JP2008002345A - 密閉型電動圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 確実に保護機能を発揮できるようにした密閉型電動圧縮機を提供するものである。
【解決手段】密閉容器内に電動要素とこの電動要素により駆動される圧縮要素と電動要素を保護する保護装置を内部に設け、前記電動要素に電源を供給する電源供給回路を備えた密閉型電動圧縮機にいて、前記電源供給回路に、通常の始動電流値より大きく、始動用コンデンサのショートによるショート電流より更に大きな電流値で溶断すると共に、電動要素を保護する保護装置の動作する時間より短い時間で溶断する過電流溶断型素子を設置することで、電源供給そのものを遮断するものであり、その後電源の入り切りに関係なく、圧縮機を駆動することもなく、電動要素を保護する保護装置が動作を繰り返すこともなく、安全に停止でき、密閉型電動圧縮機を個別に保護できるものである。
【選択図】図1
【解決手段】密閉容器内に電動要素とこの電動要素により駆動される圧縮要素と電動要素を保護する保護装置を内部に設け、前記電動要素に電源を供給する電源供給回路を備えた密閉型電動圧縮機にいて、前記電源供給回路に、通常の始動電流値より大きく、始動用コンデンサのショートによるショート電流より更に大きな電流値で溶断すると共に、電動要素を保護する保護装置の動作する時間より短い時間で溶断する過電流溶断型素子を設置することで、電源供給そのものを遮断するものであり、その後電源の入り切りに関係なく、圧縮機を駆動することもなく、電動要素を保護する保護装置が動作を繰り返すこともなく、安全に停止でき、密閉型電動圧縮機を個別に保護できるものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、空気調和装置や冷蔵庫などの冷凍機器に使用される密閉型電動圧縮機に関するものである。
密閉型電動圧縮機には通常いつくかの保護装置を有するものであるが、電動機焼損等の異常事態に対しては十分保護性能を発揮できない場合があり、従来より漏電遮断機や漏電リレー等の多重の保護装置を設ける方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−240596号公報
しかしながら、前述の方法によっても、アース処理の不完全やマグネットスイッチの接点溶着等により機能しないこともあり、圧縮機電源供給端子の破損(いわゆるピン飛び)に至ったり、配線や搭載ユニットの焼損事故にまで発展する場合も考えられる。又、内部保護装置による保護では、保護装置の開閉を繰り返し何れは、電源の遮断するような構造のものも提案されているが、圧縮機内部に設置され、通常の保護特性に影響を与える構造であり選定が難しかった。
本発明は、保護機能を確実に発揮できるようにした密閉型電動圧縮機を提供するものである。
本発明は、密閉容器内に収納した電動要素と、この電動要素により駆動される圧縮要素と電動要素を保護する保護装置を内部に備え、前記電動要素に電源を供給する電源供給回路を外部に備えた密閉型電動圧縮機において、前記電動要素に、始動電流値より大きな電流が流れた時、溶断する特性を有する過電流溶断型素子を前記密閉容器の外部に設けたものである。
また、前記過電流溶断型素子は、密閉型電動圧縮機の始動電流値より大きな電流値で且つ、始動用コンデンサのショート時の電流値以上で溶断するように設定したものである。
また、前記過電流溶断型素子は、密閉型電動圧縮機の始動電流値より大きく、始動用コンデンサのショートによるショート電流値より大きい電流が流れた時、前記電動要素を保護する保護装置の動作する時間より短い時間で溶断する様に設定したものである。
本発明は、密閉型電動圧縮機において、始動電流や始動用コンデンサのショートによるショート電流より大きな電流が流れた時、過電流溶断型素子が溶断すると共に、電動要素を保護する保護装置の動作する時間より短い時間で過電流溶断型素子が溶断する様に設定しているので、溶断して電源供給そのものを遮断するものであり、溶断によって電源供給を停止でき、その後電源の入り切りに関係なく、圧縮機を駆動することもなく、電動要素を保護する保護装置が動作を繰り返すこともなく、安全に停止できる。又、通常電源供給回路に設定されるサーキットブレーカーの容量に関係なく、密閉型電動圧縮機を個別に保護できるものである。
以下、実施の形態を図面に基づき説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1実施例を示している。本発明の密閉型電動圧縮機(図示せず)は、密閉容器(図示せず)内に電動要素(いわゆるモータ、図示せず)とこの電動要素によって駆動される圧縮要素(図示せず)と収納し、密閉容器外には、前記電動要素に電源を供給する電源供給回路(図示せず)を備えている。前記電動要素は、固定子(図示せず)と回転子(図示せず)とから構成され、1は固定子の主巻線、2は固定子の補助巻線をである。又、3は密閉容器内の電動要素を保護する保護装置を共通線に取り付けたものである。又、補助巻線2と電源間に始動用コンデンサ4を設置している。この、それぞれの共通線に、ヒューズ機能(過電流溶断型素子)5を取付けるものである。
図1は本発明の第1実施例を示している。本発明の密閉型電動圧縮機(図示せず)は、密閉容器(図示せず)内に電動要素(いわゆるモータ、図示せず)とこの電動要素によって駆動される圧縮要素(図示せず)と収納し、密閉容器外には、前記電動要素に電源を供給する電源供給回路(図示せず)を備えている。前記電動要素は、固定子(図示せず)と回転子(図示せず)とから構成され、1は固定子の主巻線、2は固定子の補助巻線をである。又、3は密閉容器内の電動要素を保護する保護装置を共通線に取り付けたものである。又、補助巻線2と電源間に始動用コンデンサ4を設置している。この、それぞれの共通線に、ヒューズ機能(過電流溶断型素子)5を取付けるものである。
このヒューズ機能は、始動用コンデンサのショートによるショート電流より大きな電流が流れた時、前記電動要素を保護する保護装置の動作時間より短時間にて溶断する特性を有するように設定されている。その設定は、具体的には、銅ベースの合金を使用すると共に、溶断する部分のヒューズ部分の縦、横、高さ(あるいは、断面積と長さ)を変えることによって、特性が変化するので、この寸法を設定することによって、目標とする溶断電流、時間を調整する。
密閉型電動圧縮機において、圧縮機が圧縮要素で回転不可能な状態が発生した場合には、始動電流が流れる。又、コンデンサが何らかの原因でショートした場合、圧縮機始動電流の1.5倍程度の電流が流れる。何れの場合も、電動要素を保護する保護装置が動作する。動作後、何れは保護装置は復帰し再度電流が流れ、この動作を繰り返す。何れ、前記保護装置は寿命となり、通電状態又は解放状態で寿命を迎える。解放状態では、その時点で電源が入らず電流は遮断され安全に保護される。ところが、通電状態で寿命を迎える場合、圧縮機始動電流の1.5倍以上程度の電流が継続して流れ、何れは電動要素が焼損し、短絡を起こし、圧縮機始動電流の1.5倍より更に大きな電流が流れ、ピン飛び・配線焼損等の事故に発展する恐れが大きい。
しかし本発明の密閉型電動圧縮機では、始動電流や始動用コンデンサのショートによるショート電流が流れた時、前記電動要素を保護する保護装置の動作する時間より短い時間で過電流溶断型素子が溶断する様に設定しているので、溶断して電源供給そのものを遮断するものであり、溶断によって電源供給を停止しているので、その後電動要素を保護する保護装置が動作を繰り返すこともなく、安全に停止できる。
又、通常電源供給回路にサーキットブレーカーが設置されるが、この容量は、単に前記密閉型電動圧縮機の始動電流値を考慮するだけでなく、システム全体の電流を考慮して決定されており、圧縮機の保護面では完全でない。本発明では、密閉型電動圧縮機を個別に保護できるものである。
以上のように本発明に係る密閉型電動圧縮機は、溶断によって電源供給を停止でき、その後電源の入り切りに関係なく、圧縮機を駆動することもなく、電動要素を保護する保護装置が動作を繰り返すこともなく、安全に停止できる。又、通常電源供給回路に設定されるサーキットブレーカーの容量に関係なく、密閉型電動圧縮機を個別に保護することが可能となるので、除湿機やヒートポンプ式給湯器等の用途にも適用できる。
3 電動要素を保護する保護装置
4 始動用コンデンサ
5 過電流溶断型素子
4 始動用コンデンサ
5 過電流溶断型素子
Claims (3)
- 密閉容器内に収納した電動要素と、この電動要素により駆動される圧縮要素と、前記電動要素に電源を供給する電源供給回路と電動要素を保護する保護装置を内部に備えた密閉型電動圧縮機において、前記電動要素に、始動電流値より大きな電流が流れた時、溶断する特性を有する過電流溶断型素子を前記密閉容器の外部に設けたことを特徴とする密閉型電動圧縮機。
- 前記過電流溶断型素子は、始動用コンデンサのショート時の電流値以上で溶断するように設定したことを特徴とする請求項1に記載の密閉型電動圧縮機。
- 前記過電流溶断型素子は、密閉型電動圧縮機の始動電流値より大きく、始動用コンデンサのショートによるショート電流値より大きい電流が流れた時、前記電動要素を保護する保護装置の動作する時間より短い時間で溶断する様に設定したものである密閉型電動圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006172153A JP2008002345A (ja) | 2006-06-22 | 2006-06-22 | 密閉型電動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006172153A JP2008002345A (ja) | 2006-06-22 | 2006-06-22 | 密閉型電動圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008002345A true JP2008002345A (ja) | 2008-01-10 |
Family
ID=39006937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006172153A Pending JP2008002345A (ja) | 2006-06-22 | 2006-06-22 | 密閉型電動圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008002345A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105371544A (zh) * | 2014-08-29 | 2016-03-02 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 一种热泵***及其控制方法和干衣机 |
-
2006
- 2006-06-22 JP JP2006172153A patent/JP2008002345A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105371544A (zh) * | 2014-08-29 | 2016-03-02 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 一种热泵***及其控制方法和干衣机 |
WO2016029528A1 (zh) * | 2014-08-29 | 2016-03-03 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 一种热泵***及其控制方法和干衣机 |
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