JP2007520097A - 圧縮されたメッセージを送信するためのシステム及び方法 - Google Patents
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Abstract
ネットワークにおいて通信を容易にするためのシステム及び方法は、コンタクト・アドレスを有するモバイル・ユニットからメッセージを受信する段階(202)を含む。プロキシは前記モバイル・ユニット及び前記コンタクト・アドレスを関連付けるコンタクト・エイリアスを(204)の段階で確立する。(206)の段階で、前記プロキシは前記コンタクト・エイリアスを含む少なくとも一つの信号メッセージを傍受し識別する。プロキシは前記コンタクト・エイリアスを含む少なくとも一つの信号メッセージメッセージを圧縮する段階(208)を有する。前記圧縮された少なくとも一つの信号メッセージは前記コンタクト・アドレスを有する前記モバイル・ユニットに送信される段階(210)を有する。
Description
本発明は一般的に通信システムに関し、特に通信ネットワークにおけるメッセージ送信に関する。
ネットワーク内及びネットワーク間で通信を送信するためのシステム及び方法はよく知られている。例えば、セルラーメッセージはセルラーネットワークを通じて受信され、情報のパケットに変換され、そしてパケット・データ・ネットワーク(PDN)上で、様々な宛先に送信されることができる。
様々なタイプのプロトコルが、これらネットワークにまたがって各メッセージの前記送信を可能にするために利用される。前記プロトコルは、望ましい情報を信号化又は実際に送信するためのものである。信号化プロトコルの一つの例は、セッション開始プロトコル(SIP)であり、これは、IETFのRFC 3261に記載されており、PDNネットワークを通じて送信及び受信をするために使われる。SIPメッセージのある例において、INVITEメッセージはユーザ又はユニットに対して呼に参加するように招待するために利用され、(RINGING,OK,ACK及びBYEのような)他のSIPメッセージは呼を制御するために必要とされる。別の実施形態において、REGISTERメッセージはモバイル・ユニットが前記ネットワークにおいて特定のIPアドレスであることを登録するために利用される。
前記SIPプロトコルに従ったシステムはプロキシ又はエージェントを様々な処理機能を制御するために利用する。例えば、プロキシはモバイル・ユニットを識別するコンタクト・エイリアスを作成することがある。このコンタクト・エイリアスは前記ユニットがREGISTERメッセージを前記プロキシに送信したときに作られることがある。処理後、前記モバイル・ユニットへ向かう全ての更なるメッセージ(例えば該モバイル・ユニットに対する全てのINVITEメッセージ)は、前記プロキシに送信される。
多くの上記システムに起こる一つの問題は、前記ネットワーク中の各地点間を送信される情報の量が、多くの場合大きくなり、その結果該ネットワークの動作を著しく遅くする。例えば、INVITEメッセージの数はネットワークが動作している間、増殖することがある。メッセージ・ロードのレベルが大きくなると、ネットワーク・パフォーマンスの大幅な低下が起こることが知られている。無線インターフェイスのデータ転送速度は一般的に残りの前記ネットワークに比べて一般的に遅いので、この問題は、セルラー電話システムのような無線ネットワークにおいて特に深刻である。ある技術(例えばメッセージ圧縮)はコンピュータ・ネットワークで利用され、メッセージのサイズを減らし、ネットワーク・パフォーマンスを増加させている。
これら実施形態の多くに従って、通信ネットワークにおける情報を圧縮するためのシステム及び方法が提供される。プロキシは接続アドレスを有するモバイル・ユニットからの登録メッセージを受信する。前記プロキシは、コンタクト・エイリアスを含む少なくとも一つの信号メッセージを傍受し、且つ区別し、前記コンタクト・エイリアスを含む信号メッセージを圧縮する。前記プロキシは前記圧縮された信号メッセージの該コンタクト・エイリアスを有するモバイル・ユニットへルーティングすることがある。別の方法として、呼が前記モバイル・ユニット宛てのセルラー呼であると判断されたときに、プロキシは圧縮されたメッセージのモバイル・ユニットへのレガシーなセルラーネットワークへ直接ルーティングすることがある。
他の好ましいアプローチに従って、ネットワークにおいて通信を容易にするためのプロキシは信号化レジスタ、エイリアス・レジスタ、及びコントローラを含んでいる。装置はモバイル・ユニットからインターフェイスを通じて登録メッセージを受信することがある。前記登録メッセージはコンタクト・アドレスを含む。前記コントローラは、エイリアス・レジスタに保存されているコンタクト・エイリアスに、前記コンタクト・アドレスを変換することがある。前記コントローラは前記コンタクト・エイリアスとともに前記コンタクト・アドレスを置き換える。こうして、前記コンタクト・エイリアスを含む信号メッセージは前記モバイル・ユニットへというよりは、前記プロキシへルーティングしようとする。
前記コントローラは無線で送信されるメッセージを監視することがある。該コントローラが前記コンタクト・エイリアスを含む信号メッセージを検出するとき、前記メッセージが圧縮され該コンタクト・エイリアスに関するモバイル・ユニットへ送信される前記信号化レジスタに、前記メッセージは置かれる。前記コントローラは前記信号メッセージ全体を圧縮するか、若しくは該信号メッセージの一部分を解凍し、且つ前記解凍された部分を圧縮することがある。
有利なことに、上記実施形態は圧縮されたメッセージが信号メッセージから生成され、モバイル・ユニットに送信されることを可能にする。信号メッセージの数は多くの場合大きいので、呼はモバイル・ユニットによりよりすばやく送信及び受信され、バンド幅の利用もより少なくなり、遅延も最小化される。無線インターフェイスの混雑度もまた低減される。
図の要素が単純性及び明確性を意図して描かれており、縮尺に注目する必要を有しないことを、当業者は理解するであろう。例えば、図中のいくつかの構成物の寸法は、本発明の様々な実施形態の理解を改善する助けになるために、他の構成物に比べて誇張されていることがある。同様に、共通の要素であるがよく理解されていて、商業的に実行可能によく利用されている又は必要であるものは、一般的には記述されず、本発明の様々な実施形態の眺望をわかりにくくしないようにしている。
最初に図1を参照すると、ネットワークにおける情報を圧縮するためのシステムは、モバイル・ユニット102、ベース送信ステーション(BTS)、モバイル・スイッチ・センタ(MSC)106、パケット・データ供給ノード(PDSN)108、SIPプロキシ110、ユーザ装置112、SIPサーバ116、パケット・データ・ネットワーク(PDN)118、SIPレジスタ120、及び位置データベース122を含む。無線ネットワーク101はモバイル・ユニット102、前記BTS104、前記MSC106、及びPDSN108を含む。前記システムはホーム位置レジスタ、訪問位置レジスタ、及び認証、許可、アカウンティング(AAA: Authentication, Authorization and Accounting)のような一つ以上の他のデータベース(表示していない)を含むであろう。
前記モバイル・ユニット102は前記BTS104に通信可能な状態で接続されている。該BTS104は前記MSC106及び前記PDSN108に接続されている。該PDSN108は前記PDN118に接続されている。該PDN118は前記SIPレジスタ120、前記SIPプロキシ110、前記SIPサーバ116、及び前記ユーザ装置112に接続されている。該SIPレジスタ120は前記位置データベース122に接続されている。前記SIPプロキシ110、前記SIPレジスタ120、及び前記SIPサーバ116はSIPメッセージを処理するために配置されているが、いかなる信号化プロトコルに従ういかなるタイプのメッセージも利用されてもよく、ここに記載された実施例はSIPに従うメッセージに制限されないことを理解されるであろう。前記SIPプロキシ110は異なる位置に配置されることも可能であることも理解されるであろう。特に、該SIPプロキシ110は前記BST104と共に配置されることも可能である。
前記モバイル・ユニット102は任意のタイプのモバイル通信装置である。ある好ましいアプローチでは、該モバイル・ユニット102はセルラーフォンである。しかし、該モバイル・ユニット102はページャ、情報携帯端末、又は任意のタイプの情報を、無線を使って送信及び/又は受信する携帯端末であってもよい。該モバイル・ユニット102は無線パケット・データをサポートすることが好ましい。
前記ベース送信ステーション(BTS)104は、前記モバイル・ユニット102へメッセージを送信し、該モバイル・ユニット102からメッセージを受信する。ある例において、前記BTS104は該モバイル・ユニット102から通信を受信し、且つ該モバイル・ユニット102に通信を送信するための無線受信機及び送信機を含む。前記BTS104は、該モバイル・ユニット102が備える前記無線ネットワーク101のリソースを管理するベース・ステーション・コントローラをも含んでもよい。該ベース・ステーション・コントローラは当業者にはよく知られている前記モバイル・ユニットに対する別のサービスをも提供してもよい。
前記モバイル・スイッチ・センタ(MSC)106は、前記無線ネットワーク101に対する呼制御機能を提供する。例えば、該MSC106は該無線ネットワークにおいて切り替え機能及び呼制御の管理を提供してもよい。該MSC106は前記PDSN108を通じた前記PDN118との接続の確立及び保守をも制御してよい。前記MSCの機能性は一般パケット無線サービス供給ゲートウェイ対応ノード(GPRS SGSN: General Packet Radio Service Serving Gateway Support Node)又は汎地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN: Universal Terrestrial Radio Access Network)SGSNによって提供されてもよい。
前記パケット・データ供給ノード(PDSN)108は前記無線ネットワーク101及び前記PDN118間の接続機器である。例えば、該PDSN108はIPパケットを該無線ネットワーク101及び該PDN108間で交換する。該PDSN108は加入者課金及び認証機能をも提供してもよい。前記ODSN機能性はGPRS GGSN又はUTRAN GGSNによっても提供されてもよい。
前記SIPプロキシ110はコンタクト・エイリアスの生成に関する機能を実行する。ある例において、該プロキシ110は、REGISTERメッセージ中の前記モバイル・ユニット102のコンタクト・アドレスを、該モバイル・ユニット102から標準的な方法で受信する。前記コンタクト・アドレスは、どのように又はどこに前記モバイル・ユニットが接続可能又は到達可能かを記載する。前記コンタクト・アドレスは、一般的には前記モバイル・ユニットの現在のIPアドレスを含むが、該モバイル・ユニットのモバイル・ステーション集積サービス・デジタル・ネットワーク(MSISDN: Mobile Station Integrated Service Digital Network)又は電話番号も含むことができる。
本発明のある実施形態において、前記プロキシ110は前記コンタクト・アドレスに対するコンタクト・エイリアスを作成する。前記プロキシ110は次に前記モバイル・ユニット102から受信した前記REGISTERメッセージ中の前記コンタクト・アドレスを前記コンタクト・エイリアスに置き換え、こうして変形されたREGISTERメッセージを前記レジスタ120に標準的な方法で転送する。前記コンタクト・エイリアスは前記データベース122にあるレジスタに保存し得る。これとは別に、前記モバイル・ユニット102は前記コンタクト・エイリアス自身を生成し、前記コンタクト・アドレスの代わりに前記REGISTERメッセージに挿入し、変形されたREGISTERメッセージを前記プロキシ110に転送し、そして前記レジスタ120へ送信し得る。このことは、前記モバイル・ユニットが前記プロキシ110のホスト名を、例えば設定を通じて知っていることを仮定している。
前記SIPプロキシは、前記モバイル・ユニット102の前記コンタクト・エイリアスを含んでいるSIPメッセージに対して、ネットワーク・トラフィックをも監視する。もし前記モバイル・ユニット102の前記コンタクト・エイリアスがあるアプローチでSIPメッセージ中に検出されたら、該SIPプロキシ110は前記SIPメッセージ上で圧縮を実行し、前記圧縮されたSIPメッセージを前記モバイル・ユニット102に転送する。他のアプローチにおいて、前記メッセージ又は前記メッセージの一部は非SIPメッセージに圧縮され得る。それに加えて、前記プロキシ110はSIPのレコード・ルート(Record-Route)ヘッダを前記圧縮されたメッセージ及びSIP INVITEメッセージの応答に挿入することがあり、セッションのリマインダに対する全てのメッセージが該プロキシ110へルーティングされ、前記モバイル・ユニット102へ転送される前に圧縮される。
前記SIPプロキシ110は、同様にもう一つの機能を実行してもよい。例えば、前記SIPプロキシ110は無線要求を解凍し、前記モバイル・ユニット102から受信したメッセージに応答して、標準のSIPメッセージを得て、前記メッセージを前記SIPサーバ116に転送してもよい。この場合、前記モバイル・ユニット102は前記コンタクト・エイリアス自身を生成し、前記コンタクト・アドレスに代わって前記圧縮されたメッセージに該コンタクト・エイリアスを挿入し、このコンタクト・エイリアスを前記プロキシ110に転送してもよい。それに加えて、前記プロキシ110はSIPメッセージ圧縮を実行するために、存在及び能力をブロードキャスト又は通知することがある。これは、既存のブロードキャスト・メッセージ又は新しいブロードキャスト・メッセージの形態であってもよい。
無線インターフェイスはプロキシ110及びモバイル・ユニット102の間にも提供されることがある。前記無線インターフェイスは前記SIPメッセージの速度を上げるために利用し得る。この場合、プロキシ110は前記無線システムに直接接続されていて、前記プロキシ110が無線ネットワーク101を横断する有線トラフィック・チャンネルを確立する必要なしにモバイル・ユニットに送信及びモバイル・ユニットから受信することを可能にする。ある例において、前記プロキシ101が前記BTS104と共に置かれていれば上記のことは特に適切であり、前記プロキシ110は該BTS104及び前記モバイル・ユニット102間のレガシーな無線信号化チャンネルを利用し、レガシーなセルラーページおよびレガシーなセルラー呼設定メッセージを通じてモバイル・ユニット102に警報を出すことがある。このようなレガシーなメッセージは、パケット・データ・チャンネルではない、こうしてレガシーなセルラーチャンネルで送信されることが可能である。故に、この例において、SIPサーバ116は標準のSIPメッセージを利用して、SIPに対応していないモバイル・ユニット102又はIPプロトコルに対応するパケット・データ・チャンネルを有しないモバイル・ユニット102と通信することができる。
前記ユーザ装置112はユーザがコンピュータ・ネットワークの状態を監視することができる任意の装置である。例えば、ユーザはシステム又はネットワーク・パフォーマンスを監視しようとしてもよい。ある有用なアプローチにおいて、前記ユーザ装置112はパソコンであってよい。
前記位置データベース122は任意のタイプの情報を保存する任意のタイプの保存装置である。それに加えて、前記位置データベース122は前記SIPサーバ116により利用され、前記モバイル・ユニット102が現在届くことができる位置又はコンタクト・アドレスを判定する情報をも含むことがある。特に、前記位置データベース122は、前記SIPレジスタがモバイル・ユニット102の前記現在のコンタクト・アドレスを得るために利用する情報を含むことがある。前記情報は、例えばメッセージのユニバーサル・リソース識別子(URI)を現在のコンタクト・アドレスに変換するために利用される情報を含む。
前記SIPサーバ116は、メモリに保存されたコンピュータの命令を実行するプロセッサとして利用されることがある。前記SIPサーバ116は呼設定機能を実行し、前記呼の目標装置の位置を特定してもよい。ある実施形態において、前記SIPサーバ116はメッセージの宛先の前記URIアドレスを利用して、前記レジスタ120の助けと共に、宛先が現在位置している前記コンタクト・アドレスを判定する。
前記パケット・データ・ネットワーク(PDN)118は情報の各パケットを送信することができる、任意のタイプのネットワークである。例えば、前記ネットワークはインターネット又は任意のもう一つのエクストラネットであってもよい。他のタイプのパケット・データ・ネットワークは、例えばローカル・エリア・ネットワークを含むものが可能である。多くの場合、全て又は一部のPDNは前記無線ネットワーク101のオペレータによって所有及び運営されているであろう。
前記SIPレジスタ120はSIP登録要求を処理する任意の装置である。ある例では、前記SIPレジスタ120は保存及びモバイル・ユニットに対するコンタクト情報をコンタクト・エイリアスに関連付けることによってSIP REGISTERメッセージを処理する。SIPメッセージが特殊なURIを有して傍受されたときは、前記SIPレジスタ120は前記URIに対する前記コンタクト情報を判断するために参照される。
図1のシステムの動作の一例として、前記モバイル・ユニット102は前記プロキシ110にREGISTERメッセージを送信する。この技術分野で知られているように、前記メッセージは前記BTS104で受信され、前記SIPプロキシ110に前記PDSN108及び前記PDN118を通じて送信される。
前記REGISTERメッセージは前記モバイル・ユニット102に対するURI宛先アドレス及びコンタクト・アドレスを含む。前記SIPプロキシ110は該コンタクト・アドレスを取得し、該コンタクト・アドレスに基づいてコンタクト・エイリアスを形成する。例えば、オリジナルのコンタクトが「sip:SU@1.2.3.4」で、1.2.3.4が前記モバイル・ユニット102の現在のIPアドレスであり、且つ前記SIPプロキシ110によって作られる前記コンタクト・エイリアスは、「local.sprint.com」が該SIPプロキシ110のアドレスであるとき「sip:SU%1.2.3.4@local.sprint.com」であり得る。このコンタクト・エイリアスは前記SIPレジスタ120に前記PDN118を通じて送信される。従って、例えば前記モバイル・ユニット102の前記URI宛先アドレスへ向けられたSIP INVITEメッセージのような全てのSIPメッセージは前記モバイル・ユニット102の前記コンタクト・エイリアスの代わりに前記SIPプロキシ110を指す前記コンタクト・エイリアスにルーティングされるであろう。
前記SIPプロキシ110は前記モバイル・ユニット102によって提供されるオリジナルのコンタクト・アドレス情報を含む前記コンタクト・エイリアスを形成することが好ましい。前記コンタクト・エイリアスを形成するとき、技術的な理由から、オリジナルの「@」は「%」又は「%40」にエスケープされる。従って、前記SIPレジスタ120はモバイル・ユニットに関連する前記コンタクト・エイリアス情報及び該モバイル・ユニットに関連する前記コンタクト・アドレス情報の両方をしっかりと保存するであろう。前記プロキシは前記コンタクト・アドレスをしっかりと保存する必要は無いが、コンタクト・エイリアスから後に導くことができる。コンタクト・エイリアスのもう一つの形式も可能で、これらの形式のいくつかは前記プロキシ110にしっかりとした保存領域を要求することがあり、該コンタクト・エイリアスから前記コンタクト・エイリアスを導くことができる。例えば、前記プロキシ110は「MU1000@local.sprint.com」なるコンタクト・エイリアスを利用することができ、前記モバイル・ユニット、「MU1000」という語(text)、及び該モバイル・ユニットのコンタクト・アドレス「sip:SU@1.2.3.4」間の関係をしっかりと保存する。両方の場合において、前記コンタクト・エイリアスが構成され、該コンタクト・エイリアスに送信されたSIP INVITEメッセージは前記プロキシに最初に向けられる。この場合、前記ホスト名local.sprint.comの利用が果たされる。
前記モバイル・ユニット102は他のモバイル・ユニットからのINVITEメッセージを受信することがある。前記プロキシ110は該INVITEメッセージを傍受してもよく、前記メッセージが前記コンタクト・エイリアスを含むか否かを判定する。次に、前記SIPプロキシ110は前記コンタクト・エイリアスを前記コンタクト・アドレスに変換し、変換後のINVITEメッセージを圧縮する。次に前記圧縮されたメッセージは前記モバイル・ユニット102に送信される。別の方法として、前記INVITEメッセージの一部が圧縮されてもよく、これら圧縮された部分は、レガシーなセルラーページ及びレガシーなセルラー呼開始メッセージのような非SIPメッセージで前記モバイル・ユニット102に送信されてもよい。このようにして、圧縮されたメッセージは前記プロキシ110において信号メッセージから生成され、モバイル・ユニット102に送信される。信号メッセージの数は大きくなってもいいので、呼はモバイル・ユニット102によってより早く、最低限の遅延で送信及び受信される。ネットワークの混雑は前記BTS104及び前記MS102間の無線リンクをも低減させる。
図2を参照すると、ネットワーク中で圧縮されたメッセージを送信する方法の例が記載されている。ステップ202において、プロキシはモバイル・ユニットからの登録メッセージを受信する。このメッセージは前記発信源であるモバイル・ユニットの前記コンタクト・アドレスを含む。前記登録メッセージはSIP REGISTERメッセージ又はレガシーなセルラー登録メッセージである可能性がある。
ステップ204において、前記プロキシは前記モバイル・ユニット及び前記コンタクト・アドレスを関連付けるコンタクト・エイリアスを確立する。いかなる識別名を利用してもよい。しかし、この出願の他の場所で説明したように、ある好ましいアプローチにおいて、前記コンタクト・エイリアス名は発信源モバイル・ユニットの前記コンタクト・アドレスと協調する。例えば、発信源のコンタクトが「sip:SU@1.2.3.4」のとき、該コンタクト・エイリアスは、「local.sprint.com」が前記プロキシサーバのホスト名であるとき、「sip:SU%1.2.3.4@local.sprint.com」であり得る。
ステップ206において、前記プロキシは前記コンタクト・エイリアスを含む少なくとも一つのSIPメッセージを傍受し識別する。例えば、直前の例を利用して、前記プロキシは該コンタクト・エイリアス「sip:SU%1.2.3.4@local.sprint.com」を識別する。該プロキシは当業者によく知られている技術を利用してSIPメッセージを監視及び傍受してもよい。監視及び傍受は前記コンタクト・アドレスの変換に先行することにより非常に単純化され、前記モバイル・ユニット102に対する全ての後のINVITEメッセージの前記プロキシ110へのルーティングを引き起こす。
ステップ208において、プロキシは前記コンタクト・エイリアスを含む少なくとも一つのSIPメッセージを圧縮する。ある例において、前記プロキシはSIPメッセージから情報を解凍、前記情報を圧縮、及び宛先のモバイル・ユニットに前記情報を送信する。前記モバイル・ユニットに送信される前記圧縮されたメッセージは、SIPメッセージ又は非SIPメッセージであってもよい。
ステップ210において、前記プロキシは前記圧縮されたメッセージを前記モバイル・ユニットにルーティングする。例えば、前記コンタクト・エイリアス「sip:SU%1.2.3.4@local.sprint.com」がコンタクト・アドレス「sip:SU@1.2.3.4」に関連すると前記プロキシが判断すると、前記プロキシは圧縮されたメッセージをIPアドレスが1.2.3.4であるコンタクト・アドレスを有する前記モバイル・ユニットにルーティングする。
今度は図3を参照すると、ネットワークにおける圧縮された情報を送信するためのシステムが記載されている。前記システムは前記プロキシ110に含まれている。前記システムはコントローラ306、エイリアス・レジスタ302、SIPレジスタ304、及びインターフェイス310及び308を含む。前記SIPレジスタは前記コントローラ306に接続されている。前記コントローラ306は前記エイリアス・レジスタ302及び前記インターフェイス308と接続されている。
前記エイリアス・レジスタ302は任意のタイプの情報を保存する能力がある、任意のタイプのメモリ保存装置である。ある例において、前記エイリアス・レジスタ302はモバイル・ユニットに関連するコンタクト・エイリアスを保存する。前記コンタクト・エイリアスは前記コントローラ306によって生成されることがある。
前記SIPレジスタ304は任意のタイプの情報を保存する能力がある任意のタイプのメモリ保存装置である。前記SIPレジスタ304は前記インターフェイス308,310を通じて受信したSIPメッセージを保存する。前記メッセージは、例えば該メッセージに含まれる前記モバイル・ユニットに対するコンタクト・エイリアスを有することによって、該モバイル・ユニット102へ宛先が決まったとして区別可能である。
前記コントローラ306はメモリの保存されたコンピュータの命令を実行する、任意のタイプの処理機である。前記コントローラ306は前記SIPレジスタ304に保存されたメッセージを圧縮し、該圧縮されたSIPメッセージをインターフェイス308に移動する。
前記インターフェイス308は前記コントローラから受け取り、宛て先へこれらのメッセージを送信する。ある例では、圧縮されたメッセージは前記インターフェイス308に移動され、宛先のモバイル・ユニットに送信される。前記送信は無線、コンピュータ・ネットワーク、又は任意の他タイプの媒体を通じて行われることが許される。
前記インターフェイス310はSIPメッセージを受信する。例えば、前記インターフェイス310は受信機を含んでいてよく、該受信機はSIPメッセージと同様に、前記エイリアス・レジスタ302に保存されている、特定のエイリアスに対する前記SIPメッセージを監視するプロセッサでもある。前記SIPメッセージが圧縮されていなければ、前記インターフェイス108に転送され得る。
SIP REGISTERメッセージ又はSIP INVITEメッセージのような前記モバイル・ユニット102により発信されたSIPメッセージは、インターフェイス308で受信されてもよく、コンタクト・アドレスを含んでいてもよい。前記モバイルがすでにコンタクト・エイリアスに載っていなければ、前記コントローラ306は前記コンタクト・アドレスに対応する該コンタクト・エイリアスを生成し、前記エイリアス・レジスタ302に該コンタクト・エイリアスを保存してもよい。前記コントローラは前記対応するコンタクト・エイリアスを有する前記SIPメッセージの中の前記コンタクト・アドレスを置き換え、変形されたSIPメッセージを前記インターフェイス310に送信する。前記インターフェイス310は変形されたメッセージを、前記PDN118を通じてサーバに転送する。前記サーバはSIPサーバ116又はSIPレジスタ122であることが可能である。
前記インターフェイス310は次に更に別のSIPメッセージを受信し、これら各SIPメッセージを前記SIPレジスタ304に保存してもよい。前記追加のメッセージはSIP INVITEメッセージを含んでいてよい。前記コントローラ306はコンタクト・エイリアスがメッセージに含まれるか否かを判定する。もしコンタクト・エイリアスが前記メッセージに含まれていれば、前記コントローラ306はコンタクト・エイリアスを対応するコンタクト・アドレス、圧縮された前記メッセージ、前記メッセージの一部に置き換え、圧縮されたメッセージを前記インターフェイス308に送信する。前記インターフェイス300は前記圧縮されたメッセージを前記モバイル・ユニットに送信する。
前記インターフェイス308は更に別のSIPメッセージも受信することがあり、該メッセージは、前記モバイル・ユニットへ送った、又は前記モバイル・ユニットから送信されたINVITEの結果として該モバイル・ユニット102によって送信される。前記メッセージはSIP OK、SIP OPTIONS、別のSIP INVITE 又はSIP BYEであり得、且つコンタクト・アドレスを含んでもよい。前記コントローラ306は前記SIPメッセージを前記SIPレジスタ304に保存する。前記コントローラ306はコンタクト・アドレスが前記SIPメッセージに含まれているか否かを判定する。もしコンタクト・アドレスがSIPメッセージに含まれていれば、前記コントローラ306は対応するコンタクト・エイリアスを有する前記コンタクト・アドレスに置き換え、前記変形されたSIPメッセージを前記インターフェイス310に送信する。前記インターフェイス310は該変形されたメッセージを、前記PDN118を通じてサーバに転送する。
シグナル・コールは複数のSIPメッセージをセットアップ及び制御のために利用することができる。この理由により、前記システムは前記呼(コール)の継続期間に対する呼に関する圧縮表、コール状態、又は圧縮辞書を保存するために利用される追加の圧縮情報レジスタ312を含んでもよい。追加で、前記プロキシ110は、コンタクト・アドレス及びコンタクト・エイリアス間の関係、又は前記モバイル・ユニット、該モバイル・ユニットに対する認証及び許可情報間の関係だけでなく、各モバイル・ユニット102によってサポートされている圧縮又は解凍方法についての情報もしっかりと保存してもよい。このような情報は、前記モバイル・ユニットによる前記登録時刻に、前記プロキシ110によって得られてよい。
今度は図4を参照すると、ネットワーク内の登録処理のコールフロー図が記載されている。402の段階で、REGISTERメッセージがモバイル・ユニットから前記SIPプロキシに送信される。前記REGISTERメッセージは宛先のURIアドレス(j_dorenbosch@sprint.com)及びコンタクト情報(sip:SU@1.2.3.4)を含む。該REGISTERメッセージはSIPプロトコルに従って形成されてもよい。しかし、他のプロトコルからのほかのメッセージもまた利用されてよいことは理解されるであろう。例えば、前記REGISTERメッセージはレガシーなセルラー登録要求又は位置更新であってもよい。
前記モバイル・ユニットはSIPメッセージを利用してもよく、該メッセージは該モバイル・ユニットが圧縮されたメッセージを処理することを指示する情報、すなわち該モバイル・ユニットが受信した無線SIPメッセージを解凍することができ、該モバイル・ユニットがメッセージを無線で送信する前に圧縮することができる追加の情報を含んでもよい。例えば、新しい情報は性能ヘッダ(capabilities header)の形式であってもよい。前記SIPプロキシは全てのSIPメッセージを検査してもよい。前記SIPプロキシは、モバイル・ユニットがSIPメッセージを圧縮又は解凍できることを示すメッセージを発見したとき、該プロキシは圧縮されてメッセージを該モバイル・ユニットに提供し、且つモ該バイルユニットからのメッセージを解凍する。前記プロキシは次に該モバイル・ユニットに関する追加の情報を受信することがある。前記性能情報は該モバイル・ユニット102によってSIP REGISTERメッセージ又は、例えば該モバイル・ユニットが呼を開始したときの、呼の開始時に送信されるメッセージで提供されることがある。前記の性能情報は前記SIPサーバ116又は前記SIPレジスタ120によって、登録時に交換される前記SIPメッセージ410の一つで利用できるようにしてもよい。
404の段階で、前記プロキシはコンタクト・エイリアスを生成する。好ましいアプローチにおいて、前記コンタクト・エイリアスは前記コンタクト・アドレスと協調する。例えば、生成された該コンタクト・エイリアスは該コンタクト・アドレスsip:SU@1.2.3.4からsip:SU%1.2.3.4@local.sprint.netであってもよい。しかし、別の例において、前記コンタクト・エイリアスは前記コンタクト・アドレスに関連する一部の情報しか含まない、若しくはまったく含まなくてもよい。
406の段階で、前記プロキシはSIP REGISTERメッセージをSIPレジスタ120に送信する。前記REGISTERメッセージは今、新しく生成されたコンタクト・エイリアスであるコンタクト・アドレスを含む。
408の段階で、前記SIPレジスタはコンタクト情報を保存する。それに加えて、前記SIPレジスタは当業者には知られている別のタスクを実行する。例えば、前記SIPレジスタは宛先モバイル・ユニットの前記コンタクト・アドレスを該宛先モバイル・ユニットのURIを利用して決めてもよい。
410の段階で、オプションで認証情報が前記プロキシと前記モバイル・ユニットの間で渡される。前記認証情報はパスワード情報を含んでいてもよい。該認証情報は前記プロキシによって利用され、前記モバイル・ユニットがメッセージの真の宛先であることを確認する。最終の宛先の区別を保障するために、認証されていない利用者への情報送信は避けられる。
今度は図5を参照すると、ネットワークにおいて圧縮されたメッセージを送信するための処理のコールフロー図が記載されている。502の段階で、INVITEメッセージは前記SIPプロキシでピアユニットから、例えばインターネットから受信される。前記INVITEメッセージは宛先アドレス(j_dorenbosh@sprint.com)及びモバイル・ユニットに対するコンタクト・エイリアス(sip:SU%1.2.3.4@local.sprint.net)を有する。前記INVITEメッセージはSIPプロトコルに従って形成されてもよい。しかし、別のプロトコルの別のメッセージもまた利用してよいことは理解されるであろう。
504の段階で、前記SIPプロキシは特定のコンタクト・エイリアスに関連する前記コンタクト・アドレスを判定する。例えば、もしコンタクト・エイリアスがsip:SU%1.2.3.4@local.sprint.netであるとき、前記コンタクト・エイリアスはsip:SU@1.2.3.4であろう。この判定に対して、前記プロキシ110は前記コンタクト・エイリアスの知られた形式を利用してもよい。前記レジスタから得られた情報を利用してもよいし、或いは前記プロキシ110自身にしっかりと保存されている情報を利用してもよい。
506の段階で、前記プロキシはメッセージのタイプがレガシーなセルラー呼であるか否かを判定し、次にセルラー呼を開始するために利用される前記プロキシはページ及びレガシーなセルラー呼開始メッセージを(無線を使って)送信する。別の例において、もし前記メッセージが標準のパケット・データ接続の開始に関した場合、前記プロキシは無線パケット・データ・ネットワークを通じて、メッセージを送信し、宛先のモバイル・ユニットへのメッセージをルーティングする。
506の段階とは別に508の段階で、前記プロキシは前記メッセージが無線パケット・データ・ネットワークでSIPセッションを確立することに関連するか否かを判定する。この場合、前記プロキシは前記SIP INVITEメッセージの全て又は一部を圧縮し、該圧縮されたINVITEはネットワークを通じて前記モバイル・ユニットに送信される。特に、前記プロキシはヘッダ及び該INVITEメッセージのペイロードの一部を解凍し、呼の一部を前記ネットワークを通じて宛先に送信してもよい。
510の段階で、SIP 200 OKメッセージは接続を確立したがっている前記モバイル・ユニットから受信する。更に別のメッセージが前記SIP 200 OK510及びSIPプロトコルが利用されていないときに利用される同じような目的を有するほかのタイプのメッセージを先行してもよいことは理解されるであろう。
512の段階で、SIP ACKメッセージはセッションを開始させるための最終的な権限を与えている前記プロキシから送信される。再び、同様の目的を有する別のタイプのメッセージはSIPプロトコルが利用されていないときに利用可能であることに気づくであろう。
514の段階で、様々なメッセージがこの技術分野で知られているように交換される。これらは、例えばSIP発呼メッセージ、SIP確認応答メッセージ、SIP認証/確認及びデータ・メッセージを含んでよい。別のタイプのメッセージもまたSIPプロトコルが利用されないときに含まれてもよいことに気づくであろう。前記モバイル・ユニット102からのいくつかのメッセージは、以前に記載した方法で前記プロキシ110によって関連付けられたコンタクト・エイリアスに置き換えられていてもいいモバイルのコンタクト・エイリアスを含んでいてもよい。
従って、前記コンタクト・エイリアスの利用を通じて、前記モバイル・ユニット102宛ての前記INVITEメッセージは前記プロキシ110によって傍受される。該INVITEメッセージは該プロキシ11により圧縮され、該モバイル・ユニット102に転送される。有利なことに、メッセージ・サイズが減少し、その結果ネットワークの混雑が減少し、ネットワークの効率が増大する。
前記INVITEによって開始された呼に関する前記モバイル・ユニット102への後半のメッセージ514もまた、前記プロキシによってルーティングされる。これらのメッセージもまた前記モバイル・ユニット102に送信される前に前記プロキシ110によって圧縮される。前記プロキシに保存された前記コール状態の情報を利用すること、又は該プロキシ110にしっかりと保存された別の情報を利用することにより、該プロキシは前記メッセージ114のうちのいくらかの送信を避けることができるかもしれない。その代わり、前記プロキシ110は前記モバイル・ユニット102に代わって応答メッセージを生成し、それをピア又はサーバに送信してもよい。このことは、例えば前記プロキシが前記モバイル・ユニット102のパスワードのような認証関連情報をしっかりと保存しているとき、認証要求メッセージについて実行可能である。この場合、前記メッセージの圧縮の結果として、前記モバイル・ユニットにメッセージをルーティングする必要が無くなる。この場合、前記インターフェイス310は、前記モバイル・ユニット102から送信された、又は該モバイル・ユニット102に送信した初期のINVITEの結果としてサーバから又はピアからモバイル・ユニットに送信される後半のSIPメッセージを受信する。前記コントローラ306は前記SIPメッセージを前記SIPレジスタ304に保存する。該コントローラ306は前記モバイル・ユニットにメッセージを送信する必要の有無を判定する。代わりに、前記プロキシ110はプロキシに保存された情報及び前記後半のメッセージから応答SHIPメッセージを生成するための前記SIPレジスタ304の情報を利用する。前記プロキシは次に応答SIPメッセージを前記インターフェイス310に送信する。該インターフェイス310は前記変形したメッセージを、前記ODN118を通じて前記サーバ又は前記ピアに転送する。
図6を参照すると、ネットワークにおいて発信源のモバイル・ユニットからピアユニットへの圧縮された情報の送信方法が記載されている。この場合、信号メッセージというよりはむしろデータ・メッセージが圧縮及び送信される。それに加えて、前記モバイル・ユニットは当業者に知られているアルゴリズムを利用してメッセージの圧縮及び解凍を実行することができる。
602の段階で、オプションとしてプロキシは前記モバイル・ユニットが圧縮されたメッセージを処理することを示すモバイル・ユニットからの性能情報を受信する。ある例において、前記性能情報は性能ヘッダの形式であってよく、前記モバイル・ユニットが情報を圧縮及び解凍できることを示している。前記性能情報は、前記モバイル・ユニットがメッセージを圧縮及び/又は解凍できるか否かを示すブール・オペレータであってもよい。
604の段階で、前記プロキシはSIPメッセージを受信する。前記SIPメッセージは前記モバイル・ユニット102から発信されるSIP REGISTERメッセージ又はSIP INVITEメッセージであってよい。該SIPメッセージはセッション記述プロトコル(SDP)フィールドを含んでよい。特に、前記プロキシはメッセージ中のコンタクト・アドレスを該コンタクト・アドレスに関するコンタクト・エイリアスに置き換える。
610の段階で、次のメッセージが前記発信源のモバイル・ユニットから前記ピアユニットへ(アップ・リンク方向)又は該ピアユニットから該発信源ユニットへ(ダウン・リンク方向)へ行くのかを判定される。
前記メッセージの方向がアップ・リンク方向であれば、612の段階でモバイル・ユニットは該メッセージを圧縮する。該メッセージが解凍不可能な装置宛てであった場合、プロキシはメッセージを解凍する。しかし、宛先に解凍能力がある場合、前記プロキシは前記メッセージを解凍する必要は無く、該宛先モバイルに該メッセージを転送する前にプロキシが再圧縮する必要を避ける。前記プロキシはまた、前記メッセージがコンタクト・アドレスを含み、且つ該コンタクト・アドレスに関する前記コンタクト・エイリアスに置き換えるか否かを判定する。前記プロキシ110は変形されたメッセージを、前記PDN118を通じてサーバに転送する。前記サーバはSIPサーバ116またはSIPレジスタ122である可能性がある。
前記メッセージ送信がダウン・リンク方向で発生した場合、614の段階で、前記プロキシは該メッセージを圧縮し、前記モバイル・ユニットは該メッセージを解凍する。この場合、前記メッセージは前記モバイル・ユニットに送信される前に前記プロキシにルーティングされる。従って、全てのSIPメッセージは送信前に圧縮される。無線ネットワークの混雑は低減し、情報送信の速度は増加する。
本発明の特定の実施形態を説明及び記載してきたが、数々の変更及び変形が当業者によってなされ、そして添付した請求の範囲において、本発明の真の精神及び範囲に含まれるこれら全ての変更及び変形を保護することを意図していることに気づくであろう。
Claims (20)
- コンタクト・アドレスを有するモバイル・ユニットからメッセージを受信することと、
前記モバイル・ユニット及び前記コンタクト・アドレスに関連するコンタクト・エイリアスを確立することと、
前記コンタクト・エイリアスを含む少なくとも一つの信号メッセージを傍受及び識別することと、
前記コンタクト・エイリアスを含む少なくとも一つの信号メッセージを圧縮することと、
前記コンタクト・アドレスを有する前記モバイル・ユニットに前記圧縮された少なくとも一つの信号メッセージをルーティングすることと、
を備える、ネットワークにおける通信を容易にする方法。 - 前記モバイル・ユニットに対する少なくとも一つの後半の信号メッセージを傍受及び識別することと、
前記モバイル・ユニットへの前記少なくとも一つの後半のメッセージに対応する第2のメッセージを送信しないことと、
前記少なくとも一つの後半のメッセージの受信に応答して応答メッセージを生成することと、
前記応答メッセージをサーバに送信することと、
を更に備える、請求項1に記載の方法。 - 前記モバイル・ユニットからの前記メッセージが、SIP REGISTERメッセージ、SIP INVITEメッセージ、SIP OKメッセージ、SIP OPTIONメッセージ、及びSIP BYEメッセージの一つである、請求項1に記載の方法。
- 前記モバイル・ユニットから受信した信号メッセージを解凍することと、解凍された信号メッセージをサーバへ転送することと、を更に備える、請求項1に記載の方法。
- コンタクト・アドレスを有する前記モバイル・ユニットから前記メッセージを受信することは、該モバイル・ユニットが圧縮されたメッセージを処理することの指示を含む登録メッセージを受信することを備える、請求項1に記載の方法。
- コンタクト・アドレスを有する前記モバイル・ユニットから前記メッセージを受信することは、圧縮されたメッセージを処理する能力を示す性能ヘッダを受信することを含む、請求項1に記載の方法。
- 信号メッセージ圧縮のためのプロキシの存在を前記モバイル・ユニットに通知することを更に備える、請求項1に記載の方法。
- 信号メッセージを傍受及び識別する段階がSIPメッセージを傍受及び識別することを含む、請求項1に記載の方法。
- モバイル・ユニットからコンタクト・アドレスを有するメッセージを送信することと、
前記コンタクト・アドレスを有する前記モバイル・ユニットからコンタクト・アドレスを有する前記メッセージを受信することと、
前記モバイル・ユニット及び前記コンタクト・アドレスに関連するコンタクト・エイリアスを確立することと、
前記コンタクト・エイリアスを含む少なくとも一つのSIPメッセージを傍受及び識別することと、
を備える、通信を圧縮する方法。 - 少なくとも一つの圧縮されたメッセージを得るために前記コンタクト・エイリアスを含む少なくとも一つのSIPメッセージを圧縮することと、
前記コンタクト・アドレスを有する前記モバイル・ユニットに、少なくとも一つの圧縮されたメッセージをルーティングすることと、
前記少なくとも一つの圧縮されたメッセージを前記モバイル・ユニットで受信することと、
を更に備える、請求項9に記載の方法。 - 前記コンタクト・アドレスを有する前記メッセージがSIP REGISTERメッセージ、SIP INVITEメッセージ、SIP OKメッセージ、SIP BYEメッセージ、及びSIP OPTIONメッセージの一つである、請求項9に記載の方法。
- 前記モバイル・ユニットから受信したSIPメッセージを解凍することと、解凍されたSIPメッセージをサーバへ転送することと、を更に備える、請求項9に記載の方法。
- 前記コンタクト・アドレスを有する前記メッセージは、前記モバイル・ユニットが圧縮されたメッセージを処理することの指示を含む、請求項9記載の方法。
- SIPメッセージ圧縮のためのプロキシの存在を前記モバイル・ユニットに通知することを更に備える、請求項9に記載の方法。
- モバイル・ユニットの認証を容易にするために前記モバイル・ユニットから認証情報を受信することを更に備える、請求項9に記載の方法。
- 前記少なくとも一つの圧縮されたメッセージがレガシーなセルラー呼設定メッセージである、請求項10に記載の方法。
- モバイル・ユニットのコンタクト・アドレスに関連するコンタクト・エイリアスを保存するエイリアス・レジスタと、
SIPメッセージを保存するSIPレジスタであって、前記メッセージは、前記モバイル・ユニットのコンタクト・アドレスに関連する前記コンタクト・エイリアスに宛てられているとして識別可能であることと、
前記エイリアス・レジスタ及び前記SIPレジスタに接続され、且つ出力部を有するコントローラであって、前記コントローラはSIPレジスタ内の前記SIPメッセージを圧縮して、前記圧縮されたSIPメッセージを前記出力部に置くことと、
を備える、ネットワークにおいて通信を容易にするための装置。 - 前記コントローラが出力部にある圧縮されたSIPメッセージを前記モバイル・ユニットに送信するための手段を備える、請求項17に記載の装置。
- 前記コントローラが前記モバイル・ユニット宛のSIPメッセージを受信するための手段を備える、請求項17に記載の装置。
- 前記コントローラが前記エイリアス・レジスタの前記コンタクト・エイリアスを決定及び形成するための手段を備える、請求項17に記載の装置。
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Legal Events
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---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
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