JP2008005593A - 電池パックおよび電子機器、ならびに制御方法 - Google Patents

電池パックおよび電子機器、ならびに制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部品の故障診断や充電器の異常検出を行う。
【解決手段】それぞれの計測部において、端子電圧、電池電圧、充放電電流および温度を計測する。充放電電流が流れている場合、各計測結果から得られる回路インピーダンスの変化量に基づき、故障判断部で故障診断を行う。一方、充放電電流が流れていない場合は、各計測結果から得られる端子電圧および電池電圧の差分と、充放電制御FETの状態とに基づき故障診断を行う。診断の結果から、回路が異常であるか否かが判断される。異常があると判断された場合には、充放電を禁止し、診断結果をメモリに記憶するとともに、通信端子を介して接続された外部の電子機器に供給される。また、充電器が接続されている場合には、端子電圧と充放電FETの状態とに基づき、充電器の異常検出を行うことができる。充電器が異常であると判断された場合には、充電を禁止する。
【選択図】図1

Description

この発明は、故障診断を行う電池パックおよび電子機器、ならびに制御方法に関する。
近年、ノート型PC(Personal Computer)や携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants)等の携帯型電子機器が普及し、その電源として高電圧、高エネルギー密度、軽量といった利点を有するリチウムイオン二次電池が広く使用されている。
リチウムイオン二次電池は、単電池または組電池で構成され、他の電池と比べて過充電や過放電の際の危険度が高く、より安全性や信頼性を高めることが必要となる。このようなリチウムイオン二次電池を用いた電池パックには、安全性や信頼性を維持するために、二次電池に対する過充電や過放電を防止するための制御回路が搭載されている。そして、このような制御回路は、通常、BMU(バッテリーマネージメントユニット:Battery Management Unit)に搭載されている。
このBMUには、上述の過充電および過放電を防止する機能だけでなく、過充電や過放電を防止するための制御回路に用いられるFET(Field Effect Transistor)の故障を検出する機能が搭載されている。
ここで、従来の電池パック100の一例の構成について、図5を参照して概略的に説明する。図5に示すように、電池パック100は、電池110、BMU111、正極端子132、負極端子133および通信端子134を備える。
電流計測部124は、電流経路に設けられた電流検出抵抗123に印加される電圧に基づき電流値を算出し、故障診断部129に供給する。また、電池電圧計測部125は、電池110の電圧値を計測し、故障診断部129に供給する。さらに、回路温度計測部127は、電池110付近に配置されたサーミスタ126によって計測された温度に基づき温度情報を生成し、故障診断部129に供給する。
故障診断部129は、電池電圧計測部125から供給された電池110の電圧値に基づいて電池の残存容量を算出する。また、故障診断部129は、回路温度計測部127から供給された温度情報に基づき、電池温度を監視する。算出された残存容量データや電池温度データは、メモリ130に記憶される。さらに、故障診断部129は、電池110の電圧値に基づき、電池110の電圧が過充電検出電圧または過放電検出電圧になった場合、充放電制御部122に対して充放電の許可/禁止命令を送ることにより、過充電および過放電を防止する。
充放電制御部122は、故障診断部129から受け取った充放電の許可または禁止命令に基づき、スイッチ回路121のON/OFFを制御する。スイッチ回路121は、充電制御部122からの制御に基づきスイッチのON/OFFを行い、電流経路を流れる充放電電流を遮断する。スイッチ回路121は、例えば、充放電制御FET(Field Effect Transistor)や温度ヒューズを備える。
以下、上述のように構成された電池パック100における充放電制御FETの故障診断方法について、概略的に説明する。先ず、充放電制御部122は、電池110の充電中に故障診断部129からの命令を受けると、充電制御FETを強制的にOFFとする。故障診断部129は、この状態において、電流検出抵抗123に電流が流れるか否かに応じて、充電制御FETの故障を診断する。
電流計測部124が電流検出抵抗123に流れる電流を検出しない、即ち、電流経路に充放電電流が流れない場合、故障診断部129は、この充電制御FETが正常であると判断する。これに対して、電流計測部124が電流検出抵抗123に流れる充放電電流を検出し、所定の時間が経過すると、故障診断部129は、充電制御FETが異常であると判断し、通信部131に対して、電池パック100の異常を示す情報を供給する。通信部131は、故障診断部129から受け取った情報を、通信端子134を介して外部に接続された電子機器に供給し、充電動作を禁止するよう要求する。
このように、充放電制御FETの故障を検出する方法が下記の特許文献1に記載されている。
特開平11−234910号公報
特許文献1に記載された故障検出方法は、充電制御FETおよび放電制御FETのいずれか一方をOFFとした場合において、電流経路に充放電電流が流れたか否かに基づき、FETの故障を検出するものである。
しかしながら、上述の故障検出方法では、例えば充電制御FETおよび放電制御FETがONとなっている状態では、充放電制御FETの故障を検出することができないという問題点があった。そのため、このような場合、充放電制御FETが壊れていても充放電の動作が行われてしまい、過充電や過放電といった危険な状態で動作してしまう。
したがって、この発明の目的は、充放電制御を行うとともに、充放電制御FETのON/OFF状態によらず、充放電制御FETの故障診断を行い、過充電や過放電を未然に防ぐことができる電池パックおよび電子機器、ならびに制御方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、直列および/または並列に接続された1または複数の電池と、電池に対する充放電電流を制御する充電制御FETおよび放電制御FETと、外部と接続する電極端子の電圧である第1の電圧および1または複数の電池の電圧である第2の電圧を検出する検出部と、第1の電圧および第2の電圧に基づき回路を制御する制御部と、電極端子に接続された外部の電子機器と通信を行う通信部とを有し、制御部は、充電または放電が行われていない場合に、充電制御FETおよび放電制御FETのON/OFF状態と、第1の電圧および第2の電圧の差分とに応じて、通信部を介して外部の電子機器に出力する出力データを制御することを特徴とする電池パックである。
また、第2の発明は、外部に接続された電池に対する充放電電流を制御する充電制御FETおよび放電制御FETと、外部と接続する第1の電極端子の電圧である第1の電圧および電池と接続する第2の電極端子の電圧である第2の電圧を検出する検出部と、第1の電圧および第2の電圧に基づき回路を制御する制御部と、第1の電極端子に接続された外部の電子機器と通信を行う通信部とを有し、制御部は、第2の電極端子に電池が接続され、充電または放電が行われていない場合に、充電制御FETおよび放電制御FETのON/OFF状態と、第1の電圧および第2の電圧の差分とに応じて、通信部を介して外部の電子機器に出力する出力データを制御することを特徴とする制御回路である。
また、第3の発明は、電池パックを有し、電池パックの充放電を行う電子機器であって、直列および/または並列に接続された1または複数の電池と、電池に対する充放電電流を制御する充電制御FETおよび放電制御FETと、他の機器と接続する第1の電極端子の電圧である第1の電圧および1または複数の電池の電圧である第2の電圧を検出する検出部と、第1の電圧および第2の電圧に基づき回路を制御する第1の制御部と、第1の電極端子に接続された他の機器と通信を行う第1の通信部とを備える電池パックと、第1の電極端子と接続する第2の電極端子と、第1の通信部と接続して電池パックと通信を行い、出力データのやりとりを行う第2の通信部と、電池パックの充放電状態を示す充放電情報を出力する出力部と、出力データに基づき電池パックに対する充放電を制御するとともに、出力部による充放電情報の出力を制御する第2の制御部とを有し、第1の制御部は、充電または放電が行われていない場合に、充電制御FETおよび放電制御FETのON/OFF状態と、第1の電圧および第2の電圧の差分とに応じて、第1の通信部を介して第2の通信部に出力する出力データを制御することを特徴とする電子機器である。
また、第4の発明は、外部と接続する電極端子の電圧である第1の電圧および、直列および/または並列に接続された1または複数の電池の電圧である第2の電圧を検出する検出ステップと、第1の電圧および第2の電圧に基づき回路を制御する制御ステップと、電極端子に接続された外部の電子機器と通信を行う通信ステップとを有し、制御ステップは、充電または放電が行われていない場合に、充放電電流を制御する充電制御FETおよび放電制御FETのON/OFF状態と、第1の電圧および第2の電圧の差分とに応じて、通信により外部の電子機器に出力する出力データを制御することを特徴とする制御方法である。
また、第5の発明は、外部と接続する第1の電極端子の電圧である第1の電圧および外部の電池と接続する第2の電極端子の電圧である第2の電圧を検出する検出ステップと、第1の電圧および第2の電圧に基づき回路を制御する制御ステップと、第1の電極端子に接続された外部の電子機器と通信を行う通信ステップとを有し、制御ステップは、第2の電極端子に電池が接続され、充電または放電が行われていない場合に、充電制御FETおよび放電制御FETのON/OFF状態と、第1の電圧および第2の電圧の差分とに応じて、通信により外部の電子機器に出力する出力データを制御することを特徴とする制御方法である。
上述したように、第1、第2、第3、第4および第5の発明では、充電および放電が行われていない場合に、充放電電流を制御する充電制御FETおよび放電制御FETのON/OFF状態と、第1の電圧および第2の電圧の差分とに応じて、通信により外部の電子機器に出力する出力データを制御するようにしているため、回路の状態が外部に通知される。
この発明は、充放電が行われていない場合には、充放電制御FETのON/OFF状態と、第1の電圧および第2の電圧の差分とに基づき故障診断を行い、充放電FETのON/OFF状態によらず、充放電制御FETの故障診断を行うことができるため、過充電や過放電を未然に防ぐことができるという効果がある。
以下、この発明の実施の一形態による電池パックの一例の構成について、図1および図2を参照して説明する。図1に示すように、電池パック1は、電池10およびBMU(Battery Management Unit)11、正極端子32、負極端子33および通信端子34を備える。
電池パック1は、例えば電子機器に装着され、正極端子32および負極端子33がそれぞれ電子機器の正極端子および負極端子にそれぞれ接続され、BMU11を介して電池10に対する充電や放電が行われる。
電池10は、例えばリチウムイオン二次電池であり、単電池、または複数の電池セルを直列および/または並列接続した組電池である。BMU11は、電池パック1の過充電や過放電を防止するための制御や、部品や電池パック1に接続される充電器の故障診断等を行う。また、BMU11は、通信端子34を介して接続された外部の電子機器と通信を行い、故障診断の結果を通知することができる。
BMU11は、スイッチ回路21、充放電制御部22、電流検出抵抗23、電流計測部24、電池電圧計測部25、サーミスタ26、回路温度計測部27、端子電圧計測部28、故障診断部29、メモリ30および通信部31を備える。
端子電圧計測部28は、第1の電圧である電池パック1の端子電圧を計測し、計測された電圧値を故障診断部29に供給する。電池電圧計測部25は、第2の電圧である電池10の電圧を計測し、計測された電圧値を故障診断部29に供給する。電流計測部24は、電流経路に設けられた電流検出抵抗23に印加された電圧を計測し、計測した電圧値と電流検出抵抗23の抵抗値に基づき、電流経路を流れる充放電電流の電流値を算出する。そして、電流計測部24は、算出された電流値を故障診断部29に供給する。
回路温度計測部27は、スイッチ回路21付近に配置されたサーミスタ26によって計測された、スイッチ回路21を構成する部品の温度に基づき、温度情報を生成し、生成された温度情報を故障診断部29に供給する。
故障診断部29は、電流計測部24、電池電圧計測部25、回路温度計測部27および端子電圧計測部28から供給されたそれぞれの情報に基づき、電流経路を構成する部品や電池パック1に接続された充電器の故障診断を行い、診断結果情報をメモリ30および/または通信部31に供給する。
なお、故障診断部29は、従来と同様に測定機能を有し、電池10の電圧値に基づいて電池10の残存容量を算出する。また、故障診断部29は、サーミスタ26および回路温度計測部27で計測された温度情報に基づき、電池温度を監視する。そして、故障診断部29は、算出した残存容量データや電池温度データをメモリ30に供給する。さらに、故障診断部29は、保護機能を有し、電池10の電圧が過充電検出電圧または過放電検出電圧になった場合、充放電制御部22に対して、充放電の許可/禁止命令を送ることにより、過充電および過放電を防止する。
メモリ30には、故障診断部29から受け取った診断結果情報や残存容量データ、電池温度データが記憶される。また、メモリ30には、BMU11単体や電池パック1を作製した際に初めて測定される初期回路インピーダンスZinitが記憶される。このようなメモリ30としては、例えば、不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)を用いることができる。
充放電制御部22は、充放電の許可/禁止命令に基づき、スイッチ回路21を制御する。スイッチ回路21は、充電制御部22からの制御に基づきスイッチのON/OFFを行い、電流経路を流れる充放電電流を遮断する。
通信部31は、故障診断部29から受け取った診断結果情報等を、通信端子34を介して、所定の通信規格、例えば、主に電源管理用に用いられるSMBus(System Management Bus)の規格に基づき、外部に接続された充電器や電子機器等に供給する。また、通信部31は、例えば充電の際に、通信端子34を介して充電電圧や充電電流等の充電条件を要求する。
図1に示すように構成された電池パック1は、例えば図2に示すような回路により実現することができる。電池パック1は、電池10およびBMU11、正極端子32、負極端子33および通信端子34を備える。また、BMU11は、充電制御FET(Field Effect Transistor)41a、放電制御FET41b、寄生ダイオード42a、42b、温度ヒューズ43、FET・Tr、MPU(Micro Processing Unit)45、電流検出抵抗23、サーミスタ44a、44bおよび抵抗R、R、R、Rを備える。
抵抗RおよびRが直列に接続されるとともに、抵抗Rの一方の端部が正極端子32に接続され、抵抗Rの一方の端部が負極端子33に接続される。また、抵抗RおよびRの間から延びた線がMPU45に接続されている。端子電圧は、これらの抵抗RおよびRに基づき計測される。
サーミスタ44aは、後述する充電制御FET41aおよび放電制御FET41bの周囲の温度を計測し、サーミスタ44bは、温度ヒューズ43の周囲の温度を計測する。抵抗RおよびRは、サーミスタ44aおよび44bにおける所定の温度範囲での温度特性を良好なものにするための抵抗である。これらのサーミスタ44a、44bおよび抵抗R、Rは、図1に示すサーミスタ26を構成する。
サーミスタ44aおよび抵抗Rが直列に接続され、サーミスタ44aの両端がMPU45に接続される。また、抵抗Rの一方の端部が負極端子33に接続される。同様に、サーミスタ44bおよび抵抗Rが直列に接続され、サーミスタ44bの両端がMPU45に接続される。また、抵抗Rの一方の端部が負極端子33に接続される。
MPU45は、図1に示す充放電制御部22、電流計測部24、電池電圧計測部25、回路温度計測部27、端子電圧計測部28、故障診断部29、メモリ30および通信部31の機能を有し、第1の電圧である電池パック1の端子電圧、第2の電圧である電池10の電圧、および電流経路に設けられた電流検出抵抗23に印加された電圧に基づく充放電電流を計測する。また、MPU45は、充電制御FET41a、放電制御FET41bおよび温度ヒューズ43の付近に配置されたサーミスタ44aおよび44bによって計測されたそれぞれの部品の周囲の温度に基づく温度情報を生成する。
そして、MPU45は、計測したそれぞれの電圧値や電流値、温度情報に基づき、電流経路を構成する部品や電池パック1に接続された充電器の故障診断を行い、故障診断の結果を通信端子34を介して、外部に接続された充電器や電子機器等に供給する。また、MPU45は、例えば充電の際に、通信端子34を介して充電電圧や充電電流等の充電条件を要求する。
さらに、MPU45は、保護機能を有し、電池10の電圧が過充電検出電圧または過放電検出電圧になった場合、充電制御FET41a、放電制御FET41bを制御して、過充電および過放電を防止する。
充電制御FET41aおよび放電制御FET41bは、MPU45からの制御により、電池パック1の充放電を制御する。例えば、電池10の電圧が過充電検出電圧となった場合は、MPU45からの制御により、充電制御FET41aをOFFとし、充電電流が流れないように制御される。充電制御FET4aのOFF後は、寄生ダイオード42aを介することによって放電のみが可能となる。また、電池10の電圧が過放電検出電圧以下となった場合は、MPU45からの制御により、放電制御FET41bをOFFとし、放電電流が流れないように制御される。放電制御FET41bのOFF後は、寄生ダイオード42bを介することによって充電のみが可能となる。また、温度ヒューズ43は、所定の温度に達した際に溶解することにより、電流経路を流れる電流を遮断する。
また、FET・Trは、ゲート端子がMPU45に接続され、ソース端子が温度ヒューズ43に接続され、ドレイン端子が電池10の負極側に接続される。FET・Trは、通常、OFFされた状態となっており、MPU45からの制御によりONされて温度ヒューズ43を溶断する。例えば、電池10に対する充放電が危険である場合には、MPU45による制御に基づきFET・TrをONする。こうすることにより、電池10から流れる電流が温度ヒューズ43およびFET・Trを介してGNDに流れ、温度ヒューズ43の温度が上昇し、溶断することができる。なお、FET・TrがOFFである場合、FET・Trには電流が流れないため、温度ヒューズ43が溶断することはない。これら充電制御FET41a、放電制御FET41b、温度ヒューズ43およびFET・Trは、図1に示すスイッチ回路21を構成する。
次に、この発明の実施の一形態による電池パック1の故障診断部29による故障診断方法について説明する。この発明の実施の一形態では、電池パック1に設けられた、それぞれの計測部で計測された電圧値や電流値等に基づき、回路の故障診断を行うようにした。
はじめに、充電または放電の際の回路の故障診断方法について説明する。充電または放電の際に回路が正常に動作している場合には、充電制御FET41aおよび放電制御FET41bは、共にONとなっている。そのため、電流経路には、温度ヒューズ43の抵抗成分に加え、充電制御FET41aおよび放電制御FET41bのON抵抗による抵抗成分が存在することになる。したがって、このような抵抗成分が主な回路インピーダンスとなる。
回路インピーダンスは、回路が正常に動作している場合には、略一定の値を示すので、この回路インピーダンスが変化した場合には、回路を構成する部品等に何らかの故障が発生したと考えることができる。
そこで、この発明の実施の一形態では、電池パック1が充電または放電の際に、故障診断部29は、電池パック1の端子電圧、電池10の電池電圧、充放電電流および回路の温度に基づき、電池パック1の回路インピーダンスZを算出する。そして、回路インピーダンスZと初期回路インピーダンスZinitとに基づき回路インピーダンスの変化量ΔZを算出し、変化量ΔZの値に応じて回路が故障しているか否かを判断するようにした。
回路インピーダンスの変化量ΔZの具体的な算出方法について説明する。先ず、故障診断部29は、電池電圧計測部25、端子電圧計測部28および電流計測部24で計測された電池電圧V、端子電圧Vおよび充放電電流Iを用い、数式(1)に基づいて回路インピーダンスZ’を算出する。
Z’=|V−V|/I ・・・(1)
ここで、充電制御FET41aや放電制御FET41b、温度ヒューズ43は、温度特性を有しており、使用する温度によってそれぞれの部品の抵抗成分が変化する。そのため、上述のように回路インピーダンスを算出した場合には、計測時の温度によって回路インピーダンスZ’の値が変化する。したがって、算出された回路インピーダンスZ’に対して温度による補正を行い、回路インピーダンスZを算出する。この回路インピーダンスZ’の温度補正は、数式(2)によって行われる。
Z=Z’×F(T) ・・・(2)
なお、F(T)は、充放電FET41aおよび41b、温度ヒューズ43の温度に応じて回路インピーダンスZ’を補正するための温度補正式であり、例えば、回路インピーダンスZ’を、初期回路インピーダンスZinitを測定した際の温度に対応する回路インピーダンスに補正するものである。また、この温度補正式は、回路に使用される部品の温度特性に応じて決定される。具体的には、例えば、サーミスタ44aおよび44bで計測された充放電FET41および温度ヒューズ43の温度特性に基づき、温度補正式を決定するとよい。
次に、故障診断部29は、回路インピーダンスZと、メモリ30に予め記憶された初期回路インピーダンスZinitとから回路インピーダンスの変化量ΔZを算出する。この回路インピーダンスの変化量ΔZは、数式(3)によって算出される。
ΔZ=Z−Zinit ・・・(3)
このようにして算出された変化量ΔZの値に基づく回路の故障診断結果の一例を表1に示す。なお、この例では、充電制御FET41aおよび放電制御FET41bのON抵抗が3mΩである場合の判定方法について示した。
Figure 2008005593
回路インピーダンスの変化量ΔZが−6mΩよりも小さい場合、回路が故障していると判断される。即ち、回路インピーダンスZが充電制御FET41aおよび放電制御FET41bのON抵抗分である6mΩ以上低下しているため、例えば、回路基板上のパターン配線の一部がはんだ等によりショートしていると考えることができる。
回路インピーダンスの変化量ΔZが−6mΩ以上であり、且つ、−3mΩ以下である場合、回路が故障していると判断される。即ち、充電制御FET41aおよび放電制御FET41bが共にONとなっている状態において、回路インピーダンスZが充電制御FET41aおよび放電制御FET41bの一方のON抵抗分である3mΩ以上であり、且つ、両方のON抵抗分である6mΩより少ない分だけ低下しているため、例えば、充電制御FET41aおよび/または放電制御FET41bがショートしていると考えることができる。
回路インピーダンスの変化量ΔZが−3mΩよりも大きく、且つ、10mΩよりも小さい場合、回路が正常であると判断される。即ち、回路インピーダンスZが10mΩ以上であり、且つ、充電制御FET41aおよび放電制御FET41bの一方のON抵抗分である3mΩより少ない分だけ低下しているため、例えば、測定誤差や温度補正誤差によるインピーダンス変化であると考えることができる。なお、ここでは一例として、温度ヒューズ43の半切れ等によるインピーダンスの増加分の許容量を10mΩとして説明する。
回路インピーダンスの変化量ΔZが10mΩ以上である場合、回路が故障していると判断される。即ち、回路インピーダンスZが10mΩよりも大きく増加しているため、例えば、温度ヒューズ43の半切れ等により、インピーダンスが増加したと考えられるため、回路が故障していると考えることができる。
次に、充電または放電を休止している場合における回路の故障診断方法について説明する。充電または放電を休止している場合とは、電池パック1に外部の電子機器が接続されておらず、負荷が存在しない状態や、外部の電子機器が接続されているが使用されていない状態であるため、電流経路には、充放電電流Iが流れていない。したがって、この場合には、回路インピーダンスZを算出することができない。
そこで、この場合には、充電制御FET41aおよび放電制御FET41bのON/OFF状態に応じて、端子電圧Vがどのように変化するかに注目する。そして、端子電圧Vと電源電圧Vとの差の値に基づき、回路が故障しているか否かを診断するようにした。
電池電圧計測部25および端子電圧計測部28において、それぞれ計測された端子電圧Vおよび電池電圧Vに基づき、端子電圧Vと電池電圧Vとの差分である|V−V|を算出する。
充電制御FET41aおよび放電制御FET41bのON/OFF状態と、算出された|V−V|とに基づく回路の故障診断の判定方法の一例を、表2に示す。なお、この例では、充電制御FET41aおよび放電制御FET41bの寄生ダイオード42aおよび42bの降下電圧が0.5Vである場合の判定方法について示した。
Figure 2008005593
充電制御FET41aおよび放電制御FET41bが共にONである場合において、|V−V|の値が0ボルトである場合は、回路が正常であると判断される。一方、|V−V|の値が0ボルトよりも大きい場合は、回路が故障していると判断される。即ち、端子電圧VがV以下となり、回路のいずれかの箇所で電圧降下が発生していることが原因であると考えられ、例えば、充電制御FET41aおよび/または放電制御FET41bが故障していると考えることができる。
充電制御FET41aがONであり、且つ、放電制御FET41bがOFFである場合において、|V−V|の値がVボルトである場合は、回路が正常であると判断される。一方、|V−V|の値がVボルトよりも小さい場合は、回路が故障していると判断される。即ち、Vの値が0ボルトよりも大きいため、例えば、放電制御FET41bがショートしているなどのように、放電制御FET41bが故障していると考えられる。
充電制御FET41aがOFFであり、且つ、放電制御FET41bがONである場合において、|V−V|の値が0.5ボルトよりも大きい場合は、回路が正常であると判断される。一方、|V−V|の値が0ボルトである場合は、回路が故障していると判断される。即ち、充電制御FET41aの寄生ダイオード42aによる電圧降下が発生しておらず、例えば、充電制御FET41aがショートしているなどのように、充電制御FET41aが故障していると考えることができる。
充電制御FET41aおよび放電制御FET41bが共にOFFである場合において、|V−V|の値がVボルトである場合は、回路が正常であると判断される。一方、|V−V|の値がVボルトよりも小さい場合は、回路が故障していると判断される。即ち、Vの値が0ボルトよりも大きいため、例えば、充電制御FET41aおよび/または放電制御FET41bがショートしているなどのように、充電制御FET41aおよび/または放電制御FET41bが故障していると考えられる。
次に、図3に示すフローチャートを用いて、この発明の実施の一形態による電池パック1の故障診断の際の故障診断部29における処理の流れについて説明する。なお、以下では、特に断らない限り、処理が故障診断部29で行われるものとする。
先ず、ステップS1において、端子電圧計測部28、電池電圧計測部25、電流計測部24および回路温度計測部27は、それぞれ端子電圧V、電池電圧V、充電電流I、および、充電制御FET41a、放電制御FET41b、温度ヒューズ43の温度を計測し、それぞれの計測部で計測されたデータを故障診断部29に供給する。
次に、ステップS2において、故障診断部29は、電流経路に充放電電流Iが流れているか否かを判断する。判断の結果、充放電電流Iが流れていると判断された場合には、処理がステップS3に移行し、充放電電流Iが流れていないと判断された場合には、処理がステップS5に移行する。
ステップS3において、故障診断部29は、ステップS1で計測された各種の情報に基づき、電池パック1の回路インピーダンスZを算出し、算出された回路インピーダンスZとメモリ30に予め記憶されている回路インピーダンスの初期値Zinitとに基づき、回路インピーダンスの変化量ΔZを算出する。次に、ステップS4において、故障診断部29は、ステップS3で算出した回路インピーダンスの変化量ΔZに基づき故障診断を行い、処理はステップS7に移行する。
一方、ステップS5において、故障診断部29は、端子電圧Vと電池電圧Vとの差である|V−V|を算出する。そして、故障診断部29は、ステップS6において、ステップS5で算出された|V−V|と、充電制御FET41aおよび放電制御FET41bのON/OFF状態とに基づき故障診断を行い、処理がステップS7に移行する。
ステップS7において、故障診断部29は、ステップS4またはステップS6で行われた故障診断の結果に基づき、回路が異常であるか否かを判断する。故障診断部29は、判断の結果、異常がないと判断した場合、処理がステップS10に移行し、異常があると判断した場合には、処理がステップS8に移行する。ステップS8において、故障診断部29は、電池パック1における充放電を禁止する。そして、ステップS9において、故障診断部29は、診断結果をメモリ30に記憶する。
ステップS10において、故障診断部29は、ステップS4またはステップS6で得られた診断結果を通信部31に供給し、通信端子34を介して接続された外部の電子機器にたいして診断結果を供給し、一連の処理が終了する。
このように、充電または放電の際には、電池パック1の回路インピーダンスZを算出し、初期回路インピーダンスZinitからの変化量ΔZを算出することにより、ΔZの値に応じて回路や回路を構成する部品が故障しているか否かを判断することができる。
また、充電または放電を休止している場合には、|V−V|を算出することにより、充電制御FET41aおよび放電制御FET41bのON/OFF状態と|V−V|の値とに応じて、回路を構成する部品が故障しているか否かを判断することができる。
さらに、この実施の一形態では、電池パック1に接続された充電器の異常検出を行うことができる。充電器の異常検出は、電池パック1が充電器に接続された状態において、充電制御FET41aのON/OFF状態と端子電圧Vの値とに基づき行われる。そして、検出結果が通信端子34を介して充電器に供給され、検出結果に応じて充電のための充電電圧および充電電流を要求する。
充電制御FET41aのON/OFF状態と端子電圧Vとに基づく充電器の異常検出の検出結果の一例を表3に示す。なお、表3に示すVchargeおよびIchargeは、使用する電池セルの数や接続方法によって決定されるものであり、Vchargeは、1つの電池セルあたりの許容充電電圧に電池セルの直列数を乗じたものを示す。また、Ichargeは、1つの電池セル当たりの許容充電電流に電池セルの並列数を乗じたものを示す。
Figure 2008005593
充電制御FET41aがONである場合において、端子電圧Vの値がVchargeよりも大きい場合には、充電器が異常であると判断され、充電器に対して、充電電圧が0ボルト、且つ、充電電流が0アンペアとなるように充電処理を要求する。即ち、電池パック1の充電を禁止する。
また、端子電圧Vの値がV以上であり、且つ、Vcharge以下である場合には、充電器が正常であると判断され、充電器に対して、充電電圧がVchargeボルト、且つ、充電電流がIchargeアンペアとなるように充電処理を要求する。
さらに、端子電圧Vの値が0ボルト以上であり、且つ、Vよりも小さい場合には、充電器が異常であると判断され、充電器に対して、充電電圧が0ボルト、且つ、充電電流が0アンペアとなるように充電処理を要求する。即ち、電池パック1の充電を禁止する。
一方、充電制御FET41aがOFFである場合において、端子電圧Vの値がVchargeよりも大きい場合には、充電器が異常であると判断され、充電器に対して、充電電圧が0ボルト、且つ、充電電流が0アンペアとなるように充電処理を要求する。即ち、電池パック1の充電を禁止する。
また、端子電圧Vの値がVchargeと等しい場合には、充電器が正常であると判断され、充電器に対して、充電電圧がVchargeボルト、且つ、充電電流がIchargeアンペアとなるように充電処理を要求する。
さらに、端子電圧Vの値が0ボルト以上であり、且つ、Vchargeよりも小さい場合には、充電器が異常であると判断され、充電器に対して、充電電圧が0ボルト、且つ、充電電流が0アンペアとなるように充電処理を要求する。即ち、電池パック1の充電を禁止する。
このように、電池パック1に充電器が接続された場合に、充電制御FET41aおよび放電制御FET41bのON/OFF状態とVの値とに応じて、電池パック1に接続された充電器の異常を検出し、充電器が異常である場合には、充電を禁止し、過充電や過放電を未然に防ぐことができる。
ここで、図4を参照して、この発明の実施の一形態に適用可能な電子機器2について説明する。この実施の一形態による電子機器2は、充放電可能な機器であり、具体的には、例えばPCを適用することができる。電子機器2は、電池パック1、インターフェース(以下、I/Fと適宜称する)51、CPU(Central Processing Unit)52、RAM(Random Access Memory)53、ROM(Read Only Memory)54、表示部55および操作部56がバス50を介して接続されている。
I/F51は、接続された電池パック1との通信を行い、電池パック1から供給された故障診断結果をCPU52に供給する。また、I/F51は、CPU52から供給された電池パック1の充放電に関する命令を電池パック1に供給する。
CPU52は、ROM54に予め格納されたプログラムに従い、RAM53をワークメモリとしてバス50に接続された各部を制御する。また、CPU52は、電池パック1からI/F51を介して供給された故障診断結果に基づき、電池パック1に対する充放電を制御する。さらに、CPU52は、故障診断結果に基づき、電池パック1の故障を示す故障情報を生成し、表示部55に供給する。
表示部55は、CPU52から供給された故障情報を表示するための出力部である。表示部55としては、例えばCRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)が用いられる。操作部56は、例えばキーボードやマウスからなり、ユーザの操作に応じた各種の情報が出力され、CPU52に供給される。
電子機器2に電池パック1が装着されると、電池パック1の通信端子34と電子機器のI/F51とが接続される。そして、電池パック1は、予めメモリ30に記憶されている故障診断結果を示す出力データを、通信端子34を介して電子機器2のI/F51に送信する。
電子機器2は、得られた出力データをCPU52に供給する。CPU52は、供給された出力データに基づき電池パック1が故障していると判断した場合には、表示部55に、電池パック1が故障していることを示す表示や、電池パック1を交換することを促す表示等を表示させ、電池パック1が故障していることをユーザに対して通知するようにする。また、電子機器2は、故障診断結果に基づき充放電を禁止する命令をI/F51を介して電池パック1に供給する。
なお、ユーザに対する電池パック1の故障の通知方法としては、上述の例に限られず、例えば、電子機器2に音声出力部を設け、ユーザに対して音声により電池パック1の故障を通知するようにしてもよい。また、例えば、電子機器2の表示部55としてLED(Light Emitting Diode)等を設け、電池パック1が故障している場合には、LEDを点灯させたり点滅させたりすることにより、ユーザに対して電池パック1の故障を通知するようにしてもよい。
さらに、例えば、電池パック1から出力される出力データの内容を、故障診断結果に応じて異なるようにし、電子機器2は、それぞれの故障状態に応じて異なる通知や異なる処理を行うようにしてもよい。例えば、電子機器2は、電池パック1から受け取った出力データに基づき、ユーザに対して電池パック1の故障箇所を通知するようにしてもよい。
また、例えば、電池パック1において充電制御FETが故障したと判断された場合、電子機器は、電池パック1から受け取った出力データに基づきユーザに対して放電のみ可能であることを通知し、放電制御FETが故障したと判断された場合、電子機器は、出力データに基づきユーザに対して充電のみ可能であることを通知するようにしてもよい。
上述したように、この発明の実施の一形態では、充放電制御FETのON/OFF状態と、端子電圧および電池電圧の差分とに基づき充放電制御FETの故障診断を行うようにしているため、充放電制御FETのON/OFF状態によらず、充放電制御FETの故障を検出することができる。
また、従来の故障検出方法では、充放電制御FETの故障についてのみしか検出できないのに対し、この発明の実施の一形態では、回路インピーダンスの値に応じて、充放電制御FETだけでなく、電流経路を構成する他の部品等の故障を検出することができる。
さらに、従来は、充電の際に電池パック1に接続される充電器が故障し、例えば、充電電圧が異常である場合であっても、充電動作が行われてしまうのに対し、この発明の実施の一形態では、充放電制御FETのON/OFF状態と、電池パック1の端子電圧の値とに基づき充電器の異常検出を行い、充電器の異常を検出することができる。
以上、この発明の実施の一形態について具体的に説明したが、この発明は、上述したこの発明の実施の一形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えば、上述の実施の一形態において挙げた充電制御FET41aおよび放電制御FET41bのON抵抗の値や、寄生ダイオード42aおよび42bの降下電圧の値は、あくまでも例に過ぎず、使用する部品に応じてこれと異なる数値を用いてもよい。
また、上述では、充放電が行われている場合、および充放電が休止している場合の両方について故障診断を行うように説明したが、これはこの例に限られない。例えば、充放電が行われている場合および充放電が休止している場合のいずれか一方の場合にのみ、故障診断を行うようにしてもよい。
また、例えば、充電制御FET41a、放電制御FET41bおよび温度ヒューズ43は、正極端子側に設けられているが、これはこの例に限られず、例えば、負極端子側に設けてもよい。さらに、電流検出抵抗23は、負極端子側に設けられているが、これに限られず、例えば、正極端子側に設けるようにしてもよい。
さらに、上述では、PCを例にとって説明したが、これに限られず、例えば、電子機器2としてカムコーダ(Camcorder: Camera and recorderの略)、携帯電話やPDA等の携帯型電子機器、ディジタルカメラ等を用いることも可能である。
この発明の実施の一形態による電池パックの一例の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の一形態による電池パックの一例の回路構成を示す略線図である。 この発明の実施の一形態による電池パックにおける故障診断方法の処理の流れを示すフローチャートである。 この発明の実施の一形態による電子機器の一例の構成を示す略線図である。 従来の電池パックの一例の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 電池パック
10 電池
11 BMU
21 スイッチ回路
22 充放電制御部
23 電流検出抵抗
24 電流計測部
25 電池電圧計測部
26 サーミスタ
27 回路温度計測部
28 端子電圧計測部
29 故障診断部
30 メモリ
31 通信部
32 正極端子
33 負極端子
34 通信端子
41a 充電制御FET
41b 放電制御FET
42a、42b 寄生ダイオード
43 温度ヒューズ
44a、44bサーミスタ
45 MPU
51 インターフェース
52 CPU
55 表示部

Claims (17)

  1. 直列および/または並列に接続された1または複数の電池と、
    上記電池に対する充放電電流を制御する充電制御FETおよび放電制御FETと、
    外部と接続する電極端子の電圧である第1の電圧および上記1または複数の電池の電圧である第2の電圧を検出する検出部と、
    上記第1の電圧および上記第2の電圧に基づき回路を制御する制御部と、
    上記電極端子に接続された外部の電子機器と通信を行う通信部と
    を有し、
    上記制御部は、
    充電または放電が行われていない場合に、上記充電制御FETおよび上記放電制御FETのON/OFF状態と、上記第1の電圧および上記第2の電圧の差分とに応じて、上記通信部を介して外部の電子機器に出力する出力データを制御する
    ことを特徴とする電池パック。
  2. 請求項1に記載の電池パックにおいて、
    上記制御部は、
    上記充電制御FETおよび上記放電制御FETがともにONである場合であって、上記差分が0以外である場合と、
    上記充電制御FETがONであり、且つ、上記放電制御FETがOFFである場合であって、上記差分が上記第2の電圧の値以外である場合と、
    上記充電制御FETがOFFであり、且つ、上記放電制御FETがONである場合であって、上記差分が0である場合と、
    上記充電制御FETおよび上記放電制御FETがともにOFFである場合であって、上記差分が上記第2の電圧の値以外である場合と
    のいずれかの場合には、上記通信部を介して外部の電子機器に対して上記出力データを出力する
    ことを特徴とする電池パック。
  3. 請求項1に記載の電池パックにおいて、
    上記出力データは、
    充電または放電を停止するように要求することを示す情報を含む
    ことを特徴とする電池パック。
  4. 請求項1に記載の電池パックにおいて、
    作製の際に検出された初期回路インピーダンスを記憶する記憶部と、
    上記充放電電流を検出する電流検出部と
    を有し、
    上記制御部は、
    充電または放電の一方が行われている場合に、上記第1の電圧、上記第2の電圧および上記電流検出部で検出された上記充放電電流に基づき回路インピーダンスを検出し、上記記憶部に記憶された上記初期回路インピーダンスと上記回路インピーダンスとの差分の値に応じて、上記通信部を介して外部の電子機器に出力する出力データを制御する
    ことを特徴とする電池パック。
  5. 請求項4に記載の電池パックにおいて、
    上記制御部は、
    上記差分の値が所定の範囲外にある場合には、上記通信部を介して外部の電子機器に対して上記出力データを出力する
    ことを特徴とする電池パック。
  6. 請求項5に記載の電池パックにおいて、
    上記出力データは、
    充電または放電を停止するように要求することを示す情報を含む
    ことを特徴とする電池パック。
  7. 請求項1に記載の電池パックにおいて、
    上記制御部は、
    上記電極端子に充電器が接続されている場合に、上記充電制御FETのON/OFF状態と上記第1の電圧とに応じて、上記通信部を介して上記充電器に出力する出力データを制御する
    ことを特徴とする電池パック。
  8. 請求項7に記載の電池パックにおいて、
    上記制御部は、
    上記充電制御FETがONである場合であって、上記第1の電圧の値が上記第2の電圧の値から上記電池を充電するための充電電圧の値の範囲外である場合と、
    上記充電制御FETがOFFである場合であって、上記第1の電圧の値が上記充電電圧の値以外である場合と
    のいずれかの場合には、上記通信部を介して上記充電器に対して上記出力データを出力する
    ことを特徴とする電池パック。
  9. 請求項8に記載の電池パックにおいて、
    上記出力データは、
    充電を停止するように要求することを示す情報を含む
    ことを特徴とする電池パック。
  10. 請求項4に記載の電池パックにおいて、
    上記充電制御FETおよび上記放電制御FETの温度を検出する回路温度検出部をさらに有し、
    上記制御部は、
    上記回路インピーダンスの検出結果と、上記温度検出部による検出結果とに基づいて、上記通信部を介して外部の電子機器に出力する出力データを制御する
    ことを特徴とする電池パック。
  11. 請求項1に記載の電池パックにおいて、
    上記出力データを記憶する記憶部を有する
    ことを特徴とする電池パック。
  12. 外部に接続された電池に対する充放電電流を制御する充電制御FETおよび放電制御FETと、
    外部と接続する第1の電極端子の電圧である第1の電圧および上記電池と接続する第2の電極端子の電圧である第2の電圧を検出する検出部と、
    上記第1の電圧および上記第2の電圧に基づき回路を制御する制御部と、
    上記第1の電極端子に接続された外部の電子機器と通信を行う通信部と
    を有し、
    上記制御部は、
    上記第2の電極端子に上記電池が接続され、充電または放電が行われていない場合に、上記充電制御FETおよび上記放電制御FETのON/OFF状態と、上記第1の電圧および上記第2の電圧の差分とに応じて、上記通信部を介して外部の電子機器に出力する出力データを制御する
    ことを特徴とする制御回路。
  13. 請求項12に記載の制御回路において、
    上記制御部は、
    上記充電制御FETおよび上記放電制御FETがともにONである場合であって、上記差分が0以外である場合と、
    上記充電制御FETがONであり、且つ、上記放電制御FETがOFFである場合であって、上記差分が上記第2の電圧の値以外である場合と、
    上記充電制御FETがOFFであり、且つ、上記放電制御FETがONである場合であって、上記差分が0である場合と、
    上記充電制御FETおよび上記放電制御FETがともにOFFである場合であって、上記差分が上記第2の電圧の値以外である場合と
    のいずれかの場合には、上記通信部を介して外部の電子機器に対して上記出力データを出力する
    ことを特徴とする制御回路。
  14. 請求項13に記載の制御回路において、
    上記出力データは、
    充電または放電を停止するように要求することを示す情報を含む
    ことを特徴とする制御回路。
  15. 電池パックを有し、該電池パックの充放電を行う電子機器であって、
    直列および/または並列に接続された1または複数の電池と、
    上記電池に対する充放電電流を制御する充電制御FETおよび放電制御FETと、
    他の機器と接続する第1の電極端子の電圧である第1の電圧および上記1または複数の電池の電圧である第2の電圧を検出する検出部と、
    上記第1の電圧および上記第2の電圧に基づき回路を制御する第1の制御部と、
    上記第1の電極端子に接続された上記他の機器と通信を行う第1の通信部と
    を備える電池パックと、
    上記第1の電極端子と接続する第2の電極端子と、
    上記第1の通信部と接続して上記電池パックと通信を行い、上記出力データのやりとりを行う第2の通信部と、
    上記電池パックの充放電状態を示す充放電情報を出力する出力部と、
    上記出力データに基づき上記電池パックに対する充放電を制御するとともに、上記出力部による上記充放電情報の出力を制御する第2の制御部と
    を有し、
    上記第1の制御部は、
    充電または放電が行われていない場合に、上記充電制御FETおよび上記放電制御FETのON/OFF状態と、上記第1の電圧および上記第2の電圧の差分とに応じて、上記第1の通信部を介して上記第2の通信部に出力する出力データを制御する
    ことを特徴とする電子機器。
  16. 外部と接続する電極端子の電圧である第1の電圧および、直列および/または並列に接続された1または複数の電池の電圧である第2の電圧を検出する検出ステップと、
    上記第1の電圧および上記第2の電圧に基づき回路を制御する制御ステップと、
    上記電極端子に接続された外部の電子機器と通信を行う通信ステップと
    を有し、
    上記制御ステップは、
    充電または放電が行われていない場合に、上記充放電電流を制御する充電制御FETおよび上記放電制御FETのON/OFF状態と、上記第1の電圧および上記第2の電圧の差分とに応じて、上記通信により外部の電子機器に出力する出力データを制御する
    ことを特徴とする制御方法。
  17. 外部と接続する第1の電極端子の電圧である第1の電圧および外部の電池と接続する第2の電極端子の電圧である第2の電圧を検出する検出ステップと、
    上記第1の電圧および上記第2の電圧に基づき回路を制御する制御ステップと、
    上記第1の電極端子に接続された外部の電子機器と通信を行う通信ステップと
    を有し、
    上記制御ステップは、
    上記第2の電極端子に上記電池が接続され、充電または放電が行われていない場合に、上記充電制御FETおよび上記放電制御FETのON/OFF状態と、上記第1の電圧および上記第2の電圧の差分とに応じて、上記通信により外部の電子機器に出力する出力データを制御する
    ことを特徴とする制御方法。
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