JP2008011021A - コンテンツ再生権共有方法、そのシステム、及び携帯端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】
携帯端末の持つコンテンツ再生権を、他の再生端末に対し安全に貸与する。
【解決手段】
携帯端末110がコンテンツサーバ101によって管理されるコンテンツの再生権を取得した後、近接通信部118,128を使って携帯端末110と近接関係にあり、且つコンテンツの再生が可能な再生端末120を検出する。検出した再生端末120に、再生権を有するコンテンツを配信するよう、コンテンツサーバ101にコンテンツ要求を送信する。コンテンツサーバ101が再生端末120の再生権の認証をした旨の通知を受け取った携帯端末110は、認証を受けた再生端末120に対し、コンテンツの受信指示を送信する。受信指示を受け取った再生端末120は、継続的に近接関係をチェックしながら、コンテンツサーバ101から送信されたコンテンツを再生する。
【選択図】図1
携帯端末の持つコンテンツ再生権を、他の再生端末に対し安全に貸与する。
【解決手段】
携帯端末110がコンテンツサーバ101によって管理されるコンテンツの再生権を取得した後、近接通信部118,128を使って携帯端末110と近接関係にあり、且つコンテンツの再生が可能な再生端末120を検出する。検出した再生端末120に、再生権を有するコンテンツを配信するよう、コンテンツサーバ101にコンテンツ要求を送信する。コンテンツサーバ101が再生端末120の再生権の認証をした旨の通知を受け取った携帯端末110は、認証を受けた再生端末120に対し、コンテンツの受信指示を送信する。受信指示を受け取った再生端末120は、継続的に近接関係をチェックしながら、コンテンツサーバ101から送信されたコンテンツを再生する。
【選択図】図1
Description
本発明は、配信されるコンテンツを端末間で共有するための技術に関する。
動画、音楽、ゲームアプリケーションなどのデジタルコンテンツをネットワークを通じて配信するサービスが提供されている。このようなサービスでは、著作権保護の観点から、デジタルコンテンツに再生できる端末を制限するデジタル著作権管理(Digital Rights Management, DRM)の技術が利用されている。こうしたコンテンツ保護の技術は、端末ごとに適用され、別の端末で再生するためには別途再生権入手の手続きが必要となる。
特許文献1の例では、ユーザIDとそのユーザ所有のデバイスの事前登録によって、登録したユーザIDで一度再生権入手の手続きを行ったコンテンツについては、同一ユーザが所有しているとして登録済みのデバイスにおいて、その再生権を共有し、再生権入手の手続きを省略することが示されている。またユーザグループ内で再生権を共有することも示される。なお、コンテンツの配信に際しては、コンテンツ再生権を取得した端末のプロファイルによって解像度や色数といったコンテンツ品質が決定されるが、特許文献1では、事前登録したデバイスのプロファイルによってデバイスに適切なコンテンツ品質が選択されダウンロードできる。
上記特許文献1の方法では、ユーザによって所有する機器を登録する手間が必要である。また、ユーザないしユーザグループという共有範囲が限られており、公共端末などの任意の端末においてコンテンツ再生権の共有は実現されない。
本発明の目的は、携帯端末等の第一の端末で取得したコンテンツ再生権を事前登録のない第二の端末と安全に共有することが可能なコンテンツ再生権共有方法、そのシステム、及び携帯端末を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明においては、再生権により管理されるコンテンツがサーバから端末に配信されるシステムにおけるコンテンツ再生権共有方法であって、サーバによって管理されるコンテンツの再生権を取得した携帯端末が、携帯端末と近接関係にあり、且つコンテンツの再生が可能な再生端末を検出し、再生権を有するコンテンツを、検出した再生端末に配信するようサーバに要求し、携帯端末がサーバからの再生端末での再生権の認証の通知を受信したら、再生権の認証を受けた再生端末に対し、コンテンツの受信指示を送信するコンテンツ再生権共有方法を提供する。
又、本発明は、再生権により管理されるコンテンツが配信されるコンテンツ再生権共有システムであって、再生権により管理される前記コンテンツを配信するサーバと、サーバから所望のコンテンツの再生権を取得した第一端末と、コンテンツを再生可能な第二端末とからなり、
この第一端末は、サーバによって管理されるコンテンツの再生権を取得し、第一端末と近接関係にある第二端末を検出し、再生権を取得したコンテンツを、検出した第二端末へ配信するよう、サーバに要求し、サーバからの第二端末での再生権の認証を受信した場合、第二端末に対し、コンテンツの受信指示を行うコンテンツ再生権共有システムを提供する。
この第一端末は、サーバによって管理されるコンテンツの再生権を取得し、第一端末と近接関係にある第二端末を検出し、再生権を取得したコンテンツを、検出した第二端末へ配信するよう、サーバに要求し、サーバからの第二端末での再生権の認証を受信した場合、第二端末に対し、コンテンツの受信指示を行うコンテンツ再生権共有システムを提供する。
更に、本発明は、再生権を管理するサーバからコンテンツが配信される携帯端末であって、この携帯端末と近接関係にあり、且つコンテンツの再生が可能な再生端末を検出する検出部と、再生権を有するコンテンツを、検出部で検出した再生端末への配信を、前記サーバに要求するコンテンツ要求部と、サーバからの再生端末での再生権の認証の通知を受信する認証受信部と、再生権の認証を受けた再生端末に対し、コンテンツの受信指示を送信する受信指示部とを有する携帯端末を提供する。
コンテンツの再生権の保護には、コンテンツデータ自体を複製させない方法と再生時に認証を行い再生権を認証する方法とがあり、本発明は後者に属する。随意に持ち運ぶことができる携帯端末では、近接するコンテンツの再生が可能な端末がユーザの移動にともなって変化する。
本発明ではこの近接関係に着目し、コンテンツの再生権を取得した携帯端末が移動した先で成立した近接関係をもって、対象となる端末における当該コンテンツの再生権の認証を行う。これにより再生権を持った携帯端末の周囲にある別の端末に再生権を貸し出す(共有する)ことを可能にする。別の端末に貸し出した再生権の有効無効は、元の再生権を持った携帯端末が近くに存在している(近接関係にあるという条件)によって決定する。
この仕組みを有することで、本発明では、コンテンツのデータ自体は任意の端末に複製されても、再生するには携帯端末が「近接関係」が成立する近接位置になければならず、コンテンツ保護の目的は失われない。
なお、本件発明において、「近接関係」とは、二つの端末間の距離が、最大10m(メータ)位まで、好適には3〜5m(メータ)位までの距離にある場合を言う。この「近接関係」が成立する距離は、例えばブルーツース(Bluetooth)や赤外線通信など、現在の近接通信の技術で十分通信可能な距離である。また、「公共端末」とは、その所属が一使用者に固定されていない端末を言う。例えば、カラオケボックスなどが含まれる。また、コンテンツ配信には、ダウンロードのみならず、ストリーミングによりコンテンツを配信する場合を含むことは言うまでもない。コンテンツ配信を行うサーバとは、コンピュータネットワークにおいて、端末に対し、自身の持っているデータや機能を提供するコンピュータ、システムの総称として用いる。
本発明では、再生権を持った携帯端末等の第一端末との近接関係が成立した場合、所有者によって所持された第一端末が移動した先で、近くにあるよりコンテンツ再生に向いた第二端末と再生権を共有することで保護されたコンテンツを再生することが可能にする。これにより、第一端末で取得した再生権を持って、近接関係が成立した任意の第二端末で保護されたコンテンツを、このコンテンツが本来有している品質により近い形で視聴することが出来るようにする。
以下、本発明の具体的実施例を図面を用いて説明する。
本発明によるコンテンツ再生権共有方法、及びそのシステムの一実施例を図面を用いて詳細に説明する。図1に第一の実施例を実現するシステムの全体構成を示す。本システムは、コンテンツを配信できるコンピュータシステムとしてのコンテンツサーバ101、第一の端末である携帯端末110、第二の端末である再生端末120、によって構成される。これらはネットワーク104を介して接続される。
図1のシステム構成において、コンテンツサーバ101は、コンテンツの配信および再生権認証を行う機能を有し、コンテンツデータベース102と再生権管理データベース103に接続されている。コンテンツデータベース102は各種コンテンツを格納し、再生権管理データベース103は、コンテンツデータベース102に納められたコンテンツごとの再生権を管理する。コンテンツサーバ101の内部構成について図示は省略するが、データベース102、103にアクセス可能であり、プログラムやデータを記憶する記憶装置(メモリ)とプログラムを実行する処理装置(CPU)を有する通常のサーバ、コンピュータであれば良いことは言うまでもない。
一方、第一端末としての携帯端末110は、例えば携帯電話などの、携帯し移動が可能な電子端末を想定する。この携帯端末110は、図1に示されるように処理装置(CPU)111、ネットワーク104に接続される広域通信部112、主記憶装置113、二次記憶装置114、ディスプレイやスピーカ等の出力装置115、キーパッドやマイクなどの入力装置116、携帯端末固有の端末識別ID等を格納管理する再生権管理部117、有線ないし無線、赤外線等で近距離の通信が可能な近接通信部118によって構成される。
第二端末としての再生端末120は、コンテンツ再生能力を持った任意の端末であり、携帯端末110 に対し一意に決定はされない。その構成は、処理装置(CPU)121、ネットワーク104に接続される広域通信部122、主記憶装置123、二次記憶装置124、ディスプレイやスピーカ等の出力装置125、キーボードやマイクなどの入力装置126、再生端末固有の端末識別ID等を格納管理する再生権管理部127、有線ないし無線、赤外線等で近距離の通信が可能な近接通信部128からなる。
携帯端末110、再生端末120は図1より明らかなように、その内部構成は相似しており、構成するCPU111/121、主記憶113/123、出力装置115,125、入力装置116/126によって、各種コンテンツを再生する能力を持つ。また、広域通信部112/122によりネットワーク104を通じ、コンテンツサーバ101よりコンテンツを取得することができ、さらに必要に応じて、二次記憶装置114/124にコンテンツを保存する能力を持つ。再生権管理部117/127は、コンテンツ保護のためのID管理や暗号復号化を受け持つハードウェアまたはソフトウェアによって実現される。
近接通信部118/128は相互に通信可能な互換性を有する。この近接通信部118/128は、例えば赤外線通信、近接無線、自動車内部の有線接続など、その運用や仕様において、好適には3〜5m位程度の近接距離で応答可能な通信手段である。これらの通信手段によって通信が成立することは、両端末間が近接関係にあることを意味する。具体例としては、カーナビゲーション端末が設置された自動車の内部に、所定のコンテンツの再生権を有する携帯電話を持ち込んだ場合などを想定することができる。この場合、携帯電話が携帯端末110であり、カーナビゲーション端末が再生端末120となる。これらの端末同士は、車内LANなどの有線、赤外線通信、或いはブルーツースなどの近接無線などを使って、近接通信が可能となった場合、近接関係が成立していることになる。
続いて、図1のシステム構成を有する第一の実施例の動作を図2の処理フローを用いて説明する。なお、図2のフローでは、携帯端末110上の処理をステップ20x、再生端末120上の処理をステップ22x、コンテンツサーバ101上の処理をステップ23x として表現する。各処理のフローは実線、各処理間の通信は破線によって示される。各端末110、120とコンテンツサーバ101における処理は、各々の内部の記憶装置に記憶されたプログラムを、各々の内部の処理装置が実行することによって進められることは言うまでもない。
さて、説明の前提として、携帯端末110によって、コンテンツサーバ101によって提供されるいずれかのコンテンツの再生権が取得されているものとする。さらに、携帯端末110のスペックではこのコンテンツ本来の品質では再生できず、再生端末120 は携帯端末110と比較し、高いコンテンツ再生能力を持っているものとする。このような状況下でコンテンツを再生端末120においてより良い品質で再生することが目的となる。また、コンテンツはその種別によって再生するのに必要な仕様(スペック、specification)が決まっている。
(1) 携帯端末110において、コンテンツの再生を要求するユーザ指示を受け付ける。このとき、後で述べる近接通信によって対象端末が一意に決まらない場合は、ユーザはコンテンツの種類と同時に再生させたい再生端末120を、携帯端末110から同時に指定する。(ステップ201)
(2) 携帯端末110の近接通信部118を用いて、再生端末120との接続を確認する。具体的には、携帯端末110は応答を要求する信号を近接通信部118を通じて送信する。(ステップ202)
(3) 再生端末120では近接通信部128によって上記の応答を要求する信号を受信すると、それに対する応答として、再生端末120の端末情報を近接通信部128を介して返答する。(ステップ221、222)
なお、端末情報には、再生端末120を構成するCPU121、主記憶装置123、出力装置125、入力装置126、といったコンテンツ再生に用いうる各装置やそれを駆動するドライバ/ミドルウェアのスペック情報と、再生権管理部127によって管理される再生端末の端末識別IDを含む。
(2) 携帯端末110の近接通信部118を用いて、再生端末120との接続を確認する。具体的には、携帯端末110は応答を要求する信号を近接通信部118を通じて送信する。(ステップ202)
(3) 再生端末120では近接通信部128によって上記の応答を要求する信号を受信すると、それに対する応答として、再生端末120の端末情報を近接通信部128を介して返答する。(ステップ221、222)
なお、端末情報には、再生端末120を構成するCPU121、主記憶装置123、出力装置125、入力装置126、といったコンテンツ再生に用いうる各装置やそれを駆動するドライバ/ミドルウェアのスペック情報と、再生権管理部127によって管理される再生端末の端末識別IDを含む。
(4) 携帯端末110では、ステップ203で、ステップ222の返信を受け、端末情報が取得できたことをもって、再生端末120との近接関係が成立しているものと見なす。一定時間の経過で返信がない場合は近接関係が成立しないものと見なし、処理を中止する。また、ステップ204においては、ステップ222の応答情報中のスペック情報等をチェック(結果評価)し、ステップ201で指定したコンテンツを再生するスペックを満たせない場合も処理を中止する。(ステップ203、204)よって、これらのステップ202、203、204の処理によって、携帯端末110の、コンテンツの再生が可能な再生端末を検出する検出部と呼ぶこともできる。
(5) ステップ204における結果評価が成功の場合、携帯端末110では、コンテンツサーバ101に対しコンテンツ要求を行う。コンテンツ要求として、再生権管理部117に管理される自身の端末識別IDと共に、再生したいコンテンツを識別するIDと合わせ、ステップ222によって送信されてきた再生端末120の端末識別IDなどの端末情報を送信する。(ステップ205)よって、このステップは携帯端末110のコンテンツ要求部ということができる。
(6) コンテンツサーバ101ではステップ205による要求が、正当なものであるかどうか再生権データベース103と照合する。再生権データベース103には端末識別IDとこの端末識別IDを有する端末に再生権が与えられたコンテンツのコンテンツIDが対応付けて蓄積されている。そして、その照合結果を携帯端末110に返信するとともに、正当だと判断(再生権の認証)された場合は、再生端末120によるダウンロードを受け付けるよう準備する。(ステップ231、232)
(7) 携帯端末110では、ステップ231の返信を受け、コンテンツ送信要求が受領されていたならば、再生端末120に対し、コンテンツ受信の指示(受信指示)を出す。(ステップ206、207、208)よって、携帯端末110において、ステップ206、208はそれぞれ、認証受信部、受信指示部と呼ぶことができる。
(7) 携帯端末110では、ステップ231の返信を受け、コンテンツ送信要求が受領されていたならば、再生端末120に対し、コンテンツ受信の指示(受信指示)を出す。(ステップ206、207、208)よって、携帯端末110において、ステップ206、208はそれぞれ、認証受信部、受信指示部と呼ぶことができる。
(8) 再生端末120では受信指示部であるステップ208による受信指示を受け、コンテンツサーバ101からコンテンツをダウンロードする。このとき再生端末120は再生権管理部127によって管理される自身の端末識別IDをあわせて送信し、コンテンツサーバ101ではステップ231において許可された携帯端末110からの要求による再生端末であることを確認した上でダウンロード等を許可・実行する。またコンテンツの種類や、ダウンロードなどの配布手段の必要に応じて、主記憶装置113、二次記憶装置114に保存する。(ステップ223)
(9) コンテンツサーバ101では、ステップ223のコンテンツ配信要求を受け、ステップ205により取得した再生端末120のスペック情報によって再生端末120 で再生できる好適なコンテンツ品質のコンテンツデータをコンテンツデータベース102から取り出すか、コンテンツサーバ上で変換することで準備する。さらに、再生端末120でしか再生できないように暗号化を加え、さらに携帯端末110 との近接関係がなければ再生できない旨を情報として付加し、再生端末110に対し送信する。(ステップ233)なお、暗号化に関する情報は、ステップ205によって送信された再生端末120の端末情報中に含まれているので、これを利用する。
(9) コンテンツサーバ101では、ステップ223のコンテンツ配信要求を受け、ステップ205により取得した再生端末120のスペック情報によって再生端末120 で再生できる好適なコンテンツ品質のコンテンツデータをコンテンツデータベース102から取り出すか、コンテンツサーバ上で変換することで準備する。さらに、再生端末120でしか再生できないように暗号化を加え、さらに携帯端末110 との近接関係がなければ再生できない旨を情報として付加し、再生端末110に対し送信する。(ステップ233)なお、暗号化に関する情報は、ステップ205によって送信された再生端末120の端末情報中に含まれているので、これを利用する。
(10) 再生端末120で、ステップ223でダウンロードしたコンテンツを再生する。なお、ストリーミング配信のようにステップ223と並行して処理される場合もある。(ステップ224)
(11) 図1に示す第一の実施例のシステム構成にあっては、再生端末120ではコンテンツ再生に際し、一定時間ごとに携帯端末110との近接関係を確認(近接認証)し、ステップ209による携帯端末110からの応答を受け、それが成立する限りは再生を許可する。一方、近接関係が成立しなくなった場合は、再生を許可しない。ステップ223で二次記憶装置114に保存されたコンテンツを再度再生する場合などにも同様の近接認証のための手続きが発生する。(ステップ225、226)
以上説明した第一の実施例によって、携帯端末110によって取得されたコンテンツ再生権をもって、近接関係にある任意の再生端末120においてその再生権を共有し、このコンテンツの再生を行うことができる。またコンテンツ保護の観点からも不正な複製の生成を回避することが可能となる。
(11) 図1に示す第一の実施例のシステム構成にあっては、再生端末120ではコンテンツ再生に際し、一定時間ごとに携帯端末110との近接関係を確認(近接認証)し、ステップ209による携帯端末110からの応答を受け、それが成立する限りは再生を許可する。一方、近接関係が成立しなくなった場合は、再生を許可しない。ステップ223で二次記憶装置114に保存されたコンテンツを再度再生する場合などにも同様の近接認証のための手続きが発生する。(ステップ225、226)
以上説明した第一の実施例によって、携帯端末110によって取得されたコンテンツ再生権をもって、近接関係にある任意の再生端末120においてその再生権を共有し、このコンテンツの再生を行うことができる。またコンテンツ保護の観点からも不正な複製の生成を回避することが可能となる。
なお、以上の説明では、携帯端末110に対応する再生端末120が一意に決まる例を示したが、近接通信部118が電波による無線通信など指向性を持たない通信方法を採る場合には、携帯端末110と近接関係にある複数の端末から好適な再生端末を検出することができる。第一の実施例の変形例として、再生端末選択までの処理の流れを図3を用いて説明する。図3に示した処理も、携帯端末110内部のCPU111が実行するプログラムによって実現される。
(1) 携帯端末110によって、ユーザが再生したいコンテンツを指定する。(ステップ301)
(2) 携帯端末110では、近接通信部118を用いて、近接する端末すべてにプロファイルの要求をマルチキャスト送信する。(ステップ302)
(3) ステップ302の要求を受けた端末では、それぞれ自身の端末のプロファイル情報を携帯端末110に送信する。なお、これらの端末の構成も再生端末120と同様である。(ステップ311)
(4) 携帯端末110では一定時間の間、近接する端末からのプロファイル情報を受信を受け付ける。(ステップ302)
(5) 一定時間応答がなければ、再生端末は見つからなかったものとして、処理を中断する。また、応答した再生端末が単一に決まる場合、図2で図示した再生端末が決定されたステップへと進む。((ステップ303、304)
(6) 複数の端末から応答があった場合には、後で詳述するように、それらのプロファイル情報を再生するコンテンツのコンテンツ情報と照らし合わせて比較することで、最適な端末を選択する。(ステップ305)
以上のステップによって、近接する端末の中から好適な端末を選択・検出することができる。なお、この後、図2に示されるフローが実施されるが、図3に示した方法の場合には、ステップ201、202、203、204 の処理がすでに行われているものとして、ステップ205のコンテンツ要求処理を行うことができる。
(2) 携帯端末110では、近接通信部118を用いて、近接する端末すべてにプロファイルの要求をマルチキャスト送信する。(ステップ302)
(3) ステップ302の要求を受けた端末では、それぞれ自身の端末のプロファイル情報を携帯端末110に送信する。なお、これらの端末の構成も再生端末120と同様である。(ステップ311)
(4) 携帯端末110では一定時間の間、近接する端末からのプロファイル情報を受信を受け付ける。(ステップ302)
(5) 一定時間応答がなければ、再生端末は見つからなかったものとして、処理を中断する。また、応答した再生端末が単一に決まる場合、図2で図示した再生端末が決定されたステップへと進む。((ステップ303、304)
(6) 複数の端末から応答があった場合には、後で詳述するように、それらのプロファイル情報を再生するコンテンツのコンテンツ情報と照らし合わせて比較することで、最適な端末を選択する。(ステップ305)
以上のステップによって、近接する端末の中から好適な端末を選択・検出することができる。なお、この後、図2に示されるフローが実施されるが、図3に示した方法の場合には、ステップ201、202、203、204 の処理がすでに行われているものとして、ステップ205のコンテンツ要求処理を行うことができる。
なお、ステップ305の複数端末から好適な再生端末を選択する際には、プロファイル情報の比較が行われる。この様子を図4に示す。図4に示すように、コンテンツにはそれを再生するのに必要なデバイス情報が、コンテンツ情報401として付加されている。この例では、コンテンツ再生に解像度と色数が図に示されるように要求されている。このコンテンツ情報401は、コンテンツデータベース102にコンテンツが蓄えられた時点で同時に保存されている。
図3のステップ305で対象となる複数端末を図中では、端末A、端末B、端末Cの3つとして表した。それぞれプロファイル(情報)402、403、404を有する。図4の例では、コンテンツ情報401との比較において、解像度、色数において、プロファイル情報403が近いと判断され、再生の再現性の高い端末Bが再生端末として再生される。
このとき端末Aのプロファイル情報402と端末Aのプロファイル情報403とでは解像度においてはAのプロファイル情報402のほうが優れていると言えるが、コンテンツ情報401は320x240までの解像度しか必要とされておらず、端末Aのプロファイル情報402の解像度640x480が必要となることはない。このように単純に端末同士のスペックを比較するのではなく、コンテンツの再生に必要とするスペック情報をもとに最適な再生端末を選択する。これらの選択処理は、上述の通り、処理装置(CPU)111によるプログラム処理によって実現されることは言うまでもない。
なお、図4では端末プロファイル上の解像度、色数という2つのパラメータに着目したが、再生するコンテンツによってこのパラメータはより多くなることも考えられる。場合によっては、端末間のスペックの優劣がパラメータごとに異なり、一概にどの再生端末が良いか決められないこともあり得る。このような場合、パラメータごとに重み付けを行うことで、より好適な再生端末の選択を行うことができる。パラメータの重み付けにはコンテンツの性質によって、解像度が重視される、音質が重視されるなど、データベースにあらかじめ蓄積しておくことによって実現される。またパラメータの重み付けにはユーザの嗜好も利用できる。コンテンツ個別やコンテンツ種別ごとにどのようなパラメータを重視したいかをあらかじめ入力しておくことで、重み付けに利用できる。
端末スペックのパラメータにはコンテンツによって要求される属性だけでなく、端末の持つスピーカの品質や画面サイズといったパラメータも付加できる。たとえば同じ音声データが再生できる端末でも、スピーカの種類によって再生の品質は大きく異なるため、そうした再生環境のパラメータを詳細化することでより正確な端末比較が行える。
また複数の再生端末の候補がある場合に、入力装置516からのユーザ入力によって選択させる方法もある。更に、その履歴を利用することで、先に述べたコンテンツ個別やコンテンツ種別ごとのユーザの嗜好を抽出することもできる。
以上詳述した第一の実施例では、ステップ202として近接関係を確認するのに近接通信を使用した。それ以外の近接関係確認方法として、位置情報を用いる方法がある。以下、この場合のシステム構成を第二の実施例として図5に示す。基本的な構成は図1と同等であり、システムを構成する501〜504、510〜517、520〜527は、それぞれ101〜104、110〜117、120〜127と同じ要素によって構成される。違いは近接通信部118および218がなくなり、代わりに位置情報取得部519、529が携帯端末510、再生端末520の両者にそれぞれ搭載された点である。
図5に示す第二の実施例においては、携帯端末510と再生端末520の両者に位置情報を取得する手段があることを前提に、両者の近接関係を位置情報から、距離関係を算出し、本発明の近接関係の成立による再生権の認証を実現する。
位置情報取得手段の例として、GPS(Global Positioning System)が上げられる。実際にGPSを搭載した携帯端末もあり、再生端末としてもカーナビゲーション端末などGPSの入力を取得できる端末が利用できる。また、固定的に設置される端末では、位置情報は定まっていると言えるため、信頼できる設置情報を得ることで再生端末側の位置情報として利用できる。いずれの方法でも携帯端末510と再生端末520との間で共通または相互互換のある座標系において、相対距離が計測できることが条件となる。
このように位置情報を用いることによって、第一の実施例で用いた近接通信部118、128がなくとも近接関係を確認することが可能となる。ただし、図2に示したフローで近接通信を使った箇所で違いが出てくる。図6に位置情報を使った第二の実施例の場合の主要な処理フローを示す。この図6を用い第二の実施例の処理の流れを説明する。なお、携帯端末510上の処理をステップ60x、再生端末520上の処理をステップ61x、として表現する。第一の実施例同様、これらの処理は各々の内部の処理装置(CPU)で実行されるプログラム処理で実現される。
(1) 図2のステップ201と同様に、携帯端末510上のユーザに操作によって、再生するコンテンツと、再生端末520を指定する。このとき携帯端末510と、再生端末520は広域通信部512、広域通信部522によって相互に通信可能であり、ここでは広域ネットワーク504の種類に応じた名前解決(name resolution)やアドレス指定によって再生端末520を指定する。(ステップ601)
(2) 携帯端末510からは、広域ネットワーク504を通じて再生端末520に対し、位置情報ならびに端末情報を要求する。(ステップ602)
(3) 携帯端末510では、自身のもつ位置情報取得部519によって、自身の位置情報を取得する。(ステップ603)
(4) 再生端末520では、ステップ602の情報要求を受信し、自身のもつ位置情報取得部529によって、自身の位置情報を取得する。(ステップ611、612)
(5) 再生端末520では、ステップ612によって取得された位置情報ならびに、自身の持つ端末情報を、返却する。なお、ここでの端末情報は図2のステップ222に説明した内容と同様である。(ステップ613)
(6) 携帯端末510では、ステップ603の結果とステップ613による返却情報を受け、携帯端末510と再生端末520の位置情報を比較し、端末間の距離を算出する。所定のしきい値によって近接関係が認められなければ、処理を中断する。また、ステップ203、204と同じく、ステップ613において返却される情報に含まれる、再生端末520の端末情報がコンテンツを再生する能力に欠けると判断されれば、処理は中止される。(ステップ604、605)本実施例における近接関係は、所定のしきい値として、例えば3m、5m、10m程度の距離を設定することできる。
(2) 携帯端末510からは、広域ネットワーク504を通じて再生端末520に対し、位置情報ならびに端末情報を要求する。(ステップ602)
(3) 携帯端末510では、自身のもつ位置情報取得部519によって、自身の位置情報を取得する。(ステップ603)
(4) 再生端末520では、ステップ602の情報要求を受信し、自身のもつ位置情報取得部529によって、自身の位置情報を取得する。(ステップ611、612)
(5) 再生端末520では、ステップ612によって取得された位置情報ならびに、自身の持つ端末情報を、返却する。なお、ここでの端末情報は図2のステップ222に説明した内容と同様である。(ステップ613)
(6) 携帯端末510では、ステップ603の結果とステップ613による返却情報を受け、携帯端末510と再生端末520の位置情報を比較し、端末間の距離を算出する。所定のしきい値によって近接関係が認められなければ、処理を中断する。また、ステップ203、204と同じく、ステップ613において返却される情報に含まれる、再生端末520の端末情報がコンテンツを再生する能力に欠けると判断されれば、処理は中止される。(ステップ604、605)本実施例における近接関係は、所定のしきい値として、例えば3m、5m、10m程度の距離を設定することできる。
(7) ステップ604、605による確認で問題がなければ、次のステップに進む。即ち、図2に示されるステップ205のコンテンツ要求以降の処理につながる。
また、位置情報を利用した場合は、図2のステップ209、225における近接認証の方法も変わる。この部分の処理フローを図7を用いて説明する。
(1) 再生端末520からは広域ネットワーク504を通じ、携帯端末510に対し位置情報を要求する。(ステップ711)
(2) 再生端末520では、位置情報取得部529によって、自身の位置情報を取得する(ステップ712)
(3) 携帯端末510ではステップ711の要求を受け、自身の位置情報取得部519によって位置情報を取得し、広域ネットワーク504を通じ返却する。(ステップ701、702、703)
(4) 再生端末520では、ステップ712およびステップ703によって得られるデータを比較し、端末間の距離を算出し、所定のしきい値によって近接関係と認められるかを判定する。(ステップ713)ステップ713による結果を、図2のステップ226で評価することによって、位置情報を近接認証に反映させることができる。
(2) 再生端末520では、位置情報取得部529によって、自身の位置情報を取得する(ステップ712)
(3) 携帯端末510ではステップ711の要求を受け、自身の位置情報取得部519によって位置情報を取得し、広域ネットワーク504を通じ返却する。(ステップ701、702、703)
(4) 再生端末520では、ステップ712およびステップ703によって得られるデータを比較し、端末間の距離を算出し、所定のしきい値によって近接関係と認められるかを判定する。(ステップ713)ステップ713による結果を、図2のステップ226で評価することによって、位置情報を近接認証に反映させることができる。
以上の説明において、コンテンツの要求する再生能力において、携帯端末と比較し、再生端末が優っていることを前提としてきた。コンテンツの種類によっては、動画、音声、操作等の複数の再生要素の再生能力が求められる場合がある。例えばムービーコンテンツでは再生要素として動画と音声に分けて考えることができる。このような場合、携帯端末と再生端末とで、一部の再生要素の再生能力においては再生端末のほうが優れていても、他の再生要素の再生能力では携帯端末でも同等の能力を備えている場合も想定される。
そのような場合、図2に示した第一の実施例の処理フローのうち再生端末によるコンテンツ受信(ステップ223)、あるいは再生(ステップ224)においてコンテンツを再生要素ごとに分離して扱う方法がある。この場合を第三の実施例として図8を用いて説明する。システム構成としては、図1に示す構成を例に取り説明するが、図1の構成に限定されるものではないことは言うまでもない。
図8において、携帯端末の持つ記憶装置114にダウンロード済データ801が蓄積されていることを前提とし、図に現れるように、携帯端末110の端末プロファイル情報802と再生端末120の端末プロファイル情報803は動画再生の能力に際しては再生端末120が優るが、音声再生の能力では同一の能力を持っている。また、ダウンロード済コンテンツ801は、コンテンツデータベース102上のオリジナルコンテンツ804からは携帯端末110向けに品質を落としており、先の実施例で述べてきたように、再生端末120向けに新たにダウンロードし直すことで、オリジナルに近い品質のコンテンツ再生を実現することができる。
ただし、本実施例では、携帯端末110と再生端末120の両プロファイル情報802、803の比較において音声の再生能力が同一であることに着目し、ダウンロード済のコンテンツ801のうち音声データのみを携帯端末110から直接再生端末120に複製し、再生能力の異なる動画部分のみを新たにダウンロードする。携帯端末110と再生端末120間は、図1における近接通信部118、128あるいは広域通信112、122を使って直接通信を行うことで、コンテンツサーバ101からダウンロードするデータ量を削減することができる。これによって、広域通信におけるコストを削減することにつながる。
また、携帯端末110で再生しても品質が変わらない音声データについては再生端末に複製することなくそのまま携帯端末110上で再生を行い、再生端末120でダウンロードした動画データとあわせて、コンテンツを両端末にまたがって再生することもできる。この方法では、コンテンツが携帯端末110にダウンロード済である場合に限らず、ストリーミング型のコンテンツであっても同様に実現できる。
上述の第三の実施例における方法を、先に図3を用いて説明した周辺の端末のプロファイル情報を収集する方法と組み合わせることで、コンテンツに含まれる再生要素(動画、音声、操作等)毎に、携帯端末自身と近接する複数の端末の中から、最も適切な再生端末を選び出すことができる。即ち、複数の端末を利用したコンテンツの最適な協調再生を実現することができる。
この複数の端末による協調再生について、図3のフローならびに図9を用い説明する。図3のステップ301で、コンテンツ情報901に示される動画、音声、操作の各再生要素から構成されるコンテンツを再生しようとして、コンテンツ指定を行う。ステップ311によってコンテンツ情報を周囲の端末に送信する点は先の実施例と同様である。ステップ302によって、携帯端末の周囲にある再生可能な端末として端末A,B,Cが検出され、それぞれのプロファイル情報を図9に示されるような端末プロファイル情報902、903、904を取得したものとする。
本実施例にあっては、ステップ305において、動画、音声、操作等の再生要素ごとに最適な端末を検出する。ステップ305は第一の実施例同様、携帯端末内部の処理装置(CPU)によって実行されるプログラムで実現できることは言うまでもない。図9の例では、端末プロファイル情報902、903、904を再生要素ごとに比較することにより、動画の再生に端末Aが選ばれ、音声の再生に端末B、操作系の再生にも端末Bが選択されることとなる。結果として端末AとBがこれらのコンテンツ再生要素を協調して動作することになる。この場合、本実施例における再生権の貸与は、近接関係の成立を条件に、それぞれの再生端末に対して行われているものとなり、再生中の携帯端末との近接関係の確認は再生端末それぞれについて行われることになる。
なお、本実施例においては、複数の端末に分割して再生するため、再生要素間の同期を取る必要がある。このため、端末間の近接通信または広域通信タイムラグを踏まえて、再生開始のタイミングを計るなどの手段を講じることとなる。具体的には、動画を再生する端末Aと音声を再生する端末Bとの間で通信にかかる時間を実測し、再生のきっかけを出す側がもう一方に再生要求を送信後、その時間を待って再生を行うことで極力同期誤差を抑えて再生するようにすることができる。厳密な同期を要求されるコンテンツではそうした同期誤差を許さないことも考えられ、そうした要求を、上述したコンテンツ情報に付記しておき、複数の端末に分割して再生したいとの要求がなされた時、この付記された情報をチェックする処理プログラムとすることによって、こうした分割再生を行わないようにすることもできることは言うまでもない。
以上、一般に、携帯端末は、携帯性ゆえにサイズや重量、電力供給等の問題から、リッチなコンテンツ再生環境を持ち得ない。コンテンツの多くは、再生が行われるデバイスに応じて、解像度や音質等のコンテンツ品質を調節して提供される。上述した各実施例において、再生権を持った携帯端末が所有者によって所持・移動した先で、近接関係にある、よりコンテンツ再生に向いた端末と再生権を共有することで、保護されたコンテンツを再生することが可能にする。これにより、携帯端末で取得した再生権を持って、近接関係が成立した任意の再生端末で、保護されたコンテンツが本来有している品質により近い形で視聴することが出来るようになり、コンテンツ再生権を獲得した所有者に対するサービスの向上が図れることとなる。
101…コンテンツサーバ、102…コンテンツデータベース、103…再生権管理データベース、110…携帯端末、111…CPU、112…広域通信部、113…主記憶装置、114…二次記憶装置、115…出力装置、116…入力装置、117…再生権管理部、118…近接通信部、120…再生端末、121…CPU、122…広域通信部、123…主記憶装置、124…二次記憶装置、125…出力装置、126…入力装置、127…再生権管理部、128…近接通信部。
Claims (10)
- 再生権により管理されるコンテンツがサーバから端末に配信されるシステムにおけるコンテンツ再生権共有方法であって、
携帯端末が前記サーバによって管理される前記コンテンツの再生権を取得し、
前記携帯端末が、前記携帯端末と近接関係にあり、且つ前記コンテンツの再生が可能な再生端末を検出し、
前記携帯端末が、前記サーバに、再生権を有する前記コンテンツを、検出した前記再生端末へ配信するよう要求し、
前記携帯端末が、前記サーバから前記再生端末に対する再生権の認証の通知を受信し、
前記携帯端末が、再生権の認証を受けた前記再生端末に対し、前記コンテンツの受信指示を送信する
コンテンツ再生権共有方法。 - 前記サーバは、再生権の認証をした前記再生端末のプロファイル情報に応じた品質で、前記コンテンツを送信する
請求項1記載のコンテンツ再生権共有方法。 - 前記携帯端末から前記コンテンツの受信指示を受けた前記受信端末は、前記携帯端末との近接関係の逐次確認を行いながら前記コンテンツを再生する
請求項1記載のコンテンツ再生権共有方法。 - 前記携帯端末は、近接関係にある複数の前記再生端末が存在する場合、マルチキャストにより複数の前記再生端末に対し、コンテンツ再生能力に関するプロファイル情報の送信の要求を行い、
複数の前記再生端末から送信された前記プロファイル情報と、前記サーバが配信可能な前記コンテンツの品質とを比較することにより、前記コンテンツを再生する前記再生端末を選定する
請求項1記載のコンテンツ再生権共有方法。 - 前記コンテンツは複数の再生要素から構成され、前記再生要素ごとに前記携帯端末と前記再生端末のコンテンツ再生能力と、前記サーバによって配信可能な品質とを比較し、
前記携帯端末のコンテンツ再生能力が前記再生端末に劣らない再生要素については前記携帯端末で再生を行い、
前記再生端末においてより優れた再生ができる前記再生要素のみを前記サーバから取得し、前記再生端末で再生する
請求項1記載のコンテンツ再生権共有方法。 - 再生権により管理されるコンテンツが配信されるコンテンツ再生権共有システムであって、
再生権により管理される前記コンテンツを配信するサーバと、前記サーバから所望のコンテンツの再生権を取得した第一端末と、前記コンテンツを再生可能な第二端末とからなり、
前記第一端末は、前記サーバによって管理されるコンテンツの再生権を取得し、
前記第一端末と近接関係にある前記第二端末を検出し、
再生権を取得した前記コンテンツの、検出した前記第二端末への配信の要求を、前記サーバに送信し、
前記サーバから、前記第二端末の再生権の認証を受信した場合、前記第二端末に対し、前記コンテンツの受信指示を行う
コンテンツ再生権共有システム。 - 前記第一端末と前記第二端末は、それぞれが相互に通信可能な近接通信部を有し、それぞれの前記近接通信部間における通信の確立をもって、前記近接関係の確認を行う
請求項6記載のコンテンツ再生権共有システム。 - 再生権を管理するサーバからコンテンツが配信される携帯端末であって、
前記携帯端末と近接関係にあり、且つ前記コンテンツの再生が可能な再生端末を検出する検出部と、
再生権を有する前記コンテンツを、前記検出部で検出した前記再生端末へ配信するよう、前記サーバに要求するコンテンツ要求部と、
前記サーバから、前記再生端末での再生権の認証の通知を受信する認証受信部と、
再生権の認証を受けた前記再生端末に対し、前記コンテンツの受信指示を送信する受信指示部とを有する
携帯端末。 - 前記検出部は、前期近接関係の成立の検出を行うため、前記再生端末と通信可能な近接通信部を有する
請求項第8項記載の携帯端末。 - 前記検出部は、前期近接関係の成立の検出を行うため、前記携帯端末の位置情報を取得するための位置情報取得部を有する
請求項第8項記載の携帯端末。
Priority Applications (1)
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JP2006177796A JP2008011021A (ja) | 2006-06-28 | 2006-06-28 | コンテンツ再生権共有方法、そのシステム、及び携帯端末 |
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2006
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