JP2008021736A - 光センサ、フィルタおよびフィルタ製造方法 - Google Patents

光センサ、フィルタおよびフィルタ製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】生産性の高い赤外線領域の光センサを提供する。
【解決手段】光センサ5は、赤色の有機顔料により各受光素子12上に形成された赤フィルタ14Rと、赤フィルタ14Rより短波長域で入射光を透過するシアン色の有機顔料により選択的に赤フィルタ14R上に形成されたシアンフィルタ14Cyと、シアンフィルタ14Cyより短波長域で入射光を透過する青色の有機顔料により選択的に赤フィルタ14R上に形成された青フィルタ14Bと、シアンフィルタ14Cyと赤フィルタ14Rとを透過した入射光を受光するシアン受光素子12Cyから得られた強度値から、青フィルタ14Bと赤フィルタ14Rとを透過した入射光を受光する青受光素子12Bから得られた強度値を引き算処理する演算部21とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生産性の高い赤外線領域の光センサ、フィルタおよびフィルタ製造方法に関する。
近年、光を検出する光センサが種々の分野で用いられている。例えば、一眼レフカメラなどで用いられる被写体への測長手段や車載カメラ・監視カメラなどには赤外線を検出する光センサが利用されている。
光センサには、赤外線のような特定の波長領域の光を透過するフィルタが受光素子上に形成されている。フィルタには、無機材料の多層薄膜からなる無機フィルタや、有機顔料を分散させた有機顔料フィルタ等がある。
ここで、赤外線領域の光センサにおいては、波長選択性の良い無機フィルタが用いられることが多い。無機フィルタは、ピーク波長の光を高い透過率で透過し、他の波長領域の光を反射する。そのため、一般的には、有機顔料フィルタに比して、無機フィルタは、色純度が高く、輝度も高いという性質を有している。このような無機フィルタの例としては、SiOとTiOとを交互に積層したものが挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−337310号公報
しかしながら、上述した無機フィルタは、以下に示す理由から、有機顔料フィルタに比して生産性が低い。
(A)無機フィルタの製造に際して、真空蒸着装置を用いる必要がある。それゆえ、成膜するのに長時間かかる。本発明者らの検討によれば、チェンバ排気、蒸着、冷却ベンドを行なうのに20時間程度を要する。
(B)無機フィルタを用いて光センサを製造した場合、無機フィルタが分光異常となった際に、無機フィルタを除去し、再度無機フィルタを製造するというリワークが不可能である。このため、フィルタに分光異常が生じた場合には、光センサそのものを無駄にすることになる。
(C)無機フィルタは、TiO等の無機材料を真空蒸着方式で成膜するため、曲げ等の外力により多層薄膜にクラックが生じやすい。すなわち、可撓性がないので、数十μmレベルの欠陥が生じることが多い。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、生産性の高い赤外線領域の光センサ、フィルタおよびフィルタ製造方法を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するために以下の手段を講じる。
請求項1に対応する発明は、基板と、前記基板に形成され、受光した入射光の強度値を得るための複数の受光素子と、前記各受光素子上に、赤色の有機顔料により形成された赤フィルタと、前記赤フィルタ上に、該赤フィルタより短波長域で入射光を透過する第1の有機顔料により選択的に形成された第1フィルタと、前記第1フィルタが形成された位置とは異なる前記赤フィルタ上の位置に、該第1フィルタより短波長域で入射光を透過する第2の有機顔料により選択的に形成された第2フィルタと、前記第1フィルタと前記赤フィルタとを透過した入射光を受光する受光素子から得られた強度値から、前記第2フィルタと前記赤フィルタとを透過した入射光を受光する受光素子から得られた強度値を引き算処理する演算手段とを備えた光センサである。
請求項2に対応する発明は、請求項1に対応する光センサにおいて、前記第1フィルタは、シアン色の有機顔料からなるシアンフィルタであり、前記第2フィルタは、青色の有機顔料からなる青フィルタである光センサである。
請求項3に対応する発明は、基板と、前記基板に形成され、受光した入射光の強度値を得るための複数の受光素子と、前記受光素子上に、赤色の有機顔料により選択的に形成された赤フィルタと、前記赤フィルタが形成された位置とは異なる前記受光素子上の位置に、該赤フィルタより短波長域で入射光を透過するシアン色の有機顔料により選択的に形成されたシアンフィルタと、前記赤フィルタおよび前記シアンフィルタが形成された位置とは異なる前記受光素子上の位置に、前記シアンフィルタより短波長域で入射光を透過する青色の有機顔料により選択的に形成された青フィルタと、前記赤フィルタ、前記シアンフィルタ、前記青フィルタのそれぞれを透過した入射光を受光する受光素子から得られた強度値に基づいて、赤外線領域の光の強度値を求める演算手段とを備えた光センサである。
請求項4に対応する発明は、基板に形成された第1受光素子および第2受光素子と、前記第1受光素子から得られた強度値と、前記第2受光素子から得られた強度値とを引き算処理する演算手段とを備えた光センサに用いられるフィルタであって、前記第1受光素子上に順次積層される、赤色の有機顔料からなる赤フィルタおよびシアン色の有機顔料からなるシアンフィルタと、前記第2受光素子上に順次積層される、赤色の有機顔料からなる赤フィルタおよび青色の有機顔料からなる青フィルタとを備えたフィルタである。
請求項5に対応する発明は、基板に形成された複数の受光素子上に、赤色の有機顔料からなる赤フィルタを形成する赤フィルタ形成工程と、前記赤フィルタ上に、該赤フィルタより短波長域で入射光を透過する第1の有機顔料からなる第1フィルタを選択的に形成する第1フィルタ形成工程と、前記第1フィルタが形成される位置とは異なる赤フィルタ上の位置に、該第1フィルタより短波長域で入射光を透過する第2の有機顔料からなる第2フィルタを選択的に形成する第2フィルタ形成工程とを備えたフィルタ製造方法である。
請求項6に対応する発明は、請求項5に対応するフィルタ製造方法において、前記第1フィルタは、シアン色の有機顔料からなるシアンフィルタであり、前記第2フィルタは、青色の有機顔料からなる青フィルタであるフィルタ製造方法である。
<用語>
本発明において、「透過率」は、屈折率1.5前後の透明ガラスの透過率を100%として求めている。
また、「半値波長」は、光の透過が抑制された短波長側から光を透過する長波長側にかけて透過率が増加している分光特性曲線において、透過率の値が50%となる光の波長を意味する。すなわち、略S字状となった分光特性曲線における半値波長である。
<作用>
従って、本発明は以上のような手段を講じたことにより、以下の作用を有する。
請求項1に対応する発明は、赤色の有機顔料により各受光素子上に形成された赤フィルタと、赤フィルタより短波長域で入射光を透過する第1の有機顔料により選択的に赤フィルタ上に形成された第1フィルタと、第1フィルタより短波長域で入射光を透過する第2の有機顔料により選択的に赤フィルタ上に形成された第2フィルタと、第1フィルタと赤フィルタとを透過した入射光を受光する受光素子から得られた強度値から、第2フィルタと赤フィルタとを透過した入射光を受光する受光素子から得られた強度値を引き算処理する演算手段とを備えた構成により、有機顔料を用いて赤外線透過フィルタを形成しているので、生産性の高い赤外線領域の光センサを提供できる。
請求項2に対応する発明は、請求項1に対応する光センサにおいて、第1フィルタが、シアン色の有機顔料からなるシアンフィルタであり、第2フィルタが、青色の有機顔料からなる青フィルタであるので、略750nm〜略800nmの波長領域の赤外線を検出し得る光センサを提供できる。
請求項3に対応する発明は、赤色の有機顔料により受光素子上に選択的に形成された赤フィルタと、赤フィルタが形成された位置とは異なる受光素子上の位置に、シアン色の有機顔料により選択的に形成されたシアンフィルタと、赤フィルタおよびシアンフィルタが形成された位置とは異なる受光素子上の位置に、青色の有機顔料により選択的に形成された青フィルタと、赤フィルタ・シアンフィルタ・青フィルタのそれぞれを透過した入射光を受光する受光素子から得られた強度値に基づいて、赤外線領域の光の強度値を求める演算手段とを備えた構成により、略750nm〜略800nmの波長領域の赤外線を検出する光センサを提供できる。
請求項4に対応する発明は、基板に形成された第1受光素子および第2受光素子と、第1受光素子から得られた強度値と第2受光素子から得られた強度値とを引き算処理する演算手段とを備えた光センサに用いられるフィルタであって、第1受光素子上に順次積層される赤フィルタおよびシアンフィルタと、第2受光素子上に順次積層される赤フィルタおよび青フィルタとを備えた構成により、略750nm〜略800nmの波長領域の赤外線を抽出するフィルタを提供できる。
請求項5に対応する発明は、基板に形成された複数の受光素子上に、赤色の有機顔料からなる赤フィルタを該受光素子毎に個別に形成する赤フィルタ形成工程と、該赤フィルタより短波長域で入射光を透過する第1の有機顔料からなる第1フィルタを赤フィルタ上に選択的に形成する第1フィルタ形成工程と、第1フィルタが形成される位置とは異なる赤フィルタ上の位置に、該第1フィルタより短波長域で入射光を透過する第2の有機顔料からなる第2フィルタを選択的に形成する第2フィルタ形成工程とを備えているので、赤外線領域のフィルタを高い生産性で製造し得るフィルタ製造方法を提供できる。
請求項6に対応する発明は、請求項5に対応するフィルタ製造方法において、第1フィルタが、シアン色の有機顔料からなるシアンフィルタであり、第2フィルタが、青色の有機顔料からなる青フィルタであるので、略750nm〜略800nmの波長領域の赤外線を抽出するフィルタを製造することができる。
本発明によれば、生産性の高い赤外線領域の光センサ、フィルタおよびフィルタ製造方法を提供できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
(1−1.構成)
図1は本発明の第1の実施形態に係る光センサ5の構成を示す模式図であり、図2は図1における光センサ5のI−I’断面の構成を示す図である。
光センサ5は、検出部10と信号処理部20とを備えている。なお、本実施形態では受光素子として、CMOSを例示する。
検出部10は、基板11と受光素子12・平坦化層13・フィルタ14・マイクロレンズ15とを備えている。
基板11は、電気信号の授受を可能とする配線層を具備する半導体基板である。配線層を介して、受光素子12が受光した光の強度値を信号処理部20に送出する。
受光素子12は、基板11に形成され、受光した入射光を電気信号に光電変換するものであり、その入射光の強度値を求める機能を有する。また、受光素子12は、光電変換して得られる強度値を演算部21に送出する。なお、後述するように本実施形態においては、フィルタ14として、赤フィルタ14Rが形成され、その赤フィルタ14R上にシアンフィルタ14Cyおよび青フィルタ14Bが積層される。そこで、便宜上、シアンフィルタ14Cyおよび青フィルタ14Bのそれぞれを透過した光を受光する受光素子を、それぞれシアン受光素子12Cy・青受光素子12Bと呼ぶこととする。
平坦化層13は、受光素子12が形成された基板11の入射光側の面に積層されるものであり、赤フィルタ14Rの設置面を平坦にしている。なお、平坦化層13は、紫外線吸収剤としてクマリン系の染料を染料濃度で5%含有したアクリル樹脂により形成されている。
フィルタ14は、受光素子12のそれぞれの上に、有機顔料を積層して形成されるものである。ここでは、フィルタ14として、赤フィルタ14Rと、その赤フィルタ14R上に、シアンフィルタ14Cyと青フィルタ14Bとが個別に形成される。なお、各フィルタの膜厚は1.5μmとし、画素ピッチは5μmとする。
赤フィルタ14Rは、光センサに入射する入射光のうち、赤領域から長波長域の光(すなわち、赤領域の光と赤外域の光)を透過するフィルタである。この赤フィルタ14Rは、C.I. Pigment Red 179、C.I. Pigment Red 177、C.I. Pigment Red 224、C.I. Pigment Red 254から1種もしくは複数種選択された赤顔料と、C.I. Pigment Yellow 139、C.I. Pigment Yellow 150から1種もしくは複数種選択された黄顔料とを混合した有機顔料により形成される。また、赤フィルタ14Rは、略570nm以上の波長領域の光に対して高い透過率を有するものであり、半値波長は略600nmである。
シアンフィルタ14Cyは、シアン色に相当する波長領域の光を透過するものである。このシアンフィルタ14Cyは、C.I. Pigment Blue 15:3等の有機顔料を含むカラーレジストから形成される。シアンフィルタ14Cyは、略480nmの波長の光に対して透過率のピーク値を有するものである。また、それ以上の波長の光に対しては、透過率の値が徐々に減少し、略580nm〜略700nmの波長の光に対して5%未満の透過率の値を示す。そして、略700nm以上の波長領域の光に対して再び高透過率の値を有し、略780nm以上の波長領域においては90%以上の透過率を示す。なお、半値波長は、略750nmである。
青フィルタ14Bは、入射光のうち青色光を抽出するためのものである。この青フィルタ14Bは、C.I. Pigment Blue 15:6やC.I. Pigment Violet 23等の有機顔料を含むカラーレジストから形成される。なお、カラーレジストには、シクロヘキサノン・PGMEAなどの有機溶剤やポリマーワニス・モノマー・感光剤・分散剤が添加される。青フィルタ14Bは、略450nmの波長の光に対して透過率のピーク値を有するものである。また、それ以上の波長に対しては、透過率の値が徐々に減少し、略550nm〜略750nmの波長の光に対して5%未満の透過率の値を示す。そして、略750nm以上の波長領域の光に対して再び高透過率の値を有し、略850nm以上の波長領域においては90%以上の透過率を示す。なお、半値波長は、略800nmである。
上述したフィルタ14R・14Cyのそれぞれと、14Rと14Cyとを積層したフィルタ(以下、第1積層フィルタ14RCyともいう)の分光特性は、図3のように示される。図3において、横軸と縦軸とはそれぞれ波長と透過率とを示しており、線a1・a2・a3により、赤フィルタ14R・シアンフィルタ14Cy・第1積層フィルタ14RCyの分光特性がそれぞれ示される。
フィルタ14R・14Bのそれぞれと、14Rおよび14Bを積層したフィルタ(以下、第2積層フィルタ14RBともいう)との分光特性は、図4のように示される。図4において、横軸と縦軸とはそれぞれ波長と透過率とを示しており、線b1・b2・b3により、赤フィルタ14R・青フィルタ14B・第2積層フィルタ14RBの分光特性がそれぞれ示される。
なお、各フィルタの分光特性は、顔料の種類や比率およびフィルタの膜厚などにより微調整することができる。
マイクロレンズ15は、受光素子12に光を集光するためのものであり、フィルタ14の上に形成される。なお、マイクロレンズ15は、平坦化層13と同じ材質のものから形成される。
信号処理部20は、演算部21と出力部22とを備えている。
演算部21は、シアン受光素子12Cyから送出される強度値と、青受光素子12Bから送出される強度値とを引き算処理するものである。これにより、第1積層フィルタ12RCyの半値波長と、第2積層フィルタ12RBの半値波長との差分に対応する波長領域の光の強度値を求めることができる。
ここで、第1積層フィルタ12RCyは略750nmの半値波長を有し、第2積層フィルタ12RBは略800nmの半値波長を有している。それゆえ、演算部21は、両者の差分である750nm〜800nmの波長領域の光(赤外線)の強度値を求めることができる。また、演算部21は、演算により求めた光の強度値を、赤外線の強度値として、出力部22に送出する。
出力部22は、演算部21により算出された赤外線の強度値が予め設定された設定値以上の場合、検出信号を出力するものである。ここでは、略750nm〜略800nmの波長領域の赤外線が検出された場合に外部装置に検出信号を出力する。
(1−2.動作)
次に、本実施形態に係る光センサ5の動作について図5のフローチャートを用いて説明する。
始めに、対象物から放射される光の一部が入射光として検出部10に入射する。
入射光は、マイクロレンズ15により集光され、フィルタ14を透過して受光素子12に到達する。ここで、フィルタ14として、赤フィルタ14Rとシアンフィルタ14Cyとを積層した第1積層フィルタと、赤フィルタ14Rと青フィルタ14Bとを積層した第2積層フィルタとが形成されており、シアン受光素子12Cyと青受光素子12Bとのそれぞれにおいて、光が検出される(ステップS1)。
シアン受光素子12Cyおよび青受光素子12Bに到達した光は電気信号に変換されて、演算部21に送出される。
その後、演算部21により、第1積層フィルタを透過した光の強度値と、第2積層フィルタを透過した光の強度値とが引き算処理される(ステップS2)。すなわち、以下に示す演算により、光センサ5により検出される光の強度値が求められる。
光センサ5の検出光の強度値
= 第1積層フィルタ(Cy+Red)の検出光の強度値
−第2積層フィルタ(Red+Blue)の検出光の強度値
そして、光センサ5の検出光の強度値が設定値以上である場合、第1積層フィルタと第2積層フィルタとの差に対応する波長領域の光が検出されたとして、検出信号を外部装置に出力する(ステップS3−Yes,S4)。一方、光センサ5の検出光の強度値が設定値未満である場合、検出信号を出力せずに処理を終了する(ステップS3−No)。
(1−3.効果)
以上説明したように、本実施形態に係る光センサ5は、赤色の有機顔料により各受光素子12上に形成された赤フィルタ14Rと、赤フィルタ14Rより短波長域で入射光を透過するシアン色の有機顔料により選択的に赤フィルタ14R上に形成されたシアンフィルタ(第1フィルタ)14Cyと、シアンフィルタ14Cyより短波長域で入射光を透過する青色の有機顔料により選択的に赤フィルタ14R上に形成された青フィルタ(第2フィルタ)14Bと、シアンフィルタ(第1フィルタ)14Cyと赤フィルタ14Rとを透過した入射光を受光する受光素子から得られた強度値から、青フィルタ(第2フィルタ)14Bと赤フィルタ14Rとを透過した入射光を受光する受光素子から得られた強度値を引き算処理する演算手段とを備えた構成により、有機顔料を用いて赤外線透過フィルタを形成しているので、生産性の高い赤外線領域の光センサを提供できる。
また、光センサ5は、シアン色の有機顔料からなるシアンフィルタ14Cy及び赤フィルタ14Rと、青色の有機顔料からなる青フィルタ14B及び赤フィルタ14Rとのそれぞれを透過した光の電気信号を演算処理しているので、図6に示すような分光特性を有するフィルタを見かけ上具備していることになる。図6において、横軸と縦軸とはそれぞれ波長と透過率とを示しており、線c1・c2・c3により、第1積層フィルタ・第2積層フィルタ・演算処理により求まる見かけ上のフィルタの分光特性がそれぞれ示される。すなわち、本実施形態に係る光センサ5は、略720nm〜略850nmの波長領域の光を透過し、略780nmの波長の光に対し透過率が略82%のピーク値を有するフィルタと等価のフィルタを具備していることになる。このため、光センサ5は、略750nm〜略800nmの波長領域の赤外線を検出することができる。
また、受光素子12に光を集光するためのマイクロレンズ15をフィルタ14上に形成しているので、フィルタ14を薄くすることができ、小型の光センサ5を提供することができる。例えば、CMOSやCCD等の受光素子の開口率は通常20〜40%と低い。これに対し、本実施形態に係る検出部10によれば、マイクロレンズ15と受光素子12との距離を短くすることができる。それゆえ、入射光の取り込み角度を大きくすることができ、光センサ5の感度を上げることができる。
なお、マイクロレンズ15は、フェノール系・ポリスチレン系・アクリル系などの樹脂を用いることができるが、耐熱性などの観点からポリスチレン系、望むらくはアクリル系が好ましい。低屈折率の透明樹脂、例えば、フッ素含有アクリル樹脂なども好ましい。マイクロレンズ15上に反射防止膜や低屈折率の樹脂膜を積層する構成では、マイクロレンズ15の材料を窒化シリコンや酸窒化シリコンなどによるマイクロレンズとしてもよい。
また、本実施形態に係る平坦化層13は、紫外線吸収剤としてクマリン系の染料を染料濃度で5%含有したアクリル樹脂により形成されている。それゆえ、平坦化層13の分光特性を、365nm〜420nmの波長の光に対して透過率が50%となる点を有し、かつ450nm以上の波長の光に対して90%以上の透過率となるようにすることができる。この場合、フォトリソグラフィ法でフィルタ14をパターン露光する際の基板11からのハレーションの影響を平坦化層13に吸収させることでき、フィルタ14の画素太りを抑えることができる。
(変形例)
なお、本実施形態の光センサ5においては、赤フィルタ14R上にシアンフィルタ14Cyまたは青フィルタ14Bを形成しているが、図7に示すように、シアンフィルタ14Cyまたは青フィルタ14Bの上に赤フィルタ14Rを形成しても同様の効果が得られる。
また、本実施形態の光センサ5においては、赤フィルタ14R上にシアンフィルタ14Cyまたは青フィルタ14Bを形成しているが、赤色の有機顔料とシアン色の有機顔料とを混ぜて第1積層フィルタを形成してもよく、赤色の有機顔料と青色の有機顔料とを混ぜて第2積層フィルタを形成してもよい。ただし、有機顔料を混合すると可視光を透過しなくなり、パターン露光時のアライメントが難しくなるので、生産性が低下するおそれがある。それゆえ、アライメントの観点からすれば、有機顔料を混合したフィルタよりも有機顔料フィルタを積層したものの方が望ましい。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態では、第1の実施形態に係る検出部10のフィルタの製造方法について、図8および図9の工程図を用いて説明する。
まず、受光素子12(図8において12Cy・12B)が形成された基板11に、平坦化層13を形成する。ここでは、クマリン系の染料を染料濃度で5%含有したアクリル樹脂の塗布液を、2000rpmの回転数でスピンコートした後、180℃以上の熱処理で硬膜することにより、膜厚0.1μmの平坦化層13を形成する(図8(A))。
次に、平坦化層13の上に約1.5μm膜厚の赤色樹脂層RLを形成する。赤色樹脂層RLは、例えば、C.I. Pigment Red 177とC.I. Pigment Yellow 139などの有機顔料を添加した感光性樹脂層である。そして、この赤色樹脂層RLをパターン露光する。ここでは、露光された部分が光化学反応を起こし、アルカリ不溶となる。その後、アルカリ溶液などの現像液を用いて光が照射されていない部分を除去し、赤フィルタ14Rを形成する(図8(B))。
続いて、赤フィルタ14R上に約1.5μm膜厚の青色樹脂層BLを形成する。青色樹脂層BLは、例えば、C.I. Pigment Blue 15:6やC.I. Pigment Violet 23等の有機顔料を添加した感光性樹脂層である。そして、この青色樹脂層BLを、マスクMを用いてパターン露光する(図8(C))。ここでは、露光された部分が光化学反応を起こし、アルカリ不溶となる。その後、アルカリ溶液などの現像液を用いて光が照射されていない部分を除去して、青フィルタ14Bを形成する(図8(D))。
また、同様のフォトリソグラフィプロセスにより、C.I. Pigment Blue 15:3等の有機顔料を用いて、約1.5μm膜厚のシアンフィルタ14Cyを形成する(図9(A))。
このようにして、赤フィルタ14R・青フィルタ14B・シアンフィルタ14Cyを形成した後に、約2μm膜厚の透明樹脂層WLを形成する。透明樹脂層WLは、平坦化層13と同じ材質である。
さらに、透明樹脂層WLの上にフェノール樹脂層16を形成する(図9(B))。フェノール樹脂層16は、後述するドライエッチングの際、エッチングレートを制御し、所望する形状のマイクロレンズ15を得るために形成する。なお、フェノール樹脂層16は、熱フローによりレンズ母型17Mを形成する際、熱フローの制御の役割を果たす。
続いて、フェノール樹脂層16の上に感光性樹脂層17を形成する。感光性樹脂層17は、例えば、アルカリ可溶性・感光性・熱フロー性を持つアルカリ樹脂により形成することができる。
次に、感光性樹脂層17をフォトリソグラフィのプロセスにて矩形のパターンにする。それから、熱処理により矩形状パターンを溶融しながら硬化させたのち、冷却させる。これにより、溶融時の樹脂の表面張力により、半球状となったレンズ母型17Mを形成することができる(図9(C))。
続いて、レンズ母型17Mをマスクとしてドライエッチング処理する。これにより、レンズ母型17Mの形状がフェノール樹脂層16を介して感光性樹脂層17に転写され、マイクロレンズ15が形成される(図9(D))。
なお、マイクロレンズの開口率を上げ、また、マイクロレンズの形状を良くし、レンズ表面のあれを防止するため、レンズ母型17Mのエッチングレートはフェノール樹脂16のエッチングレートより高くし、透明樹脂層WLのエッチングレートは、フェノール樹脂層16のエッチングレートより高くするか、同等するのが望ましい。
以上説明した方法により、検出部10のフィルタを製造することができる。
すなわち、本実施形態に係るフィルタ製造方法によれば、基板11に形成されたシアン受光素子12Cy(第1受光素子)および青受光素子12B(第2受光素子)と、シアン受光素子12Cyから得られた強度値と、青受光素子12Bから得られた強度値とを引き算処理する演算部21とを備えた光センサ5に用いられるフィルタであって、シアン受光素子12Cy上に順次積層される赤フィルタ12Rおよびシアンフィルタ12Cyと、青受光素子12B上に順次積層される赤フィルタ12Rおよび青フィルタ12Bとを備えたフィルタを製造することができる。
また、本実施形態に係るフィルタ製造方法では、赤・シアン・青の有機顔料を用いているので、略750nm〜略800nmの波長領域の赤外線を検出するフィルタを製造することができる。
また、本実施形態に係るフィルタ製造方法では、有機顔料を用いてフィルタを製造しているので、真空蒸着装置を用いる必要が無い。そのため、無機フィルタの製造に比して、生産性の高めることができる。具体的には、フォトリソグラフィにより赤外線透過フィルタを形成するので、真空蒸着するのに比べて安価に製造できる。
さらに、本実施形態に係るフィルタ製造方法では、有機顔料を用いてフィルタを製造しているので、分光異常が発生した場合でもリワークが可能であり、高価なデバイスを無駄にしてしまうことがない。また、無機フィルタと比して、欠陥が少なく、光の入射角による分光シフトも少ない。
(比較例)
本実施形態に係る検出部10のフィルタ(有機顔料フィルタ)と無機フィルタ50との比較例を示す。
図10は無機フィルタ50の断面の構成を示す図である。ここでは、無機フィルタ50は、真空蒸着によりシリコンウエハ上にTiOを1層目として、その上にSiOとTiOとを交互に70層重ねて形成した。また、膜厚の合計が4.0μmとなるようにした。なお、TiO成膜時はガス圧1.5×10−2,温度340℃とし、SiO成膜時はガス圧1.4×10−3,温度340℃として形成した。
上述の手順により無機フィルタ50を形成すると、略760nm〜略810nmの波長領域の光を透過し、略780nmの波長の光に対し透過率が略90%のピーク値を示すものが得られた。
この無機フィルタ50と、本実施形態に係る有機顔料フィルタとの分光特性を図11に示すと、それぞれ線d1・d2のように示される。この結果、本実施形態に係る有機顔料フィルタは、無機フィルタと同程度の分光感度が得られることがわかる。
また、無機フィルタ50の分光特性の入射角依存性は図12のように示される。図12において、線e1・e2・e3はそれぞれ、入射光の角度が0度・15度・25度のときのものを示している。このように、無機フィルタ50では入射角依存により分光がシフトする。そのため、入射光の角度によっては、光を検出できない場合が生じる。これに比して、有機顔料フィルタでは入射光の角度による分光シフトが少ないので、入射光の角度に依存せずに光を検出できる。
なお、分光の測定は、以下のようにして行なった。
まず、受光素子12上の各フィルタ14の膜厚および透明樹脂の膜厚(平坦化層13および透明樹脂層WL)を測定する。なお、透明樹脂については、Si基板上に膜を形成し、その膜厚を接触式の膜厚計(Sloan社製DektakIIA)で測定する。
そして、測定した膜厚と同じ膜厚の透明樹脂およびフィルタ14をガラス基板上に形成し、分光光度計(日立製作所製U-3400 spectrophotometer)によって分光を測定する。このとき、ガラス基板のみ(フィルタや透明樹脂がないもの)の値をリファレンスとして、フィルタや透明樹脂がある場合の分光特性を測定する。また、透過率の値は、屈折率1.5の透明ガラスを100%としている。
<その他>
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る光センサ5の構成を示す模式図である。 同実施形態に係る光センサ5のI−I’断面の構成を示す図である。 同実施形態に係る第1積層フィルタの分光特性を示す図である。 同実施形態に係る第2積層フィルタの分光特性を示す図である。 同実施形態に係る光センサ5の動作を説明するためのフローチャートである。 同実施形態に係る光センサ5が見かけ上具備するフィルタの分光特性を示す図である。 同実施形態に係るフィルタの変形例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る検出部10の製造方法を説明するための工程図である。 同実施形態に係る検出部10の製造方法を説明するための工程図である。 同実施形態の比較例に係る無機フィルタ50の断面の構成を示す図である。 同実施形態のフィルタ14と無機フィルタ50との分光特性を示す図である。 同実施形態の比較例に係る無機フィルタ50の入射角依存性を示す図である。
符号の説明
5・・・光センサ、10・・・検出部、11・・・基板、12・・・受光素子、
12Cy・・・シアン受光素子、12B・・・青受光素子、13・・・平坦化層、
14・・・フィルタ、14R・・・赤フィルタ、14Cy・・・シアンフィルタ、
14B・・・青フィルタ、15・・・マイクロレンズ、20・・・信号処理部、
21・・・演算部、22・・・出力部、50・・・無機フィルタ。

Claims (6)

  1. 基板と、
    前記基板に形成され、受光した入射光の強度値を得るための複数の受光素子と、
    前記各受光素子上に、赤色の有機顔料により形成された赤フィルタと、
    前記赤フィルタ上に、該赤フィルタより短波長域で入射光を透過する第1の有機顔料により選択的に形成された第1フィルタと、
    前記第1フィルタが形成された位置とは異なる前記赤フィルタ上の位置に、該第1フィルタより短波長域で入射光を透過する第2の有機顔料により選択的に形成された第2フィルタと、
    前記第1フィルタと前記赤フィルタとを透過した入射光を受光する受光素子から得られた強度値から、前記第2フィルタと前記赤フィルタとを透過した入射光を受光する受光素子から得られた強度値を引き算処理する演算手段と
    を備えたことを特徴とする光センサ。
  2. 請求項1に記載の光センサにおいて、
    前記第1フィルタは、シアン色の有機顔料からなるシアンフィルタであり、
    前記第2フィルタは、青色の有機顔料からなる青フィルタである
    ことを特徴とする光センサ。
  3. 基板と、
    前記基板に形成され、受光した入射光の強度値を得るための複数の受光素子と、
    前記受光素子上に、赤色の有機顔料により選択的に形成された赤フィルタと、
    前記赤フィルタが形成された位置とは異なる前記受光素子上の位置に、該赤フィルタより短波長域で入射光を透過するシアン色の有機顔料により選択的に形成されたシアンフィルタと、
    前記赤フィルタおよび前記シアンフィルタが形成された位置とは異なる前記受光素子上の位置に、前記シアンフィルタより短波長域で入射光を透過する青色の有機顔料により選択的に形成された青フィルタと、
    前記赤フィルタ、前記シアンフィルタ、前記青フィルタのそれぞれを透過した入射光を受光する受光素子から得られた強度値に基づいて、赤外線領域の光の強度値を求める演算手段と
    を備えたことを特徴とする光センサ。
  4. 基板に形成された第1受光素子および第2受光素子と、
    前記第1受光素子から得られた強度値と、前記第2受光素子から得られた強度値とを引き算処理する演算手段と
    を備えた光センサに用いられるフィルタであって、
    前記第1受光素子上に順次積層される、赤色の有機顔料からなる赤フィルタおよびシアン色の有機顔料からなるシアンフィルタと、
    前記第2受光素子上に順次積層される、赤色の有機顔料からなる赤フィルタおよび青色の有機顔料からなる青フィルタと
    を備えたことを特徴とするフィルタ。
  5. 基板に形成された複数の受光素子上に、赤色の有機顔料からなる赤フィルタを形成する赤フィルタ形成工程と、
    前記赤フィルタ上に、該赤フィルタより短波長域で入射光を透過する第1の有機顔料からなる第1フィルタを選択的に形成する第1フィルタ形成工程と、
    前記第1フィルタが形成される位置とは異なる赤フィルタ上の位置に、該第1フィルタより短波長域で入射光を透過する第2の有機顔料からなる第2フィルタを選択的に形成する第2フィルタ形成工程と
    を備えたことを特徴とするフィルタ製造方法。
  6. 請求項5に記載のフィルタ製造方法において、
    前記第1フィルタは、シアン色の有機顔料からなるシアンフィルタであり、
    前記第2フィルタは、青色の有機顔料からなる青フィルタである
    ことを特徴とするフィルタ製造方法。
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