JP2008022252A - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿の搬送速度を一定にしつつ原稿と画像読取手段の間の距離を一定にして原稿を読取ることができ、原稿を高精度に読取ることができる画像読取装置および画像形成装置を提供すること。
【解決手段】複写機1は、読取位置を含んで構成され、原稿が搬送される原稿搬送経路と、原稿搬送経路上の読取位置に設けられ、原稿搬送経路を搬送される原稿を読取る密着イメージセンサ9と、原稿搬送経路を挟んで密着イメージセンサ9に対向して設けられ、原稿を吸着して搬送を行う搬送ベルト10と、搬送ベルト10の駆動を制御するコントローラ100および搬送ベルト駆動モータ102と、原稿を搬送ベルト10に押圧する可撓性部材34とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置および画像形成装置に関し、例えば、原稿の画像を読取るスキャナ装置等の画像読取装置およびこの画像読取装置を備えた複写機、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置に関する。
従来、複写機、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置に設けられたスキャナ装置等の画像読取装置にあっては、原稿搬送経路を搬送する原稿に対して読取位置を設定し、この読取位置で密着イメージセンサによって原稿を読取るようにしている(例えば、特許文献1参照)。
このような画像読取装置にあっては、広汎な原稿をカラーモードやモノクロモード等で読取るようになっており、近時では、600DPI、1200DPI等の高精細な読取精度が要求されるようになっている。
特に、A0幅の最大サイズの原稿を読取るためのカラー読取装置では、R、G、B各単色画像の相対位置ずれを低減させるために、原稿の搬送速度、すなわち、原稿の移動速度を所定の速度に維持することが極めて重要である。
また、原稿に生じたよれ、皺、波打ちやカラー読取装置に加わる小さな衝撃や振動がそのまま色ずれを読取画像にもたらしてしまうため、衝撃や振動に対して原稿が動いてしまうのを防止することが重要である。
特開2002−290685号公報
しかしながら、このような従来の画像読取装置にあっては、原稿搬送速度のムラを無くすための十分な工夫がなされていないとともに、密着イメージセンサと原稿間の距離のばらつきを無くすための十分な工夫がなされていないため、原稿を高精度に読取ることが困難となってしまい、画像の忠実に再現することが困難になってしまう。特に、高解像度での原稿の読取りを行う際には、画像のブレや歪みを生ずる問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、原稿の搬送速度を一定にしつつ原稿と画像読取手段の間の距離を一定にして原稿を読取ることができ、原稿を高精度に読取ることができる画像読取装置および画像形成装置を提供するものである。
本発明の画像読取装置は、読取位置を含んで構成され、原稿が搬送される原稿搬送経路と、前記原稿搬送経路上の前記読取位置に設けられ、前記原稿搬送経路を搬送する原稿を読取る画像読取手段と、前記原稿搬送経路を挟んで前記画像読取手段に対向して設けられ、原稿を吸着して搬送を行う搬送ベルトを備えた原稿吸着搬送手段と、前記搬送ベルトの駆動を制御する搬送ベルト駆動制御手段と、原稿を前記搬送ベルトに押圧する押圧手段とを備えたものから構成されている。
この構成により、原稿を搬送ベルトに吸着するとともに押圧手段によって搬送ベルトに押圧し、搬送ベルトの搬送速度を一定に制御しながら原稿を搬送するので、原稿が搬送ベルトから浮き上がってピントボケが発生するのを防止することができるとともに、画像読取装置に衝撃が加わったり、振動が発生しても原稿ずれが発生するのを防止することができる。これに加えて、原稿を搬送ベルトに吸着するので、原稿と画像読取手段の距離を一定にすることができる。この結果、原稿を高精度に読取ることができる。
また、原稿を押圧手段によって搬送ベルトに押圧するので、折り目の入った折り原稿等であっても搬送ベルトに完全に吸着することができ、縮小変倍時のように搬送ベルトの搬送速度が速い場合でも、原稿が搬送ベルトから浮き上がるのを防止して、折り原稿等であっても高精度に読取ることができる。
また、本発明の画像読取装置は、前記押圧手段を前記搬送ベルトに押圧する位置と押圧を解除する位置との間で駆動する駆動手段を有し、前記駆動手段は、前記搬送ベルトの駆動時に、原稿が前記押圧手段に接触するタイミングで前記押圧手段を前記押圧位置に移動させ、前記原稿が前記押圧手段を抜け出るタイミングで前記押圧手段を前記解除位置に移動させるものから構成されている。
この構成により、原稿が押圧手段に接触するタイミングで押圧手段を押圧位置に移動させ、原稿が押圧手段を抜け出るタイミングで押圧手段を解除位置に移動させるようにしたので、押圧手段を常時搬送ベルトに当接させないようにすることができ、押圧手段によって搬送ベルト上に多種多様の汚れ、埃、塵を付着させてしまうのを防止することができる。このため、搬送ベルトが損傷する等して寿命が低下してしまうのを防止することができ、長期に亘って読取制度を向上させることができる。
また、本発明の画像読取装置の前記押圧手段は、前記搬送ベルトに摺接する可撓性部材を備えたものから構成されている。
この構成により、安価、かつ簡単な構成で最適な押圧力を確保することができ、画像の濃度ムラや位置ずれのない高画質の画像を得ることができる。
また、本発明の画像読取装置の前記可撓性部材は、摩擦係数の低い材料によってコーティングされているものから構成されている。
この構成により、静電摩擦により原稿が逆帯電して搬送ベルトに対する吸着力が低下してしまうのを防止することができ、多種多様な原稿に対して搬送ムラ、浮きを防止することができる。このため、画像の濃度ムラや位置ずれのない高画質の画像を得ることができる。
また、本発明の画像読取装置の前記押圧手段は、前記搬送ベルトに摺接する回転体を備えたものから構成されている。
この構成により、原稿と等速で回転しながら原稿を搬送ベルトに押圧することができるので、原稿の搬送時の負荷を軽減することができ、鉛筆原稿等の原稿を汚すこと等を防止することができる。
また、本発明の画像読取装置は、前記回転体の表面に摺接するクリーニング部材を有し、前記クリーニング部材によって前記回転体の表面に付着した異物を除去するものから構成されている。
この構成により、回転体をクリーニングすることができるので、回転体に多種多様な汚れが付着するのを防止して原稿が汚れてしまうのを防止することができる。また、貼り合せ原稿等の糊等が回転体に付着することも防止することができ、回転体から原稿に糊が付着して原稿の搬送に悪影響を与えることを防止することができる。この結果、原稿を良好に読取ることができる。
また、本発明の画像読取装置の前記押圧手段は、前記画像読取手段に対して、原稿の搬送方向上流側近傍に設置されたものから構成されている。
この構成により、何らかの理由によって搬送ベルトの吸着力が低下した場合に、読取位置の手前で原稿を搬送ベルトに押圧することができるため、読取位置が搬送ベルトから浮いてしまうのを防止することができ、画像の濃度ムラや位置ずれのない高画質の画像を得ることができる。
また、本発明の画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段を備えるとともに、上述した画像読取装置を備えたものから構成されている。
この構成により、原稿の搬送速度を一定にしつつ原稿と画像読取手段の間の距離を一定にして原稿を読取ることができ、原稿を高精度に読取ることができる画像形成装置を提供することができる。
以上説明したように、原稿の搬送速度を一定にしつつ原稿と画像読取手段の間の距離を一定にして原稿を読取ることができ、原稿を高精度に読取ることができる画像読取装置および画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図5は本発明に係る画像読取装置および画像読取装置を備えた画像形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、本実施の形態では、画像形成装置を複写機に適用している。
なお、画像形成装置としては複写機以外にファクシミリ装置、プリンタ装置、複写機能とファクシミリ機能等を備えた複合機等に適用することができる。また、画像読取装置としては、スキャナ装置、ファクシミリ装置、複写機能とファクシミリ機能等を備えた複合機等に適用することができる。
まず、構成を説明する。図1において、複写機1の本体1aの上部には画像読取装置としての原稿自動搬送読取装置2が搭載されており、この原稿自動搬送読取装置2は原稿を搬送しながら読取るようになっている。
原稿自動搬送読取装置2は原稿が載置される原稿載置台3を備えており、この原稿載置台3には原稿の幅方向両端部を揃えるサイドフェンス4が設けられ、このサイドフェンス4は原稿の幅方向(図1中、手前側と奥側)に沿って移動自在になっている。
また、原稿自動搬送読取装置2には原稿挿入センサ5が設けられており、この原稿挿入センサ5は原稿載置台4に載置された原稿を検知してコントローラ100に検知信号を送信する。
また、原稿挿入センサ5に対して原稿の搬送方向下流側には複数のサイズ検知センサ6が設けられており、このサイズ検知センサ6は原稿の幅方向に亘って離隔することにより、原稿の幅方向長さを検知してコントローラ100に検知信号を送信する。
原稿サイズセンサ6に対して原稿の搬送方向下流側にはレジストセンサ7が設けられており、このレジストセンサ7は原稿の先端を検知してコントローラ100に検知信号を送信する。コントローラ100はレジストセンサ7からの検知情報に基づいて原稿の読取開始位置を把握し、原稿の読取制御を行う。
また、レジストセンサ7に対して原稿の搬送方向下流側には入口駆動ローラ8aおよび入口駆動ローラ8aに摺接する入口従動ローラ8bが設けられており、入口駆動ローラ8aおよび入口駆動ローラ8aは原稿を読取位置に設置された画像読取手段としての密着イメージセンサ9に向かって搬送するようになっている。
密着イメージセンサ9は原稿を照明する複数のLED等の光源と、原稿からの反射光を収束するレンズアレイと、原稿の主走査長と解像度を満たす素子数を有し、レンズアレイによって結像された画像情報を読取る入力素子等を備えている。
この密着イメージセンサ9の下方には密着イメージセンサ9と対向して無端状の搬送ベルト10が設けられており、この搬送ベルト10は原稿を吸着して周回移動することにより、原稿を搬送するようになっている。
搬送ベルト10によって搬送されながら密着イメージセンサ9によって読取られる原稿は、排紙駆動ローラ11aおよび排紙駆動ローラ11aに摺接する排紙従動ローラ11bによって排紙されるようになっており、この排紙原稿は図示しない切換え爪等からなる切換え機構によって矢印Cで示す上方向または矢印Bで示す原稿自動搬送読取装置2の側方の何れか一方に排紙される。
切換え機構によって矢印Cに排紙される原稿は反転経路12上を搬送され、この反転経路12上に設けられた上排紙ローラ13によって原稿自動搬送読取装置2上に排紙される。
また、排紙駆動ローラ11aおよび排紙駆動ローラ11aに対して原稿の搬送方向下流側には原稿排紙センサ14が設けられており、この原稿排紙センサ14は原稿の後端を検知してコントローラ100に検知信号を送信するようになっている。
本実施の形態では、原稿載置台3から原稿が排紙されるまでの経路(矢印B方向の経路)と反転経路12が原稿搬送経路を構成している。
一方、原稿自動搬送読取装置2の下方の複写機1の本体1a内には、記録紙からなる記録媒体に画像を転写する画像形成手段15が設けられており、この画像形成手段15は、感光体ドラム16と、感光体ドラム16の周囲に配設された帯電装置17、照射装置18、現像装置19、転写装置20およびクリーニング装置21とを備えている。
帯電装置17は感光体ドラム16を帯電するようになっており、照射装置18は原稿の読取情報に対応して画像信号を形成して感光体ドラム16上に静電潜像を形成するようになっている。
現像装置19は感光体ドラム16上にトナーを付着させて静電潜像を可視像化するようになっており、転写装置20は記録紙にトナー画像を転写するようになっている。また、クリーニング装置21は記録紙に画像を転写した後の感光体ドラム16上のトナーを除去するようになっている。
画像形成手段15によって画像が転写された記録紙は定着装置22によって記録紙上に画像が定着されるようになっており、定着装置22によって画像が定着された記録紙は定着装置22の下流側に設けられた排紙ローラ対23によって排紙される。
排紙ローラ対23によって排紙される記録紙は切換え爪24によって矢印Eで示す本体1aの側方または矢印Dで示す方向に排紙される。
矢印Dで示す方向に排紙される記録紙は反転経路25上を搬送され、この反転経路25上に設けられた上排紙ローラ対26によって原稿自動搬送読取装置2の下方に排紙される。
また、入口駆動ローラ8a、排紙駆動ローラ11aおよび上排紙ローラ対13はステッピングモータからなる駆動モータ101によって駆動されるようになっており、コントローラ100は原稿挿入センサ5、サイズ検知センサ6、レジストセンサ7および原稿排紙センサ14からの検知情報に基づいて駆動モータ101を駆動制御するようになっている。
一方、搬送ベルト10は、中抵抗層を持ったゴムベルト部と、ゴムベルト部の外周部に設けられたフッソ樹脂コーティング層とを備えており、フッソ樹脂コーティング層は薄い誘電層を有している。
また、図2に示すように、搬送ベルト10は駆動ローラ27および従動ローラ28に張架されており、駆動ローラ27がステッピングモータからなる搬送ベルト駆動モータ102に駆動されることにより、搬送ベルト10が駆動ローラ27および従動ローラ28を介して周回移動するようになっている。
また、搬送ベルト10の下部にはクリーニングブレード29が摺接しており、このクリーニングブレード29は搬送ベルト10上の埃や塵等を掻き落とすようになっている。
また、搬送ベルト10にはバイアスローラ30が摺接しており、このバイアスローラ30は搬送ベルト10にバイアスを印加して搬送ベルト10に適度な電荷量を保持させることにより、搬送ベルト10によって原稿を静電的に吸着しながら搬送させるようになっている。
また、従動ローラ28の軸方向端部には図3に示すようにエンコーダ31が取付けられており、このエンコーダ31は透過型フォトセンサ32によって検知されるようになっている。
透過型フォトセンサ32は、エンコーダ31の回転角の変位を検知してコントローラ100にパルス信号を送信するようになっている。コントローラ100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えており、図3に示すように、透過型フォトセンサ32から出力されるパルス信号fをRAMに記憶されている基準パルスfrdfと比較し、ずれ分を単位時間(秒)当たりの回転数に換算する。
そして、駆動ローラ27の回転速度を基準パルスfになるように補正パルス信号fmを生成し、この補正パルス信号fmを搬送ベルト駆動モータ102の駆動信号にフィードバックして搬送ベルト駆動モータ102の回転速度を制御するようになっている。
ここで、図4に基づいて透過型フォトセンサ32のパルス信号を基準パルスと比較する方法を説明する。図4において、Tsは基準パルスを示しており、Tcは透過型センサ32が検知したパルス信号である。
コントローラ100は、Ts−Tc=0の場合は、駆動ローラ27の駆動速度を現状のままに駆動制御し、Ts−Tc≠0となったときに、駆動ローラ27の回転速度を増減することで、搬送ベルト10が等速になるように制御する。
本実施の形態では、搬送ベルト10、駆動ローラ27、従動ローラ28およびバイアスローラ30が原稿吸着搬送手段を構成し、エンコーダ31、透過型フォトセンサ32、コントローラ100および搬送ベルト駆動モータ102が搬送ベルト駆動制御手段を構成している。
図2において、密着イメージセンサ9に対して原稿の搬送方向上流側近傍には原稿を搬送ベルト10に押圧する押圧装置33が設けられている。
この押圧装置33は搬送ベルト10に摺接する押圧手段としての可撓性部材34を備えており、この可撓性部材34はマイラー(ポリエステルフィルムt=0.2)から構成されており、この可撓性部材34はブラケット35の一端部によって支持されている。
なお、可撓性部材34には耐候性、耐オゾン性、耐熱性に優れた摩擦係数の低い材料、例えば、摩擦係数0.04のテフロン(登録商標)、(PTFEポリテトラフルオロエチレン)がコーティングされている。
ブラケット35は図1中、手前側と奥側に配設された軸35aを支点にして、矢印方向に揺動自在になっている。また、ブラケット35は引っ張りバネ36によって常時引っ張られており、引っ張りバネ36によって引っ張られた状態にあるときに、可撓性部材34を搬送ベルト10から離隔させるようになっている。
また、ブラケット35の他端部にはソレノイド37が取付けられており、このソレノイド37はコントローラ100によって駆動される。コントローラ100はレジストセンサ7からの検知情報に基づいて、原稿の先端がレジストセンサ7から可撓性部材34に接触する位置まで搬送される距離に相当する駆動パルスだけ駆動モータ101が駆動されると、ソレノイド37をオンにする。
ソレノイド37がオンになると、引っ張りバネ36の引っ張り力に抗してブラケット35をソレノイド37側に引き寄せることにより、可撓性部材34を搬送ベルト10に押圧される。
また、コントローラ100はレジストセンサ7からの検知情報に基づき、原稿の後端がレジストセンサ7によって検知されてから原稿の後端が可撓性部材34を抜け出る距離に相当する駆動パルスだけ駆動モータ101が駆動されると、ソレノイド37をオフにする。
ソレノイド37がオフになると、ブラケット35が引っ張りバネ36に再び引っ張られることにより、可撓性部材34が搬送ベルト10から離隔する。本実施の形態では、ブラケット35、引っ張りバネ36、ソレノイド37が可撓性部材34を搬送ベルト10に押圧する位置と押圧を解除する位置との間で駆動する駆動手段を構成している。
なお、ソレノイド37のオン/オフのタイミングは、搬送ベルト102の駆動パルスではなく、原稿の先端がレジストセンサ7によって検知されてから原稿の先端が可撓性部材34に接触するまでの時間、原稿の後端がレジストセンサ7によって検知されてから原稿の後端が可撓性部材34から抜け出るまでの時間によって制御するようにしても良い。
次に、原稿の搬送方法を説明する。
まず、図1中、矢印Aで示す方向から原稿を原稿載置台3に載置すると、この原稿は原稿挿入センサ5によって検知される。操作者が図示しないスタートボタンを操作すると、コントローラ100は搬送ベルト駆動モータ102を駆動し、搬送ベルト10を少なくとも1周回転させるテスト回転を行う。すなわち、搬送ベルト10がテスト回転を終了するまでは、原稿は搬送ベルト10まで搬送されないようにする。
次いで、コントローラ100は駆動モータ102を駆動して入口駆動ローラ8aおよび入口従動ローラ8bによって原稿を密着イメージセンサ9に向かって搬送する。
レジストセンサ7によって原稿の先端が検知されると、コントローラ100はレジストセンサ7からの検知情報に基づいて読取開始位置を把握し、密着イメージセンサ9による原稿の読取り開始タイミングの調整を行った後、搬送ベルト10によって原稿を密着イメージ9に向かって搬送する。このとき、搬送ベルト10はバイアスローラ30によって帯電されるので、原稿が搬送ベルト10に吸着されて搬送される。
コントローラ100は、原稿の先端がレジストセンサ7によって検知されてから原稿の先端が可撓性部材34に接触するまで搬送される距離に相当する駆動パルスだけ駆動モータ101が駆動されると、ソレノイド37をオンにする。
ソレノイド37がオンになると、引っ張りバネ36の引っ張り力に抗してブラケット35がソレノイド37側に引き寄せられ、可撓性部材34を搬送ベルト10に押圧する。
コントローラ100は、搬送ベルト10を抜け出た原稿の先端は排紙駆動ローラ11aおよび排紙従動ローラ11bに挟持されて排紙される。また、原稿の後端がレジストセンサ7によって検知されてから原稿の後端が可撓性部材34を抜け出る距離に相当する駆動パルスだけ駆動モータ101が駆動されると、ソレノイド37をオフにする。
ソレノイド37がオフになると、ブラケット35が引っ張りバネ36に再び引っ張られることにより、可撓性部材34が搬送ベルト10から離隔する。また、排紙駆動ローラ11aおよび排紙従動ローラ11bによって排紙される原稿は切換え機構によって矢印Dまたは矢印Eに示す方向に排紙される。
一方、コントローラ100は搬送ベルト10によって原稿を搬送している間、透過型フォトセンサ32から入力されるパルス信号fをRAMに記憶された基準パルスfrdfと比較し、パルス信号fと基準パルスfrdfとのずれ分を単位時間(秒)当たりの回転数に換算し、駆動ローラ27の回転速度を基準パルスfになるように補正パルス信号fmを生成し、この補正パルス信号fmをパルス搬送ベルト駆動モータ102の駆動信号にフィードバックして搬送ベルト駆動モータ102の回転速度が一定になるようにフィードバック制御を行う。
このように本実施の形態では、原稿を搬送ベルト10に吸着するとともに、可撓性部材34によって搬送ベルト10に押圧し、搬送ベルト10の搬送速度を一定に制御しながら原稿を搬送するようにしたので、原稿が搬送ベルト10から浮き上がってピントボケが発生するのを防止することができるとともに、複写機1に衝撃が加わったり、振動が発生しても原稿ずれが発生するのを防止することができる。
これに加えて、原稿を搬送ベルト10に吸着するので、原稿と密着イメージセンサ9の距離を一定にすることができる。この結果、原稿を高精度に読取ることができる。
また、原稿を可撓性部材34によって搬送ベルト10に押圧しているので、折り目の入った折り原稿等であっても搬送ベルト10に完全に吸着することができ、縮小変倍時のように搬送ベルト10の搬送速度が速い場合でも、原稿が搬送ベルト10から浮き上がるのを防止して、折り原稿等であっても高精度に読取ることができる。
また、本実施の形態では、可撓性部材34を搬送ベルト10に押圧する位置と押圧を解除する位置との間で駆動し、搬送ベルト10の駆動時に、原稿が搬送ベルト10に接触するタイミングで可撓性部材34を押圧位置に移動させ、原稿が可撓性部材34を抜け出るタイミングで可撓性部材34を解除位置に移動させるようにしたので、可撓性部材34を常時搬送ベルト10に当接させないようにすることができ、可撓性部材34によって搬送ベルト10上に多種多様の汚れ、埃、塵を付着させてしまうのを防止することができる。このため、搬送ベルト10が損傷する等して寿命が低下してしまうのを防止することができ、長期に亘って読取制度を向上させることができる。
また、本実施の形態では、搬送ベルト10にマイラーからなる可撓性部材34を摺接させるようにしたので、安価、かつ簡単な構成で最適な押圧力を確保することができ、画像の濃度ムラや位置ずれのない高画質の画像を得ることができる。
また、本実施の形態では、可撓性部材を摩擦係数0.04のテフロン(登録商標)によってコーティングしたので、静電摩擦により原稿が逆帯電して搬送ベルト10に対する吸着力が低下してしまうのを防止することができ、多種多様な原稿に対して搬送ムラ、浮きを防止することができる。このため、画像の濃度ムラや位置ずれのない高画質の画像を得ることができる。
また、本実施の形態では、可撓性部材34を、密着イメージセンサ9に対して原稿の搬送方向上流側近傍に設置したので、何らかの理由によって搬送ベルト10の吸着力が低下した場合に、読取位置の手前で原稿を搬送ベルト10に押圧することができる。このため、読取位置が搬送ベルト10から浮いてしまうのを防止することができ、画像の濃度ムラや位置ずれのない高画質の画像を得ることができる。
なお、本実施の形態では、エンコーダ31の回転角の変位を透過型フォトセンサ32によって検知するようにしているが、これに限らず、図5に示すように、搬送ベルト10の端部にパッチ41を等間隔に設け、このパッチ41を反射型フォトセンサ42によって検知し、コントローラ100は、この反射型フォトセンサ42から出力されたパルス信号をRAMに記憶されている基準パルスと比較し、ずれ分を単位時間(秒)当たりの回転数に換算して搬送ベルト駆動モータ102の回転速度を制御するようにしても良い。
図6は本発明に係る画像読取装置および画像読取装置を備えた画像形成装置の第2の実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略する。
図6において、押圧装置50のブラケット35の一端部には搬送ベルト10に摺接する押圧手段および回転体としてのローラ51が回転自在に取付けられており、このローラ51は直径φ10のSUSから構成され、原稿を搬送ベルト10に押圧するようになっている。
また、ブラケット35にはクリーニング部材としてのクリーニングブレード52が取付けられており、このクリーニングブレード52は、ローラ51の表面に摺接することにより、ローラ51の表面に付着した異物を除去するようになっている。
本実施の形態では、レジストセンサ7によって原稿の先端が検知されると、コントローラ100はレジストセンサ7からの検知情報に基づいて読取開始位置を把握し、密着イメージセンサ9による原稿の読取り開始タイミングの調整を行った後、搬送ベルト10によって原稿を密着イメージ9に向かって搬送する。このとき、搬送ベルト10はバイアスローラ30によって帯電されるので、原稿が搬送ベルト10に吸着されて搬送される。
コントローラ100は、原稿の先端がレジストセンサ7によって検知されてから原稿の先端がローラ51に接触する位置まで搬送される距離に相当する駆動パルスだけ駆動モータ101が駆動されると、ソレノイド37をオンにする。
ソレノイド37がオンになると、引っ張りバネ36の引っ張り力に抗してブラケット35がソレノイド37側に引き寄せられ、ローラ51を搬送ベルト10に押圧する。
コントローラ100は、搬送ベルト10を抜け出た原稿の先端は排紙駆動ローラ11aおよび排紙従動ローラ11bに挟持されて排紙される。また、原稿の後端がレジストセンサ7によって検知されてから原稿の後端がローラ51を抜け出る距離に相当する駆動パルスだけ駆動モータ101が駆動されると、ソレノイド37をオフにする。
ソレノイド37がオフになると、ブラケット35が引っ張りバネ36に再び引っ張られることにより、ローラ51が搬送ベルト10から離隔する。また、排紙駆動ローラ11aおよび排紙従動ローラ11bによって排紙される原稿は切換え機構によって矢印Dまたは矢印Eに示す方向に排紙される。
一方、コントローラ100は搬送ベルト10によって原稿を搬送している間、透過型フォトセンサ32から入力されるパルス信号fをRAMに記憶された基準パルスfrdfと比較し、パルス信号fと基準パルスfrdfとのずれ分を単位時間(秒)当たりの回転数に換算し、駆動ローラ27の回転速度を基準パルスfになるように補正パルス信号fmを生成し、この補正パルス信号fmを搬送ベルト駆動モータ102の駆動信号にフィードバックして搬送ベルト駆動モータ102の回転速度が一定になるようにフィードバック制御を行う。
本実施の形態では、可撓性部材34に代えて、ローラ51によって原稿を搬送ベルト10に押圧しているので、第1の実施の形態と同様の効果に加えて、原稿と等速で回転しながら原稿を搬送ベルト10に押圧することができる。このため、原稿の搬送時の負荷を軽減することができ、鉛筆原稿等の原稿を汚すこと等を防止することができる。
また、本実施の形態では、ローラ51の表面に摺接するクリーニングブレード52を設け、クリーニングブレード52によってローラ51の表面に付着した異物を除去するようにしたので、ローラ51に多種多様な汚れが付着するのを防止して原稿が汚れてしまうのを防止することができる。
また、貼り合せ原稿等の糊等がローラ51に付着することも防止することができ、ローラ51から原稿に糊が付着して原稿の搬送に悪影響を与えることを防止することができる。この結果、原稿を良好に読取ることができる。
以上のように、本発明に係る画像読取装置および画像形成装置は、原稿の搬送速度を一定にしつつ原稿と画像読取手段の間の距離を一定にして原稿を読取ることができ、原稿を高精度に読取ることができるという効果を有し、大谷複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置、複合機等の画像読取装置あるいは、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ装置、複合機等の画像形成装置に設けられ、用紙束から最上位の用紙を分離して処理位置に搬送するようにした自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置等として有用である。
本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置を備えた画像形成装置の概略構成図 第1の実施の形態に係る画像形成装置の搬送ベルト周辺の構成図 第1の実施の形態に係る画像形成装置の搬送ベルトの搬送速度のフィードバック制御を示す図 第1の実施の形態に係る画像形成装置の透過型フォトセンサのパルス信号を基準パルスと比較する方法を説明する図 第1の実施の形態の画像形成装置の搬送ベルトの搬送速度のフィードバック制御の他の方法を示す図 本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置を備えた画像形成装置の搬送ベルト周辺の構成図
符号の説明
1 複写機(画像形成装置)
9 密着イメージセンサ(画像読取手段)
10 搬送ベルト(原稿吸着搬送手段)
15 画像形成手段
27 駆動ローラ(原稿吸着搬送手段)
28 従動ローラ(原稿吸着搬送手段)
30 バイアスローラ(原稿吸着搬送手段)
31 エンコーダ(搬送ベルト駆動制御手段)
32 透過型フォトセンサ(搬送ベルト駆動制御手段)
34 可撓性部材(押圧手段)
35 ブラケット(駆動手段)
36 引っ張りバネ(駆動手段)
37 ソレノイド(駆動手段)
51 ローラ(押圧手段、回転体)
52 クリーニングブレード(クリーニング部材)
100 コントローラ(搬送ベルト駆動制御手段)
102 搬送ベルト駆動モータ(搬送ベルト駆動制御手段)

Claims (8)

  1. 読取位置を含んで構成され、原稿が搬送される原稿搬送経路と、
    前記原稿搬送経路上の前記読取位置に設けられ、前記原稿搬送経路を搬送する原稿を読取る画像読取手段と、
    前記原稿搬送経路を挟んで前記画像読取手段に対向して設けられ、原稿を吸着して搬送を行う搬送ベルトを備えた原稿吸着搬送手段と、
    前記搬送ベルトの駆動を制御する搬送ベルト駆動制御手段と、
    原稿を前記搬送ベルトに押圧する押圧手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記押圧手段を前記搬送ベルトに押圧する位置と押圧を解除する位置との間で駆動する駆動手段を有し、
    前記駆動手段は、前記搬送ベルトの駆動時に、原稿が前記押圧手段に接触するタイミングで前記押圧手段を前記押圧位置に移動させ、前記原稿が前記押圧手段を抜け出るタイミングで前記押圧手段を前記解除位置に移動させることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記押圧手段は、前記搬送ベルトに摺接する可撓性部材を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記可撓性部材は、摩擦係数の低い材料によってコーティングされていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記押圧手段は、前記搬送ベルトに摺接する回転体を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  6. 前記回転体の表面に摺接するクリーニング部材を有し、前記クリーニング部材によって前記回転体の表面に付着した異物を除去することを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記押圧手段は、前記画像読取手段に対して、原稿の搬送方向上流側近傍に設置されたことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の画像読取装置。
  8. 記録媒体に画像を形成する画像形成手段を備えるとともに、請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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JP2011109257A (ja) * 2009-11-13 2011-06-02 Ricoh Co Ltd 原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP2011105502A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Ricoh Co Ltd 原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置

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