JP2007533271A - テレビジョン・ニュースのためのオーディオビジュアル作業および対応するテキストの編集システム - Google Patents

テレビジョン・ニュースのためのオーディオビジュアル作業および対応するテキストの編集システム Download PDF

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    • G11B27/329Table of contents on a disc [VTOC]

Abstract

【課題】テレビジョン・ニュースのためのオーディオビジュアル作業および対応するテキストの編集システムを提供する。
【解決手段】ジャーナリストやその他の編集者の要望に取り組むために、オーディオビジュアル編集システムは、オーディオビジュアル素材のセグメントを関連するテキストのセグメントと関連付ける。編集システムにより、編集者は、セグメントのオーディオビジュアル素材の編集、関連するテキストの編集の双方を行うことが可能となる。ストーリを表すデータ構造は、メディア・セグメントのリストと、テキスト・セグメントおよびセグメント間の対応のリストとを含む。各メディア・セグメントは、スクリプト、SOT、およびボイスのようなタイプを有し、ビデオ・クリップのリストを含む。これらのデータ構造によって、編集システムは、ストーリを編集するための簡単で直感的なインターフェースを提供することが可能となり、データ構造を、オーディオビジュアル複合体を表すために用いられる従来のマルチトラック・シーケンスに、単純明快に変換することができる。編集システムは、正しいオーディオ・トラックを指定するというように、パラメータを自動的に規定し、誤りの機会を最少に抑え、ワークフローを高速化する。これらのトラックの自動ダッキングも設けることができる。対応するテキスト・セグメントにおけるメディア・セグメントおよび関連するスクリプトについて、ニュースキャスタが関係するスクリプトを声を出して読む推定時間を決定することができる。このスクリプト・セグメントの関連テキストを読む推定時間を、スクリプト・セグメントのオーディオビジュアル素材の実際の期間と比較することができる。オーディオビジュアル素材の期間および関連テキストの期間における差を編集者に表示することができ、編集者がビデオをスクリプトに一致させることが一層容易となる。同様に、ボイスおよびSOTクリップの期間を、メディア・セグメントにおけるビデオ・クリップの期間と比較することができる。ビデオ・クリップならびにボイスおよびSOTクリップの期間における差を編集者に表示することができ、編集者がビデオをオーディオに一致させることが一層容易となる。オーディオビジュアル・セグメントを表すデータは、これらのストーリの中に埋め込むことができる。また、編集システムは、ニュースルーム内のコンピュータ・ネットワークを通じて、アセット管理システム、メディアおよびストーリ・データベースのための共有ストレージを含む、種々の他のシステムに相互接続することもできる。編集システムにストーリをストーリ・データベースの中に格納させ、シーケンスをアセット管理システム内に格納させることにより、シーケンスおよびストーリ双方を他の編集システムに利用可能となる。
【選択図】 図1

Description

(関連出願に対する引用)
本願は、35U.S.C.119に基づいて、2004年4月16日に出願した仮特許出願第60/562,925号に対して優先権を主張する通常特許出願である。また、本願は、35U.S.C.120に基づいて、2005年3月22日に出願し現在係属中である米国特許出願第11/086,149号の優先権を主張し、その一部継続出願である。その内容は、ここで引用したことにより本願にも含まれるものとする。
(背景)
テレビジョン・ニュースでは、ストーリ(story)は2つの部分で展開する。
第1に、テレビジョン上に表示されるビデオを含むオーディオビジュアル部分があり、対応するオーディオもある場合がある。サウンドを付けずに記録されたビデオを「B−ロール」(B-roll)と呼ぶのが通例である。記録されたビデオにサウンドが関連する場合、そのサウンドをナチュラル・サウンド(「NAT」: natural sound)またはテープ上サウンド(「SOT」: sound on tape)と呼ぶ。SOTは、通例、話している人またはその近くに置かれるマイクロフォンから記録する。NATは、通例、ビデオ・カメラ上に置かれているマイクロフォンから記録し、背景サウンドを記録する。スタジオで記録されるサウンド、通例、ボイスオーバー(「VO」(voice over)または「ボイス」)も、ビデオと組み合わせることができる。ジャーナリストは、通常、書かれている記事について話すことによって、ストーリに望ましいオーディオビジュアル素材を特定する。また、ジャーナリストは、通常、非線形編集システムを用いてオーディオビジュアル素材を用意し最終作品に仕上げる編集者と会合を持つ。
第2に、ニュースキャスタは、通例、オーディオビジュアル素材に対応付けて、ジャーナリストが書いたコピーを読む。ジャーナリストにとって、そのコピーを読むとき、対応するオーディオビジュアル素材よりも長くなく、短すぎることもないことの確証を得ることが重要である。
このようなジャーナリストやその他の編集者の要望に取り組むために、オーディオビジュアル編集システムは、オーディオビジュアル素材のセグメントを関連するテキストのセグメントと関連付ける。編集システムにより、編集者は、セグメントのオーディオビジュアル素材の編集、関連するテキストの編集の双方を行うことが可能となる。
ストーリを表すデータ構造は、メディア・セグメントのリストと、テキスト・セグメントおよびセグメント間の対応のリストとを含む。各メディア・セグメントは、スクリプト、SOT、およびボイスのようなタイプを有し、ビデオ・クリップのリストを含む。SOTおよびボイス・セグメントは、各々、タイミング制御エレメントのリストを含む。SOTセグメントにおけるタイミング制御エレメントは、SOTクリップおよびポーズ・エレメント(指定した無音期間)とすることができる。ボイス・セグメントにおけるタイミング制御エレメントは、ボイス・クリップおよびポーズ・エレメントとすることができる。スクリプト・セグメントは、SOTクリップまたはボイス・クリップをそれに追加することによって、SOTまたはボイス・セグメントに変換することができる。ビデオ・クリップは、これらを添付するメディア・セグメントの長さに合わせるために、自動的にトリミングするように設定することができる。この長さは、対応するテキスト・セグメントと関連するタイミング制御エレメントまたはスクリプト・テキストのいずれかによって決定することができる。
これらのデータ構造により、編集システムは、ストーリを編集するための簡単で直感的なインターフェースを設けることができる。即ち、ストーリを垂直なタイムラインとして配置することができ、メディア・セグメントおよび対応するテキスト・セグメントを互いに隣接して表示する。異なるタイプのセグメントを異なる色で表示する。ユーザは、1つのセグメントから他のセグメントにクリップを延長すること、セグメントを分割すること、L−カットを作成することができる。ユーザは、クリップを添付するメディア・セグメントの長さに合うように、このクリップを自動的にトリミングすることを指定することができる。
また、これらのデータ構造は、オーディオビジュアル複合体を表すために用いられる従来のマルチトラック・シーケンスに単純明快に変形することができる。各セグメントにおける各クリップを、トラック上のスパンに変形する。NATおよびSOTトラック上のスパンを、ビデオ・クリップに対して自動的に作成し、それらのNATおよびSOTオーディオを用いることを指定する。ビデオ・トラック上のスパンは、SOTクリップに対して自動的に作成され、そうされなければビデオ・トラックは空となる。
編集システムは、B−ロール・セグメント、SOTセグメント、およびボイス・セグメントを含む数タイプのセグメントを供給するので、ユーザは、メディアおよびセグメント・タイプを選択し、ストーリ内における所望の位置にメディアを置く。このユーザによる選択は、ユーザ・インターフェースにおけるビデオ・ビューア・ウィンドウ上のオーバーレイ・メニューによって可能にするとよい。編集システムは、正しいオーディオ・トラックを指定するというように、パラメータを自動的に規定し、これによって誤りの機会を最少に抑え、ワークフローを高速化する。これらのトラックの自動ダッキングも設けることができる。
ユーザ・インターフェースには、ブラウズおよび探索の結果を表示するために、リサーチ枠が設けられている。タブ付きカードを用いて、異なるブラウズおよび探索動作からの結果を表示することができる。カードを固定し、新たな結果が入手可能となったときに、これらを他のカードに表示するようにして、固定したカードに表示される結果を保存することができる。
ユーザ・インターフェースの種々の欄は、重なり合うのを回避するために一緒に固定しないことを除いて、互いに対して如何様にも配列し、サイズを決定することもできる。この能力により、ユーザは、風景、即ち、横モードの代わりに、ポートレート、即ち、縦モード(表示の高さの方がその幅よりも長い)で用いられるワークステーション・モニタを含む、異なるタイプのコンピュータ・ディスプレイ毎にインターフェースのサイズを決めることができる。
ニュースキャスタが関連テキストを声を出して読む推定時間を決定する。このスクリプト・セグメントの関連テキストを読む推定時間を、スクリプト・セグメントのオーディオビジュアル素材の実際の期間と比較することができる。オーディオビジュアル素材の期間および関連テキストの期間における差を編集者に表示することができ、編集者がビデオをスクリプトに一致させることが一層容易となる。同様に、ボイスおよびSOTクリップの期間を、メディア・セグメントにおけるビデオ・クリップの期間と比較することができる。ビデオ・クリップならびにボイスおよびSOTクリップの期間における差を編集者に表示することができ、編集者がビデオをオーディオに一致させることが一層容易となる。
また、セグメントに対するテキストにおけるいずれの位置でも、当該セグメントに対するオーディオビジュアル素材における対応する時間位置にマッピングすることができ、この位置を編集者に示すことができる。加えて、セグメントの関連テキストの編集に応答して、セグメントのオーディオビジュアル情報への参照に対応する編集動作を自動的に実行することができる。
また、編集システムには、ストーリおよびそれから生成したシーケンスを再生システムに送り、完成したストーリを放映するようにして、ニュースを開始するためのターンアラウンド時間を改善する機能を設けることができる。
ストーリは、マークアップ言語によるテキスト文書として格納することができる。オーディオビジュアル・セグメントを表すデータは、これらのストーリの中に埋め込むことができる。このため、このような文書が、関連するオーディオビジュアル・セグメントを有さないストーリを収容している場合、そのスクリプトも編集システムによってインポートし、対応するビデオがないスクリプト・セグメントの初期ストーリを作成することができる。この動作は、スクリプトが入力として与えられると、呼び出すことができる。多数のデリミッタのいずれでも指定することができる、スクリプトにおける中断(break)毎に、新たなテキスト・セグメントを作成する。スクリプトからのテキストを抽出して、テキスト・セグメントに追加する。このような文書が、ストーリを、当該ストーリに対するメディア・セグメントを表すデータ構造と共に収容している場合、編集システムは、この文書から、1組のメディア・セグメントおよびテキスト・セグメントを作成し直すことができる。また、他のシステムが、文書において表されているデータ構造を読み出して処理し、シーケンスを作成することも可能である。また、テキスト・エディタにおいて、文書を修正することもでき、ストーリのセグメントを配列し直すこともできる。
編集システムは、ニュースルーム内のコンピュータ・ネットワークを通じて、アセット管理システム、メディアおよびストーリ・データベースのための共有ストレージを含む、種々の他のシステムに相互接続することもできる。これらのシステムは、更に別の編集システムに接続することもできる。編集システムにストーリをストーリ・データベースの中に格納させ、シーケンスをアセット管理システム内に格納させることにより、シーケンスおよびストーリ双方を他の編集システムに利用可能となる。
以下で説明するように、編集システムのこれらおよびその他の能力は、ジャーナリストが準備しているスクリプト、コピー、またはテキストに対して主に実行する編集動作を通じて、ジャーナリストがオーディオビジュアル・ストーリを編集するのを補助する。
これより図1を参照しながら、編集システムを含むニュースルーム・システムの一例について以下に説明する。このニュースルーム・システムの一例は、格納したオーディオビジュアル情報のソース100を含む。このソース100は、通例、ランダム・アクセス可能な、1つ以上のコンピュータ読み出し可能なデータ記憶デバイスを含むことができ、この中には、ディジタル形態のビデオおよびオーディオ・データをコンピュータ読み取り可能データファイル内に格納することができる。クリップのためのオーディオおよびビデオ・データは、同じファイルまたは別個のファイルに格納することができる。オーディオおよびビデオ・データは、多数のフォーマットのいずれでもよい。通例、オーディオおよびビデオ・データは、キャプチャ・システム120を通じて、このような記憶装置に格納する。格納したオーディオビジュアル情報は、シーケンスまたはクリップを含むこともでき、これらは、オーディオおよびビデオ・データ・ファイル、ならびにそれらのファイルに格納されているオーディオおよびビデオ・データの指定部分への参照(reference)を用いてオーディオおよび/またはビデオ・データの部分を規定する。格納したオーディオビジュアル情報は、複合体(composition)も含むことができる。これはシーケンスまたはクリップの組み合わせである。このような複合体は、多くの場合シーケンスとよばれる、非線形編集システムが用いる多数の異なるフォーマットのいずれでも格納することができる。これらのフォーマットには、高度オーサリング・フォーマット(AAF: Advanced Authoring Format)、オープン・メディア・フレームワーク(OMF: Open Media Framework)、素材交換フォーマット(MXF: Material eXchange Format)、QuickTime、編集判断リスト、またはその他のフォーマットがある。格納したオーディオビジュアル情報のソース100は、サーバを含むことができ、このサーバが、格納されているオーディオおよびビデオ・ファイルへのアクセスを許可し、多数の編集システムまたは格納されちるオーディオビジュアル素材を用いる可能性がある他のシステム間でソース100を共有させる。また、これは、関連するアセット(asset)管理システム101も有することができ、シーケンスを含む、ビデオおよびオーディオ双方のメディア・アセットに関する記述的情報の探索可能なデータベースを保持する。
ストーリのために、ストーリ・データベースのようなストレージ104も設けられている。このようなストーリ・データベースは、Avid iNewsシステムのような、ニュースループ・コンピュータ・システムを用いて実施することができる。ストーリは、ニュースキャスタが読むテキスト、任意の機械制御情報、およびオーディオビジュアル情報に対する1つ以上の参照を含む。ストーリは、例えば、米国特許第6,596,031号に記載されているニュース・ストーリ・マークアップ言語で表すことができる。この特許の内容は、ここで引用したことにより本願にも含まれるものとする。制作エディタ108は、ストーリにアクセスし、これらをランダウン(rundown)106に入れる。ランダウン106は、再生システム110が再生するストーリのシーケンスを表す。再生システム110は、ストーリ115のテキストにアクセスし、これを、例えば、テレプロンプタおよび/または機械制御システムに供給する。また、再生システム110は、編集システム111および112からの対応するシーケンス113に対するオーディオビジュアル情報にアクセスし、クローズド・キャプショニング(closed-captioning)および/またはニュースキャスタの声(テレプロンプタ上に表示される関連テキストを読む)のような、その他の情報と組み合わせて再生する。
1つ以上の編集システム112により、個々の人がオーディオビジュアル情報および関連するストーリ115の複合体113を視認し編集することが可能となる。このように、編集システム112は、ビデオ・ビューアを内蔵し、ビデオ114の編集を容易にし、更にテキスト116の編集も容易にする。これについては、以下で更に詳しく説明する。この編集システム112は、オーディオビジュアル素材のセグメントを関連テキストのセグメントと関連付ける。編集システムは、編集者がセグメントのオーディオビジュアル素材および関連テキストの双方を編集することを可能にする。
以下で更に詳しく説明するが、編集システム112を用いて作成したストーリ115は、ストレージ104に格納することができる。同時に、編集システム112を用いて作成したオーディオビジュアル素材の複合体113を、オーディオビジュアル情報のソース100に格納し、アセット管理システム101によってインデックスを付けることができる。このような複合体の表現を、ストレージ104に格納されているストーリ115に埋め込むことができる。このため、他の編集システム112を用いる他の編集者が、ストエージ104に格納されているストーリにアクセスし、その対応する複合体を含む、そのストーリを編集し続けることができる。また、編集システム112には、複合体113およびストーリ115を再生システムに送り、完成したストーリを放映するようにして、ニュースを開始するためのターンアラウンド時間を改善する機能を設けることができる。
複合体を用いて作業する編集システム111のような他の編集システムは、複合体113にアクセスし編集することができる。このような編集システム111は、ストレージ104からのストーリにアクセスし、ストーリ115に埋め込まれた情報から複合体113を構築することができる。これらの編集システム111は、通例、複合体を完結させるために用いられ、その際、セグメントに対する編集を洗練し、移行(transition)を追加および洗練し、効果、タイトル、色補正、およびグラフィックを追加および洗練し、更にそれら以外の他の編集動作を実行する。完結した複合体またはシーケンスもストレージ100に格納し、再生システム110に供給することができる。
これより、編集システム112について更に詳しく説明する。尚、編集システム112は、ストーリに追加することができるオーディオビジュアル情報に、編集システムが他の方法でアクセスできるのであれば、図1に示すようなネットワーク化したニュースルーム・システム内になくてもよいことは言うまでもない。編集システム112が生成したストーリは、テキスト・フォーマットのストーリとして出力することができ、あるいは編集システム112はシーケンスを出力することができる。また、編集システム112はニュース・ストーリの生成に限定される訳ではないことも言うまでもない。いずれのオーディオビジュアル作品でもこのような編集システムを用いて作成することができる。例えば、このような編集システムは、ムービーまたはテレビジョン・ショーのラフ・カット(rough cut)を生成する後制作(post-production)において用いることができる。
図2は、編集システム112のためのユーザ・インターフェースの一例の図である。このインターフェース200では、ビデオ・ビューア202が設けられている。ビューアは、ビデオ・クリップから選択したフレーム(位置バー204の位置に基づく)を表示するか、またはビデオ・クリップを再生する。ビューアは、プレイ・ボタン206のような、従来のナビゲーション・ボタンを含むとよい。ポーズ、停止、早送り、巻き戻しのために、他のボタン(図示せず)も設けることができる。クリップのマーク・イン208およびマーク・アウト210の位置(開始および停止点)を印すためというような、編集ボタンも設けることができる。ビューア・ウィンドウ内に示されるクリップの期間も、228において示される。トリミング・ハンドル224および226により、ユーザはインおよびアウト・ポイントを設定および修正することができる。複合体またはソース素材における異なるオーディオ・トラックに対するオーディオ・レベルを212に示す。1つ以上のフレームの位置バーを前方または後方に移動させるためのフレーム進展制御部が214に設けられている。他の制御部には、マーク・イン移動ボタン216、マーク・アウト移動ボタン218、マーク・インからマーク・アウトまで再生ボタン220、およびアウト・ポイント検討ボタン222が含まれる。ビューア・ウィンドウの上には、モード・インディケータ272がある。ビューア・ウィンドウがソース素材を表示しているとき、ソース・モード・インディケータを強調する。ビューア・ウィンドウが、ストーリから選択したクリップを表示しているとき、ストーリ・モード・インディケータを強調表示する。ビューア・ウィンドウが、トリミング動作を受けているストーリから選択したクリップを表示しているとき、トリミング・モード・インディケータを強調表示する。
ボイスオーバー制御欄230を設けることもできる。これは、(図2におけるように)隠れていても、(図8におけるように)表出していてもよい。表出している場合(図9参照)、ボイスオーバー制御欄230は、開始および停止ボタン232、レベル・インディケータ234、およびソース選択のためのドロップ・ダウン・メニュー236を表示する。
また、インターフェース200は探索およびブラウズ・インターフェース240も含むことができる。探索タブ(図4にも示す)を選択することにより、ユーザは、メディア・アセット・マネージャを介してというように、編集者によるアクセスが可能ないずれのメディア・アセットにも問い合わせることができる。問い合わせの結果は、インターフェース244内に示すことができる。メディア・タブ246(図8にも示す)を選択することによって、ユーザは、別のデータベース、ファイル・システム、または共有記憶システムのような別のストレージを介してアクセス可能ないずれのメディア・アセットでもブラウズすることができる。現在選択されているいずれのフォルダの内容でも、インターフェース244に表示することができる。ストーリ・タブ248を選択することによって、ユーザは、ストーリ・データベース内にあるストーリおよびランダウンをブラウズすることができる。ストーリ・データベースから現在選択されているいずれのフォルダまたは問い合わせ結果のコンテンツでも、インターフェース244に表示することができる。このように、探索およびブラウズすることができる種々のメディア・アセットは、ストーリ、メディア・ファイル、複合物、またはストーリのランダウンを含む。
インターフェース244をリサーチ枠(research pane)と呼んでもよく、種々のメディア・アセット・ソースに対して実行する探索またはブラウズ動作の結果を表示する。リサーチ枠は、ソース素材を表示するためのタブ付きエリア(tabbed area)である。ソース素材は、ストーリおよびメディア・アセットを含む。素材は、フォルダを開くことによって見つけることができる(フォルダは、ストーリ・データベースではキューまたはランダウンとも呼ばれ、メディア・アセット管理システムまたは共有メディア・ストレージではビンとも呼ばれる)。また、素材は探索によって見つけることもできる。ブラウズまたは探索からの異なる結果の各々は、リサーチ枠においてそれ自体のカードを有することができる。各カードは、タブ250と、情報を表示するコンテンツ・エリア252とを有する。いずれの所与の時点においても、1つのアクティブなカードのコンテンツ・エリアのみが示される。タブの全ては、ユーザが選択するためにアクセスできるようになっている。アクティブなカードを変更するためには、ユーザはそのカードのタブを選択し、するとそのカードのコンテンツ・エリアが表示される。カードは、閉鎖ボタン254を収容することができ、このボタンをクリックすると、カードが閉じる。
リサーチ枠内にあるカード毎のタブは、当該タブが固定されている(pin)か否かを示す、ピン・インディケータ256、および当該カードについての結果を生成している探索がなおも進行中であるか否かを示す探索進行インディケータ(図4における258)も有することができる。ピン・インディケータは、標準的な二状態ボタンとして実施することができるが、カードが固定されており、ボタンにディスエーブル状態がない場合には、クリックしても何の効果もないことを除く。このように、固定されているカードは、固定を解除することはできず、固定されていないカード上でクリックすることにより、それを固定カードに変更する。以下に記載するカード開放規則によって、カードを固定することは、同じタイプの別のコンテンツを表示しようとするときに、そのカードを再使用しないことを意味する。
カードが固定されているか否かは、新たなブラウズおよび探索結果に対して、他のカードがどのように開かれるかに影響を及ぼす。即ち、ユーザがあるコンテンツをリサーチ枠内に表示することを要求すると、以下の規則を用いて、そのコンテンツを有するカードを表示する。最初に、要求されたコンテンツを収容したカードが既に存在する場合、そのカードが未だ前面にないのであれば、そのカードを前面に持ってくる(即ち、アクティブ・カードにする)。要求されたコンテンツと同じタイプのコンテンツを収容する非固定カードがある場合、そのカードのコンテンツを、要求されたコンテンツと置き換え、そのカードが未だ前面にない(即ち、アクティブでない)のであれば、前面に持ってくる。それ以外の場合、要求されたコンテンツを収容した新たなカードを作成し、この新たなカードを前面にもっていく(即ち、アクティブ・カードにする)。新たなカードは初期状態では、固定されていない。したがって、カードの固定によって、ユーザは有用な探索およびブラウズ結果を効率的に保持することができる。
また、インターフェース200は、ストーリ編集インターフェース260も含む。インターフェースは、垂直タイムラインの一形態であり、ストーリの開始がインターフェース260の最上部となる。ストーリは、一連のセグメント(例えば、262、264)を含む。各オーディオビジュアル・セグメント266は、当該セグメントについてのオーディオビジュアル情報に対する参照を含み、1つ以上の静止フレームまたはその他のアイコンで表現することができる。各テキスト・セグメント268は、関連テキストを含む。セグメントに関するオーディオビジュアル情報の期間を表示することもできる。関連テキストを読むときの推定期間を表示することもできる。関連テキストの期間を判定するには、例えば、米国特許第5,801,685号に記載されている方法を用いるとよい。ストーリの全期間は、278において表示することができる。異なる場合、メディア・セグメントの期間およびテキストの期間を別個に表示することもできる。尚、機械制御命令または読まれないその他のテキスト(記録したオーディオのトランスクリプト(transcript)を表すテキストのような)は、時間の計算から除外してもよいことを記しておく。テキストの読み手のためのポーズは、コマンド(IN:,RUNS:[秒単位のポーズ期間], OUT:)によって表すことができる。ストーリ・データベースからのこのストーリについての情報は、情報バー276において表示することができる。テキスト編集およびフォーマット化のためのボタンを274に設ける。編集動作およびユーザ・インターフェース200の使用に関する更なる詳細について、以下で更に詳しく説明する。
このユーザ・インターフェース200の種々の欄、即ち、ビデオ・ビューア202、探索およびブラウズ・インターフェース240、リサーチ枠244、ならびにストーリ編集インターフェース260は、重なり合うのを回避するために一緒に固定しないことを除いて、互いに対して如何様にも配列しサイズを決定することもできる。このようなインターフェースは、米国特許第6,141,007号に記載されているように実施することができる。この能力により、ユーザは、風景、即ち、横モードの代わりに、ポートレート、即ち、縦モード(表示の高さの方がその幅よりも長い)で用いられるワークステーション・モニタを含む、異なるタイプのコンピュータ・ディスプレイ毎にインターフェースのサイズを決めることができる。
図3は、編集システムにおいてストーリを表すためのデータ構造の一例の図である。他のデータ構造を用いることもできる。このデータ構造300では、ストーリは、オーディオビジュアル・セグメント304(「メディア・セグメント」とも呼ぶ)のリスト、および関連テキスト・セグメント308のリスト306として定義する。オーディオビジュアル・セグメント304とテキスト・セグメント308との間の対応マッピングを維持する。以下に続く例では、オーディオビジュアル・セグメントとテキスト・セグメントとの間のマッピングは1対1である。n個のオーディオビジュアル・セグメントの1つのテキスト・セグメントに対するマッピング、および1つのオーディオビジュアル・セグメントのn個のテキスト・セグメントに対するマッピングも可能である。
各テキスト・セグメントは、オペレータがユーザ・インターフェース260を介して入力することができるテキストを格納する。このテキストは、例えば、ニュースキャスタが読むことを意図したスクリプトであってもよい。また、このテキストは、関連するオーディオビジュアル・セグメントについての批評であってもよく、あるいは関連するオーディオビジュアル・セグメントからのオーディオ・トラックのトランスクリプトであってもよい。
各オーディオビジュアル・セグメントはタイプ310を有する。3つの主要なタイプ、ボイス、SOT、およびスクリプトがある。
スクリプト・セグメントは、ビデオ・クリップのリストと、ディゾルブ(dissolve)またはワイプ(wipe)のような、このセグメントと次のセグメントとの間の移行に適用するオプションの移行効果とを含む。効果のタイプおよびその効果に対する制御パラメータ(期間のような)を指定する。
同様に、ボイスおよびSOTセグメントも、ビデオ・クリップのリストと、オプションの移行効果とを含む。加えて、これらのセグメントは、タイミング制御エレメントのリストも含む。タイミング制御エレメントとは、ボイス・クリップ(ボイス・セグメントのみ)、SOTクリップ(SOTセグメントのみ)、およびポーズ・エレメントの内1つであり、無音期間を指定する。
先に記したように、スクリプト・セグメント、ボイス・セグメント、およびSOTセグメントは、各々、ビデオ・クリップのリストを含む。これら種々のタイプのセグメントのビデオ・クリップのリストにおいて見出したビデオ・クリップは、1組のデータによって表される。これらのデータは、マスタ・クリップに対する参照を含み、マスタ・クリップは、オーディオ、ビデオまたは双方、あるいは画像ファイルにおける静止写真を含むことができる。マスタ・クリップの内用いる部分を、マスタ・クリップにおける開始位置(マーク・イン)およびマスタ・クリップにおける終了位置(マーク・アウト)によって指定する。開始位置および期間を用いることもできる。ブール・フラグが、このクリップが「一致するように自動的にトリミングする」クリップであるか否かを示す。これについては、以下で更に詳しく説明する。任意の選択肢では、各メディア・セグメント内にビデオ・クリップをはめ込む自動トリミングを最大でも1つにするように、動作を制限することができる。自動合致トリム・クリップでは、一致トリミング・モードを指定することもでき、イン・ポイント、アウト・ポイント、またはその他の何らかの指定フレームをロックするか否か示すことができる。特定のフレームを指定する場合、割合(percentage)も指定する。
メディア・セグメントにおける最初のビデオ・クリップでは、ブール・フラグが、このクリップが直前のメディア・セグメントの最後のビデオ・クリップの延長部であるか否かを示す。同様に、メディア・セグメントにおける最後のビデオ・クリップでは、ブーリアン・フラグが、このクリップが延長して次のメディア・セグメントに入り込むか否かを示す。延長クリップについても、以下で更に詳しく説明する。
また、ビデオ・クリップに対するオーディオ設定値は、ビデオ・クリップの特性(property)によって設定することができる。ブール・フラグが、マスタ・スリップからの関連するNATオーディオを用いるか否かを示す。別のブール・フラグが、NATオーディオ置換クリップを用いるか否かを示すこともできる。NATオーディオ置換クリップについては、以下で説明する。このフラグは、SOTセグメントにおけるビデオ・クリップに対しては偽となる。更に別のブール・フラグが、NATおよびSOTソース・オーディオ・トラップを逆にする、即ち、デフォルトのNATソース・トラックをSOTトラックとして、またはその逆に、扱うか否かを示すこともできる。別のフィールドが、NATオーディオ・レベルをデシベル単位で設定することもでき、あるいは、以下で説明するように、NATオーディオ・レベルを自動的に上下する(duck)ことを指定することもできる。
クリップに対する種々の効果のための設定値や指定のように、種々のその他のパラメータもビデオ・クリップ表現で格納することができる。例えば、タイトルは、タイトル開始位置(マスタ・クリップに対する)、タイトルの期間、タイトルのテキスト、およびタイトルのグラフィック・テンプレート指定によって表すことができる。モーション安定化、パンおよびズーム、ならびに色補正というような、クリップの効果およびパラメータを指定することができる。
前述した、自動合致トリム・ビデオ・クリップとは、ビデオ・クリップのリストの、当該ビデオ・クリップのリストを収容するセグメントに対するタイミング制御エレメントの期間の合計、または対応するテキスト・セグメントの長さに対するタイミングを合わせる、可能な限り最良のジョブを行うようにその長さを自動的に調節するビデオ・クリップである。この期間は、SOTセグメントまたはボイス・セグメントのオーディオの期間、またはスクリプト・セグメントの関連するテキストの期間である。マーク・イン、マーク・アウト、または双方は、合致トリム・モード・パラメータに基づいて調節することができる。正確な一致は、メディアの期間、またはゼロ長未満にトリミングすることが不可能であることにより、制限される場合もある。編集システムは、いずれの自動合致トリム・クリップに対しても最小の期間を設定することができる。
前述した、NATオーディオ置換クリップは、マスタ・クリップへの参照を含む。マスタ・クリップの内用いられる部分は、マスタ・クリップにおける開始位置(マーク・イン)によって指定される。期間(マーク・アウトを決定する)は、関連するビデオ・クリップの期間から求められる。このようなクリップは、ビデオ・クリップからNATサウンドの代わりに演奏する、ビデオ・クリップと共に記録されるNATサウンド以外のオーディオを参照するために用いられる。
先に記したように、ボイス・セグメントについては、ビデオ・クリップのリストに加えて、タイミング制御エレメントのリストが与えられる。ボイス・セグメントでは、これらのタイミング制御エレメントはボイス・クリップおよびポーズ・エレメントである。ボイス・クリップは、以下のデータによって指定する。ビデオ・クリップと同様、これはマスタ・クリップへの参照を含む。マスタ・クリップの内用いられる部分は、マスタ・クリップにおける開始位置(マーク・イン)およびマスタ・クリップにおける終了位置(マーク・アウト)によって指定される。開始位置および期間を用いることもできる。用いられるマスタ・クリップからのソース・オーディオ・トラックも指定する。
先に記したように、SOTセグメントについて、ビデオ・クリップのリストに加えて、タイミング制御エレメントのリストが与えられる。SOTセグメントでは、これらのタイミング制御エレメントは、SOTクリップおよびポーズ・エレメントである。SOTクリップは、以下のデータによって指定される。ビデオ・クリップおよびボイス・クリップと同様、これはマスタ・クリップへの参照を含む。マスタ・クリップの内用いられる部分は、マスタ・クリップにおける開始位置(マーク・イン)およびマスタ・クリップにおける終了位置(マーク・アウト)によって指定される。開始位置および期間を用いることもできる。
種々のオーディオ設定値をSOTクリップの特性によって表すことができる。例えば、ブール・フラグは、マスタ・クリップからの関連するNATオーディオが用いられるか否かを示すことができる。別のブール・フラグは、以下で説明するNATオーディオ置換クリップを用いるか否かを示すことができる。別のブール・フラグは、NATおよびSOTソース・オーディオ・トラップを逆にする、即ち、デフォルトのNATソース・トラックをSOTトラックとして、またはその逆に、扱うか否かを示すこともできる。別のフィールドが、NATオーディオ・レベルをデシベル単位で設定することもでき、あるいは、以下で説明するように、NATオーディオ・レベルを自動的に上下することを指定することもできる。
ビデオ・クリップと同様、クリップに対する種々の効果のための設定値や指定のように、種々のその他のパラメータもビデオ・クリップ表現で格納することができる。例えば、タイトルは、(マスタ・クリップに対する)タイトル開始位置、タイトルの期間、タイトルのテキスト、およびタイトルのグラフィック・テンプレート指定によって表すことができる。モーション安定化、パンおよびズーム、ならびに色補正というような、クリップの効果およびパラメータを指定することができる。
以下で記すが、ビデオおよびオーディオのマスタ・クリップにおけるトラックは、SOTまたはNATサウンドのように、それらのステータスに対する既知の対応を有する。通例、サイト設定値のようなデフォルトの設定値があり、入力オーディオ・地ラップのマッピングを定義する。これは、マスタ・クリップのオーディオ・トラック(例えば、A1、A2)から、SOTおよびNATのような有意のソース・オーディオ・トラック指定へのマッピングである。入力トラック・マッピングの一例は、A1=SOT、A2=NAT、およびA1=VOICEである。サイト設定値またはその他のデフォルトの設定値も、出力オーディオ・トラックのマッピングを定義することができる。これは、(例えば、VOICE、SOT、NAT)のような出力オーディオ・トラック指定からシーケンス・トラック(例えば、A1、A2、A3)へのマッピングである。出力トラック・マッピングの一例は、A1=SOT、A2=NAT、A3=VOICE、およびA4=EXTRAである。シーケンス生成プロセス(図10から図12に関連付けて以下で説明する)は、入力オーディオ・トラックのマッピングを用いて、ソース・マスタ・クリップのどのトラックが所望のソース・オーディオ・トラックを収容しているか判定する。生成したシーケンスにおける宛先トラックは、出力オーディオ・トラックのマッピングを用いることによって決定する。例えば、VOICE素材は、ソースにおけるトラックA1から来ることができ、そして生成したシーケンスにおけるトラックA3にマッピングすることができる。この入力および出力トラックの機能の指定に基づく自動化したトラックのパッチング(patching)は、編集者が、現行のビデオ編集アプリケーションにおけるように、入力対出力トラックパッチングを手作業で定義する必要性を軽減する。クリップ上におけるフリップNATおよびSOTオーディオ・トラックの選択肢は、逆転したトラックを有するソースについてのデフォルト・パッチングを無視するために用いられる。
これらのトラックのマッピングは、ユーザがどのようにしてメディアをストーリに挿入するかとの組み合わせにおいて特に有用である。即ち、ユーザはメディアおよびセグメント・タイプ(B−ロール、SOT、またはボイス)を選択し、ストーリにおける所望の位置にメディアを置く。編集システムは、誤りの機会を最少に抑え、ワークフローを高速化する、正しいオーディオ・トラックを指定するというように、自動的にパラメータを決定する。
任意選択肢では、スクリプト、SOTおよびボイス・タイプのセグメントに加えて、2つの特殊タイプのセグメント、即ち、開始パッドおよび終了パッド・セグメントも設けることができる。開始パッドがあると、これはストーリにおける最初のセグメントとなる。終了パッドがあると、これはストーリにおける最後のセグメントとなる。パッド・セグメントは、自動的に、サイト設定値に基づいて作成することができ、設定値によって命令する(mandate)することができ、その場合これらを削除することはできない。開始パッド・セグメントは、続くセグメントの最初のビデオ・クリップのマーク・インに基づいて、素材を作成するために用いられるパラメータを含む。例えば、パラメータは、期間だけ最初のビデオ・クリップのイン・ポイントを事実上後方に延ばすことができる。即ち、パッド期間に等しい時間だけ、最初のビデオ・クリップの最初のフレームのフリーズ・フレーム(freeze frame)を設けることができる。開始パッドは、実際のストーリの開始よりも依然に再生を開始する時間を設けるために用いられる。言い換えると、目標は、実際のストーリへの円滑なプリロール(pre-roll)を得ることであり、ストーリ・オーディオの開始前に、安定した再生を達成するための時間を再生デバイスに与え、技術ディレクタにストーリを切り換える/ワイプする時間を与える。終了パッドは、関連するテキスト・セグメントがないことを除いて、スクリプト・セグメントとほぼ同一である。エンド・パッドに対する制御期間は、例えば、サイト設定値によってデフォルトで指定することができる、終了パッド期間である。終了パッドは、ビデオ・クリップのリストである。終了パッドは、例えば、ニュースキャスタの話が長くなった場合、または何らかの技術的障害によって次のストーリへの切換が妨げられた場合に、ブロードキャストが途切れない(go black)ように設けられる。開始および終了パッド期間は、制作者によって割り当てられる時間に合わせる目的のため、公式のストーリ期間の一部とは見なされない。
一般に、これらのデータ構造を用いて、オーディオビジュアル・セグメントにおけるビデオ・クリップのリストおよびタイミング制御エレメントのリストによって、ストーリのタイミングを定義する。スクリプトは、スクリプト・セグメントにおいて自動合致トリム・ビデオ・クリップの長さを設定する場合、タイミングに影響を与える可能性がある。即ち、スクリプト・セグメントでは、対応するテキスト・セグメントからのスクリプトの推定期間を用いて、オーディオビジュアル・セグメントの推定期間を求める。あるいは、各セグメントの長さは、タイミング制御エレメントのリストまたはビデオ・クリップのリストの内長い方によって設定する。以下で更に詳しく説明するが、スクリプト、ビデオ・クリップ、SOTクリップおよびボイス・クリップからのタイミング情報を用いて、編集中において、一致するために十分なビデオを供給するためにビデオ情報を必要とするところを、ユーザ・インターフェースにおいて示すことができる。
ストーリを表現するためのこれら主要データ構造が与えられると、種々の編集動作を行い、これらのデータ構造を操作し修正することができる。編集を容易にするために、ストーリの視覚的表現を、ユーザ・インターフェースのために生成することができる。また、ストーリを変形して、従来に近いシーケンス状表現を与えることもできる。これについては以下で更に詳しく説明する。この構造の表現は、ストーリの中に埋め込むこともできる。これについても、以下で更に詳しく説明する。
種々の編集動作、およびこれらが基礎のストーリ・データ構造をどのように修正するかについて、これより説明する。
挿入動作は、あらゆる開始パッド・セグメントの前およびあらゆる終了パッド・セグメントの後を除いて、メディア・セグメントのリストにおけるいずれの地点にでも、空のセグメントを挿入する。選択したセグメントの前または後のいずれかにおいて、コマンドを呼び出してセグメントを挿入することができる。空のテキスト・セグメントを作成し、新たなメディア・セグメントと関連付けることができる。ユーザ・インターフェースには、選択したセグメントに関連するコンテクスト・メニューを設けることができる。このようなオブジェクトに対するコンテクスト・メニューは、通例、カーソルがオブジェクト上に現れている間に標準的なマウスの右ボタンをクリックすることによって活性化する。コンテクスト・メニューは、選択したセグメントの前または後に、セグメントを挿入する選択肢を与えることができる。
削除動作は、メディア・セグメントのリストから、1組のメディア・セグメントおよびそれらに関連するテキスト・セグメントを削除する。1つ以上のセグメントを選択した後、ユーザは単に削除キーを押せばよい。
コピー動作は、通例ユーザがグラフィカル・ユーザ・インターフェースを通じて選択する、1組のメディア・セグメントを入力として用いる。この動作は、クリップボード上の1組のメディア・セグメントおよびそれらに関連するテキスト・セグメントについての情報を格納する。同様に、カット動作も1組のメディア・セグメントを入力として用いる。この動作は、最初にコピー動作を実行し、次いで1組のメディア・セグメントおよびそれらに関連するテキスト・セグメントを削除する。
ペースト動作は、通例ユーザがグラフィカル・ユーザ・インターフェースを通じて選択する、挿入位置を入力として用いる。この動作は、1組のセグメントおよび関連するテキスト・セグメントをクリップボードから作成し、これらのセグメントおよびテキスト・セグメントを、挿入位置において、ストーリ・データ・モデルに挿入する。
ドラッグおよびドロップ編集動作も、1組の選択したメディア・セグメントに対して実行することができる。1つ以上のセグメントを選択した後、ユーザは、グラフィカル・ユーザ・インターフェース、およびマウスのような関連するポインティング・デバイスを用いて、セグメントを所望の挿入位置にドラッグすることができる。この動作は、事実上、選択したセグメントをそれらの元の位置から削除し、これらを挿入位置にペーストする。
テキスト・スプリット・ダウン動作は、テキスト・セグメントにおけるテキスト・カーソル位置を入力として用いる。例えば、ユーザは、テキスト・セグメント内の所望の位置にテキスト挿入カーソルを置き、次いでこの動作を選択することができる。この動作は、このテキスト・セグメントに関連するメディア・セグメントに続いて、次のテキスト・セグメントを作成する。対応するメディア・セグメントも作成することができる。カーソル位置に続くテキスト・セグメントにおけるテキストを、元のテキスト・セグメントから除去し、新たなテキスト・セグメントの中にテキストとして入れる。
同様に、テキスト・スプリット・アップ動作は、テキスト・セグメントにおけるテキスト・カーソル位置を入力として用いる。例えば、ユーザは、テキスト・セグメント内の所望の位置にテキスト挿入カーソルを置き、次いでこの動作を選択することができる。この動作は、このテキスト・セグメントに関連するメディア・セグメントの前に、次のテキスト・セグメントを作成する。カーソル位置に先立つテキスト・セグメントにおけるテキストを、元のテキスト・セグメントから除去し、新たなテキスト・セグメントの中にテキストとして入れる。
テキスト・プッシュ・ダウン動作は、テキスト・セグメントにおけるテキスト・カーソル位置を入力として用いる。例えば、ユーザは、テキスト・セグメント内の所望の位置にテキスト挿入カーソルを置き、次いでこの動作を選択することができる。カーソル位置に続くテキスト・セグメントにけるテキストを元のテキスト・セグメントから除去し、ストーリ内の次のテキスト・セグメントの先頭に付加する。
同様に、テキスト・プッシュ・アップは、テキスト・セグメントにおけるテキスト・カーソル位置を入力として用いる。例えば、ユーザは、テキスト・セグメント内の所望の位置にテキスト挿入カーソルを置き、次いでこの動作を選択することができるカーソル位置に先立つテキスト・セグメントにけるテキストを元のテキスト・セグメントから除去し、ストーリ内の直前のテキスト・セグメントの末尾に付加する。
ビデオ・クリップ挿入動作は、マスタ・クリップの領域、およびメディア・セグメント・ビデオ・リストにおける挿入点を入力として用いる。ビデオ・クリップ・リストにおいて指定した位置に、新しいビデオ・クリップを作成し挿入する。図2に関して示したように、ユーザは、ソース・モードでビデオ・モニタ202内にマスタ・クリップの領域を印すことができる。次いで、ユーザは、マウス・カーソルを用いてビデオ・モニタ・ソース・タイプ・オーバーレイ「B−ロール」エントリを選択し、次いでマウス・カーソルをストーリラインにおける挿入点までドラッグすることによって、この動作を呼び出す。また、ユーザは、マスタ・クリップの部分を選択しつつ、ストーリラインにおいて挿入点を選択し、次いで「挿入B−ロール」動作を選択することによって、この動作を呼び出すこともできる。この動作は、キーボードのショートカット、またはオーバーレイ・メニュー270と同様のボタンを用いて選択することもできる。
ボイス・クリップ挿入動作は2つの方法で実行することができる。第1に、入力は、マスタ・クリップの領域と、ボイス・セグメントのタイミング制御エレメントのリストにおける挿入点とすることができる。この場合、新たなボイス・クリップを作成し、ボイス・セグメントに対するタイミング制御エレメントのリストに挿入する。第2に、入力は、マスタ・クリップの領域と、スクリプト・セグメントとすることができる。この場合、スクリプト・セグメントをボイス・セグメントに変換し、タイミング制御エレメントのリストを初期化して、新しいボイス・クリップを収容する。図8に関連付けて、ユーザ・インターフェースにおいてボイス・クリップを示す。ユーザ・インターフェースによって、ユーザは、例えば、ソース・モードにおいてビデオ・モニタ内にマスタ・クリップの領域を印すことによって、挿入ボイス・クリップ動作を呼び出すことができる。次いで、ユーザは、例えば、マウス・カーソルを用いて、オーバーレイ・メニューの中で「ボイス」選択肢を選択し、次いでマウス・カーソルをストーリラインにおける挿入点までドラッグすることができる。別の例として、ユーザは、ソース・モードにおいて、ビデオ・モニタ内にマスタ・クリップの領域を印すこともできる。次いで、ユーザは、ストーリラインにおいて挿入点を選択し、次いで「ボイス」動作を選択することができる。この動作は、キーボードのショートカット、またはオーバーレイ・メニュー270と同様のボタンを用いて選択することができる。また、この動作は、セグメントを選択しつつ、ボイスオーバーを記録することによっても呼び出すことができる。
SOTクリップ挿入動作も、2つの方法で実行することができる。第1に、入力は、マスタ・クリップの領域と、SOTセグメントのタイミング制御エレメントにおける挿入点とすることができる。この場合、新たなSOTクリップを作成し、SOTセグメントに対するタイミング制御エレメントのリストに挿入する。第2に、入力は、マスタ・クリップの領域およびスクリプト・セグメントとすることができる。この場合、スクリプト・セグメントをSOTセグメントに変換し、タイミング制御エレメントのリストを初期化して、新しいSOTクリップを収容する。図8に関連付けて、ユーザ・インターフェースにおいてSOTクリップを示す。ユーザ・インターフェースによって、ユーザは、例えば、ソース・モードにおいてビデオ・モニタ内にマスタ・クリップの領域を印すことによって、挿入SOTクリップ動作を呼び出すことができる。次いで、ユーザは、例えば、マウス・カーソルを用いて、オーバーレイ・メニューにおいて「SOT」選択肢を選択し、次いでマウス・カーソルをストーリライン内の挿入点までドラッグすることができる。別の例として、ユーザは、ソース・モードにおいて、ビデオ・モニタ内にマスタ・クリップの領域を印すこともできる。次いで、ユーザは、ストーリラインにおいて挿入点を選択し、次いで「SOT」動作を選択することができる。この動作は、キーボードのショートカット、またはオーバーレイ・メニュー270と同様のボタンを用いて選択することができる。
クリップを削除、カット、コピー、およびペーストする動作は、セグメントに対する同じ動作と同様である。例えば、クリップ削除動作は、ビデオ・クリップのリストまたはタイミング制御エレメントのリストから1組のクリップを削除する。ユーザは、単に、ユーザ・インターフェースを通じて1つ以上のクリップを選択し、次いで削除キーを押下すればよい。
コピー動作は、1組のクリップを入力として用いる。この動作は、1組のクリップのクリップボードについての情報を、クリップの元の順序と共に格納する。同様に、カット動作も、1組のクリップを入力として用いる。この動作は、最初にコピー動作を実行し、次いで1組のクリップおよびそれらに関連するテキスト・セグメントを削除する。
ペースト動作は、ビデオ・クリップ・リストまたはタイミング制御エレメント・リストにおける挿入位置を入力として用いる。この動作は、クリップボードに関する情報から1組の新しいクリップを構築し、これらをリストの指定した位置に挿入する。
トリミング動作は、クリップのマーク・インおよびマーク・アウト特性を変更する。ユーザ・インターフェースにおいて、ユーザはクリップを選択する。この選択によって、編集システムはトリミング・モードに入る。モニタ制御部224および226、またはディスプレイに示されている静止フレームと関連するトリミング・ハンドルを用いて、選択したクリップのマーク・インおよびマーク・アウト・ポイントを調節することができる。
クリップをある位置まで延長する動作は、一般に「L−カット」と呼ばれており、シーケンスにおける位置を入力として用いる。サブシーケンスがこの入力位置を含むセグメントを特定する。延長期間と呼ばれる、特定したサブシーケンスの先頭から入力位置までの距離を決定する。直前のセグメントにおけるビデオ・クリップ・リストの最後のビデオ・クリップを次に特定する。直前のセグメントのタイミング制御エレメントの期間(その制御期間)が、ビデオ・クリップのそのリストの期間(そのビデオ期間)よりも長い場合、制御期間とビデオ期間との間の差を、そのセグメントにおける最後のビデオ・クリップのマーク・アウトに加算する。この最後のクリップのトリム・アウト(trim out)により、最後のクリップがそのセグメントのサブシーケンスの終端まで延長する。次に、直前のセグメントの最後のビデオ・クリップに基づいて、入力位置を収容しているセグメントに新しいビデオ・クリップを追加する。新しいクリップのマーク・インを、直前のセグメントの最後のビデオ・クリップのマーク・アウトに設定する。次に、新しいクリップの期間を延長期間に設定する。また、新しいクリップには、直前のセグメントからの延長であることを示すフラグを立て、元のクリップには、次のセグメント内まで延長することを示すフラグを立てる。新しいビデオ・クリップを、入力位置を収容しているセグメントのビデオ・クリップのリストの先頭に挿入する。本システムは、ストーリ・シーケンスにおいて選択された位置(図9)が与えられると、ユーザが「延長およびL−カット作成」動作を呼び出すことに応答して、これらのステップを実行する。
セグメント分割動作は、シーケンスにおける位置を入力として用いる。入力位置を、ビデオ・クリップのリストにおけるビデオ・クリップ内の位置、およびタイミング制御エレメントのリストにおけるエレメント内の位置にマッピングし戻す。次いで、その位置においてリストを2つのリストに分割する。位置がクリップ内に入る場合、クリップを2つの断片に分割し、各断片をそれぞれの新しいリストに追加する。次に、分割したリストを用いて2つのセグメントを作成し、ストーリにおける元のセグメントと置き換える。システムは、ストーリ・シーケンスにおいて選択された位置が与えられると、ユーザが「スプリット」動作を呼び出すことに応答して、これらのステップを実行する。
デフォルトL−カット動作は、シーケンスにおけるビデオ・クリップを入力として用いる。この動作は、クリップの延長と類似するが、デフォルト期間を次のセグメント内まで延長する。この動作は、セグメントのビデオ・クリップのリストにおける最後のクリップであり、次のセグメントまで延長しないビデオ・クリップに適用することができる。このような動作が呼び出されると、選択されたビデオ・クリップには、次のセグメントの中まで延長していることを示す印が付けられる。入力した選択ビデオ・クリップを収容するセグメントに続くセグメントのビデオ・クリップのリストの先頭に、新しいビデオ・クリップを挿入する。新しいビデオ・クリップは、入力ビデオ・クリップと同じマスタ・クリップを参照し、新しいクリップのマーク・インを、入力クリップのマーク・アウトに設定する。新しいクリップの期間を、デフォルトのL−カット期間に設定する。これは、サイト設定値として設定することができる。新しいクリップのその他の特性は、入力クリップから取り込まれる。
ボイスオーバー記録動作(voiceover recording operation)は、ボイス・クリップを作成するために用いられる。このような動作のためのユーザ・インターフェースの一例について、図8と関連付けながら以下に更に詳しく説明する。選択されたセグメントが与えられ、更に入力がボイスオーバー記録動作を呼び出すと、オーディオが記録される。記録の間、ストーリから特殊なボイスオーバー・シーケンスが作成される。このボイスオーバー・シーケンスは、ストーリから生成されるシーケンスと同一であり、図10から図12と関連付けて以下で更に詳しく説明するが、次にあげる相違がある。第1に、選択したセグメントに対するタイミング制御エレメント・リストにおけるいずれのボイス・クリップも無視され、シーケンスの中には入れられない。NATおよびSOTダッキング(ducking)についても以下で説明するが、これらは、選択されたセグメントに対応するサブシーケンス全体に対するVOICEトラック上に空でないスパンがあるかのように実行される。ボイスオーバー・シーケンスは、選択されたセグメントに対応するサブシーケンスのりも前の、プレロール期間によって指定される時点から、選択されたセグメントに対応するサブシーケンスの後の、ポストロール期間によって指定される終了時点まで再生される。オーディオは、ボイスオーバー・シーケンスの再生の全期間にわたって記録される。再生/記録の後、選択されたセグメントのタイミング制御エレメント・リストはクリアされ、新たな1つのボイス・クリップがリストに入れられる。新たなボイス・クリップは、プレロール期間およびポストロール期間を除外して、選択されたセグメントに対応するサブシーケンスに対応する領域について、丁度記録したばかりのオーディオ・マスタ・クリップを参照する。
クリップの特性の内、数個を同様に編集することもできる。例えば、自動合致トリム特性、ビデオ・クリップのためにナチュラル・サウンドトラック(NATサウンド)を用いるか否かを示す特性、ビデオ・クリップのNATおよびSOTトラックを逆にすることを示す特性は、全てユーザが編集することができる特性である。コンテクスト・メニューは、選択されたクリップのために活性化することができ、そのクリップについての特性を編集可能とする。このようなメニューは、自動合致トリム、「NAT使用」特性、および「NATおよびSOTトラック交換」特性のような特性の状態を切り換えるために指定される動作を有することができる。選択されたクリップの他の特性も、同様に修正することができる。
また、スクリプトをインポートして、対応するビデオがないスクリプト・セグメントの初期ストーリを作成することもできる。この動作は、スクリプトを入力として与えると、呼び出すことができる。いずれの数のデリミッタでも指定することができるが、スクリプトにおける中断毎に、新たなテキスト・セグメントを作成する。スクリプトからのテキストを抽出して、テキスト・セグメントに追加する。
ここで、このような動作の結果得られるストーリの視覚的表現に注目すると、図2のユーザ・インターフェースによって、ユーザは編集動作を呼び出すことができ、コンピュータにストーリを表すデータ構造を修正させ、次いで表示を更新させて、データ構造に対して行った変更を反映する。
これより、利用可能な編集動作の一部の視覚的側面について、図2および図4から図9と関連付けて更に詳しく説明する。
図2を参照すると、ユーザがビューア・ウィンドウ202においてソース素材を検討しているときに、ユーザは、ボタン208および210によって、またはトリム・ハンドル224および226を用いて、インおよびアウト・ポイントを選択することができる。選択されたクリップが与えられると、オーバーレイ・メニュー270が表示され、ユーザは、そのビデオ・クリップを、b−ロール・クリップ、SOTクリップ、またはボイス・クリップとして、セグメントに追加するか否か選択することができる。任意選択肢では、キーボードのショートカットまたはグラフィッカル・ボタンを用いてこれらの機能を呼び出すこともできる。クリップのグラフィカル表現を生成し、セグメント内に表示する。異なる種類のクリップを、ユーザ・インターフェース内においてカラー・コード化することもできる。即ち、これらのクリップに異なる色を用いることによって、b−ロール・クリップ、SOTクリップ、およびボイス・クリップ間で視覚的な区別を付けることができる。ビデオ・クリップは、セグメント、例えば、セグメント266に、選択したクリップ・タイプとして追加される。また、ユーザは、単にセグメント、例えば、セグメント268にテキストをタイプ入力することによって、編集を開始することもできる。
ここで図4を参照すると、ストーリの一例が示されている。ストーリは、選択したビデオ・クリップを「B−ロール」として追加することによって得られる2つのスクリプト・セグメントと、何らかのスクリプト・テキストとを有する。最上位のセグメント400では、関連するスクリプトは、オーディオビジュアル・セグメントにおけるビデオ・クリップの期間よりも短い。最下位のセグメント402では、関連するスクリプトは、オーディオビジュアル・セグメントにおけるビデオ・クリップの期間よりも長い、セグメントにおける各ビデオ・クリップは、そのクリップからの静止フレーム404によって表される。別のアイコン408が、ビデオ・クリップを選択したマスタ・クリップからのナチュラル・サウンドトラック(NATサウンド)の使用を表す。ストーリに関する他のタイミング情報も生成し、表示することができ、例えば、ストーリから生成したシーケンスにおいて、各セグメントが開始する相対的な時点がある。関連テキストの推定期間も表示することができる。スクリプト・アイコン406は、この期間を表すために用いることができる。関連テキストの期間は、例えば、米国特許第5,801,685号に記載されている方法を用いて決定することができる。
セグメントの関連テキストが長すぎる場合、読み手、例えば、ニュースキャスタは、オーディオビジュアル情報の後続セグメントの再生が開始する前に、テキストを読み終えることができない。テキストが短すぎる場合、読み手がテキストを読み終えた後に、後続のクリップまで無音またはフローの欠如があり得る。このために、スクリプトのテキストを読むための推定時間を、セグメントのオーディオビジュアル素材の実際の期間と比較するとよい。オーディオビジュアル情報の期間と関連テキストの期間との間に差があれば、編集者に表示するとよい。例えば、スクリプトの期間の方が短い場合、スクリプトを超過するクリップの期間を、412に示すように、クリップのグラフィカル表現上に図示することができる。このように、スクリプトと一致するクリップの期間を416に示し、クリップのグラフィカル表現を延長して、追加のビデオ素材の期間を示す。スクリプトの期間の方が長い場合、ビデオ・クリップよりも長いものとして、スクリプト・アイコン418を示す。シンボル414は、ビデオとスクリプトの期間の差を示す。この差は、例えば、ビデオ情報のフレーム数として表示することもできる。テキストが長すぎるかまたは短すぎるかに応じて、この差を表示するために異なる色を用いることもできる。また、オーディオビジュアル情報がカバーするテキストの範囲を示すために、テキストに陰影を付けてもよい。
各セグメントのオーディオビジュアル情報の期間はわかっており、関連テキストの期間は推定することができるので、この情報を用いれば、有用な編集能力を多数設けることができる。例えば、ユーザは、これらの表示を用いてビデオをトリミングする、またはテキストを編集して、期間を一致させることができる。セグメントに対するスクリプトの編集に応答して、412、416、および414における、スクリプトの期間、その対応するアイコンのサイズ、ビデオの対応する表示期間を更新することができる。他の動作およびユーザ・インターフェースの機構について、以下で更に詳しく説明する。
図5に示すように、数個のメニュー選択肢がビデオ・クリップ毎に利用可能である。コンテクスト・メニュー500は、ユーザが(例えば、標準的なマウスの右ボタンをクリックすることによって)クリップを選択した後に表示することができる。選択肢の1つは、NATトラックをディスエーブルすることである。ディスエーブルされると、NATトラック・アイコン502が表示から除去され、ビデオ・クリップのデータ構造内にしかるべきブール値が設定される。別の選択肢は、NATおよびSOTトラックを交換することである。サイト設定値は、通例、どのオーディオ・トラックをNATトラックにすべきであり、どのオーディオ・トラックをSOTトラックにすべきか指令する。しかしながら、ビデオ・クリップには、しかるべきトラック上にオーディオが記録されていない場合もあり得る。このメニュー選択肢によって、ユーザは、トラックの指定を交換することによって、ビデオ・クリップを補正することができる。選択されると、ビデオ・クリップのデータ構造内にしかるべきブール値が設定される。
クリップのために選択することができる別の動作は、「自動合致トリム」と呼ばれている。選択されると、このクリップについてのブール数が設定され、このクリップが一致するように自動的にトリミングされるようになっているか否かを示す。任意選択肢では、同じセグメントにおいては、他のいずれのクリップについても同一のブール数はクリアされるので、いずれのセグメントにおいても、一致するために自動的にトリミングすることができるクリップは1つのみである。
この動作は、オーディオビジュアル素材の開始または終了、あるいは双方においてトリム動作を呼び出すことによって、スクリプトおよびビデオの期間を自動的に一致させる。最初に呼び出されるときは、トリム動作はビデオ・クリップに適用される。クリップのイン・ポイントが固定されたままであり、アウト・ポイントを調節するか否か、あるいはイン・ポイントを調節し、アウト・ポイントを固定するか否か、あるいはイン・ポイントおよびアウト・ポイント双方を固定の中心点に関して比例して調節するか否かを、設定値が規定することができる。この動作を図5に示すクリップに適用した結果を図6に示す。尚、アウト・ポイントがトリミングされ、表示を更新して、ビデオ・クリップおよびスクリプトを同じ長さ、即ち、5秒長にしてあることを記しておく。ビデオ・クリップの期間を包囲するシンボル「>」600および「<」602が、そのクリップを一致させるために自動的にトリミングすることを示すために用いられている。
また、ビデオ・クリップは、テキスト・セグメントのテキストを編集または変更するに連れて、関連するテキストの期間と一致するように連続的かつ自動的にトリミングすることもできる。例えば、テキスト・セグメントの末尾にテキストを追加し、テキストの期間がその対応するオーディオビジュアル・セグメントよりも長くなると、ビデオ・クリップを自動的にトリミングして長くすることができる。同様に、テキストを除去すると、ビデオ・クリップを自動的にトリミングして短くすることができる。また、ユーザ・インターフェースは、そのようなトリミングを行うことができる程の十分なビデオ情報があるか否かも表示することができる。自動的にトリミングしたビデオ・クリップの前または後に別のビデオ・クリップを追加する場合、そのクリップにもしかるべき調節を行う。例えば、図7に示すように、自動的にトリミングしたクリップの前に2秒のビデオ・クリップ700を追加すると、別のクリップ702がトリミングされて、オーディオビジュアル・セグメントの期間合計が、その対応するテキスト・セグメントの長さと一致するようになる。
SOTクリップ、ボイス・クリップ、および延長編集に関する他の編集動作について、図8および図9に関連付けて説明する。ボイス・クリップは、例えば、ボイスオーバー(voice over)を記録することによって作成することができ、ユーザによってボイスオーバー制御インターフェース230を通じて開始される。あるいは、入手可能なメディアの探索またはブラウズによって、ボイス・クリップを検索することもできる。ボイス・クリップをオーディオビジュアル・セグメントに追加すると、これはタイミング制御エレメントのリストの中に現れる。表示されると、800または802に示すようなアイコンとして現れる。
同様に、選択したビデオ・クリップをSOTクリップとして追加すると、SOTクリップがタイミング制御エレメントのリストの中に現れる。しかしながら、表示されると、804に示すように、その対応するビデオ・クリップから選択した静止フレームと共に表示され、これがSOTクリップであることをアイコンが示す。オーディオビジュアル・セグメントにおいてSOTクリップまたはボイス・クリップを用いると、ビデオ・クリップのリストおよびSOTクリップのリストの内長い方、またはボイス・クリップによってオーディオビジュアル・セグメントの期間が規定される。対応するテキスト・セグメントにおけるスクリプトは、タイミングに対しては何の効果も有さない。通例、スクリプトはSOTクリップの転写である。
スクリプト・セグメントの場合と同様、ボイス・セグメントは、当該セグメントにおけるビデオ・クリップよりも長いボイス・クリップを有することが可能である。この場合、大きな「ビデオ要求」アイコン806が表示され、ビデオ・クリップとボイス・クリップとの間の期間の差を示す。このアイコンは、推定したスクリプトの時間とビデオ・クリップとの間の差を示すアイコンよりも目立つ。要求したビデオがない場合、図8に示したストーリから生成されたシーケンスから、ボイス・クリップに対応するビデオ情報がない、数個の黒いフレームが生ずる。
同様の「ビデオ要求」アイコン808は、セグメントの先頭においても示される。このアイコンがこの位置に示されるのは、セグメントの最後のビデオ・クリップが次のセグメントの中まで延長しているからである。先に記したように、いずれのセグメントにおいても、最後のビデオ・クリップが次のセグメントの中まで延長する可能性がある。同様に、いずれのセグメントにおいても、最初のビデオ・クリップが直前のセグメントの中まで延長する可能性もある。ユーザは、次または直前のセグメントにおける所望の点に位置マーカ802を位置付け、直前または直後のセグメントがその点まで延長することを示す。
これより図9を参照すると、ストーリ・メニュー項目が900に表示されている。これらの項目の1つに「直前のショットをここまで延長する」コマンド904がある。位置マーカ820を用いて、ユーザは、「ここでセグメントを分割する」コマンド906によって、セグメントをその点で分割すべきことを示すこともできる。
ストーリ・フィールドが示されているとき、コマンド902を与えてこれらを隠す。これを「ストーリ・フィールドの隠蔽」と呼ぶ。ユーザがストーリ・フィールド内にタイプ入力しているとき、またはストーリ・フィールドを選択したとき、「制作キュー挿入」コマンド908を用いると、例えば、再生中に用いられる機会制御コマンドを挿入することができる。他のメニュー・コマンドは、前述した他の編集動作に対応する。
種々のその他のコマンドも与えることができる。例えば、セグメントについてのテキストの内いずれの位置でも、当該セグメントについてのオーディオビジュアル素材における対応する時間位置にマッピングすることができ、この位置を編集者に示すことができる。即ち、カーソルは通常テキストにおける現在の編集位置を表す。カーソルとテキストの先頭、またはカーソルとテキストの終端との間のテキストを用いると、カーソルに対応する時間位置を判定することができる。テキストとオーディオビジュアル素材との間における位置のマッピングを用いると、オーディオビジュアル・シーケンス全体の再生中における、テキスト内の現在位置の指示、例えば、移動する強調を与えることができる。ビデオにおける再生の現在位置を更新して、カーソル位置に合わせることができる。また、テキストとオーディオビジュアル素材との間におけるタイミングのマッピングを用いても、現在位置インディケータを固定しておいて、ビデオ・モニタ直下にあるテキストのクローリング・キャプション・ディスプレイ(crawling caption display)を行い、オーディオビジュアルの再生と同期してテキストをスクロールし、再生のいずれの時点であっても、現オーディオビジュアル位置にマッピングされたテキストを現在位置インディケータと位置合わせすることができる。
テキストに対して他の編集動作を行うと、ビデオ情報の編集動作も行うことができる。例えば、新たなパラグラフまたは新たなページまたはページの区切り(page break)を作成するテキスト編集コマンドは、ストーリの新たなセグメントを作成することにより、セグメントを2つのセグメントに分割することができる。新たなセグメントは、オーディオビジュアル情報への参照、および編集コマンドが発生したテキストにおける位置の後に発生したテキストを含む。
編集したストーリが得られると、前述のデータ構造をメディア・シーケンスに変換することができる。メディア・シーケンスは、1組の同時オーディオおよびビデオ・トラックによって規定される。各トラックは、一連のクリップである。各クリップは、マスタ・クリップの一部を参照し、トラック上においてあるスパンの時間を占有する。トラック上の時間のスパンは空であってもよい。オーディオ・スパンはボリューム特性を有する。2つの隣接するスパンの間の境界には遷移効果が添付されている場合もある。スパンにはクリップ効果が添付されている場合もある。
図10に示すようにストーリからメディア・シーケンスを作成する際、シーケンス・オブジェクトを作成する(1000)。次いで、ストーリ・データ・モデルにおけるメディア・セグメント毎に、当該メディア・セグメントに対してサブシーケンスを生成する。即ち、ストーリにおける次のセグメントを選択する(1002)。選択したセグメントに対応するサブシーケンスを作成する(1004)。作成した各サブシーケンスをシーケンス・オブジェクトに付加する(1006)。このようにして、ストーリに対するシーケンスを作成するために、セグメントに対するサブシーケンスをストーリにおいて連結する。移行効果を指定したいずれのメディア・セグメントに対しても、そのメディア・セグメントのサブシーケンスと次のメディア・セグメントのサブシーケンスとの間のシーエンス境界に、移行効果を適用する(1008)。いずれかのセグメントが残っていると1010において判定した場合、ストーリ全体を処理するまでステップ1002〜1008を繰り返す。
これより、図11に関連付けて、メディア・セグメントからのサブシーケンスの生成(図10における1004)について更に詳しく説明する。最初に、「自動合致トリム」クリップと印されている全てのクリップに自動合致トリム規則を適用して、クリップ期間を得る。他のクリップは、期間が固定されている静止クリップである。次いで、セグメントの期間を計算する(1102)。次いで、セグメントの各ビデオ・クリップに開始時点を割り当てることができる(1104)。また、セグメントの各制御エレメントにも開始時点を割り当てることができる(1106)。ビデオ・クリップを配置する(1108)。これによって、ビデオ、NATおよびSOTトラック上にスパンを作成することができる。制御エレメントを配置する(1110)。これによって、ボイス、SOT、ビデオおよびNATトラック上にスパンを作成することができる。次いで、オーディオ・トラックに自動ダッキングを適用することができる(1112)。ダッキングとは、1つのオーディオ・セグメントのボリューム・レベルを下げて、他の同時オーディオ・セグメントまたはライブ・イベントが一層引き立つようにすることを意味する。ダッキングは、例えば、ボイス・オーバー・アプリケーションに用いられ、例えば、バックグラウンド・ミュージックまたはその他のサウンドのレベルを低下させ、アナウンサをはっきりと聞き取れるようにする。図11におけるこれらの動作の各々について、これより詳細に説明する。
自動合致トリム規則を適用するために、セグメントのビデオ・クリップ・リストにおけるビデオ・クリップを2つの集合に分割する。第1集合、即ち、トリム・クリップまたはトリム可能クリップは、自動合致トリムと印されているビデオ・クリップ全ての集合を収容する。第2集合は、即ち、静止クリップは、残りのビデオ・クリップを収容する。スクリプト・セグメントに対して、メディア・セグメントに関連するテキスト・セグメントにおけるテキストの推定タイミングとして、目標期間を計算する。ボイスまたはSOTセグメントに対して、セグメントのタイミング制御エレメントにおける全てのエレメントの期間の和として、目標期間を計算する。また、ビデオ編集の最小長を指定するために、最小編集期間を与えることもできる。この値は、サイト設定値とすればよい。
これより図12を参照して、トリム・クリップ集合の処理について説明する。この処理は、反復プロセスであり、最初のステップ(1200)は、過剰期間と呼ばれる値を計算する。即ち、静止ビデオ・クリップの期間を、静止クリップ集合における全てのビデオ・クリップの期間の和として計算する。ビデオ・クリップの期間は、マーク・アウトからマーク・インを減算した値である。トライアル・ビデオ(trial video)期間は、ステータス・ビデオ期間に、トリム・クリップの集合におけるクリップ数と最小編集期間との積を加算した値である。過剰期間は、目標期間とトライアル・ビデオ期間との差である。つまり、
1.trialVideoDuration = staticVideoDuration + size(TrimClips)*minimumEditDuration、および
2.excessDuration = targetDuration - trialVideoDuration
となる。
一般に、このプロセスのゴールは、この過剰期間をトリム・クリップの全てに等しく分け合うことである。いずれかのトリム・クリップが十分遠くまで延長することができない場合、これらをできるだけ遠くにトリミングし、静止クリップ集合に移動させる。これが発生した場合、残りのトリム・クリップを用いて再度プロセスを実行し、残っている過剰期間があれば、そのいずれをもそれらの間で分け合おうとする。最終的に、トリム・クリップがなくなるか、または過剰期間の全てが分け合えられることになる。
即ち、先に記したように、このプロセスは計算(1200)から開始する。過剰期間が0以下であると1202において判定した場合、マーク・アウトをマーク・インと最小編集期間との和となるように設定することによって、残りのトリム・クリップ全てを最小編集期間に設定する(1203)。この場合、セグメントに対する自動合致トリム規則の処理が行われる。
次に、各トリム・クリップを所望の期間に調節しようとする。各クリップの所望の期間は、最小編集期間と、過剰期間をトリム・クリップの数で除算した場合の商との和によって決定する(1204)。つまり、
3.desiredClipDuration = minimumEditDuration + excessDuration/size(TrimClips)
となる。
各トリム・クリップは、以下のようにして、その合致トリム・モードに応じて調節する。
クリップに対する合致トリム・モードがヘッド(マーク・イン)を固定すると1206において判定された場合、クリップに対するマーク・アウトをトリミングして設定する(1208)。クリップに対するマーク・アウトを、マーク・インと所望のクリップ期間との和に設定する。結果的に得られるマーク・アウトがマスタ・クリップの終端を超えないことを条件とする。超えた場合、マーク・アウトをマスタ・クリップの終端に設定し、トリム・クリップ・リストからクリップを除去し、静止クリップ・リストに追加する。
クリップに対する合致トリム・モードが末尾(マーク・アウト)をロックすると1210において判定された場合、クリップに対するマーク・インをトリミングし設定する(1212)。クリップに対するマーク・インを、マーク・アウト・ポイントから所望のクリップ期間を差し引いた値に設定する。但し、結果的に得られるマーク・インがマスタ・クリップの先頭を超えないことを条件とする。超えた場合、マーク・インをマスタ・クリップの先頭に設定し、クリップをトリム・クリップ・リストから除去し、静止クリップ・リストに追加する。
クリップに対する合致トリム・モードが、指定された割合で指定されたフレームをロックすると1214において判定された場合、クリップに対するマーク・インおよびマーク・アウトをトリミングし設定する(1216)。クリップに対するマーク・インを、指定されたフレームから所望のクリップ期間を減算し、指定された割合を乗算した値に設定する。結果的に得られるマーク・インがマスタ・クリップの先頭を超えないことを条件とする。超えた場合、マーク・インをマスタ・クリップの先頭に設定する。クリップに対するマーク・アウトを、指定されたフレームと所望のクリップ期間の和に、1から指定された割合を減算した値を乗算した値に設定する。但し、結果的に得られるマーク・アウトがマスタ・クリップの終端を超えないことを条件とする。超えた場合、マーク・アウトをマスタ・クリップの終端に設定する。マーク・インまたはマーク・アウト位置のいずれかをマスタ・クリップの先頭または終端にそれぞれ設定した場合、クリップをトリム・クリップ・リストから除去し、静止クリップ・リストに追加する。
1218において全てのトリム・クリップを調節したと判定するまで、全てのトリム・クリップに対してステップ1206から1216までを繰り返す。全てのトリム・クリップを調節した後、いずれかのトリム・クリップが残っているか否か判定を行う(1220)。尚、トリム・クリップをトリム・クリップ・リストから除去し静止クリップ・リストに入れるのは、それの対応するマスタ・クリップの先頭または終端にそれをトリミングした場合であることを記しておく。トリム・クリップが残っている場合、図12のプロセスを繰り返し、静止クリップ・リストおよびトリム・クリップ・リストを更新する。
残っているトリム・クリップがない場合(1220)、または過剰期間が0以下である場合(1202)、このセグメントの処理段階は完了する。
再度図11を参照すると、以下のようにしてセグメント期間を計算する(1102)。即ち、セグメントのビデオ期間は、セグメントのビデオ・クリップ・リストにおける全てのビデオ・クリップの期間の和である。セグメントに対する制御期間は、セグメント・タイプによって左右される。スクリプト・セグメントでは、制御期間はビデオ期間となる。ボイスまたはSOTセグメントでは、制御期間は、セグメントのタイミング制御エレメントにおける全てのエレメントの期間の和となる。セグメント期間は、セグメントのビデオ期間および性よ期間の最大値である。セグメントにいずれかの特別なビデオが必要な場合、必要とされる特別なビデオの量(期間に関して)は、ビデオ期間をセグメント期間から減算することによって計算する。
開始時点は、以下のようにして、セグメント(図11における1104)のビデオ・クリップのリストにおける各ビデオ・クリップに割り当てられる。クリップに割り当てられる時点は、時点0に開始する、セグメントのサブシーケンスの先頭に対する。変数「time」を0に初期化する。次いで、ビデオ・クリップ・リストにおけるビデオ・クリップ毎に、これらがリストに現れる順序で、クリップがリストにおける最後のクリップであるか否か、そしてクリップが次のセグメントの中まで延長しているか否か判定を行う。そうである場合、この最後のクリップに対する開始時点は、セグメントの期間からクリップの期間を減算した値となる。それ以外の場合、クリップの開始時点は、変数「time」の現在値となる。次いで、そのクリップの期間を加算することによって、変数「time」を更新し、ビデオ・クリップのリストを処理するまで、次のクリップを処理する。
ボイスおよびSOTセグメントのタイミング制御エレメントに対する開始時点は、以下のようにして割り当てられる(図11における1106)。クリップに割り当てられる時点は、時点0に開始する、セグメントのサブシーケンスの先頭に対する。変数「time」を0に初期化する。次いで、タイミング制御エレメントのリストにおけるビデオ・クリップ毎に、これらがリストに現れる順序で、クリップに対する開始時点を変数「time」の現在値とする。次いで、エレメントの期間を加算することにより、変数「time」を更新し、タイミング制御エレメントのリストを処理するまで、次のエレメントを処理する。
ビデオ・クリップの指定された開始時点および期間、ならびにセグメントのタイミング制御エレメントが与えられると、ビデオ・クリップのレイアウト(図11における1108)は、セグメントのサブシーケンスを構築する。サブシーケンスは、計算したセグメント期間に等しい期間で作成される。サブシーケンスは、1本のビデオ・トラックと、NAT、SOT、およびVOICEと呼ばれる3本のオーディオ・トラックとを有する。セグメントのビデオ・クリップのリストにおけるビデオ・クリップに対して、クリップの開示時点に始まり、クリップの期間に及ぶビデオ・トラックにスパンを追加する。このスパンは、ビデオ・クリップに対して設定したマーク・イン値において始まる、ビデオ・クリップが参照するマスタ・クリップのビデオ・トラックを参照する。
ビデオ・クリップの特性が、このビデオ・クリップからのNATオーディオ・トラックを用いるべきことを示す場合、クリップの開始時点に始まり、クリップの期間に及ぶNATオーディオ・トラックにスパンを追加する。このスパンは、以下のように、マスタ・クリップも参照する。ビデオ・クリップがNATオーディオ置換クリップを参照する場合、NATオーディオ・トラックに追加されたスパンは、置換クリップのマーク・インにて開始する、オーディオ置換クリップのマスタ・クリップを参照する。それ以外の場合、ビデオ・クリップが、そのソース・オーディオ・トラックを入れ替える(flip)ことを指定するのであれば、NATオーディオ・トラックに追加されたスパンは、ビデオ・クリップによって指定されたマーク・インにて始まる、ビデオ・クリップによって指定されたマスタ・クリップから、SOTソース・オーディオ・トラックを参照する。それ以外の場合、NATオーディオ・トラックに追加されたスパンは、ビデオ・クリップによって指定されたマーク・インにおいて始まる、ビデオ・クリップによって指定されたマスタ・クリップから、NATソース・オーディオ・トラックを指定する。クリップがNATオーディオ・レベルを指定する場合、そのレベルを、NATオーディオ・トラック上のスパンに適用する。
ビデオ・クリップの特性が、ビデオ・クリップからのSOTオーディオ・トラックを用いるべきことを示す場合、クリップの開始時点に始まり、クリップの期間に及ぶSOTオーディオ・トラックにスパンを追加する。このスパンは、次のようにして、マスタ・クリップも参照する。ビデオ・クリップが、そのソース・オーディオ・トラックを入れ替える(flip)ことを指定するのであれば、SOTオーディオ・トラックに追加されたスパンは、ビデオ・クリップによって指定されたマーク・インにて始まる、ビデオ・クリップによって指定されたマスタ・クリップから、NATソース・オーディオ・トラックを参照する。それ以外の場合、SOTオーディオ・トラックに追加されたスパンは、ビデオ・クリップによって指定されたマーク・インにおいて始まる、ビデオ・クリップによって指定されたマスタ・クリップから、SOTソース・オーディオ・トラックを指定する。クリップがSOTオーディオ・レベルを指定する場合、そのレベルを、SOTオーディオ・トラック上のスパンに適用する。
制御エレメントのレイアウト(図11における1110)は、ボイスおよびSOTセグメントのみに適用される。タイミング制御エレメントのリストにおけるエレメント毎に、以下のアクションを実行する。エレメントがポーズである場合、これを無視する。エレメントがビデオ・クリップである場合、エレメントの開始時点に始まり、そのエレメントの期間に及ぶボイス・オーディオ・トラックにスパンを追加する。このスパンは、このエレメントによって指定されたマーク・インにおいて始まる、このエレメントによって指定されたマスタ・クリップのオーディオ・トラックを参照する。エレメントがSOTクリップである場合、エレメントの開始時点に始まり、このエレメントの期間に及ぶSOTオーディオ・トラックにスパンを追加する。このスパンは、このSOTクリップによって指定されたマーク・インにおいて始まる、SOTクリップによって指定されたマスタ・クリップを参照する。クリップが、ソース・オーディオ・トラックを入れ替えるべきことを指定する場合、スパンは、このSOTクリップによって指定されたマスタ・クリップからのNATソース・オーディオ・トラックを参照し、それ以外の場合、スパンは、そのマスタ・クリップからのSOTソース・オーディオ・トラックを参照する。SOTオーディオ・レベルが指定されている場合、そのレベルを、SOTオーディオ・トラックに追加されたスパンに適用する。
ビデオ・トラックの一部がビデオ・クリップによって満たされず、SOTトラックにおける対応するスパンが満たされないという可能性もある。そのような場合、空のスパンを、同時SOTオーディオに対応するビデオ・データで満たすことが望ましい場合もある。このように、このサブシーケンスにおけるビデオ・トラックが、エレメントの開始時点および期間によって規定される、SOTクリップ・エレメントによってカバーされる領域において空のスパンを収容する場合、この空領域を特定する。空領域は、ビデオ・トラック上の空スパンおよびエレメントによってカバーされる領域の交点である。この空領域をカバーするビデオ・トラックにスパンを追加する。このスパンは、エレメントによって指定されたマスタ・クリップのビデオ・トラックを参照し、SOTオーディオ・トラック上で一致するスパンに対応する領域を引用する。
SOTトラックに対応するこのようなビデオが追加された場合、そのビデオおよびSOTオーディオと共に進むNATオーディオも含むことが望ましい場合がある。つまり、このエレメントの特性が、NATトラックも用いるべきことを示す場合、特定した空領域をカバーするNATオーディオにスパンを追加する。このエレメントがNATオーディオ置換クリップを有する場合、NATトラックに追加されたスパンは、置換のマーク・イン・ポイントに、空領域の先頭とエレメントの開始点との間の差を加えた位置にて開始する、オーディオ置換クリップのマスタ・クリップを参照する。それ以外の場合、エレメントが、ソース・オーディオ・トラックを入れ替えるべきことを指定する場合、NATトラックに追加されたスパンは、そのエレメントによって指定され、このオーディオがサブシーケンスのSOTオーディオ・トラック上のスパンと同期するような点において開始する、マスタ・クリップからのSOTソース・オーディオ・トラックを参照する。それ以外の場合、NATトラックに追加されたスパンは、そのエレメントによって指定され、このオーディオがサブシーケンスのSOTオーディオ・トラック上のスパンと同期するような点において開始する、マスタ・クリップからのNATソース・オーディオ・トラックを参照する。NATオーディオ・レベルが指定されている場合、そのレベルを、NATオーディオ・トラックに追加されたスパンに適用する。
自動ダッキングは、以下のようにして適用する(図11における1112)。NATトラックの自動ダッキングは、サブシーケンス全体に対して、オーディオ・レベルが適用されていないNATトラック上の空でないスパンと、SOTトラック上の空でないスパンおよびVOICEトラック上の空でないスパンの合体との交点を計算することを伴う。この交点の各隣接領域のレベルは、NATダッキングに対するサイト指定レベルに設定される。この動作は、スパンを分割することが必要となる場合もあり、NATレベルをスパンの一部に指定するが、他の部分には指定しなくてもよい。同様に、SOTトラックの自動ダッキングは、サブシーケンス全体に対して、オーディオ・レベルが適用されていないSOTトラック上の空でないスパンと、VOICEトラック上の空でないスパンとの交点を計算することを伴う。この交点の各隣接領域は、SOTダッキングに対するサイト指定レベルに設定される。この動作は、スパンを分割することが必要となる場合もあり、SOTレベルをスパンの一部に指定するが、他の部分には指定しなくてもよい。
編集したストーリが与えられると、前述のデータ構造も、ストーリを格納する文書に格納することができる。ストーリは、例えば、米国特許第6,038,573号に記載されているニュース・ストーリ・マークアップ言語(NSML)のようなマークアップ言語の文書に格納することができる。このマークアップ言語は、アンカー・エレメント(anchored element)無いに隠されているテキストを含むように拡張することができる。アンカー・エレメントは、<ae>開始タグによって識別され、識別子を含む。アンカー・エレメント内において、隠されているテキストは、<ap>開始タグによって識別される「ap」エレメントに埋め込むことができる。<ap>開始タグの後、隠されているテキストを、2つのデリミッタの間に埋め込む。例えば、開始デリミッタを「]]」とすることができ、終了デリミッタを「[[」とすることができる。これら2つのデリミッタの間において、メディア・セグメントに対するデータ構造のしかるべき表現であればいずれでも格納することができる。例えば、メディア・セグメントにおいてクリップによって引用される各マスタ・クリップには、一意のソース識別子を与えることができる。その後、いずれのセグメントに対するクリップのリスト、および各クリップを規定するデータの全てをも格納することができる。ストーリを、当該ストーリに対するメディア・セグメントを表すデーt赤穂増と共に格納する文書が与えられると、他のいずれのシステムでも、文書内に表されているデータ構造を読み取って処理し、シーケンスを作成することができる。また、テキスト・エディタにおいては、文書を変更することもでき、ストーリのセグメントを並び換えることができる。
前述したこの編集システムの能力により、ビデオおよびオーディオをビデオおよびオーディオに対するテキストおよびテキストに一致し易くなり、ジャーナリストが、ジャーナリストが準備しているスクリプト、コピーまたはテキストに対して主に実行する編集動作を通じて、オーディオビジュアル・ストーリを編集する際に役立つ。前述の編集動作は、ストーリを迅速に進展させることを可能にする、何らかの基本的ビデオおよびオーディオ編集能力も備えている。
以上、ニュースルーム・システムについて記載したが、オーディオビジュアル情報および関連テキストの組み合わせは、あらゆる種類のストーリを練り上げる際にも用いることができ、スクリプトに対するテキストを、スクリプトが関係するオーディオビジュアル素材と共に編集することができる。例えば、この組み合わせは、ナレータがボイスオーバー(voice over)として読むスクリプトと共にドキュメンタリを準備する際に用いることができる。また、この編集システムは、スクリプトを、ビデオのクリップ、アニメーション、静止映像、あるいはその他のメディアを、ストーリに対する追加メディアの制作の前および後におけるストーリーボード作成機能の一部として、編集するためにも用いることができる。この場合、スクリプトと共に用いるクリップは、後に制作されるメディアと置き換えられるプレースホルダ(placeholder)であってもよい。また、スクリプトの代わりに、テキスト・セグメントを実況放送に用いてもよい。このような場合、編集システムは、大まかなカットを、例えば、ムービーまたはテレビジョン・ショーの後制作(post-production)において作成するために用いることができる。
ここに記載するようなシステムは、ソフトウェアまたはハードウェアまたはファームウェア、あるいはこれら3つの組み合わせで実施することができる。システムの種々のエレメントは、個別であれ組み合わせであれ、コンピュータによる実行のためにコンピュータ読み取り可能媒体上にコンピュータ・プログラム命令が格納されている、1つ以上のコンピュータ・プログラム生産物として実施することができる。プロセスの種々のステップは、このようなコンピュータ・プログラム命令を実行するコンピュータによって、行うことができる。コンピュータ・システムは、マルチプロセッサ・コンピュータ・システムでもよく、あるいはコンピュータ・ネットワークを通じて接続されている多数のコンピュータを含むこともできる。図1に示した構成要素は、コンピュータ・プログラムの別個のモジュールでもよく、または別個のコンピュータ上で動作可能な、別個のコンピュータ・プログラムでもよい。これらの構成要素によって生成されるデータは、メモリ・システムに格納するか、またはコンピュータ・システム間で送信することができる。
ここに記載するシステムの種々の構成要素は、汎用コンピュータを用いて、コンピュータ・プログラムとして実現することができる。このようなコンピュータ・システムは、通例、ユーザに情報を表示する出力デバイスと、ユーザからの入力を受ける入力デバイスの双方に接続された主ユニットを含む。主ユニットは、一般に、相互接続機構を通じてメモリ・システムに接続されているプロセッサを含む。入力デバイスおよび出力デバイスも、相互接続機構を通じて、プロセッサおよびメモリ・システムに接続されている。
1つ以上の出力デバイスをコンピュータ・システムに接続することもできる。出力デバイスの例には、陰極線管ディスプレイ、液晶ディスプレイ、およびその他のビデオ出力デバイス、プリンタ、モデムのような通信デバイス、ならびにディスクまたはテープのような記憶装置が含まれるが、これらに限定する訳ではない。1つ以上の入力デバイスをコンピュータ・システムに接続することもできる。入力デバイスの例には、キーボード、キーパッド、トラック・ボール、マウス、ペンおよびタブレット、通信デバイス、ならびにデータ入力デバイスが含まれるが、これらに限定する訳ではない。本発明は、コンピュータ・システムと組み合わせて用いられる特定の入力または出力デバイスにも、ここに記載したものにも限定されることはない。
コンピュータ・システムは、コンピュータ・プログラミング言語を用いてプログラム可能な、汎用コンピュータ・システムとすることができる。また、コンピュータ・システムは、特別にプログラムされた、特殊目的ハードウェアとすることもできる。汎用コンピュータ・システムでは、プロセッサは、通例、市販のプロセッサである。また、汎用コンピュータは、通例、オペレーティング・システムを含み、オペレーティング・システムが、他のコンピュータ・プログラムの実行を制御し、スケジューリング、デバッグ、入力/出力制御、アカウンティング、コンパイル、ストレージの割り当て、データ管理、およびメモリ管理、ならびに通信制御および関係するサービスを行う。メモリ・システムは、通例、コンピュータ読み取り可能媒体を含む。この媒体は、揮発性または不揮発性、書き込み可能または書き込み不可能、および/または書き換え可能または書き換え不可能な場合がある。メモリ・システムは、通例、二進形式でデータを格納する。このようなデータは、マイクロプロセッサが実行するアプリケーション・プログラム、またはディスク上に格納されアプリケーション・プログラムが処理する情報を定義することができる。本発明は、特定のメモリ・システムに限定されることはない。
以上実施形態の一例について説明したが、前述したことは単なる例示であり限定ではなく、一例として提示したにすぎないことは、当業者には明白なはずである。多数の変更やその他の実施形態も、当技術分野における通常技術の1つの範囲内にあり、本発明の範囲内に該当するものとする。
図1は、編集システムを含むニュースルーム・システムの一例の図である。 図2は、図1における編集システムのためのユーザ・インターフェースの一例の図である。 図3は、編集システムにおいてストーリを表すデータ構造の一例の図である。 図4は、スクリプト・セグメントおよびテキスト・セグメントの編集を示す、編集システムのためのユーザ・インターフェースの一例の図である。 図5は、クリップ・メニューを示す、編集システムのためのユーザ・インターフェースの一例の一部の図である。 図6は、挙動を合わせるためのトリミングを示す、編集システムのためのユーザ・インターフェースの一例の一部の図である。 図7は、挙動を合わせるための自動トリミングを更に示す、編集システムのためのユーザ・インターフェースの一例の一部の図である。 図8は、ボイスおよびSOTスクリプトを示す、編集システムのためのユーザ・インターフェースの一例の一部の図である。 図9は、ストーリ・メニューを示す、編集システムのためのユーザ・インターフェースの一例の一部の図である。 図10は、ストーリからどのようにしてシーケンスを生成することができるかについて記述するフローチャートである。 図11は、ストーリのセグメントからどのようにしてサブシーケンスを生成することができるかについて記述するフローチャートである。 図12は、ストーリのセグメントからサブシーケンスを生成するときに、ルールに合わせるための自動トリミングをどのように適用することができるかについて記述するフローチャートである。

Claims (26)

  1. ニュース・ストーリ制作システムであって、
    オーディオおよびビデオ情報のデータベースと、
    構造化フォーマットのテキストを含むストーリのデータベースと、
    ストーリに対するテキストと、オーディオおよびビデオ情報を含む関連セグメントとをユーザが指定することを可能にするユーザ・インターフェースを有し、編集したストーリを前記ストーリのデータベースに格納するための出力を含み、ストーリがオーディオおよびビデオ情報の関連セグメントを規定するデータを含み、オーディオおよびビデオ情報の前記関連セグメントに対応するオーディオおよびビデオ・トラックを含むシーケンスを供給する第2出力を含む、第1編集システムと、
    再生のために前記シーケンスの編集を可能にするために、オーディオおよびビデオ・トラックを含む前記シーケンスを受信する第2編集システムと、
    ストーリのための前記テキストを処理する手段と、オーディオおよびビデオ情報の前記関連セグメントを処理する手段とを含む再生システムと、
    を備えている、ニュース・ストーリ制作システム。
  2. グラフィカル・ユーザ・インターフェースを有するビデオ編集システムであって、前記グラフィカル・ユーザ・インターフェースが、
    ビデオを表示するためのビューアと、
    ストーリにおいて用いるメディア・アセットを特定するためのブラウズおよび探索インターフェースと、
    前記ブラウズおよび探索インターフェースを通じて与えられた入力に応じて、ブラウズおよび探索結果を表示するリサーチ枠と、
    ストーリを編集するために垂直タイムラインを表示するストーリ・インターフェースであって、前記ストーリが、メディア・セグメントのリストと、対応するテキスト・セグメントのリストとを含む、ストーリ・インターフェースと、
    を備えており、前記メディア・セグメントは、前記リサーチ枠において特定されたメディア・アセットの選択された部分を参照するクリップを含み、
    前記ビューアは、前記リサーチ枠から、および前記ストーリ・インターフェースから選択されたビデオを表示することができる、
    ビデオ編集システム。
  3. 請求項2記載のビデオ編集システムにおいて、前記リサーチ枠および前記ストーリ・インターフェースの相対的なサイズは、ユーザによって操作可能である、ビデオ編集システム。
  4. 請求項3記載のビデオ編集システムにおいて、前記グラフィカル・ユーザ・インターフェースのサイズは、ポートレート・モードに指定することができる、ビデオ編集システム。
  5. 請求項2記載のビデオ編集システムにおいて、前記リサーチ枠は、前記ストーリ・インターフェースの下に表示され、前記ビューアは前記ストーリ・インターフェースと水平方向に隣接して表示される、ビデオ編集システム。
  6. グラフィカル・ユーザ・インターフェースを有するビデオ・編集システムであって、
    前記グラフィカル・ユーザ・インターフェースが、
    ストーリにおいて用いるメディア・アセットを特定するためのブラウズおよび探索インターフェースと、
    前記ブラウズおよび探索インターフェースを通じて与えられた入力に応じて、ブラウズおよび探索結果を表示するリサーチ枠と、
    を備えており、
    前記リサーチ枠が複数のカードを含み、各カードがタブとコンテンツ・エリアとを有し、前記複数のカードから選択された1つのコンテンツ・エリアのみを表示し、カードのタブの選択により、前記リサーチ枠における表示のために、対応するカードが選択され、
    カードは、選択可能なピン・インディケータを有し、これにより、ユーザによる選択時に、前記カードが固定され、
    新たな結果が表示のために使用可能となったとき、固定されていないカードが前記リサーチ枠において利用可能でない場合、新たな固定されていないカードを作成し表示し、前記リサーチ枠において固定されていないカードが利用可能である場合、前記新たな結果を表示するために、当該固定されていないカードを用いる、ビデオ編集システム。
  7. グラフィカル・ユーザ・インターフェースを有するビデオ編集システムであって、前記グラフィカル・ユーザ・インターフェースが、
    ビデオを表示するためのビューアと、
    ストーリを編集するために垂直タイムラインを表示するストーリ・インターフェースであって、前記ストーリが、メディア・セグメントのリストと、対応するテキスト・セグメントのリストとを含む、ストーリ・インターフェースと、
    を備えており、
    前記メディア・セグメントは、メディア・アセットから選択した部分を参照するクリップを含み、
    前記ビューアは、メディア・アセットから選択された部分からのビデオを表示し、メディア・アセットから選択した部分をストーリに挿入するセグメントのタイプを、ユーザが選択することを可能にするオーバーレイ・メニューを含む、ビデオ編集システム。
  8. ビデオ編集システムであって、
    メディア・セグメントのリスト、およびテキスト・セグメントの対応するリストとしてストーリを表す手段であって、各メディア・セグメントがタイプを有し、ビデオ・クリップのリストを含み、あるタイプのメディア・セグメントは、更に、タイミング制御エレメントのリストを含む、手段と、
    ユーザが前記ストーリを編集することを可能にする手段と、
    を備えている、ビデオ編集システム。
  9. 請求項8記載のビデオ編集システムであって、更に、
    前記ストーリを、ビデオ・トラックと複数の異なるタイプのオーディオ・トラックとを含むシーケンスに変換する手段を備えており、各セグメントにおける各クリップをトラック上のスパンに変形する、ビデオ編集システム。
  10. 請求項9記載のビデオ編集システムにおいて、ビデオ・クリップのリストにおけるビデオ・クリップを、自動合致トリム・ビデオ・クリップに指定することができ、これによって、前記ストーリをシーケンスに変換する前記手段は、前記ビデオ・クリップを含むメディア・セグメントの長さに合うように、前記ビデオ・クリップを自動的にトリミングする、ビデオ編集システム。
  11. 請求項10記載のビデオ編集システムにおいて、前記メディア・セグメントの長さは、前記メディア・セグメントに対応するテキスト・セグメントからのスクリプト・テキストに応じて決定する、ビデオ編集システム。
  12. 請求項10記載のビデオ編集システムにおいて、前記メディア・セグメントの長さは、前記メディア・セグメントに対するタイミング制御エレメントに応じて決定する、ビデオ編集システム。
  13. 請求項8記載のビデオ編集システムであって、更に、ソース素材におけるオーディオ・トラックをあるタイプのオーディオ・トラックに指定する入力オーディオ・トラック・マッピングと、出力シーケンスにおけるオーディオ・トラックをあるタイプのオーディオ・トラックに指定する出力オーディオ・トラック・マッピングとを備えており、ユーザに前記ストーリを編集することを可能にする前記手段は、編集者が、選択するオーディオを入れるオーディオ・トラックのタイプに応じてオーディオを選択することを可能にする、ビデオ編集システム。
  14. 請求項8記載のビデオ編集システムにおいて、ユーザに前記ストーリを編集することを可能にする前記手段は、ユーザが1つのセグメントからのクリップを隣接するセグメントの中まで延長することを可能にする手段を備えている、ビデオ編集システム。
  15. 請求項8記載のビデオ編集システムにおいて、ユーザが前記ストーリを編集することを可能にする前記手段は、ユーザがセグメントを分割することを可能にする手段を含む、ビデオ編集システム。
  16. 請求項9記載のビデオ編集システムにおいて、異なるタイプのオーディオ・トラックの間で、オーディオ・レベルを自動的に上下する、ビデオ編集システム。
  17. 請求項9記載のビデオ編集システムにおいて、ビデオ・クリップが、対応するオーディオ・トラックを用いることを指定する場合、オーディオ・トラック上のスパンを自動的に作成する、ビデオ編集システム。
  18. 請求項9記載のビデオ編集システムにおいて、オーディオ・クリップに対するオーディオ・トラック上のスパンに対応する領域においえ、ビデオ・トラックが空である場合、前記オーディオ・クリップに対応するビデオを用いて、ビデオ・トラック上にスパンを自動的に作成する、ビデオ編集システム。
  19. 請求項8記載のビデオ編集システムにおいて、ユーザに前記ストーリを編集することを可能にする前記手段は、テキスト・セグメントのスクリプトを読むための推定時間を決定する手段を含む、ビデオ編集システム。
  20. 請求項19記載のビデオ編集システムにおいて、ユーザが前記ストーリを編集することを可能にする前記手段は、前記決定した推定時間と前記テキスト・セグメントに対応するメディア・セグメントのビデオ・クリップのリストに対する期間との間のいずれの差をも表示する手段を含む、ビデオ編集システム。
  21. 請求項19記載のビデオ編集システムにおいて、ユーザが前記ストーリを編集することを可能にする前記手段は、ユーザが、前記メディア・セグメントのビデオ・クリップのリストの期間が、前記対応するテキスト・セグメントの前記決定した推定時間と一致するように、ビデオ・クリップを自動的にトリミングすることを指定することを可能にする手段を含む、ビデオ編集システム。
  22. 請求項8記載のビデオ編集システムにおいて、ユーザが前記ストーリを編集することを可能にする前記手段は、タイミング制御エレメントに対する期間と、メディア・セグメントに対するビデオ・クリップのリストとの間のいずれの差をも表示する手段を含む、ビデオ編集システム。
  23. 請求項22記載のビデオ編集システムにおいて、ユーザが前記ストーリを編集することを可能にする前記手段は、ユーザが、前記メディア・セグメントのビデオ・クリップのリストの期間が、前記メディア・セグメントのタイミング制御エレメントのリストの期間と一致するように、ビデオ・クリップを自動的にトリミングすべきことを指定することを可能にする手段を含む、ビデオ編集システム。
  24. 請求項1記載のニュース・ストーリ制作システムにおいて、前記第1編集システムは、ストーリを前記再生システムに送る手段を含む、ニュース・ストーリ制作システム。
  25. ビデオ編集システムであって、
    メディア・セグメントのリスト、およびテキスト・セグメントの対応するリストとしてストーリを表す手段であって、各メディア・セグメントがタイプを有し、ビデオ・クリップのリストを含み、あるタイプのメディア・セグメントは、更に、タイミング制御エレメントのリストを含む、手段と、
    マークアップ言語の文書に前記ストーリを格納する手段であって、前記文書が、前記ストーリからのメディア・セグメントのリストの表現を含むマークアップ・エレメントを含む、手段と、
    を備えている、ビデオ編集システム。
  26. ビデオ編集システムであって、
    スクリプト・テキストとこれと関連するメディア・セグメントのリストとを含むストーリの表現を受信する手段であって、各メディア・セグメントがビデオ・クリップのリストを含み、前記メディア・セグメントの少なくとも一部が、更に、タイミング制御エレメントのリストを含む、手段と、
    前記ストーリから前記メディア・セグメントのリストを抽出する手段と、
    前記メディア・セグメントのリストを、ビデオ・トラックと異なるタイプの複数のオーディオ・トラックとを含むシーケンスに変換する手段であって、各セグメントにおける各ビデオ・クリップおよび各タイミング制御エレメントをトラック上のスパンに変形する、手段と、
    を備えている、ビデオ編集システム。
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