JP2007537773A - 脂肪収集並びに調製システム及び方法 - Google Patents

脂肪収集並びに調製システム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007537773A
JP2007537773A JP2006544012A JP2006544012A JP2007537773A JP 2007537773 A JP2007537773 A JP 2007537773A JP 2006544012 A JP2006544012 A JP 2006544012A JP 2006544012 A JP2006544012 A JP 2006544012A JP 2007537773 A JP2007537773 A JP 2007537773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
syringe barrel
centrifuge
insert
fat
assembly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006544012A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007537773A5 (ja
Inventor
エム. フロイト,ロバート
Original Assignee
サージカル スペシャルティーズ コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US10/732,125 external-priority patent/US20050124073A1/en
Application filed by サージカル スペシャルティーズ コーポレイション filed Critical サージカル スペシャルティーズ コーポレイション
Publication of JP2007537773A publication Critical patent/JP2007537773A/ja
Publication of JP2007537773A5 publication Critical patent/JP2007537773A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04BCENTRIFUGES
    • B04B5/00Other centrifuges
    • B04B5/04Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers
    • B04B5/0407Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers for liquids contained in receptacles
    • B04B5/0414Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers for liquids contained in receptacles comprising test tubes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D21/00Separation of suspended solid particles from liquids by sedimentation
    • B01D21/0012Settling tanks making use of filters, e.g. by floating layers of particulate material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D21/00Separation of suspended solid particles from liquids by sedimentation
    • B01D21/24Feed or discharge mechanisms for settling tanks
    • B01D21/245Discharge mechanisms for the sediments
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D21/00Separation of suspended solid particles from liquids by sedimentation
    • B01D21/26Separation of sediment aided by centrifugal force or centripetal force
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D21/00Separation of suspended solid particles from liquids by sedimentation
    • B01D21/26Separation of sediment aided by centrifugal force or centripetal force
    • B01D21/262Separation of sediment aided by centrifugal force or centripetal force by using a centrifuge
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04BCENTRIFUGES
    • B04B7/00Elements of centrifuges
    • B04B7/08Rotary bowls
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/00969Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets used for transplantation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2202/00Special media to be introduced, removed or treated
    • A61M2202/08Lipoids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2221/00Applications of separation devices
    • B01D2221/10Separation devices for use in medical, pharmaceutical or laboratory applications, e.g. separating amalgam from dental treatment residues

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Centrifugal Separators (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Abstract

自家脂肪移植のために脂肪を収集し調製するためのシステム及び方法。該システムは、遠心分離機、注射筒及び注射筒と結合されたろ過及び移送アセンブリを内含する。油、脂肪及びより高密度の物質(腫張流体、結合組織及びその他の非脂肪物質)を含む物質が、注射筒内に収獲される。染料が注射筒中に具備されるか又は注入される。注射筒の遠心分離により、物質は上部油層、中央脂肪層及び底部のより高密度の物質の層の形に層化される。中央層内の比較的生存能力が低い脂肪組織の表面層が染料により強調される。遠心分離中により高密度の物質が注射筒から外にろ過される。注射筒プランジャのプランジャヘッド内のポートを通して油及び比較的生存能力が低い脂肪組織が取出される。比較的生存能力が高い脂肪組織は、注射筒及びより小型の複数の注射筒と結合されたアセンブリ内のアダプタを通して、より小型の注射筒内に移送される。

Description

関連出願
本出願は、その全体が本出願中に参考として内含されている2003年12月9日付けの米国出願第10/732,125号の部分継続出願である。
発明の分野
本発明は、顔面の加齢及びシワの軽減を含めた美容的若返り目的ならびにその他の目的での注入用に、ヒトの組織由来の脂肪を収獲し、収獲された脂肪を調製するための脂肪収集及び調製システム及び方法に関する。
背景
形成外科の分野では、なかんづく顔面の加齢及びシワを軽減するために美容的若返りの分野でさまざまな物質及び技術が開発されつつある。現行の技術には、レシピエントの患部内への外来物質の内移植が関与している。現在この分野で使用されている2つの外来物質はコラーゲンと合成材料である。コラーゲンインプラントには、皮膚、腱、骨及び軟骨といったような結合組織(コラーゲン繊維)の白色繊維のタンパク質物質の注入が関与している。現行の合成インプラントには、シリコーン、死体の皮膚及びその他の合成材料の注入が関与している。しかしながら、コラーゲン及び合成インプラントには、注入された材料の感染、炎症、レシピエントによる拒絶及び限られた耐久性を含めたさまざまなマイナス面がある。コラーゲン、合成又はその他の外来性材料の内移植に付随するこれらの及びその他のマイナス面を無くそうとして、脂肪移植(又は脂肪又は脂肪組織又は細胞の移植)が美容的若返りの未来の頼みの綱とみなされつつある。
脂肪移植には、(a)収獲部位から脂肪組織とそれをとり囲むその他の物質を収獲する段階;(b)脂肪組織を調製する段階そして次に(c)レシピエントの患部内に脂肪組織を注入する段階が関与する。脂肪組織は血管及びその他の天然に発生する物質と共に人体に常在する。脂肪組織を収獲するためには、まず最初に腫張流体が、例えばレシピエントの体のもう1つの部分であり得る収獲部位の中に注入される。この腫張流体は収獲部位内の組織の体積を膨潤つまり増大させ、かくして収獲中の失血を減少させ収獲部位からの組織の取出しを容易にする。腫張流体としては現在、塩溶液、エピネフリン及びリドカインの混合物が含まれるが、その他の物質を用いて脂肪組織に対する同じ効果を達成することもできる。脂肪組織、腫脹流体及び油(収獲外傷性傷害の結果として体が作り出すもの)の混合物が次に低い真空圧の下で、部位内に挿入された特別設計のカニューレを通して部位から収獲用注射筒内に収獲される。
注入のための脂肪を調製するには、それを注射筒内部の混合物中のその他の収獲された物質から分離しなければならない。各収穫用注射筒内部で油、脂肪組織(又は注射筒内の脂肪層)及び腫脹流体の混合物を3つの層に分けるためには、自動遠心分離機が使用されてきた。これらの自動化された遠心分離機は往々にしてこのタイプの混合物をそのさまざまな層に分けるために必要とされるものよりもはるかに高い速度で収獲用注射筒を回転させ、かくして組織に不要な操作及び外傷性傷害を受けさせる。その上、自動遠心分離機(そして特に収穫用注射筒をとり囲む表面)の清浄性を維持する容易でかつ費用効果性の高い方法は全く存在しないことから、脂肪組織をとり囲む環境の無菌性が危うくなることが多い。
この場合、油及び腫脹流体層を除去し、脂肪組織又は脂肪性層を単離し清浄し、移植のために例えば1cc注射筒といったより小型の注射筒に脂肪組織を移送するために、分かれた混合物をさまざまな要領で操作する必要がある。さまざまな操作技術には、混合物を回転させてそれを1つのコンテナからもう1つのコンテナまで移動させることが関与する。例えば、まず最初に上に腫脹流体層を置き混合物から腫脹流体を傾瀉させ、その後上に油層を置き混合物から油を傾瀉させるべく、分けられた混合物を収納する収穫用注射筒を180度方向転換させることができる。その後、洗浄すべきもう1つのコンテナ内に脂肪組織を注入し次により小型の移植注射筒内に注入してその後所望の場所にそれを注入できるようにすることができる。これらの操作の各々は、混合物と組織をさらなる計器及び表面と接触させ組織にその他の外傷性傷害をひき起こすことに加えて、混合物及びその中の脂肪組織の少なくとも一部分を空気に曝露する。空気に曝露される毎に、脂肪組織の生存能力は低減し、汚染の危険性が高まる。
混合物及びその中に含有された脂肪組織の操作毎に、組織及びその周囲環境の無菌性を危うくかつさらなる不要な外傷性傷害を組織に受けさせることによって、移植の長期結果に影響が及ぶことになる。無菌性が危うくなると、脂肪移植片の感染、炎症及び拒絶の可能性は増大する。不要な外傷性傷害は、脂肪組織の生存能力及び無欠性に影響を及ぼし、移植体の耐用性を低下させる。これらの効果は、プロセスに関与する計器のコストが高いことと相まって、美容的若返りのために脂肪移植体を使用することの望ましさが低減する。
要約
本発明は、脂肪を収集し調製するためのよりコスト効果性の高い溶液を提供しかつ脂肪移植の長期的結果を改善することによって美容的若返りのために脂肪移植体を使用することの要望を高めることができる。脂肪移植の長期結果は、脂肪組織又は脂肪が所望の場所に注入される前に収集及び調製のプロセス中のあらゆる時点で、混合物及びその中に含有された脂肪組織の操作を最小限におさえかつ混合物、組織及び周囲環境の無菌性を最大限にすることによって改善される。
本発明は、遠心分離機;無菌で交換可能な遠心分離機インサート;その遠位端部に非対称ヘッドを伴う注射筒及び取外し可能なプランジャシャフト及びプランジャヘッド内の吸引ポートを伴うプランジャ;及びルアー端部又はルアーロック注射筒と結合されるべき雄ルアーコネクタを各端部に有するアダプタ、及びアダプタと解除可能な形で結合可能な取外しできるフィルターキャップを伴うアセンブリを内含し得る。
1実施形態例では、腫脹流体、脂肪組織及び油の混合物は、まず最初に収獲用注射筒内にカニューレを通して低真空圧で収獲される。カニューレ及びプランジャシャフトは、注射筒から取外される。注射筒は遠心分離機インサート内の挿入キャビティの中に設置される。遠心分離機インサートは遠心分離機上に設置されそれと結合される。その他のより高密度の物質を伴う油、脂肪組織及び腫脹流体の層(layer又はstratum)へと注射筒の中の混合物を穏やかに分離又は層化させるべく、遠心分離機は手作業で起動させられる。腫脹流体及びその他のより高密度の物質は、注射筒の遠位又はルアー端部と結合されているアダプタと結合された交換可能なフィルターキャップを通して注射筒の遠位端部から外に傾瀉される。フィルターキャップは、アダプタからそのネジをゆるめることによって、又はフィルターがアダプタ内に一体化されている場合にはフィルターを収納するアダプタの部分を破断させてアダプタを注射筒に取付けられた状態に残すことによって、取外しされる。油は、注射筒内のプランジャヘッド内の吸引ポートを通って注射筒の上から取出される。プランジャシャフトは収獲用注射筒内のプランジャヘッドに再度取付けされ、所望の場所に脂肪組織を注入するのに用いられるより小型の注入注射筒内にアダプタを通して脂肪組織を押し込むために用いられる。
1実施形態例では、第1の注射筒はアダプタアセンブリの第1の端部とかみ合わされる。フィルターアセンブリがアダプタアセンブリの第2の端部と係合させられる。フィルターアセンブリは、その残りの部分に取付けられたフィルターを内含する。第1の注射筒は、インサートキャビティといったような遠心分離機インサート内のレシーバの中に挿入される。注射筒のチャンバの内部に物質の組合せが放出可能な形で保持されている。該組合せは、油、脂肪(例えば脂肪組織又は細胞)及び、脂肪と共に収獲用部位から収獲される血液、ホルモン又はその他の非脂肪成分などといった脂肪又は油よりも高密度のその他の成分及び/又は腫脹流体を内含し得るより高密度の物質を含む。遠心分離機インサートは、遠心分離機の回転可能な遠心分離機部材と結合される。第1の注射筒は、(遠心分離機インサート内に設置され得るその他の注射筒と共に)遠心分離を受けて、より高密度の物質、脂肪及び油の層へと該組合せを層化する。より高密度の物質層の少なくとも一部分はフィルターを通して第1の注射筒からろ過される。このろ過段階は、例えば遠心分離プロセスの間又は後のいずれかで達成され得る。フィルターは第1の注射筒からの脂肪層の少なくとも一部分の通過を妨げる。さらに、少なくとも油層の一部分は注射筒の近位部分内のプランジャヘッドの中に開口部から抽出される。この抽出段階は、例えば遠心分離プロセスの間又は遠心分離プロセスの後に達成され得る。フィルターアセンブリは、第1の注射筒からより高密度の物質がひとたびろ過された時点でアダプタアセンブリからフィルターアセンブリのネジをゆるめるか又はこれを破断させることなどによってアダプタアセンブリから係合解除又は取外しされる。
1実施形態例においては、アセンブリにはアダプタ及びフィルターアセンブリが含まれる。アダプタは第1の区分、第2の区分、第1の区分から第2の区分への通路、そしてカップリングを有する。アダプタの第1の区分は第1の注射筒のルアーコネクタとかみ合せ可能である。アダプタの第2の区分は第2の注射筒のルアーコネクタとかみ合せ可能である。フィルターアセンブリはカップリングを介してアダプタと解除可能な形で結合させることができるものである。例えば、カップリングは、アダプタとフィルターアセンブリの間のネジ込み係合又は破断可能な連結であり得る。フィルターアセンブリは、第1の注射筒から外への第1のタイプへ物質の通過を可能にし、かつ第1の注射筒からの第2のタイプの物質の通過を妨げる。
1実施形態例では、第1の注射筒はアダプタの第1の区分とかみ合わされる。第1のタイプの物質はその後アダプタと連結されたフィルターを通して第1の注射筒から取出される。フィルターは第1の注射筒からの第2タイプの物質の通過を妨げる。このとき第2の注射筒がアダプタの第2の区分とかみ合わされる。第2のタイプの物質は次に第1の注射筒から第2の注射筒までアダプタを通して移送される。
1実施形態例では、物質の組合せのうちのより高密度の物質が、第1の注射筒と結合されたアダプタに取付けられたフィルターを通して第1の注射筒から取出される。フィルターは、第1の注射筒からのより低密度の物質の通過を妨げながら、より高密度の物質の通過を可能にするように構成される。より低密度の物質はアダプタを通して第1の注射筒から移送される。
1実施形態例においては、アセンブリにはアダプタとフィルターアセンブリが含まれる。アダプタは第1の端部、第2の端部、この第1の端部と第2の端部の間の通路及びカップリングを有する。アダプタの第1の端部は、例えば注射筒といった第1のコンテナ内の開口部と密封する形で係合するように構成されている。アダプタの第2の端部は、例えばもう1つの注射筒といったような第2のコンテナ内の開口部と密封する形で係合するように構成されている。カップリングは、例えばアダプタとフィルターアセンブリの間のネジ込み係合又は破断可能な連続であり得る。フィルターアセンブリはカップリングを介してアダプタと解除可能な形で結合可能である。フィルターアセンブリは第1のコンテナから外への第1のタイプへ物質の通過を可能にし、かつ第1のコンテナからの第2のタイプの物質の通過を妨げる。
1実施形態例では、注射筒はチャンバ、プランジャシャフト及びプランジャヘッドを内含する。チャンバは、開放した近位端部及びチャンバの遠位端部内の開口部を有する。該開口部の中心はチャンバの長手方向中心軸からオフセットされている。プランジャヘッドはプランジャシャフトと解除可能な形で結合されている。プランジャヘッド及びプランジャシャフトは、チャンバの内部の体積を変動させるべくチャンバ内へ開放近位端部を通して滑動可能な形でかつ密封する形で挿入できるように構成されている。
1実施形態例では、注射筒内のチャンバ内の物質の組合せは、該組合せの中の各々の物質の密度に従ってチャンバ内の該物質の組合せを層へと分離するべく遠心分離される。プランジャヘッドが、チャンバの開放近位端部内へ滑動可能な形でかつ密封する形で挿入される。チャンバは、その遠位端部に開口部を有する。開口部の中心はチャンバの長手方向中心軸からオフセットされている。遠心分離段階の後プランジャシャフトはプランジャヘッドに取付けられる。
実施形態例において、注射筒を遠心分離するための器具には、遠心分離機の回転可能な遠心分離機部材と解除可能な形で結合可能なインサートが内含されている。インサートは注射筒を収容するように構成された少なくとも1つのインサートキャビティを有する。
1実施形態例では、注射筒を遠心分離するためのアセンブリには、遠心分離機とインサートが含まれている。該遠心分離機は基部及び基部と回転可能な形で結合された回転可能な遠心分離機部材を内含する。インサートは回転可能な遠心分離機部材と解除可能な形で結合可能である。インサートは注射筒を収容するべく構成された少なくとも1つのインサートキャビティを有する。
−実施形態例では、遠心分離機の回転可能な遠心分離機部材と遠心分離機インサートが結合されている。該遠心分離機インサートは、該インサート内部に少なくとも1つの注射筒を保持する少なくとも1つのインサートキャビティを有する。注射筒は、物質の組合せを放出可能な形で保持するように構成されている。結合段階の後、回転可能な遠心分離機部材、遠心分離機インサート及び物質の組合せは回転させられる。
1実施形態例においては、腫脹流体、脂肪組織及び油の混合物はまず最初にカニューレを通して低い真空圧で収獲用注射筒内へと収獲される。カニューレとプランジャシャフトは注射筒から取外される。注射筒は遠心分離機インサート内の挿入キャビティ内に設置される。遠心分離機インサートは遠心分離機上に設置されかつそれと結合される。遠心分離機が起動させられる前すなわち例えば収獲前又はその後又は挿入キャビティ内に注射筒を設置する前又は後又は遠心分離機インサートが遠心分離機と結合された後、注射筒及び/又は混合物の中にマーキング物質(例えば染料)が導入される。その他のより高密度の物質を伴う油、脂肪組織及び腫脹流体の層(layer又はstrata)へと注射筒内の混合物を穏やかに分離又は層化させるべく、遠心分離機は手作業で起動させられる。腫脹流体及びその他のより高密度の物質は、注射筒の遠位又はルアー端部と結合されているアダプタと結合された交換可能なフィルターキャップを通して注射筒の遠位端部から外に傾瀉される。フィルターキャップは、アダプタからそのネジをゆるめることによって、又はフィルターがアダプタ内に一体化されている場合にはフィルターを収納するアダプタの部分を破断してアダプタを注射筒に取付けられた状態に残すことによって、取外しされる。油は、注射筒内のプランジャヘッド内の吸引ポートを通って注射筒の上から取出される。マーキング物質の上に位置づけされた又はマーキング物質を内含する比較的生存能力が低い脂肪組織の表面層が、注射筒内のプランジャヘッド内の吸引ポートを通して注射筒の上から取出される。プランジャシャフトは収獲用注射筒内のプランジャヘッドに再度取付けされ、所望の場所に脂肪組織を注入するのに用いられるより小型の注入注射筒内にアダプタを通して残った比較的生存能力が高い脂肪組織を押し込むために用いられる。
1実施形態例においては、マーキング物質は、比較的生存能力が低い脂肪組織の密度又は比重以上である密度又は比重を有する染料を含む。染料は、注射筒と脂肪の遠心分離の後に注射筒内の脂肪中の比較的生存能力が低い脂肪組織の層と注射筒内の脂肪中の比較的生存能力が高い脂肪組織の層を目視により区別するか又はその他の形で比較的生存能力が低い脂肪組織の層を示す又は強調するように設計された色を有する。
1実施形態例においては、第1のタイプの物質(例えば脂肪)又は脂肪組織を内含する物質の組合せの中に染料が導入される。物質又は物質の組合せは、注射筒といったようなコンテナの内部に放出可能な形で保持される。物質又は物質の組合せは遠心分離されるか又は遠心分離機内での遠心分離に付される。遠心分離を受けた後、物質又は物質の組合せの(例えば比較的生存能力が低い脂肪組織を内含する)表面層の少なくとも一部分が染色の少なくとも一部分の上に位置づけされるか又はそれを内含する。表面層の少なくとも一部分は単独で、又はコンテナからの染料の一部分又は全てと共に、注射筒から取出される。
1実施形態例では、注射筒がチャンバ、プランジャシャフト、プランジャシャフト及びチャンバ内部の染料を内含する。該チャンバは開放した近位端部及び遠位端部内の開口部を有する。プランジャヘッドはプランジャシャフトと解除可能な形で結合されている。プランジャヘッド及びプランジャシャフトは、チャンバの内部の体積を変動させるべく開放近位端部を通してチャンバ内に滑動可能な形及び密封する形で挿入可能である。
1実施形態例では、注射筒内のチャンバ中の物質の組合せ及び染料は、チャンバ内の物質の組合せを該組合せ内の各物質の密度に従って層の形に分離するべく遠心分離される。チャンバの開放近位端部の中にプランジャヘッドが滑動可能な形及び密封する形で挿入されている。チャンバはその遠位端部に開口部を有する。開口部の中心はチャンバの長手方向中心軸からオフセットされている。遠心分離の後、染料の上又は染料を内含する物質の少なくとも一部分が、単独で又は染料の全て又は一部分と共に取出される。
1実施形態例では、脂肪の収集及び調製システム及びプロセスについてオペレータにフィードバックを提供する目的で、注射筒中にマーキング物質が提供される。該マーキング物質は、脂肪と注射筒の遠心分離の後注射筒内の脂肪中の比較的生存能力が高い脂肪組織の層と注射筒内の脂肪中の比較的生存能力が低い脂肪組織の層を目視により区別するか又は別々に強調するように構成又は設計されている。脂肪及び染料と共に注射筒は遠心分離され、次に注射筒内の比較的生存能力が低い脂肪組織又は比較的生存能力が高い脂肪組織の数量が測定される。収集され調製された脂肪試料内の比較的生存能力が高い脂肪組織の数量又は百分率を最大にするため、測定に応答して一部分(例えば単数又は複数の段階又は計器又は装置)が調整される。
詳細な説明
本発明は、美容的若返り及びその他の目的のための脂肪組織を収獲し、収獲した組織を調製するための脂肪収集及び調製システム及び方法に関する。図1から図31までは、本発明に従った脂肪収集及び調製システム及び方法のさまざまな態様を例示している。
図1及び2に例示されているように、該システムは、注射筒100、アセンブリ200、遠心分離機インサート300及び遠心分離機500を内含する。油、脂肪、腫脹流体及びその他のより高密度の流体成分を含む物質の混合物又は組合せ400がカニューレ102を通して注射筒100内に収獲用部位から収獲される。注射筒100は遠心分離機インサート300内に設置又は挿入(その他の注射筒100と共に)される。注射筒100は次に、遠心分離機500と結合された遠心分離機インサート300の内部で遠心分離に付される。遠心分離は、物質の混合物又は組合せ400を、油415の上部又は最近位層410、脂肪細胞又は脂肪組織を含む脂肪425の中間層420及び腫脹流体、結合組織、ホルモン及び/又はその他のより高密度の非脂肪成分を含むより高密度の破片又は物質435の底部又は最遠位層430を含む、図6に例示された通りのそれらの密度に従った層(layer又はstratum)の形に層化又は分離する。より高密度の物質435は遠心分離中又はその後のいずれかに注射筒100から排出、ろ過、傾瀉又はその他の形で取り出される。油415は、注射筒100内のプランジャ160のプランジャヘッド162内の開口部168にアクセスする吸引弁又はポート161を通って取り出すことができる。その後、顔面のシワ、くぼみ内への注入のため又はその他の医療目的のため例えば1cc入り注射筒といったより小型の注射筒600内に脂肪425を移送することができる。抽出された又は取出された油は廃棄又はその他の目的で使用可能である。
収獲用部位から物質400の混合物又は組合せを収獲するためオペレータが使用する注射筒100は、図2〜4及び図18、19及び28で例示されているように設計可能である。注射筒100は、その遠位又はルアー端部112の開口部130及び開放近位端部110を有するチャンバ120を含む。ルアー端部112の開口部130は心を外して位置づけされても又は注射筒100の長手方向中心軸114からオフセットされてもよく、かくして、該開口部130は、図18及び19に例示されているように注射筒100が遠心分離中に一定の角度で位置づけされた時点で最遠位出口を提供することになる。開口部130のオフセット又は心外れ位置により、チャンバ120内のより高密度の流体又は物質415のより大きい部分を遠心分離中に注射筒100から排出させることが可能となる。換言すると、開口部130のオフセット又は心外れ位置により、注射筒100のチャンバ120内にいかなる残留物質又は流体も捕捉することなく、遠心分離中に注射筒100が角度のついた垂直位置にあるときに注射筒100から腫脹流体を内含するより高密度の物質415をさらに多く除去することが可能となる。
注射筒100は同様に、図2及び3及び図28及び29に例示されている通り、開放した近位端部110内に滑動可能な形及び密封する形で挿入可能であるプランジャ160を内含する。プランジャ160の動きはチャンバ120の内部体積122を変動させる。例えば、近位位置700内のプランジャ160の動きを用いて、単独で又は吸引器を用いて、チャンバ120内に物質400を収獲することができる。遠位方向702でのプランジャ160の動きは、チャンバ120の内部体積122を減少させ、開口部130を通して注射筒100から外にチャンバ120内の中味を押し出す。プランジャ160は、プランジャヘッド162及びそれと解除可能な形で取付け又は結合されたプランジャシャフト164を内含する。プランジャシャフト164は、プランジャヘッド162とネジ込み可能な形で係合され得、図16〜18で例示されているように、注射筒100が遠心分離に付される前に取外すか又はネジを緩めることができる。
プランジャヘッド162は、図2、3及び28で例示されている通り、遠心分離中又はその後に、注射筒100から最近位層410内の油415又はその他の物質を取出すか又は抽出するための取出し装置166をも内含していてよい。取出し装置166は、注射筒100から油415又はその他の物質を取出す又は抽出するために使用していない場合その装置166が実質的に内部体積122の密封された閉鎖を保つような形で構成されている。取出し装置166は、開口部165に対する選択的アクセスを提供する吸引バルブ又はポート161を内含し得る。開口部168は、図2、3及び28で例示されているように心を外して又はプランジャシャフト164の側面に対し位置づけされ得、そうでなければ、プランジャシャフト164の取外しの時点でのみ暴露されるような形で該開口部168を位置づけすることが可能である。開口部168の位置づけの如何に関わらず、最近位層410内の油415又はその他の物質は、注射筒100及びその中に収納された物質400の遠心分離の後、開口部168を通して取出し又は抽出され得る。
代替的には、取出し装置166は同様に、図3に例示されている通り、吸引ポート又はバルブ161を覆うフィルター169をも内含している。フィルター169は、注射筒100からの中間層420内の脂肪425の通過を妨げながら、遠心分離中に注射筒100から外に近位方向700に最近位層410内の油が走行できるようにする。図2及び3で例示されているように開口部168を選択的に閉鎖して、近位方向700にプランジャ160を移動させて注射筒100内に物質400を引き込みながら、かつ遠位方向702にプランジャ160を移動させて注射筒100から外に物質400を押し出しながら、チャンバ120の封入を保つために、閉鎖手段167を具備することができる。
注射筒100のルアー端部112は、図4〜7及び図29で例示されているように、アセンブリ200内のアダプタ230を受容しかつそれとかみ合せ、結合又はその他の形で係合されるように、又は、図2に例示されている通りカニューレ102又はその他のコンポーネント、装置又はアセンブリと注射筒100をかみ合わせる又は結合させるように構成される。ルアー端部112は、アダプタ230からの雄ルアーコネクタ244を収容するように構成された雌ルアーコネクタ144などといったルアーロック機構142を内含し得る。ルアー端部112は、アダプタ230上の外部ネジ山254とネジ込み可能な形で係合するように内部ネジ山146を有することができる。
アセンブリ200は、図17〜19内に例示されているように、注射筒100からの最遠位層430内のより高密度の物質435を排出、ろ過又はその他の形で取出すプロセスの間に使用するため、注射筒100と固定、取付け、係合、連結、かみ合せ又はその他の形で結合され得る。アセンブリ200は同様に、図7及び29で例示されているように、より小型の注射筒600内に脂肪層420から脂肪細胞又は脂肪組織425を移送するプロセス中に使用するように構成される。図4〜7及び図19に例示されているように、アセンブリ200は、アダプタ230及びそれと解除可能な形で結合可能であるフィルターアセンブリ270を内含する。アダプタ230は、その近位又は第1の区分233内のその近位又は第1の端部232にあるルアーコネクタ240、その遠位又は第2の区分235内のその遠位又は第2の端部234内のルアーコネクタ242、近位端部232から遠位端部234までの通路236及びアダプタ230とフィルターアセンブリ270を解除可能な形で結合するためのカップリング250を有する。
フィルターアセンブリ270は例4〜6に例示されている通り、フィルター274を伴うフィルターキャップ272を内含する。フィルター274はフィルターキャップ272と一体化され、フィルター274は、図19に例示されているように、注射筒100がアダプタ230と結合されアダプタ230がフィルターアセンブリ270と結合されている場合、注射筒100からの中間層420内の脂肪組織又は脂肪細胞425の通過を妨げながら、注射筒100からの最遠位層430内のより高密度の物質435の通過を可能にする又は許容するように構成されている。腫脹流体を含むより高密度の物質がひとたび傾瀉、ろ過、排出又はその他の形でフィルター274を通して取出された時点で、フィルター274に触れる中間層420からの第1の脂肪425は、脂肪の残りを空気汚染から保護する気密シールを作り出すことになる。図16〜図19に例示されている通り、注射筒100の遠心分離中フィルター274を通ってより高密度の物質を取出すことができる。代替的には、注射筒100がひとたび静止状態となった時点で、最遠位層430内のより高密度の物質435がフィルター274を通って排水又は傾瀉され得るようにするべく、遠心分離の前に図5及び6に例示されているようにカバー275をフィルター274上に設置し、遠心分離後に取外すことができる。
フィルター274は、アダプタ230の遠位端部234にある開口部238を覆うことができ、そうでなければ図5に例示されているように表面積が通路236の横断面を覆っている状態で通路236に沿って位置づけされ得る。フィルターキャップ272は、図5及び6に例示されているように、カップリング250を受入れるようにそしてアダプタ230に対しフィルターキャップ272を解除可能な形で係合、連結、結合又はかみ合せるように構成されている。フィルターキャップ272は、図6に例示されているように、アダプタ230から使用後に離脱される能力を伴って、破断可能なコネクタ252といったようなカップリング250と共に、アダプタ230と一緒に製造されてもアダプタに取付けられてよい。代替的には、カップリング250は、図5に例示されているように、注射筒100に対する強くしっかりしたはめ合いのための720度のネジ込みといったような、フィルターキャップ272内の内部ネジ山276とネジ込み係合されるべきアダプタ230上の外部ネジ山254を含むことができる。フィルターキャップ274は、注射筒100上のあらゆるタイプのアダプタ230及びあらゆるタイプのルアーロック機構144と使用される能力をもつ使い捨てコンポーネントとして提供可能である。
アダプタ230はルアーコネクタ240を介して注射筒100と結合され、アダプタ230は、図7及び29で例示されている通り、ルアーコネクタ242を介して最遠位層430からより高密度の物質435を取出した後、注射筒600と結合される。アダプタ230のルアーコネクタ240及び242は、それぞれ注射筒100及び600のルアー端部112及び612を伴うアダプタ230の近位及び遠位区分232及び234と解除可能な形で結合可能である。雄ルアーコネクタ244といったアダプタ230上のルアーコネクタは、注射筒100の雌ルアーコネクタ144といったような注射筒100のルアー端部112とアダプタ230を結合させるように構成されている。雄ルアーコネクタ246といったルアーコネクタ242は、注射筒600の雌ルアーコネクタ644といったような注射筒600のルアー端部612とアダプタ230を結合するように構成されている。アダプタ230が注射筒100及び600と結合させられている場合、注射筒100からの中味を注射筒600内に通路236を通して移送することができる。
物質400を収獲用部位から注射筒100内に収獲した後、遠心分離の前そして脂肪を注射筒100から注射筒600まで移送する前に、(アダプタ230及びそれと結合されたフィルターアセンブリ270を含む)アセンブリ200は、例えば、図4及び5に例示されているように注射筒100の雌ルアーコネクタ144とアダプタ230上の雄ルアーコネクタ246を強制嵌合することにより、注射筒100と結合される。このとき注射筒100及びアセンブリ200は、図1、16〜18に例示されている通り、遠心分離機インサート300内に挿入又は設置される。
遠心分離機インサート300は、図1、8及び図14〜18及び図27に例示されているように、遠心分離機500内で遠心分離プロセス中注射筒100を保持するための無菌の囲い又は環境を提供する。遠心分離機インサート300は、プラスチックから成型され、遠心分離機インサートモールドとして提供され得、一回の使用の後に使い捨てされてもよいし又はいずれかの注射筒100セットが遠心分離されようとしないうちに殺菌のため遠心分離機500から取出され得る。遠心分離機インサート30は、図27に例示されているように注射筒100及びインサート300が遠心分離機500内にある場合と同じ角度のついた垂直位置で、インサート300及び注射筒100が遠心分離機500から取外された後に注射筒100を支持するのに充分な剛性をもつプラスチック材料で作られるか又は成型され得る。このような充分な剛性をもつ遠心分離機インサート300は、遠心分離のための無菌環境を提供することに加えて、注射筒100と共にインサート300が遠心分離機500から統合解除され取外され表面800上に設置又は静置される場合の注射筒ラックとして機能する。
遠心分離機インサート300は、注射筒100を収容するように構成された単数又は複数のインサートキャビティ310を有する。インサートキャビティ310は、注射筒100と結合されたアセンブリ200及び注射筒100を収容するのに充分広いインサートポート又は開口部312をインサートキャビティ310の近位端部302に有する。図14〜16に例示されている通り、(以下でさらに詳述される)遠心分離機500の回転可能な遠心分離機部材520内の対応する遠心分離機キャビティ510の内部表面512に対する補完的はめ合いを提供するように、外部表面320を整形することができる(又は外部表面はそのように構成された形状を有する)。キャビティ310及び510の補完的はめ合いは、遠心分離の間そのそれぞれのインサートキャビティ310内部に注射筒100をしっかりと保持するのに貢献すると同時に回転可能な遠心分離機部材520とインサート300を結合させるのに貢献する。
インサートキャビティ310の内部表面は、図1、8及び14〜18、及び27に例示されている通り、遠心分離の前に注射筒100及びその中のアセンブリの少なくとも一部分を収容するように整形される。インサートキャビティ310の内部表面330は同様に、注射筒100のルア端部112及びアセンブリ200がインサートキャビティ310の最遠位部分332上に載ってしまうのを妨げるベくストッパ部材342又はストッパ表面344を有することもできる。インサートキャビティ310は、キャビティ310の近位部分316よりも小さい横断面積336をもつ最遠位部分332内の遠位セグメント334を有することができ、かくしてアセンブリ200及び注射筒100のルアー端部112が遠位セグメント334内に入るのを妨げている。最遠位部分332は、注射筒100の遠心分離中アセンブリ200内のフィルター274を通して注射筒100内の最遠位層430からのより高密度の物質435を収容することができる。接触時点で収容したより高密度の物質を部分332の内部に接着する固体又はゲル様の物質に変えるように、最遠位部分332内には例えば吸収性粉末といった材料360を一定量提供する又は配置することができる。吸収性材料360の存在は、取出されたより高密度の物質435を注射筒100から離して保ち、インサート300が万一逆転された場合に取出されたより高密度の物質435が遠心分離機インサート300から外に漏出するのを防ぐ。
遠心分離機インサート300は同様に、図1、8、15及び27に例示されているように、インサート300と解除可能な形で固定又は取付け可能なインサートのフタ又はカバー370を有する。インサートカバー370は、インサート300と一体化させるか又はコネクタ372でインサート300に取付けることができ、遠心分離中インサート300内に注射筒100を封じ込めるべくインサート300上のロック部材319と係合可能である解除可能な留め金374を有することができる。インサートカバー370は代替的に又は同様に、インサート300とネジ込み式に係合可能であってよい。カバー370がひとたび閉じられると注射筒100はインサート300内部に封じ込められる。この封じ込めは、遠心分離中に遠心分離機500の内部にCRG100を暴露しないことによって、この注射筒の周囲の環境の無菌性を維持し、遠心分離機500からインサート300を取出した時点で周囲環境の無菌性を保つ。この封じ込めは同様に遠心分離機300の清浄性をも維持する。
図1、8〜16に例示されているように、遠心分離機500は基部530、基部530と回転可能な形で結合された回転可能な遠心分離機部材520、回転可能な遠心分離機部材520の回転を駆動するべくこの部材と結合された起動用機構540及び遠心分離機カバー550を内含する。遠心分離機カバーは、基部530と解除可能な形で結合可能であり、かくして図15及び16に例示されている通り、回転可能な遠心分離機部材をとり囲んでいる。遠心分離機カバー550は代替的には回転可能な遠心分離機部材520と解除可能な形で結合可能であってよい。基部530は定置型であり、遠心分離中に遠心分離機500の安定性を増大するように重り付き周囲532を有する。遠心分離機500は、手動式遠心分離機502又は電動式遠心分離機504(バッテリ式及び/又はAC電源コード式)であってよい。
図9及び10に例示されているような手動式遠心分離機502の場合、起動用機構540は回転可能な遠心分離機部材520と結合された手動式駆動シャフト544を内含する。駆動シャフト544及びバネ541と結合されたボタン542を押して駆動シャフト544の回転を起動させることができ、この駆動シャフトが今度は回転可能な遠心分離機部材520及びインサート300をその注射筒100及びアセンブリ200と共に回転させ、注射筒100及びその中に収納された物質400を遠心分離させる。ボタン542は、例示されている通りカバー550上又は基部530上に位置設定できる。回転可能な遠心分離機部材520及びインサート300の充分な回転速度を達成するべく、3〜4分間にわたり3回又は4回ボタン542を押すか又は上下運動させることができる。手動式遠心分離機502は、費用効果性が高く、軽量で、その中味と共に手術室に及びそこから容易に移送可能である。
代替的には、図11及び12に例示されているように、遠心分離500は電動式遠心分離機504(バッテリ及び/又はAC電源コードで電力供給されるもの)であってよく、その場合起動用機構は、回転可能な遠心分離機部材520と結合された電動式シャフト546を内含する。電動式シャフト546の回転は、単数又は複数のボタン548で起動又は制御され得る電動モーター545によって駆動される。ボタン548は、例示されているようにカバー550上に又は基部530上に位置設定され得る。
回転可能な遠心分離機部材520は、上述のように少なくとも1つの遠心分離機キャビティ510を有する。1実施形態においては、回転可能な遠心分離機部材520は、遠心分離機インサート300内の複数のインサートキャビティ310のための補完的はめ合いを提供するように構成された全てが実質的に同じサイズである複数の遠心分離機キャビティ510を有し、インサートキャビティ310は図10、13〜16に例示されている通り、実質的に同じサイズの注射筒100を(各注射筒100上のアセンブリ200と共に)収容するように構成されている。このような実施形態においては、各々のインサートキャビティ310は、整合する遠心分離機キャビティ510を有する。
1つの実施形態においては、回転可能な遠心分離機部材520は代替的には、図21〜26に例示されている通り、例えば1つの遠心分離では10cc入り注射筒そしてもう1つの遠心分離では20cc入り注射筒といったような異なるサイズのインサートキャビティ210及び注射筒100を(各注射筒100上のアセンブリ200と共に)収容するための異なるサイズの遠心分離機キャビティ510を伴って設計することができる。このもう1つの実施形態においては、遠心分離機インサート300は、例えば10cc入りの注射筒といった特定サイズの注射筒100の少なくとも一部分及びそのそれぞれのアセンブリ200を収容するように寸法決定されたインサートキャビティ310を有する。インサートキャビティ310は、このインサートキャビティ及び10cc入り注射筒100及びアセンブリ200用に寸法決定された整合する又は対応する遠心分離機キャビティ510を有する。回転可能な遠心分離機部材520は同様に、例えば20cc入り注射筒用のさらに大きなインサートキャビティに対処するために寸法決定されたさらに大きい遠心分離機キャビティ510’をも有している。このようなさらに大きい遠心分離機キャビティ510’及びその開放端部511’は、図23及び24に例示されているように、遠心分離機インサート300の近位表面315により覆われている。図25及び26に例示されている通り、さらに大きい遠心分離機キャビティ510’のみとはめ合いそれより小さい遠心分離機キャビティ510を不整合でかつインサート300の近位表面315により覆われた状態に放置するように構成されているインサートキャビティ310’を伴うもう1つの遠心分離機インサート300をもう1つの遠心分離のために具備することも可能である。
いずれの実施形態においても、インサートキャビティ310及び遠心分離機キャビティ510の補完的はめ合いは、上述した通り、図14〜16及び23〜26で例示されている通り、回転可能な遠心分離機部材520とインサート300を結合するためのカップリングを提供する。インサート300は、図14、及び23〜26で例示されている通り、回転可能な遠心分離機部材520とインサート300を連結、係合、はめ合せ、固定又はその他の形で結合させるようにその他の付加的な機構又はコンポーネント又は部材318を有することができる。インサート300がひとたび回転可能な遠心分離機部材と結合されたならば、この回転可能な遠心分離機部材520の回転がインサート300の回転を駆動する。インサート300は遠心分離の間、回転可能な部材520と共に回転する。
図20に例示された実施形態においては、回転可能な遠心分離機部材520がそれとインサート300を結合するためのもう1つの機構、コンポーネント又は部材を有し、インサート300が充分な剛性をもち遠心分離中にそのそれぞれの挿入キャビティ110内に注射筒100をしっかりと維持することを条件として、回転可能な遠心分離機部材520はいかなる遠心分離機キャビティ510も有している必要がない。
運転中、注射筒100及び脂肪425の最小限の操作で、移植用の脂肪425を収集し調製するための以下に記述する方法と併せて、注射筒100、アセンブリ200、遠心分離機インサート300及び遠心分離機500の実施形態のさまざまな組合せを使用することができる。
脂肪収獲用部位に腫脹流体が注入された後、油415、脂肪425(例えば脂肪組織又は脂肪細胞)及び腫脹流体そしてその他のより高密度の物質435を含めた物質の組合せ又は混合物は、図2に例示されているように、注射筒100と連結されたカニューレ102を通して注射筒100のチャンバ120内に収獲される。物質400は、収獲用部位から物質400を吸引することによって及び/又は注射筒100のチャンバ120内にカニューレ102を通して物質を引き上げるように近位方向700でプランジャ160を引張ることにより収獲可能である。次にカニューレ102は注射筒100から取外される。
このとき、図4〜6、及び19に例示されている通り、各々のこのような注射筒100とアセンブリ200が結合される。特定的には、アダプタ230のルアーコネクタ240を注射筒100のルアーコネクタ142と係合させ、アダプタ230を注射筒100と結合させることができる。フィルターキャップ272はアダプタ230とネジ込み式に係合することでアダプタ230と結合され、そうでなければフィルターキャップ272はすでにアセンブリ200内でアダプタ230と結合させられた状態で製造又は提供され得る。
遠心分離機インサート300は、図8、14、15及び20に例示されているように、回転可能な遠心分離機部材520と結合される。インサートキャビティ310は、回転可能な遠心分離機部材520内の整合又は対応する遠心分離機キャビティ510の中に挿入され、図14及び15に例示されている通り、各々のインサートキャビティ310の最遠位部分332内に吸収性材料360の小さい部分が具備される。
図1、17及び18に例示されているように、注射筒100は、そのそれぞれのアセンブリ200と共に、遠心分離機インサート300内のインサートキャビティ310内に少なくとも部分的に設置又は挿入される。図8に例示されているように、インサート300内に注射筒100、そのそれぞれのアセンブリ200及び物質400を封じ込めるべく、遠心分離機インサート300のカバー370は閉じられる。遠心分離機500はこのとき、図9及び16に例示されているように、回転可能な部材520上にカバー550を設置することによって閉鎖され基部530と固定又は結合される。
次に、図16〜19に例示されているように、注射筒100、物質400及びアセンブリ200は遠心分離に付されるか、又は遠心分離機500内で遠心分離される。遠心分離は、手動式遠心分離機502についてはバネ541を起動させ駆動シャフト544及び回転可能な遠心分離機部材520を回転又はその他の形で旋回させるべく周期的にボタン542を押すことによって、又は図9〜12に例示されている電動式遠心分離機504については駆動シャフト546と回転可能な遠心分離機部材520を回転させるモーター545の速度を調整するべくボタン548を調整することによって達成可能である。回転可能な遠心分離機部材520は、遠心分離中の脂肪層420内の脂肪細胞又は組織425に対する構造的損傷を最小限におさえる一方で図18及び19に例示されているように、別々の油層410、脂肪層420及びより高密度の物質層430(物質400の密度に応じた層)に物質を層化するため充分な持続時間中、充分な回転速度で回転されなくてはならない。例えば、遠心分離機500を約2〜4分間、500〜1000rpmの範囲の速度で運転させることができる。
層430内のより高密度の物質435は、遠心分離中又はその後のいずれかでフィルター274を通して注射筒100から傾瀉、排出、ろ過、除去又はその他の形で取出される。図16〜19に例示されているようにより高密度の物質435は、遠心分離の前にフィルターキャップ272を含むアセンブリ200が注射筒100と結合されていることそしてフィルター274が遠心分離中覆われていないことを条件として、遠心分離中に取出され得る。取出されたより高密度の物質435は、フィルター274を通ってインサートキャビティ310の最遠位部分332内に移行し得る。注射筒100の回転は、遠心分離機500の垂直中心軸514から半径方向外向きに(704)作用しより高密度の物質435を導いて走行させ、注射筒100のルアー端部112内に軸514からさらに離れるように角度づけされた最遠位層430を形成させ、その後フィルター274を通してさらに下向き及び外向きに走行させる力を提供する。
最遠位部分332内で例えば吸収性粉末といった材料360と接触した時点で、取出されたより高密度の物質435はインサートキャビティ310の最遠位部分332内で固体又はゲル様の物質361に変化し得る。取出されたより高密度の物質435は図27に例示されているようにインサート300内にとどまることができ、又、油415及び脂肪425の層410及び420を伴う注射筒100及び注射筒と結合されたアセンブリ200をインサート300から取外した後、インサート300と共に処分可能である。以上で記述した通り、図18及び19で例示されるように注射筒100のルアー端部112上の開口部の心外れ又はオフセット位置により、注射筒100のチャンバ120内に何らかの残留物質又は流体を捕捉することなく、注射筒100が遠心分離中角度のついた位置にある場合注射筒100から腫脹流体を含むより高密度の物質415をより多く除去することが可能となる。
層430中のより高密度の物質は、遠心分離の後フィルター274を通して注射筒100から除去することもできる。この場合、フィルター274は、図5及び6に例示されているように、遠心分離中カバー275で遮断される。ひとたび注射筒100が静止状態となった時点で、カバー275は取外され、より高密度の物質435をフィルター274を通して排出又はろ過させることができる。
より高密度の物質435が遠心分離の間に取出されるか又はその後に取出されるかとは無関係に、フィルター274は、注射筒100からの脂肪425の通過を許さない。換言すると、フィルター274を通してより高密度の物質435がひとたび取出された時点で、フィルター274に初めて接触した又は触れた脂肪425が気密シールを作り出し、残りの脂肪425を空気汚染から保護する。
油415は、図3及び28に例示されている通り、遠心分離の間か又はその後に、注射筒100内の近位層410から抽出又は取出される。上述の通り、そして図3に例示されているように、プランジャ160がプランジャヘッド162内の開口部168を覆うフィルター169を内含している場合、遠心分離中に油415を取出すことができる。注射筒100内に物質400を引き込むためには近位方向700へのプランジャ160の動きの間に、そして注射筒100から外に物質400を押し出すためには遠位方向702へのプランジャ160の動きの間に、開口部168を選択的に閉じフィルター169を遮断するための閉鎖手段167を具備することが可能である。この場合、遠心分離中、より高密度の物質435が注射筒100のルアー端部112でフィルター274を通ってろ過されるにつれて、油415は近位方向700へフィルター169を通り注射筒100の外に移動する。
しかしながら、オペレータは、抽出された又は取出された油415を収集してそれをその他の目的で使用することを望むかもしれない。このような場合、注射筒又はインサートは、このような抽出された又は取出された油415を収集するためのコレクタ380又はもう1つの機構、コンポーネント、装置又は部材を有することができ、そうでなければ、油は遠心分離の後より密封された環境内に抽出又は取出しされる。
オペレータが遠心分離後の油415を抽出又は取出しする方を選んだ場合には、ポート又はバルブ161上にフィルター169は必要でない。遠心分離の後に油415を取出すためには、オペレータはまず最初に、図27に例示されているように、遠心分離機500の清浄性を維持するため、インサートカバー370を開く前にインサート300を(注射筒100及びそのそれぞれのアセンブリ200及び中に収納された物質400と共に)回転可能な遠心分離機部材520から離脱、係合解除、結合解除又はその他の形で取出し、表面800上にそれを置くことができる。オペレータはインサートカバー370を開き、図27に例示されているように、注射筒100がインサートキャビティ310内に保持されている間に注射筒100について作業することができ、そうでなければ、油415を抽出する又は取出す前に注射筒100をキャビティ310から取出す。注射筒100及びプランジャヘッド162がひとたび露出された時点で、オペレータは、図28に例示されているように、吸引バルブ又はポート161及び開口部168を通って最近位層410から外に油415を吸引する又はひき出す又は抽出することができる。
注射筒100はこのとき脂肪425しか収納していない。このときオペレータは、脂肪428の生存能力を増大するものとみなされ得るホルモン又は清浄用溶液といった付加的な物質を注射筒100内に注入するために、同じバルブ又はポート161及び開口部168を使用することができる。これらの付加的な物質は、脂肪425と混合した状態で内に残されてもよいし又は第2の遠心分離プロセスにおいて再度遠心分離され得る。
注射筒100内に付加的な物質が導入されるか否かとは無関係に、次に脂肪425は、図29に例示されている通り、例えば1cc入り注射筒といった一連のより小型の注射筒600に移送される。図5又は6に例示されたフィルターキャップ274は、それをアダプタ230から破断させるか又はそのネジをアダプタ230からゆるめて注射筒100をアダプタ230の近位端部232と結合された状態に残すことにより、アセンブリ200から取外される。注射筒600は、図7に例示されている通り、アダプタ230と結合されている。図29に例示される通り、プランジャシャフト164は、プランジャヘッド162と再結合又は再取付けされ、遠位方向702へのプランジャ160の動きが脂肪42.5(及び該当する場合には任意の付加的な物質)を注射筒100から外へ、アダプタ230内の通路236を通って注射筒600内へと押し出す。
脂肪425はかくして収集され、注射筒600により所望の場所に注入する目的で調製される。
脂肪425を収集し調製するためのシステム及びプロセスは、移植のために収集され調製された脂肪425内の比較的生存能力が高い脂肪組織426(例えば生存可能な破裂していない脂肪細胞)の百分率を増大させるべく修正可能である。調製された試料中の生存可能な脂肪組織426のより高い百分率は、移植後のより優れた長期的結果を提供することになる。比較的生存能力が高い脂肪組織426は比較的生存能力が低い脂肪組織427に比べ高い密度又は比重を有する。遠心分離中及び/又はその後に、比較的生存能力が高い脂肪組織426は脂肪層420のより遠位の又はより下方の層428内に沈降するか又はその中に存在する傾向をもち、一方比較的生存能力が低い脂肪組織427は脂肪層420のより近位の領域又は表面層429内に沈降する又はその中に存在する傾向をもつ。注射筒100中の脂肪425から比較的生存能力が低い脂肪組織427の一部分又は全てを取出すと、移植体のために調製された脂肪425内の比較的生存能力が高い脂肪組織426の百分率が増大する。しかしながら、脂肪層420内の下部層428と表面層429を線引きする又は区別することは困難であるかもしれない。
1実施形態においては、図30及び31で例示されているように、収獲前に腫脹流体と共に注入されることにより脂肪収獲内へか或いは又注射筒の遠心分離の前に注射筒内へ、マーキング物質900が混合物400中に導入される。マーキング物質900は、(比較的生存能力が低い脂肪組織の平均又は最大密度又は比重といったような)比較的生存能力が低い脂肪組織427の密度又は比重以上の密度又は比重を有する、(食品着色物質又はFDA承認済みのマーキング物質といった)例えば非毒性染料950などの物質を内含する溶液であり得る。代替的には、染料950は、(比較的生存能力が高い脂肪組織の平均又は最小の密度又は比重といったような)比較的生存能力が高い脂肪組織426の密度又は比重以下の密度又は比重を有することができる。染料950は同様に、最遠位層内のより高密度の物質435の密度又は比重よりも低い密度又は比重を有し得る。
遠心分離の後、表面層429の一部分又は全てが下部層428と異なる色を有するか、そうでなければ1本のカラーライン又は層が現われて表面層429と下部層428の境界を線引きする可能性もある。いずれの場合でも、注射筒100内の脂肪425中により高い百分率の比較的生存能力が高い脂肪組織426を残しながら、混合物400から油415を取出す間又はその後に表面層429の一部分又は全てをオペレータが取出すことができるようにする視覚的差異が生み出される。表面層429の一部分又は全てを、注射筒100がインサートキャビティ315内に保持されているか又は休止している間か又は注射筒100がひとたびインサートキャビティ315から取出された時点のいずれかで、吸引バルブ又はポート161及び開口部168を通して又はプランジャヘッド162内のもう1つの開口部を通して、抽出又はその他の形で取出すことができる。
特定的には、最初の又はそれ以降の遠心分離の前の任意の時点で、染料950を注射筒100内に導入又は注入することができる。収獲前に注射筒100内に染料950を提供すること(又は予備装てんするか又は自動的に内含させること)が可能であり、そうでなければ、注射筒100及びそのそれぞれのアセンブリ200を遠心分離機AS300内に挿入又は設置する前又は後に、又は注射筒100をそのそれぞれのアセンブリ200と結合する前又は後に、バルブ161を通して又はプランジャヘッド162内のもう1つの開口部を通して注射筒100内に染料を注入することもできる。代替的には、オペレータは、注射筒100からより高密度の物質435及び油415が取出された後、2回目以降の遠心分離の前に(例えばオペレータが、上述の通り脂肪425の生存能力を増大させるために添加されるホルモン又は清浄用溶液といった付加的な物質を注射筒100内に注入する前、その途中又はその後のいずれか)、注射筒100内に染料950を注入することができる。いずれの場合でも、場合によって収集され調製される脂肪425は、移植のための比較的生存能力が高い脂肪組織426をより高い百分率で含有し得る。
さらに、マーキング物質900の注入及びマーキング物質900を伴う脂肪425又は混合物の遠心分離は、オペレータに対し、収集及び調製システム及びプロセスについてのフィードバックを提供することになる。例えば、オペレータは、脂肪425から取出される比較的生存能力が低い脂肪組織427の測定値又は収集され調製された脂肪425内に残る比較的生存能力が高い脂肪組織426の測定値に基づき、収集され調製された脂肪425中の比較的生存能力が高い脂肪組織426の百分率を最大限にするべくプロセス又はシステムのいずれかの態様を調整することができる。該測定値は、取出された比較的生存能力が低い脂肪組織427の数量をその取出し後に測定することによってか又は遠心分離の後脂肪層420内の下部層428と表面層429の間の線引きの場所又は位置を視覚的に確認することによって得ることができる。
収集及び調製システムは患者間で調整することもできるし又は各々の特定の患者についてそれを調整することもできる。例えばオペレータは、1人の患者からの脂肪425の第1の試料を収集及び/又は調製し、脂肪425中の比較的生存能力が高い脂肪組織426又は比較的生存能力が低い脂肪組織427の百分率を測定した後、オペレータは、例えば遠心分離の速度又は持続時間又は収穫プロセス中に使用される吸引器の出力又はカニューレの寸法を変えることなどによって、同じ患者からの後続する脂肪試料を収集し調製する前にシステム又はプロセスの一部又は全部を調整することができる。
以上の明細書では、本発明がその特定の実施形態例を基準にして記述されてきた。しかしながら、以下のクレーム中で記されているような本発明のより広い精神及び範囲から逸脱することなくさまざまな修正及び変更をそれに加えることが可能であるのは明白であろう。従って、該明細書及び図面は、制限的な意味ではなく例示的意味合いで考慮すべきものである。
本発明に従った脂肪収集及び調製システムの1実施形態の斜視図を例示する。 図1の脂肪収集及び調製システムの実施形態の、収獲された混合物を収納しその遠位端部に取付けられたカニューレを有する注射筒の斜視図を例示する。 図1の脂肪収集及び調製システムの実施形態の注射筒のプランジャの斜視図を例示する。 図1の脂肪収集及び調製システムの実施形態のアセンブリ内のアダプタ及びフィルターの斜視図を例示する。 図3のアセンブリ内のアダプタ及びフィルターの実施形態の分解組立図を例示する。 脂肪収集及び調製システムの1実施形態内のアダプタ及びフィルターの実施形態の分解組立図を例示する。 図1の脂肪収集及び調製システムの実施形態の注射筒及びアセンブリ内のアダプタの1実施形態の分解組立図を例示する。 図1の脂肪収集及び調製システムの実施形態のインサート及び遠心分離機の斜視図を例示する。 図1の脂肪収集及び調製システムの実施形態の手動遠心分離機の斜視図を例示する。 図9のライン10−10に沿った図9の手動遠心分離機の横断面図を例示する。 脂肪収集及び調製システムの1実施形態の電動式遠心分離機の斜視図を例示する。 図11のライン11−11に沿った図11の電動式遠心分離機の横断面図を例示する。 図1の脂肪収集及び調製システムの実施形態の遠心分離機の回転可能な遠心分離機部材の上面図を例示する。 図13の回転可能な遠心分離機部材上に設置されたインサートの上面図を例示する。 図9のインサート及び遠心分離機の横断面図を例示している。 図9の注射筒、アセンブリ、インサート及び遠心分離機の横断面図を例示している。 注射筒の遠心分離中の図1の脂肪収集及び調製システムの実施形態のインサート、注射筒及びアセンブリの部分斜視図を例示している。 図17のライン18−18に沿った図17のインサート、注射筒及びアセンブリの横断面図を例示している。 遠心分離中の図5の注射筒及びアセンブリの横断面図を例示する。 脂肪収集及び調製システムの1実施形態の遠心分離機のインサート、回転可能な遠心分離機部材、シャフト及び基部の横断面図を例示する。 脂肪収集及び調製システムの1実施形態の遠心分離機の回転可能な遠心分離機部材、シャフト及び基部の横断面図を例示する。 図21の回転可能な遠心分離機部材の上面図を例示する。 図21の遠心分離機の回転可能な遠心分離機部材、シャフト及び基部と共にインサートの横断面図を例示する。 図23のインサート及び回転可能な遠心分離機部材の上面図を例示する。 図21の遠心分離機の回転可能な遠心分離機部材、シャフト及び基部と共に、インサートの横断面図を例示する。 図25のインサート及び回転可能な遠心分離機部材の上面図を例示する。 遠心分離機から取出され表面上に設置された図1の脂肪収集及び調製システムの実施形態のインサートと注射筒の斜視図を例示する。 図1の脂肪収集及び調製システムの実施形態の遠心分離後の油の取出し斜視図を例示する。 図1の脂肪収集及び調製システムの実施形態のアダプタを通した1本の注射筒からもう1本の注射筒への脂肪の移送の斜視図を例示する。 本発明に従った脂肪収集及び調製システムの1実施形態の斜視図を例示する。 図30の脂肪収集及び調製システムの1実施形態の斜視図を例示する。

Claims (92)

  1. 移植用の脂肪を調製する方法において、
    − アダプタアセンブリの第1の端部と第1の注射筒の遠位端部をかみ合わせる段階;
    − 取付けられたフィルターを含むフィルターアセンブリとアダプタアセンブリの第2の端部を係合させる段階;
    − 係合段階及びかみ合せ段階の後に遠心分離機インサートの中のレシーバ内に第1の注射筒を挿入する段階、ここで注射筒のチャンバの内側には油、脂肪及びより高密度の物質を含む物質の組合せが放出可能な形で保持されている;
    − 係合段階及びかみ合せ段階の後に、遠心分離機の回転可能な遠心分離機部材の中に遠心分離機インサートを結合させる段階;
    − 結合段階の後、油、脂肪及びより高密度の物質の層の形に物質の組合せを層化させるべく第1の注射筒を遠心分離する段階;
    − 結合段階の後、第1の注射筒からの脂肪層の少なくとも一部分の通過を妨げるフィルターを通して、第1の注射筒からのより高密度の流体の層の少なくとも一部分をろ過する段階;及び
    − 結合段階の後、注射筒の近位部分内のプランジャヘッド内の開口部から油層の少なくとも一部分を抽出する段階、
    を含んで成る方法。
  2. 第1のろ過段階の後、アダプタアセンブリからフィルターアセンブリを係合解除する段階をさらに含んで成る、請求項1に記載の方法。
  3. 係合段階の後、アダプタアセンブリの第2の端部と第2の注射筒の遠位端部をかみ合わせる段階をさらに含んで成る、請求項2に記載の方法。
  4. 第2の注射筒の遠位端部とアダプタアセンブリの第2の端部をかみ合わせる段階の後、アダプタアセンブリを通して第2の注射筒まで第1の注射筒から脂肪層の少なくとも一部分を移送する段階、をさらに含んで成る、請求項3に記載の方法。
  5. 移送段階の後、アダプタアセンブリから第2の注射筒を離脱させる段階をさらに含んで成る、請求項4に記載の方法。
  6. 遠心分離段階の後、回転可能な遠心分離機部材から遠心分離インサートを結合解除する段階をさらに含んで成る、請求項1に記載の方法。
  7. 結合解除段階の後、遠心分離機から第1の注射筒と合わせて遠心分離機インサートをとり外す段階をさらに含んで成る、請求項6に記載の方法。
  8. ろ過段階が結合段階の後及び遠心分離段階の後に実施される、請求項1に記載の方法。
  9. ろ過段階が遠心分離段階と同時に実施される、請求項1に記載の方法。
  10. − 第1の注射筒のルアーコネクタとかみ合せ可能な第1の区分、第2の注射筒のルアーコネクタとかみ合せ可能な第2の区分、第1の区分から第2の区分までの通路、結合器、を有するアダプタ;及び
    − 結合器を介してアダプタと解除可能な形で結合可能であり、第1の注射筒から外への第1のタイプの物質の通過を選択的に可能にしかつ第1の注射筒から外への第2のタイプの物質の通過を妨げるように構成されたフィルターを内含するフィルターアセンブリ、
    を含んで成るアセンブリ。
  11. − アダプタの第1の区分と第1の注射筒をかみ合わせる段階;
    − 第1の注射筒をかみ合わせる段階の後、アダプタに連結されたフィルターを通して第1の注射筒から第1のタイプの物質を取出す段階であって、該フィルターが第1の注射筒からの第2のタイプの物質の通過を妨げている段階;
    − 取出し段階の後、アダプタの第2の区分と第2の注射筒をかみ合せる段階;及び
    − 第2の注射筒のかみ合わせ段階の後、アダプタを通して第1の注射筒から第2の注射筒まで第2のタイプの物質を移送する段階、
    を含んで成る方法。
  12. 取出し段階の後、アダプタからフィルターを連結解除する段階をさらに含んで成る、請求項11に記載の方法。
  13. 取出し段階には、フィルターを通して第2の注射筒から第1のタイプの物質を取り出すサブ段階が含まれ、該フィルターがアダプタの第2の区分内で開口部を覆っている、請求項12に記載の方法。
  14. − 第1の注射筒と結合されたアダプタに取付けられかつ第1の注射筒からのより低密度の物質の通過を妨げながらより高密度の物質の通過を可能にするように構成されているフィルターを通して、第1の注射筒内の物質の組合せのより高密度の物質を第2の注射筒から取出す段階;及び
    − アダプタを通して第1の注射筒からより低密度の物質を移送する段階、
    を含んで成る方法。
  15. 取出し段階には、フィルターを通して第1の注射筒内の層化された物質の組合せの下部層の中のより高密度の物質を第1の注射筒から取り出すサブ段階が内含されている、請求項14に記載の方法。
  16. 取出し段階の前に、組合せ中の物質の密度に従って層の形に第1の注射筒内の物質の組合せを遠心分離する段階をさらに含んで成る、請求項15に記載の方法。
  17. 移送段階には、第2の注射筒内にアダプタを通して第1の注射筒からより低密度の物質を移送するサブ段階が内含されている、請求項14に記載の方法。
  18. 移送サブ段階の前に、アダプタに解除可能な形で取付けられたフィルターをアダプタから取り外す段階をさらに含んで成る、請求項17に記載の方法。
  19. 移送サブ段階の前に、アダプタに第2の注射筒をかみ合わせる段階をさらに含んで成る、請求項17に記載の方法。
  20. 取外し段階の前に、アダプタに第1の注射筒をかみ合わせる段階をさらに含んで成る、請求項14に記載の方法。
  21. − 第1のコンテナ内の開口部と密封する形で係合するように構成された第1の端部、第2のコンテナ内の開口部と密封する形で係合するように構成された第2の端部、第1の端部と第2の端部の間の通路及び結合器を有するアダプタ;及び
    − 結合器を介してアダプタを解除可能な形で結合可能であり、第1のコンテナから外への第1のタイプの物質の通過を選択的に可能にしかつ第1のコンテナから外への第2のタイプの物質の通過を妨げるように構成されたフィルターを内含する第1のフィルターアセンブリ、
    を含んで成るアセンブリ。
  22. − 開放した近位端部及び遠位端部内の開口部を有するチャンバであって、該開口部の中心がチャンバの長手方向中心軸からオフセットしているチャンバ;
    − プランジャシャフト;及び
    − プランジャシャフトと解除可能な形で結合されたプランジャヘッド、
    を含み、該プランジャヘッドとプランジャシャフトの内部の体積を変動させるべくチャンバ内に該開放近位端部を通して滑動可能な形かつ密封する形で挿入可能である、注射筒。
  23. プランジャヘッドが、注射筒の内部からの物質の取出し及び注射筒の内部への物質の添加を可能にするように構成された吸引ポートを内含する、請求項22に記載の注射筒。
  24. 吸引ポートは、プランジャシャフトがプランジャヘッドから結合解除された時点で露出されるように位置づけされている、請求項22に記載の注射筒。
  25. − 組合せ内の各々の物質の密度に従って層の形にチャンバ内の物質の組合せを分離するべく注射筒内のチャンバ内の物質の組合せを遠心分離する段階において、プランジャヘッドがチャンバの開放近位端部内に滑動可能な形かつ密封する形で挿入されており、チャンバの遠位端部が開口部を有し、開口部の中心がチャンバの長手方向中心軸からオフセットされている段階;及び
    − 遠心分離段階の後、プランジャシャフトをプランジャヘッドに取付ける段階、
    を含んで成る方法。
  26. 遠心分離段階が、
    チャンバからより低密度の物質の通過を妨げる開口部と解除可能な形で結合されたアセンブリ内にあるフィルターを通してチャンバから最も高密度の物質の遠位層を取出すサブ段階を内含している、請求項25に記載の方法。
  27. 遠心分離段階の後、アセンブリからフィルターを離脱させる段階をさらに含んで成る、請求項26に記載の方法。
  28. 取付け段階の後、第2の注射筒内により低密度の物質の少なくとも一部分を移送する段階をさらに含んで成る、請求項26に記載の方法。
  29. 移送段階が、遠位方向にプランジャヘッドを移動させ、開口部及びアセンブリを通してチャンバから第2の注射筒内により低密度の物質の該一部分を押出すべくプランジャシャフトの近位端部を押し下げるサブ段階を内含している、請求項28に記載の方法。
  30. プランジャヘッド内の吸引ポートを通してチャンバから最も低密度の物質の上清層を抽出する段階をさらに含む、請求項25に記載の方法。
  31. 遠心分離機の回転可能な遠心分離機部材と解除可能な形で結合可能なインサートを含み、回転可能な遠心分離機部材の回転が遠心分離機の駆動シャフトによって駆動され、該駆動シャフトが該回転可能な遠心分離機部材と結合されており、
    該インサートが注射筒を収容するように構成された少なくとも1つのインサートキャビティを有する、注射筒を遠心分離するための器具。
  32. インサートの回転は、インサートが回転可能な遠心分離機部材と結合された時点で回転可能な遠心分離機部材の回転によって駆動される、請求項31に記載の器具。
  33. インサートが、その内部に注射筒を解除可能な形で封じ込めるように構成されたフタを内含している、請求項31に記載の器具。
  34. インサートは、それが回転可能な遠心分離機部材から結合解除され表面上に設置された時点で各インサートキャビティ内に注射筒を支持するのに充分な剛性を有する材料で構成されている、請求項31に記載の器具。
  35. 材料がプラスチックを内含する、請求項34に記載の器具。
  36. インサートが使い捨てである、請求項31に記載の器具。
  37. インサートが遠心分離機挿入モールドである、請求項31に記載の器具。
  38. 各インサートキャビティの少なくとも一部分が回転可能な遠心分離機部材内の対応する遠心分離機キャビティに対する補完的はめ合いを提供するように整形されている、請求項31に記載の器具。
  39. 各々のインサートキャビティの形状がさらに、特定のサイズの注射筒の少なくとも一部分に対し補完的はめ合いを提供するように構成されている、請求項38に記載の器具。
  40. インサートが遠心分離機キャビティの量よりも少ない量のインサートキャビティを有し、インサート上の表面が少なくとも1つの整合していない遠心分離機キャビティの開放端部を覆っている、請求項39に記載の器具。
  41. インサートキャビティは、注射筒の遠位端部がインサートキャビティの最も遠位の内部表面上にとどまるのを妨げるように構成されたその内部に取付けられたストッパー部材を有している、請求項31に記載の器具。
  42. インサートキャビティの内部がストッパ表面を有し、該ストッパ表面が挿入キャビティ内への注射筒の挿入を制限するべく注射筒の外部表面と係合するように構成されている、請求項31に記載の器具。
  43. インサートキャビティの遠位部分が注射筒からの排液を収容するように構成されている、請求項42に記載の器具。
  44. インサートキャビティの遠位部分内に配置された吸収材料をさらに含んで成る、請求項43に記載の器具。
  45. インサートキャビティの遠位部分が、遠心分離中に注射筒の遠位端部からろ過されたより高密度の物質を収容するように構成されている、請求項43に記載の器具。
  46. − 基部及びこの基部と回転可能な形で結合された回転可能な遠心分離機部材を内含する遠心分離機;及び
    − 注射筒を収容するべく構成された少なくとも1つのインサートキャビティを有する、回転可能な遠心分離機部材と解除可能な形で結合するように構成されたインサート、
    を含んで成る、注射筒を遠心分離するためのアセンブリ。
  47. 遠心分離機が回転可能な遠心分離機部材と結合された起動用機構を含み、該起動用機構が回転可能な遠心分離機部材の回転を駆動するように構成されている、請求項46に記載のアセンブリ。
  48. 起動用機構が、駆動シャフト及びこの駆動シャフトを回転させるように構成されたモーターを内含する、請求項47に記載のアセンブリ。
  49. 起動用機構が回転可能な遠心分離機部材と結合された手動式駆動シャフトを内含する、請求項47に記載のアセンブリ。
  50. 基部がおもり付き周囲を有する、請求項46に記載のアセンブリ。
  51. 回転可能な遠心分離機部材が、対応するインサートキャビティの少なくとも一部分との補完的はめ合い用に整形された少なくとも1つの遠心分離機キャビティを有する、請求項46に記載のアセンブリ。
  52. 回転可能な遠心分離機部材が複数の遠心分離機キャビティを有する、請求項46に記載のアセンブリ。
  53. 複数の遠心分離機キャビティのうちの少なくとも1つが対応するインサートキャビティを有し、該複数の遠心分離機キャビティのうちの少なくとも1つが整合遠心分離機キャビティである、請求項52に記載のアセンブリ。
  54. 回転可能な遠心分離機部材が、対応する挿入キャビティの欠如した少なくとも1つの不整合遠心分離機キャビティを有し、各々の不整合遠心分離機キャビティは、インサートが回転可能な遠心分離機部材と結合された時点でインサートの表面により覆われるように構成された開放端部を有する、請求項53に記載のアセンブリ。
  55. 不整合遠心分離機キャビティが整合遠心分離機キャビティのサイズと異なるサイズを有する、請求項53に記載のアセンブリ。
  56. 回転可能な遠心分離機部材が、解除可能な形で係合可能な遠心分離機カバーを有する、請求項46に記載のアセンブリ。
  57. インサートがインサートカバーを有する、請求項46に記載のアセンブリ。
  58. インサートキャビティがインサート内の注射筒を解除可能な形で封じ込めるように構成されている、請求項57に記載のアセンブリ。
  59. インサートが、注射筒を遠心分離に付す間注射筒のために無菌環境を維持するように構成されている、請求項58に記載のアセンブリ。
  60. − 遠心分離機の回転可能な遠心分離機部材と遠心分離機インサートを結合させる段階であって、該遠心分離機インサートは、少なくとも1本の注射筒をインサート内に保持する少なくとも1つのインサートキャビティを有し、注射筒は物質の組合せを放出可能な形で保持するように構成され、回転可能な遠心分離機の回転が遠心分離機の駆動シャフトにより駆動され、駆動シャフトが回転可能な遠心分離機部材と結合されている段階;及び
    − 結合段階の後、回転可能な遠心分離機部材、遠心分離機インサート及び物質の組合せを回転させる段階、
    を含んで成る、注射筒を遠心分離する方法。
  61. 回転段階が、組合せ中の各物質の密度に応じて各注射筒中で最近位層から最遠位層までの層の形に物質の組合せを層化する段階を内含する、請求項60に記載の方法。
  62. 回転段階が、対応するインサートキャビティの最遠位部分内に各注射筒から外に物質の組合せ由来の最も高密度の物質を引き出すサブ段階を内含する、請求項60の記載の方法。
  63. 結合段階の後、注射筒と結合されたアセンブリ内でフィルターを通して注射筒から物質の組合せ由来の最も高密度の物質をろ過する段階をさらに含んで成り、該フィルターが注射筒からのより低密度の物質の通過を妨げている、請求項60に記載の方法。
  64. 回転段階及びろ過段階の後、より低密度の物質の少なくとも一部分をもう1つの注射筒内に移送する段階をさらに含んで成る、請求項60に記載の方法。
  65. アセンブリからフィルターを取外す段階をさらに含んで成る、請求項64に記載の方法。
  66. 移送段階には、アセンブリ内でアダプタを通してもう1つの注射筒内により低密度の物質の該一部分を移送する段階が含まれ、通路が、1本の注射筒とアダプタを解除可能な形で結合するように構成されたカップリングを各々有する2つの端部を有している、請求項65に記載の方法。
  67. 移植用の脂肪を調製する方法において、
    − アダプタアセンブリの第1の端部と第1の注射筒の遠位端部をかみ合わせる段階;
    − 取付けられたフィルターを含むフィルターアセンブリとアダプタアセンブリの第2の端部を係合させる段階;
    − 係合段階及びかみ合せ段階の後に遠心分離機インサートの中のレシーバ内に第1の注射筒を挿入する段階であって、注射筒のチャンバの内側には油、脂肪及びより高密度の物質を含む物質の組合せが解除可能な形で保持されている段階;
    − 係合段階及びかみ合せ段階の後に、遠心分離機の回転可能な遠心分離機部材の中に遠心分離機インサートを結合させる段階;
    − 結合段階の後、油、脂肪及びより高密度の物質の層の形に物質の組合せを層化させるべく第1の注射筒を遠心分離する段階;
    − 遠心分離段階の後、第1の注射筒内にマーキング物質を導入する段階;
    − 結合段階の後、第1の注射筒からの脂肪層の少なくとも一部分の通過を妨げるフィルターを通して、第1の注射筒からのより高密度の流体の層の少なくとも一部分をろ過する段階;
    − 結合段階の後、注射筒の近位部分内のプランジャヘッド内の開口部から油層の少なくとも一部分を抽出する段階;及び
    − 遠心分離段階の後、第1の注射筒内の第1の脂肪層から生存能力が比較的低い脂肪組織の少なくとも一部分を取出す段階、
    を含んで成る方法。
  68. 導入段階には、
    − 結合段階の後、注射筒内に染料を注入する段階であって、該染料がマーキング物質であり、染料が、比較的生存能力の低い脂肪組織の密度及び比重のうちの一方と等しいか又はこれより高いかのいずれかである密度及び比重のうちのいずれかを有している段階、
    が含まれている、請求項67に記載の方法。
  69. 導入段階には、
    − 結合段階の後、注射筒内に染料を注入する段階であって、該染料がマーキング物質であり、染料が、脂肪層内の比較的生存能力の高い脂肪組織の密度及び比重のうちの一方と等しいか又はこれより低いかのいずれかである密度及び比重のうちのいずれかを有している段階、
    が含まれている、請求項67に記載の方法。
  70. 取出し段階が抽出段階の後に実施される、請求項67に記載の方法。
  71. 取出し段階が抽出段階と同時に実施される、請求項67に記載の方法。
  72. 導入段階がかみ合せ段階の前に実施される、請求項67に記載の方法。
  73. 比較的生存能力が低い脂肪組織の密度及び比重のうちの一方よりも高いかそれと等しいかのいずれかである密度及び比重のうちの一方を有する染料、
    を含んで成るマーキング物質において、
    染料の色が、注射筒と脂肪の遠心分離の後に注射筒内の脂肪内の比較的生存能力が低い脂肪組織の層と、注射筒内の脂肪内の比較的生存能力が高い脂肪組織の層を、目視により区別するように設計されているマーキング物質。
  74. − コンテナ内に解除可能な形で保持されている第1のタイプの物質の中に染料を導入する段階;
    − 導入段階の後に第1のタイプの物質と染料を遠心分離する段階;及び
    − 遠心分離段階の後に、第1のタイプの物質の表面層の少なくとも一部分をコンテナから取出す段階であって、該表面層が染料の少なくとも一部分より上に位置づけされているか又はそれを内含している段階、
    を含んで成る方法。
  75. 導入段階には、
    脂肪の試料を放出可能な形で保持する注射筒内に染料を注入する段階が含まれ、該注射筒がコンテナであり、第1のタイプの物質には脂肪の試料が含まれている、請求項74に記載の方法。
  76. 取出し段階の後、もう1本の注射筒内に脂肪の下部層の少なくとも一部分を移送する段階をさらに含む、請求項75に記載の方法。
  77. 移送段階には、
    両方の注射筒に対し解除可能な形で結合されたアダプタを通してもう1本の注射筒内に脂肪の下部層の少なくとも1部分を移送するサブ段階、
    が内含されている、請求項76に記載の方法。
  78. − 開放した近位端部及び遠位端部内の開口部を有するチャンバ;
    − プランジャシャフト;
    − プランジャシャフトと解除可能な形で結合されたプランジャヘッド、なお該プランジャヘッドとプランジャシャフトは内部の体積を変動させるべくチャンバ内に該開放近位端部を通して滑動可能な形かつ密封する形で挿入可能である;及び
    − チャンバー内部の染料、
    を含んで成る注射筒。
  79. 染料が、注射筒と脂肪の遠心分離の後最も高密度の物質の下部層と注射筒内の脂肪中の比較的生存能力が低い脂肪組織の表面層を目視的に区別するように構成されている、請求項78に記載の注射筒。
  80. 染料が、比較的生存能力が低い脂肪組織の少なくとも一部分に比べより高密度の染料及び等しい密度の染料のうちの少なくとも一方である、請求項79に記載の注射筒。
  81. 染料が、比較的生存能力が高い脂肪組織の少なくとも一部に比べより低密度の染料及び等しい密度の染料のうちの少なくとも一方である、請求項79に記載の注射筒。
  82. 染料が、注射筒及び脂肪の遠心分離の後下部層と表面層の目視的区別を提供する色を有している、請求項79に記載の注射筒。
  83. 開口部の中心がチャンバの長手方向中心軸からオフセットされている、請求項78に記載の注射筒。
  84. − 注射筒内のチャンバ内の物質の組合せ及び染料を遠心分離して該組合せ内の各々の物質の密度に従って層の形にチャンバ内の物質の組合せを分離する段階において、プランジャヘッドがチャンバの開放近位端部内に滑動可能な形かつ密封する形で挿入されており、チャンバの遠位端部が開口部を有し、開口部の中心がチャンバの長手方向中心軸からオフセットされている段階;及び
    − 遠心分離段階の後、チャンバから染料の上の物質の少なくとも一部分を取出すこと及びチャンバから染料の少なくとも一部分と共に物質の少なくとも一部分を取出すことのうちの1つの段階を、
    を含んで成る方法。
  85. 遠心分離段階が開口部と解除可能な形で結合されたアセンブリ内で、チャンバからより低密度の物質の通過を妨げるフィルターを通してチャンバから最も高密度の物質の遠位層を取出すサブ段階を内含している、請求項84に記載の方法。
  86. 遠心分離段階の後、プランジャシャフトをプランジャヘッドに取付ける段階をさらに含んで成る、請求項85に記載の方法。
  87. 取付け段階の後、第2の注射筒内により低密度の物質の少なくとも一部分を移送する段階をさらに含んで成る、請求項86に記載の方法。
  88. 移送段階が、遠位方向にプランジャヘッドを移動させ、開口部及びアセンブリを通してチャンバから第2の注射筒内により低密度の物質の該一部分を押出すべくプランジャシャフトの近位端部を押し下げるサブ段階を内含している、請求項87に記載の方法。
  89. 脂肪収集及び調製システム及びプロセスについてのフィードバックを提供する方法において、
    − 脂肪及び注射筒の遠心分離の後に注射筒内の脂肪中の比較的生存能力が高い脂肪組織の層と注射筒内の脂肪中の比較的生存能力が低い脂肪組織の層を目視的に区別するように構成されているマーキング物質を注射筒内に提供する段階、
    を含んで成る方法。
  90. 提供段階の後、脂肪及び染料と共に注射筒を遠心分離させる段階をさらに含んで成る、請求項89に記載の方法。
  91. 遠心分離段階の後、注射筒中の脂肪の比較的生存能力が低い脂肪組織及び比較的生存能力が高い脂肪組織の数量のうちの一方を測定する段階をさらに含んで成る、請求項90に記載の方法。
  92. 測定段階の後、注射筒内の脂肪中の比較的生存能力が低い脂肪組織及び比較的生存能力が高い脂肪組織の数量のうちの少なくとも1つの関数として、脂肪収集及び調製システム及びプロセスの少なくとも一部分を調整する段階をさらに含んで成る、請求項91に記載の方法。
JP2006544012A 2003-12-09 2004-12-09 脂肪収集並びに調製システム及び方法 Pending JP2007537773A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/732,125 US20050124073A1 (en) 2003-12-09 2003-12-09 Fat collection and preparation system and method
US10/844,129 US7306740B2 (en) 2003-12-09 2004-05-11 Fat collection and preparation system and method
PCT/US2004/041389 WO2005055814A2 (en) 2003-12-09 2004-12-09 Fat collection and preparation system and method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007537773A true JP2007537773A (ja) 2007-12-27
JP2007537773A5 JP2007537773A5 (ja) 2011-01-27

Family

ID=34681745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006544012A Pending JP2007537773A (ja) 2003-12-09 2004-12-09 脂肪収集並びに調製システム及び方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20080146917A1 (ja)
EP (1) EP1696785A4 (ja)
JP (1) JP2007537773A (ja)
AU (1) AU2004296873B2 (ja)
CA (1) CA2563543A1 (ja)
RU (1) RU2392869C2 (ja)
WO (1) WO2005055814A2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100764640B1 (ko) * 2006-03-08 2007-10-10 세원셀론텍(주) 지방조직 수복용 키트
KR100771058B1 (ko) 2007-05-18 2007-10-30 이희영 지질이 제거된 인체 부피 대체용 또는 세포 배양용 지지체및 그 제조방법
US8100874B1 (en) 2009-05-22 2012-01-24 Donnell Mark Jordan Tissue refining device
US7927563B1 (en) 2009-10-13 2011-04-19 Cytomedix, Inc. Kit for separation of biological fluids
US20120142514A1 (en) * 2010-12-02 2012-06-07 Medikan Co., Ltd. Syringe for specific gravity distinction and fat tissue components separating method therewith
ES2748015T3 (es) * 2011-03-29 2020-03-12 Emd Millipore Corp Método y dispositivo para centrifugación y filtración
GB201111080D0 (en) 2011-06-29 2011-08-10 Ge Healthcare Uk Ltd Syringeless filter device compressor
RU2562098C1 (ru) * 2014-07-09 2015-09-10 Федеральное государственное бюджетное научное учреждение "Иркутский научный центр хирургии и травматологии" (ИНЦХТ) Способ реконструкции молочной железы
DE102015102350B3 (de) 2015-02-19 2016-05-04 Sartorius Stedim Biotech Gmbh Filtrationsvorrichtung für flüssige Proben
RU2662424C2 (ru) * 2016-07-11 2018-07-25 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Ивановская государственная медицинская академия" Министерства здравоохранения Российской Федерации Способ лечения крауроза вульвы женщин менопаузального и постменопаузального периода
CN106806966B (zh) * 2017-01-24 2024-05-24 北京欧扬医疗美容门诊部有限公司 一种增加脂肪细胞存活率的自体脂肪移植设备
US11229722B2 (en) * 2018-01-29 2022-01-25 Omer Peled System and method for harvesting autologous adipose tissue

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3701434A (en) * 1971-03-15 1972-10-31 Hugh C Moore Test tube system for separating blood into serum and red cells
BE792131A (fr) * 1972-02-15 1973-03-16 Sherwood Medical Ind Inc Dispositifs pour l'injection de medicaments
JPS5235235B2 (ja) * 1972-06-06 1977-09-08
US3865731A (en) * 1973-12-21 1975-02-11 Baxter Laboratories Inc Filter skimming device
DE3101733C2 (de) * 1981-01-21 1982-10-14 Uwe Dr.Med. 2300 Kiel Ballies Trennelement in einem Trennröhrchen zur Zentrifugaltrennung
US4540405A (en) * 1983-07-12 1985-09-10 Cilco, Inc. Disposable syringe sleeve
US4683058A (en) * 1986-03-20 1987-07-28 Costar Corporation Filter for centrifuge tube
US4744955A (en) * 1986-08-08 1988-05-17 Shapiro Justin J Adjustable volume pipette sampler
US4832678A (en) * 1987-12-03 1989-05-23 E. I. Du Pont De Nemours And Company Adapter for a centrifuge tube and a removal tool therefor
US5002538A (en) * 1988-10-25 1991-03-26 Johnson Johnnie M Syringe adapter and method
US4994034A (en) * 1989-07-11 1991-02-19 Botich Michael J Retractable needle hypodermic syringe system
US5501841A (en) * 1991-11-14 1996-03-26 Artchem, Inc. Connection-type treatment system for micro solution and method of treatment
GB9307321D0 (en) * 1993-04-07 1993-06-02 Knight Scient Ltd Method of separating particles from a filter
US5919169A (en) * 1997-06-23 1999-07-06 Grams; Guenter Cannula lock and seal mechanism
US6471069B2 (en) * 1999-12-03 2002-10-29 Becton Dickinson And Company Device for separating components of a fluid sample
FR2807953A1 (fr) * 2000-04-19 2001-10-26 Frederic Vareilles Dispositif pour la centrifugation d'un prelevement de tissu graisseux
US6387030B1 (en) * 2000-06-30 2002-05-14 Beckman Coulter, Inc. Internal adapter with a pellet well for a centrifuge container
MXPA03004139A (es) * 2000-11-09 2004-09-10 Luca Kenneth Allan De Extraccion de grasa.
US20020147429A1 (en) * 2001-02-20 2002-10-10 Cowan Kevin P. Syringes, connectors, and syringe and connector systems for use in fluid delivery systems
US20050124073A1 (en) * 2003-12-09 2005-06-09 Entire Interest Fat collection and preparation system and method

Also Published As

Publication number Publication date
AU2004296873B2 (en) 2009-10-08
WO2005055814A3 (en) 2007-08-02
CA2563543A1 (en) 2005-06-23
RU2392869C2 (ru) 2010-06-27
US20080146917A1 (en) 2008-06-19
RU2006124015A (ru) 2008-01-20
WO2005055814A2 (en) 2005-06-23
AU2004296873A1 (en) 2005-06-23
EP1696785A4 (en) 2011-04-13
EP1696785A2 (en) 2006-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7306740B2 (en) Fat collection and preparation system and method
US20080146917A1 (en) Fat Collection and Preparation System and Method
US7794449B2 (en) Tissue transplantation method and apparatus
US7588732B2 (en) Autologus tissue harvesting and irrigation device
US7789872B2 (en) Tissue transplantation method and apparatus
EP2343014B1 (en) Tissue handling system with reduced operator exposure
US8858518B2 (en) Canister for autologous fat transfer
US8241592B2 (en) Cell separation method and apparatus
US8172832B1 (en) Fat harvesting container
AU2003255187A1 (en) Bone marrow aspiration system
KR101145388B1 (ko) 버피코트 추출 키트 및 방법
US20070131612A1 (en) Cell separation method and apparatus
US20230277752A1 (en) System and Related Methods for Fat Harvesting
JP2023123767A (ja) 脂肪組織移植片の保存のための方法およびキット
MXPA06006637A (en) Fat collection and preparation system and method
EP3302397B1 (en) Syringe for cell isolation
US20030158513A1 (en) Cylindrical assembly for harvesting tissue
KR101990633B1 (ko) 혈소판 농축 물질 추출 장치
KR101296450B1 (ko) 골수 줄기세포 농축액 수집용구
CN111558474A (zh) 一种组配式一次性使用prp制备用注射器及prp制备方法
KR20130091515A (ko) 골수 줄기세포 농축액 수집방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071210

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071210

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20071220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110517

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111108