JP2008008667A - ガスセンサ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスセンサから複数の信号を検出すると共に複数の信号を外部機器に出力するにあたり、アナログ素子における特性値の誤差による信号検出精度の低下を抑制すると共に、従来よりも小型化できるガスセンサ制御装置を提供する。
【解決手段】ガスセンサ制御装置2は、第1A/D変換器93、第2A/D変換器97およびCPU91を有するデジタル制御部31を備えており、ガス検出信号(Vip信号)の検出および素子抵抗値信号SRpvsの検出を実行するにあたり、ガスセンサ8の起電力セル24およびポンプセル14を介して供給される電気信号をA/D変換して得られるデジタル値を用いている。このため、ガスセンサ制御装置2は、アナログ回路を備えるガスセンサ制御装置に比べて、コンデンサ素子などのアナログ素子の使用個数を低減できると共にアナログ素子における特性値の誤差に起因する信号検出精度の低下を抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体電解質体を用いた素子部を備えるガスセンサに接続されて、測定対象ガス中に含まれる特定成分濃度に応じたガス検出信号を検出すると共に、素子部の内部抵抗値に応じた素子抵抗値信号を検出し、ガス検出信号および素子抵抗値信号を外部機器に対して出力するガスセンサ制御装置に関する。
従来より、固体電解質体を用いた素子部を備えるガスセンサに接続されて、ガス検出信号および素子抵抗値信号を検出し、検出した各信号を外部機器に対して出力するガスセンサ制御装置が知られている(特許文献1および2)。なお、ガス検出信号は、測定対象ガス中に含まれる特定成分濃度に応じた信号であり、素子抵抗値信号は、素子部の内部抵抗値に応じた信号である。
そして、ガスセンサ制御装置は、ガス検出信号や素子抵抗値信号の検出を行うアナログ回路を備えて構成される。
これに対して、近年、検出処理の一部をアナログ回路ではなくデジタル処理で実現するガスセンサ制御装置が提案されている(特許文献3)。
つまり、このガスセンサ制御装置では、ガス検出信号の検出処理をアナログ回路ではなくデジタル処理で実現している。ただし、このガスセンサ制御装置においても、抵抗値信号の検出処理は、アナログ回路で実現している。
特開平10−073566号公報(図2) 特開2002−257783号公報(図2) 特開平10−300720号公報(図3)
しかしながら、上記従来の特許文献3に記載のガスセンサ制御装置においても、素子抵抗値信号の検出処理を実行するアナログ回路を備える必要があることから、装置の小型化に限界があるという問題がある。
つまり、アナログ回路の実装面積の小型化は、アナログ素子(抵抗素子、コンデンサ素子など)の小型化が技術的にも限界になりつつあるため、更なる小型化の要求に応えることが困難な状況となりつつある。とりわけ、コンデンサ素子は、比較的体積が大きく、特に大きな静電容量を必要とする用途においては物理的な体積が大きくなるため、コンデンサ素子を備えるアナログ回路は、小型化が一層困難となる。
また、アナログ素子は、同一品番であっても特性値(抵抗値、静電容量など)について個体差による誤差が生じるおそれがあり、この誤差に起因して各種信号の検出値にバラツキが生じてしまい、信号検出精度が低下する虞がある。
さらに、複数の信号(例えば、ガス検出信号および素子抵抗値信号)を外部機器に出力する場合には、それぞれの信号について信号出力部を備える必要があるため、複数の信号出力部が占有する面積が大きくなることにより、ガスセンサ制御装置の小型化が困難となる問題がある。
そこで、本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、ガスセンサから複数の信号を検出すると共に複数の信号を外部機器に出力するにあたり、アナログ素子における特性値の誤差による信号検出精度の低下を抑制すると共に、従来よりも小型化できるガスセンサ制御装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、固体電解質体を用いた素子部を備えるガスセンサに接続されて、測定対象ガス中に含まれる特定成分濃度に応じたガス検出信号を検出すると共に、素子部の内部抵抗値に応じた素子抵抗値信号を検出し、ガス検出信号および素子抵抗値信号を外部機器に対して出力するガスセンサ制御装置であって、ガスセンサの素子部を介して供給される電気信号のアナログ値をデジタル値に変換する信号変換処理手段と、信号変換処理手段にて変換されたデジタル値を用いて、ガス検出信号の検出および素子抵抗値信号の検出を実行するデジタル検出処理手段と、デジタル検出処理手段にて検出したガス検出信号および素子抵抗値信号を、多重信号伝送経路を介して外部機器に送信する多重信号送信手段と、を備えることを特徴とするガスセンサ制御装置である。
このガスセンサ制御装置は、信号変換処理手段およびデジタル検出処理手段を備えており、ガス検出信号の検出および素子抵抗値信号の検出を実行するにあたり、ガスセンサの素子部を介して供給される電気信号のアナログ値を用いるのではなく、素子部を介して供給される電気信号をA/D変換して得られるデジタル値を用いている。つまり、このガスセンサ制御装置は、ガス検出信号の検出および素子抵抗値信号の検出を実行するためのアナログ回路を備える必要が無くなり、コンデンサ素子などのアナログ素子の使用個数を低減できると共に、アナログ素子における特性値の誤差に起因する信号検出精度の低下を抑制できる。
また、デジタル検出処理手段は、少なくとも2つの検出処理(ガス検出信号の検出処理および素子抵抗値信号の検出処理)を実行することから、2個のアナログ回路による検出処理と同様の処理を実行することができる。つまり、このガスセンサ制御装置は、少なくとも2個のアナログ回路を1個のデジタル検出処理手段に置き換えた構成となり、コンデンサ素子などのアナログ素子の使用個数を低減できる。
このように、本発明のガスセンサ制御装置は、アナログ素子の使用個数を低減でき、アナログ回路の占有面積を削減できると共に、複数の処理を実行できるデジタル検出処理手段を備えることから、装置全体としての小型化を図ることができる。
さらに、多重信号送信手段が多重信号伝送経路を介して複数の信号(少なくともガス検出信号および素子抵抗値信号)を外部機器に送信することから、このガスセンサ制御装置は、物理的に1つの信号経路(多重信号伝送経路)を介して複数の信号を外部機器に対して送信できる。
つまり、このガスセンサ制御装置は、1個の多重信号送信手段を備えることで複数の信号を外部機器に出力できることから、複数の信号を外部機器へ出力するにあたり、信号出力手段(信号出力部)の個数を減らすことができ、装置全体としての小型化を図ることができる。
よって、本発明のガスセンサ制御装置によれば、ガスセンサから複数の信号を検出すると共に複数の信号を外部機器に出力するにあたり、アナログ回路の占有面積を削減できると共に信号出力部の個数を削減できることから、従来の装置に比べて小型化を図ることができる。また、本発明のガスセンサ制御装置は、アナログ回路を削減できることから、アナログ素子における特性値の誤差に起因する信号検出精度の低下を抑制できる。
なお、本発明のガスセンサ制御装置は、素子抵抗値信号を検出するにあたり、ガスセンサの素子部に対して抵抗値検出用定電流の通電または抵抗値検出用定電圧の印加を行う抵抗値検出用通電手段を備え、デジタル検出処理手段が、検出用信号印加手段が抵抗値検出用定電流の通電または抵抗値検出用定電圧の印加したときに、素子部を介して供給される電気信号に基づいて素子抵抗値信号を検出する、という構成を採ることができる。
例えば、ガスセンサの素子部に対して抵抗値検出用定電流の通電を行う場合には、素子部の両端電圧値は、抵抗値検出用定電流と素子部の内部抵抗値とを乗算して得られる値だけ変化する。つまり、素子部を介して供給される電気信号に基づいて素子部の両端電圧値を検出し、検出した両端電圧値と抵抗値検出用定電流とを用いて演算を行うことで、素子部の内部抵抗値を算出することができる。
また、ガスセンサが、測定対象ガスが導入される拡散室と、拡散室における特定成分濃度を検出する起電力セルと、拡散室から特定成分の汲み入れまたは汲み出しを行うポンプセルと、を備える場合においては、本発明のガスセンサ制御装置は、上記の信号変換処理手段およびデジタル検出処理手段が、以下の構成を採ることができる。
即ち、信号変換処理手段は、起電力セルの起電力(両端に発生する電圧)を検知するために、当該起電力セルを介して供給される1つ以上の電気信号のアナログ値をデジタル値に変換し、デジタル検出処理手段が、信号変換処理手段により変換されたデジタル値を用いて検知される起電力セルの起電力(両端に発生する電圧)が一定となるように、ポンプセルに流すポンプ電流を制御するPID制御(デジタルPID制御)を実行し、PID制御においてポンプセルに流すポンプ電流に基づいてガス検出信号を検出する、という構成を採ることができる。
なお、デジタル検出処理手段にて起電力セルの起電力を検知するには、起電力セルの両端における電圧(換言すれば、2つの電気信号)のアナログ値を信号変換処理手段にてそれぞれデジタル値に変換し、2つのデジタル値の差分より起電力を検知することができる。あるいは、起電力セルの両端における電圧の差電圧を差動増幅回路を介して出力させ、このアナログ値としての差電圧を信号変換処理手段にてデジタル値に変換し、このデジタル値より起電力セルの起電力を検知するようにしてもよい。
そして、ポンプセルに流れるポンプ電流の電流値及び電流方向は、測定対象ガス中の特定成分濃度に応じて変化することから、このポンプ電流に基づいて測定対象ガス中の特定成分濃度を演算することができる。このため、ポンプ電流の通電方向および大きさを表すガス検出信号は、測定対象ガス中の特定成分濃度を表す信号となる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
まず、本発明が適用されたガスセンサ制御装置2を備える内燃機関制御システム1の概略構成図を、図1に示す。
内燃機関制御システム1は、少なくともガスセンサ制御装置2、ガスセンサ8、エンジン制御装置9を備えて構成されている。
ガスセンサ制御装置2は、内燃機関(エンジン)の排気管に設けられるガスセンサ8からガス検出信号および素子抵抗値信号を検出し、ガス検出信号および素子抵抗値信号をエンジン制御装置9(エンジンCPU9)に出力する。
なお、ガスセンサ8は、排気ガス中の酸素濃度を広域にわたって検出するものであり、また、エンジン制御装置9は、各種制御処理の1つとして、ガス検出信号を用いてエンジンの空燃比制御を行う。
ガスセンサ制御装置2は、各種制御処理を実行するデジタル制御部31、第1オペアンプ33,第2オペアンプ35,第3オペアンプ37、ガスセンサ8などに接続される外部接続端子39、ガスセンサ8の内部抵抗値検出用の定電流を出力する定電流出力部61、定電流(微小電流Icp)を出力する定電流源回路62、シリアル通信経路に接続されるシリアル通信端子53など、を備えている。
このうち、外部接続端子39は、ガスセンサ8に接続される端子(Vs+端子41、Pout端子45,Vcent端子47、COM端子49、Ip+端子51)と、コンデンサ57に接続されるコンデンサ用端子43と、を備えている。
ここで、ガスセンサ8の概略構成図を図2に示すと共に、ガスセンサについて簡単に説明する。
ガスセンサ8は、ポンプセル14と、多孔質拡散層18と、起電力セル24と、補強板30と、を備えて構成されている。
ポンプセル14は、部分安定化ジルコニア(ZrO2 )により形成された酸素イオン伝導性固体電解質体13と、その表面と裏面のそれぞれに主として白金で形成された多孔質電極12、16と、を有している。また、起電力セル24は、部分安定化ジルコニア(ZrO2 )により形成された酸素イオン伝導性固体電解質体23と、その表面と裏面のそれぞれに主として白金で形成された多孔質電極22、28と、を有している。
ポンプセル14のうち拡散室20に臨む多孔質電極16と、起電力セル24のうち拡散室20に臨む多孔質電極22とは、互いに導通されるとともに、ガスセンサ8のセンサCOM端子17に接続されている。なお、ガスセンサ8のセンサCOM端子17は、ガスセンサ制御装置2のVcent端子47およびCOM端子49に接続されると共に、電流検出抵抗器83を介してPout端子45に接続されている(図1参照)。
また、ポンプセル14の多孔質電極12は、ガスセンサ8のセンサIp+端子19に接続されており、起電力セル24の多孔質電極28は、ガスセンサ8のセンサVs+端子15に接続されている。なお、センサIp+端子19は、外部接続端子39のIp+端子51に接続されており、センサVs+端子15は、外部接続端子39のVs+端子41に接続されている(図1参照)。
また、補強板30は、起電力セル24との間で基準酸素室26を形成するように、基準室形成層29を介して起電力セル24に積層されている。なお、起電力セル24の多孔質電極28は、基準酸素室26に面している。
ポンプセル14と起電力セル24との間には、多孔質拡散層18により包囲された拡散室20が形成されている。即ち、拡散室20は、多孔質拡散層18を介して測定ガス雰囲気と連通されている。なお、本実施形態では、多孔質物質を充填して成る多孔質拡散層18を用いるが、この代わりに小孔を配設して、拡散室20への測定対象ガスの流入速度を律速することも可能である。
なお、ガスセンサ8は、ヒータ42を備えており、ヒータ42による加熱によりポンプセル14および起電力セル24を活性化することで、ガス検出が可能となる。
図1に戻り、ガスセンサ制御装置2における酸素濃度測定動作について説明する。
ガスセンサ制御装置2では、定電流源回路62より起電力セル24に対して一定の微小電流Icpを流しつつ、起電力セル24の両端に発生する電圧Vsが450mVになるようにポンプセル14に流すポンプ電流Ipを制御して、拡散室20の酸素の汲み入れないし汲み出しを行う。
ポンプセル14に流れるポンプ電流Ipの電流値及び電流方向は、排気ガス中の酸素濃度(空燃比)に応じて変化することから、このポンプ電流Ipに基づいて排気ガス中の酸素濃度を演算することができる。なお、起電力セル24に対して拡散室20の酸素を多孔質電極28側にくみ出す方向に微小電流Icpを流すことで、基準酸素室26は内部酸素基準源として機能する。
第3オペアンプ37は、反転入力端子がVcent端子47に接続され、非反転入力端子には基準電圧(+3.6V)が印加され、出力端子がポンプセル14のセンサIp+端子19に接続されている。
次に、デジタル制御部31について説明する。
デジタル制御部31は、CPU、ROM、RAM等を有する公知のマイクロコンピュータ(マイコン)で構成できる。本実施形態のデジタル制御部31は、CPU91、EEPROM92、第1A/D変換器93、D/A変換器94、I/O入出力部95、シリアル送受信部96、第2A/D変換器97などを備えて構成されている。
CPU91は、各種演算制御処理を実行する中央演算処理装置であり、EEPROM92は、演算制御処理の内容やパラメータマップなどを記憶する記憶部であり、RAM(図示省略)は、制御データ等を一時的に記憶する記憶部である。
A/D変換器は、アナログ信号をデジタル信号に変換する変換器であり、デジタル制御部31においては、第1オペアンプ33の出力電圧をA/D変換するための第1A/D変換器93と、Vcent端子47における電圧をA/D変換するための第2A/D変換器97と、が備えられている。
D/A変換器は、デジタル信号をアナログ信号に変換する変換器であり、デジタル制御部31においては、抵抗器81に対して出力する出力電圧をD/A変換するためのD/A変換器94が備えられている。
I/O入出力部は、ON信号やOFF信号などの2値信号の入力および出力を行う入出力部であり、デジタル制御部31においては、定電流出力部61に対する制御指令信号を出力するI/O入出力部95が備えられている。
シリアル送受信部は、予め定められた伝送プロトコルに従いシリアル通信を行う送受信部であり、デジタル制御部31においては、少なくともエンジン制御装置9との間でシリアル通信により信号送受信するためのシリアル送受信部96が備えられている。
そして、デジタル制御部31(詳細には、CPU91)は、センサVs+端子15の電位とVcent端子47の電位との電位差(起電力セル24の両端に発生する電圧Vs)を検知し、起電力セル24の起電力(両端に発生する電圧Vs)が450mVとなるように、ポンプセル14に流すポンプ電流Ipの大きさをPID制御する。具体的には、デジタル制御部31は、目標制御電圧(450mV)と起電力セル24の両端電圧Vsとの偏差ΔVsに基づいてPID演算し、偏差ΔVsが0に近づくように(換言すれば、両端電圧Vsが目標制御電圧に近づくように)第2オペアンプ35の出力電圧を制御することで、第3オペアンプ37からポンプセル14に流れるポンプ電流Ipを制御する。
このポンプ電流Ipは、その正負の値により、ポンプセル14を介して第3オペアンプ37の出力端子に流れ込むか、または第3オペアンプ37から供給される。
また、デジタル制御部31(詳細には,CPU91)は、上記したPID制御により演算されたポンプ電流Ipの大きさと電流検出抵抗器83の抵抗値Rdを乗算する処理を行うことで、電流検出抵抗器83の両端電圧をガス検出信号(Vip信号)として検出する。そして、デジタル制御部31は、検出したガス検出信号(Vip信号)を、シリアル通信端子53を介してエンジン制御装置9に対して出力する。
なお、エンジン制御装置9は、ガス検出信号(Vip信号)に基づいて、内部に保持しているマップ(ガス検出信号と酸素濃度値との相関関係を表すマップ)から対応する酸素濃度値を算出する。さらに、エンジン制御装置9は、算出した酸素濃度値に基づき空燃比を検出する処理を行うと共に、目標空燃比となるように空燃比制御処理を行う。
また、本実施の形態のデジタル制御部31を構成する第1A/D変換器93、第2A/D変換器97、D/A変換器94は、分解能を12bit以上(最小単位:1.22mV以下)に設定している。分解能が上記の条件を満たさない場合には、排気ガスの空燃比の変化に伴ってポンプ電流Ipが変化する際の振れ幅が大きくなり過ぎて、精度の良い酸素濃度検知を行えない虞があるからである。
次に、ガスセンサ制御装置2における起電力セル24の抵抗値(温度)測定動作について説明する。
まず、ガスセンサ制御装置2の定電流出力部61は、第1スイッチ63、第1定電流源回路65、第2スイッチ67、第2定電流源回路69、第3スイッチ71、第3定電流源回路73、第4スイッチ75、第4定電流源回路77、を備えている。
このうち、第1スイッチ63、第1定電流源回路65、第2スイッチ67、第2定電流源回路69は、起電力セル24に対してRpvs検出用Nパルス定電流(−Iconst )を流すために備えられている。また、第3スイッチ71、第3定電流源回路73、第4スイッチ75、第4定電流源回路77は、Rpvs検出用Nパルス定電流とは逆極性のRpvs検出用Pパルス定電流(+Iconst )を起電力セル24に対して流すために備えられている。
また、ガスセンサ制御装置2のデジタル制御部31は、CPU91での制御処理において、起電力セル24の両端に発生する電圧Vsのデジタル値をRAM(図示省略)に記憶することで、起電力セル24の両端に発生する電圧Vsをサンプルホールドできるよう構成されている。
つまり、起電力セル24の抵抗値測定時には、定電流出力部61から起電力セル24に対して定電流が通電されることから、起電力セル24の両端電圧Vsは、定電流の影響を受けて電圧値が変動する。これに対して、定電流出力部61から起電力セル24への通電開始直前に、デジタル制御部31が起電力セル24の両端電圧Vsをサンプルホールドすることにより、デジタル制御部31は、抵抗値測定直前の両端電圧Vsを用いてPID制御することが可能となる。
また、デジタル制御部31は、起電力セル24の測定前両端電圧Vs1と測定時両端電圧Vs2との抵抗測定時差分ΔVr(=|Vs1−Vs2|)を演算する(後述するS490での処理)。なお、測定前両端電圧Vs1は、定電流出力部61による通電開始前にサンプルホールドした起電力セル24の両端電圧Vsであり、測定時両端電圧Vs2は、Rpvs検出用Nパルス定電流(−Iconst )を通電した際の起電力セル24の両端電圧Vsである。この抵抗測定時差分ΔVrは、起電力セル24の内部抵抗値に比例することから、起電力セル24の内部抵抗値を表す素子抵抗値信号SRpvsとして利用することができる。
つまり、デジタル制御部31は、抵抗測定時差分ΔVrを演算することで、起電力セル24の内部抵抗値を表す素子抵抗値信号SRpvsを出力可能に構成されている。なお、素子抵抗値信号SRpvsは、起電力セル24の内部抵抗値に比例するとともに、起電力セル24の温度に比例する特性を有している。
なお、起電力セル24の両端電圧Vs(測定時両端電圧Vs2)は、Rpvs検出用Nパルス定電流(−Iconst )の通電開始後、値が安定するまでに一定の時間を要する。このことから、デジタル制御部31は、Rpvs検出用Nパルス定電流(−Iconst )の通電開始からRpvs検出用待機時間が経過した後に、起電力セル24の両端電圧Vs(測定時両端電圧Vs2)を検出する処理を行う(後述するS440での処理)。
次に、デジタル制御部31で実行される信号検出制御処理について説明する。図3に信号検出制御処理の処理内容を表すフローチャートを示す。
なお、信号検出制御処理は、ガスセンサ制御装置2が起動されると処理が開始される。
信号検出制御処理が開始されると、まず、S110(Sはステップを表す。以下同じ)では、予め定められた待機時間(例えば、1[ms])が経過するまで待機する。
次のS120では、第1A/D変換器93、第2A/D変換器97を介して入力される信号に基づいて、Vs+端子41の電位、Vcent端子47の電位Vcentをそれぞれ読み取る処理を実行する。
なお、Vs+端子41の電位は、第1オペアンプ33の出力電圧として、第1A/D変換器93よりデジタル制御部31に入力されている。また、Vcent端子47の電位は、第2A/D変換器97よりデジタル制御部31に入力されている。
また、S120では、Vs+端子41とVcent端子47の電位差を算出し、算出した電位差を起電力セル24の両端電圧Vs(起電力)として検出する処理を実行する。
次のS130では、起電力セル24の両端電圧Vsが目標制御電圧(450mV)となるように、ポンプセル14に流すポンプ電流Ipの大きさを設定するためのPID制御処理を実行する。
具体的には、目標制御電圧(450mV)と起電力セル24の両端電圧Vsとの偏差ΔVsに基づいてPID演算し、偏差ΔVsを0に近づけるため(換言すれば、両端電圧Vsを目標制御電圧に近づけるため)のポンプ電流Ipを演算する処理を行う。
次のS140では、S130での演算結果であるポンプ電流Ipを通電したときの電流検出抵抗器83の両端電圧値を演算し、この両端電圧値にVcent端子47の電位Vcentを加算した電圧値を「Pout出力値」として算出する処理を実行する。
なお、デジタル制御部31は、電流検出抵抗器83の抵抗値を予め内部データとして記憶していることから、S130での演算結果であるポンプ電流Ipの通電方向および大きさと上記抵抗値に基づき、電流検出抵抗器83の両端電圧値を演算することができる。そして、電流検出抵抗器83の両端電圧は、ポンプ電流Ipの通電方向および大きさを表すガス検出信号(Vip信号)に相当するものであり、また、ポンプ電流Ipの通電方向および大きさは、排気ガス中の酸素濃度に応じて変化するものである。つまり、S140では、電流検出抵抗器83の両端電圧を排気ガス中の酸素濃度を表すガス検出信号(Vip信号)として検出する処理をも実行していることになる。
なお、電流検出抵抗器83の両端電圧値は、ポンプ電流Ipの通電方向に応じて正の値または負の値となる。本実施形態では、ポンプ電流Ipの通電方向がセンサCOM端子17からセンサIp+端子19に向かう通電方向の場合には、電流検出抵抗器83の両端電圧値は負の値となり、ポンプ電流Ipの通電方向がセンサIp+端子19からセンサCOM端子17に向かう通電方向の場合には、電流検出抵抗器83の両端電圧値は正の値となる。
次のS150では、S140で算出したPout出力値をD/A変換器94(D/Aコンバータ94)から出力する処理を実行する。なお、このD/A変換器94の出力端子は、抵抗器81の一端に接続されている。
デジタル制御部31のD/A変換器94がPout出力値(電圧値)を出力すると、出力開始からコンデンサ57が充電されるまでの過渡期には、D/A変換器94、抵抗器81、コンデンサ57、グランドラインからなる通電経路にPput出力値に応じた電流が流れて、最終的には、コンデンサ57がPout出力値に応じた両端電圧値に充電される。コンデンサ57がPout出力値に応じた両端電圧値となることで、第2オペアンプ35の非反転入力端子+にPout出力値に応じた電位が入力されて、第2オペアンプ35の出力電位がPout出力値に応じた電位となり、Pout端子45がPout出力値に応じた電位に制御される。
このようにしてS120〜S150の処理を実行することで、目標制御電圧(450mV)と起電力セル24の両端電圧Vsとの偏差ΔVsに基づいてPID演算し、偏差ΔVsが0に近づくように(換言すれば、両端電圧Vsが目標制御電圧に近づくように)第2オペアンプ35の出力電位(換言すれば、Pout端子45の電位)を制御する処理を実行する。これにより、Vcent端子47の電位を制御すると共に第3オペアンプ37の出力電位を制御することができ、さらには、第3オペアンプ37からポンプセル14に流れるポンプ電流Ipを制御することができる。
次のS160では、起電力セル24の内部抵抗値Rpvsの測定タイミングであるか否かを判定しており、肯定判定する場合にはS170に移行し、否定判定する場合にはS190に移行する。
本実施形態では、予め定められたRpvs測定周期毎に起電力セル24の内部抵抗値Rpvsを測定しており、S160では、前回のRpvs測定時期からRpvs測定周期(本実施形態では、100[ms])が経過したか否かを判定することで、起電力セル24の内部抵抗値Rpvsの測定タイミングであるか否かを判定している。
なお、S160の初回実行時のように「前回のRpvs測定時期」が存在しない場合には、Rpvs測定周期が経過したか否かを判定できないことから、「前回のRpvs測定時期」が存在しない場合には、S160では肯定判定する。
S160で肯定判定されてS170に移行すると、S170では、Rpvs測定が許可されているか否かを判定しており、肯定判定する場合にはS180に移行し、否定判定する場合にはS190に移行する。
本実施形態では、Rpvs測定許可の判定方法として、エンジン制御装置9に対してRpvs測定の可否について問い合わせを行い、回答の内容が「測定許可」の場合に肯定判定し、回答の内容が「測定不可」の場合に否定判定するという判定方法を採用している。
なお、他の判定方法として、デジタル制御部31での演算処理に用いるフラグとしてRpvs測定許可フラグを用意しておき、S170では、Rpvs測定許可フラグが「測定許可状態」または「測定不可状態」のいずれであるか基づいてRpvs測定が許可されているか否かを判定しても良い。この場合、エンジン制御装置9の許可判定結果に応じてRpvs測定許可フラグの状態を更新するフラグ更新処理を別途に実行する。
S170で肯定判定されてS180に移行すると、S180では、起電力セル24の内部抵抗値を測定するとともに、起電力セル24の内部抵抗値に応じた素子抵抗値信号SRpvsを検出する処理を実行している。
なお、起電力セル24の内部抵抗値は、起電力セル24の温度に比例した値を示す。
図4に、Rpvs測定処理の処理内容を表すフローチャートを示す。
Rpvs測定処理が起動されると、まず、S410では、起電力セル24の両端に発生する電圧Vsを取得する処理を実行する。
詳細には、前述のS120と同様に、第1A/D変換器93、第2A/D変換器97を介してVs+端子41およびVcent端子47の電位を取得し、Vs+端子41とVcent端子47との電位差を算出し、算出した電位差を起電力セル24の両端電圧Vsとして検出する処理を実行する。また、S410では、検出した両端電圧Vsを第1両端電圧Vs1としてRAMなどに記憶する。
次のS420では、起電力セル24に対するRpvs検出用Nパルス定電流の通電を開始する処理を実行する。
具体的には、定電流出力部61における第3スイッチ71および第4スイッチ75をOFF状態(開放状態)に駆動制御すると共に、第1スイッチ63および第2スイッチ67をON状態(導通状態)に駆動制御して、第1定電流源回路65および第2定電流源回路69により定電流を供給することで、起電力セル24に対してRpvs検出用Nパルス定電流を通電する。
なお、このときのRpvs検出用Nパルス定電流は、第2定電流源回路69からCOM端子49およびセンサCOM端子17を介して起電力セル24に流れた後、センサVs+端子15およびVs+端子41を介して第1定電流源回路65に流れる。つまり、本実施形態のガスセンサ制御装置2は、Rpvs検出用Nパルス定電流が電流検出抵抗器83に流れない構成であることから、起電力セル24の内部抵抗値Rpvsの検出に伴い電流検出抵抗器83によるポンプ電流Ipの検出値に誤差が生じるのを抑制できる。
次のS430では、起電力セル24に対してRpvs検出用Nパルス定電流の通電を開始した時点から、Rpvs検出用待機時間が経過するまで待機する処理を実行する。本実施形態では、Rpvs検出用待機時間として60[μs]が経過するまで待機した後、次のステップに移行する。
続くS440では、起電力セル24の両端電圧Vsを取得する処理を実行する。
詳細には、前述のS410と同様に、第1A/D変換器93、第2A/D変換器97を介してVs+端子41およびVcent端子47の電位を取得し、Vs+端子41とVcent端子47との電位差を算出し、算出した電位差を起電力セル24の両端電圧Vsとして検出する処理を実行する。また、S440では、検出した両端電圧Vsを第2両端電圧Vs2としてRAMなどに記憶する。
なお、Rpvs検出用Nパルス定電流の通電開始からRpvs検出用待機時間(本実施形態では、60[μs])経過した時の両端電圧Vs(第2両端電圧Vs2)を測定するのは、起電力セル24の内部抵抗値Rpvsを測定するにあたり、多孔質電極と固体電解質体との界面における抵抗成分の影響が含まれないようにするためである。つまり、低周波の電流や電圧によって測定を行う場合には、起電力セル24の多孔質電極22、28と固体電解質体との界面の劣化等による該界面における抵抗成分の変化分を含む値が検出されるため、この変化分によって起電力セル24の内部抵抗値Rpvsを正確に測定できない虞がある。なお、視点を変えると、この測定の時間を変化させることにより劣化を含めた抵抗を測定し、劣化検出に用いることが可能となる。
次のS450では、起電力セル24に対するRpvs検出用Nパルス定電流の通電を停止する処理を実行する。
具体的には、定電流出力部61における第1スイッチ63および第2スイッチ67をOFF状態(開放状態)に駆動制御し、第1定電流源回路65および第2定電流源回路69による定電流の供給を停止することで、起電力セル24に対するRpvs検出用Nパルス定電流の通電を停止する。
次のS460では、起電力セル24に対するRpvs検出用Pパルス定電流の通電を開始する処理を実行する。
具体的には、定電流出力部61における第1スイッチ63および第2スイッチ67をOFF状態(開放状態)に駆動制御すると共に、第3スイッチ71および第4スイッチ75をON状態(導通状態)に駆動制御して、第3定電流源回路73および第4定電流源回路77により定電流を供給することで、起電力セル24に対してRpvs検出用Pパルス定電流を通電する。
なお、このときのRpvs検出用Pパルス定電流は、第3定電流源回路73からVs+端子41およびセンサVs+端子15を介して起電力セル24に流れた後、センサCOM端子17およびCOM端子49を介して第4定電流源回路77に流れる。つまり、本実施形態のガスセンサ制御装置2は、Rpvs検出用Pパルス定電流が電流検出抵抗器83に流れ込まない構成であることから、起電力セル24の内部抵抗値Rpvsの検出に伴い電流検出抵抗器83によるポンプ電流Ipの検出値に誤差が生じるのを抑制できる。
次のS470では、起電力セル24に対してRpvs検出用Pパルス定電流の通電を開始した時点から、Rpvs検出用待機時間が経過するまで待機する処理を実行する。本実施形態では、Rpvs検出用待機時間として60[μs]が経過するまで待機した後、次のステップに移行する。なお、S470におけるRpvs検出用待機時間は、S430におけるRpvs検出用待機時間と同一値を設定する。
次のS480では、起電力セル24に対するRpvs検出用Pパルス定電流の通電を停止する処理を実行する。
具体的には、定電流出力部61における第3スイッチ71および第4スイッチ75をOFF状態(開放状態)に駆動制御し、第3定電流源回路73および第4定電流源回路77による定電流の供給を停止することで、起電力セル24に対するRpvs検出用Pパルス定電流の通電を停止する。
このようにして、Rpvs検出用Nパルス定電流とは逆方向のRpvs検出用Pパルス定電流を起電力セル24に通電するのは、起電力セル24に対してRpvs検出用Nパルス定電流を通電した後、起電力セル24を構成する酸素イオン伝導性固体電解質体の配向現象を早期に解消することを目的としている。
つまり、Rpvs検出用Nパルス定電流を通電すると、起電力セル24を構成する酸素イオン伝導性固体電解質体の配向現象によって内部起電力が影響を受けてしまい、起電力セル24の両端電圧Vsは、本来の酸素濃度差が反映された内部起電力値に配向現象の影響を受けた電圧値を示すことになる。なお、Rpvs検出用Nパルス定電流の通電を停止した後、時間経過に伴い配向現象は徐々に解消するが、配向現象が解消するまでの間は、起電力セル24の両端電圧Vsに基づく酸素濃度の検出精度が低下してしまう。
これに対して、Rpvs検出用Nパルス定電流の通電後、逆方向のRpvs検出用Pパルス定電流を通電することで、酸素イオン伝導性固体電解質体の配向現象を早期に解消できることから、正常な状態に復帰するまでの復帰時間を短縮させることができ、起電力セル24の内部抵抗値の測定後に短時間で酸素濃度の測定を再開できる。
次のS490では、起電力セル24の内部抵抗値Rpvsを演算する処理を実行する。具体的には、第1両端電圧Vs1と第2両端電圧Vs2との差分値(抵抗測定時差分ΔVr=|Vs1−Vs2|)を算出し、この差分値をRpvs検出用Nパルス定電流の電流値で除算して得られる値を、内部抵抗値Rpvs(素子抵抗値信号SRpvs)として演算する処理を実行する。
なお、第1両端電圧Vs1および第2両端電圧Vs2は、前述の測定前両端電圧Vs1および測定時両端電圧Vs2に相当するものである。
S490での処理が終了すると、サブルーチンとしてのRpvs測定処理が終了して、再びメインルーチンである信号検出制御処理に移行すると共に、S180での処理が終了する。
S160で否定判定されるか、S170で否定判定されるか、S180での処理が終了するとS190に移行し、S190では、エンジン制御装置9からデータ(ガス検出信号(Vip信号)および素子抵抗値信号SRpvs)の送信要求があるか否かを判断し、肯定判定する場合にはS200に移行し、否定判定する場合には再びS110に移行する。
なお、本実施形態では、S190での判定方法として、エンジン制御装置9に対してデータ要求の有無について問い合わせを行い、回答の内容が「要求有り」の場合に肯定判定し、回答の内容が「要求無し」の場合に否定判定するという判定方法を採用している。
S190で肯定判定されてS200に移行すると、シリアル通信によりエンジン制御装置9に対してデータを送信する処理を実行する。
S200では、ガス検出信号(Vip信号)および素子抵抗値信号SRpvsをシリアル送受信部96から出力する処理を実行する。これにより、ガス検出信号(Vip信号)および素子抵抗値信号SRpvsは、シリアル通信端子53およびシリアル通信ケーブル85を介して、エンジン制御装置9に対して送信される。
本実施形態のガスセンサ制御装置2は、2つの信号(ガス検出信号(Vip信号)および素子抵抗値信号SRpvs)をエンジン制御装置9に対して送信するにあたり、各信号毎に個別に設けられた信号経路(信号ケーブル)を用いるのではなく、1個の信号経路(シリアル通信端子53およびシリアル通信ケーブル85など)を用いる構成である。
なお、エンジン制御装置9は、ガス検出信号(Vip信号)に基づいてガス濃度(排気ガス中の酸素濃度)を判定すると共に、判定結果のガス濃度が目標値に近づくように空燃比制御などを実行する。また、エンジン制御装置9は、素子抵抗値信号SRpvsに基づいて、起電力セル24の内部抵抗値と相関する値が目標値となるように、ガスセンサ8を加熱するためのヒータ42への通電を制御する。この温度制御は、起電力セル24の温度が目標値よりも高いときには電圧を低下させ、また、起電力セル24の温度が目標値よりも低いときには電圧を上げることにより、ガスセンサ8の温度を目標温度(例えば、800℃)に保つよう機能する。
なお、本実施形態においては、ガスセンサ制御装置2が特許請求の範囲に記載のガスセンサ制御装置に相当し、デジタル制御部31の第1A/D変換器93、第2A/D変換器97が信号変換処理手段に相当し、デジタル制御部31のCPU91がデジタル検出処理手段に相当し、デジタル制御部31のシリアル送受信部96が多重信号送信手段に相当している。
また、ガスセンサ8のポンプセル14および起電力セル24が素子部に相当し、エンジン制御装置9が外部機器に相当し、シリアル通信端子53およびシリアル通信ケーブル85が多重信号伝送経路に相当している。
以上説明したように、ガスセンサ制御装置2は、第1A/D変換器93、第2A/D変換器97およびCPU91を有するデジタル制御部31を備えており、ガス検出信号(Vip信号)の検出および素子抵抗値信号SRpvsの検出を実行するにあたり、ガスセンサ8の起電力セル24を介して供給される電気信号をA/D変換して得られるデジタル値を用いている。
つまり、ガスセンサ制御装置2は、ガス検出信号(Vip信号)および素子抵抗値信号SRpvsを検出するにあたり、ガスセンサ8の起電力セル24を介して供給される電気信号のアナログ値をそのまま用いる構成ではないため、ガス検出信号(Vip信号)の検出および素子抵抗値信号SRpvsの検出を実行するためのアナログ回路を備える必要が無い。このため、ガスセンサ制御装置2は、アナログ回路を備えるガスセンサ制御装置に比べて、コンデンサ素子などのアナログ素子の使用個数を低減できると共に、アナログ素子における特性値の誤差に起因する信号検出精度の低下を抑制できる。
また、デジタル制御部31は、CPU91において、ガス検出信号(Vip信号)の検出処理(S130およびS140)および素子抵抗値信号SRpvsの検出処理(S180)を実行する。つまり、デジタル制御部31は、CPU91にて少なくとも2つの検出処理(ガス検出信号(Vip信号)の検出処理および素子抵抗値信号SRpvsの検出処理)を実行することから、2個のアナログ回路による検出処理と同様の検出処理を実行することができる。
このため、ガスセンサ制御装置2は、少なくとも2個のアナログ回路を1個のデジタル制御部31に置き換えた構成となり、コンデンサ素子などのアナログ素子の使用個数を低減できる。
このように、本実施形態のガスセンサ制御装置2は、アナログ素子の使用個数を低減でき、アナログ回路の占有面積を削減できると共に、複数の処理を実行できるデジタル制御部31を備えることから、装置全体としての小型化を図ることができる。
さらに、デジタル制御部31のシリアル送受信部96は、シリアル通信ケーブル85を介して複数の信号(少なくともガス検出信号および素子抵抗値信号)をエンジン制御装置9との間で送受信するために備えられている。このことから、ガスセンサ制御装置2は、物理的に1つの信号経路(シリアル通信ケーブル85)を介して複数の信号を外部機器(エンジン制御装置9)に対して送信できる。
つまり、ガスセンサ制御装置2は、1個のシリアル送受信部96を備えることで複数の信号を外部機器に出力できることから、複数の信号を外部機器へ出力するにあたり、信号出力手段(信号出力部)の個数を減らすことができ、装置全体としての小型化を図ることができる。
よって、ガスセンサ制御装置2によれば、ガスセンサ8から複数の信号(ガス検出信号(Vip信号)および素子抵抗値信号SRpvs)を検出すると共に、これら複数の信号をエンジン制御装置9に出力するにあたり、アナログ回路の占有面積を削減できると共に信号出力部の個数を削減できることから、従来のガスセンサ制御装置に比べて小型化を図ることができる。また、ガスセンサ制御装置2は、アナログ回路を削減できることから、アナログ素子における特性値の誤差に起因する信号検出精度の低下を抑制できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
例えば、シリアル送受信部96が外部機器に対して送信する信号は、ガス検出信号および素子抵抗値信号に限られることはなく、他の信号(例えば、素子劣化判定信号など)を送信するように構成しても良い。
また、信号の送信先となる外部機器は、エンジン制御装置9に限られることはなく、他の機器に対して信号送受信するように構成しても良い。
さらに、上記の実施形態では、ヒータ42の温度制御処理をエンジン制御装置9が実行する内燃機関制御システムについて説明したが、ガスセンサ制御装置がヒータの温度制御処理を実行するように、内燃機関制御システムを構成しても良い。
また、本実施の形態のデジタル制御部31では、第1A/D変換器93、第2A/D変換器97を介して電気信号を読み取る待機時間(換言すれば、サンプリング時間)を1[ms]に設定(S110での処理)しているが、この待機時間は100[μs]〜10[ms]の範囲内に設定することが好ましい。上記待機時間が上記範囲内に設定されない場合には、Ip+端子51における電圧が大きな発振を生じ易くなり、デジタル制御部31(CPU91)におけるポンプ電流Ipの演算を良好に行うことができない虞がある。
さらに、ガスセンサ制御装置の制御対象となるガスセンサは、上記実施形態のように2個のセル(起電力セル、ポンプセル)を備えるガスセンサ(酸素センサ)に限られることはなく、少なくともガス検出信号および素子抵抗値信号を検出可能な構成であれば、上記構成とは異なる酸素センサでもよい。
また、測定対象ガスは、内燃機関の排気ガスに限られることはなく、他のガスであっても良い。さらに、特定成分濃度は、酸素濃度に限られることはなく、NOx濃度など酸素濃度以外のガス濃度であってもよい。
また、上記実施形態のガスセンサ制御装置は、排気ガス中の酸素濃度を検出して空燃比フィードバック制御を行うための内燃機関制御システムに備えられるものを説明したが、ガスセンサ制御装置の用途は、これに限られることはなく、測定成分分析、センサ劣化シミュレータ(センサ劣化信号模擬発生装置)などの用途にも利用することができる。
本発明が適用されたガスセンサ制御装置を備える内燃機関制御システムの概略構成図である。 ガスセンサの概略構成図である。 信号検出制御処理の処理内容を表すフローチャートである。 Rpvs測定処理の処理内容を表すフローチャートである。
符号の説明
1…内燃機関制御システム、2…ガスセンサ制御装置、8…ガスセンサ、9…エンジン制御装置、14…ポンプセル、20…拡散室、24…起電力セル、31…デジタル制御部、39…外部接続端子、41…Vs+端子、42…ヒータ、45…Pout端子、47…Vcent端子、49…COM端子、51…Ip+端子51、53…シリアル通信端子、61…定電流出力部、62…定電流源回路、83…電流検出抵抗器、85…シリアル通信ケーブル、93…第1A/D変換器、94…D/A変換器、95…I/O入出力部、96…シリアル送受信部、97…第2A/D変換器。

Claims (1)

  1. 固体電解質体を用いた素子部を備えるガスセンサに接続されて、測定対象ガス中に含まれる特定成分濃度に応じたガス検出信号を検出すると共に、前記素子部の内部抵抗値に応じた素子抵抗値信号を検出し、前記ガス検出信号および前記素子抵抗値信号を外部機器に対して出力するガスセンサ制御装置であって、
    前記ガスセンサの前記素子部を介して供給される電気信号のアナログ値をデジタル値に変換する信号変換処理手段と、
    前記信号変換処理手段にて変換されたデジタル値を用いて、前記ガス検出信号の検出および前記素子抵抗値信号の検出を実行するデジタル検出処理手段と、
    前記デジタル検出処理手段にて検出した前記ガス検出信号および前記素子抵抗値信号を、多重信号伝送経路を介して前記外部機器に送信する多重信号送信手段と、
    を備えることを特徴とするガスセンサ制御装置。
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