JP2008021935A - 電子デバイス及びその製造方法 - Google Patents

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啓太 西ヶ谷
Hiroshi Namikata
浩志 南方
Yusuke Morizaki
祐輔 森▲崎▼
Tsunehisa Sakota
恒久 迫田
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Abstract

【課題】基板上で相異なる2種以上の領域が画定されており、各領域毎に絶縁膜を作り分けるに際して、High-k絶縁材料からなる第2の絶縁膜を用いるにも係わらず、シリコン酸化膜等である第1の絶縁膜の機能を損なうことなく、極めて信頼性の高い電子デバイスを実現する。
【解決手段】I/O用膜形成領域のゲート絶縁膜となるシリコン酸化膜4上にシリコン窒化膜5を形成しておき、この状態で低リーク用膜形成領域のゲート絶縁膜となるHigh-k絶縁材料、ここではHfSiO膜7を形成する。ここで、シリコン酸化膜4とHfSiO膜7とはシリコン窒化膜5を介して積層される。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子デバイス及びその製造方法に関し、電子デバイスとして特に半導体素子であるトランジスタを主な対象とする。
電子デバイスとして、半導体集積回路に用いられる半導体素子の1つに、MOS型電界効果トランジスタ(MOSFET)がある。
半導体集積回路を備えた半導体装置の内部では、その用途によりMOSFET等の素子に求められる性能が異なっている。
例えば、入出力(I/O)部に用いられるMOSFETでは、高電圧が印加されるため、信頼性の十分な確保を考慮して、ある程度膜厚の厚いゲート絶縁膜が必要である。
低リーク(Low Leak)部に用いられるMOSFETでは、低消費電力化のために、等価SiO2換算膜厚(CET)を抑えつつ、リーク電流を低減するために、従来ゲート絶縁膜として使用されているシリコン酸化膜と比較して誘電率が高い材料(高誘電率材料:High-k材料とも言う)の使用が検討されている。
ロジック部に用いられるMOSFETでは、高速動作のためにゲート絶縁膜の薄膜化が進められている。
一般的に、1つの半導体装置内に異なる膜厚、材料のゲート絶縁膜を形成する場合には、以下のような手順で行われる。
先ず、シリコン基板上に第1のゲート絶縁膜を形成する。次いで、第1のゲート絶縁膜を用いてトランジスタを形成する領域にのみレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとして第1のゲート絶縁膜をドライエッチングし、第1のトランジスタを形成する領域のみに第1のゲート絶縁膜を残し、他の部分にある第1のゲート絶縁膜を除去する。そして、このレジストパターンを除去した後、再度シリコン基板上に第1のゲート絶縁膜と異なる膜厚、材料の第2のゲート絶縁膜を形成する。これを繰り返すことで1つの半導体装置内に複数の異なる膜厚、材料のゲート絶縁膜が形成される(例えば、特許文献1参照)。ゲート絶縁膜の一部、例えば第2のゲート絶縁膜に高誘電率(High-k)絶縁膜を使用する場合も同様である(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−349287号公報 特開2005−51178号公報
しかしながら、上記した手法を用いて、複数種のゲート絶縁膜(例えば、I/Oトランジスタ用に厚いシリコン酸化膜、低リークトランジスタ用にHigh-k絶縁膜、ロジックトランジスタ用に薄いシリコン酸化膜、の3数種のゲート絶縁膜)を作り分ける際に、形成途中に厚膜シリコン酸化膜とHigh-k膜の積層構造が形成されてしまう。
High-k絶縁材料は、Hf及びSi、Al等の金属元素を含有している。各種のゲート絶縁膜を作り分ける際に、シリコン酸化膜上にHigh-k絶縁膜を積層すると、High-k絶縁膜の金属元素がシリコン酸化膜内に拡散し、シリコン酸化膜のゲート絶縁膜としての機能が損なわれるという問題がある。更に、シリコン酸化膜上のHigh-k絶縁膜をエッチング除去、例えばウェットエッチングにより除去する際に、High-k絶縁膜用のエッチング液によりシリコン酸化膜がダメージを受けるという問題もある。このダメージにより厚いシリコン酸化膜がI/Oトランジスタのゲート絶縁膜として十分な機能を果たすことができず、信頼性を確保することができなくなる。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、基板上で相異なる2種以上の領域が画定されており、各領域毎に絶縁膜を作り分けるに際して、High-k絶縁材料からなる第2の絶縁膜を用いるにも係わらず、シリコン酸化膜等である第1の絶縁膜の機能を損なうことなく、極めて信頼性の高い電子デバイス及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の電子デバイスは、少なくとも第1の領域及び第2の領域とが画定されてなる基板と、前記第1の領域のみに形成された第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜よりも誘電率の高い絶縁材料からなり、前記第2の領域のみに形成された第2の絶縁膜とを含み、前記第1の絶縁膜上を覆うように、前記第2の絶縁膜よりもエッチング速度の低い絶縁材料からなる上層絶縁膜が形成されている。
本発明の電子デバイスの製造方法は、基板上方の全面に第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜上を覆うように全面に、上層絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜及び前記上層絶縁膜からなる積層膜をエッチング加工し、前記積層膜を前記基板の第1の領域のみに残す工程と、前記上層絶縁膜上を含む前記基板上方の全面に、前記第1の絶縁膜よりも誘電率の高い絶縁材料からなる第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜をエッチング加工し、前記第2の絶縁膜を前記基板の第2の領域のみに残す工程とを含み、前記上層絶縁膜は、前記第2の絶縁膜よりもエッチング速度の低い絶縁材料からなり、前記第2の絶縁膜をエッチング加工する工程において、前記第1の領域では、前記上層絶縁膜をエッチングストッパーとして用い、前記上層絶縁膜上の前記第2の絶縁膜を除去する。
本発明によれば、基板上で相異なる2種以上の領域が画定されており、各領域毎に絶縁膜を作り分けるに際して、High-k絶縁材料からなる第2の絶縁膜を用いるにも係わらず、シリコン酸化膜等である第1の絶縁膜の機能を損なうことなく、極めて信頼性の高い電子デバイスを実現することができる。
−本発明の基本骨子−
基板上で相異なる2種以上の領域が画定されており、各領域毎に絶縁膜、例えばシリコン酸化物からなる第1のゲート絶縁膜とHigh-k絶縁材料からなる第2のゲート絶縁膜を作り分ける場合、製造プロセスの過程で第1のゲート絶縁膜と第2のゲート絶縁膜とが一部積層された状態となることは不可避である。
本発明では、上記の積層状態が生じることを見込み、第2の絶縁膜のエッチングにおいて、当該第2の絶縁膜よりもエッチング速度の低い絶縁材料からなる上層絶縁膜を第1の絶縁膜上に形成する。そして、上層絶縁膜及び第1の絶縁膜をパターニングした後、第2の絶縁膜を全面成膜する。このとき、第2の絶縁膜は第1の絶縁膜と重畳されるが、両者は上層絶縁膜を介した積層状態となる。そのため、High-k絶縁材料からなる第2の絶縁膜内の金属元素が上層絶縁膜でブロックされ、第1の絶縁膜内への金属元素の拡散が抑止される。
更にこの場合、第2の絶縁膜のパターニングにおいて、第1の絶縁膜上の第2の絶縁膜をエッチング除去する際に、上層絶縁膜がエッチングストッパーとして機能する。そのため、第1の絶縁膜は上層絶縁膜によりエッチングから保護され、当該エッチングによるダメージが抑止される。
−本発明を適用した好適な諸実施形態−
本実施形態では、各種のMOSFETを備えた半導体装置を例に採り、その構成を製造方法と共に説明する。
(第1の実施形態)
図1〜図9は、第1の実施形態による半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。
初めに、図1に示すように、シリコン基板1において、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)法により素子分離を行う。その後、シリコン酸化膜4を形成する。
詳細には、先ず、シリコン基板1の素子分離領域に分離溝2を形成する。そして、分離溝2を埋め込む膜厚に絶縁膜、ここではシリコン酸化膜を例えばCVD法により堆積し、例えばシリコン基板1の表面を研磨ストッパーとして、化学機械研磨(Chemical Mechanical Polishing:CMP)法によりシリコン酸化膜を研磨する。以上により、分離溝2をシリコン酸化物で充填してなる、STI素子分離構造3を形成する。
本実施形態では、各STI素子分離構造3を形成することにより、シリコン基板1上において、入出力(I/O)部のMOSFETが形成される活性領域(以下、「I/O用膜形成領域」と称する)と、ロジック部のMOSFETが形成される活性領域(以下、「ロジック用膜形成領域」と称する)と、低リーク部のMOSFETが形成される活性領域(以下、「低リーク用膜形成領域」と称する)とがそれぞれ画定される。
次に、シリコン基板1の各活性領域を含む全面に、第1の絶縁膜、ここではシリコン酸化物を例えば熱酸化法により例えば膜厚2nm〜10nm程度に成膜し、厚いシリコン酸化膜4を形成する。第1の絶縁膜としては、シリコン酸化膜の代わりに、例えばシリコン酸窒化膜を形成しても良い。
続いて、図2に示すように、シリコン窒化膜5を形成する。
詳細には、シリコン酸化膜4上を覆うように全面に、上層絶縁膜、ここではシリコン窒化物を例えばCVD法により例えば膜厚0.5nm〜2nm程度に堆積し、シリコン窒化膜5を形成する。上層絶縁膜は、後述する第2の絶縁膜のエッチングにおいて、第2の絶縁膜よりもエッチング速度の低い、換言すれば第2の絶縁膜のエッチングストッパーとして機能するものである。上層絶縁膜としては、シリコン窒化膜の代わりに、例えばAlN膜又はAl23膜を形成しても良い。
続いて、図3に示すように、シリコン窒化膜5及びシリコン酸化膜4をパターニングする。
詳細には、シリコン窒化膜5上の全面にレジストを塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、シリコン基板1のI/O用膜形成領域のみを覆うレジストパターン6を形成する。そして、このレジストパターン6をマスクとしてシリコン窒化膜5及びシリコン酸化膜4をドライエッチングし、I/O用膜形成領域のみにシリコン酸化膜4及びシリコン窒化膜5の積層膜を残す。
続いて、図4に示すように、HfSiO膜7を形成する。
詳細には、先ずレジストパターン6を灰化処理等により除去する。
次に、シリコン窒化膜5上を含むシリコン基板1の全面に、第2の絶縁膜、ここではHigh-k絶縁材料であるHfSiOを例えばCVD法により例えば膜厚2nm〜5nm程度に堆積し、HfSiO膜7を形成する。第2の絶縁膜としては、HfSiO膜の代わりにHfSiON膜を形成しても良い。また、第2の絶縁膜として、HfSiO膜の代わりにHf,Si,Ga,Al,La,Zr,Y,Bi,Baのうちの少なくとも1種を含む酸化物膜又は酸窒化物膜(但し、HfSiO膜及びHfSiON膜を除く)を形成しても好適である。
HfSiO膜7を形成した際に、HfSiO膜7はシリコン酸化膜4と重畳されるが、両者は上層絶縁膜であるシリコン窒化膜5を介した積層状態となる。そのため、HfSiO膜7内の金属元素であるHf及びSiがシリコン窒化膜5でブロックされ、シリコン酸化膜4内へのHf及びSiの拡散が抑止される。
続いて、図5に示すように、HfSiO膜7をパターニングする。
詳細には、HfSiO膜7上の全面にレジストを塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、シリコン基板1の低リーク用膜形成領域のみを覆うレジストパターン8を形成する。そして、このレジストパターン8をマスクとしてHfSiO膜7をエッチング、ここではHfSiO膜7がアモルファス膜であるために、シリコン基板1を、例えばエッチング液としてフッ酸(HF)を用いてウェットエッチングする。このウェットエッチングにより、I/O用膜形成領域及びロジック用形成領域で露出するHfSiO膜7が選択的に除去され、レジストパターン8で保護された低リーク用膜形成領域のみにHfSiO膜7が残存する。
このウェットエッチングにおいて、シリコン酸化膜4上のHfSiO膜7をエッチング除去する際に、シリコン窒化膜5がエッチングストッパーとして機能する。そのため、シリコン酸化膜4はシリコン窒化膜5によりエッチング液から保護され、当該エッチングによるダメージが抑止される。この事情は、例えばHigh-k絶縁材料からなる第2の絶縁膜がアモルファス膜でなく、当該ウェットエッチングの代わりにドライエッチングを行う場合でも同様である。
ここで、HfSiO膜7を形成する際に、先ずシリコン酸化膜等の下地膜(不図示)を形成し、その後に下地膜上にHfSiO膜7を形成するようにしても良い。この場合、HfSiO膜7をパターニングする際に、HfSiO膜7と共に下地膜を加工し、低リーク用膜形成領域上のHfSiO膜7下のみに下地膜を残す。
続いて、図6に示すように、シリコン酸化膜9を形成する。
詳細には、先ずレジストパターン8を灰化処理等により除去する。
次に、第3の絶縁膜として、例えば熱酸化法によりシリコン基板1の表面を酸化する。このとき、シリコン基板1で表面が露出した状態の部分はロジック用膜形成領域のみであるため、このロジック用膜形成領域のみに例えば膜厚1nm〜2nm程度の薄いシリコン酸化膜9が形成される。第3の絶縁膜としては、シリコン酸化膜の代わりに、例えば熱酸窒化法により、薄いシリコン酸窒化膜を形成しても良い。
続いて、図7に示すように、ゲート電極11,12,13、及びLDD領域14を順次形成する。
詳細には、先ず、I/O用膜形成領域、低リーク用膜形成領域、及びロジック用膜形成領域を含むシリコン基板上の全面に、導電膜、ここでは多結晶シリコン膜(不図示)を例えばCVD法により堆積する。そして、リソグラフィー及びドライエッチングにより多結晶シリコン膜を電極形状にパターニングし、I/O用膜形成領域にはシリコン窒化膜5上にゲート電極11を、低リーク用膜形成領域にはHfSiO膜7上にゲート電極12を、ロジック用膜形成領域にはシリコン酸化膜9上にゲート電極13をそれぞれパターン形成する。
次に、ゲート電極11,12,13をマスクとして、I/O用膜形成領域におけるシリコン酸化膜4下のシリコン基板1の表層、低リーク用膜形成領域におけるHfSiO膜7下のシリコン基板1の表層、ロジック用膜形成領域におけるシリコン酸化膜9下のシリコン基板1の表層に、それぞれ不純物をイオン注入する。ここでは、例えばn型不純物である砒素(As)を例えばドーズ量1×1013/cm2、加速エネルギー10keVの条件でイオン注入し、LDD領域14を形成する。
続いて、図8に示すように、サイドウォール絶縁膜15、ソース/ドレイン領域16、及びシリサイド層17を順次形成する。
詳細には、先ず、I/O用膜形成領域、低リーク用膜形成領域、及びロジック用膜形成領域を含むシリコン基板上の全面に、ゲート電極11,12,13を覆うように絶縁膜、ここではシリコン酸化膜(不図示)を例えばCVD法により堆積する。そして、ゲート電極11,12,13をマスクとして、このシリコン酸化膜の全面を異方性ドライエッチング(エッチバック)する。このエッチバックにより、ゲート電極11,12,13の各側面のみにシリコン酸化膜を残し、サイドウォール絶縁膜15を形成する。更にサイドウォール絶縁膜15の形成に続いて、ゲート電極11,12,13、及びサイドウォール絶縁膜15をマスクとして、シリコン窒化膜5及びシリコン酸化膜4、HfSiO膜7、及びシリコン酸化膜9をドライエッチングし、ゲート絶縁膜34,35,36を形成する。
本実施形態では、I/O用膜形成領域において、シリコン酸化膜4上に上層絶縁膜であるシリコン窒化膜5が積層された状態として、ゲート絶縁膜34をパターン形成する。シリコン窒化膜はシリコン酸化膜よりも誘電率が高いため、ゲート絶縁膜をシリコン酸化膜とシリコン窒化膜との2層構造とすることにより、言わば電気的には薄く、物理的には厚い信頼性の高いゲート絶縁膜が実現する。
次に、ゲート電極11,12,13、及びサイドウォール絶縁膜15をマスクとして、I/O用膜形成領域におけるゲート絶縁膜34下のシリコン基板1の表層、低リーク用膜形成領域におけるゲート絶縁膜35下のシリコン基板1の表層、ロジック用膜形成領域におけるゲート絶縁膜36下のシリコン基板1の表層に、それぞれ不純物をイオン注入する。ここでは、例えばn型不純物であるリン(P)をLDD領域14よりも高不純物濃度となるように、例えばドーズ量5×1013/cm2、加速エネルギー15keVの条件でイオン注入し、LDD領域14の一部と重畳されてなるソース/ドレイン領域16を形成する。
次に、I/O用膜形成領域、低リーク用膜形成領域、及びロジック用膜形成領域を含むシリコン基板1上の全面に、シリサイドを形成し得る金属、ここでは例えばWをスパッタ法等により堆積した後、熱処理を行う。この熱処理により、WとSiとがシリサイド反応し、ゲート電極11,12,13上、及び各ソース/ドレイン領域14上にWSi2であるシリサイド層17が形成される。このように、シリサイド構造(ここではサリサイド構造)を形成することにより、ゲート電極やソース/ドレイン領域の低抵抗化を図ることができる。
なお、本実施形態では、I/O用膜形成領域、低リーク用膜形成領域、及びロジック用膜形成領域の各々に、同一のイオン注入によりLDD領域14及びソース/ドレイン領域16を形成する場合について例示したが、勿論、各形成領域毎に適合した不純物導入を行うべく、各形成領域毎に適合した不純物、ドーズ量及び加速エネルギーでイオン注入し、LDD領域及びソース/ドレイン領域を形成するようにしても良い。
この場合、イオン注入する形成領域を除く部分をレジストマスクで覆い、所定のイオン注入を行う。このように、レジストマスクの形成、イオン注入、及びレジストマスクの除去を、I/O用膜形成領域、低リーク用膜形成領域、及びロジック用膜形成領域の各々に対して適宜繰り返し行うことにより、各形成領域毎に適合したLDD領域及びソース/ドレイン領域を形成する。
また、本実施形態では、I/O用膜形成領域、低リーク用膜形成領域、及びロジック用膜形成領域の各々にn型不純物をイオン注入する場合について例示したが、レジストマスクの形成位置・順序及びイオン注入条件を変更し、同一のシリコン基板1内でn型及びp型不純物を分けてイオン注入し、n型及びp型MOSFETを作り分けるようにすることも可能である。
続いて、図9に示すように、層間絶縁膜18、コンタクトプラグ21、及び配線22を順次形成する。
詳細には、先ず、I/O用膜形成領域、低リーク用膜形成領域、及びロジック用膜形成領域を含むシリコン基板1上の全面に、ゲート電極11,12,13を埋め込むように絶縁膜、ここではシリコン酸化膜を例えばCVD法により堆積し、層間絶縁膜18を形成する。
次に、層間絶縁膜18のソース/ドレイン領域16上に相当する部位をパターニングして、ソース/ドレイン領域16上のシリサイド層17表面の一部を露出させるコンタクト孔19を形成する。そして、コンタクト孔19を埋め込むように導電材料、ここではWを堆積した後、層間絶縁膜18の表面をストッパーとしてCMP法によりWを研磨し、コンタクト孔19をWで充填するコンタクトプラグ21を形成する。
次に、層間絶縁膜18の全面に金属材料、ここではAl(又はAl合金)を堆積し、パターニングすることにより、コンタクトプラグ21を介してソース/ドレイン領域16と電気的に接続されてなる配線22を形成する。
その後、ゲート電極11,12,13を接続するためのパターニングや更なる層間絶縁膜・配線等の形成工程を経て、I/O用膜形成領域にはI/Oトランジスタ31を、低リーク用膜形成領域には低リークトランジスタ32を、ロジック用膜形成領域にはロジックトランジスタ33をそれぞれ形成し、本実施形態の半導体装置を完成させる。
以上説明したように、本実施形態によれば、シリコン基板1上で相異なる2種以上、ここでは3種類の形成領域が画定されており、各形成領域毎にゲート絶縁膜34,35,36を作り分けるに際して、High-k絶縁材料からなる第2の絶縁膜(HfSiO膜7)を用いるにも係わらず、第1の絶縁膜(シリコン酸化膜4)の機能を損なうことなく、極めて信頼性の高いMOSFETを実現することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、第1の実施形態と同様に各種のMOSFETを備えた半導体装置を開示するが、I/Oトランジスタのゲート絶縁膜が異なる点で相違する。
図10〜図14は、第2の実施形態による半導体装置の製造方法の主要工程を順に示す概略断面図である。
先ず、第1の実施形態と同様に、図1〜図5の各工程を経る。
続いて、レジストパターン8を灰化処理等により除去した後、図10に示すように、シリコン窒化膜5を除去する。
詳細には、シリコン基板1を、例えばエッチング液としてリン酸を用いてウェットエッチングする。このウェットエッチングにより、I/O用膜形成領域においてシリコン酸化膜4上に積層されたシリコン窒化膜5が選択的に除去される。
続いて、図11に示すように、シリコン酸化膜9を形成する。
詳細には、第3の絶縁膜として、例えば熱酸化法によりシリコン基板1の表面を酸化する。このとき、シリコン基板1で表面が露出した状態の部分はロジック用膜形成領域のみであるため、このロジック用膜形成領域のみに例えば膜厚(1〜2nm )程度の薄いシリコン酸化膜9が形成される。第3の絶縁膜としては、シリコン酸化膜の代わりに、例えば熱酸窒化法により、薄いシリコン酸窒化膜を形成しても良い。
続いて、図12に示すように、ゲート電極11,12,13、及びLDD領域14を順次形成する。
詳細には、先ず、I/O用膜形成領域、低リーク用膜形成領域、及びロジック用膜形成領域を含むシリコン基板上の全面に、導電膜、ここでは多結晶シリコン膜(不図示)を例えばCVD法により堆積する。そして、リソグラフィー及びドライエッチングにより多結晶シリコン膜を電極形状にパターニングし、I/O用膜形成領域にはシリコン酸化膜4上にゲート電極11を、低リーク用膜形成領域にはHfSiO膜7上にゲート電極12を、ロジック用膜形成領域にはシリコン酸化膜9上にゲート電極13をそれぞれパターン形成する。
次に、ゲート電極11,12,13をマスクとして、I/O用膜形成領域におけるシリコン酸化膜4下のシリコン基板1の表層、低リーク用膜形成領域におけるHfSiO膜7下のシリコン基板1の表層、ロジック用膜形成領域におけるシリコン酸化膜9下のシリコン基板1の表層に、それぞれ不純物をイオン注入する。ここでは、例えばn型不純物である砒素(As)を例えばドーズ量1×1013/cm2、加速エネルギー10keVの条件でイオン注入し、LDD領域14を形成する。
続いて、図13に示すように、サイドウォール絶縁膜15、ソース/ドレイン領域16、及びシリサイド層17を順次形成する。
詳細には、先ず、I/O用膜形成領域、低リーク用膜形成領域、及びロジック用膜形成領域を含むシリコン基板上の全面に、ゲート電極11,12,13を覆うように絶縁膜、ここではシリコン酸化膜(不図示)を例えばCVD法により堆積する。そして、ゲート電極11,12,13をマスクとして、このシリコン酸化膜の全面を異方性ドライエッチング(エッチバック)する。このエッチバックにより、ゲート電極11,12,13の各側面のみにシリコン酸化膜を残し、サイドウォール絶縁膜15を形成する。更にサイドウォール絶縁膜15の形成に続いて、ゲート電極11,12,13、及びサイドウォール絶縁膜15をマスクとして、シリコン酸化膜4、HfSiO膜7、及びシリコン酸化膜9をドライエッチングし、ゲート絶縁膜41,35,36を形成する。
本実施形態では、I/O用膜形成領域において、シリコン酸化膜4上に形成された上層絶縁膜であるシリコン窒化膜5を除去した状態で、I/O用膜形成領域に存するシリコン酸化膜4をパターニングすることにより、ゲート絶縁膜41をパターン形成する。ゲート絶縁膜41として、比較的厚いシリコン酸化膜4のみの単層構造とすることにより、膜形成を精緻に行うことができ、上記したHf及びSiの拡散やウェットエッチング等の影響のない、信頼性の高いゲート絶縁膜が実現する。
次に、ゲート電極11,12,13、及びサイドウォール絶縁膜15をマスクとして、I/O用膜形成領域におけるゲート絶縁膜41下のシリコン基板1の表層、低リーク用膜形成領域におけるゲート絶縁膜35下のシリコン基板1の表層、ロジック用膜形成領域におけるゲート絶縁膜36下のシリコン基板1の表層に、それぞれ不純物をイオン注入する。ここでは、例えばn型不純物であるリン(P)をLDD領域14よりも高不純物濃度となるように、例えばドーズ量5×1013/cm2、加速エネルギー15keVの条件でイオン注入し、LDD領域14の一部と重畳されてなるソース/ドレイン領域16を形成する。
次に、I/O用膜形成領域、低リーク用膜形成領域、及びロジック用膜形成領域を含むシリコン基板1上の全面に、シリサイドを形成し得る金属、ここでは例えばWをスパッタ法等により堆積した後、熱処理を行う。この熱処理により、WとSiとがシリサイド反応し、ゲート電極11,12,13上、及び各ソース/ドレイン領域14上にWSi2であるシリサイド層17が形成される。このように、シリサイド構造(ここではサリサイド構造)を形成することにより、ゲート電極やソース/ドレイン領域の低抵抗化を図ることができる。
なお、本実施形態では、I/O用膜形成領域、低リーク用膜形成領域、及びロジック用膜形成領域の各々に、同一のイオン注入によりLDD領域14及びソース/ドレイン領域16を形成する場合について例示したが、勿論、各形成領域毎に適合した不純物導入を行うべく、各形成領域毎に適合した不純物、ドーズ量及び加速エネルギーでイオン注入し、LDD領域及びソース/ドレイン領域を形成するようにしても良い。この場合、イオン注入する形成領域を除く部分をレジストマスクで覆い、イオン注入を行う。
また、本実施形態では、I/O用膜形成領域、低リーク用膜形成領域、及びロジック用膜形成領域の各々にn型不純物をイオン注入する場合について例示したが、レジストマスクの形成位置・順序及びイオン注入条件を変更し、同一のシリコン基板1内でn型及びp型不純物を分けてイオン注入し、n型及びp型MOSFETを作り分けるようにすることも可能である。
続いて、図14に示すように、層間絶縁膜18、コンタクトプラグ21、及び配線22を順次形成する。
詳細には、先ず、I/O用膜形成領域、低リーク用膜形成領域、及びロジック用膜形成領域を含むシリコン基板1上の全面に、ゲート電極11,12,13を埋め込むように絶縁膜、ここではシリコン酸化膜を例えばCVD法により堆積し、層間絶縁膜18を形成する。
次に、層間絶縁膜18のソース/ドレイン領域16上に相当する部位をパターニングして、ソース/ドレイン領域16上のシリサイド層17表面の一部を露出させるコンタクト孔19を形成する。そして、コンタクト孔19を埋め込むように導電材料、ここではWを堆積した後、層間絶縁膜18の表面をストッパーとしてCMP法によりWを研磨し、コンタクト孔19をWで充填するコンタクトプラグ21を形成する。
次に、層間絶縁膜18の全面に金属材料、ここではAl(又はAl合金)を堆積し、パターニングすることにより、コンタクトプラグ21を介してソース/ドレイン領域16と電気的に接続されてなる配線22を形成する。
その後、ゲート電極11,12,13を接続するためのパターニングや更なる層間絶縁膜・配線等の形成工程を経て、I/O用膜形成領域にはI/Oトランジスタ31を、低リーク用膜形成領域には低リークトランジスタ32を、ロジック用膜形成領域にはロジックトランジスタ33をそれぞれ形成し、本実施形態の半導体装置を完成させる。
以上説明したように、本実施形態によれば、シリコン基板1上で相異なる2種以上、ここでは3種類の形成領域が画定されており、各形成領域毎にゲート絶縁膜41,35,36を作り分けるに際して、High-k絶縁材料からなる第2の絶縁膜(HfSiO膜7)を用いるにも係わらず、第1の絶縁膜(シリコン酸化膜4)の機能を損なうことなく、極めて信頼性の高いMOSFETを実現することができる。
なお、第1及び第2の実施形態において、第1の絶縁膜としてシリコン酸化膜4(又はシリコン酸窒化膜)を形成する場合について例示したが、例えば以下の場合でも、本発明を適用することができる。例えば、第1の絶縁膜をシリコン窒化膜とし、第2の絶縁膜のエッチング時において、上層絶縁膜としてシリコン窒化膜よりもエッチング速度の低いAlN膜又はAl23膜を材料として形成する。この場合、第2の絶縁膜としては、Hf,Si,Ga,Al,La,Zr,Y,Bi,Baのうちの少なくとも1種を含む酸化物膜又は酸窒化物膜を材料として形成することが好ましい。
以下、本発明の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)少なくとも第1の領域及び第2の領域とが画定されてなる基板と、
前記第1の領域のみに形成された第1の絶縁膜と、
前記第1の絶縁膜よりも誘電率の高い絶縁材料からなり、前記第2の領域のみに形成された第2の絶縁膜と
を含み、
前記第1の絶縁膜上を覆うように、前記第2の絶縁膜よりもエッチング速度の低い絶縁材料からなる上層絶縁膜が形成されていることを特徴とする電子デバイス。
(付記2)前記上層絶縁膜は、シリコン窒化膜、AlN膜及びAl23膜のうちから選ばれた1種であることを特徴とする付記1に記載の電子デバイス。
(付記3)前記第1の絶縁膜は、シリコン酸化膜又はシリコン酸窒化膜であることを特徴とする付記1又は2に記載の電子デバイス。
(付記4)前記第2の絶縁膜は、Hf,Si,Ga,Al,La,Zr,Y,Bi,Baのうちの少なくとも1種を含む酸化物膜又は酸窒化物膜であることを特徴とする付記1〜3のいずれか1項に記載の電子デバイス。
(付記5)前記第1の絶縁膜及び前記上層絶縁膜の積層膜は、前記第1の領域に形成された第1のトランジスタのゲート絶縁膜であり、
前記第2の絶縁膜は、前記第2の領域に形成された第2のトランジスタのゲート絶縁膜であることを特徴とする付記1〜4のいずれか1項に記載の電子デバイス。
(付記6)前記基板には、更に第3の領域が画定されており、
前記第3の領域のみに形成され、前記第1の絶縁膜よりも薄い第3の絶縁膜を更に含むことを特徴とする付記1〜5のいずれか1項に記載の電子デバイス。
(付記7)前記第3の絶縁膜は、前記第3の領域に形成された第3のトランジスタのゲート絶縁膜であることを特徴とする付記6に記載の電子デバイス。
(付記8)基板上方の全面に第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜上を覆うように全面に、上層絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜及び前記上層絶縁膜からなる積層膜をエッチング加工し、前記積層膜を前記基板の第1の領域のみに残す工程と、
前記上層絶縁膜上を含む前記基板上方の全面に、前記第1の絶縁膜よりも誘電率の高い絶縁材料からなる第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜をエッチング加工し、前記第2の絶縁膜を前記基板の第2の領域のみに残す工程と
を含み、
前記上層絶縁膜は、前記第2の絶縁膜よりもエッチング速度の低い絶縁材料からなり、
前記第2の絶縁膜をエッチング加工する工程において、前記第1の領域では、前記上層絶縁膜をエッチングストッパーとして用い、前記上層絶縁膜上の前記第2の絶縁膜を除去することを特徴とする電子デバイスの製造方法。
(付記9)前記上層絶縁膜は、シリコン窒化膜、AlN膜及びAl23膜のうちから選ばれた1種であることを特徴とする付記8に記載の電子デバイスの製造方法。
(付記10)前記第1の絶縁膜は、シリコン酸化膜又はシリコン酸窒化膜であることを特徴とする付記8又は9に記載の電子デバイスの製造方法。
(付記11)前記第2の絶縁膜は、Hf,Si,Ga,Al,La,Zr,Y,Bi,Baのうちの少なくとも1種を含む酸化物膜又は酸窒化物膜であることを特徴とする付記8〜10のいずれか1項に記載の電子デバイスの製造方法。
(付記12)前記第1の絶縁膜及び前記上層絶縁膜の積層膜は、前記第1の領域に形成された第1のトランジスタのゲート絶縁膜であり、
前記第2の絶縁膜は、前記第2の領域に形成された第2のトランジスタのゲート絶縁膜であることを特徴とする付記8〜11のいずれか1項に記載の電子デバイスの製造方法。
(付記13)前記第2の絶縁膜をエッチング加工する工程の後に、前記第1の絶縁膜上の前記上層絶縁膜を除去することを特徴とする付記8〜11のいずれか1項に記載の電子デバイスの製造方法。
(付記14)前記第1の絶縁膜は、前記第1の領域に形成された第1のトランジスタのゲート絶縁膜であり、
前記第2の絶縁膜は、前記第2の領域に形成された第2のトランジスタのゲート絶縁膜であることを特徴とする付記13に記載の電子デバイスの製造方法。
(付記15)前記第2の絶縁膜をエッチング加工する工程の後に、前記基板の第3の領域のみに、前記第1の絶縁膜よりも薄い第3の絶縁膜を形成する工程を更に含むことを特徴とする付記8〜14のいずれか1項に記載の電子デバイスの製造方法。
(付記16)前記第3の絶縁膜は、前記第3の領域に形成された第3のトランジスタのゲート絶縁膜であることを特徴とする付記15に記載の電子デバイスの製造方法。
第1の実施形態による半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図1に引き続き、第1の実施形態による半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図2に引き続き、第1の実施形態による半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図3に引き続き、第1の実施形態による半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図4に引き続き、第1の実施形態による半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図5に引き続き、第1の実施形態による半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図6に引き続き、第1の実施形態による半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図7に引き続き、第1の実施形態による半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 図8に引き続き、第1の実施形態による半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。 第2の実施形態による半導体装置の製造方法の主要工程を順に示す概略断面図である。 図10に引き続き、第2の実施形態による半導体装置の製造方法の主要工程を順に示す概略断面図である。 図11に引き続き、第2の実施形態による半導体装置の製造方法の主要工程を順に示す概略断面図である。 図12に引き続き、第2の実施形態による半導体装置の製造方法の主要工程を順に示す概略断面図である。 図13に引き続き、第2の実施形態による半導体装置の製造方法の主要工程を順に示す概略断面図である。
符号の説明
1 シリコン基板
2 分離溝
3 STI素子分離構造
4,9 シリコン酸化膜
5 シリコン窒化膜
6,8 レジストパターン
7 HfSiO膜
11,12,13 ゲート電極
14 LDD領域
15 サイドウォール絶縁膜
16 ソース/ドレイン領域
17 シリサイド層
18 層間絶縁膜
19 コンタクト孔
21 コンタクトプラグ
22 配線
31 I/Oトランジスタ
32 低リークトランジスタ
33 ロジックトランジスタ
34,35,36,41 ゲート絶縁膜

Claims (5)

  1. 少なくとも第1の領域及び第2の領域とが画定されてなる基板と、
    前記第1の領域のみに形成された第1の絶縁膜と、
    前記第1の絶縁膜よりも誘電率の高い絶縁材料からなり、前記第2の領域のみに形成された第2の絶縁膜と
    を含み、
    前記第1の絶縁膜上を覆うように、前記第2の絶縁膜よりもエッチング速度の低い絶縁材料からなる上層絶縁膜が形成されていることを特徴とする電子デバイス。
  2. 前記第1の絶縁膜及び前記上層絶縁膜の積層膜は、前記第1の領域に形成された第1のトランジスタのゲート絶縁膜であり、
    前記第2の絶縁膜は、前記第2の領域に形成された第2のトランジスタのゲート絶縁膜であることを特徴とする請求項1に記載の電子デバイス。
  3. 前記基板には、更に第3の領域が画定されており、
    前記第3の領域のみに形成され、前記第1の絶縁膜よりも薄い第3の絶縁膜を更に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子デバイス。
  4. 基板上方の全面に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜上を覆うように全面に、上層絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜及び前記上層絶縁膜からなる積層膜をエッチング加工し、前記積層膜を前記基板の第1の領域のみに残す工程と、
    前記上層絶縁膜上を含む前記基板上方の全面に、前記第1の絶縁膜よりも誘電率の高い絶縁材料からなる第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜をエッチング加工し、前記第2の絶縁膜を前記基板の第2の領域のみに残す工程と
    を含み、
    前記上層絶縁膜は、前記第2の絶縁膜よりもエッチング速度の低い絶縁材料からなり、
    前記第2の絶縁膜をエッチング加工する工程において、前記第1の領域では、前記上層絶縁膜をエッチングストッパーとして用い、前記上層絶縁膜上の前記第2の絶縁膜を除去することを特徴とする電子デバイスの製造方法。
  5. 前記第2の絶縁膜をエッチング加工する工程の後に、前記第1の絶縁膜上の前記上層絶縁膜を除去することを特徴とする請求項4に記載の電子デバイスの製造方法。
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