書類を搬送してくる上流装置の書類搬送面に連続するほぼ水平の搬送面を有する下部水平搬送部と、
前記下部水平搬送部に連結し、前記下部水平搬送部から連続して鈍角の角度変の下り傾斜の搬送面を有し、前記書類を下り傾斜の搬送部に搬送する下り傾斜搬送部と、
前記下り傾斜搬送部に連結し、ほぼ直角の角度変化で急角度の登り傾斜を有する下部上方傾斜搬送部と、
登り傾斜の搬送面を備え、前記下部上方傾斜搬送部にほぼ直角の角度変化で連結し、該下部上方傾斜搬送部より搬送されてくる前記書類の表裏が逆となるように登り傾斜の搬送面により搬送する登り傾斜搬送部と、 前記登り傾斜搬送部より搬送されてくる前記書類をほぼ直角の角度変化で連結し、急角度の登り傾斜の搬送面を有する上部上方傾斜搬送部と、
上部上方傾斜搬送部の急角度の登り傾斜の搬送面に対してほぼ水平の搬送路となるように連結し、搬送されてくる前記書類の表裏が逆となるように前記ほぼ水平の搬送面により搬送する上部水平搬送部とを備え、
前記上部水平搬送部の搬送面が下流装置の書類搬送面とほぼ連続していることを特徴とする書類処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006200301A JP2008024462A (ja) | 2006-07-24 | 2006-07-24 | 書類処理装置 |
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- 2006-07-24 JP JP2006200301A patent/JP2008024462A/ja active Pending
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US9463089B2 (en) | 2012-05-21 | 2016-10-11 | Novartis Ag | Plunger system for intraocular lens surgery |
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