JP2007531589A5 - - Google Patents

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拡大遷移半径部を有する医療用バルーン
医療用バルーンは多種類の器具と組合わされかつ非常に多くの医療処置に使用されている。例えば、医療用バルーンはカテーテルと組合わされて、拡張カテーテル、ドレナージカテーテル等を形成する。
拡張カテーテルは、血管、尿路の一部及び/又は胃腸管の一部等の生物学的導管の内部に対して圧力を加えるために医療用バルーンを利用している。拡張カテーテルは、婦人科手術、心臓手術、広範囲の血管内手術等を含む種々の技術に有効である。
心臓手術の一例として、経皮的冠動脈内腔拡張術(PTCA:percutaneous transluminal coronary angioplasty)がある。この技術を使用して、医師は、チップ(先端部)に収縮した医療用バルーンを設けたカテーテルを、動脈の狭小化部分内に挿入しかつ前進させることにより、狭小化した動脈を拡張できる。医療用バルーンを膨張させるとプラークが圧縮され、これにより血管の内径が拡張されて、血液を一層容易に流れるようにすることができる。この処置の後、医療用バルーンが収縮されかつカテーテルが患者の身体から取出される。
拡張カテーテルを使用する他の処置として、ステント送出がある。ステントは、血管形成術を用いて近年解決された動脈を支持するのに使用されるワイヤメッシュ又は中実チューブである。ステントは小さい直径に縮小された後、拡張カテーテルの医療用バルーン上に取付けられ、閉塞領域へと前進される。医療用バルーンが膨張されると、ステントは拡張され、所定位置にロックされ、足場を形成しかつ動脈を開存状態に保持する。
拡張カテーテルの1つの特定用途として、閉塞された血管の治療がある。この種類の処置は、通常、セルジンガー法又は他の技術を用いて送出シースを挿入することから開始される。送出シースは、一般に、カテーテルが挿入される小径プラスチックチューブ及び他の種類の導管である。一般に、患者の皮膚を通して送出シースが挿入され、次に例えば大血管内に挿入される。送出シースは、近位側部分が患者の体外に留まり、一方、遠位側部分が対象とする大血管内に位置するようにして配置される。次に、ワイヤガイドの遠位側部分が、送出シースの外側部分及び近位端内に挿入される。次に、ワイヤガイドが、送出シースに挿され、送出シースの遠位端から出て、患者の体内に入る。この方法では、送出シースは、皮膚を通して送出シースを挿入した後に、静脈系又は動脈系内に血管内医療器具を留置する手段として使用される。送出シースはまた、患者の体内への入口を、機械的損傷及び外傷から保護する。
ひとたび患者の体内に入ると、ワイヤガイドの遠位端は、閉塞部に到達するまで、疾患のある冠動脈内に前進し、拡張すべき病変部又は他の領域を横切った後、ワイヤガイドは、この位置に留まるように固定される。この全処置の間、ワイヤガイドの近位端は患者の体外に留まっている。
次に、拡張カテーテルの遠位側チップが、予め配置されているワイヤガイドの近位端上を滑動する。予め配置されたワイヤガイドに続いて、拡張カテーテルが、送出シースの近位端内に前進し、送出シースの本体を通ってこの遠位端から出て、患者の体内に入る。拡張カテーテルは、該カテーテルの遠位端の近くに配置された医療用バルーンが病変部に隣接して適正に位置決めされるまで、ワイヤガイド上を前進する。最後に流体を使用して医療用バルーンを所定サイズに膨張させ、病変部を加圧する。
一般に、拡張カテーテルの医療用バルーンは、膨張前は折畳まれた形状を有している。この形状は、導管を通して拡張カテーテルを前進させるのに要する力を低減させ、ひいては患者に与える肉体的外傷を低減させる。例えば病変部を加圧すべく、拡張カテーテルの医療用バルーンが膨張ると、医療用バルーンが拡張する。ひとたび拡張されると、一般に、医療用バルーンが再び折畳み形状に戻ることはできない。
図1は、近位端107及び遠位端108を備えた細長いカテーテル本体105を有する従来の拡張カテーテル100を示す長手方向断面図である。遠位端は、遠位側チップ110に終端している。従来の拡張カテーテル本体105には従来の医療用バルーン115(折り畳まれていない状態が示されている)が設けられており、該医療用バルーン115は、遠位側バルーン端部117及び近位側バルーン端部118を備えている。医療用バルーン115は、遠位側円錐状領域120と、近位側円錐状領域125と、作用長さ部分130とを有し、該作用長さ部分130は、遠位側円錐状領域120と近位側円錐状領域125とによって規定されている。作用長さ部分130、遠位側円錐状領域120及び近位側円錐状領域125を含む医療用バルーン115は、バルーンキャビティ140を包囲するバルーン壁135によって形成されている。バルーン壁135には、遠位側バルーンリップ143及び近位側バルーンリップ142が形成されている。従来の医療用バルーン115は、遠位側バルーンリップ143及び近位側バルーンリップ142を介して細長いカテーテル本体105に取付けることができる。説明の明瞭化のため、両リップ142、143は、バルーンキャビティ140を包囲しないので、バルーンの一部を構成しないものとする。
遠位側円錐状領域120及び近位側円錐状領域125の各々が、2つのテーパ状遷移部を有している。すなわち、遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部145及び遠位側テーパ状部分からネック部分への遷移部150と、近位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部155及び近位側テーパ状部分からネック部分への遷移部160とを有している。遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部145は、作用長さ部分130と遠位側円錐状領域120との間に位置している。近位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部155は、作用長さ部分130と近位側円錐状領域125との間に位置している。遠位側テーパ状部分からネック部分への遷移部150は、遠位側円錐状領域120と細長いカテーテル本体105との間に位置している。近位側テーパ状部分からネック部分への遷移部160は、近位側円錐状領域125と細長いカテーテル本体105との間に位置している。
従来の医療用バルーン115は、その折り畳まれていない形状にあるときに、バルーンの作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部145、155及びテーパ状部分からネック部分への遷移部150、160において、鋭い屈曲部を有している。従来の医療用バルーン115の遷移部での鋭い屈曲部は、バルーンが膨張した後に容易には縮小せず、従って、使用後に導管を通してバルーンを引き戻すことを困難にする。使用後の縮小バルーンの取出しが困難であるほど、器具の取出し時に入口部位に生じる患者の外傷が生じ易くなる。また、従来の医療用バルーン115が送出シース内で動き難くなり、医師がシースからバルーンを取出そうと試みて従来の拡張カテーテル100に過大な力を加えるようなことがあると、器具には機械的な故障が生じてしまう。従って、器具を取出すための非常に大きい切開部を患者に設ける必要が生じる。導管からの拡張カテーテルの取出しを容易にする医療用バルーンならば、患者に与える外傷を有効に低減できるであろう。
拡大遷移半径を有する膨張可能な医療用バルーンを提供する。これらの医療用バルーンは、処置の間及び処置後に患者に与える外傷を低減させることを含む多くの利益を提供できる。拡大遷移半径より滑らかな遷移部及び/又はバルーン遷移部でのより低い機械的剛性を提供し、これにより、使用後に収縮されたバルーンを導管を通して引戻すのに要する力を低減できる。他の特徴として、拡大遷移半径部は、導管の形状に容易に一致でき、従って導管を通って容易に移動できる医療用バルーンを提供する。
取出し力の低減は、患者への導入位置での外傷を直接的に低減させる。また、取出し力の低減は、送出シースの遠位側部分への機械的損傷を低減でき、従って、送出シースが入口位置から取出されるときに患者に与える外傷を一層低減できる。他の観点からすると、生物学的導管への外傷を低減することができる。
一態様では、近位側テーパ状部分からネック部分への遷移部、近位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部、遠位側テーパ状部分からネック部分への遷移部、及び遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部のうちの少なくとも1つの遷移部に、拡大遷移半径を有する医療用バルーンと流体連通する少なくとも1つのルーメンを備えた拡張カテーテルが提供される。
他の態様では、近位側テーパ状部分からネック部分への遷移部、近位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部、遠位側テーパ状部分からネック部分への遷移部、及び遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部のうちの少なくとも1つの遷移部に拡大遷移半径を有する医療用バルーンが提供される。
他の態様では、近位側テーパ状部分からネック部分への遷移部、近位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部、遠位側テーパ状部分からネック部分への遷移部、及び遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部のうちの少なくとも1つの遷移部に拡大遷移半径を有する医療用バルーンを、細長いカテーテル本体に固定する段階を有する拡張カテーテルの製作方法が提供される。
他の態様では、導管から拡張カテーテルを取出すのに要する力が低減されるが、これは、カテーテルに固定された拡大遷移半径を有する医療用バルーンが導管から出るようにして拡張カテーテルを導管に挿入し、バルーンを膨張させ、バルーンを収縮させ、かつ導管からバルーンを取出すべくカテーテルに力を加えることにより行われる。それにより、取出し力は、拡大遷移半径が設けられていない医療用バルーンを備えた従来の拡張カテーテルに比べて低減される。
添付図面及び以下の詳細な説明を参照することにより、当業者には本発明の他の方法、特徴及び長所が明らかになるであろう。このような他の全てのシステム、方法、特徴及び長所は、以下の説明及び本発明の範囲内にあり、特許請求の範囲の記載により保護されるべきものである。
本発明は、添付図面及び以下の説明を参照することにより、一層良く理解されよう。添付図面におけるコンポーネンツは必ずしも正確な縮尺ではなく、本発明の原理を示す上で強調して示されているものもある。
図2は、細長いカテーテル本体205及び本発明の態様を具現する収縮された医療用バルーン210を備えた拡張カテーテル200を示す長手方向断面図である。カテーテル本体205は、近位端212と遠位端213との間で延びている長手方向軸線を有している。遠位端213は、遠位側チップ215に終端している。カテーテル本体205には、内側チューブ218及び外側チューブ219のような複数のチューブにより画定された内側ルーメン216及び外側ルーメン217等の1つ以上のルーメンを設けることができる。一態様では、内側チューブ218及びそれに対応する内側ルーメン216は設けないで、外側ルーメン217のみを残した構成にすることができる。他の態様では、内側ルーメン216又は外側ルーメン217等の1つ以上のルーメンを、バルーンキャビティ245と流体連通させることができる。更に、外部ルーメン220をバルーンキャビティ245に流体連通させることもできる。拡張カテーテル200に設けることができる外部ルーメン220は、医療用バルーン210が取付けられる細長いカテーテル本体205の外部に配置できる。
収縮された医療用バルーン210は、遠位側バルーン端部222及び近位側バルーン端部223を有している。医療用バルーン210は、遠位側円錐状領域225と、近位側円錐状領域230と、それぞれこれらの遠位側及び近位側の円錐状領域225、230により画定された作用長さ部分235とを有している。遠位側円錐状領域225及び近位側円錐状領域230は、細長いカテーテル本体205と作用長さ部分235との間の遷移部として説明する。作用長さ部分235、遠位側円錐状領域225及び近位側円錐状領域230を含む医療用バルーン210は、バルーンキャビティ245を包囲するバルーン壁240により形成される。バルーン壁240は、遠位側バルーンリップ247及び近位側バルーンリップ248を形成できる。医療用バルーン210は、遠位側バルーンリップ247及び近位側バルーンリップ248を介して細長いカテーテル本体205に取付けることができる。説明の明瞭化のため、両リップ247、248はバルーンキャビティ245を包囲しないので、バルーンの一部と見なさないものとする。
遠位側円錐状領域225及び近位側円錐状領域230の各々が、2つのテーパ状遷移部を有している。すなわち、遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部250及び遠位側テーパ状部分からネック部分への遷移部251と、近位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部252及び近位側テーパ状部分からネック部分への遷移部253とを有している。遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部250は、作用長さ部分235と遠位側円錐状領域225との間に位置している。近位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部252は、作用長さ部分235と近位側円錐状領域230との間に位置している。遠位側テーパ状部分からネック部分への遷移部251は、遠位側円錐状領域225と細長いカテーテル本体205との間に位置している。近位側テーパ状部分からネック部分への遷移部253は、近位側円錐状領域230と細長いカテーテル本体205との間に位置している。
作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部250、252及びテーパ状部分からネック部分への遷移部251、253の曲率は、各遷移部に描かれた円255に対応する拡大半径という意味で表わすことができる。例えば、遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部250は、遠位側作用長さ部分からテーパ状部分の拡大半径254を有している。このようにして、描かれた円255の拡大半径の長さは、曲率又は、バルーンの一部分がバルーンの他部分またはカテーテル本体205に遷移する割合、を測定する1つの方法を与える。遠位側作用長さ部分からテーパ状部分の拡大半径254以外に、遠位側テーパ状部分からネック部分の拡大半径260、近位側作用長さ部分からテーパ状部分の拡大半径265及び近位側テーパ状部分からネック部分の拡大半径270もある。拡大半径254、260、265及び270の長さは、医療用バルーン210の折り畳まれていない時に測定できる値に一致する。
各半径はミリメートル(mm)で測定される長さを有するので、遷移割合の違は、半径の長さを比較することにより決定される。例えば、バルーンの一部分から他部分に至る、より緩やかな曲率を呈するには、急な湾曲を呈するのに要するよりも大きい半径をもつ円を必要とする。同様に、例えば図1に示した従来の医療用バルーン115のように、バルーンの一部分他部分連結する鋭い屈曲部をもつバルーンは、半径をもたないか、非常に小さい半径を有するといえる。
従来の医療用バルーン設計とは異なり、バルーン遷移部250、251、252及び253は、それぞれ、拡大半径254、260、265及び270として表わされる曲率を有している。8mmの直径及び4cmの長さを有する医療用バルーンの場合には、拡大半径は少なくとも1.9mm、又は各々独立的に約1.9〜13mmの範囲内で定めることができる。一態様では、拡大半径254、260、265及び270は少なくとも4mm、又は各々独立的に約4〜12mmの範囲内で定めることができる。他の態様では、拡大半径254、260、265及び270は少なくとも7mm、又は各々独立的に約7〜12mmの範囲内で定めることができる。
一態様では、近位側テーパ状部分からネック部分への遷移部253、近位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部252、遠位側テーパ状部分からネック部分への遷移部251、及び遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部250のうちの少なくとも1つの遷移部は、約1.9〜13mmの半径を有する。一態様では、近位側テーパ状部分からネック部分への遷移部253、近位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部252、遠位側テーパ状部分からネック部分への遷移部251、及び遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部250のうちの少なくとも1つの遷移部は、約4〜13mmの半径を有する。一態様では、近位側テーパ状部分からネック部分への遷移部253、近位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部252、遠位側テーパ状部分からネック部分への遷移部251、及び遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部250のうちの少なくとも1つの遷移部は、約7〜13mmの半径を有する。一態様では、近位側テーパ状部分からネック部分への遷移部253、近位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部252、遠位側テーパ状部分からネック部分への遷移部251、及び遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部250のうちの少なくとも1つの遷移部は、少なくとも1.9mmの半径を有する。一態様では、近位側テーパ状部分からネック部分への遷移部253、近位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部252、遠位側テーパ状部分からネック部分への遷移部251、及び遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部250のうちの少なくとも1つの遷移部は、少なくとも4mmの半径を有する。一態様では、近位側テーパ状部分からネック部分への遷移部253、近位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部252、遠位側テーパ状部分からネック部分への遷移部251、及び遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部250のうちの少なくとも1つの遷移部は、少なくとも7mmの半径を有する。
一態様では、半径265、270はほぼ等しくすることができる。他の態様では、半径254、260をほぼ等しくすることができる。また、半径254、260、265、270はほぼ等しくすることができる。他の態様では、半径265、270は互いに等しいが、半径254、260とは異ならせることができ、半径254、260は互いにほぼ等しくすることができる。他の態様では、半径254、260、265、270の全部を異ならせることができる。
下記表1に示すように、医療用バルーン210の拡大半径254、260、265、及び270は、収縮されたバルーンを送出シースを通して引出すのに要する力を大幅に低減できる。
Figure 2007531589
表1は、収縮された従来の医療用バルーンを送出シースから取出すのに要する力(番号1)と、収縮された本発明の特徴を具現した医療用バルーンを送出シースから取出すのに要する力(番号2〜5)とを比較したものである。表1のデータは、半径は変化しているが、バルーン直径及び長さは一定に保持した一連のバルーンを用いて収集したものである。各場合において、バルーン直径は8mm、バルーン長さは4cmである。
番号1は0.1mmの半径をもつ従来の医療用バルーンを示す。番号1の従来の医療用バルーンは、2.2Nの取出し力を要した。番号2〜5は、本発明による3.2mm〜11.4mmの範囲内の拡大半径を有する医療用バルーンを示す。
表1は、本発明の拡大半径を有する医療用バルーンは、送出シースを通して引出すのに小さい力で済むことを示している。例えば、番号5は、収縮された従来の医療用バルーンと比較して、収縮された拡大半径の医療用バルーンを取出すのに要する力の大きさを43%低減させることができる。取出し力の低減に加えて、拡大半径により形成される滑らか遷移部は、処置中の患者の快適性レベルを高めることができ、かつカテーテルが患者を通して案内されるときに生物学的導管に与える外傷を低減させることもできる。
また、送出シースから医療用バルーンを取出すのに要する力を減少させることは、カテーテルの機械的完全性を保護することもできる。なぜならば、医師が医療用バルーンを取出すのに強く引っ張る必要がないため、カテーテルには歪みが生じないからである。このため、体腔内で医療用バルーンが外れてしまい、取出しのために大きい切開部を形成する必要性が低減される。また、医療用バルーンを送出シースから一層容易に取出すことができるならば、送出シースの遠位側部分損傷する危険性も低減される。損傷した送出シースの取出しは患者に付加的な外傷を与え、特に、医療用バルーンの取出しによってシースの遠位端に拡がりを生じさせるため、この危険性の減少は有益である。最後に、医療用バルーンの取出しに要する力の低減により、医師は、カテーテルの取出し中に問題が生じたか否かの判断を一層容易に行うことができる。例えば、医師は、送出シース内又は生物学的導管内の何かに引っ掛かった時点を一層容易に判断することができる。
拡大半径の大きさは、医療用バルーンの直径に基いて変えることができる。下記表2には、同じ直径をもつ従来の医療用バルーンと比較したときに取出し力の低減を呈する一連の医療用バルーン及び対応する好ましい拡大半径が示されている。この表2から明らかなように、医療用バルーンの直径が小さいほど、その寸法に従い、好ましい拡大半径の長さは小さくなる。また、表2の拡大半径医療用バルーンは、表1の4×8医療用バルーンについて前に観察したものと同様に、取出し力を有効に低減できることを示している。
Figure 2007531589
図3は、0.127mmの半径を有する収縮した従来の医療用バルーンを示すものである。図4〜図12は、約1.9mm(図4)から約12.7mm(図13)の範囲拡大半径を有する収縮された医療用バルーンを示す。拡大半径は、約5.1mmの半径(図6)に到達するまでは、最初は視覚で識別するのが困難であろうが、遷移部が滑らかになっていることは容易に識別できる。視覚での識別は困難であるが、図4及び図5の拡大半径は、医療用バルーンが種々の導管に一致しかつ取出される能力に関して顕著な効果を有している。
図13A〜図13Dは、膨張前及び膨張後の、従来の医療用バルーン1300と、拡大半径を有する医療用バルーン1350との比較を示すものである。折畳みを開いた後は、従来の医療用バルーン1300は、その遷移部1310、1315に鋭い屈曲部を有することは明白である(図13A)。これとは正反対に、図13Cは、拡大半径から生じる滑らかな遷移部1360、1365を有する、折り畳まれていない医療用バルーンを示す。従来の医療用バルーン1300が膨張されると、図13Bに示すように、鋭い屈曲部1310、1315が膨張圧力によって滑らかにされる。同様に、拡大半径をもつ医療用バルーン1350が図13Dに示すように膨張されると、圧力で膨張された鋭い屈曲部をもつ従来の膨張された医療用バルーン1300と同様な外観を呈する。従来の医療用バルーン1300は、膨張されたときは、拡大半径をもつ医療用バルーンに似たものとなるが、収縮したときは、遷移部の相違は容易に明らかなものとなる。
上記詳細説明は制限的なものではなく単なる例示に過ぎず、本発明の意図及び範囲は、全ての均等物を含む特許請求の範囲の記載によって定められるものであることを理解すべきである。
折り畳まれていない状態にある従来の拡張カテーテルの長手方向断面図である。 拡大遷移半径の医療用バルーンが設けられた本発明による拡張カテーテルが、折り畳まれていない状態にあるところを示す長手方向断面図である。 従来の0.127mmの半径を有する従来の医療用バルーンを示す図面である。 約1.9mmの拡大半径を有する、本発明の要素を具現した医療用バルーンを示す図面である。 約3.2mmの拡大半径を有する、本発明の要素を具現した医療用バルーンを示す図面である。 約5.1mmの拡大半径を有する、本発明の要素を具現した医療用バルーンを示す図面である。 約6.4mmの拡大半径を有する、本発明の要素を具現した医療用バルーンを示す図面である。 約7.6mmの拡大半径を有する、本発明の要素を具現した医療用バルーンを示す図面である。 約8.9mmの拡大半径を有する、本発明の要素を具現した医療用バルーンを示す図面である。 約10.2mmの拡大半径を有する、本発明の要素を具現した医療用バルーンを示す図面である。 約11.4mmの拡大半径を有する、本発明の要素を具現した医療用バルーンを示す図面である。 約12.7mmの拡大半径を有する、本発明の要素を具現した医療用バルーンを示す図面である。 折り畳まれていない従来の医療用バルーンと、本発明の要素を具現した折り畳まれていない医療用バルーンとを、膨張前と膨張後とで比較して示す図面である。 折り畳まれていない従来の医療用バルーンと、本発明の要素を具現した折り畳まれていない医療用バルーンとを、膨張前と膨張後とで比較して示す図面である。 折り畳まれていない従来の医療用バルーンと、本発明の要素を具現した折り畳まれていない医療用バルーンとを、膨張前と膨張後とで比較して示す図面である。 折り畳まれていない従来の医療用バルーンと、本発明の要素を具現した折り畳まれていない医療用バルーンとを、膨張前と膨張後とで比較して示す図面である。

Claims (26)

  1. 少なくとも1つのルーメンを備えた細長いカテーテル本体と、
    前記ルーメンと流体連通するように細長いカテーテル本体の一部の回りに配置される医療用バルーンとを有する拡張カテーテルであって、前記医療用バルーンが、
    近位側テーパ状領域及び遠位側テーパ状領域と、
    バルーンの前記近位側領域と前記遠位側領域との中間に位置する円筒状作用長さ部分と、
    前記近位側領域を画定する、近位側テーパ状部分からネック部分への遷移部及び近位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部と、
    前記遠位側領域を画定する、遠位側テーパ状部分からネック部分への遷移部及び遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部とを有し、
    前記近位側テーパ状部分からネック部分への遷移部、前記近位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部、前記遠位側テーパ状部分からネック部分への遷移部、及び前記遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部のうちの少なくとも1つの遷移部が、膨張前に0.127mmより大きい半径を有することを特徴とする拡張カテーテル。
  2. 前記半径は、
    前記バルーンが約3mmの直径を有するときは、0.97〜3.3mm、
    前記バルーンが約4mmの直径を有するときは、1.8〜4.7mm、
    前記バルーンが約5mmの直径を有するときは、2.4〜6.4mm、
    前記バルーンが約6mmの直径を有するときは、3.5〜8.3mm、
    前記バルーンが約7mmの直径を有するときは、4.8〜10.2mm、
    前記バルーンが約8mmの直径を有するときは、6.2〜11.4mm、
    前記バルーンが約9mmの直径を有するときは、6.7〜13.3mm、
    前記バルーンが約10mmの直径を有するときは、8.1〜15.2mm、
    前記バルーンが約11mmの直径を有するときは、9.1〜17.1mm、
    前記バルーンが約12mmの直径を有するときは、9.9〜19.1mm、
    前記バルーンが約14mmの直径を有するときは、11.2〜22.9mm、及び
    前記バルーンが約15mmの直径を有するときは、13.3〜25.4mm、
    であることを特徴とする請求項1記載の拡張カテーテル。
  3. 前記半径は、
    前記バルーンが約3mmの直径を有するときは、1.3〜3.3mm、
    前記バルーンが約4mmの直径を有するときは、2.5〜4.7mm、
    前記バルーンが約5mmの直径を有するときは、3.2〜6.4mm、
    前記バルーンが約6mmの直径を有するときは、4.7〜8.3mm、
    前記バルーンが約7mmの直径を有するときは、6.4〜10.2mm、
    前記バルーンが約8mmの直径を有するときは、8.3〜11.4mm、
    前記バルーンが約9mmの直径を有するときは、8.9〜13.3mm、
    前記バルーンが約10mmの直径を有するときは、10.8〜15.2mm、
    前記バルーンが約11mmの直径を有するときは、12.1〜17.1mm、
    前記バルーンが約12mmの直径を有するときは、13.3〜19.1mm、
    前記バルーンが約14mmの直径を有するときは、14.9〜22.9mm、及び
    前記バルーンが約15mmの直径を有するときは、17.8〜25.4mm、
    であることを特徴とする請求項1記載の拡張カテーテル。
  4. 前記半径は、
    前記バルーンが約3mmの直径を有するときは、約2.5mm、
    前記バルーンが約4mmの直径を有するときは、約3.2mm、
    前記バルーンが約5mmの直径を有するときは、約4.7mm、
    前記バルーンが約6mmの直径を有するときは、約6.4mm、
    前記バルーンが約7mmの直径を有するときは、約8.3mm、
    前記バルーンが約8mmの直径を有するときは、約8.9mm、
    前記バルーンが約9mmの直径を有するときは、約10.8mm、
    前記バルーンが約10mmの直径を有するときは、約12.1mm、
    前記バルーンが約11mmの直径を有するときは、約13.3mm、
    前記バルーンが約12mmの直径を有するときは、約14.9mm、
    前記バルーンが約14mmの直径を有するときは、約17.8mm、及び
    前記バルーンが約15mmの直径を有するときは、約19.1mm、
    であることを特徴とする請求項1記載の拡張カテーテル。
  5. 前記半径は約1.9mm〜約13mmであることを特徴とする請求項1記載の拡張カテーテル。
  6. 前記半径は約4mm〜約13mmであることを特徴とする請求項1記載の拡張カテーテル。
  7. 前記半径は約7mm〜約13mmであることを特徴とする請求項1記載の拡張カテーテル。
  8. 前記半径は少なくとも1.9mmであることを特徴とする請求項1記載の拡張カテーテル。
  9. 前記半径は少なくとも4mmであることを特徴とする請求項1記載の拡張カテーテル。
  10. 前記半径は少なくとも7mmであることを特徴とする請求項1記載の拡張カテーテル。
  11. 前記近位側テーパ状部分からネック部分への半径は、ほぼ、前記近位側作用長さ部分からテーパ状部分への半径に等しいことを特徴とする請求項1記載の拡張カテーテル。
  12. 前記遠位側テーパ状部分からネック部分への半径は、ほぼ、前記遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への半径に等しいことを特徴とする請求項1記載の拡張カテーテル。
  13. 前記近位側テーパ状部分からネック部分への半径、前記近位側作用長さ部分からテーパ状部分への半径、前記遠位側テーパ状部分からネック部分への半径、及び前記遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への半径はほぼ等しいことを特徴とする請求項1記載の拡張カテーテル。
  14. 前記近位側テーパ状部分からネック部分への半径及び前記近位側作用長さ部分からテーパ状部分への半径は互いにほぼ等しいが、互いにほぼ等しい前記遠位側テーパ状部分からネック部分への半径及び前記遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への半径とは異なっていることを特徴とする請求項1記載の拡張カテーテル。
  15. 前記位側作用長さ部分からテーパ状部分への半径及び前記近位側テーパ状部分からネック部分への半径は異なっていることを特徴とする請求項1記載の拡張カテーテル。
  16. 前記近位側作用長さ部分からテーパ状部分への半径、前期近位側テーパ状部分からネック部分への半径、前記遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への半径、及び前記遠位側テーパ状部分からネック部分への半径は、全て異なっていることを特徴とする請求項1記載の拡張カテーテル。
  17. バルーンを、該バルーンがカテーテルチューブの一部の回りに配置されるように該バルーン流体連通する少なくとも1つのルーメンを備えた細長いカテーテル本体に固定する段階を有する拡張カテーテルの製作方法にであって、前記医療用バルーンが、
    近位側テーパ状領域及び遠位側テーパ状領域と、
    バルーンの前記近位側領域と前記遠位側領域との中間に位置する円筒状作用長さ部分と、
    前記近位側領域を画定する、近位側テーパ状部分からネック部分への遷移部及び近位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部と、
    前記遠位側領域を画定する、遠位側テーパ状部分からネック部分への遷移部及び遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部とを有し、
    前記近位側テーパ状部分からネック部分への遷移部、前記近位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部、前記遠位側テーパ状部分からネック部分への遷移部、及び前記遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部のうちの少なくとも1つの遷移部が、膨張前に0.127mmより大きい半径を有することを特徴とする拡張カテーテルの製作方法。
  18. 前記半径は、
    前記バルーンが約3mmの直径を有するときは、0.97〜3.3mm、
    前記バルーンが約4mmの直径を有するときは、1.8〜4.7mm、
    前記バルーンが約5mmの直径を有するときは、2.4〜6.4mm、
    前記バルーンが約6mmの直径を有するときは、3.5〜8.3mm、
    前記バルーンが約7mmの直径を有するときは、4.8〜10.2mm、
    前記バルーンが約8mmの直径を有するときは、6.2〜11.4mm、
    前記バルーンが約9mmの直径を有するときは、6.7〜13.3mm、
    前記バルーンが約10mmの直径を有するときは、8.1〜15.2mm、
    前記バルーンが約11mmの直径を有するときは、9.1〜17.1mm、
    前記バルーンが約12mmの直径を有するときは、9.9〜19.1mm、
    前記バルーンが約14mmの直径を有するときは、11.2〜22.9mm、及び
    前記バルーンが約15mmの直径を有するときは、13.3〜25.4mm、
    であることを特徴とする請求項17記載の製作方法。
  19. 前記半径は、
    前記バルーンが約3mmの直径を有するときは、1.3〜3.3mm、
    前記バルーンが約4mmの直径を有するときは、2.5〜4.7mm、
    前記バルーンが約5mmの直径を有するときは、3.2〜6.4mm、
    前記バルーンが約6mmの直径を有するときは、4.7〜8.3mm、
    前記バルーンが約7mmの直径を有するときは、6.4〜10.2mm、
    前記バルーンが約8mmの直径を有するときは、8.3〜11.4mm、
    前記バルーンが約9mmの直径を有するときは、8.9〜13.3mm、
    前記バルーンが約10mmの直径を有するときは、10.8〜15.2mm、
    前記バルーンが約11mmの直径を有するときは、12.1〜17.1mm、
    前記バルーンが約12mmの直径を有するときは、13.3〜19.1mm、
    前記バルーンが約14mmの直径を有するときは、14.9〜22.9mm、及び
    前記バルーンが約15mmの直径を有するときは、17.8〜25.4mm、
    であることを特徴とする請求項17記載の製作方法。
  20. 前記半径は、
    前記バルーンが約3mmの直径を有するときは、約2.5mm、
    前記バルーンが約4mmの直径を有するときは、約3.2mm、
    前記バルーンが約5mmの直径を有するときは、約4.7mm、
    前記バルーンが約6mmの直径を有するときは、約6.4mm、
    前記バルーンが約7mmの直径を有するときは、約8.3mm、
    前記バルーンが約8mmの直径を有するときは、約8.9mm、
    前記バルーンが約9mmの直径を有するときは、約10.8mm、
    前記バルーンが約10mmの直径を有するときは、約12.1mm、
    前記バルーンが約11mmの直径を有するときは、約13.3mm、
    前記バルーンが約12mmの直径を有するときは、約14.9mm、
    前記バルーンが約14mmの直径を有するときは、約17.8mm、及び
    前記バルーンが約15mmの直径を有するときは、約19.1mm、
    であることを特徴とする請求項17記載の製作方法。
  21. 前記半径は少なくとも1.9mmであることを特徴とする請求項17記載の製作方法。
  22. (a)近位側テーパ状領域及び遠位側テーパ状領域と、
    バルーンの前記近位側領域と遠位側領域との中間に位置する円筒状作用長さ部分と、
    前記近位側領域を画定する、近位側テーパ状部分からネック部分への遷移部及び近位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部と、
    前記遠位側領域を画定する、遠位側テーパ状部分からネック部分への遷移部及び遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部とを有し、
    前記近位側テーパ状部分からネック部分への遷移部、前記近位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部、前記遠位側テーパ状部分からネック部分への遷移部、及び前記遠位側作用長さ部分からテーパ状部分への遷移部のうちの少なくとも1つの遷移部が、膨張前に0.127mmより大きい半径を有する、カテーテル上に配置された医療用バルーンが、導管から出るように、細長いカテーテル本体を備える拡張カテーテルを導管に挿入する段階と、
    (b)流体を、前記バルーンに流体連通しているカテーテルルーメンに供給することにより前記バルーンを膨張させる段階と、
    (c)前記バルーンを収縮させる段階と、
    (d)前記バルーンが導管から取出されるように、前記拡張カテーテルに力を加える段階と、
    を有する導管から拡張カテーテルを取出すのに要する力を低減させる方法。
  23. 前記半径は、
    前記バルーンが約3mmの直径を有するときは、0.97〜3.3mm、
    前記バルーンが約4mmの直径を有するときは、1.8〜4.7mm、
    前記バルーンが約5mmの直径を有するときは、2.4〜6.4mm、
    前記バルーンが約6mmの直径を有するときは、3.5〜8.3mm、
    前記バルーンが約7mmの直径を有するときは、4.8〜10.2mm、
    前記バルーンが約8mmの直径を有するときは、6.2〜11.4mm、
    前記バルーンが約9mmの直径を有するときは、6.7〜13.3mm、
    前記バルーンが約10mmの直径を有するときは、8.1〜15.2mm、
    前記バルーンが約11mmの直径を有するときは、9.1〜17.1mm、
    前記バルーンが約12mmの直径を有するときは、9.9〜19.1mm、
    前記バルーンが約14mmの直径を有するときは、11.2〜22.9mm、及び
    前記バルーンが約15mmの直径を有するときは、13.3〜25.4mm、
    であることを特徴とする請求項22記載の方法。
  24. 前記半径は、
    前記バルーンが約3mmの直径を有するときは、1.3〜3.3mm、
    前記バルーンが約4mmの直径を有するときは、2.5〜4.7mm、
    前記バルーンが約5mmの直径を有するときは、3.2〜6.4mm、
    前記バルーンが約6mmの直径を有するときは、4.7〜8.3mm、
    前記バルーンが約7mmの直径を有するときは、6.4〜10.2mm、
    前記バルーンが約8mmの直径を有するときは、8.3〜11.4mm、
    前記バルーンが約9mmの直径を有するときは、8.9〜13.3mm、
    前記バルーンが約10mmの直径を有するときは、10.8〜15.2mm、
    前記バルーンが約11mmの直径を有するときは、12.1〜17.1mm、
    前記バルーンが約12mmの直径を有するときは、13.3〜19.1mm、
    前記バルーンが約14mmの直径を有するときは、14.9〜22.9mm、及び
    前記バルーンが約15mmの直径を有するときは、17.8〜25.4mm、
    であることを特徴とする請求項22記載の方法。
  25. 前記半径は、
    前記バルーンが約3mmの直径を有するときは、約2.5mm、
    前記バルーンが約4mmの直径を有するときは、約3.2mm、
    前記バルーンが約5mmの直径を有するときは、約4.7mm、
    前記バルーンが約6mmの直径を有するときは、約6.4mm、
    前記バルーンが約7mmの直径を有するときは、約8.3mm、
    前記バルーンが約8mmの直径を有するときは、約8.9mm、
    前記バルーンが約9mmの直径を有するときは、約10.8mm、
    前記バルーンが約10mmの直径を有するときは、約12.1mm、
    前記バルーンが約11mmの直径を有するときは、約13.3mm、
    前記バルーンが約12mmの直径を有するときは、約14.9mm、
    前記バルーンが約14mmの直径を有するときは、約17.8mm、及び
    前記バルーンが約15mmの直径を有するときは、約19.1mm、
    であることを特徴とする請求項22記載の方法。
  26. 前記半径は少なくとも1.9mmであることを特徴とする請求項22記載の方法。
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