JP2008022099A - 固体電子撮像素子の制御装置およびその制御方法 - Google Patents

固体電子撮像素子の制御装置およびその制御方法 Download PDF

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Abstract

【目的】高速読み出しと省電力とを両立する。
【構成】CCDの水平転送路に2つのFDAを設ける。シャッタ・レリーズ・ボタンが押されると,連写モードかどうかが判定される(ステップ51)。連写モードであると判定されると(ステップ51でYES),露光によりCCDに蓄積された信号電荷は2つのFDAから読み出される(ステップ54)。信号電荷が2つのFDAから読み出されるので,高速読み出しが実現できる。連写モードでなければ(ステップ51でNO),露光によりCCDに蓄積された信号電荷は1つのFDAから読み出される(ステップ52)。省電力を実現できる。
【選択図】図3

Description

この発明は,固体電子撮像素子の制御装置およびその制御方法に関する。
CCDなどの固体電子撮像素子では,高速読み出しが要求されることがある。このために,たとえば,受光領域を上下の領域に分け,かつ上下に水平転送路を設けるものがある(特許文献1)。受光領域の上の領域に蓄積された信号電荷は,上側の水平転送路から出力され,受光領域の下の領域に蓄積された信号電荷は,下側の水平転送路から出力される。また,受光領域を複数の領域に分割し,かつ選択された領域に蓄積された信号電荷を出力するものもある(特許文献2)。
特開平11−103421号公報 特開2004-194023号公報
しかしながら,いずれにおいても省電力化を図ることは考えられていない。
この発明は,高速読み出しと省電力化との両方を達成することを目的とする。
第1の発明による固体電子撮像素子の制御装置は,列方向および行方向に配列された多数の光電変換素子,上記光電変換素子の各列に隣接して配置され,上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路,上記垂直転送路を垂直方向に転送させられた信号電荷を水平方向に転送する水平転送路,および上記水平転送路を水平方向に転送させられた信号電荷を上記水平転送路から出力する出力増幅回路がn個(nは2以上の整数)含まれている固体電子撮像素子,ならびに撮像モードにもとづいて,n個以下の複数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する,あるいは上記複数よりも少ない数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力するように上記固体電子撮像素子を制御する制御回路を備えていることを特徴とする。
第1の発明は,上記固体電子撮像素子の制御装置に適した制御方法も提供している。すなわち,この方法は,固体電子撮像素子には,列方向および行方向に配列された多数の光電変換素子,上記光電変換素子の各列に隣接して配置され,上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路,上記垂直転送路を垂直方向に転送させられた信号電荷を水平方向に転送する水平転送路,および上記水平転送路を水平方向に転送させられた信号電荷を上記水平転送路から出力する出力増幅回路がn個(nは2以上の整数)含まれており,制御回路が,撮像モードにもとづいて,n個以下の複数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する,あるいは上記複数よりも少ない数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力するように上記固体電子撮像素子を制御するものである。
第1の発明によると,固体電子撮像素子の水平転送路には,n個の出力増幅回路が設けられている。撮像モードにもとづいて,n個以下の複数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する場合と複数よりも少ない数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する場合とが切り換えられる。撮像モードが連写モードに設定された場合など,高速読み出しが要求されるときには複数個の出力増幅回路を用いて信号電荷が出力される。撮像モードが単写モードに設定された場合など,高速読み出しが必ずしも要求されないときには複数個未満の出力増幅回路を用いて信号電荷が出力される。高速読み出しが不要の場合には,複数個の出力増幅回路を用いて信号電荷が出力されずに複数個未満の出力増幅回路を用いて信号電荷が出力されるので,省電力を達成できる。しかも高速読み出しが必要な場合にも対処できる。
第2の発明による固体電子撮像素子の制御装置は,列方向および行方向に配列された多数の光電変換素子,上記光電変換素子の各列に隣接して配置され,上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路,上記垂直転送路を垂直方向に転送させられた信号電荷を水平方向に転送する水平転送路,および上記水平転送路を水平方向に転送させられた信号電荷を上記水平転送路から出力する出力増幅回路がn個(nは2以上の整数)含まれている固体電子撮像素子,上記固体電子撮像素子を用いた撮像時の温度を検出する温度検出手段,ならびに上記温度検出手段によって検出された温度にもとづいて,2からn個までのいずれかの出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する,あるいは1個の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力するように上記固体電子撮像素子を制御する制御回路を備えていることを特徴とする。
第2の発明は,上記固体電子撮像素子の制御装置に適した制御方法も提供している。すなわち,この方法は,固体電子撮像素子には,列方向および行方向に配列された多数の光電変換素子,上記光電変換素子の各列に隣接して配置され,上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路,上記垂直転送路を垂直方向に転送させられた信号電荷を水平方向に転送する水平転送路,および上記水平転送路を水平方向に転送させられた信号電荷を上記水平転送路から出力する出力増幅回路がn個(nは2以上の整数)含まれており,温度検出手段が,上記固体電子撮像素子を用いた撮像時の温度を検出し,制御回路が,上記温度検出手段によって検出された温度にもとづいて,2からn個までのいずれかの出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する,あるいは1個の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力するように上記固体電子撮像素子を制御するものである。
第2の発明においても,固体電子撮像素子の水平転送路には,n個の出力増幅回路が設けられている。撮像時の温度が検出され,検出された温度にもとづいて,2からn個までのいずれかの出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する場合と1個の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する場合とが切り換えられる。撮像時の温度が高くなると,多くの暗電流が発生することがある。複数の出力増幅回路を用いて信号電荷が出力されると,複数の出力増幅回路間で出力レベルに差が生じることがある。このために,撮像時の温度が高くなると1個の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力させることができる。しかも,省電力を図ることもできる。撮像時の温度が高くなければ,高速読み出しを行うために2からn個のいずれかの出力増幅回路を用いて信号電荷が出力される。高速読み出しを達成できる。
第3の発明による固体電子撮像素子の制御装置は,シャッタ・レリーズ・ボタン,列方向および行方向に配列され,上記シャッタ・レリーズ・ボタンの押し下げに応じて信号電荷を蓄積する多数の光電変換素子,上記光電変換素子の各列に隣接して配置され,上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路,上記垂直転送路を垂直方向に転送させられた信号電荷を水平方向に転送する水平転送路,および上記水平転送路を水平方向に転送させられた信号電荷を上記水平転送路から出力する出力増幅回路がn個(nは2以上の整数)含まれている固体電子撮像素子,ならびに上記シャッタ・レリーズ・ボタンが一定期間の間,連続して押されていることに応じて,n個以下の複数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する,あるいは上記複数よりも少ない数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力するように上記固体電子撮像素子を制御する制御回路を備えていることを特徴とする。
第3の発明は,上記固体電子撮像素子の制御装置に適した制御方法も提供している。すなわち,この方法は,固体電子撮像素子には,列方向および行方向に配列され,シャッタ・レリーズ・ボタンの押し下げに応じて信号電荷を蓄積する多数の光電変換素子,上記光電変換素子の各列に隣接して配置され,上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路,上記垂直転送路を垂直方向に転送させられた信号電荷を水平方向に転送する水平転送路,および上記水平転送路を水平方向に転送させられた信号電荷を上記水平転送路から出力する出力増幅回路がn個(nは2以上の整数)含まれており,制御回路が,上記シャッタ・レリーズ・ボタンが一定期間の間,連続して押されていることに応じて,n個以下の複数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する,あるいは上記複数よりも少ない数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力するように上記固体電子撮像素子を制御するものである。
第3の発明においても,第1の発明によると,固体電子撮像素子の水平転送路には,n個の出力増幅回路が設けられている。シャッタ・レリーズ・ボタンが一定期間の間,連続して押されていると連写モードと考えることができる。このために高速読み出しが要求され,n個以下の複数の出力増幅回路を用いて信号電荷が出力される。シャッタ・レリーズ・ボタンが一定期間の間,連続して押されていなければ,連写モードとは考えられないので,高速読み出しは,必ずしも要求されない。上記複数よりも少ない数の出力増幅回路を用いて信号電荷が出力される。高速読み出しが不要の場合には,n個以下の複数の出力増幅回路を用いて信号電荷が出力されずに複数よりも少ない数の出力増幅回路を用いて信号電荷が出力されるので,省電力を達成できる。しかも高速読み出しが必要な場合にも対処できる。
第4の発明による固体電子撮像素子の制御装置は,列方向および行方向に配列された多数の光電変換素子,上記光電変換素子の各列に隣接して配置され,上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路,上記垂直転送路を垂直方向に転送させられた信号電荷を水平方向に転送する水平転送路,および上記水平転送路を水平方向に転送させられた信号電荷を上記水平転送路から出力する出力増幅回路がn個(nは2以上の整数)含まれている固体電子撮像素子,上記固体電子撮像素子を駆動するためのバッテリィの残容量が多いかどうかを判定する判定手段,ならびに上記判定手段によりバッテリィの残容量が多いと判定されたことにもとづいて,n個以下の複数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する,あるいは上記複数よりも少ない数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力するように上記固体電子撮像素子を制御する制御回路を備えていることを特徴とする。
第4の発明は,上記固体電子撮像素子の制御装置に適した制御方法も提供している。すなわち,この方法は,固体電子撮像素子が,列方向および行方向に配列された多数の光電変換素子,上記光電変換素子の各列に隣接して配置され,上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路,上記垂直転送路を垂直方向に転送させられた信号電荷を水平方向に転送する水平転送路,および上記水平転送路を水平方向に転送させられた信号電荷を上記水平転送路から出力する出力増幅回路がn個(nは2以上の整数)含まれており,判定手段が,上記固体電子撮像素子を駆動するためのバッテリィの残容量が多いかどうかを判定し,制御回路が,上記判定手段によりバッテリィの残容量が多いと判定されたことにもとづいて,n個以下の複数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する,あるいは上記複数よりも少ない数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力するように上記固体電子撮像素子を制御するものである。
第4の発明においても,固体電子撮像素子の水平転送路には,n個の出力増幅回路が設けられている。バッテリィの残容量にもとづいて,n個以下の複数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する場合と複数よりも少ない数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する場合とが切り換えられる。バッテリィの残容量が多いときには,高速読み出しが行われるようにn個以下の複数の出力増幅回路を用いて信号電荷が出力される。バッテリィの残容量が少ないときには,複数よりも少ない数の出力増幅回路を用いて信号電荷が出力される。信号電荷の出力に使用される出力増幅回路の数が少なくなるので,省電力を達成できる。
図1は,CCDの一部を示す模式図である。
CCDには,列方向および行方向に多数のフォトダイオード(光電変換素子)1が配列されている。この実施例においてはフォトダイオード1は,奇数列については奇数行に配列され,偶数列については偶数行に配列されているが,奇数列については偶数行に配列され,偶数列については奇数行に配列されるようにしてもよい。もちろん,すべての行および列にフォトダイオード1が配列されるようにしてもよい。
フォトダイオード1の各列の右側には,垂直転送路3が形成されている。この垂直転送路3とフォトダイオード1との間にはトランスファ・ゲート2が形成されている。垂直転送路3には,垂直転送電極V1〜V8が形成されている。
垂直転送路3の下端部は,ライン・メモリ4を介して第1の水平転送路5および第2の水平転送路6が接続されている。第1の水平転送路5は,CCDの受光領域の左側に対応して設けられており,第2の水平転送路6は,CCDの受光領域の右側に対応して設けられている。第1の水平転送路5の左端部には第1のFDA(フローティング・デュフュージョン・アンプリファイア)7が接続されている。第2の水平転送路6の右側には第2のFDA8が接続されている。
フォトダイオード1が露光されると,その露光量に応じてフォトダイオード1に信号電荷が蓄積される。フォトダイオード1に蓄積された信号電荷は,トランスファ・ゲート2にゲート・パルスが与えられることにより,垂直転送路3にシフトされる。垂直転送路3にシフトされた信号電荷は,垂直転送電極V1〜V8に垂直転送パルスが与えられることにより,垂直方向に転送させられる。垂直転送路3内を垂直方向に転送させられた信号電荷は,ライン・メモリ4を介して第1の水平転送路5または第2の水平転送路6に与えられる。信号電荷は,第1のFDA7または第2のFDA8を介して映像信号として出力されることとなる。
この実施例においては,撮像モードが連写モードに設定された場合には高速読み出しが必要なので,第1の水平転送路5に与えられた信号電荷は,第1のFDA7から出力され,第2の水平転送路6に与えられた信号電荷は,第2のFDA8から出力される。2つのFDA7および8を利用して映像信号が出力されるので,映像信号の出力時間が短縮される。連写間隔を短くできる。撮像モードが単写モードに設定された場合には,必ずしも高速読み出しが必要無いので,第1の水平転送路5および第2の水平転送路6に与えられた信号電荷は,いずれも一方のFDAである第1のFDA7から出力される(第2のFDA8から出力されてもよい)。第2のFDA8を駆動する必要が無いので省電力を実現できる。
図2は,ディジタル・スチル・カメラの電気的構成を示すブロック図である。
ディジタル・スチル・カメラの全体の動作は,CPU10によって統括される。
ディジタル・スチル・カメラには,二段ストローク・タイプのシャッタ・レリーズ・ボタン11,撮像モードと再生モードとを切り換えるためのモード切り換えスイッチ12および連写モード,単写モードなどの撮像モードを設定するためのメニュー・ボタン13が設けられている。これらのボタン等からの出力信号は,CPU10に入力する。
また,ディジタル・スチル・カメラには,バッテリィ42が装着されており,このバッテリィ42によってディジタル・スチル・カメラの各回路に電源が供給される。
さらに,ディジタル・スチル・カメラには,パーソナル・コンピュータ等と接続するためのUSB(Universal Serial Bus)インターフェイス31が含まれている。さらに,ディジタル・スチル・カメラには,撮像時の温度を検出するための温度検出回路40も含まれている。
ディジタル・スチル・カメラには,上述したCCD23が設けられている。このCCD23は,タイミング・ジェネレータ16から与えられる垂直転送パルス,水平転送パルス,ゲート・パルス等によって駆動される。タイミング・ジェネレータ16は,クロック・パルス切り換え回路17から出力されるクロック・パルスにもとづいてCCD23を駆動する。
CCD23の前方には絞り21および撮像レンズ22が設けられている。絞り21は,モータ・ドライバ14によって,所望の絞り値となるように駆動される。また,撮像レンズ22は,モータ・ドライバ15によって,CCD23の受光面上に被写体像が結像するように位置決めされる。
モード切り換えスイッチ12により撮像モードが設定されると,被写体が撮像され,被写体像を表す映像信号がCCD23から出力される(カメラ・アングルを決定するための動画を表示するための映像信号であり,いわゆるスルー画を表示するための映像信号の出力)。スルー画表示のための映像信号は,2つのFDA7および8のうち,一方のFDA7から出力される。出力された映像信号は,CDS(相関二重サンプリング)増幅回路24に入力し,相関二重サンプリングが行われて,アナログ/ディジタル変換回路25に入力する。映像信号は,アナログ/ディジタル変換回路25においてディジタル画像データに変換される。
画像データは,画像入力コントローラ28を介して画像信号処理回路29に入力し,ガンマ補正などの所定の信号処理が行われる。信号処理された画像データがビデオ/LCDエンコーダ32に与えられることにより,画像表示装置33の表示画面上に被写体像(スルー画)が表示される。
シャッタ・レリーズ・ボタンの第一段階の押下があると,上述のようにして得られた画像データは,AF(自動合焦制御)検出回路34に入力する。AF検出回路34において,入力した画像データから高周波数成分が抽出され,合焦制御データが生成される。生成された合焦制御データは,CPU10に入力し,撮像レンズ22の位置が制御される。画像データは,AE(自動露光制御)/AWB(自動白バランス)/左右差検出回路35にも入力する。このAE/AWB/左右差検出回路35において,自動露出調整のための輝度データが生成される。生成された輝度データは,CPU10に入力し,CPU10によって,被写体像が適切な明るさとなるように絞り21の絞り値およびCCD23のシャッタ速度が制御される。また,AE/AWB/左右差検出回路35において,白バランス調整も行われる。
シャッタ・レリーズ・ボタンの第二段階の押下があると,上述のように,連写モードであれば,CCD23の高速読み出しが行われ,第1のFDA7および第2のFDA8からそれぞれ映像信号が出力される。第1のFDA7から出力された第1の映像信号は,第1のCDS増幅回路24に入力する。第2のFDA8から出力された第2の映像信号は,第2のCDS増幅回路26に入力する。第1の映像信号は,第1のアナログ/ディジタル変換回路25において第1のディジタル画像データに変換されて画像入力コントローラ28に入力する。第2の映像信号は,第2のアナログ/ディジタル変換回路25において第2のディジタル画像データに変換されて画像入力コントローラ28に入力する。
画像入力コントローラ28に入力した第1の画像データおよび第2の画像データは,メモリ36に与えられ,一時的に記憶される。一駒の被写体像が構成されるように,メモリ36から第1の画像データおよび第2の画像データが読み出されてシェーディング補正回路39に入力する。画像データは,シェーディング補正回路39においてシェーディング補正されて再びメモリ36に与えられ,記憶される。画像データは,メモリ36から読み出されて圧縮処理回路30に入力し,圧縮処理回路30においてデータ圧縮される。データ圧縮された画像データがメモリ・コントローラ37の制御のもとにメモリ・カード38に記録される。
モード切り換えスイッチ12により再生モードが設定されると,メモリ・カード38に記録されている画像データが読み取られる。読み取られた画像データは,ビデオ/LCDエンコーダ32を介して画像表示装置33に与えられる。画像表示装置33の表示画面に,メモリ・カード38に記録されている画像データによって表される画像が表示される。
図3は,シャッタ・レリーズ・ボタンの第二段階の押下に応じて行われるディジタル・スチル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。
上述のように,シャッタ・レリーズ・ボタンの第二段階の押下があると,連写モードが設定されているかどうかが判定される(ステップ51)。
連写モードが設定されている場合には(ステップ51でYES),露光が行われ(ステップ54),2つのFDA7および8を使用して信号電荷が読み出されるようにCCD23が駆動させられる(ステップ55)。2つのFDA7および8を用いて信号電荷が読み出されるので,連写に応じた高速読み出しが実現できる。
連写モードが設定されていない場合には(ステップ51でNO),露光が行われ(ステップ52),2つのFDA7および8のうち,一方の第1のFDA7を使用して信号電荷が読み出されるように,CCD23が駆動させられる(ステップ53)。他方の第2のFDA8は使用されないので,省電力を図ることができる。
上述の実施例においては,CCD23には,2つのFDA7および8が設けられているが3個以上のFDAが設けられていてもよい。連写モードの場合には,単写モードの場合に使用されるFDAよりも少ないFDAを用いるようにCCDが駆動させられる。
図4は,変形例を示すもので,CCDの一部を示す模式図である。この図において,図1に示すものと同一物については同一符号を付して説明を省略する。
図1に示すCCDにおいては,2つの水平転送路5および6が設けられていたが,図4に示すCCDにおいては,一つの水平転送路9がライン・メモリ4を介して垂直転送路3の下端に接続されている。そして,水平転送路9の左端には,第1のFDA61および第2のFDA62が接続されている。
水平転送路9から転送されてきた信号電荷は,第1のFDA61または第2のFDA62から読み出される。第1のFDA61または第2のFDA62の両方のFDAを用いて信号電荷が読み出されることにより,高速読み出しを達成できる。第1のFDA61または第2のFDA62の一方のFDAを用いて信号電荷が読み出されることにより,省電力を図ることができる。
図5は,他の実施例を示すもので,シャッタ・レリーズ・ボタンの第二段階の押下があった場合の処理手順を示すフローチャートである。
シャッタ・レリーズ・ボタンの第二段階の押下があると,CCDの温度(撮像時の温度)が温度検出回路によって検出される(ステップ71)。すると,温度が所定の設定値(しきい値)以上かどうかが判定される(ステップ72)。
所定の設定値以上であると(ステップ72でYES),撮像時の温度が高いためCCDの暗電流の発生量が多くなると考えられる。2つのFDAを用いて,それぞれのFDAから映像信号を出力するようにすると,それぞれのFDAから出力された映像信号の信号電荷を読み出すと,映像信号間でレベル差が生じることがある。このために,露光が行われると(ステップ73),1つのFDAから信号電荷が読み出されるようにCCDが駆動される(ステップ74)。
検出された温度が所定の設定値以上でなければ(ステップ72でNO),撮像時の温度は高くないためCCDの暗電流の発生量は比較的少ない。このために露光が行われると(ステップ75),2つのFDAの両方を用いて信号電荷の読み出しが行われる(ステップ76)。高速読み出しを実現できる。
図6は,さらに他の実現示すもので,ディジタル・スチル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。
シャッタ・レリーズ・ボタンの第二段階の押下があると(ステップ81でYES),露光が行われる(ステップ82)。露光後に,シャッタ・レリーズ・ボタンの押下状況が確認される(ステップ83)。シャッタ・レリーズ・ボタンの第二段階の押下が続けられているかが確認されるが,シャッタ・レリーズ・ボタンの第一段階が押されているかを確認してもよい。
シャッタ・レリーズ・ボタンが押され続けていると(ステップ83でオン),連写モードと判定される。すると,高速読み出しが必要であるために,2つのFDAを用いて信号電荷が読み出される(ステップ85)。
シャッタ・レリーズ・ボタンが押されていなければ(ステップ83でオフ),単写モードと判定される。高速読み出しは必要ではないので,1つのFDAを用いて信号電荷が読み出される(ステップ84)。
図7は,さらに他の実施例を示すもので,シャッタ・レリーズ・ボタンの第二段階の押下があった場合のディジタル・スチル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。
シャッタ・レリーズ・ボタンの第二段階の押下があると,バッテリィの残量が検出される(ステップ91)。検出されたバッテリィの残量が所定の規定値(しきい値)よりも多いかどうかが判定される(ステップ92)。
バッテリィの残量が所定の規定値よりも多ければ(ステップ92でYES),省電力が必要な状況では無いと考えられるので,露光が行われて(ステップ95),2つのFDAを用いて信号電荷が読み出される(ステップ96)。高速読み出しが実現される。
バッテリィの残量が所定の規定値よりも多くなければ(ステップ92でNO),省電力が必要な状況であると考えられるので,露光が行われて(ステップ93),1つのFDAを用いて信号電荷が読み出される。2つのFDAのうち,1つのFDAは利用されないので省電力を図ることができる。
CCDの模式図の一部である。 ディジタル・スチル・カメラの電気的構成を示すブロック図である。 ディジタル・スチル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。 CCDの模式図の一部である。 ディジタル・スチル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。 ディジタル・スチル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。 ディジタル・スチル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 フォトダイオード
3 垂直転送路
5,6,9 水平転送路
7,8,61,62 FDA(出力増幅回路)
16 タイミング・ジェネレータ(制御回路)
23 CCD

Claims (8)

  1. 列方向および行方向に配列された多数の光電変換素子,上記光電変換素子の各列に隣接して配置され,上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路,上記垂直転送路を垂直方向に転送させられた信号電荷を水平方向に転送する水平転送路,および上記水平転送路を水平方向に転送させられた信号電荷を上記水平転送路から出力する出力増幅回路がn個含まれている固体電子撮像素子,ならびに
    撮像モードにもとづいて,n個以下の複数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する,あるいは上記複数よりも少ない数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力するように上記固体電子撮像素子を制御する制御回路,
    を備えた固体電子撮像素子の制御装置。
  2. 列方向および行方向に配列された多数の光電変換素子,上記光電変換素子の各列に隣接して配置され,上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路,上記垂直転送路を垂直方向に転送させられた信号電荷を水平方向に転送する水平転送路,および上記水平転送路を水平方向に転送させられた信号電荷を上記水平転送路から出力する出力増幅回路がn個含まれている固体電子撮像素子,
    上記固体電子撮像素子を用いた撮像時の温度を検出する温度検出手段,ならびに
    上記温度検出手段によって検出された温度にもとづいて,2からn個までのいずれかの出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する,あるいは1個の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力するように上記固体電子撮像素子を制御する制御回路,
    を備えた固体電子撮像素子の制御装置。
  3. シャッタ・レリーズ・ボタン,
    列方向および行方向に配列され,上記シャッタ・レリーズ・ボタンの押し下げに応じて信号電荷を蓄積する多数の光電変換素子,上記光電変換素子の各列に隣接して配置され,上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路,上記垂直転送路を垂直方向に転送させられた信号電荷を水平方向に転送する水平転送路,および上記水平転送路を水平方向に転送させられた信号電荷を上記水平転送路から出力する出力増幅回路がn個含まれている固体電子撮像素子,ならびに
    上記シャッタ・レリーズ・ボタンが一定期間の間,連続して押されていることに応じて,n個以下の複数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する,あるいは上記複数よりも少ない数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力するように上記固体電子撮像素子を制御する制御回路,
    を備えた固体電子撮像素子の制御装置。
  4. 列方向および行方向に配列された多数の光電変換素子,上記光電変換素子の各列に隣接して配置され,上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路,上記垂直転送路を垂直方向に転送させられた信号電荷を水平方向に転送する水平転送路,および上記水平転送路を水平方向に転送させられた信号電荷を上記水平転送路から出力する出力増幅回路がn個含まれている固体電子撮像素子,
    上記固体電子撮像素子を駆動するためのバッテリィの残容量が多いかどうかを判定する判定手段,ならびに
    上記判定手段によりバッテリィの残容量が多いと判定されたことにもとづいて,n個以下の複数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する,あるいは上記複数よりも少ない数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力するように上記固体電子撮像素子を制御する制御回路,
    を備えた固体電子撮像素子の制御装置。
  5. 固体電子撮像素子には,列方向および行方向に配列された多数の光電変換素子,上記光電変換素子の各列に隣接して配置され,上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路,上記垂直転送路を垂直方向に転送させられた信号電荷を水平方向に転送する水平転送路,および上記水平転送路を水平方向に転送させられた信号電荷を上記水平転送路から出力する出力増幅回路がn個含まれており,
    制御回路が,撮像モードにもとづいて,n個以下の複数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する,あるいは上記複数よりも少ない数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力するように上記固体電子撮像素子を制御する,
    固体電子撮像素子の制御方法。
  6. 固体電子撮像素子には,列方向および行方向に配列された多数の光電変換素子,上記光電変換素子の各列に隣接して配置され,上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路,上記垂直転送路を垂直方向に転送させられた信号電荷を水平方向に転送する水平転送路,および上記水平転送路を水平方向に転送させられた信号電荷を上記水平転送路から出力する出力増幅回路がn個含まれており,
    温度検出手段が,上記固体電子撮像素子を用いた撮像時の温度を検出し,
    制御回路が,上記温度検出手段によって検出された温度にもとづいて,2からn個までのいずれかの出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する,あるいは1個の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力するように上記固体電子撮像素子を制御する,
    固体電子撮像素子の制御方法。
  7. 固体電子撮像素子には,列方向および行方向に配列され,シャッタ・レリーズ・ボタンの押し下げに応じて信号電荷を蓄積する多数の光電変換素子,上記光電変換素子の各列に隣接して配置され,上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路,上記垂直転送路を垂直方向に転送させられた信号電荷を水平方向に転送する水平転送路,および上記水平転送路を水平方向に転送させられた信号電荷を上記水平転送路から出力する出力増幅回路がn個含まれており,
    制御回路が,上記シャッタ・レリーズ・ボタンが一定期間の間,連続して押されていることに応じて,n個以下の複数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する,あるいは上記複数よりも少ない数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力するように上記固体電子撮像素子を制御する,
    固体電子撮像素子の制御方法。
  8. 固体電子撮像素子が,列方向および行方向に配列された多数の光電変換素子,上記光電変換素子の各列に隣接して配置され,上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を垂直方向に転送する垂直転送路,上記垂直転送路を垂直方向に転送させられた信号電荷を水平方向に転送する水平転送路,および上記水平転送路を水平方向に転送させられた信号電荷を上記水平転送路から出力する出力増幅回路がn個含まれており,
    判定手段が,上記固体電子撮像素子を駆動するためのバッテリィの残容量が多いかどうかを判定し,
    制御回路が,上記判定手段によりバッテリィの残容量が多いと判定されたことにもとづいて,n個以下の複数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力する,あるいは上記複数よりも少ない数の出力増幅回路を用いて信号電荷を出力するように上記固体電子撮像素子を制御する,
    固体電子撮像素子の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014120794A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Olympus Corp 撮像装置および顕微鏡システム

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