JP2008020574A - 液晶2画面表示装置 - Google Patents

液晶2画面表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008020574A
JP2008020574A JP2006191095A JP2006191095A JP2008020574A JP 2008020574 A JP2008020574 A JP 2008020574A JP 2006191095 A JP2006191095 A JP 2006191095A JP 2006191095 A JP2006191095 A JP 2006191095A JP 2008020574 A JP2008020574 A JP 2008020574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
liquid crystal
correction
screen display
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006191095A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Okazaki
雄介 岡崎
Nobuo Sugiyama
伸夫 杉山
Atsushi Kanehira
敦志 金平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Epson Imaging Devices Corp
Original Assignee
Epson Imaging Devices Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Epson Imaging Devices Corp filed Critical Epson Imaging Devices Corp
Priority to JP2006191095A priority Critical patent/JP2008020574A/ja
Publication of JP2008020574A publication Critical patent/JP2008020574A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

【課題】2画面表示時に発生する水平方向クロストークが解消され、表示画質が優れた液晶2画面表示装置を提供すること。
【解決手段】本発明の液晶2画面表示装置で使用する信号処理回路10は、予め求められた入力データ値に基づく横方向に隣接する画素間の階調差に起因する輝度変化量に対応する補正データが格納されたルックアップデータテーブルLUTと、第1の画像のデータと第2の画像のデータを合成して2画面データを作成する際に、現在の画素データとその右隣の画素データに基づいて前記ルックアップデータテーブルLUTから補正データを求め、前記補正データに基づいて前記現在の画素データを補正して補正後の現在の画素データを求めるデータ補正操作を全ての画素データに対し行うクロストーク補正ブロック12を備えていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶2画面表示装置に関し、特に一つの画面に複数の画像を重ねて表示し、第1の観察領域に第1の画像を提供し、第2の観察領域に第2の画像を提供することによって、異なった画像を複数の観察者に対して提供することができる液晶2画面表示装置に関する。
従来より、液晶表示装置は、テレビ受像機や情報機器等に搭載される表示装置として、広く使用されている。その一方で、近年の情報機器等の多様化に伴い、一つの画面に複数の画像を重ねて表示し、第1の観察領域に第1の画像を提供し、第2の観察領域に第2の画像を提供する液晶2画面表示装置が知られている(下記特許文献1参照)。
以下において、この従来の液晶2画面表示装置について図面を参照して説明する。なお、図8は従来例に係る液晶2画面表示装置の断面図である。図8に示すように、従来例に係る液晶2画面表示装置50は、第1の画像を表示する第1の画素列51aと第2の画像を表示する第2の画素列51bとが交互に配置されてなる液晶表示パネル52を備えている。ここで、第1及び第2の画素列51a,51bは、例えば液晶表示装置の各画素からなる。また、第1及び第2の画素列51a,51bの各画素間にはブラックマトリクス53が形成されている。そして、液晶表示パネル52の上方には、図示しない厚さGのガラス基板等の透明基板を介して、遮光機能を有した金属もしくは樹脂等からなる遮光板54が配置されている。この遮光板54は第1の画素列51a及び第2の画素列51bに対して平行に交互に延びる遮光部55及び開口部56を備えている。
次に、上記構成の液晶2画面表示装置50により2画面表示が実現される仕組みについて説明する。図8に示すように、遮光板54の表面から距離Dだけ離間した液晶表示パネル52の真正面の位置Cから左方向に離れた第1の観察領域Aには、遮光板54の開口部56を通して第1の画素列51aから第1の画像が提供される。このとき、第2の画素列51bの第2の画像は、遮光板54の遮光部55により遮られるため、第1の観察領域Aには提供されない。
一方、液晶表示パネル52の真正面の位置Cから右方向に離れた第2の観察領域Bには、遮光板54の開口部56を通して第2の画素列51bから第2の画像が提供される。このとき、第1の画素列51aの第1の画像は、遮光板54の遮光部55により遮られるため、第2の観察領域Bには提供されない。こうして、第1の観察領域Aに第1の画像を提供し、第2の観察領域Bに第2の画像を提供する2画面表示が行われる。
特開2005− 258016号公報(特許請求の範囲、段落[0026]〜[0036]、図1)
このような液晶2画面表示装置50は、例えば、自動車内において運転席と助手席との間にこの液晶2画面表示装置50を配置した場合、運転席と助手席とでは液晶2画面表示装置50の観察方向が異なるから、運転席の者には例えばカーナビゲーション装置の映像を観察できるようにし、助手席の者にはその他の映像を観察できるようにすることができる。
しかしながら、一般に液晶表示パネル内の隣り合う画素間に大きな電位差がある場合、その電位差の影響によって輝度レベルに変化が現れることが知られている。液晶2画面表示装置においては、2画面表示時にこのような隣り合う画素間に大きな電位差が生じることが多く、2画面表示時に水平方向クロストークとなって表れる。この現象を図9を用いて説明する。なお、図9(a)は左側及び右側のそれぞれの入力画像と2画面表示時の画像を示す模式図であり、図9(b)は液晶2画面表示装置の画素毎の輝度レベルを表す図であり、図9(a)及び図9(b)においては、第1の観察位置(左側)を三角枠で囲み、第2の観察位置(右側)を四角枠で囲んで表すことによって右側及び左側を区別している。
例えば、図9(a)に示すように、左側用の入力画像が中央の黒ボックス画像とその周囲の中間調ベタ画像からなり、右側用の入力画像が全面中間調ベタ画像からなる場合、2画面表示時には、左側の画像は入力画像のとおりに表示されるが、右側にクロストークが発生して左側の黒ボックス画像に対応する位置に輝度の変化した領域が観察される。
このときの各画素の輝度レベルは図9(b)に示したとおりとなる。すなわち、2画面表示時には、左側及び右側の入力画像がともに同じ中間調ベタ領域では各画素の輝度レベルに変化はないが、左側の入力画像が黒ベタ領域となる部分では、左側に対応する画素電極に印加される電圧と隣り合う右側に対応する画素電極に印加される電圧との差が大きくなるため、右側の画素の輝度が図9(b)に矢印で示したように中間ベタ画像に対応する輝度よりも押し上げられ(表示する映像によっては下がる場合もある)、右側の表示領域において左側の黒ベタ領域に似た形状に輝度に変化が生じる。これが2画面表示時の水平クロストークである。
発明者らはこのような液晶2画面表示装置における水平方向クロストークを解消すべく種々検討を重ねた結果、隣り合う画素間の各階調差に起因する輝度の変化量を予め実験的に求めて補正用データテーブルを作成しておき、2画面合成時に現在の画素データとその右隣の画素データから補正用データテーブル上の変化量を求めて現在の画素データを補正し、この操作を全ての画素データに対して適用することによって水平方向クロストークが解消され、表示画質が良好な液晶2画面表示装置が得られることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、2画面表示時に発生する水平方向クロストークが解消され、表示画質が優れた液晶2画面表示装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の液晶2画面表示装置は、
第1の画像を表示する第1の画素列と第2の画像を表示する第2の画素列とがブラックマトリクスを介して交互に配置されてなる液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルの上方に配置され、前記第1の画素列及び第2の画素列に対して平行に交互に延びる遮光部及び開口部を備えた遮光板と、信号処理回路とを備え、第1の観察領域に前記第1の画像を提供し、第2の観察領域に前記第2の画像を提供し、複数の観察者に対してそれぞれ異なる画像を同時に観察可能にした液晶2画面表示装置において、
前記信号処理回路は、
予め求められた入力データ値に基づく横方向に隣接する画素間の階調差に起因する輝度変化量に対応する補正データが格納されたデータテーブルと、
前記第1の画像のデータと第2の画像のデータを合成して2画面データを作成する際に、現在の画素データとその右隣の画素データに基づいて前記データテーブルから補正データを求め、前記補正データに基づいて前記現在の画素データを補正して補正後の現在の画素データを求めるデータ補正操作を全ての画素データに対し行うクロストークデータ補正ブロックと、
を備えていることを特徴とする。
また、本発明は、上記液晶2画面表示装置において、前記補正後の現在の画素データを前記現在の画素データと前記補正データとの和として求めることを特徴とする。
また、本発明は、上記液晶2画面表示装置において、前記現在の画素データが最右端のデータの場合には、前記補正データを0とすることを特徴とする。
また、本発明は、上記液晶2画面表示装置において、前記データテーブルは(最大階調数/2)×(最大階調数/2)のマトリクスで構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記液晶2画面表示装置において、前記最大階調数は64であることを特徴とする。
また、本発明は、上記液晶2画面表示装置において、前記現在の画素データ又はその右隣の画素データが前記データテーブルの隣り合うデータ間にある際には補間により補正データを求めるようになされていることを特徴とする。
また、本発明は、上記液晶2画面表示装置において、前記データテーブルのデータはEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory:電気的に消去可能なプログラマブルROM)に格納されており、前記クロストークデータ補正ブロックは電源投入時に前記EEPROMからデータを読み込んでルックアップテーブルに展開するようになされていることを特徴とする。
また、本発明は、上記液晶2画面表示装置において、前記EEPROMには必ず補正値が0となる位置のデータを除くデータが格納されていることを特徴とする。
また、本発明は、上記液晶2画面表示装置において、前記補正データは符号ビットを含む4ビットで構成されており、前記EEPROMには1つのアドレスに2つの補正データが格納されることを特徴とする。
本発明は、上記の構成を備えることにより、以下に述べるような優れた効果を奏する。すなわち、本発明の液晶2画面表示装置によれば、第1の画像のデータと第2の画像のデータを合成して2画面データを作成する際に、クロストークデータ補正ブロックにより入力データとその右側のデータとの間の階調差に起因する輝度変化量が補正されているので、左右に隣り合う画素間の階調差が大きくても水平方向クロストークが表れることがなくなり、表示画質が良好な液晶2画面表示装置が得られる。
また、本発明の液晶2画面表示装置によれば、補正後の現在の画素データを現在の画素データと補正データとの和として求めるようにしたため、簡単な演算により高速に補正後の現在の画素データを得ることができ、表示がスムーズで表示画質が良好な液晶2画面表示装置が得られる。
また、本発明の液晶2画面表示装置によれば、現在の画素データが最右端のデータの場合にはその右側に対応する画像データが存在しないために水平方向クロストークが生じないから、補正データを0とすることにより最右端のデータの場合であっても本発明の補正アルゴリズムを変更することなく適切に処理することが可能となる。
また、本発明の液晶2画面表示装置によれば、データテーブルを(最大階調数/2)×(最大階調数/2)のマトリクス、すなわち2階調おきに構成したため、データテーブルのサイズを小さくでき、高速にデータテーブルにアクセスできるようになるため、表示がスムーズで表示画質が良好な液晶2画面表示装置が得られる。この場合、中型ないし小型の液晶表示パネルでは2=64階調表示が多く採用されているため、32×32のマトリクスですむ。
また、本発明の液晶2画面表示装置によれば、データテーブルのデータは2階調おきとなっているため、その間の階調のデータは補間によって容易に求めることができる。この際、小数点以下が生じる場合もあるが、小数点以下は切り捨てても表示画質に大きな影響は生じない。また、本発明の液晶2画面表示装置によれば、データテーブルのデータはEEPROMに格納されているため、液晶2画面表示装置のモデルが異なっても容易にそれに合わせたデータテーブルを用意することができ、しかも、実際の演算はクロストークデータ補正ブロックのルックアップテーブルに展開されたデータに基いて行われるために高速な演算が可能となる。
また、本発明の液晶2画面表示装置によれば、現在の画素データとその右隣の画素データとが等しい場合、及び、現在の画素データが最大値(最大階調値)及び最少値(最少階調値)をとる場合には、補正の必要がない(補正値が0となる)ため、この場合のデータはEEPROMに記憶しておく必要はないので、その分だけ容量の小さなEEPROMを使用すればすむようになる。
また、本発明の液晶2画面表示装置によれば、補正データ自体の絶対値は液晶表示パネルの最大階調値と比すると小さいから、左右に隣り合う画素間の階調差が大きくても符号ビットを含む4ビットという小さな補正データで十分に水平方向クロストークが現れないように補正することができ、しかも、通常のEEPROMは1つのアドレスに8ビットのデータを記憶できるため、EEPROMには1つのアドレスに2つの補正データを格納することができる。そのため、容量の小さなEEPROMを使用すればすむようになる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための液晶2画面表示装置を例示するものであって、本発明をこれらに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適応し得るものである。また、本発明の液晶2画面表示装置の信号処理回路以外の構成は図8に示した従来例の液晶2画面表示装置と同様であるので、必要に応じて図8を援用して説明することとする。
まず、実施例の液晶2画面表示装置における信号処理回路10は、図1に示すように、2画面並べ替えブロック11と、クロストーク補正ブロック12と、EEPROM13と、液晶表示パネル制御ブロック14とを備えている。このうち、2画面並べ替えブロック11は、第1の画像を表す信号と第2の画像を表す信号とを合成して相互に出力する回路であり、図8に示した従来例の液晶2画面表示装置50においても使用されているものであり、同じく液晶表示パネル制御ブロック14も従来例の液晶表示装置において使用されているものである。なお、この実施例では、2画面並べ替えブロック11からはR、G及びBのそれぞれについて6ビットのデータ(IR_C[5:0],IG_C[5:0],IB_C[5:0])計18ビットのデータを出力するものとして示されており、同じく演算ブロック18はクロストーク補正ブロック12からのR、G及びBのそれぞれについて6ビットのデータ(IR_ES[5:0],IG_ES[5:0],IB_ES[5:0]))計18ビットのデータを出力し、これを基に液晶表示パネル(図示せず)を駆動するようになっている。
また、クロストーク補正ブロック12は、前処理ブロック16と、ルックアップテーブル(LUT)及びデータ補完ブロックからなる補正データ送出ブロック17と、演算ブロック18とを備えている。このうち、前処理ブロック16は現在の画素データをそのまま補正データ送出ブロック17及び演算ブロック18に送出するとともに、現在の画素データの右側のデータに対応する次の隣接画素データを補正データ送出ブロック17に送出するようになされている。そして、補正データ送出ブロック17では、電源スイッチがオンになると同時にEEPROM13に記憶されていた補正データがルックアップテーブルLUTに読み込まれ、現在の画素の階調値データと隣接画素の階調値データから対応する補正データをルックアップテーブルLUTから読み出し、必要に応じてデータ補完ブロックにおいて補正データを補完し、ルックアップテーブルLUTから読み出された補正データあるいは補間された補正データを演算ブロック18に送出するようになされている。
そして、演算ブロック18では、前処理ブロック16から送出された現在の画素データと補正データ送出ブロック17から送出された補正データとを加算することにより補正後の現在の画素データを得て、この補正後の現在の画素データを液晶表示パネル制御ブロック14に送出するようになされている。このような現在のデータの補正は全ての画素データに対して順次行われるようになっている。
ここで、図2を用いてルックアップテーブルLUTについて説明する。このルックアップテーブルLUTは、現在の画素データ及び右隣の画素データともに例えば64階調(0〜63)で表されるものとして、それぞれのデータについて2階調毎に対応する(64/2)×(64/2)=32×32のマトリクスと共に、64階調のときの最大値である63の補正データを収納できるようするため、33×33のマトリクスにしている。これは、ルックアップテーブルLUTは2階調毎に対応させて32×32のマトリクスだけにしておくと最大値が62となり、64階調のときの最大値である63については補正データが存在しないことになるためである。したがってルックアップテーブルLUTを33×33のマトリクスにして、33行列目には63のときの補正データを格納しておくことで、63の補正データについて別途回路内で演算する必要もなく、予めルックアップテーブルLUTに用意しておくことで演算の容易化が図れる。特に階調が63の部分では補正データが最大値或いは最小値となることが多く、これを別途回路内で演算して都度算出するのは難しい。また下記に示す方法で2階調間の間のデータは算出できるが、63の部分については算出することが容易ではない。したがって予め63の部分の補正データをルックアップテーブルLUTに用意しておくことは非常に有効である。
そして、それぞれのマトリクスには、現在の画素データと右隣の画素データとから実験的に定められた補正データが例えば4ビットデータとして、例えば下記表1に示したように、ビット3を符号ビットとし、ビット2〜ビット0の3ビットを補正データとし、−7〜0〜+7までの補正データが格納されている。このように、補正データ符号ビットも含めて4ビットデータとしたのは、補正データは液晶表示パネルの最大階調値と比すると小さいから、左右に隣り合う画素間の階調差が大きくても符号ビットを含めて4ビットという小さな補正データで十分に水平方向クロストークが表れないように補正することができるためである。
Figure 2008020574
ただし、図2において符号「0」が記入されている箇所は、現在の画素データと右隣の画素データとが同じ値であって水平方向クロストークは生じないために補正が不要な部分と、現在のデータが最小値の「0」又は最大値の「63」であって右隣の画素データの如何にかかわらず水平クロストークが生じないために補正が不要な部分である。なお、図2においては、上述した水平方向クロストークが生じないために補正が不要な部分以外の補正データは全て省略してあるが、−7〜0〜+7の何れかの整数値が入る。
そして、EEPROM13には、図2において記入されている符号「0」の部分を除くデータ、すなわち、(33×33−33×3+2)×4ビット=992×4ビットのデータが格納されている。この予め実験的に定められ、EEPROM13に格納されていたデータは、電源スイッチがオンにされるとEEPROM13からランダムアクセスメモリRAMから構成されるルックアップテーブルLUTに読み込まれて、図2に示したように展開される。
次に図3を用いてEEPROM13に格納する補正データについて説明する。図3はEEPROM13のアドレスと1アドレスに格納される補正データの関係を示す図である。この例では上述の992×4ビットの補正データは、アドレス0020h〜1FF0hまでに1つのアドレスに2つの補正データが格納される。すなわち補正データは符号ビットを含めて4ビットであり、EEPROM13の1アドレスに8ビットのデータを格納できるから、ビット7及びビット3をそれぞれ符号ビットとし、ビット6〜4及びビット2〜0をそれぞれ補正値データとすることにより、EEPROM13の1アドレスに2つの補正データを格納することができる。
更に、補正データ送出ブロック17のデータ補完ブロックの動作は次のとおりである。すなわち、ルックアップテーブルLUTに展開されているデータは2階調毎のデータであるから、その間のデータは補間により求めることができる。すなわち、図2のZ部分の4箇所のデータが、例えば図4に示したようにA、B、C、Dである場合、補正データがAとBとの間に該当する場合は(A+B)/2として、補正データがAとCとの間に該当する場合は(A+C)/2として、補正データがBとDとの間に該当する場合は(B+D)/2として、補正データがCとDとの間に該当する場合は(C+D)/2として、更には、補正データがAとDとの間に該当する場合は(A+B+C+D)/4として求めることができる。ルックアップテーブルLUTに全階調毎のデータを展開しておいても構わないが、このような構成を採用すると、EEPROM13に記憶するデータ量を少なくでき、しかも、ルックアップテーブルLUTのサイズが小さくなるために高速にルックアップテーブルLUTにアクセスでき、また、補間自体は簡単かつ高速に演算できるため、表示がスムーズで表示画質が良好な液晶2画面表示装置が得られる。なお、補間の際、小数点以下が生じる場合もあるが、小数点以下は切り捨てても表示画質に大きな影響は生じない。
次にクロストーク補正ブロック12全体を通した補正データの算出工程について説明する。液晶2画面表示装置の横方向が800画素であり、横方向のそれぞれの1サブ画素ずつ左側画像及び右側画像として順番に表示し、左側画像及び右側画像のそれぞれが400画素ずつからなる画像を表示するものとして説明する。ただし、1画素はR、G、Bの3サブ画素からなるものとし、縦方向の画素数は任意である。また、本実施例では液晶表示パネルのデータ書込方向によって、図5及び図6に示すように、右隣となるデータの並びが代わってくるため、補正データの算出方法が異なる。なお、図5は液晶表示パネルのデータの書き込み方向が左から右となる場合のクロストーク補正ブロック12からの出力データの並びを示す図であり、図6は液晶表示パネルのデータの書き込み方向が右から左となる場合のクロストーク補正ブロック12からの出力データの並びを示す図であり、この状態は図1のHREV信号によって選択される。そこで、RGBの順に左方向から右方向へ書き込む場合と、RGBの順に右方向から左方向へ書き込む場合とに分けて、入力信号及び出力信号のタイミングチャートである図7を用いて説明する。
なお、以下においては、各色及び位置を、例えば「Ra.b」のように、色を表すR、G、Bの符号と、液晶表示パネルの何ライン目の信号であるかを示す数値aと、横方向のその色の何番目の入力又は出力であるかを示す数値bとを組み合わせて表示し、補正値については、例えば「h(Ra.b,Ga.b)」のように、aライン目のb番目の赤Rの入力信号とその右のaライン目のb番目の緑Gの入力信号とに基づいてルックアップテーブルLUTから得られた補正値を表すものとして表示する。この場合、本発明においては縦方向クロストークについては考慮する必要はないので、同一ラインでは、全てのaの値は等しいが、bの値は同じ場合と異なる場合とがある。
[左方向から右方向へ書き込む場合]
液晶表示パネルへRGBの順に左方向から右方向へ書き込む場合は、例えばHREV=Lとすることにより選択される。図7(a)及び下記表2に示したとおり、2画面並べ替えブロック11からクロストーク補正ブロック12に入力される信号は、データイネーブル信号DE_C及びクロック信号DCLK_Cとともに、1ライン目の信号はR、G、B毎に6ビットずつ横方向に並列に入力される。
Figure 2008020574
このIR_C[5:0]、IG_C[5:0]及びIB_C[5:0]のそれぞれ6ビットの信号は、前処理ブロック16で並べ替えられて、下記表3に示した矢印方向にかつ入力1〜入力800の順に直列に現在の画素データとして補正データ送出ブロック17及び演算ブロック18に入力される。
Figure 2008020574
そして、補正データ送出ブロック17においては、表3に示された入力信号の順番に、ルックアップテーブルLUTに展開された補正データに基いて順次補正データが選択される。すなわち、最初の現在の入力信号がR1.1である場合、その右側の信号はG1.1であるから、R1.1とG1.1とが比較され、両者の階調値に基づいてルックアップテーブルLUTのデータが選択されてその値が4ビットの補正データh(R1.1、G1.1)として演算ブロック18に送出される。このようにして順次補正値がルックアップテーブルLUTより選択される。この場合の1ライン目の補正データ列を表4に示す。なお、最も右側のデータであるB1.800に対応する右側のデータはないので、B1.800に対応する補正データは「0」となる。このようにして1ラインの全てのデータについて同様の処理が行われる。
Figure 2008020574
そして、表4に示された4ビットの補正データは直列に演算ブロック18に入力され、同じく演算ブロック18に直列に入力されている表2に示した現在の画素データとの和が演算され、得られた補正後の現在の画素データはR、G、B毎に6ビットずつに並べ替えられて以下の表5及び図7(b)に示すようなIR_ES[5:0]、IG_ES[5:0]、IB_ES[5:0]で示されるデータとして液晶表示パネル制御ブロック14に並列に入力されるようになっている。
Figure 2008020574
このようにして、得られた補正後の現在の画素データIR_ES[5:0]、IG_ES[5:0]、IB_ES[5:0]によって1ライン目の補正されたデータが液晶表示パネルの液晶表示パネル制御ブロック14へ送られる。そして、2ライン目、3ライン目・・・の全てについて上述のような1ライン目の場合と同様の処理が行われ、液晶表示パネルへの書き込みが行われて水平クロストークが低減された2画面表示がなされる。なお、ここで、補正後の現在の画素データをIR_ES[5:0]、IG_ES[5:0]、IB_ES[5:0]の6ビット×3=18ビットデータとしたのは、従来から普通に使用されている液晶表示パネル制御ブロック14で直接処理できるようにするためである。
[右方向から左方向へ書き込む場合]
液晶表示パネルへRGBの順に右方向から左方向へ書き込む場合は、HREV=Hとすることにより選択される。この場合においても、2画面並べ替えブロック11からクロストーク補正ブロック12に入力される信号IR_C[5:0]、IG_C[5:0]及びIB_C[5:0]は、図7(a)及び上記表2に示したとおりであるが、このIR_C[5:0]、IG_C[5:0]及びIB_C[5:0]のそれぞれ6ビットの信号は、前処理ブロック16で並べ替えられて、下記表6に示した矢印方向にかつ入力1〜入力800の順に直列に現在の画素データとして補正データ送出ブロック17及び演算ブロック18に入力される。
Figure 2008020574
そして、補正データ送出ブロック17においては、表6に示された入力信号の順番に、ルックアップテーブルLUTに展開された補正データに基いて順次補正データが選択される。すなわち、最初の現在の入力信号がB1.1である場合、その右側に対応するデータはないので、B1.1に対する補正データは「0」である。また、次の入力信号はG1.1であるから、G1.1とその右側のB1.1とが比較され、両者の階調値に基づいてルックアップテーブルLUTのデータが選択されてその値が4ビットの補正データh(G1.1、B1.1)として演算ブロック18に送出される。このようにして順次補正値がルックアップテーブルLUTより選択される。この場合の1ライン目の補正データ列を表7に示す。
Figure 2008020574
そして、表7に示した4ビットの補正データは直列に演算ブロック18に入力され、同じく演算ブロック18に直列に入力されている表6に示した現在の画素データとの和が演算され、得られた補正後の現在の画素データはR、G、B毎に6ビットずつ並べ替えられて以下の表8に示すようなIR_ES[5:0]、IG_ES[5:0]、IB_ES[5:0]として液晶表示パネル制御ブロック14に入力されるようになっている。
Figure 2008020574
このようにして、得られた補正後の現在の画素データIR_ES[5:0]、IG_ES[5:0]、IB_ES[5:0]によって液晶表示パネルへの書き込みが行われることにより、水平クロストークが低減された2画面表示がなされる。
実施例の液晶2画面表示装置における処理回路のブロック図である。 ルックアップテーブルLUTのデータ配置を示す概略図である。 EEPROMのアドレスと1アドレスに格納される補正データの関係を示す図である。 データ補完ブロックにおけるデータ補完方法を説明するための図である。 液晶表示パネルのデータの書き込み方向が左から右となる場合のクロストーク補正ブロックからの出力データの並びを示す図である。 液晶表示パネルのデータの書き込み方向が右から左となる場合のクロストーク補正ブロックからの出力データの並びを示す図である。 入力信号及び出力信号のタイミングチャートである。 従来例に係る液晶2画面表示装置の断面図である。 図9(a)は左側及び右側のそれぞれの入力画像と2画面表示時の画像を示す模式図であり、図9(b)は液晶2画面表示装置の画素毎の輝度レベルを表す図である。
符号の説明
10 信号処理回路
11 2画面並べ替えブロック
12 クロストーク補正ブロック
13 EEPROM
14 液晶表示パネル制御ブロック
16 前処理ブロック
17 補正データ送出ブロック
18 演算ブロック

Claims (9)

  1. 第1の画像を表示する第1の画素列と第2の画像を表示する第2の画素列とがブラックマトリクスを介して交互に配置されてなる液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルの上方に配置され、前記第1の画素列及び第2の画素列に対して平行に交互に延びる遮光部及び開口部を備えた遮光板と、信号処理回路とを備え、第1の観察領域に前記第1の画像を提供し、第2の観察領域に前記第2の画像を提供し、複数の観察者に対してそれぞれ異なる画像を同時に観察可能にした液晶2画面表示装置において、
    前記信号処理回路は、
    予め求められた入力データ値に基づく横方向に隣接する画素間の階調差に起因する輝度変化量に対応する補正データが格納されたデータテーブルと、
    前記第1の画像のデータと第2の画像のデータを合成して2画面データを作成する際に、現在の画素データとその右隣の画素データに基づいて前記データテーブルから補正データを求め、前記補正データに基づいて前記現在の画素データを補正して補正後の現在の画素データを求めるデータ補正操作を全ての画素データに対し行うクロストークデータ補正ブロックと、
    を備えていることを特徴とする液晶2画面表示装置。
  2. 前記補正後の現在の画素データを前記現在の画素データと前記補正データとの和として求めることを特徴とする請求項1に記載の液晶2画面表示装置。
  3. 前記現在の画素データが最右端のデータの場合には、前記補正データを0とすることを特徴とする請求項1に記載の液晶2画面表示装置。
  4. 前記データテーブルは(最大階調数/2)×(最大階調数/2)のマトリクスで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶2画面表示装置。
  5. 前記最大階調数は64であることを特徴とする請求項4に記載の液晶2画面表示装置。
  6. 前記現在の画素データ又はその右隣の画素データが前記データテーブルの隣り合うデータ間にある際には補間により補正データを求めるようになされていることを特徴とする請求項4又は5に記載の液晶2画面表示装置。
  7. 前記データテーブルのデータはEEPROMに格納されており、前記クロストークデータ補正ブロックは電源投入時に前記EEPROMからデータを読み込んでルックアップテーブルに展開するようになされていることを特徴とする請求項1に記載の液晶2画面表示装置。
  8. 前記EEPROMには必ず補正値が0となる位置のデータを除くデータが格納されていることを特徴とする請求項7に記載の液晶2画面表示装置。
  9. 前記補正データは符号ビットを含む4ビットで構成されており、前記EEPROMには1つのアドレスに2つの補正データが格納されることを特徴とする請求項7又は8に記載の液晶2画面表示装置。
JP2006191095A 2006-07-12 2006-07-12 液晶2画面表示装置 Withdrawn JP2008020574A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006191095A JP2008020574A (ja) 2006-07-12 2006-07-12 液晶2画面表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006191095A JP2008020574A (ja) 2006-07-12 2006-07-12 液晶2画面表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008020574A true JP2008020574A (ja) 2008-01-31

Family

ID=39076565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006191095A Withdrawn JP2008020574A (ja) 2006-07-12 2006-07-12 液晶2画面表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008020574A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190061269A (ko) * 2017-11-27 2019-06-05 엘지디스플레이 주식회사 영상 표시장치 및 그 구동방법
CN111542869A (zh) * 2018-11-16 2020-08-14 京东方科技集团股份有限公司 用于在双屏显示面板上显示图像的方法以及相关的装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005258016A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Sharp Corp 液晶表示パネルおよび液晶表示装置
JP2005352443A (ja) * 2004-05-12 2005-12-22 Sharp Corp 液晶表示装置、カラーマネージメント回路、及び表示制御方法
JP2006023710A (ja) * 2004-05-13 2006-01-26 Sharp Corp クロストーク解消回路、液晶表示装置、及び表示制御方法
JP2006154754A (ja) * 2004-11-02 2006-06-15 Fujitsu Ten Ltd 表示制御装置、及び、表示装置
JP2007316460A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Epson Imaging Devices Corp 電気光学装置及び電子機器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005258016A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Sharp Corp 液晶表示パネルおよび液晶表示装置
JP2005352443A (ja) * 2004-05-12 2005-12-22 Sharp Corp 液晶表示装置、カラーマネージメント回路、及び表示制御方法
JP2006023710A (ja) * 2004-05-13 2006-01-26 Sharp Corp クロストーク解消回路、液晶表示装置、及び表示制御方法
JP2006154754A (ja) * 2004-11-02 2006-06-15 Fujitsu Ten Ltd 表示制御装置、及び、表示装置
JP2007316460A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Epson Imaging Devices Corp 電気光学装置及び電子機器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190061269A (ko) * 2017-11-27 2019-06-05 엘지디스플레이 주식회사 영상 표시장치 및 그 구동방법
KR102408715B1 (ko) * 2017-11-27 2022-06-13 엘지디스플레이 주식회사 영상 표시장치 및 그 구동방법
CN111542869A (zh) * 2018-11-16 2020-08-14 京东方科技集团股份有限公司 用于在双屏显示面板上显示图像的方法以及相关的装置
CN111542869B (zh) * 2018-11-16 2021-11-16 京东方科技集团股份有限公司 用于在双屏显示面板上显示图像的方法以及相关的装置
US11217188B2 (en) 2018-11-16 2022-01-04 Beijing Boe Display Technology Co., Ltd. Method for displaying image on dual-screen display panel and related apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9412316B2 (en) Method, device and system of displaying a more-than-three primary color image
US6954191B1 (en) Liquid crystal display device
US8537176B2 (en) Method and apparatus for generating dithered image data for stereoscopic image display
KR101340427B1 (ko) 영상 프로세싱을 위한 개선된 메모리 구조
US20100238193A1 (en) Programmable dithering for video displays
JP2014134731A (ja) 表示装置、画像処理装置、画像処理方法、および電子機器
JP2007140217A (ja) 表示装置
JP5449404B2 (ja) 表示装置
TW518537B (en) Display and image displaying method
JP4408197B2 (ja) 表示画面の焼付防止装置及び焼付防止方法
US8089556B2 (en) Flat display and driving method thereof
JP2002318561A (ja) 表示装置及び表示方法
US6028588A (en) Multicolor display control method for liquid crystal display
US7580044B2 (en) Method and apparatus for non-linear dithering of images
JP2007333770A (ja) 電気光学装置、電気光学装置用駆動回路、及び電気光学装置の駆動方法、並びに電子機器
JP2001215938A (ja) 画像表示装置及び該画像表示装置を備えた機器
JP2009186800A (ja) 表示装置および表示装置のフリッカ判定方法。
JP3735529B2 (ja) 表示装置及び疑似階調データ生成方法
JP2008020574A (ja) 液晶2画面表示装置
JP5336406B2 (ja) 表示装置の表示方法及び表示装置
JP2008107653A (ja) ガンマ補正機能を備えた駆動装置
US20080291149A1 (en) Pixel dithering driving method and timing controller using the same
JP4032737B2 (ja) 画像処理装置
JP4586845B2 (ja) 2画面表示装置
JP2008299040A (ja) 画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080704

A977 Report on retrieval

Effective date: 20110729

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20110908