JP2008006661A - Retractable writing utensil - Google Patents
Retractable writing utensil Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008006661A JP2008006661A JP2006178780A JP2006178780A JP2008006661A JP 2008006661 A JP2008006661 A JP 2008006661A JP 2006178780 A JP2006178780 A JP 2006178780A JP 2006178780 A JP2006178780 A JP 2006178780A JP 2008006661 A JP2008006661 A JP 2008006661A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- pen tip
- air passage
- ink tank
- penpoint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
- Pens And Brushes (AREA)
Abstract
Description
本発明は、出没式筆記具に関する。詳細には、インキを直に貯溜する直液式の筆記体を軸筒内部に前後方向に移動可能に収容した出没式筆記具に関する。 The present invention relates to a retractable writing instrument. More specifically, the present invention relates to a retractable writing instrument in which a direct liquid type writing body for directly storing ink is accommodated in a shaft cylinder so as to be movable in the front-rear direction.
従来この種の出没式筆記具において、特許文献1には、チップ内孔にインキ誘導芯が密装され、チップ後方に直列状に継ぎ手、インキ保溜体が一体的に設けられて、インキ収容管内に低粘度インキが充填されると共にインキ収容管の前方部内孔にインキ保溜体が嵌着されて成るボールペンのリフィールと、軸筒の後方にノック操作により軸筒に対し前後退位置に係止される回転カム機構部が配設され、その回転カム機構部の前方にリターンスプリングにより後方に附勢された前記ボールペンのリフィールが設けられて成るノック式筆記具が開示されている。 Conventionally, in this type of retractable writing instrument, Patent Document 1 discloses that an ink guide core is tightly mounted in a chip inner hole, and a joint and an ink reservoir are integrally provided in the rear of the chip in an ink receiving tube. A ballpoint pen refill with low-viscosity ink filled and an ink reservoir fitted in the front hole of the ink containing tube, and locked in the forward and backward position with respect to the shaft cylinder by knocking behind the shaft cylinder There is disclosed a knock type writing instrument in which a rotating cam mechanism portion is disposed, and a refill of the ballpoint pen urged rearward by a return spring is provided in front of the rotating cam mechanism portion.
また、前記特許文献1には、先端ボールがチップ先端のボール抱持部の内縁に常時は押圧されて密接し、筆記時に密接状態が解除されるように設けられて、チップ先端がシール不要で軸筒に搭載可能と成されたノック式筆記具が開示されている。 Further, in Patent Document 1, the tip ball is always pressed and brought into close contact with the inner edge of the ball holding portion at the tip of the tip, and the tip tip is not required to be sealed when writing. A knock-type writing instrument that can be mounted on a shaft cylinder is disclosed.
また、前記特許文献1には、鍔部の所要箇所に通気溝を設けて外気とインキ保溜体及びインキ収容管内の空気置換を行なうこと、及び、空気置換のための通気路は細く迂回したものが望ましいことが記載されている。 Further, in Patent Document 1, a ventilation groove is provided at a required portion of the collar to perform air replacement in the outside air, the ink reservoir, and the ink storage tube, and the air passage for air replacement is narrowly bypassed. It is stated that something is desirable.
前記従来の出没式筆記具は、先端ボールをボール抱持部の内縁に密接することにより、ペン先を密閉する構造であるため、ボールペンチップ以外のペン先を採用することが困難である。また、前記従来の出没式筆記具は、ペン先没入状態であっても、通気路は外気と連通されているため、長期間保管すると、インキタンク内のインキが蒸発して、筆記不能となるおそれがある。また、前記従来の出没式筆記具は、ペン先没入状態でインキタンク内の圧力が上昇すると、通気路を通って外部にインキが漏出するおそれがある。 The conventional retractable writing instrument has a structure in which the tip of the tip ball is brought into close contact with the inner edge of the ball holding portion to seal the tip of the pen, so that it is difficult to employ a pen tip other than the ballpoint pen tip. In addition, even if the conventional retractable writing instrument is in the pen tip immersion state, the air passage is communicated with the outside air, so if stored for a long period of time, the ink in the ink tank may evaporate and writing may become impossible. There is. Further, in the conventional retractable writing instrument, when the pressure in the ink tank rises in the pen tip immersion state, there is a possibility that the ink leaks to the outside through the air passage.
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、いかなる種類のペン先を採用してもペン先没入時にペン先を密閉可能であり、また、ペン先没入状態で長期間保管しても、通気路からインキタンク内のインキが蒸発することを防止でき、さらに、ペン先没入状態でインキタンク内の圧力が上昇しても、通気路を通って外部にインキが漏出することを防止できる出没式筆記具を提供しようとするものである。 The present invention solves the above-mentioned conventional problems, and the pen tip can be sealed when the pen tip is immersed regardless of the type of the pen tip, and is stored for a long time in the pen tip immersion state. However, the ink in the ink tank can be prevented from evaporating from the air passage, and even if the pressure in the ink tank rises with the pen tip immersed, ink can leak out through the air passage. It is intended to provide an intrusive writing instrument that can be prevented.
尚、本発明で、「前」とはペン先側を指し、「後」とはその反対側を指す。また、本発明で、「ペン先没入」とは、ペン先が軸筒内部に没入することを言い、「ペン先突出」とは、ペン先が軸筒の前端孔から外部に突出することを言う。 In the present invention, “front” refers to the pen tip side, and “rear” refers to the opposite side. Further, in the present invention, “nib immersion” means that the nib is immersed inside the shaft cylinder, and “pen tip protrusion” means that the nib protrudes outside from the front end hole of the shaft cylinder. To tell.
(構成1)
本発明は、筆記体3が、ペン先5と、インキを直に貯溜するインキタンク41と、ペン先5とインキタンク41との間に配置され且つインキタンク41の内圧上昇に伴う溢出インキを一時的に保持するインキ保溜部材6と、インキタンク41内と外気とを連通する通気路7とを備え、前記筆記体3を軸筒2内部に前後方向に移動可能に収容し、前記筆記体3のペン先5を軸筒2の前端孔21から出没可能に構成してなる出没式筆記具であって、軸筒2の前端部に開閉部材8を設け、前端孔21より後方の軸筒2内部に環状のシール体22を設け、ペン先没入時に、前記開閉部材8が前端孔21を閉鎖し且つ前記シール体22が筆記体3の外周面と密接することにより、軸筒2内部に密閉されたシール空間10を構成するとともに該シール空間10内部にペン先5を収容し、ペン先突出時に、前記開閉部材8が前端孔21を開口させ且つ前記シール空間10を開放すること(構成1)を要件とする。
(Configuration 1)
In the present invention, the
前記構成1の出没式筆記具1は、ペン先没入時に、密閉されたシール空間10内部にペン先5を収容することにより、いかなる種類のペン先5を採用してもペン先没入時にペン先5を確実に密閉でき、ペン先5の乾燥を防止できる。その結果、筆記体3のペン先5として、ボールペンチップに限らず、あらゆる種類のペン先を用いた直液タイプの出没式筆記具が得られる。
The retractable writing instrument 1 having the above-described configuration 1 accommodates the
(構成2)
前記構成1の出没式筆記具1において、筆記体3の外面に通気路7の開口部71を設け、ペン先没入時に前記シール空間10内部に前記通気路7の開口部71を位置させてなること(構成2)が好ましい。
(Configuration 2)
In the retractable writing instrument 1 having the configuration 1, an
前記構成2の出没式筆記具1は、ペン先没入時に、密閉されたシール空間10内部に通気路7の開口部71を位置させてなることにより、ペン先没入時の通気路7と外気との連通が遮断され、ペン先没入状態で長期間保管しても、通気路7からインキタンク41内のインキが蒸発することを防止でき、さらに、ペン先没入状態でインキタンク41内の圧力が上昇しても、通気路7を通って外部にインキが漏出することを防止できる。
The retractable writing instrument 1 having the above-described
(構成3)
前記構成1の出没式筆記具1において、筆記体3の外面に通気路7の開口部71を設け、ペン先没入時に前記通気路7の開口部71を前記シール体22が密閉してなること(構成3)が好ましい。
(Configuration 3)
In the retractable writing instrument 1 of the configuration 1, the
前記構成3の出没式筆記具1は、ペン先没入時に前記通気路7の開口部71を前記シール体22が密閉してなることにより、ペン先没入時の通気路7と外気との連通が遮断され、ペン先没入状態で長期間保管しても、通気路7からインキタンク41内のインキが蒸発することを防止でき、さらに、ペン先没入状態でインキタンク41内の圧力が上昇しても、通気路7を通って外部にインキが漏出することを防止できる。
In the retractable writing instrument 1 having the
構成1によれば、いかなる種類のペン先を採用してもペン先没入時にペン先を確実に密閉でき、ペン先の乾燥を防止できる。 According to the structure 1, even if it employ | adopts what kind of pen tip, a pen tip can be reliably sealed at the time of pen tip immersion, and drying of a pen tip can be prevented.
構成2によれば、ペン先没入状態で長期間保管しても、通気路からインキタンク内のインキが蒸発することを防止でき、さらに、ペン先没入状態でインキタンク内の圧力が上昇しても、通気路を通って外部にインキが漏出することを防止できる。
According to
構成3によれば、ペン先没入状態で長期間保管しても、通気路からインキタンク内のインキが蒸発することを防止でき、さらに、ペン先没入状態でインキタンク内の圧力が上昇しても、通気路を通って外部にインキが漏出することを防止できる。
According to the
(第1の実施の形態)
図1及び図2に本発明の第1の実施の形態を示す。
(First embodiment)
1 and 2 show a first embodiment of the present invention.
本実施の形態の出没式筆記具1は、軸筒2と、該軸筒2内に前後方向に移動可能に収容される筆記体3とを備える。
A retractable writing instrument 1 according to the present embodiment includes a
・軸筒
前記軸筒2の前端には、前端孔21が貫設される。前記前端孔21を通して筆記体3のペン先5が外部に突出可能且つ内部に没入可能に構成される。前記軸筒2の内部には、コイルスプリング11が収容され、前記コイルスプリング11により筆記体3が後方に常時付勢される。前記コイルスプリング11の前端は、軸筒2の内面に形成した前側係止部23に係止され、一方、コイルスプリング11の後端は、筆記体3の外面に形成した後側係止部42に係止される。本実施の形態では、前記軸筒2は、前端孔21を備える前軸2aと、該前軸2aと連結される後軸2bとからなる二部材で構成される。前記前軸2aの内面には前側係止部23が形成され、前記前側係止部23の後面が後軸2bの前端に当接される。尚、前記軸筒2は一部材で構成してもよい。
-Shaft cylinder A
前記軸筒2(前軸2a)の前端部は、軸線に対して非垂直面からなる傾斜面となっている。前記軸筒2の前端部の傾斜面に前端孔21が開口される。
The front end portion of the shaft cylinder 2 (
・出没機構
前記軸筒2(後軸2b)の後端部内部には、出没機構9が設けられる。前記出没機構9は、筆記時、操作部93の操作により、筆記体3を前方に移動させ、ペン先5を前端孔21から外部に突出状態にさせ、非筆記時、筆記体3を後方に移動させ、ペン先5を前端孔21から軸筒2内部に没入状態にさせるものである。本実施の形態では、前記出没機構9は、回転カムを用いたノック式機構であり、軸筒2内に配置された円筒状のカム本体91と、該カム本体91内のカム部と係合し且つ筆記体3後端と当接する回転部材92と、該回転部材92と係合し且つ軸筒2後端より突出するノック部(操作部93)とからなる。前記出没機構9は、ペン先突出操作、ペン先没入操作の両操作が、ノック部を前方へ押圧するダブルノック式である。これ以外にも、前記出没機構9は、筆記体3のペン先5を出没させるものであれば、例えば、軸筒2を回転操作する回転式や、軸筒2の側壁の窓孔より突出された操作部93を前方に押圧するスライド式等が挙げられる。
Intruding mechanism A
・筆記体
前記筆記体3は、前端にペン先5を備えたインキ保溜部材6と、該インキ保溜部材6を内部前部に収容した容器4と、該容器4の内部のインキ保溜部材6の後方に設けたインキタンク41と、該インキタンク41内と外気とを連通させる通気路7とからなる。
Cursive body The
前記容器4は、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底筒状体である。前記容器4の内部前部にはインキ保溜部材6が挿着される。前記容器4内のインキ保溜部材6の後方には、インキタンク41が形成される。前記インキタンク41の内部にはインキが直接、収容される。前記容器4の前端部外面には環状凸部31が形成される。
The
前記インキ保溜部材6は、複数の円板状櫛歯61を有する合成樹脂の射出成形体であり、軸心に軸心孔が貫設され、隣接する各々の櫛歯61の間に複数のインキ保溜溝が形成され、前記櫛歯61群の外面に軸方向のインキ誘導スリット(図示せず)が形成され、さらに、前記櫛歯61群の外面に切り欠き状の空気交替溝(図示せず)が形成される。また、前記軸心孔に、合成樹脂押出成形体または繊維加工体からなるインキ誘導芯62が挿着される。
The
前記インキ保溜部材6の前端には、ボールペンチップからなるペン先5が取り付けられる。前記ペン先5は、前端にボールを回転可能に抱持したチップ本体51と、該チップ本体51後部が圧入固着されるペン先保持部材52とからなる。前記ペン先保持部材52の内部には、前記インキ誘導芯62の前端と接続される繊維加工体からなるインキ中継芯53が収容され、前記チップ本体51の内部には、前記インキ中継芯53の前端と接続される合成樹脂押出成形体からなるインキ供給芯54が収容される。インキタンク41内のインキは、前記インキ誘導芯62から、ペン先保持部材52の内部のインキ中継芯53に供給され、前記インキ中継芯53からチップ本体51内部のインキ供給芯54に供給され、前記インキ供給芯54からボールに供給される。前記ペン先5は、ボールペンチップ以外にも、例えば、繊維加工体や多孔質体からなるペン体、軸方向のインキ導出路を有する合成樹脂の押出成形体よりなるペン体等が挙げられる。
A
・通気路
前記通気路7は、容器4内面とインキ保溜部材6の空気交替溝との間に形成される。前記空気交替溝の前端は、前記容器4の前端の環状凸部31より前方に位置され、それにより、前記通気路7の開口部71は、容器4の前端開口部71の前方に位置される。前記通気路7の開口部71を通して通気路7内及びインキタンク41内と外気とが連通される。
Ventilation path The
・開閉部材
軸筒2(前軸2a)の外面には、前端孔21を開閉する開閉部材8が取り付けられる。前記開閉部材8は、前端孔21の周壁に密接可能な弾性材料よりなる蓋体81と、該蓋体81を後方に付勢するバネ部材82とからなる。前記蓋体81の一端が、前軸2aの前端の傾斜面状の周壁の後端側に支持され、前記蓋体81が回動可能となる。ペン先没入時に、蓋体81が前端孔21の周壁に密接され、開閉部材8により前端孔21が閉鎖される(図1参照)。一方、ペン先突出時に、蓋体81が筆記体3により前方へ押しやられて、蓋体81と前端孔21の周壁との密接が解除され、前端孔21が開口される(図2参照)。
The opening / closing
・環状のシール体
軸筒2の前部内面(具体的には、前軸2aの前側係止部23の前方の内面)には弾性材料からなる環状のシール体22が固定される。前記シール体22の前方には、筆記体3の環状凸部31が位置している。ペン先没入時、前記環状のシール体22が、通気路7の開口部71の後方の筆記体3の外面に形成された環状凸部31の後面に密接される(図1参照)。一方、ペン先突出時、前記環状のシール体22と環状凸部との密接が解除される(図2参照)。
An
・シール空間
ペン先没入時、開閉部材8により前端孔21が閉鎖されるとともに、環状のシール体22と環状凸部31とが密接され、それにより、軸筒2内部の前端孔21後方に、密閉された空間よりなるシール空間10が形成され、前記シール空間10内部に、ペン先5と、通気路7の開口部71が収容される(図1参照)。一方、ペン先突出時に、開閉部材8が前端孔21を開口させ且つシール体22と環状凸部31との密接が解除され、それにより、前記シール空間10が開放され、通気路7の開口部71を通して通気路7内及びインキタンク41内と外気とが連通可能となる(図2参照)。
When the seal space pen tip is immersed, the
(第2の実施の形態)
図3及び図4に本発明の第2の実施の形態を示す。
(Second Embodiment)
3 and 4 show a second embodiment of the present invention.
本実施の形態の出没式筆記具1は、軸筒2と、該軸筒2内に前後方向に移動可能に収容される筆記体3とを備える。
A retractable writing instrument 1 according to the present embodiment includes a
・軸筒
前記軸筒2の前端には、前端孔21が貫設される。前記前端孔21を通して筆記体のペン先5が外部に突出可能且つ内部に没入可能に構成される。前記軸筒2の内部には、コイルスプリング11が収容され、前記コイルスプリング11により筆記体3が後方に常時付勢される。前記コイルスプリング11の前端は、軸筒2の内面に形成した前側係止部23に係止され、一方、コイルスプリング11の後端は、筆記体3の外面に形成した後側係止部42に係止される。本実施の形態では、前記軸筒2は、前端孔21を備える前軸2aと、該前軸2aと連結される後軸2bとからなる二部材で構成される。前記前軸2aの内面には前側係止部23が形成され、前記前側係止部23の後面が後軸2bの前端に当接される。尚、前記軸筒2は一部材で構成してもよい。
-Shaft cylinder A
前記軸筒2(前軸2a)の前端部は、軸線に対して非垂直面からなる傾斜面となっている。前記軸筒2の前端部の傾斜面に前端孔21が開口される。
The front end portion of the shaft cylinder 2 (
・出没機構
前記軸筒2(後軸2b)の後端部内部には、出没機構9が設けられる。前記出没機構9は、筆記時、操作部93の操作により、筆記体3を前方に移動させ、ペン先5を前端孔21から外部に突出状態にさせ、非筆記時、筆記体3を後方に移動させ、ペン先5を前端孔21から軸筒2内部に没入状態にさせるものである。本実施の形態では、前記出没機構9は、回転カムを用いたノック式機構であり、軸筒2内に配置された円筒状のカム本体91と、該カム本体91内のカム部と係合し且つ筆記体3後端と当接する回転部材92と、該回転部材92と係合し且つ軸筒2後端より突出するノック部(操作部93)とからなる。前記出没機構9は、ペン先突出操作、ペン先没入操作の両操作が、ノック部を前方へ押圧するダブルノック式である。これ以外にも、前記出没機構9は、筆記体のペン先5を出没させるものであれば、例えば、軸筒2を回転操作する回転式や、軸筒2の側壁の窓孔より突出された操作部93を前方に押圧するスライド式等が挙げられる。
Intruding mechanism A
・筆記体
前記筆記体3は、前端にペン先5を備えたインキ保溜部材6と、該インキ保溜部材6を内部前部に収容した容器4と、該容器4の内部のインキ保溜部材6の後方に設けたインキタンク41と、該インキタンク41内と外気とを連通させる通気路7とからなる。
Cursive body The
前記容器4は、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底筒状体である。前記容器4の内部前部にはインキ保溜部材6が挿着される。前記容器4内のインキ保溜部材6の後方には、インキタンク41が形成される。前記インキタンク41の内部にはインキが直接、収容される。前記容器4の前端部外面には環状凸部31が形成される。
The
前記インキ保溜部材6は、複数の円板状櫛歯61を有する合成樹脂の射出成形体であり、軸心に軸心孔が貫設され、隣接する各々の櫛歯61の間に複数のインキ保溜溝が形成され、前記櫛歯61群の外面に軸方向のインキ誘導スリット(図示せず)が形成され、さらに、前記櫛歯61群の外面に切り欠き状の空気交替溝(図示せず)が形成される。また、前記軸心孔に、合成樹脂押出成形体または繊維加工体からなるインキ誘導芯62が挿着される。
The
前記インキ保溜部材6の前端には、ボールペンチップからなるペン先5が取り付けられる。前記ペン先5は、前端にボールを回転可能に抱持したチップ本体51と、該チップ本体51後部が圧入固着されるペン先保持部材52とからなる。前記ペン先保持部材52の内部には、前記インキ誘導芯62の前端と接続される繊維加工体からなるインキ中継芯53が収容され、前記チップ本体51の内部には、前記インキ中継芯53の前端と接続される合成樹脂押出成形体からなるインキ供給芯54が収容される。インキタンク41内のインキは、前記インキ誘導芯62から、ペン先保持部材52の内部のインキ中継芯53に供給され、前記インキ中継芯53からチップ本体51内部のインキ供給芯54に供給され、前記インキ供給芯54からボールに供給される。
A
前記ペン先保持部材52は、容器4の前端開口部内面に圧入固着されるとともに、インキ保溜部材6の前端に取り付けられる。前記ペン先保持部材52の外面には環状凸部31が形成され、該環状凸部31の後面が、容器4の前端と当接される。
The pen
・通気路
前記通気路7は、容器4内面とインキ保溜部材6の空気交替溝との間に形成される。前記通気路7の前端は、前記容器4の前端部に形成した切り欠きにより径方向外方に開口される。それにより、前記通気路7の開口部71は、容器4の前端部に位置される。即ち、通気路7の開口部71は、環状凸部31よりも後方の筆記体3の外面から、径方向外方に開口される。前記通気路7の開口部71を通して通気路7内及びインキタンク41内と外気とが連通される。
Ventilation path The
・開閉部材
軸筒2(前軸2a)の外面には、前端孔21を開閉する開閉部材8が取り付けられる。前記開閉部材8は、前端孔21の周壁に密接可能な弾性材料よりなる蓋体81と、該蓋体81を後方に付勢するバネ部材82とからなる。前記蓋体81の一端が、前軸2aの前端の傾斜面状の周壁の後端側に支持され、前記蓋体81が回動可能となる。ペン先没入時に、蓋体81が前端孔21の周壁に密接され、開閉部材8により前端孔21が閉鎖される(図3参照)。一方、ペン先突出時に、蓋体81が筆記体により前方へ押しやられて、蓋体81と前端孔21の周壁との密接が解除され、前端孔21が開口される(図4参照)。
The opening / closing
・環状のシール体
軸筒2の前部内面(具体的には、前軸2aの前側係止部23の前方の内面)には弾性材料からなる環状のシール体22が固定される。前記シール体22の前方には、筆記体3の環状凸部31が位置している。ペン先没入時、前記環状のシール体22が、通気路7の開口部71の開口縁に密接され、該通気路7の開口部71が密閉される(図3参照)。一方、ペン先突出時、前記環状のシール体22と通気路7の開口部71の開口縁との密接が解除される(図4参照)。
An
前記シール体22は通気路7の開口部71の面積より僅かに大きく設定され、それにより、シール体22が開口部71の全周囲に直接、密接され、通気路7の開口部71が密閉される。また、前記通気路7の開口部71は、容器4側壁外面の円周面の一部に形成されているが、シール体22が環状であるため、筆記体3の回転方向の向きがいずれであっても、シール体22によって確実に密閉できる。
The sealing
・シール空間
ペン先没入時、開閉部材8により前端孔21が閉鎖されるとともに、環状のシール体22と通気路7の開口部71の開口縁とが密接され、前記通気路7の開口部71が密閉され、それにより、軸筒2内部の前端孔21後方に、密閉された空間よりなるシール空間10が形成され、前記シール空間10内部に、ペン先5が収容される(図3参照)。一方、ペン先突出時に、開閉部材8が前端孔21を開口させ且つシール体22と通気路7の開口部71の開口縁との密接が解除され、それにより、前記シール空間10が開放され、通気路7の開口部71を通して通気路7内及びインキタンク41内と外気とが連通可能となる(図4参照)。
When the seal space pen tip is immersed, the
(その他)
尚、本発明の前記インキ保溜部材6は、温度変化等によりインキタンク41の内圧が上昇した場合に、インキタンク41からの押し出されたインキ(溢出インキ)を毛細管力により一時的に保持し、一方、インキタンク41の内圧が減少した場合に、インキ保溜部材6内の保持インキを速やかにインキタンク41内に戻す機能を有する部材であればよく、本実施の形態の他にも、例えば、らせん状や迷路状のインキ保溜溝を有する合成樹脂の成形体、または繊維加工体や連続気泡体等からなる多孔質含浸体等が挙げられる。
(Other)
The
1 出没式筆記具
11 コイルスプリング
2 軸筒
21 前端孔
22 シール体
23 前側係止部
2a 前軸
2b 後軸
3 筆記体
31 環状凸部
4 容器
41 インキタンク
42 後側係止部
5 ペン先
51 チップ本体
52 ペン先保持部材
53 インキ中継芯
54 インキ供給芯
6 インキ保溜部材
61 櫛歯
62 インキ誘導芯
7 通気路
71 開口部
8 開閉部材
81 蓋体
82 バネ部材
9 出没機構
91 カム本体
92 回転部材
93 ノック部(操作部)
10 シール空間
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
10 Seal space
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006178780A JP2008006661A (en) | 2006-06-28 | 2006-06-28 | Retractable writing utensil |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006178780A JP2008006661A (en) | 2006-06-28 | 2006-06-28 | Retractable writing utensil |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008006661A true JP2008006661A (en) | 2008-01-17 |
Family
ID=39065308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006178780A Pending JP2008006661A (en) | 2006-06-28 | 2006-06-28 | Retractable writing utensil |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008006661A (en) |
-
2006
- 2006-06-28 JP JP2006178780A patent/JP2008006661A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6340385B2 (en) | Thermochromic writing instrument | |
JP2010260218A (en) | Multi-core type thermochromic writing utensil | |
JP2008006663A (en) | Retractable writing utensil | |
JP2008006661A (en) | Retractable writing utensil | |
JP2005271328A (en) | Knock type ballpoint pen | |
JP2008006660A (en) | Retractable writing utensil | |
JP2006289799A (en) | Retractable type writing implement | |
JP2008006662A (en) | Retractable-type writing implement | |
JP2005280119A (en) | Knock type ballpoint pen | |
JP2006289798A (en) | Retractable type writing implement | |
JPH1134573A (en) | Refill for ballpoint pen | |
JP3141841U (en) | Intrusive writing instrument | |
JP3698807B2 (en) | Ballpoint pen refill | |
JP2001171286A (en) | Knocking type writing utensil | |
KR860003280Y1 (en) | Pencil case | |
JPH08142577A (en) | Knock type ball point pen | |
JP2005262590A (en) | Ejection-type ball-point pen | |
JP2008273076A (en) | Thermal discoloring writing utensil | |
JP4550245B2 (en) | Ballpoint pen | |
JP3141842U (en) | Intrusive writing instrument | |
JP2001130188A (en) | Ballpoint pen | |
JP3148691U (en) | Intrusive writing instrument | |
JPH10264584A (en) | Push-button type writing utensil | |
JPH10287083A (en) | Refill for ballpoint pen | |
JP2007090852A (en) | Retractable-type writing implement |