JP2008015269A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを大きく上昇させずに、現像ローラに係る偏心に起因する周期的な濃度ムラを抑制する。
【解決手段】感光体上に測定用パターンの潜像を形成する潜像形成部と、感光体表面にトナーを供給して前記潜像を現像する現像ローラを有する現像ユニットと、現像された測定用パターンの濃度を測定する濃度測定部と、濃度の測定結果から現像ローラの回転周期に対応する周期的な濃度ムラ成分を抽出し、抽出した濃度ムラ成分を抑制するように現像ローラ駆動用の補正信号を生成する補正信号生成部と、現像ローラ駆動用の補正信号に基づいて、現像ローラの一回転内の回転速度を補正する現像ローラ駆動補正部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図1

Description

この発明は、画像形成装置に関するものであり、より詳細には、現像ローラの駆動速度が補正可能な画像形成装置に関する。
乾式現像、例えば、磁気ブラシ現像方式の現像ユニットを有する画像形成装置では、感光体と所定の間隔で配置された現像ローラの周面にトナーを搬送してブラシ状のトナー層を形成し、潜像のパターンが形成された感光体上に所定の幅でトナー層を接触させ、潜像パターンにトナーを付着させて可視像化する。即ち、現像を行うが、一般的に感光体の回転速度に対して、現像ローラの回転速度を大きくしている。感光体表面と現像ローラの間隔は、現像濃度に大きく影響する。前記間隔が変動すると、感光体とトナー層との接触領域(現像領域)の幅が変わり、感光体上の一点がトナー層を通過する実質的な時間(現像時間)が変動するからである。従来から、現像濃度を安定させるために、現像ローラの両端部にスペーサーを配置して感光体の非画像領域に当接させるようにするなど、機構的は工夫がなされてきた。しかし、現像濃度に影響する要因は他にもある。
例えば、現像ローラに係る偏心があると、現像ローラが一回転する間の周速度、換言すれば、現像ローラ一回転内における現像領域へのトナーの搬送速度が変動する。これが、濃度ムラの一因になる。また、感光体および/またはその駆動ギアに偏心があると、感光体が一回転する間の周速度、即ち、現像時間が変動する。これも、濃度ムラの一因になる。
特に、カラーの画像形成装置において、濃度ムラは色合いの変化として認識されるため、モノクロの画像形成装置に比べて現像の濃度ムラを小さくする必要がある。しかし、現像ローラや感光体の偏心は、わずかなものであり、従来のモノクロ機あるいはカラー機において、特別な対処をしなくても許容できる程度のものであった。
ところが、近年、カラー画像形成装置の高速化、高画質化、小型化が進むにつれて、現像ローラおよび/またはその駆動ギアの偏心に起因する周速度の変動が、画像濃度のムラとして認識されるようになってきた。あるいは別の観点から、濃度ムラを発生させる他の要因が抑制されてきたので、現像ローラもしくは感光体の偏心に起因する濃度ムラが注目されるようになったともいえる。
感光体の偏心については、カラー印字の色ずれに関連して従来から検討がなされてきた。その中で、色ずれを目立ちにくくするため、感光体の駆動速度を補正するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。あるいは、感光体の回転ムラを小さくするように補正を行うものが知られている(例えば、特許文献2参照)。しかし、それは色ずれを補正しようとするものであって、濃度ムラの抑制しようとするものは知られていない。特に、現像ローラに係る偏心に着目したものは知られていない。
特開2005−17768号公報 特開2004−252351号公報
前述の濃度ムラは、部品の加工や組み立ての精度を向上することによって低減されるが、一方で部品コストや組み立てコストの上昇を招いてしまう。コストを大きく上昇させずに、現像ローラに係る偏心による周期的な濃度ムラを抑制できる手法が望まれている。
上記の課題を解決するために、この発明は、感光体上に測定用パターンの潜像を形成する潜像形成部と、感光体表面にトナーを供給して前記潜像を現像する現像ローラを有する現像ユニットと、現像された測定用パターンの濃度を測定する濃度測定部と、濃度の測定結果から現像ローラの回転周期に対応する周期的な濃度ムラ成分を抽出し、抽出した濃度ムラ成分を抑制するように現像ローラ駆動用の補正信号を生成する補正信号生成部と、現像ローラ駆動用の補正信号に基づいて、現像ローラの一回転内の回転速度を補正する現像ローラ駆動補正部とを備えることを特徴とする画像形成装置を提供する。
この発明の画像形成装置は、現像ローラの回転周期に対応する周期的な濃度ムラ成分を抽出し、抽出した濃度ムラ成分を抑制するように現像ローラ駆動用の補正信号を生成する補正信号生成部と、現像ローラ駆動用の補正信号に基づいて、現像ローラの一回転内の回転速度を補正する現像ローラ駆動補正部とを備えるので、現像ローラに係る偏心に起因する周期的な濃度ムラを低減し、画質を向上させることができる。
前記現像ユニットは、画像形成装置に着脱可能であり、新たな現像ユニットが画像形成装置に装着されたことを認識する現像ユニット装着認識部と、新たな現像ユニットの装着が認識されたとき、画像形成を行う前に測定用パターンを形成してその濃度ムラを測定し、測定結果に基づいて現像ローラの回転速度を補正するように濃度測定部と現像ローラ駆動補正部とを制御する現像制御部をさらに備えていてもよい。このようにすれば、現像ユニットが新たに装着された場合(交換された場合を含む)、装着された現像ユニットに応じて現像ローラの回転速度が補正される。
また、感光体の一回転内の回転速度を補正する感光体駆動補正部をさらに備え、前記補正信号生成部は、感光体が一回転する間の回転周期に対応する濃度ムラ成分をさらに抽出し、抽出した濃度ムラ成分を抑制するように感光体駆動用の補正信号をさらに生成し、感光体駆動補正部が、生成された補正信号に基づいて感光体の回転速度を補正するようにしてもよい。このようにすれば、現像ローラの回転周期に対応する濃度ムラ成分だけでなく、感光体の回転周期に対応する濃度ムラ成分も抑制することができる。
前記感光体が、画像形成装置に着脱可能であり、新たな感光体が画像形成装置に装着されたことを認識する感光体装着認識部と、新たな感光体の装着が認識されたとき、画像形成を行う前に測定用パターンを形成してその濃度ムラを測定し、測定結果に基づいて感光体の回転速度を補正するように制御する感光体制御部をさらに備えていてもよい。このようにすれば、感光体が新たに装着された場合(交換された場合を含む)、装着された感光体に応じてその回転速度が補正される。
また、前記測定用パターンは、均一濃度の中間諧調のパターンであってもよい。
前述のように、この発明は現像ローラの偏心による周速度の変動を抑制しようとするものである。さらに、感光体の偏心による周速度の変動を抑制しようとするものである。通常、現像ローラの直径は、感光体の直径よりも小さいので、両者の偏心量が同じであれば、周速度の変動割合は現像ローラのほうが大きい。この観点から、現像ローラの速度を補正することが特に好ましい。濃度ムラをより小さくするためには、現像ローラと感光体の両方に速度補正を行うことがより好ましい。しかし、現像ローラの速度補正によって濃度ムラが許容範囲に収まる場合は、現像ローラだけ速度補正を行うようにしてもよい。このようにすれば、速度補正の回路に要するコストを低減することができる。或いは、感光体の速度補正によって濃度ムラが許容範囲に収まる場合は、感光体だけ速度補正を行うようにしてもよい。特に、カラー画像形成装置の場合は、色ずれの抑制と両方の効果が得られる。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。以下の説明により、この発明をよりよく理解することが可能であろう。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、限定的なものではないと解されるべきである。
図1は、この発明の画像形成装置10を構成する諸要素のうち、感光体、現像ローラならびにそれらの駆動制御に係るブロックの構成を示すブロック図である。図1に示すように、感光体11は、円筒状の形状を有し、感光体駆動モータ41によって回転駆動される。感光体駆動モータ41は、直流モータであって、その巻き線の両端にモータ制御回路37からの電圧が印加されることによって出力軸が回転する。感光体駆動モータ41の出力軸には、ロータリーエンコーダ45が取り付けられており、ロータリーエンコーダ45からの出力信号はモータ制御回路37に入力されて閉ループ系を構成している。モータ制御回路37には、感光体駆動補正部31からの目標速度信号が入力されている。感光体駆動モータ41は、出力軸の回転速度が入力された目標速度信号に追従するように前記閉ループ系によって負帰還制御される。
図1では、感光体駆動モータ41が直流モータの例を示したが、モータの種類はこれに限定されない。たとえば、感光体駆動モータ41は、ステッピングモータであってもよい。この場合、駆動制御は開ループ系で行うので、ロータリーエンコーダ45は不要である。
また、感光体11の近傍には、感光体11が一回転するごとに信号を発生する感光***相センサ13が設けられている。感光***相センサ13からの信号によって、感光体11の回転位相が得られる。感光***相センサ13には、例えば、反射型フォトセンサを用いることができる。この場合、感光体11の側面にマークを付しておき、感光体11が回転してマークが感光***相センサ13の近傍を通過するごとに、感光***相センサ13が信号を発するようにする。
現像ローラ15は、画像形成装置10感光体11の周面と所定の間隔を維持して対向するように配置される。現像ローラ15は、現像ユニット19の一部であり、現像ユニット19は、画像形成装置10本体に対して着脱可能なユニットである。現像ユニット19が画像形成装置10に装着された状態で、現像ローラ15は、現像ローラ駆動モータ43によって回転駆動される。現像ローラ駆動モータ43は、直流モータであって、その巻線の両端にモータ制御回路39からの電圧が印加されることによって出力軸が回転する。現像ローラ駆動モータ43の出力軸には、ロータリーエンコーダ47が取り付けられており、ロータリーエンコーダ47からの出力信号はモータ制御回路39に入力されて閉ループ系を構成している。モータ制御回路39には、感光体駆動補正部31からの目標速度信号が入力され、現像ローラ駆動モータ43は、出力軸の回転速度が入力された目標速度信号に追従するように前記閉ループ系によって負帰還制御される。
なお、現像ローラ駆動モータ43は直流モータに限定されず、たとえば、ステッピングモータであってもよい。この場合、駆動制御は開ループ系で行うので、ロータリーエンコーダ47は不要である。
また、現像ローラ15の近傍には、現像ローラ15が一回転するごとに信号を発生する現像ローラ位相センサ17が設けられている。現像ローラ位相センサ17からの信号によって、現像ローラ15の回転位相が得られる。現像ローラセンサ17には、例えば、反射型フォトセンサを用いることができる。この場合、現像ローラ15の側面にマークを付しておき、現像ローラ15が回転してマークが現像ローラ位相センサ17の近傍を通過するごとに、現像ローラ位相センサ17が信号を発するようにする。
感光体11の周囲には、感光体11上に静電潜像を形成するための図示しない帯電部、露光部、転写部、クリーニング部、除電部が設けられている。これらの各部は、請求項にいう潜像形成部である。各部動作は、動作制御部29によって制御される。動作制御部29は、前述した各部の動作を制御すると共に、感光体駆動モータ41ならびに現像ローラ駆動モータ43の回転、停止を制御する。また、動作制御部29には、前述した各部の動作状態を検知するために配置された図示しないセンサからの信号が入力される。それらの信号の中には、現像ユニット19が画像形成装置10本体に装着されたことを検知する現像ユニット装着センサ21からの信号が含まれている。さらに、感光***相センサ13や現像ローラ位相センサ17からの信号も含まれている。
動作制御部29は、図示しない帯電部、露光部、転写部、クリーニング部ならびに除電部の動作を制御して感光体11上に濃度ムラ測定用の静電潜像を形成する。ここで形成する静電潜像は、均一な中間諧調濃度のトナー像を形成するものである。即ち、感光体11の表面電位を、黒ベタ用電位と白ベタ用の電位の中間の電位にするものである。ここで、中間諧調は、面積諧調の手法を用いたものであってもよい。後述するように、形成されたトナー像は、トナー像濃度センサ23で読み取る。
動作制御部29は、形成された静電潜像を現像ユニット19によって現像するように制御する。このとき、動作制御部29は、感光体駆動モータ41を回転させるために、動作制御部29から現像ローラ駆動補正部33へ駆動信号を出力する。濃度ムラ測定用の静電潜像を形成する場合、駆動信号を受けた現像ローラ駆動補正部33は、その信号を補正せずにモータ制御回路37へ出力する。さらに、動作制御部29は、現像ローラ駆動モータ43を回転させるために、動作制御部29から感光体駆動補正部31へ駆動信号を出力する。濃度ムラ測定用の静電潜像を形成する場合、駆動信号を受けた感光体駆動補正部31は、その信号を補正せずにモータ制御回路39へ出力する。
以上のようにして、感光体11上に形成された濃度ムラ測定用の静電潜像は、現像ユニット19によって現像され、均一な濃度のトナー像になる。
図2は、図1の感光体11の周面上に測定用パターンのトナー像が形成され、形成されたトナー像を読み取る様子を示す説明図である。図2に示すように、感光体11に対向して、トナー像濃度センサ23が配置されている。トナー像濃度センサ23は、感光体上のトナー像の濃度を読み取るためのセンサである。トナー像濃度センサ23には、例えば、反射型のフォトセンサを用いることができる。感光体11の軸方向において、測定用パターンを形成するのは、トナー像濃度センサ23が読み取り可能な範囲のみでよい。トナー像濃度センサ23は、中間諧調で最高の感度が得られるように設定されている。なお、トナー像濃度センサ23は、この発明に係る濃度ムラの補正以外に、画像形成装置の周囲環境の変動や、感光体ならびに現像剤の劣化による濃度の変動を補正するために用いられてもよい。
再び、図1について説明する。トナー像濃度センサ23が読み取った測定用パターンの濃度信号は、濃度信号処理部25に入力される。濃度信号処理部25は、入力された濃度信号を濃度を示すデータに変換する。変換された濃度のデータは、補正信号生成部27に出力される。補正信号生成部27は、現像ローラ15の回転周期に一致する濃度ムラ成分を抽出し、その位相と振幅とを算出する。さらに、補正信号生成部27は、感光体11の回転周期に一致する濃度ムラ成分を抽出し、その位相と振幅とを算出する。補正信号生成部27は、特定の周期に対応する濃度ムラ成分を抽出するために、デジタルフィルタの演算処理を行う。
図3は、図1の補正信号生成部27において、デジタルフィルタでバンドパスフィルタ(BPF)の機能を実現し、濃度データから特定の周期成分を抽出する処理を示す説明図である。感光体11の回転周期は、感光体の直径と回転速度から決まり、予め設計者によって決められる一定の値である。同様に、現像ローラの回転周期は、現像ローラの直径と回転速度から決まり、予め設計者によって決められる一定の値である。一例では、感光体11の回転周期は、現像ローラ15の回転周期の2倍である。
抽出された濃度ムラ成分の振幅は、濃度ムラ成分の極大値と極小値の差から算出される。また、濃度ムラの位相は、次のようにして求められる。現像ローラ15については、その濃度ムラ成分が極大値と極小値をとる中間の時刻を基準時刻とし、動作制御部29を介して得られる現像ローラ位相センサ17の信号発生のタイミングと基準時刻との差から位相が算出できる。感光体11についても、その濃度ムラ成分の基準時刻と、感光***相センサ13の信号発生のタイミングとの差から位相が算出できる。
補正信号生成部27は、現像ローラ15の回転周期を有する濃度ムラ成分の位相と振幅の算出結果に基づいて、それを打ち消すような補正信号を感光体駆動補正部31へ出力する。
また、補正信号生成部27は、感光体11の回転周期を有する濃度ムラ成分の位相と振幅の算出結果に基づいて、それを打ち消すような補正信号を現像ローラ駆動補正部33へ出力する。
図4は、この実施の形態で、感光体11と現像ローラ15のそれぞれの回転周期を有する濃度ムラ成分の波形と、それを打ち消すように出力される駆動信号の波形を模式的に示す波形図である。図4で、一番上の矩形波形は、感光体11についての、基準時刻を示している。その下の矩形波形は、現像ローラ15についての基準時刻を示している。上から三番目の波形は、駆動信号を補正しない場合、換言すれば、測定用パターンを測定するときの感光体11の回転周期を有する濃度ムラ成分の波形である。波形の極大点は、濃度が高いことを示している。これは、トナー像濃度センサ23の読み取り位置で感光体11の周速度が最も小さいことを示している。
ここで、濃度ムラの補正を考える場合、以下の点に注意しなければならない。図5は、図2の感光体11の回転軸に直交する面内で感光体11,現像ローラ15およびトナー像濃度センサ23の配置関係を示す説明図である。図5において、濃度ムラは、感光体11と現像ローラ15が対向する点Dにおいて現像ローラ15上のトナー層が感光体11に接触する時間の変動に起因する。即ち、点Dにおける感光体11と現像ローラ15との相対速度の変動に起因する。しかし、濃度ムラが読み取られるのは、トナー像濃度センサ23が感光体11に対向して配置される点Sである。トナー像濃度センサ23によって濃度ムラの極大点が測定された時刻をT2、D点からS点までの移動時間(遅延時間)をTとする。このとき、T2よりもTだけ遡った時刻における感光体11の周速度、即ち、時刻T1における感光体駆動モータ41の回転速度が極大点となるような位相で、補正信号生成部27が現像ローラ駆動補正部33への補正信号を出力することが必要である。
図4で、上から四番目の波形は、現像が行われるD点からトナー像の濃度を読み取るS点までの遅延時間Tを考慮して決定された感光体駆動補正部31への補正信号を示している。補正信号の極大点は、回転速度を速くするように補正されることを示している。
また、図4で、上から五番目の波形は、駆動信号を補正しない場合、即ち、測定用パターンを測定するときの現像ローラ15の回転周期を有する濃度ムラ成分の波形である。時刻T4における波形の極大点は、濃度が最も高いことを示している。これは、トナー像濃度センサ23の読み取り位置で現像ローラ15の周速度が最も大きいことを示している。
上から六番目の波形は、現像が行われるD点からトナー像の濃度を読み取るS点までの遅延時間Tを考慮して決定された現像ローラ駆動補正部33への補正信号を示している。時刻T3における補正信号の極小点は、現像ローラ駆動モータ43の回転速度を遅くするように補正されることを示している。
図1で、濃度信号処理部25、補正信号生成部27、動作制御部29、感光体駆動補正部31および現像ローラ駆動補正部33は、制御回路ユニット35として一つの基板上に実装されてそれらの機能が実現されてもよい。制御回路ユニット35は、マイクロコンピュータ、ROM、RAM、周辺回路、入力回路、出力回路から構成されてもよい。ROMは、マイクロコンピュータが実行するプログラムを格納する。RAMは、ワークエリアを提供する。周辺回路は、タイマや割り込み制御などの機能を提供する。入力回路は、画像形成装置10の各部に配置されたセンサやスイッチなどの状態を示す信号が入力される回路である。出力回路は、画像形成装置10の各部に配置される付加を駆動する信号を出力する回路である。
図6は、この実施の形態で、マイクロプロセッサが実行する処理の一例を示すフローチャートである。図6に示すように、マイクロプロセッサは、予めプログラムされた条件が満たされたときに(ステップS11)測定用パターンの形成処理を実行し、感光体11状に測定用パターンを形成する(ステップS13)。そして、形成された測定用パターンをトナー像濃度センサ23で測定する(ステップS15)。
さらに、マイクロコンピュータは、測定結果から感光体11の回転周期と、現像ローラ15の回転周期に対応する濃度ムラ成分を抽出し、それぞれの位相と振幅を算出する(ステップS17)。
続いて、マイクロコンピュータは、感光体11の回転速度を補正が必要か否かを判断する(ステップS19)。補正が必要と判断した場合は、算出された位相と振幅に基づいて、その濃度ムラ成分を相殺するような位相と振幅の補正信号を生成する(ステップS21)。以降、感光体駆動モータ41を駆動するときには、前記ステップ21で求めた補正信号を用いて回転速度を補正しつつ駆動する。
さらに、マイクロコンピュータは、現像ローラ15の回転速度を補正が必要か否かを判断する(ステップS23)。補正が必要と判断した場合は、算出された位相と振幅に基づいて、その濃度ムラ成分を相殺するような位相と振幅の補正信号を生成する(ステップS25)。以降、現像ローラ駆動モータ43を駆動するときには、前記ステップ25で求めた補正信号を用いて回転速度を補正しつつ駆動する。
マイクロコンピュータは、例えば、感光体11が新たに装着された場合に測定用パターンを形成して感光体11の濃度ムラ成分を抽出し、補正信号を生成する。感光体11が使用されて交換時期に至り、交換されたときにも、改めて測定用パターンを形成して濃度ムラ成分を抽出し、補正信号を生成する。通常、感光体11の寿命は画像形成装置10本体の耐用年数よりも短く、ユーザ若しくはサービス・エンジニアによって定期的に交換される。画像形成装置10は、感光体11の交換時期を管理するための手段を有している。具体的には、例えば、感光体11が交換されてから印字枚数をカウントする不揮発性のカウンタを有している。前記カウンタは、例えば、制御回路ユニット35にあって、感光体11が交換された際に交換した作業者が手動でカウンタの値をリセットできるようになっている。あるいは、感光体11が画像形成装置10本体に着脱可能なユニットとして提供され、ユニットの側に不揮発性のカウンタを有していてもよい。
マイクロコンピュータは、感光体11の交換時期がきて、制御回路ユニット35のカウンタがリセットされたことを検知して補正信号を生成する。あるいは、感光体11側にカウンタを有する場合、感光体11側のカウンタの値がゼロであった場合に、補正信号を生成する。従って、マイクロコンピュータは、請求項にいう感光体制御部の機能を実現する。
また、動作制御部29は、現像ユニット装着センサ21からの信号によって、現像ユニット19が画像形成装置10本体に装着されたことを検知することができる。現像ユニット装着センサ21は、請求項にいう現像ユニット装着認識部である。マイクロコンピュータは、例えば、現像ユニット19が装着されたことを検知したとき、測定用パターンを形成して現像ローラ15の濃度ムラ成分を抽出し、補正信号を生成する。従って、マイクロコンピュータは、請求項にいう現像制御部の機能を実現する。
最後に、前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得ることは明らかである。そのような変形例は、この発明の特徴及び範囲に属さないと解されるべきものではない。本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更とが含まれることが意図される。
この発明の画像形成装置画像形成装置10を構成する諸要素のうち、感光体、現像ローラならびにそれらの駆動制御に係るブロックの構成を示すブロック図である。 図1の感光体11の周面上に測定用パターンが形成され、形成された測定用パターンのトナー像を読み取る様子を示す説明図である。 図1の補正信号生成部27において、デジタルフィルタでバンドパスフィルタ(BPF)の機能を実現し、濃度データから特定の周期成分を抽出する処理を示す説明図である。 この実施の形態で、感光体11と現像ローラ15のそれぞれの回転周期を有する濃度ムラ成分の波形と、それを打ち消すように出力される駆動信号の波形を模式的に示す波形図である。 図2の感光体11の回転軸に直交する面内で感光体11,現像ローラ15およびトナー像濃度センサ23の配置関係を示す説明図である。 この実施の形態で、マイクロプロセッサが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成装置
11 感光体
13 感光***相センサ
15 現像ローラ
17 現像ローラ位相センサ
19 現像ユニット
21 現像ユニット装着センサ
23 トナー像濃度センサ
25 濃度信号処理部
27 補正信号生成部
29 動作制御部
31 感光体駆動補正部
33 現像ローラ駆動補正部
35 制御回路ユニット
37 モータ制御回路
39 モータ制御回路
41 感光体駆動モータ
43 現像ローラ駆動モータ
45 ロータリーエンコーダ
47 ロータリーエンコーダ

Claims (5)

  1. 感光体上に測定用パターンの潜像を形成する潜像形成部と、
    感光体表面にトナーを供給して前記潜像を現像する現像ローラを有する現像ユニットと、
    現像された測定用パターンの濃度を測定する濃度測定部と、
    濃度の測定結果から現像ローラの回転周期に対応する周期的な濃度ムラ成分を抽出し、抽出した濃度ムラ成分を抑制するように現像ローラ駆動用の補正信号を生成する補正信号生成部と、
    現像ローラ駆動用の補正信号に基づいて、現像ローラの一回転内の回転速度を補正する現像ローラ駆動補正部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像ユニットは、画像形成装置に着脱可能であり、
    新たな現像ユニットが画像形成装置に装着されたことを認識する現像ユニット装着認識部と、
    新たな現像ユニットの装着が認識されたとき、画像形成を行う前に測定用パターンを形成してその濃度ムラを測定し、測定結果に基づいて現像ローラの回転速度を補正するように濃度測定部と現像ローラ駆動補正部とを制御する現像制御部をさらに備える請求項1記載の画像形成装置。
  3. 感光体の一回転内の回転速度を補正する感光体駆動補正部をさらに備え、
    前記補正信号生成部は、感光体が一回転する間の回転周期に対応する濃度ムラ成分をさらに抽出し、抽出した濃度ムラ成分を抑制するように感光体駆動用の補正信号をさらに生成し、
    感光体駆動補正部は、生成された補正信号に基づいて感光体の回転速度を補正する請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記感光体は、画像形成装置に着脱可能であり、
    新たな感光体が画像形成装置に装着されたことを認識する感光体装着認識部と、
    新たな感光体の装着が認識されたとき、画像形成を行う前に測定用パターンを形成してその濃度ムラを測定し、測定結果に基づいて感光体の回転速度を補正するように制御する感光体制御部をさらに備える請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記測定用パターンは、均一濃度の中間諧調のパターンである請求項1記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012108454A (ja) * 2010-10-20 2012-06-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US9563152B2 (en) 2015-05-07 2017-02-07 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus
JP2019035841A (ja) * 2017-08-14 2019-03-07 コニカミノルタ株式会社 現像装置および画像形成装置

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