JP2007519138A - デジタル情報信号を記録する装置及び方法 - Google Patents

Abstract

取り外し可能な書換え可能なディスクライクな記録媒体にデジタル情報信号を記録するための記録装置が提案される。本装置は、デジタル情報信号を記録するための書込み手段２１，２２，２５、及び書換え可能なメディアの初期化、フォーマット化、及び欠陥の管理を実行可能である。更に、本装置は、メディアに第一のファイルシステムデータをユーザ領域ＵＡに記憶可能であって、汎用のアプリケーション領域（ＧＡＡ）に第二のファイルシステムデータを記憶可能である。制御手段２０は、第一のファイルシステムの制御下で、ＵＡへの書込みアクセスをブロックするために、メディアに欠陥の管理データを変更するために適合される。これにより、メディアの第二のファイルシステムデータに気付いていないシステムがＵＡのコンテンツを変更するのを防止する。

Description

本発明は、取り外し可能な記録可能なディスクライクな記録媒体にデジタル情報信号を記録する記録装置に関するものであって、この記録媒体は、デジタル情報信号により表されるユーザデータを有するユーザ領域と欠陥テーブルを含むユーザ領域外のテーブル領域とを含んでおり、欠陥テーブルは、予め定義されたデータフォーマットを有する欠陥管理データを含み、欠陥管理データは、記録媒体のユーザ領域における欠陥領域と交換領域とに関連し、当該記録装置は、デジタル情報信号を受ける入力手段、記録媒体にデジタル情報信号を記録する記録手段、記録媒体に記録される記録されたデジタル情報信号を読み取るための読取手段、読み取られたデジタル情報信号を出力するための出力手段、デジタル情報信号を記録するのを制御するための制御手段を有している。

さらに、本発明は、取り外し可能な書換え可能なディスクライクな記録媒体に記録されたデジタル情報信号をプロテクト（保護）する方法に関し、この記録媒体は、デジタル情報信号により表されたユーザデータを含むユーザ領域と欠陥テーブルを含むユーザ領域外のテーブル領域とを含み、欠陥テーブルは、予め定義されたデータフォーマットを有する欠陥管理データを有し、欠陥管理データは、媒体におけるユーザ領域における欠陥領域と交換領域とに関連している。

また、本発明は、取り外し可能な書換え可能なディスクライクな記録媒体にデジタル情報信号を記録するための記録装置に接続されるコンピュータを有するコンピュータデータシステムに関し、この記録媒体は、デジタル情報信号により表されるユーザデータを含むユーザ領域と、欠陥テーブルを含むユーザ領域外のテーブル領域とを有し、欠陥テーブルは、予め定義されたデータフォーマットを有する欠陥管理データを含み、欠陥管理データは、媒体のユーザ領域における欠陥領域と交換領域とに関し、当該記録装置は、デジタル情報信号を受けるためのコンピュータに接続される入力手段、媒体にデジタル情報信号を記録する記録手段、媒体に記録されている記録されたデジタル情報信号を読み取るための読取手段、コンピュータに読み取られたデジタル情報を出力するための出力手段、デジタル情報信号の記録を制御する制御手段を有している。

さらに、本発明は、取り外し可能なディスクライクな記録媒体にデジタル情報信号を記録するためのコンピュータプログラムプロダクトに関する。

光ディスク（ＤＶＤ＋ＲＷ，Ｂｌｕ−Ｒａｙ等）のような記録媒体は、大量の異なるタイプのデータを記憶可能である。これらは、記録媒体のデータの編成に関する特定の要件を有する異なる環境で使用することができる。典型的に、データは、特定のファイルシステムのルールに従ってファイルに編成される。かかるファイルシステムは、それ自身のファイルシステムデータを有し、記録媒体に記憶されたデータに関連する全ての種類の構造に関する情報を含んでいる。特に、ファイルシステムデータは、論理及び／又は物理ボリュームの構造を表すボリューム構造、データを含むファイル構造を表すファイル構造、ファイルのグループを記述するディレクトリ構造、及び、記録媒体にデータを記憶するための割り当てられたスペース又は割り当てられていないスペースを表すスペースビットマップを含む場合がある。記録媒体は、データを記憶するためのアドレス指定可能な記録ユニットを含む場合がある。ファイルシステムのあるレベルで、それらのユニットは、アドレススペースを定義する論理アドレスの使用により参照される。記録媒体を区分することは、ファイルシステムの（ルールに従う）制御下でデータを記憶するために媒体にスペースを割り当てる。

現在のところ、たとえば、ＤＶＤ＋ＲＷディスクは、家電製品（ＣＥ）装置による使用、及びパーソナルコンピュータ（ＰＣ）環境での使用である。ＣＥ環境では、ＤＶＤ＋ＲＷディスクは、ＤＶＤ＋ＶＲと一般に呼ばれるＤＶＤビデオレコーディングのフォーマットに従ってデジタルビデオ情報を記録するために主に使用される。このことは、定義された特定の割り当てルール、ビデオ情報自身と、タイトル情報とメニュー構造等のようなビデオ情報に関する情報とを含むファイルのセットが存在することを意味する。たとえば、ＤＶＤ＋ＶＲフォーマットでは、固定されたアドレスで開始するファイルがある。

ＰＣ環境は、異なる考えに基づいている。基本的に、割り当て要件が存在しない。特定の用途は、幾つかのファイルが所定のディレクトに存在するのを必要とする場合があり、アプリケーションは、情報を記憶するため又はファイルから情報を検索するため、それら自身のデータフォーマットを典型的に有する。このことは、媒体で利用可能なフリースペースが存在する限り、全ての種類の異なるアプリケーションからその媒体にデータファイルを追加するのが可能であることを意味する。例として、１つのディスクでは、全てが互いに混合されたマルチメディアファイル、テキストファイル及び実行可能なファイルが存在する。

最近、ビデオプレーヤ／レコーダのような多くのＣＥ装置は、ディスクのファイルシステム情報を通して、同様に処理することができる所定のタイプのファイルを探す機能を有する。この例は、（主に）ＪＰＥＧファイルであり、より多くのＭＰ３ファイルである。将来の可能性では、より多くのタイプのマルチメディアファイルは、ＣＥワールドでサポートされる。その次に、（たとえばＭＰＶ又はＨｉｇｈＭＡＴのような）メタデータに関する新たな基準が作成され、たとえば一般的な“ルックアンドフィール”を異なる環境で提供することで、ＰＣと家電製品との間でデジタルコンテンツを移動するのを容易にするために設計される。

公開された国際特許出願ＷＯ０１／２２４１６Ａ１は、ＣＤ−ＲＷディスクのような書き換え可能な媒体の初期化、フォーマット化及び欠陥管理を実行可能な記録装置を開示している。これは、大容量フロプティカルディスクのようなＣＤ−ＲＷの使用を容易にするために行われ、したがって、ファイルの即時の書込み又は読取りが可能である。かかる媒体は、たとえばＣＤ−ＭＲＷ、ＤＶＤ−ＭＲＷといったＭＲＷ（Mount Rainier ReWritable）メディアと呼ばれる。

さらに、かかる記録装置は、いわゆる「ブリッジメディア」といった１つの記録媒体に異なるファイルシステムのファイルシステムデータを記憶するのを可能にする。これは、たとえばＣＥ環境とＰＣ環境といった異なる環境の間でブリッジ媒体の共有を容易にする。記録媒体の特定の部分は、汎用アプリケーション領域（ＧＡＡ）と呼ばれ、ＷＯ０１／２２４１６Ａ１と共に欠陥の管理を実行可能ではない他の装置により使用されるファイルシステムのファイルシステムデータを記憶するために割り当てられる。ＤＶＤ−ＭＲＷメディアのケースでは、ＧＡＡは２メガバイトのサイズを有する。

ＰＣ環境では、ブリッジメディアにデータを追加する最も可能性の高い方法は、「ドラッグアンドドロップ」技術によるものである。次いで、ユーザは、ＰＣで実行しているコンプライアンス（ブリッジ）アプリケーションの使用を通してレガシープレーヤと媒体を互換性があるようにすることができる。基本的に、アプリケーションは、適切なファイルシステム及びコンテンツポインタを使用して、「ＣＥブリッジと呼ばれる」第二の（制限された）ファイルシステムデータを媒体に書込み、レガシーな「ＭＲＷではない」システムは、そのメインファイルシステム下でコンテンツとしてこれらを解釈することができる。結果として、ＣＥプレーヤは、このファイルシステムにより参照されるコンテンツを再生し、このために、適切なコンテンツデコーダを有する。ブリッジ媒体がノンＭＲＷのＰＣドライブで使用されるとき、ＧＡＡファイルシステムは、ホストによりマウントされ、「ドラッグアンドドロップ」が不可能である。

問題は、ＣＥブリッジ構造の情報を持たずに、ブリッジメディアがＭＲＷシステムで使用されるときに生じる。かかるシステムでは、ユーザは、媒体のユーザ領域におけるコンテンツを変えることができ、そのケースでは、ＣＥブリッジは、ＣＥで再生可能なコンテンツの最新の状態で更新しない。

本発明の目的は、ＣＥブリッジを使用した環境とＭＲＷ環境との間でブリッジメディアの交換可能性を改善することにある。

上記目的は、本発明の第一の態様によれば、開始節で記載されたタイプの記録装置により達成され、制御手段は、メディアから欠陥テーブルを読取り、予め定義された欠陥管理ルールに従ってユーザ領域への書込みアクセスをブロックするため、読み取られた欠陥テーブルに含まれる欠陥管理データを変更し、メディアに変更された欠陥管理データを含む欠陥テーブルを記録するために適合されることを特徴とする。これにより、欠陥管理ルールの利用により、ＣＥブリッジを更新不可能なＭＲＷ装置がかかるメディアのユーザ領域のコンテンツを変更するのを防止する。このようにして、ＣＥブリッジ構造は、ユーザ領域のコンテンツで最新に維持される。

記録装置の実施の形態では、制御手段は、ユーザデータを持たない全ての自由な交換（フリーリプレースメント）領域のフリーリプレースメント領域のアドレスについて読み取られた欠陥テーブルに含まれる欠陥管理データをサーチし、全てのフリーリプレースメント領域を使用不可能としてマークすることで欠陥管理データを変更するために適合される。このことは、欠陥管理ルールがかかるケースでユーザ領域への書込みアクセスをブロックするので、新たなデータがユーザ領域で記録されず、既存のデータが変更されないことを保証する。

更なる実施の形態の記録装置では、制御手段は、メディアの主要な欠陥テーブルに含まれる主要な欠陥管理データに関して読み取られる欠陥テーブルに含まれる欠陥管理データを変更するために適合され、欠陥テーブルは、主要な欠陥テーブルのコピーであり、したがって、欠陥テーブルに含まれる欠陥管理データは、主要な欠陥管理データと一致しない。この実施の形態は、元の欠陥テーブルとそのコピーとの間の不一致を慎重に導入することで、ユーザ領域への書込みアクセスをブロックする点で有利である。

記録装置の別の実施の形態では、制御手段は、元の欠陥管理データに含まれる元の更新カウンタデータに関して欠陥管理データに含まれる元の更新カウンタデータのコピーを変更するために適合される。これは、２つの欠陥テーブルの間に特定の不一致を導入する。

制御手段が欠陥管理データの変更に関する情報を含むプロテクションデータを発生し、メディアにプロテクションデータを記録するために適合される場合には、有利である。プロテクションデータは、メディアの欠陥管理データが書き込みアクセスをブロックするために変更されたことを他のシステム及び／又はユーザに通知するために使用される場合がある。

更に別の実施の形態の記録装置では、制御手段は、プロテクションデータと、メディアからの変更された欠陥管理データを含む欠陥テーブルを読み取り、予め定義された欠陥管理ルールに従ってユーザ領域への書込みアクセスを再会するため、プロテクションデータを使用して変更された欠陥管理データから欠陥管理データを回復し、メディアに欠陥管理データを含む欠陥テーブルを記録するために適合される。本実施の形態は、メディアのユーザ領域への書込みアクセスを回復可能である点で有利であり、この欠陥管理データは、書込みアクセスをブロックするために前もって変更される。

本発明の第二の態様によれば、開始節で記載されたタイプの取り外し可能な書換え可能なディスクライクな記録媒体に記録されているデジタル情報信号をプロテクトする方法が提供され、メディアからの欠陥テーブルを読み取るステップ、予め定義された欠陥管理ルールに従ってユーザ領域への書込みアクセスをブロックするために読みとられる欠陥テーブルに含まれる欠陥管理データを変更するステップ、及びメディアに変更された欠陥管理データを含む欠陥テーブルを記録するステップにより特徴付けされる。

本発明の第三の態様によれば、開始節で記載されたタイプのコンピュータデータシステムが提供され、コンピュータは、本発明の第二の態様に関連して記載される方法を実行するための記録装置の制御手段を制御するために適合される。

本発明の第四の態様によれば、取り外し可能な書換え可能なディスクライクな記録媒体に記録されているデジタル情報信号をプロテクトするためのコンピュータプログラムプロダクトが提供され、このプログラムは、本発明の第二の態様に関連して記載される方法をプロセッサに実行させるために作用する。

本発明のこれらの態様及び他の態様は明らかとなり、以下の記載における例を通して記載される実施の形態を参照して、及び添付図面を参照して更に明らかとされるであろう。異なる図における対応するエレメントは同じ参照符号を有する。

図１ａは、トラック９及びセントラルホール１０をもつディスクの形式を有する記録媒体１１の例を示している。トラック９は、デジタル情報信号（データ）を表す一連の記録された（されることとなる）マークの位置であり、情報レイヤに実質的に並列のトラックをなし螺旋巻き状のパターンに従って配列される。記録媒体は、光学的に読取り可能な光ディスクと呼ばれ、記録可能なタイプの情報レイヤを有する場合がある。記録可能なディスクの例は、ＣＤ−ＲＷ、及びＤＶＤ＋ＲＷのようなＤＶＤの書換え可能なバージョン、並びにＢｌｕｅ−ｒａｙ Ｄｉｓｃ（ＢＤ）と呼ばれる青色レーザを使用した高密度の書換え可能な光ディスクである。デジタル情報信号（データ）は、たとえば相変化材料における結晶性又は非結晶性のマークといった、トラックに沿って光学的に検出可能なマークを記録することで情報レイヤに表される。記録可能なタイプの記録媒体のトラック９は、ブランクの記録媒体の製造の間に提供される前もってエンボスされたトラック構造により示される。トラック構造は、たとえば案内溝１４により構成され、この案内溝は、スキャニングの間に読取り／書き込みヘッドがトラックに従うのを可能にする。トラック構造は、情報ブロック又はパケットと通常呼ばれる情報ユニットの位置を示すために、たとえばアドレスといった位置情報を含む。

図１ｂは、記録可能なタイプの記録媒体１１のラインｂ−ｂに沿ってとられた断面であり、透明基板１５には、記録層１６及び保護層１７が設けられている。保護層１７は、たとえばＤＶＤにおけるような更なる基板レイヤを含む場合があり、この場合、記録層は、０．６ｍｍの基板にあり、更なる０．６ｍｍの基板は、その背面に接合されている。案内溝１４は、基板１５の材料のへこみ又は***として、又はその周囲からの変動する材料特性として実現される場合がある。

図２は、本発明に係るＣＤ−ＲＷ、ＤＶＤ−ＲＷ又はＢＤのような記録媒体１１にデジタル情報信号を記録するための記録装置を示している。本装置には、記録媒体のトラックをスキャニングするための書込み手段が設けられており、この手段は、記録媒体１１を回転するための駆動ユニット２１、ヘッド２２、及びトラックの半径方向でヘッド２２を粗く位置合わせするための位置合わせユニット２５を含んでいる。ヘッド２２は、記録媒体の情報レイヤのトラックの放射スポット２３に焦点合わせされる光学エレメントを通して導かれる放射ビーム２４を発生するための公知のタイプの光学システムを有している。放射ビーム２４は、たとえばレーザダイオードといった放射源により発生される。ヘッドは、かかるビームの光軸に沿って放射ビーム２４の焦点を移動するための焦点合わせするアクチュエータ、及びトラックのセンタの半径方向においてスポット２３の精密の位置合わせするトラッキングアクチュエータを更に含んでいる（図示せず）。トラッキングアクチュエータは、光学エレメントを半径方向に移動するためのコイルを有するか、反射エレメントの角度を変えるために代替的に配列される場合がある。デジタル情報信号（データ）を書き込むため、放射が制御され、記録層で光学的に検出可能なマークが形成される。マークは、染料、合金又は相変化材料のような材料で記録するときに得られる、たとえばそれらの周囲とは異なる反射係数をもつ領域に形式、又は、光磁気材料で記録するときに得られる、それらの周囲とは異なる磁化の方向をもつ領域の形式といった、光学的に読取り可能な形式である場合がある。読み取りについて、情報レイヤにより反射された放射は、読取り信号と、上記トラッキングアクチュエータ及びフォーカスアクチュエータを制御するためのトラッキングエラー及びフォーカスエラー信号を含む更なる検出器信号とを発生するため、ヘッド２２における、たとえば４象現ダイオードといった通常のタイプの検出器により検出される。読取り信号は、デジタル情報信号（データ）を検索するため、復調器、デフォーマッタ及び出力ユニットを含む通常のタイプの読取り処理ユニット３０により処理される。ここで、情報を読み取るための検索手段は、駆動ユニット２１、ヘッド２２、位置合わせユニット２５、及び読取り処理ユニット３０を含んでいる。本装置は、ヘッド２２を駆動するために書き込み信号を発生するために入力デジタル情報信号（データ）を処理するための書込み処理手段を有し、この手段は入力ユニット２７を有し、変調手段は、フォーマッタ２８及び変調器２９を有する。入力デジタル情報信号（データ）は、たとえばリアルタイムビデオ及び／又はオーディオデータ又は静止画像データを有する場合がある。入力ユニット２７は、情報のユニットに入力データを処理し、これら情報ユニットは、たとえば、誤り訂正符号（ＥＣＣ）及び／又はインタリーブにより、制御データを加え、該データをフォーマットするためにフォーマッタ２８に通過される。コンピュータアプリケーションについて、情報ユニットは、フォーマッタ２８に直接的にインタフェースされる場合があり、かかるケースでは、オプションとして、入力ユニット２７は、装置に存在する必要がない。フォーマッタ２８の出力からのフォーマット化されたデータは、変調ユニット２９に通過され、この変調ユニットは、たとえば、ヘッド２２を駆動する変調信号を発生するためチャネルデコーダを有する。さらに、変調ユニット２９は、変調信号に同期パターンを含むための同期手段を有する。変調ユニット２９の入力に提供されるフォーマット化されたユニットは、アドレス情報を含み、制御ユニット２０の制御下で記録媒体の対応するアドレス指定可能な位置に書き込まれる。さらに、装置は制御ユニット２０を有し、この制御ユニットは、情報の記録及び検索を制御し、ユーザ又はホストコンピュータからのコマンドを受けるために配置される場合がある。制御ユニット２０は、たとえばシステムバスといった制御ライン２６を介して、前記入力ユニット２７、フォーマッタ２８及び変調器２９に接続され、読取り処理ユニット３０及び駆動ユニット２１及び位置合わせユニット２５に接続される。制御ユニット２０は、以下に記載される本発明に係る手順及び機能を実行するため、たとえばマイクロプロセッサといった制御回路、プログラムメモリ及び制御ゲートを含んでいる。また、制御ユニット２０は、ロジック回路におけるステートマシンとして実現される場合がある。

制御回路２０は、ＤＶＤ＋ＲＷディスクのような書換え可能な媒体の初期化、フォーマット化、及び欠陥の管理を実行可能である。かかるディスクの簡略化されたレイアウトの例は、図３ｂに示されている。このレイアウトは、リードイン領域ＬＩ、リードアウト領域ＬＯ、汎用アプリケーション領域ＧＡＡ、スペア領域ＳＡ（この例では２つのサブ領域ＳＡ１及びＳＡ２を有する）、ユーザ領域ＵＡ、並びにテーブル領域ＭＴＡ及びＳＴＡを含んでいる。ＬＩ及びＬＯは、メディアの読取り／書込み定義及び認証データを主に含んでいる。ユーザ領域ＵＡは、第一のファイルシステムのルールに従ってユーザデータを示すディレクトリ及びファイルエントリを含むユーザデータ及び第一のファイルシステムデータのような、実際の使用のために使用されるデータ、及び記録媒体に記憶されるコンテンツに関連するデータを記憶するために主に使用される。汎用アプリケーション領域ＧＡＡは、欠陥を処理することができるアプリケーションプログラム又はデバイスドライバ、若しくは更なるファイルシステムのファイルシステムデータのような、欠陥の管理による交換を可能にしないデータのストレージのために使用することができる。欠陥の管理は、メインテーブル領域ＭＴＡに記憶されている主要な欠陥のテーブルＭＤＴ、第二のテーブル領域ＳＴＡとスペア領域ＳＡ１，ＳＡ２に含まれる交換領域（パケット）に記憶される第二の欠陥テーブルＳＤＴに基づいている。第二の欠陥テーブルは、主要な欠陥テーブルのコピーであり、ＳＤＴはＭＤＴと同じ情報を含んでいる。このテーブルは、メディアがレコーダから取り出されたときに更新される必要がある。ＳＴＡは、ＭＴＡとの問題のケースでの冗長度として使用され、ＭＲＷではないＰＣシステムがアドレススペースを論理的に構築するためにアドレスリマッパーのためにこれらのテーブルを使用することを保証するために使用され、（ＭＲＷではないドライバにより解釈不可能な）欠陥の管理の再割り当てを補償する。主要なテーブル領域ＭＴＡは、リードイン領域ＬＩに位置される。図３ｂに示されるタイプのレイアウトを持つ記録媒体は、図３ａに示される例によるＭＲＷでないメディアとは対照的に、たとえばＣＤ−ＭＲＷ又はＤＶＤ−ＭＲＷといった、ＭＲＷ（Mount Rainier ReWritable）メディアと一般に呼ばれる。ＤＶＤ−ＭＲＷ記録メディアのケースでは、ＧＡＡ、ＳＡ１及びＳＡ２は２、８及び１２０（又は５０４）メガバイトのサイズをそれぞれ有する。

ＭＲＷの定義に基づいて、ＭＲＷメディアはノンＭＲＷが可能なドライバにより読み出され、ＰＣ上のリマッピングドライバをインストールすることで読み出すことができることを保証するのが可能である。このリマッピングドライバは、特にＧＡＡを使用することで容易に得ることができ、ＧＡＡにおけるファイルシステムがアプリケーションを始動し、これにより、このドライバをインストールするか又はインターネットからダウンロードする。ノンＭＲＷにアウェアなＣＥ装置（non-MRW aware CE device）との集中性について、同じ又は異なるファイルシステムは、（典型的にＩＳＯ９６６０又はＵＤＦ）ＣＥ装置により典型的に認識されたコンテンツのアドレス指定を可能とするために使用することができる。このことは、ＣＥ装置により知られる第二のファイルシステムデータとも呼ばれる、ＧＡＡに記憶されるファイルシステムデータを使用して、ＭＲＷメディアのＵＡに記憶されるマルチメディアコンテンツを示すことで行われる。マッピングドライバに関連するタスクを実行するために専用とされる、ＧＡＡにおける余分のファイルが存在する。

欠陥の管理は、ＵＡにおける欠陥の領域を決定し、メディアのスペア領域を編成し、データをメディアに記録／変更することができる状況を定義し、一般に、メディアへの情報の記憶を制御するために予め定義されたルールを利用する。欠陥のテーブルは、欠陥の管理を実行するために使用することができる情報を含む。特に、欠陥のテーブルは、欠陥の管理のルールに従って認証の間メディアの使用の間に欠陥のあること判定されている欠陥の領域（パケット）のリストを含む。さらに、欠陥の領域の交換として使用されるべき交換領域（パケット）のリストを含んでいる。欠陥テーブルにおける欠陥の管理データのフォーマットは、欠陥の管理ルールで定義されている。欠陥の在る領域及び交換の領域は、メディアのアドレスにより示される。欠陥のテーブル内の異なるフラグ又はステータスビットは、たとえばデータ記録の使用可能性といったそれらの領域の特性を示す。また、欠陥テーブルは、メディアの領域に関連する情報をも含んでおり、欠陥の管理は、ＧＡＡのサイズ及び位置のようにアクティブではない。

制御ユニット２０は、メディアから欠陥のテーブルを読み取り、欠陥の管理ルールに従ってＵＡへの書込みアクセスをブロックするため、読み取られた欠陥のテーブルに含まれる欠陥の管理データを変更し、メディアに変更された欠陥の管理データを含む欠陥のテーブルを記録するために適合される。

実施の形態では、制御ユニット２０は、ＭＲＷ欠陥のテーブルにおける全てのフリーリプレースメントエントリを使用不可能に設定可能であって、メディアはスペア領域を使い尽くしているのでメディアを読み取りのみとし、欠陥の管理は、ＭＲＷドライバがかかるディスクへの書込み機能を不能にすることを要する。

装置の実施の形態の制御ユニット２０により実行される特定の方法は、図４に示されている。ステップ１０１では、ＭＤＴは、ディスクから読み取られ、ユーザデータをもたない全てのフリーリプレースメント領域のフリーリプレースメント領域について、リプレースメント領域のアドレスのリストがサーチされる。つぎに、ステップ１０３では、ＭＤＴで使用不可能であるとして全てのリプレースメント領域がマークされる。最後に、ＭＤＴは、ステップ１０４でディスクに記録される。

別の実施の形態の装置では、制御ユニット２０は、ＳＤＴにおける１以上の構造を無効にすることが可能である。これは、欠陥のテーブルの一致による発生のケースでＭＲＷ仕様により要求されるように、ＭＲＷドライブを強制的にリードオンリモードにする。

特に、有利な実施の形態では、制御ユニット２０は、図５で示される方法を実行するために適合される。

ステップ２０１では、ＳＤＴはディスクから読み取られる。結果的に、ＳＤＴに含まれる欠陥の管理データはステップ２０２で変更され、したがってＳＤＴは、もはやＭＤＴの正確なコピーではない。ポイントは、ＭＤＴとＳＤＴとの間に不一致を形成することである。次いで、変更された欠陥の管理データを含むＳＤＴは、ステップ２０３でディスクに記録される。

たとえば、ＳＤＴにおけるアップデートカウンタの値は、ステップ２０２でＭＤＴにおける対応するアップデートカウンタとは異なるようにすることができる。これらのカウンタは、欠陥のテーブルに対して行われる変更／更新に関連する。

ＭＤＴは、第一の情報パケット（ＭＩＰ）及び少なくとも２つの第二の欠陥のテーブルのパケット（ＭＤＴＰ０及びＭＤＴＰ１）としてＭＴＡに記録することができる。かかるケースでは、ＳＤＴは、ＭＩＰ，ＭＤＴＰ０及びＭＤＴＰ１にそれぞれ対応する、第二の情報パケット（ＳＩＰ）及び第二の欠陥テーブルパケット（ＳＤＴＰ０及びＳＤＴＰ１）を有している。ＳＤＴの全てのパケットは、ＭＤＴの対応するパケットと同じコンテンツを有する。ＭＩＰ及びＳＩＰは、第一／第二の欠陥のテーブルパケットの数及び位置、ＧＡＡ、ＳＡ１及びＳＡ２のサイズのようなメディアの欠陥の管理構造に関する基本情報を含む。認証の間又はメディアの使用の間に欠陥であると判定されている欠陥の領域のリストは、交換のために確保されるリプレースメント領域のリストは、ＭＤＴＰ０及びＭＤＴＰ１に含まれる。

実施の形態では、制御ユニット２０は、ＭＤＴに含まれるデータを変更するために適合され、ＭＩＰ及びＭＤＴＰ０のみが、欠陥の管理により認識可能であって、すなわち欠陥の管理ルールにより定義されるフォーマットを有する情報を含む。たとえば、ＭＤＴＰ１は、バイナリセロによってのみそれを満たすことで損なわれる可能性がある。同時に、ＳＤＴにおけるデータは変更されない。このことで、他のＭＲＷ装置は、ＳＤＴを使用してＭＤＴに含まれる原情報を回復するのを可能にする。しかし、ＭＲＷ使用によれば、メディアは、メディアは、それらの装置によりリードオンリとしてマウントされる。さらに、制御ユニット２０は、ＭＤＴＰ０及びＳＤＴにおける全てのフリーリプレースメントエントリを使用不能に設定するために変更することができる。このことは、メディアがスペアデータを使い尽くしたことを回復されたＭＤＴにおける情報が示すので、メディアの書込みに対するより強いプロテクションでさえも提供する。

制御ユニット２０は、ＵＡファイルシステムデータにおけるディレクトリ／ファイルをリードオンリに設定するために適合することができる。これは、たとえばコンテンツのみといったファイル当たり又はディレクトリ当たり選択的に行うことができ、ビデオプレーヤは、video_merge_tsのような再生することができ、ディレクトリはリードオンリに設定される。この機能は、たとえばファイルタイプ、ファイルシステム特性又は他の条件の予め定義されたセットを使用して、ユーザコマンドに対する応答として実行されるか、又は自動的に実行することができる。

有利なことに、制御ユニット２０は、終わりの結果を最適化するためにＵＡに書き込みアクセスをブロックする先の方法を結合するために適合される。かかる組み合わせの鍵を握る理由は、使用の経験による問題を最大に回避することである。たとえば、ドライバのなかには、リードオンリファイル又はディレクトリに書き込む機能を有するか、無効にされた欠陥のテーブルのエントリを回復することで更なる書込みを回復するか、若しくは、フリーなリプレースメントエントリなしで書き込むか、若しくは欠陥のテーブルの一致の問題によりディスクへの書込み機能を回復する。

装置の実施の形態では、制御ユニット２０は、ＭＤＴ又はＳＤＴにおける欠陥の管理データの変更に関連する情報を含むプロテクションデータを発生し、メディアにこの情報を記録するために適合される。

たとえば、プロテクション情報は、ＧＡＡに記憶されるオートランアプリケーションを含む場合があり、ＭＲＷではないレガシーシステムで始動されたとき、メディアがＣＥプレイバックについて適したコンテンツを含んでいること、及び特別のアプリケーション及び／又は更新された装置の使用なしに書き込むべきではないことをユーザに警告する。同じ又は別のオートランアプリケーションを使用することは、ブリッジ機能なしにＭＲＷが可能なシステムのケースで、ＣＥブリッジがコンテンツの変換につれて一致した状態を保持するやり方で、特別のアプリケーション及び／又はドライバはディスクへの書込みを可能にするのを必要として、これが特別のディスクであることを通知することができる。

別の例では、プロテクション情報は、ＵＡへの書込みアクセスをブロックするため、欠陥の管理データ又はディスクに記憶されたＵＡファイルシステムデータに対してなされる変化を記述する情報を含む。

実施の形態では、制御ユニット２０は、プロテクション情報を使用してオリジナルの欠陥の管理データを回復することでＵＡへの書込みアクセスを開始するために適合される。このことは、たとえば、無効なスペース、リプレースメント領域を回復することで、このディスクへの書込みアクセスを回復するのを装置に要求する特別なコマンドにより行われる。また、制御ユニット２０は、ＭＤＴとＳＤＴの間のデータの一致を回復可能である。必要な場合、ＵＡファイルシステムデータにおけるディレクトリ／ファイルは、書込み可能に設定することができる。また、制御ユニット２０は、先に記載されたオートランアプリケーションを抑制するか、又はオペレーティングシステムにこのファイルシステムの部分を「隠す」。

ディスクへの書込み更新の後、制御ユニット２０は、ディスクが装置に挿入されたとき、ディスクを同じ「リードオンリ」状態にすることができるが、ＧＡＡに更新されたＣＥブリッジを反映する。

実施の形態では、記録装置は、たとえばＰＣで構築される駆動ユニットといった個別のホストシステムに接続される駆動ユニットとして構成される。制御ユニット２０は、標準化されたインタフェースを介してホストシステムにおける処理ユニットと通信するために構成される。

ホストシステム及び記録装置を含むコンピュータデータシステムの実施の形態では、ホストシステムにおける処理ユニットは、制御ユニット２０を制御して、先に提供された記録装置の実施の形態を参照して記載される方法及び機能を実行するために適合される。

本発明に係るコンピュータプログラムプロダクトは、制御ユニット２０又は処理ユニットに先に提供された記録装置の実施の形態を参照して記載される方法及び機能を実行させるために作用する。

本発明は、その好適な実施の形態を参照して記載されたが、これらは限定的な例ではないことが理解される。したがって、特許請求の範囲により定義されるように、本発明の範囲から逸脱することなしに、様々な変更が当業者にとって明らかとなる。さらに、本発明は、先に記載されたそれぞれ新たな特徴又は特徴の組み合わせにある。また、記憶媒体にとって、光ディスクが記載されたが、光磁気ディスク又は磁気テープのような他のメディアを使用することもできる。なお、本発明は、コンピュータプログラムを実行する汎用プロセッサ又は専用ハードウェアによるか、又はその両者の組み合わせにより実現される場合があり、本明細書では単語「有する」は、列挙された以外のエレメント又はステップの存在を排除するものではなく、エレメントに先行する“ａ”又は“ａｎ”は、複数のかかるエレメントの存在を排除するものではなく、参照符号は請求項の範囲を制限するものではなく、「手段」は、単一又は複数のアイテムにより表される場合があり、幾つかの「手段」が同じアイテムのハードウェアにより表される場合がある。

図１ａは記録媒体を示す図（上面図）であり、図１ｂは記録媒体を示す図（断面図）である。 本発明に係る、記録装置を示す図である。 図３ａはＭＲＷではないタイプのメディアの簡略化されたレイアウトを示す図であり、図３ｂはＭＲＷタイプのメディアの簡略化されたレイアウトを示す図である。 本発明に係る、リプレースメント領域のリストを使用したユーザ領域への書込みアクセスをブロックする方法の例を示す図である。 本発明に係る、欠陥テーブルの間の不一致をつくることでユーザ領域への書込みアクセスをブロックする方法の例を示す図である。

Claims (16)

1. 取り外し可能であって書換え可能なディスク状の記録媒体にデジタル情報信号を記録するための記録装置であって、前記記録媒体は、デジタル情報信号により表されるユーザデータを有するユーザ領域と欠陥のテーブルを有する前記ユーザ領域の外にあるテーブル領域とを含み、前記欠陥のテーブルは、予め定義されたデータフォーマットを有する欠陥の管理データを含み、前記欠陥の管理データは、前記ユーザ領域における欠陥の領域と前記記憶媒体の交換の領域とに関連され、
   当該記録装置は、
   前記デジタル情報信号を受ける入力手段と、
   前記記録媒体に前記デジタル情報信号を記録する記録手段と、
   前記記録媒体に記録されている記録されたデジタル情報信号を読み取る読取り手段と、
   読み取られたデジタル情報信号を出力する出力手段と、
   前記デジタル情報信号の記録を制御する制御手段とを有し、
   前記制御手段は、前記記録媒体から欠陥のテーブルを読出し、予め定義された欠陥の管理ルールに従ってユーザ領域への書込みアクセスをブロックするために読み取られた欠陥テーブルに含まれる欠陥の管理データを変更し、前記記録媒体に変更された欠陥の管理データを含む欠陥のテーブルを記録する、
   ことを特徴とする記録装置。
2. 前記欠陥の管理データは前記交換の領域のアドレスのリストを含み、
   前記制御手段は、ユーザデータをもたない全ての自由な交換領域の自由な交換領域のアドレスについて読み取られた欠陥のテーブルに含まれる交換領域のアドレスのリストをサーチし、前記全ての自由な交換領域を使用不可能として記録することで前記欠陥の管理データを変更する、
   ことを特徴とする請求項１記載の記録装置。
3. 前記制御手段は、予め定義されたデータフォーマットとは異なるフォーマットを有するデータにより前記欠陥の管理データの一部を交換するために適合される、
   ことを特徴とする請求項１記載の記録装置。
4. 前記記録媒体は一次の欠陥のテーブルを含み、前記欠陥のテーブルは一次の欠陥のテーブルのコピーであり、
   前記制御手段は、前記一次の欠陥のテーブルに含まれる一次の欠陥の管理データに関して読み取られた欠陥のテーブルに含まれる欠陥の管理データを変更し、前記欠陥のテーブルに含まれる欠陥の管理データは、前記一次の欠陥の管理データと一致しない、
   ことを特徴とする請求項１記載の記録装置。
5. 前記一次の欠陥の管理データは、前記一次の欠陥のテーブルの更新に関連する一次のアップデートカウンタデータを含み、
   前記制御手段は、前記一次のアップデートカウンタデータに関して前記欠陥の管理データに含まれる、
   請求項４記載の記録装置。
6. 前記制御手段は、前記欠陥の管理データの変更に関する情報を含むプロテクションデータを発生し、前記記憶媒体にプロテクションデータを記憶するために適合される、
   ことを特徴とする請求項１記載の記録装置。
7. 前記制御手段は、前記記憶媒体から前記プロテクションデータと変更された欠陥の管理データを含む前記欠陥のテーブルを読み取り、予め定義された欠陥の管理ルールに従ってユーザ領域への書込みアクセスを再開するため、前記プロテクションデータを使用して前記変更された欠陥の管理データから前記欠陥の管理データを回復し、前記記憶媒体に前記欠陥の管理データを含む欠陥のテーブルを記録するために適合される、
   ことを特徴とする請求項６記載の記録装置。
8. 取り外し可能であって書換え可能なディスク状の記録媒体に記録されたデジタル情報信号をプロテクトするための方法であって、前記記録媒体は、デジタル情報信号により表されるユーザデータを有するユーザ領域と欠陥のテーブルを有する前記ユーザ領域の外にあるテーブル領域とを含み、前記欠陥のテーブルは、予め定義されたデータフォーマットを有する欠陥の管理データを含み、前記欠陥の管理データは、前記ユーザ領域における欠陥の領域と前記記憶媒体の交換の領域とに関連され、
   当該方法は、
   前記記憶媒体から前記欠陥のテーブルを読み取るステップと、
   予め定義された欠陥の管理ルールに従ってユーザ領域への書込みアクセスをブロックするため、読み取られた欠陥のテーブルに含まれる欠陥の管理データを変更するステップと、
   前記記録媒体に変更された欠陥の管理データを含む欠陥のテーブルを記録するステップと、
   を含むことを特徴とする方法。
9. 前記欠陥の管理データは交換領域のアドレスのリストを含み、
   ユーザデータをもたない全ての自由な交換領域の自由な交換領域のアドレスについて読み取られた欠陥のテーブルに含まれる交換領域のアドレスのリストをサーチするステップと、
   前記全ての自由な交換領域を使用不可能として記録することで前記欠陥の管理データを変更するステップと、
   を含むことを特徴とする請求項８記載の方法。
10. 予め定義されたデータフォーマットとは異なるフォーマットを有するデータにより前記欠陥の管理データの一部を交換するステップを含む、
    ことを特徴とする請求項８記載の方法。
11. 前記記憶媒体は一次の欠陥のテーブルを含み、前記欠陥のテーブルは一次の欠陥のテーブルのコピーであり、
    前記一次の欠陥のテーブルに含まれる一次の欠陥の管理データに関して読み取られた欠陥のテーブルに含まれる欠陥の管理データを変更するステップを含み、前記欠陥のテーブルに含まれる欠陥の管理データは、前記一次の欠陥の管理データと一致しない、
    ことを特徴とする請求項８記載の方法。
12. 前記一次の欠陥の管理データは、前記一次の欠陥のテーブルの更新に関連する一次のアップデートカウンタデータを含み、
    前記一次のアップデートカウンタデータに関して前記欠陥の管理データに含まれる一次のアップデートカウンタデータのコピーを変更するステップを含む、
    ことを特徴とする請求項１１記載の方法。
13. 前記欠陥の管理データの変更に関連する情報を含むプロテクションデータを発生するステップと、
    前記媒体に前記プロテクションデータを記録するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項８記載の方法。
14. 前記記憶媒体から前記プロテクションデータと変更された欠陥の管理データを含む前記欠陥のテーブルとを読み取るステップと、
    予め定義された欠陥の管理ルールに従ってユーザ領域への書込みアクセスを再開するため、前記プロテクションデータを使用して前記変更された欠陥の管理データから前記欠陥の管理データを回復するステップと、
    前記記憶媒体に前記欠陥の管理データを含む欠陥のテーブルを記録するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項１３記載の方法。
15. 取り外し可能であって書換え可能なディスク状の記録媒体にデジタル情報信号を記録するための記録装置に接続されるコンピュータを有するコンピュータデータシステムであって、前記記録媒体は、デジタル情報信号により表されるユーザデータを有するユーザ領域と欠陥のテーブルを有する前記ユーザ領域の外にあるテーブル領域とを含み、前記欠陥のテーブルは、予め定義されたデータフォーマットを有する欠陥の管理データを含み、前記欠陥の管理データは、前記ユーザ領域における欠陥の領域と前記記憶媒体の交換の領域とに関連され、
    当該記録装置は、
    前記デジタル情報信号を受ける入力手段と、
    前記記録媒体に前記デジタル情報信号を記録する記録手段と、
    前記記録媒体に記録されている記録されたデジタル情報信号を読み取る読取り手段と、
    読み取られたデジタル情報信号を前記コンピュータに出力する出力手段と、
    前記デジタル情報信号の記録を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、請求項８乃至１４のいずれか記載の方法を実行するための記録装置の制御手段を制御するために適合される、
    ことを特徴とする記録装置。
16. 取り外し可能であって書換え可能なディスク状の記録媒体に記録されるデジタル情報信号をプロテクトするためのコンピュータプログラムであって、
    前記プログラムは、請求項８乃至１４のいずれか記載の方法をプロセッサに実行させるために作用する、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。

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