JP2008007934A - 太陽発電型ブラインド、およびそれを利用した太陽光発電方法 - Google Patents

太陽発電型ブラインド、およびそれを利用した太陽光発電方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 疲労劣化による異常発熱や断線の発生を防止し、重ね合わせ状態に縮小させたときに、各スラットが偏りなく平行状の姿勢を維持できる新規な太陽光発電用のブラインド技術を提供する。
【解決手段】 伸縮昇降機構6および角度調節機構7を組み込み、簾状とした複数枚のスラット基板部2,2,……に太陽電池パネル3を装着し、配列方向何れか一方から奇数枚目の各スラット基板部2太陽電池パネル3の長尺方向一方側端寄りとなる適所に出力ハーネス4のプラグ41を接続する一方、偶数枚目の各スラット基板部2太陽電池パネル3に、長尺方向他方側端寄りとなる適所に、出力ハーネス4のプラグ41を接続し、各プラグ41,41,……がスラット基板部2,2,……を1枚飛ばし毎とするよう接続されてなる太陽発電型ブラインド1である。
【選択図】 図1

Description

この発明は、太陽光発電に関連するあらゆる分野をその技術分野とするものであり、特に建築物の開口部に設置され、太陽光発電を可能とするブラインドを製造、設置する分野は勿論のこと、その製造および設置に必要となる設備、器具類を提供、販売する分野から、それら資材や機械装置、部品類に必要となる素材、例えば、木材、石材、各種繊維類、プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されている分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又、それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミ屑の回収、運搬等に係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野などの外、現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。
(着目点)
殆どの化石燃料を海外からの輸入に依存する我が国は、特に石油へのエネルギー依存度が高く、しかもその殆どを情勢の不安定な中東に頼らざるを得ないという事情があり、さらに石油燃料枯渇の懸念や、二酸化炭素の排出量増加による地球温暖化など様々な問題を抱え、石油エネルギー依存からの脱却が長年に亘り叫ばれており、近年は、環境に優しく無尽蔵な資源として風力発電や太陽光発電などへの注目が高まってきており、国内における導入量も世界的に高い水準にあり、今後も利用の拡大が見込まれている。
こうした情勢の中、太陽光発電用パネルの設置場所としては、主に建築物の屋根が選択されており、それ以外の建築物の外壁面や敷地内の平坦地および法面などへの設置も提案されているが、垂直状壁面への設置が発電効率を悪化させてしまったり、また平坦地上面への設置は土地の有効利用の妨げとなるなど、結果的に発電コストを高騰させてしまうという理由から、実際の設置例は限られたものに留まっているというのが現状であり、今後は屋根以外の適所に、架台などを必要とせずに、簡単に設置できる太陽光発電施設への需要が高まると予想されている。
(従来の技術)
そうした中、建築物の窓に設置されるブラインドへの太陽光発電技術の応用が盛んに試みられるようになっており、例えば特開2000−340824号公報「太陽光発電装置」発明として提案されているもののように、厚み方向に並べて配置される長尺の遮光板を複数枚有したブラインドを窓の屋内側に配置し、各遮光板における日光が照射される面には、薄膜の太陽電池モジュールを取り付け、分散電源が太陽電池モジュールの発生した直流電圧を所定の交流電圧に変換し、解列開閉器を介して商用電力系統と連系して負荷に電力を供給するようにしたものや、特開2004−27661号公報に開示された「太陽電池ブラインド」発明のように、長尺なスラットを簾状に配列したブラインドを基体として、各段のスラットにシート状の薄膜太陽電池モジュールを組合せ、かつ各段の太陽電池モジュールから引出した出力端子を出力リード線に接続して太陽電池の出力を外部に取り出すようにした太陽電池ブラインドにおいて、太陽電池モジュールの裏面に補強板を接合してスラットを構成し、かつ太陽電池は、その素子に形成したユニットセルの長辺がスラットの幅方向に沿うような向きに配列し、外部リード線はブラインドのラダーコードを兼ねてスラットの中央部位に接続用端子箱を介して配線したもの等が散見される。
しかし、前者の「太陽光発電装置」発明は、厚み方向に並べて配置された複数枚の遮光板に取り付けられた各太陽電池モジュールが、角度調節用ワイヤを介して互いに並列接続されたものとなっており、ブラインドの角度調節用のワイヤを電力出力用のリード線に兼用することにより、外観的デザインを簡潔化し、部品点数を削減できるという利点を有するものとなるが、こうした可動部分に電気的接続を行うコネクタやリード線を配すると、疲労による断線や異常発熱などの虞があって好ましくないという問題を残すものであり、また後者の「太陽電池ブラインド」発明は、外部リード線をブラインドのラダーコードを兼ねてスラットの中央部位に接続用端子箱を介して配線したものとしているが、スラットの左右端がわ夫々のラダーコードも不可欠であり、あらたなラダーコードの追加によって部品点数の増加と、重量の拡大が懸念される上、窓の中央に外部リード線を兼ねたラダーコードを配することにより、ブラインドの外観を損ねてしてしまう虞があるという欠点を残すものであった。
(1)特開2000−340824 (2)特開2004−27661号公報
(問題意識)
上述したとおり、従前までに提案のある「太陽光発電装置」は、遮光板の角度調節用ワイヤを電力出力用のリード線に兼用するものとしているが、可動部分にコネクタやリード線を配して電気的接続を行うと、疲労劣化による発熱や断線の虞があり、屋内設置に限定されるブラインドとしては、あまり好ましくないという欠点を有しており、また、後者の「太陽電池ブラインド」は、スラットを重ね合わせたときの水平を保つことが目的と考えられるが、各スラットの中央部位に接続用端子箱を設け、それら各接続用端子箱にラダーコードを兼ねた外部リード線を接続、配線したものとしており、その結果として少なくとも合計3本のラダーコードを設けなければならず、部品点数を増加させてしまい、しかも窓の中央に各接続用端子箱とラダーコードとが縦設、配置されるようになって外観を損ねてしまうという欠点を残すものであった。
(発明の目的)
そこで、この発明は、リード線やコネクタの疲労による異常発熱や断線の発生を確実に防止可能とすると共に、窓の中央付近に伸縮機構や角度調節機構などの比較的複雑な部品類を配置させず、良好な外観を確保し、重ね合わせ状態に縮小、上昇させた場合にも、各スラットが偏りなく平行状の姿勢を維持できる新たな太陽光発電用のブラインド技術の開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の太陽発電型ブラインド、およびそれを利用した新規な太陽光発電方法を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
(発明の構成)
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明の太陽発電型ブラインドは、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、複数枚の長尺細巾薄板状のスラット基板部を、伸縮昇降機構および角度調節機構の組み込まれた簾状に配列し、各スラット基板部の屋外に向けられる表面の略全体に太陽電池パネルを装着すると共に、それらスラット基板部の配列方向の何れか一方から、奇数枚目に相当する各スラット基板部太陽電池パネルの長尺方向中心より何れか一方側端寄りとなる適所に出力ハーネス用のコネクタを設ける一方、偶数枚目に相当する各スラット基板部太陽電池パネルには、奇数枚目のものとは反対側となる長尺方向中心より何れか他方側端寄りとなる適所に、出力ハーネス用のコネクタを設け、奇数枚目の各コネクタ同士を、中途部の複数適所の夫々にプラグを設けた出力ハーネスによってスラット基板部を1枚飛ばし毎とするよう接続すると共に、これとは別に偶数枚目の各コネクタ同士を、中途部の複数適所の夫々にプラグを設けた出力ハーネスによってスラット基板部を1枚飛ばし毎とするよう接続した上、それら両端側寄りの各出力ハーネスの出力端から出力される電力を一時的に蓄電あるいは送電可能とする電力送電部を設けてなるものとした構成を要旨とする太陽発電型ブラインドである。
この基本的な構成からなる太陽発電型ブラインドを、表現を変えて示すと、複数枚の長尺細巾薄板状のスラット基板部を、伸縮昇降機構および角度調節機構の組み込まれた簾状に配列し、各スラット基板部の屋外に向けられる表面の略全体に太陽電池パネルを装着すると共に、それらスラット基板部の配列方向の何れか一方から、奇数枚目に相当する各スラット基板部太陽電池パネルの長尺方向中心より何れか一方側端寄りとなる適所に出力ハーネス用のコネクタを設ける一方、偶数枚目に相当する各スラット基板部太陽電池パネルには、奇数枚目のものとは反対側となる長尺方向中心より何れか他方側端寄りとなる適所に、出力ハーネス用のコネクタを設け、奇数枚目の各コネクタ同士を、中途部の複数適所の夫々にプラグを設けた出力ハーネスによってスラット基板部を1枚飛ばし毎とするよう接続すると共に、これとは別に偶数枚目の各コネクタ同士を、中途部の複数適所の夫々にプラグを設けた出力ハーネスによってスラット基板部を1枚飛ばし毎とするよう接続した上、それら両端側寄りの各出力ハーネスの出力端から出力される電力を一時的に蓄電あるいは送電可能とする電力送電部を設け、当該伸縮昇降機構による縮小動作により、各スラット基板部同士が上下、積層状に重ね合わせられたときに、各コネクタに接続されたプラグ同士が、直接干渉してしまうことを阻止可能とし、各スラット基板部同士を略平行状の姿勢、配置に積層可能とするよう設定してなる太陽発電型ブラインドとなる。
また、より具体的には、複数枚の長尺細巾薄板状のスラット基板部を、伸縮昇降機構および角度調節機構の組み込まれた簾状に配列し、各スラット基板部の屋外に向けられる表面の略全体に太陽電池パネルを着脱可能に装着すると共に、それらスラット基板部の配列方向の何れか一方から、奇数枚目に相当する各スラット基板部太陽電池パネルの長尺方向中心より何れか一方側端寄りとなる適所に出力ハーネス用のコネクタを設ける一方、偶数枚目に相当する各スラット基板部太陽電池パネルには、奇数枚目のものとは反対側となる長尺方向中心より何れか他方側端寄りとなる適所に、出力ハーネス用のコネクタを設け、奇数枚目の各コネクタ同士を、中途部の複数適所の夫々にプラグを設けた出力ハーネスによってスラット基板部を1枚飛ばし毎とするよう着脱自在に接続すると共に、これとは別に偶数枚目の各コネクタ同士を、中途部の複数適所の夫々にプラグを設けた出力ハーネスによってスラット基板部を1枚飛ばし毎とするよう着脱自在に接続した上、それら両端側寄りの各出力ハーネスの出力端が、夫々着脱自在に接続され、それら出力端から出力される電力を一時的に蓄電および送電可能とするか、またはそのまま送電可能とするかの何れかとした電力送電部を設けてなるものとした構成からなる太陽発電型ブラインドとなる。
(関連する発明)
上記した、太陽発電型ブラインドに関連し、この発明には、それを使用した太陽光発電方法も包含している。
即ち、日照時間内における所定時刻毎に、各スラット基板部を所定の姿勢範囲内の全ての角度姿勢に亘り、一度または複数回移動させながら、太陽電池パネルによる発電量を連続的に測定し、最大値を得る最大発電角度を検出する発電角度検出工程を行い、その最大発電角度に一致させるよう、各スラット基板部の角度姿勢を、制御部ならびに角度調節機構によって自動的に駆動、制御する姿勢最適化工程を行った後、次の所定時刻が来るまで各スラット基板部の角度姿勢を保持し、連続的に発電を行う発電工程を行うよう設定された、前記何れかに記載の太陽発電型ブラインドを利用した太陽光発電方法である。
以上のとおり、この発明の太陽発電型ブラインドによれば、簾状に配列された複数枚のスラット基板部の上下配列方向の何れか一方から、奇数枚目に相当する各スラット基板部太陽電池パネルの長尺方向中心より何れか一方側端寄りとなる適所に出力ハーネス用のコネクタを設ける一方、偶数枚目に相当する各スラット基板部太陽電池パネルには、奇数枚目のものとは反対側となる長尺方向中心より何れか他方側端寄りとなる適所に出力ハーネス用のコネクタを設け、奇数枚目の各コネクタ同士を、中途部の複数適所の夫々にプラグを設けた出力ハーネスによってスラット基板部を1枚飛ばし毎とするよう接続すると共に、これとは別に偶数枚目の各コネクタ同士を、中途部の複数適所の夫々にプラグを設けた出力ハーネスによってスラット基板部を1枚飛ばし毎とするよう接続したものとすることにより、伸縮昇降機構によって積層状に縮小させた場合にも、上下に隣接する奇数枚目と偶数枚目との各スラット基板部の互いのコネクタが、各スラット基板部の左右長尺方向の何れか一方側端寄りと、他方側端寄りとに、交互に配置されることとなり、コネクタに接続された出力ハーネスのプラグ同士が干渉することに起因して発生する各スラット基板部の傾きを確実に防止可能とし、外的美観と耐久強度とを一段と高めるよう、全てのスラット基板部の積層姿勢を偏りのない水平状に保持できるという秀れた特徴が得られるものである。
加えて、各スラット基板部の1枚飛ばし毎となる左右長尺方向の何れか一方側端寄りと、他方側端寄りとの夫々に配した各コネクタに、左右端がわの夫々に配された出力ハーネスの各中途部複数適所に設けられた各プラグが接続されたものとすることによって上下に隣接するプラグ同士が、スラット基板部1枚飛ばし毎の上下配置関係となり、伸縮昇降機構や角度調節機構が作動する毎に繰り返し発生する各プラグと出力ハーネスとの接続部分、ならびに出力ハーネスそれ自体の彎曲変形を緩やかなものとし、疲労による異常発熱や断線を確実に防止して、耐久寿命を延長し、屋内設置の安全性を大幅に高めたものとすることができる。
また、各出力ハーネスおよびそれら中途部複数適所に設けられた各プラグが、各スラット基板部の長尺方向中心より端寄りとなる箇所に配されるものとし、窓の中央付近に比較的複雑な部品類を配置させず、従来型の太陽発電機能をもたないブラインドと略同等にスッキリとした外観デザインを実現化できるという利点を有し、さらに、スラット基板部の屋外に向けられる表面の略全体に太陽電池パネルを着脱可能に装着すると共に、各コネクタおよびそれらに対応する各出力ハーネスのプラグが着脱自在に接続されていて、万が一太陽電池パネルに故障を生じた場合や、出力ハーネスに断線を生じた場合などには、簡単に取り外して部品交換することが可能となり、メンテナンスの作業効率を格段に向上させることができる。
スラット基板部が、その屋外に向けられる表面中央の長尺方向に亘り、太陽電池パネルを嵌装可能とするアリ溝型の嵌装用レール溝を形成し、該嵌装用レール溝底部中央の長尺方向に亘り、彎曲変形用となる応力集中小溝が形成されよう設定し、スラット基板部の長尺方向に直交する方向端縁を把持し、嵌装用レール溝のアリ溝型を拡開させる方向に入力すると、該嵌装用レール溝底部中央の応力集中小溝を境に比較的、簡単に弓なり状に彎曲され、拡開状に変形された嵌装用レール溝に太陽電池パネルを装着した後に、入力を除いてアリ溝形状に復帰させることにより、簡単に一体化させることが可能であり、また、太陽電池パネルを取り外す場合にも、スラット基板部の長尺方向に直交する方向端縁を把持し、嵌装用レール溝のアリ溝型を拡開する方向に入力し、嵌合状態を弛めることによって簡単に太陽電池パネルを取り外すことができるものとなるから、生産性の向上とメンテナンス作業における太陽電池パネルの交換作業の迅速化とを実現化するものとなる。
スラット基板部が、概略平板状に形成され、その屋外に向けられる表面の太陽電池パネル装着範囲内となる長尺方向に直交する方向の端縁側夫々に、長尺方向に亘って平行する補強用の一対の凹条小溝を裏面がわ凸条となる如く形成するよう設定されたものでは、スラット基板部の長尺方向端間の屈曲変形や彎曲変形に対する強度が高められ、表面に装着された太陽電池パネルを保護する機能を向上させたものとすることができる。
角度調節機構が、各スラット基板部を同一且つ任意の角度姿勢に駆動可能とする駆動モータ、および各太陽電池パネルに接続された出力ハーネスの何れか適所か、または電力送電部かの何れか適所に添設され、発電力を検出可能な発電量検出器を設け、該発電量検出器によって検出された発電力を最大値とする傾斜角度に、各スラット基板部を自動的に回動、操作可能とする制御部を有するよう設定されたものとし、季節の変化や1日の中の日照時間内にも刻々と変化する太陽光の照射角度に応じて、最も効率的な発電を自動的に行うことが可能となり、しかも近接する建物や木立など様々な地形による条件や、偶々長時間に渡り停車して日光を遮っているが、暫くすると走り去ってしまうような大型車両などによる影響を最小に抑え、年間を通じ比較的安定した発電量を確保できるようにすることができる。
そして、この発明の太陽発電型ブラインド利用した太陽光発電方法によれば、先ず発電角度検出工程により、日照時間内における所定時刻毎に、各スラット基板部を所定の姿勢範囲内の全ての角度姿勢に亘り、一度または複数回移動させながら太陽電池パネルによる発電量を連続的に測定し、最大値を得る最大発電角度を検出し、検出時点において最も効率的な発電を可能とするスラット基板部角度の情報を入手し、続く姿勢最適化工程により、その最大発電角度に一致させるよう、各スラット基板部の角度姿勢を、制御部ならびに角度調節機構によって自動的に駆動、制御し、検出時点における最大発電量を確保するものとした後、発電工程によって次の所定時刻が来るまで各スラット基板部の角度姿勢を保持し、連続的に発電を行うよう制御し、頻繁に人手による角度制御を行わずとも自動的に最も効率的な発電を実現可能となり、これによって太陽光発電には不向きとされてきた建築物北側の窓に設置されたとしても、かなり効率的な発電を可能となって建築物毎の発電可能面積を一段と拡大することができるという実用的な効果を得るものとなる。
上記したとおりの構成からなるこの発明の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
スラット基板部は、建築物の窓などの開口範囲を隠蔽するよう、複数枚が連続的に展開されることによって太陽光の屋内への入射を遮蔽し、角度を変えて屋内への射し込む太陽光の光量を調節可能とすると共に、伸縮昇降操作によって建築物開口の下側開放度合いを調節自在にし、さらに屋外側に向けられる表面がわに太陽電池パネルを装着、支持可能とする機能を果たすものであり、太陽電池パネルを安全に支持できる程度に十分な強度を有し、設置対象となる建築物開口の水平方向巾寸法に対応する長尺方向寸法と、適宜巾寸法とに設定され、全ての巾寸法の合計が、少なくとも装着対象となる建築物開口の垂直方向寸法に略匹敵するものに設定されたものとしなければならず、より具体的には、比較的硬質なアクリルやポリカーボネート、ABSなどの合成樹脂製とすることができる外、CFRPやGFRPなどの複合素材、またはアルミニウム、ステンレス鋼、あるいは鉄鋼板の表面に防錆用の塗装被膜もしくは樹脂被覆層を密着、形成したものなどとすることが可能である。
スラット基板部を、さらに具体的に示すならば、後述する実施例に示すように、その屋外に向けられる表面中央の長尺方向に亘って太陽電池パネルを嵌装可能とするアリ溝型の嵌装用レール溝を形成し、該嵌装用レール溝底部中央の長尺方向に亘り、彎曲変形用となる応力集中小溝が形成されよう設定されてなるものとすることができる外、概略平板状に形成され、その屋外に向けられる表面の太陽電池パネル装着範囲内となる長尺方向に直交する方向の端縁側夫々に、長尺方向に亘って平行する補強用の一対の凹条小溝を、裏面がわ凸条となる如く形成するよう設定されてなるものなどとすることができる。
嵌装用レール溝は、太陽電池パネルを接着剤やネジ結合などの追加的要素を必要とせずとも、スラット基板部の表面適所に装着、固定可能とする機能を果たすものであり、後述する実施例に示すように、スラット基板部の長尺方向断面がアリ溝型の凹欠状に形成されたものとすべきであり、しかもスラット基板部の弾性変形を利用して太陽電池パネルをアリ溝型凹欠部分内に、挟着嵌合状に装着したものとするのが望ましいが、弾性変形を利用せずに嵌合装着したものとすることも可能であり、その他にも太陽電池パネルの長尺方向に平行な2辺外縁を繋着可能とするよう、対峙する一対のレール状対峙爪としたり、あるいは、太陽電池パネル外周縁の複数箇所を嵌着可能な複数個の鉤爪が、複数適所に点在状に配置、立設されたものなどとすることも可能である。
応力集中小溝は、スラット基板部、嵌装用レール溝に太陽電池パネルを嵌合装着する際に、該嵌装用レール溝を簡単に拡開状として太陽電池パネルの装着作業性を向上させるという機能を果たすものであり、後述する実施例に示すとおり、該嵌装用レール溝の底部中央に応力を集中させるよう、長尺方向に平行となる比較的小さな曲率の円筒面状の溝を凹設したものとすべきであるが、直線破線状に点在する孔や溝または薄肉部などとすることも可能である。
凹条小溝は、スラット基板部が略平板状に形成された場合に、太陽電池パネルをその背面がわから十分な強度をもって支持および形状維持可能とするよう補強する機能を果たすものであり、後述する実施例に示すように、スラット基板部の太陽電池パネルが装着される表面がわに突出せず、裏面がわに凸条となる比較的小さな曲率の円筒面状の溝に形成すべきであり、形状の複雑化と軽量維持を可能とするよう、太陽電池パネル装着範囲内における長尺方向に直交する方向の両端縁寄りとなる2箇所に、長尺方向に亘る平行な直線状に一対、形成されたものとするのが望ましい。
太陽電池パネルは、各スラット基板部の屋外がわに向けられる表面がわの略全体に及ぶ範囲に装着され、太陽光の照射を受けることによって発電可能とする機能を果たすものであり、接続された出力ハーネスを通じて電力を送出可能とするものとしなければならず、より具体的には、単結晶シリコン太陽電池、多結晶シリコン太陽電池、アモルファスシリコン太陽電池などのシリコン系太陽電池や、単結晶化合物半導体太陽電池、多結晶化合物半導体太陽電池などの化合物半導体系太陽電池などとすることが可能であり、軽快な作動と吊り下げ重量による建具類への負荷などを考慮して、なるべく薄型、軽量のものを選択するのが望ましいといえる。
コネクタは、太陽電池パネルによって発電された電力を、接続されたプラグおよび出力ハーネスを通じて外部に出力可能とする機能を果たし、上下に配置された各スラット基板部同士の互いのコネクタが干渉しないよう、スラット基板部の配列方向の何れか一方から、奇数枚目に相当する各スラット基板部太陽電池パネルの長尺方向中心より何れか一方側端寄りとなる適所に出力ハーネス用のコネクタを設ける一方、偶数枚目に相当する各スラット基板部太陽電池パネルには、奇数枚目のものとは反対側となる長尺方向中心より何れか他方側端寄りとなる適所に、出力ハーネス用のコネクタを設けたものに設定しなければならず、全てを室内がわに揃えるよう配置したものや、室外がわに揃えたものとすることが可能である外、長尺方向の一方を室外がわ、他方を室内がわに配置したものとすることができ、スラット基板部の長尺方向端縁に配したものとすることも可能であり、その厚み寸法がスラット基板部の厚みに相当する程度の寸法に設定するか、またはスラット基板部に太陽電池パネルを装着した厚み寸法に相当する程度に設定されたものとするのが望ましく、スラット基板部の対応箇所に一体または着脱可能に設けたものとするか、あるいは、太陽電池パネルの対応適所に一体または着脱可能に設けられたものとするかすることができる。
出力ハーネスは、各太陽電池パネルが出力する電力を電力送電部に送電可能とするよう、各スラット基板部と電力送電部とを電気的に接続可能とする機能を果たし、各スラット基板部の長尺方向両端がわの夫々に、縦設状に配され、長尺方向一端がわのものが上下何れか一方から奇数枚目となる太陽電池パネル同士を1枚飛ばし毎に接続し、また、長尺方向他端がわのものが上下何れか一方から偶数枚目となる太陽電池パネル同士を1枚飛ばし毎に接続するよう設定されたものとし、中途部の適宜間隔毎の夫々にプラグを配したものとしなければならず、伸縮昇降機構や角度調節機構などの動作に支障を来さない寸法、形状に設定し、各太陽電池パネルが発生可能な最大発電量を送電した場合にも耐えるよう比較的低い電気抵抗に抑えられたものとし、繰り返し彎曲変形を加えられても異常発熱や断線などを生じない程度に十分な耐久強度を有するものとすべきであり、後述する実施例にも示すように、接触による摩耗を防止できるよう金属網などによって被覆、補強されたものとすることができる。
プラグは、各太陽電池パネルのコネクタと、それに対応する出力ハーネスの中途適所とを、電気的および機械的に接続可能とする機能を果たし、異常発熱や断線などを生じない程度に十分な耐久強度を有するものとしなければならず、コネクタと同等かそれ以下の厚み寸法に抑えるべきであり、スラット基板部同士の重ね合わせ方向となる厚み寸法を、太陽電池パネルのコネクタの厚み寸法と同等か、またはそれ未満かの何れかに設定されたものとするのが望ましく、コネクタとの電気的接続部分が、その圧接状態によって機械的仮固定を可能とするものとすることができる外、必要に応じて接続状態を仮固定できる仮固定機構を付加的に設けたものとしてもよい。
電力送電部は、各太陽電池パネルが発電した電力を一時的に蓄電しておき、必要に応じて外部に送電可能とするか、または常時各太陽電池パネルが発電した電力を、そのままか、またはインバーターや外の整流器などを通じて交流電流に変換して送電するかの何れかを行う機能を果たすものであり、各太陽電池パネルが発電する電力を十分に制御可能な程度の容量または通電許容量を有するものに設定され、後述する実施例に示すように、適所にバッテリーやコンデンサーなどの蓄電器や蓄電池などを設け、これらに一時的に蓄えられた電力の一部を伸縮昇降機構や角度調節機構および制御部などの制御、駆動用電力として利用可能としたり、またはインバーターを設けて屋内外の電力利用や売電に供することができるよう設定されたものなどとすることが可能である。
伸縮昇降機構は、水平方向に長尺方向を向けるよう配置された上下複数のスラット基板部を、自動的にか、または外部入力を受けるかの何れかによって一斉に上下伸縮、昇降動作可能とする機能を果たすものであり、設置対象となる建築物開口部の略全体を隠蔽するよう展開降下動作可能とし、また、同開口部を略全開状とするよう縮小上昇動作可能とするものとしなければならず、利用者による操作入力に応じて自在に昇降操作可能なものとすべきであり、光センサーを有する自動制御部を有して、日照時間内において比較的強い太陽光の入射を感知したときに自動的に降下動作し、同じく日照時間内において曇りや雨など強い太陽光を検知しなかったときには、自動的に上昇する如く動作するよう設定されたものとすることができ、後述する実施例に示すように、各スラット基板部の左右端部がわ付近を肉厚方向に貫通し、それら貫通孔に昇降用コードを縦貫状に装着し、上端がわに配された巻取りドラムを配して、その駆動用モータによる回転駆動か、または別の外部入力による回転駆動かの何れかによって巻き上げ動作および下向き展延、動作可能としたものとすることが可能である外、建築物開口部の左右端縁の上下に亘り、互いに凹欠部を対峙させた凹欠レール状の隠蔽ボックスを設け、それら左右隠蔽ボックス内に各スラット基板部の左右端部を上下移動自在に収容させると共に、同左右隠蔽ボックス内の夫々に、当該伸縮昇降機構を配したものとすることができる。
角度調節機構は、上下複数配設された各スラット基板部の夫々を、水平状の姿勢から屋外がわの端縁が下向きに傾斜するよう動作させ、略垂直状の姿勢となるまで回動、操作可能であり、その回動範囲において任意の角度姿勢に保持可能とする機能を果たすものであり、利用者による操作入力に応じて自在に角度調節操作可能なものとすべきであり、太陽電池パネルの発電量を検出可能な発電量検出器を有する制御部を設け、日照時間内において発電量を検知したときに、水平姿勢から略垂直姿勢となる範囲間をゆっくり回動させて最も発電量の多い角度姿勢を検出し、その最も発電量の多い姿勢角度に自動的に制御可能とするようフィードバック制御されるものとすることができる外、利用者の操作入力に応じて角度姿勢を変更するように設定し、水平姿勢から略垂直姿勢となる範囲間をゆっくり複数回に亘って回動させた後で最も発電量の多い角度姿勢のときに、発電量最高値を示すLEDランプが点灯または点滅するよう設定されたものとすることなどが可能であり、角度調節を、例えば5°単位または10°単位など所定の単位角度毎に角度姿勢を段階的に調節するようにしたものとすることができ、さらにその調節の単位角度を変更できるようにすることも可能である外、1°毎または無段階的に調節可能なものとすることが可能である。
制御部は、各スラット基板部を任意の角度姿勢に回動するよう、角度調節機構を外部入力に応じてか、または自律的にかの何れかによって制御可能とする機能を果たすものであり、より具体的には、角度調節機構の駆動モータを適宜制御して入力を受けた角度姿勢とするよう、スラット基板部を回動操作可能とするものとしなければならず、後述する実施例に示すように、発電量検出器を有してスラット基板部を所定の姿勢範囲内の全ての角度姿勢に亘り、一度または複数回移動させながら太陽電池パネルによる発電量を連続的に測定して最大値を得る最大発電姿勢角度を検出し、その最大発電姿勢角度に一致させるよう、各スラット基板部の角度姿勢を変更、制御して次の所定時刻が来るまで各スラット基板部の角度姿勢を保持し、連続的に発電を行うよう自動制御可能とするよう設定されたものとすることができ、しかも発電中に外力が加わり、姿勢が変わってしまった場合には、自動的に補正するよう制御可能なものとすることが可能であり、より具体的には、マイクロコンピューターやリレー回路などとすることが可能である。
当該太陽発電型ブラインドを利用した太陽光発電方法は、日照時間内における所定時刻毎に、各スラット基板部を所定の姿勢範囲内の全ての角度姿勢に亘り、一度または複数回移動させながら、太陽電池パネルによる発電量を連続的に測定し、最大値を得る最大発電角度を検出する発電角度検出工程を行い、その最大発電角度に一致させるよう、各スラット基板部の角度姿勢を、制御部ならびに角度調節機構によって自動的に駆動、制御する姿勢最適化工程を行った後、次の所定時刻が来るまで各スラット基板部の角度姿勢を保持し、連続的に発電を行う発電工程を行うことにあるが、発電角度検出工程、姿勢最適化工程および発電工程の全てを、制御部が自動的に実行するよう制御することが可能である外、発電角度検出工程の実行によって制御部が、各スラット基板部を所定の姿勢範囲内の全ての角度姿勢に亘り、一度または複数回移動させながら太陽電池パネルによる発電量を連続的に測定し、最大値を得る最大発電角度を検出した後、その検出値に基づく姿勢最適化工程を人為的操作によって実行し、角度調節機構を検出値に従う角度姿勢に調節するよう設定することも可能である。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図1の屋外がわから観た太陽発電型ブラインドの斜視図、および図2の太陽電池パネルが嵌装されるスラット基板部の斜視図に示される事例は、複数枚の長尺細巾薄板状のスラット基板部2,2,……を、伸縮昇降機構6および角度調節機構7の組み込まれた簾状に配列し、各スラット基板部2,2,……の屋外に向けられる表面の略全体に太陽電池パネル3を装着すると共に、それらスラット基板部2,2,……の配列方向の何れか一方から、奇数枚目に相当する各スラット基板部2,2,……太陽電池パネル3,3,……の長尺方向中心より何れか一方側端寄りとなる適所に出力ハーネス4用のコネクタ35,35,……を設ける一方、偶数枚目に相当する各スラット基板部2,2,……太陽電池パネル3,3,……には、奇数枚目のものとは反対側となる長尺方向中心より何れか他方側端寄りとなる適所に、出力ハーネス4用のコネクタ35,35,……を設け、奇数枚目の各コネクタ35,35,……同士を、中途部の複数適所の夫々にプラグ41,41,……を設けた出力ハーネス4によってスラット基板部2,2,……を1枚飛ばし毎とするよう接続すると共に、これとは別に偶数枚目の各コネクタ35,35,……同士を、中途部の複数適所の夫々にプラグ41,41,……を設けた出力ハーネス4によってスラット基板部2,2,……を1枚飛ばし毎とするよう接続した上、それら両端側寄りの各出力ハーネス4,4の出力端から出力される電力を一時的に蓄電あるいは送電可能とする電力送電部5を設けてなる、この発明の太陽発電型ブラインドにおける代表的な一実施例を示すものである。
当該太陽発電型ブラインド1は、図2中に示すように、厚さ0.15・ないし0.5・、長さ1600・ないし1800・、巾38・ないし40・の細長い長方形状のアルミニウム板の、長尺方向に直交する方向の両端縁巾5・を除く中央範囲を、長尺方向に亘って深さ1.5・ないし2.0・のアリ溝型とした太陽電池パネル3嵌装用の嵌装用レール溝21に形成され、該嵌装用レール溝21底部の長尺方向に直交する方向の中央には、長尺方向に亘り半径2・の円筒型とした応力集中小溝22が形成され、長尺方向の一端がわとなる角付近の長尺がわ縁部には、太陽電池パネル3の縦寸法5・、横寸法5・、厚さ寸法2・に設定されたコネクタ35が嵌着可能なコネクタ用切り欠き部23が形成され、さらに、図1中に示すように、長尺方向の両端寄りとなる適所の肉厚方向に貫通され、同長尺方向に直交する方向に長い左右一対の昇降コード用長孔24,24が、平行状に形成されてなるスラット基板部2の複数枚を有するものとなっている。
太陽電池パネル3は、スラット基板部2昇降コード用長孔24,24の対応箇所に長孔32,32を穿孔した長方形基盤31の上面に、それら長孔32,32を避けた配置とするよう複数枚の太陽電池素子(セル)33,33,……を配列状に貼設、一体化して隣接させたもの同士が、図2中に示すように、プリントライン34,34,……を通じて互いに直列接続されたものとし、当該長方形基盤31のスラット基板部2コネクタ用切り欠き部23に対応する角縁部付近には、コネクタ35が長尺方向に直交する方向に略面一状に突設されたものとなっており、各スラット基板部2,2,……の嵌装用レール溝21に対し、太陽電池素子(セル)33,33,……を表向きとするよう嵌着され、面一状となるよう装着されたものとなっている。
このように形成された複数枚のスラット基板部2,2,……は、図1中に示すように、上方から奇数枚目に相当する各スラット基板部2,2,……太陽電池パネル3,3,……の長尺方向左端がわであって屋内がわとなる箇所にコネクタ35,35,……を配置させ、また、上方から偶数枚目に相当する各スラット基板部2,2,……太陽電池パネル3,3,……の長尺方向右端がわとなる屋外がわの適所に、コネクタ35,35,……を配置させるよう配列し、それらスラット基板部2,2,……と略同等の長尺方向寸法に設定され、建築物開口の屋内がわ上部壁面に仮固定可能としたヘッドボックス11の長尺方向の両端寄りとなる適所に垂下された左右一対の昇降コード61,61の各一端が、各昇降コード用長孔24,24,……に順次縦貫され、最下位に配されスラット基板部2と略同等の矩形状、寸法に設定されたボトムレール12に結着され、同左右一対の昇降コード61,61の各他端がわが、一本に纏められてヘッドボックス11の図示しない長尺方向左右何れか一端がわから、図示していないが、ストッパーを通じて露出状に垂れ下げられ、伸縮昇降機構6を形成したものとなっている。
また、ヘッドボックス11の左右一対の昇降コード61,61が垂下されているのと同一箇所付近夫々からは、各スラット基板部2,2,……の屋外がわと屋内がわとの双方に縦テープ72,72,……が、ボトムレール12に達するよう垂下され、図示しないボトムホルダなどの金具類を用いて結着され、さらに各スラット基板部2,2,……の上下がわには、昇降コード61と屋外がわ屋内がわの各縦テープ72,72とを繋ぎ、各スラット基板部2,2,……を個別毎に上下から挟み込み状に張設された横テープ73,73,……を設けたラダーテープ71,71が垂下され、それら縦テープ72,72の上端がわが、ヘッドボックス11中に横設された図示しない同一シャフトに軸着された回動ドラムに巻き付けられ、該シャフトの長尺方向左右何れか一端がわから、図示していない調節用ロッドが露出状に垂下され、角度調節機構7を形成したものとなっている。
当該上方から奇数枚目となる各スラット基板部2,2,……の室内がわに配された各コネクタ35,35,……同士を、被覆網線からなり、線長方向に十分な間隔を隔てた中途部複数適所の夫々に、縦寸法5・、横寸法5・、厚さ寸法2・に設定されたプラグ41,41,……を設けてなる出力ハーネス4により、上方から偶数枚目となるスラット基板部2,2,……を1枚飛ばし毎とするよう接続し、また、これとは別に上方から偶数枚目となる各スラット基板部2,2,……の室外がわに配された各コネクタ35,35,……同士を、同様に中途部複数適所の夫々にプラグ41,41,……を設けた出力ハーネス4によって上方から奇数枚目のスラット基板部2,2,……を1枚飛ばし毎とするよう接続した上、それら両端側寄りの各出力ハーネス4,4の出力端をヘッドボックス11中に引き込み、長尺方向の何れか一方から導出し、出力される電力を一時的に蓄電あるいは送電可能とする、図示しない電力送電部に対して着脱可能に接続されるようにしてある。
図3の太陽電池パネルが接着固定されるスラット基板部の斜視図に示される事例は、スラット基板部2が概略平板状に形成され、その屋外に向けられる表面の太陽電池パネル3装着範囲内となる長尺方向に直交する方向の端縁側夫々に、長尺方向に亘って平行する補強用の一対の凹条小溝25,25を、裏面がわに凸条とする如く形成するよう設定されてなる、この発明の太陽発電型ブラインドにおける他の実施例を示すものである。
当該太陽発電型ブラインドは、基本的に前記実施例1と同様に、建築物開口となる窓などに対し、簾状とするよう設置可能なものであり、上下に複数設けられたスラット基板部2,2,……は、夫々厚さ1・ないし2・、長さ1600・ないし1800・、巾38・ないし40・の細長い長方形状のアクリル板製またはポリカーボネート板製であり、その表面には太陽電池パネル3を貼着する範囲内の、長尺方向に直交する方向の端部付近に、長尺方向に亘って平行する一対の、曲率半径1.5・に設定された凹条小溝25,25が、裏面がわに突出するよう横設されたものとなっており、しかもスラット基板部2の長尺方向の何れか一方端がわとなる長尺端縁の一方における、太陽電池パネル3の太陽電池素子(セル)33,33,……間となる箇所には、コネクタ35が、一体形成されており、その接続用プリントライン36,36が、太陽電池パネル3の長方形基盤31の裏面がわに肉厚貫通状に形成された太陽電池素子(セル)33,33,……接続用のプリントライン34,34に対応可能とするよう延伸形成されたものとなっている。
各スラット基板部2の表面中央の略全長に亘る範囲には、長方形基盤31の上面に、複数枚の太陽電池素子(セル)33,33,……を配列状に貼設、一体化し、隣接させたもの同士がプリントライン34,34,……を通じて互いに直列接続されたものとし、それらプリントライン34,34,……の、コネクタ35に対応する部分を、裏面がわに貫通させてなる太陽電池パネル3が、接着剤によって接着一体化されたものとし、スラット基板部2に設けられたコネクタ35から延伸された接続用プリントライン36,36に対して太陽電池パネル3の対応するプリントライン34,34の裏面貫通部分が、電気的に接続されたものとするよう組み合わされている。
このように形成された複数枚のスラット基板部2,2,……を簾状に組み合わせ、図示しない伸縮昇降機構および角度調節機構を設けたものとし、図1に示したものと略同様に、上方から奇数枚目となる各スラット基板部2,2,……の室内がわに配された各コネクタ35,35,……同士を、被覆網線からなり、線長方向に十分な間隔を隔てた中途部複数適所の夫々にプラグ41,41,……を設けた出力ハーネス4により、上方から偶数枚目となるスラット基板部2,2,……を1枚飛ばし毎とするよう接続し、また、これとは別に上方から偶数枚目となる各スラット基板部2,2,……の室外がわに配された各コネクタ35,35,……同士を、同様に中途部複数適所の夫々にプラグ41,41,……を設けた出力ハーネス4によって上方から奇数枚目のスラット基板部2,2,……を1枚飛ばし毎となるよう接続するようにし、それら両端側寄りの各出力ハーネス4,4の出力端をヘッドボックス11中に引き込み、長尺方向の何れか一方から導出し、出力される電力を一時的に蓄電あるいは送電可能とする、図示しない電力送電部に着脱可能に接続されたものとしている。
図4の太陽発電型ブラインドの制御系のブロック図に示す事例は、図1ないし3までに示した実施例1または2の何れか一方の太陽発電型ブラインド1の角度調節機構6が、各スラット基板部2,2,……を同一且つ任意の角度姿勢に駆動可能とする駆動モータ62、および各太陽電池パネル3,3,……に接続された出力ハーネス4,4の何れか適所か、または電力送電部5かの何れか適所に添設され、発電力を検出可能な発電量検出器81を設け、該発電量検出器81によって検出された発電力を最大値とする傾斜角度に、各スラット基板部2,2,……を自動的に回動、操作可能とする制御部8を有するよう設定されてなるものとした、この発明の太陽発電型ブラインドにおける、さらに他の実施例を示すものである。
当該太陽発電型ブラインド1は、そのヘッドボックス11に対し、伸縮昇降機構6の昇降コード61を展開、巻き上げ操作可能とする伸縮用のパルスモータからなる駆動モータ62を設け、また、角度調節機構7のラダーテープ71操作用の回動ドラムを有するシャフトの一端に、角度調節用のパルスモータからなる駆動モータ74を設けたものとする一方、電力送電部5には、バッテリーからなる蓄電池51と、蓄電池51の蓄電と送電とを切り換え可能とするスイッチ回路52、直流電流を交流電流に変換するインバーター53を設けると共に、出力ハーネス4,4からの出力を測定可能な発電量検出器81を設けたものとなっており、該発電量検出器81が、マイクロコンピューターからなる制御部8に接続され、該発電量検出器81が検出した発電量の測定値を逐次制御部8に送信するよう設定された上、該制御部8は、蓄電池51に蓄積された電力を、伸縮昇降機構6の駆動モータ62ならびに角度調節機構7の駆動モータ74の夫々に供給、切り換え可能とする増幅器82を有し、さらに建築物屋内の利用者の手が届きやすい適所に、入力ボタンや操作ダイヤル、動作情況や警告などの表示可能なディスプレー類を設けた操作入力部83が設けてある。
こうした構造の太陽発電型ブラインド1は、始動に際して操作入力部83をマニュアル操作することにより、伸縮昇降機構6の駆動モータ62を駆動させて建築窓の略全体を各スラット基板部2,2,……が隠蔽状とするよう操作しておくか、または、制御部8が起動と同時に伸縮昇降機構6の駆動モータ62を起動し、昇降コード61,61を送り出して建築物窓の略全体を各スラット基板部2,2,……によって隠蔽状とする如く自動制御するよう設定されたものとし、太陽光の受光面積を最大に確保できるようにするのが望ましく、また起動後は必要に応じて随時、伸縮昇降機構6をマニュアル操作して自由に開閉できるように設定されたものとすることが可能である。
当該制御部8は、内蔵された時計に基づき、日照時間内における所定時刻毎に、各スラット基板部2,2,……を角度調節機構7によって姿勢変更可能な範囲内の全ての角度姿勢に亘り、一度または複数回移動させながら逐次発電量検出器81からの検知信号を受信した上、太陽電池パネル3,3,……による発電量を連続的に測定し、その角度姿勢毎のデータを蓄積すると共に、角度調節機構7の駆動モータ74の制御状態に基づき、最大発電角度を検出する発電角度検出工程を行い、その最大発電角度に一致させるよう、各スラット基板部2,2,……の角度姿勢を増幅器82に出力し、角度調節機構7を自動的に駆動、制御する姿勢最適化工程を行った後、例えば1時間後の次の最大発電量の測定時刻まで、各スラット基板部2,2,……の角度姿勢をそのまま保持し、連続的に発電を行う発電工程を行うようプログラムされており、利用者は、操作入力部83を通じて制御部8の起動、停止や、最大発電量の測定時刻間隔の変更、または、各スラット基板部2,2,……の回動角度範囲の制限設定、あるいは自動操作あるいはマニュアル操作の切り換えなどを行うことができ、しかも伸縮昇降機構6の駆動モータ62を正・逆転駆動させてスラット基板部2,2,……を開放または閉鎖するよう、マニュアル操作することが可能なものに設定されている。
(実施例1の作用)
以上のとおり、実施例1に示した構成からなるこの発明の太陽発電型ブラインド1は、製造に際し、図2中に示したように、スラット基板部2のアリ溝型嵌装用レール溝21に対して太陽電池パネル3を組み込む場合、応力集中小溝22を境にスラット基板部2の長尺方向に直交する方向の両端縁がわを彎曲させるように変形させ、嵌装用レール溝21を僅かに拡開させてから太陽電池パネル3を装着し、彎曲操作力を除くことによって嵌装用レール溝21をアリ溝型に復帰させ、その弾性力によって太陽電池パネル3を着脱可能に挟着、仮固定するようにし、この装着操作によってコネクタ35も同時にコネクタ用切り欠き部23に嵌着されることとなり、太陽電池パネル3およびそのコネクタ35がスラット基板部2によって補強および一体的に支持されることとなる。
また、図1中に示したように、スラット基板部2,2,……の長尺方向両端がわに配される出力ハーネス4,4の各プラグ41,41,……の接続作業も、対応する太陽電池パネル3,3,……の各コネクタ35,35,……に差し込み接続するだけで済み、製造工数の削減に有効で、加えて、当該太陽発電型ブラインド1に設けられた各スラット基板部2,2,……は、その太陽電池パネル3の長尺方向端がわの何れかに配されたコネクタ35が、上下に隣接配置されたもの同士で、長尺方向左右端がわに1枚飛ばし毎の配置となるよう形成されているが、上方から奇数枚目となるスラット基板部2,2,……と、上方から偶数枚目となるスラット基板部2,2,……とは、全て同一の形状に統一されていて、スラット基板部2,2,……の生産性やメンテナンス性を向上させる。
設置、利用の際には、建築物の開口部である窓の屋内がわ上端縁付近に添って、そのヘッドボックス11を固定し、図1中に示したように、各スラット基板部2,2,……を簾状に吊り下げた状態に設置し、窓を開閉操作するときには、一般的なブラインドと同様に、各スラット基板部2,2,……が水平姿勢にあることを確認した後、昇降コード61の図示しない端部を牽引操作し、各スラット基板部2,2,……を所望の高さまで上昇させてから、引き出した部分をストッパーに係止させて開放状態を維持するよう操作可能であり、このとき、各スラット基板部2,2,……の太陽電池パネル3,3,……コネクタ35,35,……に接続された左右がわの各出力ハーネス4,4のプラグ41,41,……は、上下の各スラット基板部2,2,……の一枚置き毎の配置となり、さらに、上方から奇数枚目の各スラット基板部2,2,……のものが、長尺方向左端寄りの屋内がわに配され、また、上方から偶数枚目の各スラット基板部2,2,……のものが、長尺方向右がわの屋外がわに配され、積層状に重ね合わされたときの長尺方向および巾方向の水平姿勢が保たれ、各スラット基板部2,2,……の傾きの発生を阻止することが可能となり、しかも一枚置き毎の接続によって出力ハーネス4,4およびそれらへのプラグ41,41,……の接続分部などの変形量が軽減され、疲労破壊などを阻止可能とすることが可能であり、また、ストッパーへの係止を解除して昇降コード61を戻すことにより、各スラット基板部2,2,……を展開状に降下させて閉鎖させることが可能となる。
建築物窓の一部または全部を閉鎖するよう、各スラット基板部2,2,……が垂れ下げられた状態では、各スラット基板部2,2,……の表面に設けられたが自動的に発電を開始して図示しない電力送電部に発生電力を供給し、必要に応じて蓄電または送電、出力されることとなり、太陽の照射具合を観ながら利用者自らが、角度調節機構7の調節用ロッド(図示せず)を操作して各太陽電池パネル3,3,……を太陽光に正対させるよう調節し、より効率的に発電できることになる。
(実施例2の作用)
実施例2として図3に示してあるこの発明の太陽発電型ブラインド1は、合成樹脂製スラット基板部2の表面がわであって補強用の一対の凹条小溝25,25に跨るよう接着固定されており、金属製のスラット基板部2に比較して大幅に軽量化され、しかも一対の凹条小溝25,25によって十分に補強されたものとしてあり、スラット基板部2に一体化されたコネクタ35が、出力ハーネス4のプラグ41を抜き差し、操作する際の応力を太陽電池パネル3に直接伝えてしまって不要な破損を招いてしまうのを阻止し得るようにしてある。
(実施例3の作用)
この発明に包含される太陽発電型ブラインド1によって、この発明に包含される太陽発電型ブラインド1を利用した太陽光発電方法を実施することが可能であり、以下では太陽発電型ブラインド1を利用した太陽光発電方法に基づく制御工程に従い、その作用について述べて行くこととする。
まず、図4中に示したように、設置されている太陽発電型ブラインド1を、操作入力部83を通じて起動させると、制御部8が、それに一体に内蔵された時計に基づき、現在時刻を認識し、記憶されているカレンダーおよび日々の日照時間と比較し、起動された現在時刻が、日照時間内であるか、否かを判断し、日照時間内であると判断された場合には、直ちに発電角度検出工程を自動的に実行開始することとなる。
制御部8は、増幅器82を通じて角度調節機構7の駆動モータ74を起動させ、各スラット基板部2,2,……を水平状の姿勢から略垂直状となる姿勢までの姿勢範囲内の全ての角度姿勢に亘り、ゆっくりと一度または複数回移動させ、その回動、動作中に亘り逐次、発電量検出器81によって太陽電池パネル3,3,……による発電量を連続的に測定し、最大値を得る最大発電角度を検出するよう制御する。
発電角度検出工程の実行後には、検出された最大発電角度に基づき、姿勢最適化工程を行なうこととなり、制御部8が増幅器82を介して角度調節機構7の駆動モータ74を駆動し、各スラット基板部2,2,……を、所望の角度姿勢に制御し、姿勢変更を完了した時点から、例えば1時間後の発電角度検出工程が開始されるまでの間、そのままの姿勢角度を維持したまま発電工程を行うようにし、これによって発電された電力は、電力送電部5の蓄電池51に一時的に蓄電されてから、スイッチ回路52の自動的な切り換えにより、インバーター53を通じて外部に送電するよう制御するか、または、電力送電部5インバーター53を通じて直接的に外部へ送電するように制御されるかの何れかとなっており、再度発電角度検出工程の時刻が来た場合には、前述と同様に各スラット基板部2,2,……を、所定姿勢範囲内の全ての角度姿勢に亘り、ゆっくりと一度または複数回移動させ、最大発電角度を検出し、姿勢最適化工程により、その時間帯における最も発電量の多い角度姿勢に保持されるよう制御し、発電工程を行うことを日没時刻まで繰り返すこととなる。
(実施例1の効果)
以上のような構成からなる実施例の太陽発電型ブラインド1は、前記この発明の効果の項で記載の特徴に加え、図1中に示したように、上方から奇数枚目となる各スラット基板部2,2,……のコネクタ35,35,……を、長尺方向の左方室内がわに設けたものとし、また、上方から偶数枚目となる各スラット基板部2,2,……のコネクタ35,35,……を、長尺方向の右方室外がわとするよう設定してあり、全てのスラット基板部2,2,……の構造を、図2中に示した同一のものに設定することが可能となり、生産コストを削減できるという効果を発揮し、また、出力ハーネス4プラグ41の厚み寸法を2・に抑え、上下に配列されたスラット基板部2,2,……の1枚飛ばし毎に、左右に振り分けるよう配置されたものでは、積層状に重ね合わせられたときに、左右への偏りがなく、全てのスラット基板部2,2,……が水平状の姿勢を維持できるようにすると共に、各スラット基板部2,2,……の中央付近を配線が縦断するような構造を避けて秀れた外観を得るものにできるという利点がある。
また、図2中に示したように、スラット基板部2の太陽電池パネル3に一体化したコネクタ35が対応する箇所にコネクタ用切り欠き部23を形成したものでは、該コネクタ用切り欠き部23に嵌合状に装着されたコネクタ35がスラット基板部2によって保護され、接続された出力ハーネス4に外力が加わったときでも、太陽電池パネル3に破損が及ぶのを阻止して高い耐久強度を確保することができるようになる一方、各出力ハーネス4,4を被覆網線製のものでは、繰り返しの彎曲変形によって疲労破損や異常発熱、断線などの接続障害の発生をより確実に防止できるという効果が得られる。
(実施例2の効果)
図3中に示したように、スラット基板部2を合成樹脂製とすると共に、コネクタ35を一体化してあり、伸縮昇降機構6の動作に伴う伸縮やプラグ41を接続および取り外すときなどに際し、出力ハーネス4からコネクタ35に伝わる外力が、太陽電池パネル3に直接的に到達してしまうのを防止して太陽電池パネル3の破損を未然に防ぐという利点を生ずる。
(実施例3の効果)
図4中に示した太陽発電型ブラインド1によれば、制御部8による発電角度検出工程、姿勢最適化工程および発電工程の一連の自動制御とは別に、操作入力部83からの操作入力によって随時、伸縮昇降機構6を伸縮操作することが可能であり、これによって発電中にあっても、建築物の開口である窓などから室内への採光量を支障なく調節することが可能であり、高い発電量を得たい場合には、窓全体に亘ってスラット基板部2,2,……を展開させるよう操作するだけで、最も効率的な発電を実現できることになるという実効がある。
また、発電量検出器81、増幅器82および操作入力部83などを含む制御部8、ならびに伸縮昇降機構6や角度調節機構7の駆動モータ62, 74などの、当該太陽発電型ブラインド1に設けられた制御系に使用する電力を電力送電部5の蓄電池51から供給されるようにしてあり、外部電力を一切必要とせずに起動、制御することが可能であり、しかも夜間の太陽光発電ができないときにも操作入力部83を操作して伸縮昇降機構6や角度調節機構7を作動させたり、図示しないディスプレーに蓄電情況を表示させたりすることができるという秀れた特徴を発揮する。
(結 び)
叙述の如く、この発明の太陽発電型ブラインド、およびそれを利用した太陽光発電方法は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの「太陽電池ブラインド」などに比較してスラット基板部への太陽電池パネルの組み込み作業を大幅に合理化し、遥かに経済的なものとすることができる上、上昇縮小時の積層姿勢の偏りの原因となる出力ハーネスのプラグを、各スラット基板部の長尺方向左右がわに均等となるよう振り分け配置させるようにしてあり、縮小、展開および開閉の何れの姿勢操作に際しても、左右何れかに傾くことなく常に水平状の姿勢を維持できる上、スラット基板部の長尺方向の中央に縦断するワイヤ類や配線類を設けず、これによって建築物開口の美観を向上させるデザインが可能となるなどの特徴から、自然環境問題に関心が高く、太陽光発電を気軽に導入したいと考える一般家庭は固よりのこと、建築物屋根上や外壁面に留まらず、より広い発電面積を確保したいと考える一般企業や公共施設などにおいても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
図面は、この発明の太陽発電型ブラインド、およびそれを利用した太陽光発電方法の技術的思想を具現化した代表的な幾つかの実施例を示すものである。
室外がわから観た太陽発電型ブラインドを示す斜視図である。 太陽電池パネルを着脱自在に装着するスラット基板部を示す斜視図である。 接着剤によって太陽電池パネルを装着するスラット基板部を示す斜視図である。 太陽発電型ブラインドの制御系を示すブロック図である。
符号の説明
1 太陽発電型ブラインド
11 同 ヘッドボックス
12 同 ボトムレール
2 スラット基板部
21 同 嵌装用レール溝
22 同 応力集中小溝
23 同 コネクタ用切り欠き部
24 同 昇降コード用長孔
25 同 凹条小溝
3 太陽電池パネル
31 同 長方形基盤
32 同 長孔
33 同 太陽電池素子(セル)
34 同 プリントライン
35 同 コネクタ35
4 出力ハーネス
41 同 プラグ
5 電力送電部
51 同 蓄電池(バッテリー、コンデンサー)
52 同 スイッチ回路
53 同 インバーター53
6 伸縮昇降機構
61 同 昇降コード
62 同 駆動モータ
7 角度調節機構
71 同 ラダーテープ
72 同 縦テープ
73 同 横テープ
74 同 駆動モータ
8 制御部
81 同 発電量検出器
82 同 増幅器
83 同 操作入力部

Claims (7)

  1. 複数枚の長尺細巾薄板状のスラット基板部を、伸縮昇降機構および角度調節機構の組み込まれた簾状に配列し、各スラット基板部の屋外に向けられる表面の略全体に太陽電池パネルを装着すると共に、それらスラット基板部の配列方向の何れか一方から、奇数枚目に相当する各スラット基板部太陽電池パネルの長尺方向中心より何れか一方側端寄りとなる適所に出力ハーネス用のコネクタを設ける一方、偶数枚目に相当する各スラット基板部太陽電池パネルには、奇数枚目のものとは反対側となる長尺方向中心より何れか他方側端寄りとなる適所に、出力ハーネス用のコネクタを設け、奇数枚目の各コネクタ同士を、中途部の複数適所の夫々にプラグを設けた出力ハーネスによってスラット基板部を1枚飛ばし毎とするよう接続すると共に、これとは別に偶数枚目の各コネクタ同士を、中途部の複数適所の夫々にプラグを設けた出力ハーネスによってスラット基板部を1枚飛ばし毎とするよう接続した上、それら両端側寄りの各出力ハーネスの出力端から出力される電力を一時的に蓄電あるいは送電可能とする電力送電部を設けてなるものとしたことを特徴とする太陽発電型ブラインド。
  2. 複数枚の長尺細巾薄板状のスラット基板部を、伸縮昇降機構および角度調節機構の組み込まれた簾状に配列し、各スラット基板部の屋外に向けられる表面の略全体に太陽電池パネルを装着すると共に、それらスラット基板部の配列方向の何れか一方から、奇数枚目に相当する各スラット基板部太陽電池パネルの長尺方向中心より何れか一方側端寄りとなる適所に出力ハーネス用のコネクタを設ける一方、偶数枚目に相当する各スラット基板部太陽電池パネルには、奇数枚目のものとは反対側となる長尺方向中心より何れか他方側端寄りとなる適所に、出力ハーネス用のコネクタを設け、奇数枚目の各コネクタ同士を、中途部の複数適所の夫々にプラグを設けた出力ハーネスによってスラット基板部を1枚飛ばし毎とするよう接続すると共に、これとは別に偶数枚目の各コネクタ同士を、中途部の複数適所の夫々にプラグを設けた出力ハーネスによってスラット基板部を1枚飛ばし毎とするよう接続した上、それら両端側寄りの各出力ハーネスの出力端から出力される電力を一時的に蓄電あるいは送電可能とする電力送電部を設け、当該伸縮昇降機構による縮小動作により、各スラット基板部同士が上下、積層状に重ね合わせられたときに、各コネクタとそれに接続されたプラグとが、直接干渉してしまうことを阻止可能とし、各スラット基板部同士を略平行状の姿勢、配置に折り畳み可能とするよう設定されてなるものとしたことを特徴とする太陽発電型ブラインド。
  3. 複数枚の長尺細巾薄板状のスラット基板部を、伸縮昇降機構および角度調節機構の組み込まれた簾状に配列し、各スラット基板部の屋外に向けられる表面の略全体に太陽電池パネルを着脱可能に装着すると共に、それらスラット基板部の配列方向の何れか一方から、奇数枚目に相当する各スラット基板部太陽電池パネルの長尺方向中心より何れか一方側端寄りとなる適所に出力ハーネス用のコネクタを設ける一方、偶数枚目に相当する各スラット基板部太陽電池パネルには、奇数枚目のものとは反対側となる長尺方向中心より何れか他方側端寄りとなる適所に、出力ハーネス用のコネクタを設け、奇数枚目の各コネクタ同士を、中途部の複数適所の夫々にプラグを設けた出力ハーネスによってスラット基板部を1枚飛ばし毎とするよう着脱自在に接続すると共に、これとは別に偶数枚目の各コネクタ同士を、中途部の複数適所の夫々にプラグを設けた出力ハーネスによってスラット基板部を1枚飛ばし毎とするよう着脱自在に接続した上、それら両端側寄りの各出力ハーネスの出力端が、夫々着脱自在に接続され、それら出力端から出力される電力を一時的に蓄電および送電可能とするか、またはそのまま送電可能とするかの何れかとした電力送電部を設けてなるものとしたことを特徴とする太陽発電型ブラインド。
  4. スラット基板部が、その屋外に向けられる表面中央の長尺方向に亘り、太陽電池パネルを嵌装可能とするアリ溝型の嵌装用レール溝を形成し、該嵌装用レール溝底部中央の長尺方向に亘って彎曲変形用となる応力集中小溝が形成されるよう設定されてなるものとした、前記請求項1ないし3何れか一項記載の太陽発電型ブラインド。
  5. スラット基板部が、概略平板状に形成され、その屋外に向けられる表面の太陽電池パネル装着範囲内となる長尺方向に直交する方向の端縁側夫々に、長尺方向に亘って平行する補強用の一対の凹条小溝を、裏面がわ凸条となる如く形成するよう設定されてなるものとした、前記請求項1ないし3何れか一項記載の太陽発電型ブラインド。
  6. 角度調節機構が、各スラット基板部を同一且つ任意の角度姿勢に駆動可能とする駆動モータ、および各太陽電池パネルに接続された出力ハーネスの何れか適所か、または電力送電部かの何れか適所に添設され、発電力を検出可能な発電量検出器を設け、該発電量検出器によって検出された発電力を最大値とする傾斜角度に、各スラット基板部を自動的に回動、操作可能とする制御部を有するよう設定されてなるものとした、前記請求項1ないし5何れか一項記載の太陽発電型ブラインド。
  7. 日照時間内における所定時刻毎に、各スラット基板部を所定の姿勢範囲内の全ての角度姿勢に亘り、一度または複数回移動させながら、太陽電池パネルによる発電量を連続的に測定し、最大値を得る最大発電角度を検出する発電角度検出工程を行い、その最大発電角度に一致させるよう、各スラット基板部の角度姿勢を、制御部ならびに角度調節機構によって自動的に駆動、制御する姿勢最適化工程を行った後、次の所定時刻が来るまで各スラット基板部の角度姿勢を保持し、連続的に発電を行う発電工程を行うよう設定された、前記請求項6記載の太陽発電型ブラインドを利用した太陽光発電方法。
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