JP2008008423A - トルクリミッタ - Google Patents

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JP2008008423A JP2006180026A JP2006180026A JP2008008423A JP 2008008423 A JP2008008423 A JP 2008008423A JP 2006180026 A JP2006180026 A JP 2006180026A JP 2006180026 A JP2006180026 A JP 2006180026A JP 2008008423 A JP2008008423 A JP 2008008423A
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Takashi Yamamoto
貴志 山本
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NTN Corp
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NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

【課題】外環部材に挿入した内輪の一端部を外環部材の内部において回転自在に支持し、前記内輪の外径面に所定の締め代をもってコイルばねを装着し、外環部材の内径面に嵌合した蓋部材に内輪の他端部を貫通し、前記コイルばねの一端部を外環部材に他端部を蓋部材に係合してなり、コイルばねの緊縛力によって所定のトルクを発生させるようにした摩擦式のトルクリミッタにおいて、内輪に対するコイルばねの装着作業を容易にする。
【解決手段】外環部材1に挿入する内輪2の一端部に、先端が最小外径Dの傾斜案内面21を設け、その最小外径Dとコイルばね3の自然の状態における内径CがD<Cの関係にあるように構成した。
【選択図】図1

Description

この発明は、トルクリミッタに関し、特にコイルばねを用いた摩擦式トルクリミッタの組立性の改善に関するものである。
プリンタ、複写機等の事務機における給紙部においては従来から給紙ローラに所要のトルクを付加するためにコイルばねを組み込んだ摩擦式トルクリミッタが取付けられる(特許文献1)。
前記特許文献に開示されたトルクリミッタにおいては、外環部材の内部に相対回転可能に挿入された内輪の外径面にコイルばねが所定の締め代をもって装着され、そのコイルばねの一端部が外環部材の内部に係合されるとともに、他端部が外環部材の蓋部材の内面に係合される。内輪と外環部材の相対回転によりコイルばねが拡径作用を受けると内輪に対する緊縛力が減少して一定のトルクを発生させる。
特開2006−10060号公報(図1)
添付の図3は、前記のトルクリミッタにおける内輪23とコイルばね22の関係を示している。内輪23はその一端部に通常の面取りが施される。この面取り部24は、部品の角を無くし欠損等を生じ難くするものであり、通常C0.4(軸方向長さが0.4mm、傾斜角45°)である。内輪23の外径をAで示し、面取り部24の最小外径をBで示す。
一方、コイルばね22は、断面四角形の金属線をストレート形に密に巻いたものであり、その内径をCで示す。コイルばね22はその内径をAまで拡径され内輪23の外径面に装着される。A−Cが締め代となる。コイルばね22の内径Cと面取り部24の最小外径Bは、B>Cの関係であるので、コイルばね22を内輪23の外径面に装着する場合は、強制的に前記のB又はAを超える径方向の力を加えて拡径させながら組み付ける必要がある。
この組み付けは、ばね弾性に抗しながらの作業になるため、非常に不安定な作業となり、ばねに捩れや倒れなどの変形を発生させる原因となる。また、作業者は非常に大きな力を要するため、作業工数の増大要因ともなる。
そこで、この発明は、コイルばね22を内輪23の外径面に容易に装着できるようにすることを課題とする。
前記の課題を解決するために、この発明は、外環部材1と、前記外環部材1に挿入された内輪2と、前記内輪2の外径面に所要の締め代をもって装着されたコイルばね3と、前記外環部材1の一端部の内径面に装着された環状の蓋部材4とからなり、前記内輪2の内端部が前記外環部材1の内部において回転自在に支持されるとともにその外端部が前記蓋部材4を貫通して外部に露出され、前記コイルばね3の一端部が前記外環部材1の内部に係合されるとともにその他端部が前記蓋部材4に係合されてなるトルクリミッタにおいて、前記内輪2の内端部外径面にコイルばね3を押し込む際の傾斜案内面21が形成され、その傾斜案内面21の最小外径Dが前記コイルばね3の挿入側端部の内径Cより小さく形成された構成とした。
上記の構成によると、コイルばね3の端部を内輪2の対端部に当てた状態でコイルばね3の端部は傾斜案内面21に嵌合されるので、その後は傾斜案内面21の傾斜角度に応じて緩和された力を加えるだけ、該コイルばね3を拡径させつつ内輪の外径面に装着させることができる。
以上のように、この発明によれば、トルクリミッタの内輪にコイルばねを組み付ける際、その当初からコイルばねを傾斜案内面に沿わせながら拡径させることができるので、当初に径方向に強制的に拡径させる困難性が解消され、円滑に装着することができる。これにより、ばねの捩れや倒れなどの異常変形が防止され、組立工数の削減、製品の品質向上を図ることができる。
以下、添付図面に基づいてこの発明の実施例を説明する。
図1に示した実施例のトルクリミッタは、外環部材1と、その外環部材1に相対回転可能に挿入された内輪2と、内輪2の外径面に所要の締め代をもって装着されたコイルばね3と、前記外環部材1の一端部の内径面に装着された環状の蓋部材4とからなる。
外環部材1はプラスチック製であり、その一端部に軸孔5が形成され、その軸孔5の内側にこれより大径の軸受部6が形成される。前記内輪2の内端部がその軸受部6において外環部材1と同芯状態に、かつ相対回転可能に支持される。また、前記軸受部6の内側において段差部7を介してこれより大径のばね収納部8が形成され、内輪2の外径面に装着されたコイルばね3がここに収納される。前記のばね収納部8はその内径を保って外環部材1の他端部に開放され、その開放端部の内径面に蓋部材4が嵌合される。
前記の内輪2は多孔質の焼結含油合金等により形成され、その内径面16は前記軸孔5と同径に形成され、外環部材1から突き出した端部に対向一対の切欠部17が形成される。
前記の蓋部材4は環状に形成され、その外径面に周方向の係合リブ9を有し、その係合リブ9が外環部材1の内径に形成された係合溝10に嵌合される。この蓋部材4によってばね収納部8が閉鎖され、内輪2の外端部がその蓋部材4の内径面を貫通して外部に露出する。
コイルばね3は、四角形断面の線材を密に巻いたストレート形のコイルにより形成され、その一端部に形成された径方向外向きの屈曲部11が前記ばね収納部8の段差部7に設けられた係合突起12に周方向に突き当て状態に係合される。また他端部に形成された屈曲部13も前記蓋部材4の内面に設けられた係合突起14に同様に突き当て状態に係合される。蓋部材4は通常の状態では回転することがないように大きな摩擦力で嵌合されている。
ところで、前記内輪2の内端部においては、従来の面取り部24(比較のために図2において符号24で示す。)より大きい(即ち、軸方向長さLが大である)傾斜案内面21が形成されている。この傾斜案内面21の先端の最小外径Dは、コイルばね3の内径Cより小さく形成される(即ちD<C)。コイルばね3の内径Cと内輪2の外径Aの差(A−C)が締め代となり、この締め代の大きさは従来の場合と同じに設定される。傾斜案内面21の軸方向長さLは0.5mm〜1.5mm、傾斜角θは10°〜40°(コイルばね3の挿入のし易さを考慮すると、望ましくは、10°〜30°)の範囲で適宜設定される。
なお、傾斜案内面21の先端の最小外径Dとコイルばね3の内径Cの関係が前記のD<Cの関係が維持される限り、傾斜案内面21はC1(L=1mmでθ=45°)〜C3(L=3mmでθ=45°)の面取りであってもよい。
実施例のトルクリミッタは以上のように構成され、内輪2及び軸孔5に挿通された軸20と内輪2を切欠部17に立てたピン25で結合する。外環部材1はフレーム等に固定される。軸20と一体の内輪2を外環部材1に対し相対回転させるとコイルばね3の緊縛力が低下し、所定のトルクを発生させる。なお、このトルクリミッタは軸20の両方向の回転に対して所定のトルクを発生させる。
組み立てに際しては、予め内輪2の内端(傾斜案内面21側の端部)からコイルばね3を挿入して押し込み、傾斜案内面21に沿って拡径させつつ外径面まで移動させる。その後、外環部材1に挿入され、蓋部材4を嵌合させる。適宜な工具で蓋部材4をコイルばね3の巻き方向に回転させると、蓋部材4の係合突起14がコイルばね3の屈曲部13に係合され、コイルばね3を回転させる。そうすると、他端の屈曲部11が係合突起12に係合され、コイルばね3が安定する。
(a)実施例の断面図、(b)コイルばねの正面図 (a)同上の内輪にコイルばねを装着する際の拡大断面図、(b)(a)図の一部拡大断面図 従来例の内輪にコイルばねを装着する際の一部拡大断面図
符号の説明
1 外環部材
2 内輪
3 コイルばね
4 蓋部材
5 軸孔
6 軸受部
7 段差部
8 ばね収納部
9 係合リブ
10 係合溝
11 屈曲部
12 係合突起
13 屈曲部
14 係合突起
16 内径面
17 切欠部
20 軸
21 傾斜案内面
22 コイルばね
23 内輪
24 面取り部
25 ピン

Claims (2)

  1. 外環部材(1)と、前記外環部材(1)に挿入された内輪(2)と、前記内輪(2)の外径面に所要の締め代をもって装着されたコイルばね(3)と、前記外環部材(1)の一端部の内径面に装着された環状の蓋部材(4)とからなり、前記内輪(2)の内端部が前記外環部材(1)の内部において回転自在に支持されるとともにその外端部が前記蓋部材(4)を貫通して外部に露出され、前記コイルばね(3)の一端部が前記外環部材(1)の内部に係合されるとともにその他端部が前記蓋部材(4)に係合されてなるトルクリミッタにおいて、前記内輪(2)の内端部外径面にコイルばね(3)を押し込む際の傾斜案内面(21)が形成され、その傾斜案内面(21)の最小外径Dが前記コイルばね(3)の自然の状態における内径Cより小さく形成されたことを特徴とするトルクリミッタ。
  2. 前記傾斜案内面(21)の軸方向長さLが0.5mm〜1.5mm、傾斜角θが10°〜30°であることを特徴とする請求項1に記載のトルクリミッタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012225047A (ja) * 2011-04-19 2012-11-15 Lixil Corp 手洗い付き便器タンクの手洗い鉢構造
JP2021139438A (ja) * 2020-03-05 2021-09-16 株式会社オリジン トルクリミッタの製造方法

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