JP2008017636A - 保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部電源投入時の保護装置が保護動作を開始するまでの間に、電子機器が過電圧により破壊されることを防止し、外部電源投入時の過渡的な過電圧による誤検出を防止する。
【解決手段】ACアダプタ2の電源電圧から検出した検出信号を生成する検出回路130と、検出信号を所定のレベルと比較する比較回路140と、比較回路140の出力を所定の時間だけ遅延して伝える遅延回路310と、遅延された比較回路の出力によって電源供給を遮断するスイッチ部320を備え、スイッチ部320には初期設定として短絡もしくは開放状態を有している。スイッチ部320は電源電圧の過電圧に対しては初期設定の開放状態を維持し、電子機器が過電圧により破壊されることを防止して、また正規品による起動時オーバーシュートに対しては初期設定の短絡状態を維持し、過渡的な過電圧による誤検出を防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ACアダプタや二次電池から電源供給される携帯電話機などの電子機器の保護回路に係り、特に、電子機器を電源過電圧から保護する保護装置に関するものである。
近年、携帯電話機に代表される携帯型の電子機器においては、二次電池やACアダプタによって駆動され、ACアダプタは二次電池への充電にも用いられる。
しかし、使用者の誤用によって、二次電池やACアダプタに正規品よりも電源電圧の高い汎用品が使用される場合がある。このような電源過電圧から電子機器を保護するために、電源遮断を行う保護装置が用いられる。
従来の保護装置として、例えば特許文献1に記載のようなものが提案されている。図6は特許文献1に開示されている過電圧遮断回路を示す回路構成図である。
図6に示すように、携帯電話機1は保護装置80と二次電池の充電装置20から構成されており、保護装置80はツェナーダイオード830,抵抗840,コンデンサ850,NPNトランジスタ860,抵抗870と遮断ブロック90から構成され、遮断ブロック90は抵抗910,抵抗920,NPNトランジスタ930,抵抗940,PMOSトランジスタ950により構成される。
ACアダプタ2より印加される電源電圧は電源端子810より保護装置80を介して電源端子820へ出力され、電源端子820から充電装置20へ供給される。ここで、ツェナーダイオード830のツェナー電圧は、正規品のACアダプタが接続されて供給される電源電圧(例えば、5.4V)より高く、充電装置20の最大定格電圧より低いものに設定される。
以下、図6に示した保護装置である従来の過電圧遮断回路の動作について説明する。まず、正規品のACアダプタ2が使用されている場合、ツェナーダイオード830は非導通状態となり、NPNトランジスタ860はベース電流を供給されない。このため、NPNトランジスタ860は「オフ」し、抵抗870と抵抗910を介してNPNトランジスタ930にベース電流が供給され、NPNトランジスタ930が「オン」する。したがって、PMOSトランジスタ950のゲートが「L」レベルになるためPMOSトランジスタ950は「オン」し、電源端子810と電源端子820の間は短絡される。
次に、汎用品のACアダプタ(例えば、出力電圧12V)が使用されている場合、電源端子810に印加される電圧が高く、ツェナーダイオード830は導通状態となって抵抗840を介してコンデンサ850を充電し、NPNトランジスタ860にベース電流が供給される。このためNPNトランジスタ860は「オン」し、NPNトランジスタ930はベース電流が供給されずに「オフ」する。したがって、PMOSトランジスタ950はゲートが抵抗940によって電源端子810の電源電圧にプルアップされて「オフ」するため、電源端子810と電源端子820の間は開放される。
なお、一旦コンデンサ850へ充電された電荷はNPNトランジスタ860のベース電流として放電するしかないため、検出閾値を一定にするためにコンデンサ850は容量値を低くする必要がある。
特開2001−268809号公報
しかしながら、出力電圧が高い汎用のACアダプタ2を使用した場合、ACアダプタ2を接続して保護装置10の電源端子110が0VからACアダプタ2の出力電圧まで上昇する過程で正規品のACアダプタ2の電圧の値を通過する。この時、前述した従来の構成の保護装置は正規品のACアダプタと判断して、携帯電話機1内の電子回路に電源供給する経路回路を開く。その後さらにACアダプタ2の電圧が上昇し、保護動作を必要とする電圧値に達すると、保護装置10が動作するまでの期間中に電子回路に過電圧が印加される。このため、電子回路にダメージを与えて故障の原因となり、最悪の場合には破壊に至る可能性もある。
一方、正規品のACアダプタ2により電源供給を行う場合であっても、二次電池(充電装置20)がない状態でACアダプタを取り付けると、二次電池の取り付け端にオーバーシュートによる過電圧が発生する。これは二次電池への充電が必要無く、極軽負荷条件での起動になるためである。このため保護装置10の遅延時間が少ないと、ACアダプタ2からの電源供給を遮断してしまうため、電子機器が立ち上がらない場合がある。しかし、正規品のACアダプタ2であれば、前記オーバーシュートは携帯電話機1内の電子回路が破壊しない程度のレベルもしくは短期間に抑制されている。そのため過電圧の判定値は、オーバーシュートによる誤検出が発生しない程度まで高く設定する必要があり、電子機器の最大定格に対する余裕が少なくなるという問題があった。
本発明は、前記従来技術の問題を解決することに指向するものであり、外部電源投入時の保護装置が保護動作を開始するまでの間に、電子機器が過電圧により破壊されることを防止し、外部電源投入時の過渡的な過電圧による誤検出を防止する保護装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載した保護装置は、外部電源装置から電源電圧が供給される電子機器を電源電圧の異常から保護する保護装置であって、電源電圧を投入した後の所定時間は電源電圧を検出した検出結果によらず初期設定された動作を維持することを特徴とする。
また、請求項2に記載した保護装置は、請求項1の保護装置であって、外部電源装置からの電源電圧を検出して検出信号を生成する検出回路と、検出信号を所定のレベルと比較する比較回路と、比較回路の出力を所定の時間だけ遅延して伝える遅延回路と、遅延した比較回路の出力によって電源電圧の供給を遮断するスイッチ部とを備え、スイッチ部は初期設定された短絡もしくは開放状態を有することを特徴とする。
また、請求項3,4に記載した保護装置は、請求項2の保護装置であって、外部電源装置から充電装置への電力供給路に介挿される保護装置のスイッチ部は、外部電源装置から供給される電源電圧を検出して保護動作する際の初期設定が開放状態であること、または、充電装置から電子機器の内部回路への電力供給路に介挿される保護装置のスイッチ部は、充電装置から供給される電源電圧を検出して保護動作する際の初期設定が短絡状態であることを特徴とする。
また、請求項5,6に記載した保護装置は、請求項2の保護装置であって、遅延回路の遅延時間をコンデンサの充電時間によって設定すること、または、遅延回路の遅延時間をカウンタ回路の計数動作によって設定することを特徴とする。
また、請求項7に記載した保護装置は、請求項2の保護装置であって、外部電源装置から充電装置への電力供給路に介挿される保護装置に設け、外部電源装置から供給される電源電圧を検出して保護動作する際の初期設定が開放状態である第1のスイッチ部と、充電装置から電子機器の内部回路への電力供給路に介挿される保護装置に設け、充電装置から供給される電源電圧を検出して保護動作する際の初期設定が短絡状態である第2のスイッチ部とを備えたことを特徴とする。
前記構成によれば、電子機器の電源電圧が外部から印加される時、電源電圧投入後の所定時間は電源電圧の検出結果によらず初期設定された制御を行い、電子機器が過電圧により破壊されることを防止し、また、外部電源投入時の過渡的な過電圧による誤検出を防止することができる。
本発明によれば、電子機器の電源電圧が外部から印加される時、電源電圧投入後の所定時間は電源電圧の検出結果によらず制御して、外部電源投入時の保護装置が動作を開始するまでの間に電子機器が過電圧により破壊されることを防止し、また、外部電源投入時の過渡的な過電圧による誤検出を防止して、誤検出を考慮して比較基準値を高く設定する必要がなく、電子機器内の電子回路の最大定格に対して十分に余裕をとることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施形態における保護装置を含む携帯電話機の構成の一部を示す図である。ここで、前記従来例を示す図6において説明した構成部材に対応して同等の機能を有するものには同一の符号を付して示し、以下の各図においても同様とする。
図1に示すように、携帯電話機1は保護装置10と二次電池の充電装置20からなる構成を含み、保護装置10は検出回路130,比較回路140,遮断ブロック30により構成され、遮断ブロック30は遅延回路310,スイッチ部320により構成される。
ACアダプタ2より印加される電源電圧は電源端子110より保護装置10を介して電源端子120へ出力され、電源端子120から充電装置20へ供給される。保護装置10において、検出回路130は、電源端子110に印加された電源電圧の値を検出し、その検出値は比較回路140へ伝達される。比較回路140は、入力された検出値が所定の比較基準値より低いか高いか比較し、その比較結果は遮断ブロック30の遅延回路310へ伝達される。遅延回路310は、入力された比較結果を所定の遅延時間後にスイッチ部320へ伝達する。
ここで、比較回路140の比較基準値は正規品のACアダプタ2の電圧を検出した検出回路130の検出値より高く、ACアダプタ2の電圧が保護装置10を介して電源端子120より供給される充電装置20の最大定格電圧より低く設定される。また、遮断ブロック30において、遅延回路310の遅延時間は、ACアダプタ2が接続されてから電圧が十分安定するまでの所要時間以上に設定される。そしてスイッチ部320は、ACアダプタ2が接続される前に電源端子110と電源端子120を開放するように初期設定されている。
以上のように構成された第1の実施形態の保護装置の動作について説明する。まず、汎用品のACアダプタ2が接続され、検出回路130の検出値が比較回路140において比較基準値より高いと判定されると、比較回路140はスイッチ部320を開放するように比較結果を出力する。比較回路140の比較結果は遅延回路310において所定の遅延時間後にスイッチ部320へ伝達される。スイッチ部320は開放状態に初期設定されているので、ACアダプタ2が接続される前後でスイッチ部320は開放を続ける。
一方、正規品のACアダプタ2が接続され、検出回路130の検出値が比較回路140において比較基準値より低いと判定されると、比較回路140はスイッチ部320を短絡するように比較結果を出力する。比較回路140の比較結果は遅延回路310において所定の遅延時間を置いた後にスイッチ部320へ伝達される。この時、開放状態であったスイッチ部320が短絡することでACアダプタ2から充電装置20への電源供給を開始する。
以上のように保護装置10は、ACアダプタ2が接続されてから遅延回路310により作られる遅延の間は、検出回路130と比較回路140において得られた検出結果によらずスイッチ部320を開放するように制御される。つまり、充電装置20の最大定格より電圧の高い汎用品のACアダプタ2が接続されても電源端子110が0VからACアダプタ2の出力電圧値に上昇する過程を含めて、保護装置10を介した充電装置20への電源供給は発生しないため、充電装置20は過電圧から保護される。
なお、前述のような保護動作をするため、保護装置10は、想定される汎用品のACアダプタ2の出力電圧よりも高い最大定格電圧となるように設計されることが望ましい。
図2は本発明の第2の実施形態における保護装置を含む携帯電話機の構成の一部を示す図である。図2に示すように、携帯電話機1は保護装置11と充電装置20と内部回路40により構成され、保護装置11は検出回路131,比較回路141,遮断ブロック31により構成され、遮断ブロック31は遅延回路311,スイッチ部321により構成される。
ACアダプタ2より印加される電源電圧は、電源端子150より充電装置20を介して保護装置11の電源端子111へ供給される。図示はしていないが電源端子111には通常二次電池が接続され、充電装置20によって充電される。電源端子111へ供給された電源電圧は、保護装置11を介して電源端子121につながる内部回路40へ供給される。保護装置11は、前述の図1に示した第1の実施形態の保護装置10と略同じ構成であるが、スイッチ部321の初期設定が異なる。即ち、ACアダプタ2が接続される前は、保護装置11のスイッチ部321が電源端子111と電源端子121を短絡するように初期設定されている。
以上のように構成された第2の実施形態の保護装置の動作について説明する。まず、ACアダプタ2が接続されると充電装置20を介して電源電圧が電源端子111に供給される。検出回路131の検出値が比較回路141において比較基準値より高いと判定されると、比較回路141はスイッチ部321を開放するように比較結果を出力する。比較回路141の比較結果は遅延回路311において所定の遅延時間を置いた後にスイッチ部321へ伝達される。短絡状態に初期設定されていたスイッチ部321が開放することで、ACアダプタ2から充電装置20を介して供給される電源電圧を遮断する。
一方、比較回路141において、検出回路131の検出値が比較回路141の比較基準値より低いと判定すると、比較回路141はスイッチ部321を短絡するように比較結果を出力する。比較回路141の比較結果は遅延回路311において所定の遅延時間を置いた後にスイッチ部321へ伝達される。スイッチ部321は短絡状態に初期設定されているので、ACアダプタ2が接続される前後でスイッチ部321は短絡を続ける。
以上のように保護装置11は、ACアダプタ2が接続されてから遅延回路311により作られる遅延の間は、検出回路131と比較回路141において得られた検出結果によらずスイッチ部321を短絡するように制御される。したがって、電源端子111に二次電池が接続されていない状態でACアダプタ2が接続され、オーバーシュートによる誤検出が発生してもスイッチ部321が開放することはない。このため、オーバーシュートによる誤検出を考慮して比較基準をあらかじめ高く設定する必要はなくなり、電子機器の最大定格に対する余裕を十分とることができる。
図3は本発明の第3の実施形態における保護装置の一部回路を示す構成図である。図1の保護装置10における遮断ブロック30をより詳細に示した図である。図3において、遮断ブロック30は遅延回路310とスイッチ部320により構成され、遅延回路310はNMOSトランジスタ3110,定電流回路3120,コンデンサ3130,抵抗3140により構成され、スイッチ部320はNMOSトランジスタ3210,抵抗3220,PMOSトランジスタ3230により構成される。
まず、ACアダプタが接続される前のコンデンサ3130は、初期状態を決定するための抵抗3140により放電されている。このためACアダプタを接続した際のNMOSトランジスタ3210は、ゲートが「L」レベルなので「オフ」している。PMOSトランジスタ3230はゲートを抵抗3220により電源電圧へプルアップされ、初期状態が「オフ」に設定される。
次に、ACアダプタの出力電圧を検出して所定の比較基準値と比較して得られた結果が、「L」レベルとして制御端子350に印加された場合、NMOSトランジスタ3110は「オフ」し、定電流回路3120より供給される定電流はコンデンサ3130の充電を開始する。コンデンサ3130の充電が進み、NMOSトランジスタ3210のゲート電圧が閾値に至ると、NMOSトランジスタ3210は「オン」に変化し、PMOSトランジスタ3230のゲートを「L」レベルにする。したがって、PMOSトランジスタ3230は、「オフ」状態に初期設定され、ACアダプタが接続されてから充電時間による遅延を経過した後「オン」に変化し、電源端子330と電源端子340を短絡する。
逆に、ACアダプタが接続され、電源電圧を検出・比較して得られた結果が、「H」レベルとして制御端子350に印加された場合、NMOSトランジスタ3110は「オン」してNMOSトランジスタ3210のゲートを「L」レベルに継続させる。したがって、PMOSトランジスタ3230はACアダプタが接続された後も、初期設定の「オフ」状態を継続し、電源端子330と電源端子340は開放を継続する。
なお、抵抗3140とNMOSトランジスタ3210の間にインバータ回路を設けることで、ACアダプタ接続時のPMOSトランジスタ3230の初期状態を「オン」に設定することができる。この場合、本第3の実施形態における保護装置の遮断ブロック30は、第2の実施形態の図2に示した遮断ブロック31として使用できる。
図4は本発明の第4の実施形態における保護装置の一部回路を示す構成図である。図1の保護装置10における遮断ブロック30をより詳細に示した図である。図4において、遮断ブロック30は遅延回路310とスイッチ部320により構成され、遅延回路310は、発振回路3150,カウンタ回路3160,リセット回路3170により構成され、スイッチ部320はAND回路3240,PMOSトランジスタ3250により構成される。
まず、ACアダプタが接続された段階でカウンタ回路3160はリセット回路3170により初期化され「L」レベルを出力する。したがって、AND回路3240は入力の一方が「L」レベルなためその出力は「L」レベルとなる。つまり、PMOSトランジスタ3250はそのゲートが「L」レベルとなるため初期状態は「オン」に設定される。
次に、ACアダプタの出力電圧を検出・比較して得られた結果が、「H」レベルとして制御端子350に印加された場合、カウンタ回路3160は発振回路3150より供給されるクロック信号が入力されてカウントを開始する。カウントが所定の値に達するとカウンタ回路3160の出力は「L」レベルから「H」レベルに変化し、AND回路3240の出力も「L」レベルから「H」レベルに変化する。
以上のように、制御端子350が「L」レベルから「H」レベルに変化してからカウンタ回路3160が所定のカウント値を計数後、すなわち遅延時間を経た後、初期設定で「オン」状態であったPMOSトランジスタ3250が「オフ」して、電源端子330と電源端子340は開放される。
逆に、ACアダプタの出力電圧を検出・比較して得られた結果が、「L」レベルとして制御端子350に印加された場合、カウンタ回路3160は発振回路3150より供給されるクロック信号が入力されてもカウントを行わない。したがって、AND回路3240の出力は「L」レベルを継続し、PMOSトランジスタ3250も「オン」を継続する。つまり電源端子330と電源端子340は短絡を継続する。
なお、AND回路3240をNAND回路に置き換えることで、ACアダプタ接続時のPMOSトランジスタ3250の初期状態を「オフ」にすることができる。この場合、本第4の実施形態の保護装置の遮断ブロック30は、第2の実施形態の図2に示した遮断ブロック31として使用できる。
図5は本発明の第5の実施形態における保護装置を含む携帯電話機の構成の一部を示す図である。前述した第1の実施形態における保護装置ではスイッチ部の初期設定を開放とし、第2の実施形態における保護装置では短絡として説明したが、これらは保護装置を介挿する位置が異なるので並存することができる。
なお、図5に示す構成や動作は第1の実施形態および第2の実施形態と同様であるので、重複する説明は省略する。この図5に示した構成とすることにより、外部電源投入時の保護装置が保護動作を開始するまでの間に電子機器が過電圧により破壊されることから保護することができ、かつ外部電源投入時の過渡的な過電圧による誤検出を防止できるため、誤検出を考慮して比較基準値を高く設定する必要がなく、電子機器の最大定格に対する余裕を十分とることが可能となる。
本発明に係る保護装置は、電子機器の電源電圧が外部から印加される時、電源電圧投入後の所定時間は電源電圧の検出結果によらず制御して、外部電源投入時の保護装置が動作を開始するまでの間に電子機器が過電圧により破壊されることを防止し、また、外部電源投入時の過渡的な過電圧による誤検出を防止して、誤検出を考慮して比較基準値を高く設定する必要がなく、電子機器内の電子回路の最大定格に対して十分に余裕をとることができ、ACアダプタや二次電池から電源供給される携帯電話機などの電子機器の保護回路に係り、電子機器を電源過電圧から保護する装置として有用である。
本発明の第1の実施形態における保護装置を含む携帯電話機の構成の一部を示す図 本発明の第2の実施形態における保護装置を含む携帯電話機の構成の一部を示す図 本発明の第3の実施形態における保護装置の一部回路を示す構成図 本発明の第4の実施形態における保護装置の一部回路を示す構成図 本発明の第5の実施形態における保護装置を含む携帯電話機の構成の一部を示す図 従来の保護装置である過電圧遮断回路を示す回路構成図
符号の説明
1 携帯電話機
2 ACアダプタ
10,11,80 保護装置
20 充電装置
30,31,90 遮断ブロック
40 内部回路
110,111,120,121,150,330,340,810,820 電源端子
130,131 検出回路
140,141 比較回路
310,311 遅延回路
320,321 スイッチ部
350 制御端子
830 ツェナーダイオード
840,870,910,920,940,3140,3220 抵抗
850,3130 コンデンサ
860,930 NPNトランジスタ
950,3230,3250 PMOSトランジスタ
3110、3210 NMOSトランジスタ
3120 定電流回路
3150 発振回路
3160 カウンタ回路
3170 リセット回路
3240 AND回路

Claims (7)

  1. 外部電源装置から電源電圧が供給される電子機器を前記電源電圧の異常から保護する保護装置であって、
    前記電源電圧を投入した後の所定時間は前記電源電圧を検出した検出結果によらず初期設定された動作を維持することを特徴とする保護装置。
  2. 前記外部電源装置からの電源電圧を検出して検出信号を生成する検出回路と、前記検出信号を所定のレベルと比較する比較回路と、前記比較回路の出力を所定の時間だけ遅延して伝える遅延回路と、前記遅延した比較回路の出力によって前記電源電圧の供給を遮断するスイッチ部とを備え、
    前記スイッチ部は初期設定された短絡もしくは開放状態を有することを特徴とする請求項1記載の保護装置。
  3. 前記外部電源装置から充電装置への電力供給路に介挿される保護装置のスイッチ部は、前記外部電源装置から供給される電源電圧を検出して保護動作する際の初期設定が開放状態であることを特徴とする請求項2記載の保護装置。
  4. 前記充電装置から前記電子機器の内部回路への電力供給路に介挿される保護装置のスイッチ部は、前記充電装置から供給される電源電圧を検出して保護動作する際の初期設定が短絡状態であることを特徴とする請求項2記載の保護装置。
  5. 前記遅延回路の遅延時間をコンデンサの充電時間によって設定することを特徴とする請求項2記載の保護装置。
  6. 前記遅延回路の遅延時間をカウンタ回路の計数動作によって設定することを特徴とする請求項2記載の保護装置。
  7. 前記外部電源装置から充電装置への電力供給路に介挿される保護装置に設け、前記外部電源装置から供給される電源電圧を検出して保護動作する際の初期設定が開放状態である第1のスイッチ部と、
    前記充電装置から前記電子機器の内部回路への電力供給路に介挿される保護装置に設け、前記充電装置から供給される電源電圧を検出して保護動作する際の初期設定が短絡状態である第2のスイッチ部と、
    を備えたことを特徴とする請求項2記載の保護装置。
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