JP2007530029A5 - - Google Patents

Claims (13)

1. 神経変性疾患または中枢神経系に対する傷害に罹患している患者における回復を促進又は強化するための医薬の調製のための、治療的有効量のアネキシンＩＩ阻害剤の使用。
2. 前記神経変性疾患が発作である、請求項１に記載の使用。
3. 前記神経変性疾患が、高血圧、高血圧性脳血管疾患、全身性低血圧、パーキンソン病、癲癇、うつ病、ＡＬＳ、アルツハイマー病、ハンチントン舞踏病及びＨＩＶによって誘導される認知症からなる群から選択される、請求項１に記載の使用。
4. 前記傷害がＴＢＩである、請求項１に記載の使用。
5. 前記傷害が脊髄傷害である、請求項１に記載の使用。
6. 前記傷害が、動脈瘤の破裂、心停止、心臓性ショック、敗血症ショック、頭部外傷、発作及び腫瘍からの出血からなる群から選択される、請求項１に記載の使用。
7. 前記アネキシンＩＩ阻害剤が、小化学的化合物ニトロプロシドナトリウム又はトリホスチンＡＧ１０２４である、請求項１に記載の使用。
8. 前記阻害剤が、配列番号３又は配列番号４に記載の配列を有するアンチセンスポリヌクレオチドである、請求項１に記載の使用。
9. 前記アネキシンＩＩ阻害剤が、配列番号５又は配列番号６によってコードされるドミナントネガティブペプチド、ＰＣＴ特許出願公開ＷＯ２００４０４／１８４４号のペプチド＃４１又はＳ−ニトロソグルタチオンからなる群から選択されるポリペプチドである、請求項１に記載の使用。
10. 前記阻害剤が下記の構造を有する、請求項１に記載の使用：
    ５’（Ｎ）_ｘ−Ｚ３’（アンチセンス鎖）
    ３’ Ｚ’−（Ｎ’）_ｙ５’（センス鎖）
    ここで、
    各Ｎ及びＮ’は、その糖残基において修飾されてもよく、又は修飾されなくてもよいリボヌクレオチドであり、（Ｎ）_ｘ及び（Ｎ’）_ｙは、連続する各Ｎ又はＮ’が、共有結合によって、次のＮ又はＮ’に連結されているオリゴマーであり、
    ｘ及びｙの各々は、１９ないし４０の整数であり；
    Ｚ及びＺ’の各々は、存在し、又は存在しなくてもよいが、存在する場合には、ｄＴｄＴであり、それが存在する鎖の３’末端に共有結合されており；
    （Ｎ）_Ｘの配列は、アネキシンＩＩのｍＲＮＡに対するアンチセンス配列を含む。
11. （Ｎ）_ｘの配列が、表１、２及び３中に存在するアンチセンス配列の１又は複数を含む、請求項１０に記載の方法。
12. （Ｎ）_ｘの配列が配列番号１２〜１６の何れか1つを含む、請求項１１に記載の方法。
13. （Ｎ）_ｘの配列が配列番号１６を含む、請求項１２に記載の方法。