JP2008006836A - Front part structure of vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、トラック、乗用車、バス等の車両におけるフロントピラー及びドアフレームを含む車両の前部構造に関するものである。 The present invention relates to a vehicle front structure including a front pillar and a door frame in vehicles such as trucks, passenger cars, and buses.
小型トラックの関与した死亡事故は、小型トラックが交差点で対向車線を横切って曲がるとき、即ち交差点右折時における横断中の歩行者との衝突事故が最も多い。小型トラックの交差点右折時における横断中の歩行者との衝突事故が多い一因としては、図4に示すように、小型トラック1が右折しようとして交差点5に進入するとき、小型トラック1の運転者2が直進する対向車に気を取られて右折側の横断歩道3を横断する歩行者8に気付かず、直進する対向車がなくなって小型トラック1が右折し始めてから右折側の横断歩道3上を見るため、歩行者8が運転席側のフロントピラー及びドアフレームから成るフロントコーナ部材6に隠れて視認し難いことが挙げられる。特に車両1の剛性を高めるためにフロントピラーやドアフレームを太くした車両1では、それらから成るフロントコーナ部材6に歩行者8が隠れる割合が多い。この点を解消するためには、運転者が見たときのフロントピラー及びドアフレームから成るフロントコーナ部材6の幅を狭くすることが考えられる。
The most common fatal accidents involving small trucks are collisions with pedestrians crossing when the small truck turns across the opposite lane at the intersection, that is, when turning right at the intersection. One reason for the frequent collision accidents with pedestrians crossing when turning right at the intersection of a small truck is that, as shown in FIG. 4, when the
一方、一般的なフロントピラーの構造として、開口部を車両内側に向けて略ハット状に形成されたピラーアウタパネルと、開口部を車両外側に向けて略ハット状に形成されたピラーインナパネルとを備えた車両のピラー構造が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。この車両のピラー構造では、ピラーアウタパネルが、ピラーアウタ本体と、このピラーアウタ本体の開口縁部に開口外側へ向けてそれぞれ設けられたフロントアウタフランジとリヤアウタフランジと有する。またピラーインナパネルは、ピラーインナ本体と、このピラーインナ本体の開口縁部に開口外側へ向けてそれそれ設けられたフロントインナフランジとリヤインナフランジと有する。そしてピラーアウタパネルのフロントアウタフランジとピラーインナパネルのフロントインナフランジとが溶着され、ピラーアウタパネルのリヤアウタフランジとピラーインナパネルのリヤインナフランジとが溶着されて、フロントピラーが筒状に形成される。そして、ウインドシールドガラスの周縁がピラーアウタパネルのフロントアウタフランジに接着されるようになっている。
しかし、上記従来の特許文献1に示された車両のピラー構造において、運転者が見たときの幅を狭くしようとすると、ピラーアウタパネル及びピラーインナパネルの前フランジがそれぞれ開口外側、即ちウインドシールドガラスの幅方向の中央に向って突出量が減少し、そのフランジの幅が減少することによりそこに接着されるウインドシールドガラスの接着性が低下するおそれがあった。このフランジの幅の減少を防止するためには、ピラーアウタパネル及びピラーインナパネルにより囲まれる断面積を減少させることが考えられるけれども、この断面積を減少させることは、フロントピラーの剛性の低下をもたらす不具合がある。
本発明の目的は、フロントピラーの剛性を保持しつつ運転者が見たときの幅を狭くするとともに、フロントピラーにおけるウインドシールドガラスの接着面を確保してその接着性を向上し得る車両の前部構造を提供することにある。
However, in the vehicle pillar structure shown in the above-mentioned
The object of the present invention is to reduce the width of the vehicle when viewed by the driver while maintaining the rigidity of the front pillar, and secure the adhesion surface of the windshield glass in the front pillar to improve the adhesion. It is to provide a partial structure.
請求項1に係る発明は、図1に示すように、ピラーインナパネル31とピラーアウタパネル32とを接合することにより筒状に形成されたフロントピラー17がウインドシールドガラス13の側縁とドアフレーム14cの間に沿って設けられ、フロントピラー17とドアフレーム14cとの間を閉塞させるウエザストリップ37がドアフレーム14cに設けられ、ピラーアウタパネル32はウエザストリップ37が当接するピラーアウタ本体32aとピラーアウタ本体32aの前端に形成されたフロントフランジ32bとを有し、フロントフランジ32bにウインドシールドガラス13の側縁が接着された車両の前部構造の改良である。
その特徴ある構成は、ピラーアウタ本体32aにフロントフランジ32bを延長する膨出部48が形成されたところにある。
In the invention according to
The characteristic configuration is that a bulging
この請求項1に記載された車両の前部構造では、ピラーアウタ本体32aにフロントフランジ32bを延長する膨出部48を形成するので、視界を阻害することなく、ウインドシールドガラス13の側縁が接着されるフロントフランジ32bの幅を拡大することができる。このように、膨出部48によりフロントフランジ32bの幅寸法を拡大させると、ウインドシールドガラス13の接着される面積も拡大し、ウインドシールドガラス13の接着性を向上させることができる。
In the vehicle front structure described in
また、ピラーアウタ本体32aに形成される膨出部48はフロントフランジ32bを延長するものであるので、ピラーインナパネル31とピラーアウタパネル32を接合することにより筒状に形成されたフロントピラー17の断面積もその膨出部48の存在により拡大し、これによりフロントピラー17の剛性を高めることができる。
更に、膨出部48はピラーアウタ本体32aに形成されるけれども、その膨出部48はフロントフランジ32bを延長するものであるので、ウエザストリップ37が当接する部分に膨出部48は形成されない。このため、ウエザストリップ37がピラーアウタ本体32aに当接する面積が減少することはなく、フロントピラー17とドアフレーム14cとの間を閉塞させるウエザストリップ37のシール面を確保することができる。
Further, since the bulging
Furthermore, although the
以上述べたように、本発明によれば、ドアフレームに設けられたウエザストリップが当接するピラーアウタパネルにおけるピラーアウタ本体に、フロントフランジを延長する膨出部を形成したので、視界を阻害することなく、ウインドシールドガラスの側縁が接着されるフロントフランジの幅を拡大することができる。このように、膨出部によりフロントフランジの幅寸法を拡大させると、ウインドシールドガラスの接着される面積も拡大し、ウインドシールドガラスの接着性を向上させることができる。
また、ピラーアウタ本体に形成される膨出部はフロントフランジを延長するものであるので、筒状に形成されたフロントピラーの断面積もその膨出部の存在により拡大し、これによりフロントピラーの剛性を高めることができる。
更に、膨出部はピラーアウタ本体に形成されるけれども、その膨出部はフロントフランジを延長するものであるので、ウエザストリップが当接する部分に膨出部は形成されない。このため、ウエザストリップがピラーアウタ本体に当接する面積が減少することはなく、ウエザストリップのシール面を確保することができる。
As described above, according to the present invention, the bulging portion extending the front flange is formed in the pillar outer body of the pillar outer panel that contacts the weather strip provided on the door frame, so that the visibility is not hindered. The width of the front flange to which the side edge of the windshield glass is bonded can be increased. As described above, when the width dimension of the front flange is increased by the bulging portion, the area to which the windshield glass is bonded is also increased, and the adhesiveness of the windshield glass can be improved.
In addition, since the bulging portion formed on the pillar outer body extends the front flange, the cross-sectional area of the cylindrical front pillar is also enlarged due to the presence of the bulging portion, thereby increasing the rigidity of the front pillar. Can be increased.
Further, although the bulging portion is formed in the pillar outer body, the bulging portion extends the front flange, and therefore the bulging portion is not formed at the portion where the weather strip abuts. For this reason, the area where the weather strip abuts on the pillar outer body does not decrease, and the sealing surface of the weather strip can be secured.
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図3に示すように、トラック10のキャブ11の右側には運転者の着席する図示しない運転席が設けられ、キャブ11の前面のフロント開口部11aは透明のウインドシールドガラス13により閉止される。またキャブ11の運転席側の側面には運転者が乗降するためのサイド開口部11bが設けられ、このサイド開口部11bはサイドドア14により開放可能に閉止される。サイドドア14は、ドア本体14aと、このドア本体14aの上面に設けられドア窓14bを形成するために略逆U字状に形成されたドアフレーム14cと、ドア窓14bを開放可能に閉止する透明のサイドガラス14dとを有する。
Next, the best mode for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIG. 3, a driver's seat (not shown) on which the driver is seated is provided on the right side of the
図1に示すように、サイドガラス14dの前縁はガラスラン14fにより包囲され、そのガラスラン14fはサイドガラス14dを保持し案内するためにガラスフレーム14eに装着される。一方、ドアフレーム14cは、ドアインナパネル14gとドアアウタパネル14hとを接合することにより形成される。そして、ガラスフレーム14eがドアフレーム14cに挿着され、このドアフレーム14cとウインドシールドガラス13の右側縁との間には、フロントピラー17がウインドシールドガラス13の右側縁及びサイドガラス14dの前縁に沿って設けられる。
As shown in FIG. 1, the front edge of the
フロントピラー17は、ピラーインナパネル31の両側縁とピラーアウタパネル32の両側縁をそれぞれ接合することにより、例えばほぼ鉛直方向に延びる筒状に形成される。これによりフロントピラー17の横断面は閉断面に形成される。ピラーインナパネル31は、トラック10の運転席に着席した運転者の視線方向に沿って設けられたピラーインナ本体31aと、ピラーインナ本体31aの前縁にこのピラーインナ本体31aと一体的に形成されたフロントインナフランジ31bと、ピラーインナ本体31aの後縁にこのピラーインナ本体31aと一体的に形成されたリヤインナフランジ31cとを有する。フロントインナフランジ31bは、ウインドシールドガラス13の内面から所定の隙間をあけたキャブ11内方であって、上記ウインドシールドガラス13の内面に略平行にかつウインドシールドガラス13の側縁に向って延びて設けられる、即ちドアフレーム14cに近付く方向に延びて設けられる。またリヤインナフランジ31cは、ドアフレーム14cの内面から所定の間隔をあけたキャブ11内方であって、ドアフレーム14cの内面に略平行にかつ後方に向って延びて設けられる。
The
一方、ピラーアウタパネル32は、ドアフレーム14cの前面に略対向して設けられたピラーアウタ本体32aと、ピラーアウタ本体32aの前縁にこのピラーアウタ本体32aと一体的に形成されたフロントアウタフランジ32bと、ピラーアウタ本体32aの後縁にこのピラーアウタ本体32aと一体的に形成されたリヤアウタフランジ32cとを有する。フロントアウタフランジ32bは、ウインドシールドガラス13の内面から所定の隙間をあけたキャブ11内方であって、上記ウインドシールドガラス13の内面に略平行にかつウインドシールドガラス13の側縁とは反対方向に延びて設けられる、即ちドアフレーム14cから離れる方向に延びて設けられる。またリヤアウタフランジ32cは、ドアフレーム14cの内面から所定の間隔をあけたキャブ11内方であって、ドアフレーム14cの内面に略平行にかつ後方に向って延びて設けられる。
On the other hand, the pillar
フロントインナフランジ31bのピラー外面とフロントアウタフランジ32bのピラー内面とを接合することによりフロント重ね合せ部33が形成され、リヤインナフランジ31cのピラー内面とリヤアウタフランジ32cのピラー内面とを接合することによりリヤ重ね合せ部34が形成される。換言すれば、フロント重ね合せ部33は、フロントインナフランジ31bの端面とフロントアウタフランジ32bの端面とが互いに反対方向を向くようにピラーインナパネル31及びピラーアウタパネル32を折曲げ、この状態でこれらのフランジ31b,32bを接合することにより形成され、リヤ重ね合せ部34は、リヤインナフランジ31cの端面とリヤアウタフランジ32cの端面とが互いに同一方向を向くようにピラーインナパネル31及びピラーアウタパネル32を折曲げ、この状態でこれらのフランジ31c,32cを接合することにより形成される。フロント重ね合せ部33の接合にはレーザ溶接法を用いることが好ましく、リヤ重ね合せ部34の接合にはスポット溶接法を用いることが好ましい。
A
図2に示すように、ピラーアウタパネル32の上部にはルーフパネル41が接続され、ピラーアウタパネル32の下部にはカウルアウタパネル42が接続される。またピラーインナパネル31の上部にはルーフレールパネル43がルーフサイドインナパネル46を介して接続され、ピラーインナパネル31の下部にはカウルインナパネル44が接続される。ルーフパネル41の前縁にはウインドシールドガラス13の上縁に沿うアッパアウタフランジ41aが設けられ、カウルアウタパネル42の上縁にはウインドシールドガラス13の下縁に沿うロアアウタフランジ42aが設けられる。またルーフレールパネル43の下縁にはウインドシールドガラス13の上縁に沿うアッパインナフランジ43aが設けられ、カウルインナパネル44の上縁にはウインドシールドガラス13の下縁に沿うロアインナフランジ44aが設けられる。アッパアウタフランジ41aとアッパインナフランジ43aはスポット溶接により互いに接合され、ロアアウタフランジ42aとロアインナフランジ44aはスポット溶接により互いに接合される。そして、図示しないが、ウインドシールドガラス13の上縁及び下縁の内面は、アッパアウタフランジ41aとロアアウタフランジ42aにそれぞれ接着される。
As shown in FIG. 2, a
図1に戻って、フロントピラー17におけるフロント重ね合せ部33はウインドシールドガラス13の側縁内面のガラス取付部に沿って設けられる、換言すればフロント重ね合せ部33のピラー外面にウインドシールドガラス13の側縁内面が取付けられる。具体的にはフロント重ね合せ部33とウインドシールドガラス13の内面との隙間にはガラス用接着剤36が充填され、この接着剤36によりウインドシールドガラス13の側縁内面がフロントピラー17に取付けられる。これによりウインドシールドガラス13の接着面をフロントインナフランジ31b及びフロントアウタフランジ32bの2重構造としているため、上記ガラス13の接着面の剛性を高めることができる。そして、ドアインナパネル14gにはウエザストリップ37が接着される。このウエザストリップ37は、サイドドア14を閉止した状態でフロントピラー17のピラーアウタ本体32aに先端が当接し、フロントピラー17とドアフレーム14cとの隙間を塞ぐように構成される。
Returning to FIG. 1, the front overlapping
なお、図1の符号38はウインドシールドガラス13の周縁の見栄えを向上するためにこのガラス13の周縁に嵌着されたモールである。またピラーガーニッシュ39はピラーインナ本体31aのピラー外面に設けられる。このピラーガーニッシュ39の前縁はウインドシールドガラス13に近接して設けられ、ピラーガーニッシュ39の後縁はリヤインナフランジ31cのピラー外面に密着するように設けられる。ピラーガーニッシュ39とピラーインナ本体31aは粘着剤等のガーニッシュ用接着剤39cにより接着される。
In addition, the code |
本発明の特徴ある構成は、ピラーアウタ本体32aにフロントアウタフランジ32bを延長する膨出部48が形成されたところにある。この実施の形態における膨出部48はフロントアウタフランジ32bの幅寸法を拡大させるようにそのフロントアウタフランジ32bに隣接するピラーアウタ本体32aに形成される。そして、ガラス13の周縁に嵌着されたモール38にはこの膨出部48に当接する中空の当接部38aが形成され、その中空の当接部38aが膨出部48に当接して弾性変形可能に構成される。そして、図2に示すように、膨出部48はピラーアウタ本体32aの全長に亘って形成される。
The characteristic configuration of the present invention is that a bulging
このように構成された車両の前部構造の動作を説明する。
図1に示すように、フロントアウタフランジ32bに接合されるフロントインナフランジ31bがウインドシールドガラス13の側縁とは反対側に突出せず、即ちウインドシールドガラス13の幅方向の中心に向って突出しないので、ピラーインナ本体31aがトラックの運転席に着席した運転者のこのピラーインナ本体31aに向けた視線とほぼ平行にすることにより、トラック10の運転席に着席した運転者が見たときのフロントピラー17及びドアフレーム14cから成るフロントコーナ部材16の幅をMとすると、運転者から見たそのフロントコーナ部材16の幅Mを狭くすることができる。またピラーインナ本体31aとピラーアウタ本体32aとフロント重ね合せ部33とリヤ重ね合せ部34とによりフロントピラー17が筒状に形成されるので、フロントコーナ部材16の幅Mを狭くしたとしても、フロントピラー17としての所定の剛性を確保できる。この結果、フロントピラー17の剛性を保持しつつ、運転者から見た幅を狭くして、運転者の前方視界の幅を拡大することができる。
The operation of the front structure of the vehicle configured as described above will be described.
As shown in FIG. 1, the front inner flange 31b joined to the front
一方、運転者が見たときのフロントピラー17及びドアフレーム14cから成るフロントコーナ部材16の幅Mを狭くすると、ウインドシールドガラス13の側縁が接着されるピラーアウタパネル32のフロントアウタフランジ32bの幅が狭められる傾向にある。しかし、フロントアウタフランジ32bに隣接するピラーアウタ本体32aにそのフロントアウタフランジ32bを延長する膨出部48を形成したので、その膨出部48はウインドシールドガラス13の側縁が接着されるピラーアウタパネル32のフロントアウタフランジ32bの幅を拡大させることになる。このため、ピラーアウタパネル32のフロントアウタフランジ32bに接着されるウインドシールドガラス13の接着性が低下することはない。よって、本発明によれば、フロントピラーの剛性を保持しつつ運転者が見たときの幅を狭くするとともに、フロントピラーにおけるウインドシールドガラスの接着面を確保してその接着性を向上することが可能になる。
On the other hand, when the width M of the
また、膨出部48はフロントアウタフランジ32bの幅を拡大させるので、そのフロントアウタフランジ32bに接合されるインナパネル31のフロントインナフランジ31bの幅を拡大して、フロント重ね合せ部33における幅を拡大させることができる。また、ピラーアウタ本体32aに形成される膨出部48はフロントフランジ32bを延長するものであるので、ピラーインナパネル31とピラーアウタパネル32を接合することにより筒状に形成されたフロントピラー17の断面積もその膨出部48の存在により拡大する。このように、膨出部48はフロント重ね合せ部33における幅を拡大するとともにフロントピラー17の断面積も拡大させるので、フロントピラー17の剛性を膨出部48を形成しない従来よりも高めることができ、これにより、フロントピラー17の剛性を低下させることなく運転者から見た幅を狭くして、運転者の前方視界の幅を拡大することができる。
Further, since the bulging
また、本発明における車両の前部構造では、膨出部48はピラーアウタ本体32aに形成されるけれども、その膨出部48はフロントフランジ32bを延長するものであるので、ウエザストリップ37が当接する部分に膨出部48は形成されない。このため、ウエザストリップ37がピラーアウタ本体32aに当接する面積が減少することはなく、フロントピラー17とドアフレーム14cとの間を閉塞させるウエザストリップ37のシール面を確保することができる。
更に、ガラス13の周縁に嵌着されたモール38は、中空の当接部38aが膨出部48に当接して弾性変形する。このとき、膨出部48を形成することにより、モール38における中空の当接部38aの当接面積は拡大するので、当接部38aと膨出部48の間における密着性は向上し、ウインドシールドガラス13を接着する接着剤に周囲に雨水等が浸入することを有効に防止しつつ、運転者の前方視界の幅を拡大することができる。
In the vehicle front structure according to the present invention, the bulging
Further, the
なお、上記実施の形態では、車両としてトラックを挙げたが、乗用車又はバスでもよい。
また、上記実施の形態では、車両として右側に運転席を有する車両、いわゆる右ハンドル車両を挙げたが、左側に運転席を有する車両、いわゆる左ハンドル車両にも本発明を適用できる。
In the above embodiment, a truck is used as the vehicle. However, a passenger car or a bus may be used.
In the above embodiment, a vehicle having a driver's seat on the right side, that is, a so-called right-hand drive vehicle has been described as a vehicle.
10 トラック(車両)
11b サイド開口部
13 ウインドシールドガラス
14 サイドドア
14a ドア本体
14b ドア窓
14c ドアフレーム
14d サイドガラス
17 フロントピラー
31 ピラーインナパネル
32 ピラーアウタパネル
32a ピラーアウタ本体
32b フロントフランジ
37 ウエザストリップ
48 膨出部
10 Truck (vehicle)
11b Side opening 13
Claims (1)
前記ピラーアウタ本体(32a)に前記フロントフランジ(32b)を延長する膨出部(48)が形成されたことを特徴とする車両の前部構造。
A front pillar (17) formed into a cylindrical shape by joining the pillar inner panel (31) and the pillar outer panel (32) is provided between the side edge of the windshield glass (13) and the door frame (14c). A weather strip (37) is provided on the door frame (14c) to close the space between the front pillar (17) and the door frame (14c), and the pillar outer panel (32) is A pillar outer body (32a) with which the strip (37) abuts and a front flange (32b) formed at the front end of the pillar outer body (32a), and the windshield glass (13) of the windshield glass (13) is formed on the front flange (32b). In the front structure of the vehicle with side edges bonded,
A vehicle front structure characterized in that a bulging portion (48) extending the front flange (32b) is formed in the pillar outer body (32a).
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