JP2008011672A - 駆動制御装置システム及びその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】第一の駆動制御装置が故障等で機構の駆動を行わない場合でも継続して運転することができる駆動制御装置システムを得る。
【解決手段】駆動制御装置システム100は、同一の制御対象物を駆動する複数のモータ2,4をパワー回路1a,3aを通じて各々別の制御機能を担当しながら制御する複数の駆動制御装置1,3と、この複数の駆動制御装置1,3を管理する上位コントローラ6とを含む駆動制御装置システム100において、第一の駆動制御装置1が異常の場合に、当該第一の駆動制御装置1が担当する制御機能を第一の駆動制御装置1に替わって第二以降の駆動制御装置3が担当するようにして制御機能分担を変更する機能割当変更部6aを備えている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、同一の制御対象物を駆動する複数のモータをパワー回路を通じて各々別の制御機能を担当しながら制御する複数の駆動制御装置と、このシステムの運転方法に関するものである。
従来、複数のモータにて同一の機構を協調同期して駆動する独立した2軸以上の駆動制御装置を有するシステムとして、以下のようなものが提案されている。このシステムは、第一の駆動制御装置として位置制御を行うマスター軸と、第二以降の駆動制御装置として、マスター軸に追従するべくマスター軸またはコントローラから位置指令・速度指令またはトルク指令を伝達され位置制御・速度制御またはトルク制御を行うスレーブ軸とを備えている。従来、このような構成の2軸以上の駆動制御装置を有するシステムにおいては、マスター軸とスレーブ軸とは、それぞれ予め決められた制御機能分担を実行するように動作する(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、同一の機構を協調同期して駆動する2軸以上の駆動制御装置を有するシステムにおいて、以下のようなシステムも提案されている。すなわち、各駆動制御装置間または駆動制御装置とコントローラとの間で、位置指令、速度指令、トルク指令、現在位置フィードバック、速度フィードバック、トルクフィードバック及び同期補正信号等の制御データをやり取りできるように構成しておき、それぞれの制御データの内容と方向つまり発信する装置と受信する装置とを予め決めておき、この決まりに基づいて制御データのやり取りを行う(例えば、特許文献1参照)。
再表02/052715号公報(25頁、図1及び図3)
上記のような従来の駆動制御装置システムにおいては、2軸以上の駆動制御装置が、例えばマスター軸とスレーブ軸というように予め制御機能毎に分担が固定されている。そのため、特にマスター軸が故障等で駆動を行わなくなった場合には、スレーブ軸が正常な状態であるにも関わらず駆動制御装置システムの全体を停止しなければならないという課題があった。
また、従来の駆動制御装置システムにおいては、通常運転時にマスター軸のみが位置制御を行い、マスター軸だけが外部の位置測定用センサから現在位置フィードバックデータを取得し演算に利用する。そのため、マスター軸が故障時等で駆動を行わない場合には、コントローラとスレーブ軸が正常な状態であるにも関わらず、駆動制御装置システムが位置測定用センサからの現在位置フィードバックデータを制御に利用できないという課題もあった。
この発明は、かかる課題を解決するためになされたもので第一の駆動制御装置(マスター軸)の制御するモータあるいは第一の駆動制御装置のパワー回路が故障等で機構の駆動を行わない場合でも、故障したモータや第一の駆動制御装置を交換することなく、第一の駆動制御装置と第二以降の駆動制御装置(スレーブ軸)の制御機能分担の全部または一部を電気的に変更することにより、例えば第二の駆動制御装置(スレーブ軸)のみで機構を駆動させて、システムを継続して運転することができる駆動制御装置システム及びその運転方法を得ることを目的としている。
上記課題を解決するために、この発明にかかる駆動制御装置システムは、同一の制御対象物を駆動する複数のモータをパワー回路を通じて各々別の制御機能を担当しながら制御する複数の駆動制御装置と、この複数の駆動制御装置を管理する上位コントローラとを含む駆動制御装置システムにおいて、第一の駆動制御装置が制御するモータあるいは第一の駆動制御装置のパワー回路が異常の場合に、第一の駆動制御装置が担当する制御機能を第一の駆動制御装置に替わって第二以降の駆動制御装置が担当するようにして制御機能分担を変更する機能割当変更部を備えている。
また、この発明にかかる駆動制御装置システムの運転方法においては、同一の制御対象物を駆動する複数のモータをパワー回路を通じて各々別の制御機能を担当しながら制御する複数の駆動制御装置を上位コントローラにて管理する駆動制御装置システムの運転方法において、第一の駆動制御装置が制御するモータあるいは前記第一の駆動制御装置のパワー回路が異常の場合に、この第一の駆動制御装置が担当する制御機能を第一の駆動制御装置に替わって第二以降の駆動制御装置が担当するようにして制御機能分担を変更する。
この発明によれば、第一の駆動制御装置の制御するモータあるいは第一の駆動制御装置のパワー回路が故障等で機構の駆動を行わない場合でも、この第一の駆動制御装置を交換することなく、第一の駆動制御装置と第二以降の駆動制御装置の制御機能分担の全部または一部を電気的に変更することにより、例えば第二以降の駆動制御装置で機構を駆動させシステムを継続して運転することができる。
以下、この発明にかかる駆動制御装置システム及びその運転方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1はこの発明にかかる実施の形態1の駆動制御装置システムであるワーク移動機構を示す模式図である。図1において、駆動制御装置システムであるワーク移動機構100は、制御対象であるワーク7の位置を測定するリニアスケール(センサ)5と、ワーク7を協調同期して駆動する2つの駆動制御装置のうち、リニアスケール5の測定した現在位置フィードバックデータを用いて、第一の駆動制御装置(マスター軸)としてワーク7の位置制御及び速度制御を行うサーボアンプ1と、ワーク7を駆動するための主トルクを発生するサーボモータ2と、サーボアンプ1の内部に存在しサーボモータ2を駆動するパワー回路1aと、サーボアンプ1とサーボアンプ3との間の通信経路10とを含んでいる。
ワーク移動機構100は、さらにまた、サーボアンプ1から通信経路10を通して得られる速度指令信号またはトルク指令信号を用いて、第二の駆動制御装置(スレーブ軸)として速度制御またはトルク制御を行うサーボアンプ3と、サーボアンプ3のトルク指令に基づきサーボモータ4を駆動するパワー回路3aと、ワーク7を駆動するための補助トルクを発生するサーボモータ4と、サーボアンプ1に位置指令を出力するとともにサーボアンプ1とサーボアンプ3とから出力される各種制御用モニター信号を受信して上位コントローラとして両サーボアンプの動作を管理するモーションコントローラ6と、モーションコントローラ6とサーボアンプ1及びサーボアンプ3とを結ぶ通信経路11とを含んでいる。
サーボアンプ1がサーボモータ2に対して主トルクを発生させてワーク7を移動させるのに対して、サーボアンプ3はサーボモータ4に対して補助トルクを発生させてワーク7を移動させる。このように、ワーク移動機構100において、サーボアンプ1とサーボアンプ3とは、同一の機構を駆動するための各々別の制御機能を担当する複数の駆動制御装置を構成している。そして、モーションコントローラ6は、サーボアンプ1が異常の場合に、このサーボアンプ1が担当する制御機能をサーボアンプ1に替わってサーボアンプ3が担当するようにして制御機能分担を変更する機能割当変更部6aを有している。
図2はこの発明にかかる実施の形態1のワーク移動機構の動作を示すフローチャートである。ワーク移動機構100の動作に関しては、ステップS1でシステムが起動された後、ステップS2にてサーボアンプ1は自身が異常無きこと及びリニアスケール5とサーボモータ2の異常無きことを確認して、サーボアンプ1の制御するマスター軸に異常無きこと及び運転準備完了の信号を通信経路11経由でモーションコントローラ6に送信する。また、サーボアンプ3も自身が異常無きこと及びサーボモータ4に異常ないことを確認して、サーボアンプ3の制御するスレーブ軸に異常無きこと及び運転準備完了の信号を通信経路11経由でモーションコントローラ6に送信する。モーションコントローラ6は自身が異常で無いことを確認し、さらに通信経路11を通して送られてきたサーボアンプ1とサーボアンプ3からの異常無きこと及び運転準備完了信号を受け取り、モーションコントローラ6の管理するワーク移動機構100全体に異常無きことを確認する。
このとき、システムに異常が見つかれば、モーションコントローラ6は、ステップS3にてシステムを停止させる。異常がなければ、マスター軸であるサーボアンプ1にのみ通信経路11を通して位置指令信号を出力する。
ステップS4では、サーボアンプ1は通信経路11経由で受信したモーションコントローラ6からの位置指令とリニアスケール5からの現在位置フィードバックデータとを比較して、この差分を用いて位置制御の演算を行う。そして、その演算結果である速度指令とサーボモータ2からの速度フィードバックデータとを比較し、この差分を用いて速度制御を行い、その演算結果であるトルク指令を、サーボアンプ1のパワー回路1aに出力し、これに基づいてパワー回路1aがサーボモータ2を駆動する。またこのとき、サーボアンプ1は演算結果である速度指令またはトルク指令を通信経路10を経由してサーボアンプ3に送信する。
ステップS5では、サーボアンプ3は、サーボアンプ1がパワー回路1aに出力するために演算した速度指令またはトルク指令を、通信経路10を通して取得し、この速度指令とサーボモータ4からの速度フィードバックデータとを比較し、この差分を用いて速度制御の演算を行って得られた結果であるトルク指令か、またはサーボアンプ1から直接取得したトルク指令を、パワー回路3aに出力し、これに基づいてパワー回路3aがサーボモータ4を駆動し、サーボモータ4はスレーブ軸としてマスター軸であるサーボモータ2の動きを補助する補助トルクを発生する。結果として、ステップS6のようにワーク7が、モーションコントローラ6が通信経路11経由でサーボアンプ1に出力した位置指令と同一の動きをする。なお、ステップS7のシステム確認で正常な場合、ステップS4、S5、S6及びテップS7のシステム確認はリアルタイムでそれぞれの周期毎に独立して並行に行われる。
故障(異常)を検出する方法としては、一例としてまず、マスター軸であるサーボアンプ1が自軸の故障を検出する方法として、パワー回路1aに与えられる電流指令と図示しないモータ電流検出回路による検出結果が一致してないことを検出してモータ2あるいはパワー回路1aが故障していることを検出することで行う。一方、スレーブ軸であるサーボアンプ3がマスター軸であるサーボアンプ1の故障を検出する方法としては、上述のようにサーボアンプ1が自軸の故障を検出した際、この結果がサーボアンプ1から通信経路11を通じてスレーブ軸に異常信号として送信されるようになっており、これによりサーボアンプ3はサーボアンプ1の故障を知る。なお、ここで述べた故障検出の方法は一例であり、他の方法によって故障が検出されてもよい。
図2に戻り、ステップS7で異常が見つかった場合には、続くステップS8にて、マスター軸であるサーボアンプ1またはサーボモータ2の故障か、スレーブ軸であるサーボアンプ3またはサーボモータ4の故障かを確認する。そして、スレーブ軸の故障のみの場合は、ステップS9に移行してマスター軸のみで運転を継続する。
また、スレーブ軸に異常がなくマスター軸のみ異常であればステップS10に移行して、サーボアンプ1が異常の詳細を検証し、異常がサーボモータ2またはパワー回路1aの故障のみであるかどうかを確認する。それ以外の箇所、たとえばサーボアンプ1自身の異常や、リニアスケール5の異常の場合にはステップS11に移行してワーク移動機構100全体を停止する。
一方、異常がサーボモータ2またはパワー回路1aのみの場合、ステップS12に移行する。このとき、サーボアンプ1は、サーボモータ2を駆動することはもはやできない。しかしながら、リニアスケール5からの現在位置フィードバックデータとサーボアンプ1の位置制御演算部分に異常が無ければ、モーションコントローラ6が通信経路11経由で出力した位置指令とリニアスケール5からの現在位置フィードバックデータとを比較し、その差分データを用いて位置制御の演算を行い、この演算結果である速度指令を通信経路10を通じてサーボアンプ3に送信する。またはサーボモータ2からの速度フィードバックデータにも異常が無ければ、前述の速度指令と比較してその差分データを用いてトルク制御の演算を行い、その演算結果であるトルクデータを通信経路10を通じてサーボアンプ3に出力する。
サーボアンプ3は、ステップS13のように通信経路10を経由して取得したサーボアンプ1からの速度指令とサーボモータ4からの速度フィードバックデータとを比較し、この差分を用いて速度制御の演算を行って得られた結果であるトルク指令、またはサーボアンプ1から直接取得したトルク指令を、パワー回路3aに出力し、パワー回路3aがサーボモータ4を駆動する。このとき、マスター軸であるサーボモータ2は駆動していないため、サーボモータ4はスレーブ軸として補助トルクを発生させるのみならず、ワーク7を移動させる主トルクも発生させる。結果としてステップS14のように、ワーク7はモーションコントローラ6が通信経路11経由でサーボアンプ1に出力した位置指令と同一の動きをするように動作する。
以上のように、本実施の形態の駆動制御装置システムによれば、例えサーボモータ2が故障等により駆動できなくなった場合でも、サーボモータ2を交換することなく、サーボモータ4のみでワーク7を引き続き駆動できるため、通常のシステム停止時、つまり、例えば深夜等に故障したサーボモータ2を交換すればよいこととなり、システムのダウンタイムを短くすることができる。
また、サーボアンプ1内のパワー回路1aが故障した場合でも、サーボアンプ1内のその他の演算部、通信経路10や通信経路11との送受信部、リニアスケール5とのインターフェースに異常が無ければ、サーボアンプ1を交換することなく、サーボモータ4の駆動トルクのみでワーク7の継続運転ができるため、同じようにシステムのダウンタイムが短くなるという効果を期待することができる。
なお、サーボアンプ1からサーボアンプ3への速度指令またはトルク指令は、専用に設けられた通信経路10を使用せずに送信されてもよい。つまり、モーションコントローラ6からサーボアンプ1に位置指令を送り、サーボアンプ1及びサーボアンプ3からモニタデータ等をモーションコントローラ6に返信することが本来の目的である通信経路11を利用することも可能である。
また、本実施の形態においては、モーションコントローラ6に、サーボアンプの制御機能分担を変更する機能割当変更部6aが設けられている。この機能割当変更部6aは、例えば、サーボアンプ1の制御するモータあるいはサーボアンプ1のパワー回路2が異常の場合に、このサーボアンプ1が担当する制御機能をサーボアンプ1に替わってサーボアンプ3が担当するようにして制御機能分担を変更する。本実施の形態の機能割当変更部6aは、モーションコントローラ6に設けられている。しかしながら、機能割当変更部は必ずしもモーションコントローラ6に設けられる必要はなく、例えばサーボアンプ1に設けられてもよい。さらには、機能割当変更部の機能が分割されてモーションコントローラ6とサーボアンプ1の両方に設けられてもよい。
さらに、本実施の形態においては、異常がサーボモータ2またはパワー回路1aのみの場合、リニアスケール5からの現在位置フィードバックデータとサーボアンプ1の位置制御演算部分に異常が無ければ、ステップS12にて、モーションコントローラ6が通信経路11経由で出力した位置指令とリニアスケール5からの現在位置フィードバックデータとを比較し、その差分データを用いて位置制御の演算を行い、この演算結果である速度指令をサーボアンプ3に送信している。ここで、リニアスケール5からの現在位置フィードバックデータは、通信経路10を通じて直接サーボアンプ3に送信されてもよい。
実施の形態2.
図3はこの発明にかかる実施の形態2の駆動制御装置システムである台車の模式図である。図3において、台車120は、制御対象自身である台車120に取り付けられ台車120を支えるタイヤ26,27と、台車120の位置を測定する外部エンコーダ25と、台車120を駆動する2つの駆動制御装置のうち外部エンコーダ25の測定した現在位置フィードバックデータを用いてマスター軸として位置制御及び速度制御を行うサーボアンプ21と、タイヤ26を駆動するサーボモータ22と、サーボアンプ21内に存在しサーボモータ22を駆動するパワー回路21aと、サーボアンプ21とサーボアンプ23の間の通信経路32とを含んでいる。
台車120は、さらに、通信経路32経由で得られる速度指令信号またはトルク指令信号を用いて速度制御またはトルク制御を行うサーボアンプ23と、タイヤ27を駆動するサーボモータ24と、サーボアンプ23内に存在しサーボモータ24を駆動するパワー回路23aと、サーボアンプ21に位置指令を出力するとともにサーボアンプ21及びサーボアンプ23から出力される各種制御用モニター信号を受信するモーションコントローラ30と、モーションコントローラ30とサーボアンプ21とサーボアンプ23を結ぶ通信経路31とを含んでいる。台車120は、敷設されたレール33上を走行可能とされている。なお、モーションコントローラ30は、サーボアンプ21が異常の場合に当該サーボアンプ21が担当する制御機能をサーボアンプ21に替わってサーボアンプ23が担当するようにして制御機能分担を変更する機能割当変更部30aを有している。
図4はこの発明にかかる実施の形態2の駆動制御装置システムである台車120の動作を示すフローチャートである。上述のように構成された台車120に関しては、ステップS21でシステムが起動されたのち、ステップS22にて、サーボアンプ21は自身が異常無きこと及び外部エンコーダ25とサーボモータ22の異常無きことを確認して、サーボアンプ21の制御するマスター軸において異常無きこと及び運転準備完了の信号を通信経路31経由でモーションコントローラ30に送信する。サーボアンプ23も自身が異常無きこと及びサーボモータ24に異常ないことを確認して、サーボアンプ23の制御するシステムにおいて異常無きこと及び運転準備完了の信号を通信経路31経由でモーションコントローラ30に送信する。モーションコントローラ30は自身が異常で無いことを確認し、さらに通信経路31を通して送られてきたサーボアンプ21とサーボアンプ23からの異常無きこと及び運転準備完了信号を受け取り、モーションコントローラ30の管理する台車120に異常無きことを確認する。ここでいずれかに異常が見つかれば、ステップS23に移行してシステムは停止する。異常がなければステップS24に移行する。
ステップS24では、サーボアンプ21は通信経路31経由で受信したモーションコントローラ30からの位置指令と、外部エンコーダ25からの現在位置フィードバックデータとを比較し、この差分を用いて位置制御の演算を行う。そして、その演算結果である速度指令とサーボモータ22からの速度フィードバックデータとを比較し、この差分を用いて速度制御を行い、その演算結果であるトルク指令をパワー回路21aに出力し、これに基づいてパワー回路21aがサーボモータ22を駆動する。サーボモータ22はタイヤ26を駆動する。またこのときの演算結果である速度指令またはトルク指令を、通信経路32を経由してサーボアンプ23に送信する。
ステップS25では、サーボアンプ23は、サーボアンプ21がパワー回路21aに出力するために演算した速度指令またはトルク指令を、通信経路32を通して取得し、この速度指令とサーボモータ24からの速度フィードバックデータとを比較し、この差分を用いて速度制御の演算を行って得られた結果であるトルク指令か、またはサーボアンプ21から直接取得したトルク指令をパワー回路23aに出力し、パワー回路23aがサーボモータ24を駆動し、サーボモータ24はスレーブ軸としてマスター軸であるサーボモータ22の動きを補助する補助トルクを発生し、この補助トルクをタイヤ27に伝える。サーボモータ22に駆動されるタイヤ26とサーボモータ24に駆動されるタイヤ27とは、機械的な連結はされていないものの、ともに台車120を支えているため、レール33とタイヤ26、タイヤ27それぞれとの間にはほぼ同程度の摩擦力があり、サーボモータ22とサーボモータ24とが同じ強さのトルクを発生する結果、台車120はモーションコントローラ30の出力する位置指令と同一の動きをする。ステップS27のシステム確認時に異常がない場合、ステップS24、S25、S26と、ステップS27のシステム確認とは、リアルタイムでそれぞれの周期毎に独立して並行に行われている。
しかし、ステップS27で異常が見つかった場合には、続くステップS28でその異常がマスター軸であるサーボアンプ21やサーボモータ22に起因するものであるか、あるいはスレーブ軸であるサーボアンプ23かサーボモータ24に起因するものであるかが確認され、スレーブ軸の異常のみの場合にはステップS29に移行してマスター軸のみで継続運転する。
ステップS28で異常がマスター軸に認められた場合、ステップS30のようにサーボアンプ21が異常の詳細を検証し、異常がサーボモータ22またはパワー回路21aの故障のみであるかどうかを確認する。それ以外の箇所、たとえばサーボアンプ21自身の異常や外部エンコーダ25の異常の場合はステップS31のようにシステムを停止する。
しかし、異常がサーボモータ22またはパワー回路21aのみと特定できた場合には、ステップS32に移行する。このときサーボアンプ21は、サーボモータ22を駆動することはもはやできない。しかしながら、このような場合においては、外部エンコーダ25から取得した現在位置フィードバックデータと、モーションコントローラ30が通信経路31経由で出力した位置指令とをそのまま通信経路32を経由してサーボアンプ23に送る。また同時にサーボアンプ21は、自身が故障しており、もはやサーボモータ22を駆動できないが、このような場合においては、外部エンコーダ25の現在位置フィードバックデータを通信経路32経由でサーボアンプ23に送信できる状態であることを通信経路31を経由してモーションコントローラ30に伝える。
ステップS33では、モーションコントローラ30の機能割当変更部30aは、サーボアンプ21からの信号を受け取りしだい、サーボアンプ23の運転モードを通常時の速度制御モードまたはトルク制御モードから非常時の位置制御モードに切り替える信号を通信経路31経由でサーボアンプ23に送信する。サーボアンプ23は、通信経路32経由でサーボアンプ21から送られてくるモーションコントローラ30が出力する位置指令と、外部エンコーダ25の取得する現在位置フィードバックデータとを比較し、その差分データを用いて位置制御の演算を行い、その演算結果である速度指令とサーボモータ24からの速度フィードバックデータとを比較し、その差分を用いて速度制御を行う。その演算結果であるトルク指令をパワー回路23aに出力し、パワー回路23aがサーボモータ24を駆動してタイヤ27を回転させる。
以上の結果としてステップS34においては、マスター軸であるサーボモータ22が駆動していないため、サーボモータ24はスレーブ軸として補助トルクを発生するのではなく、台車120を移動させるための全ての駆動トルクである主トルクを発生してタイヤ27にそのトルクを伝達して、台車120にモーションコントローラ30の出力する位置指令と同一の動きをさせる。
なお、サーボアンプ21からサーボアンプ23への現在位置フィードバックは、専用の通信経路32を使用せずに、モーションコントローラ30からサーボアンプ21に位置指令を送り、サーボアンプ21及びサーボアンプ23からモニタデータ等をモーションコントローラ30に返信することが本来の目的である通信経路31を利用することも可能である。
本実施の形態の駆動制御装置システムによれば、サーボモータ22が故障等により駆動できなくなった場合でも、サーボモータ22を交換することなく、サーボモータ24のみで台車120を継続して駆動できるため、通常のシステム停止時、つまり、例えば深夜等に故障したサーボモータ22を交換すればよいこととなり、システムのダウンタイムを短くできるという効果がある。
また、サーボアンプ21内のパワー回路21aが故障した場合でも、サーボアンプ21内のその他の演算部、通信経路31や通信経路32との送受信部、外部エンコーダ25とのインターフェースに異常が無ければ、サーボアンプ21を交換することなく、サーボモータ24の駆動トルクのみで台車120の運転が継続してできるため、同じようにシステムのダウンタイムを短くできるという効果がある。
実施の形態3.
図5はこの発明にかかる実施の形態3の駆動制御装置システムである圧縮機の模式図である。図5において、圧縮機140は、気体や液体状の制御対象物47の圧力を測定する圧力センサ45と、制御対象物47に所定の圧力を加える2つの駆動制御装置のうち圧力センサ45の測定した圧力フィードバックデータを用いてマスター軸として圧力制御及び速度制御を行うサーボアンプ41と、制御対象物47に与える圧力トルクを発生するサーボモータ42と、サーボアンプ41内に存在しサーボモータ42を駆動するパワー回路41aと、サーボアンプ41とサーボアンプ43との間の通信経路51とを含んでいる。
圧縮機140は、さらに通信経路51経由で得られる速度指令信号またはトルク指令信号を用いて速度制御またはトルク制御を行うサーボアンプ43と、制御対象物47に与える圧力を発生するサーボモータ44と、サーボアンプ43内に存在しサーボモータ44を駆動するパワー回路43aと、サーボアンプ41に圧力指令及び位置指令を出力するとともにサーボアンプ41とサーボアンプ43とから出力される各種制御用モニター信号を受信するモーションコントローラ46と、モーションコントローラ46とサーボアンプ41とサーボアンプ43を結ぶ通信経路50とを含んでいる。なお、モーションコントローラ30は、サーボアンプ41が異常の場合に当該サーボアンプ41が担当する制御機能をサーボアンプ41に替わってサーボアンプ43が担当するようにして制御機能分担を変更する機能割当変更部46aを有している。
図6はこの発明にかかる実施の形態3の駆動制御装置システムである圧縮機140の動作を示すフローチャートである。上述のように構成された圧縮機140においては、ステップS41でシステムが起動されたのち、ステップS42にて、サーボアンプ41は自身が異常無きこと及び圧力センサ45とサーボモータ42の異常無きことを確認して、サーボアンプ41の制御するマスター軸において異常無きこと及び運転準備完了の信号を通信経路50経由でモーションコントローラ46に送信する。サーボアンプ43も自身が異常無きこと及びサーボモータ44に異常ないことを確認して、サーボアンプ43の制御するスレーブ軸において異常無きこと及び運転準備完了の信号を通信経路50経由でモーションコントローラ46に送信する。モーションコントローラ46は自身が異常で無いことを確認し、さらに通信経路50を通して送られてきたサーボアンプ41とサーボアンプ43からの異常無きこと及び運転準備完了信号を受け取り、モーションコントローラの制御する圧縮機140に異常無きことを確認する。ここで、いずれかに異常が見つかれば、ステップS43に移行して圧縮機140は停止する。異常がなければステップS44に移行する。
ステップS44では、サーボアンプ41は通信経路50経由で受信したモーションコントローラ46からの圧力指令と、圧力センサ45からの圧力フィードバックデータとを比較し、この差分を用いて圧力制御の演算を行う。そして、その演算結果である速度指令とサーボモータ42からの速度フィードバックデータとを比較し、この差分を用いて速度制御を行い、その演算結果であるトルク指令をパワー回路41aに出力し、パワー回路41aがサーボモータ42を駆動して制御対象物47に圧力を与える。また、サーボアンプ41は、このときの演算結果である速度指令またはトルク指令を通信経路51を経由してサーボアンプ43に送信する。
ステップS45では、サーボアンプ43は、サーボアンプ41がパワー回路41aに出力するために演算した速度指令またはトルク指令を、通信経路51を通して取得し、この速度指令とサーボモータ44からの速度フィードバックデータとを比較し、この差分を用いて速度制御の演算を行って得られた結果であるトルク指令か、またはサーボアンプ41から直接取得したトルク指令をパワー回路43aに出力し、パワー回路43aがサーボモータ44を駆動し、サーボモータ44はスレーブ軸としてマスター軸であるサーボモータ42の発生するトルクを補助する補助トルクを発生し、モーションコントローラ46の出力する圧力指令値と同一の圧力を制御対象物47にあたえる。ステップS47のシステム確認時に異常がない場合、ステップS44、S45、S46と、ステップS47のシステム確認とは、リアルタイムでそれぞれの周期毎に独立して並行に行われている。
しかし、ステップS47で異常が見つかった場合には、ステップS48のようにサーボアンプ41が異常の詳細を検証し、異常がサーボモータ42またはパワー回路41aの故障のみであるかどうかを確認する。それ以外の箇所、たとえばサーボアンプ41自身の異常や圧力センサ45の異常の場合はステップS49のようにシステムを停止する。
一方、異常がサーボモータ42またはパワー回路41aのみと特定できた場合、ステップS50に移行する。この場合サーボアンプ41は、サーボモータ42を駆動することはもはやできない。しかしながら、このような場合においては、圧力センサ45から取得した圧力フィードバックデータと、モーションコントローラ46が通信経路50経由で出力した圧力指令とをそのまま通信経路51を経由してサーボアンプ43に送る。このときサーボアンプ41は、サーボモータ42またはパワー回路41aが故障しているが、圧力センサ45の圧力フィードバックデータを通信経路51経由でサーボアンプ23に送信できる状態であることを通信経路50を経由してモーションコントローラ46に伝える。
ステップS51では、モーションコントローラ46の機能割当変更部46aは、サーボアンプ41からの信号を受け取りしだい、通信経路50を通じてサーボアンプ43の運転モードを通常時の速度制御モードまたはトルク制御モードから、圧力制御モードに切り替える。サーボアンプ43は、通信経路51経由でサーボアンプ41から送られてくるモーションコントローラ46が出力する圧力指令と、圧力センサ45の取得する圧力フィードバックデータとを比較し、その差分データを用いて圧力制御の演算を行い、その演算結果である速度指令とサーボモータ44からの速度フィードバックデータとを比較し、その差分を用いて速度制御を行う。そして、その演算結果であるトルク指令をパワー回路43aに出力し、パワー回路43aがサーボモータ44を駆動する。
ステップS52では、マスター軸であるサーボモータ42は駆動していないため、サーボモータ44はスレーブ軸として補助トルクを発生するのではなく、制御対象物47に圧力を与えるための全トルクに相当する主トルクを発生する。
なお、サーボアンプ41からサーボアンプ43への圧力フィードバックデータは、専用に設けられた通信経路51を使用せずに通信経路50を利用することも可能である。通信経路50は、モーションコントローラ46からサーボアンプ41に圧力指令を送り、サーボアンプ41及びサーボアンプ43からモニタデータ等をモーションコントローラ46に返信することが本来の目的である。
以上のように本実施の形態の圧縮機140においては、仮にサーボモータ42が故障等により駆動できなくなった場合でも、サーボモータ42を交換することなく、サーボモータ44のみで制御対象物47に所定の圧力をかけることができるため、通常のシステム停止時、つまり、例えば深夜等に故障したサーボモータ42を交換すればよいこととなり、システムのダウンタイムを短くできるという効果がある。
また、サーボアンプ41内のパワー回路41aが故障した場合でも、サーボアンプ41内のその他の演算部、通信経路50や通信経路51との送受信部、圧力センサ45とのインターフェースに異常が無ければ、サーボアンプ41を交換することなく、サーボモータ44の発生するトルクのみで制御対象物47に圧力をかけることができるため、同じようにシステム全体のダウンタイムを短くできるという効果がある。
なお、上記実施の形態1から3では、2つの駆動制御装置を含む駆動制御装置システムの例を示しているが、3つ以上の駆動制御装置を含むものであっても、同様な構成とし、同様な効果を得ることができる。
この発明に係る実施の形態1の駆動制御装置システムを示す模式図である。 この発明に係る実施の形態1の駆動制御装置システムの動作を示すフローチャートである。 この発明にかかる実施の形態2の駆動制御装置システムである台車の模式図である。 この発明にかかる実施の形態2の駆動制御装置システムである台車の動作を示すフローチャートである。 この発明にかかる実施の形態3の駆動制御装置システムである圧縮機の模式図である。 この発明にかかる実施の形態3の駆動制御装置システムである圧縮機の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1,21,41 マスター軸のサーボアンプ(第一の駆動制御装置)
2,22,42 マスター軸のサーボモータ
3,23,43 スレーブ軸のサーボアンプ(第二の駆動制御装置)
4,24,44 スレーブ軸のサーボモータ
5 リニアスケール
6,30,46 モーションコントローラ(上位コントローラ)
6a,30a,46a 機能割当変更部
7 ワーク
1a,21a,41a マスター軸サーボアンプのパワー回路
3a,23a,43a スレーブ軸サーボアンプのパワー回路
10,32,51 サーボアンプ間の通信経路
11,31,50 モーションコントローラとサーボアンプ間の通信経路
25 外部エンコーダ
26 マスター軸側のタイヤ
27 スレーブ軸側のタイヤ
33 レール
45 圧力センサ
47 制御対象物
100 ワーク移動機構(駆動制御装置システム)
120 台車(駆動制御装置システム)
140 圧縮機(駆動制御装置システム)

Claims (10)

  1. 同一の制御対象物を駆動する複数のモータをパワー回路を通じて各々別の制御機能を担当しながら制御する複数の駆動制御装置と、当該複数の駆動制御装置を管理する上位コントローラとを含む駆動制御装置システムにおいて、
    前記第一の駆動制御装置が制御するモータあるいは前記第一の駆動制御装置のパワー回路が異常の場合に、前記第一の駆動制御装置が担当する制御機能を前記第一の駆動制御装置に替わって第二以降の駆動制御装置が担当するようにして制御機能分担を変更する機能割当変更部を備えた
    ことを特徴とする駆動制御装置システム。
  2. 前記第一の駆動制御装置は制御対象物の状態を測定するセンサから情報を取得しており前記異常の場合に前記センサからの情報を外部に出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動制御装置システム。
  3. 前記第一の駆動制御装置は前記センサからの情報に基づいて制御情報の演算をしており前記異常の場合に前記制御情報の演算結果を外部に出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の駆動制御装置システム。
  4. 前記複数の駆動制御装置と前記上位コントローラとの間に両者間の通信を可能とする通信媒体が設けられており、前記第一の駆動制御装置は前記異常の場合に前記センサからの情報を前記通信媒体を介して第二以降の駆動制御装置に伝達する
    ことを特徴とする請求項2に記載の駆動制御装置システム。
  5. フィードバック制御を行う前記第1の駆動制御装置より制御指令を受けて補助トルクを発生させる第二の駆動制御装置を有しており、当該第二の駆動制御装置は前記異常の場合に前記センサからの情報を前記通信媒体を介して取得して前記第一の駆動制御装置に替わってフィードバック制御を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載の駆動制御装置システム。
  6. 同一の制御対象物を駆動する複数のモータをパワー回路を通じて各々別の制御機能を担当しながら制御する複数の駆動制御装置を上位コントローラにて管理する駆動制御装置システムの運転方法において、
    前記第一の駆動制御装置が制御するモータあるいは前記第一の駆動制御装置のパワー回路が異常の場合に、当該第一の駆動制御装置が担当する制御機能を前記第一の駆動制御装置に替わって第二以降の駆動制御装置が担当するようにして制御機能分担を変更する
    ことを特徴とする駆動制御装置システムの運転方法。
  7. 前記第一の駆動制御装置が制御対象物の状態を測定するセンサから情報を取得するようにしておき、前記異常の場合に、前記第一の駆動制御装置が前記センサからの情報を外部に出力する
    ことを特徴とする請求項6に記載の駆動制御装置システムの運転方法。
  8. 前記センサからの情報に基づいて制御情報の演算をするようにしておき、前記第一の駆動制御装置が異常の場合に、前記第一の駆動制御装置が前記制御情報の演算結果を外部に出力する
    ことを特徴とする請求項7に記載の駆動制御装置システムの運転方法。
  9. 前記複数の駆動制御装置と前記上位コントローラとの間に両者間の通信を可能とする通信媒体を設けておき、前記異常の場合に、前記第一の駆動制御装置が、前記通信媒体を介して前記センサからの情報を第二以降の駆動制御装置に伝達する
    ことを特徴とする請求項7に記載の駆動制御装置システムの運転方法。
  10. フィードバック制御を行う前記第1の駆動制御装置より制御指令を受けて補助トルクを発生させる第二の駆動制御装置を設けておき、前記異常の場合に、前記第二の駆動制御装置が前記センサからの情報を前記通信媒体を介して取得して前記第一の駆動制御装置に替わってフィードバック制御を行う
    ことを特徴とする請求項9に記載の駆動制御装置システムの運転方法。
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