JP2007506209A - 情報担体及び情報担体に記憶したデータを読み取るためのシステム - Google Patents
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Abstract
本発明は、情報担体(201)に記憶されているデータを読み取るためのシステムであって、入力光ビーム(204)から光スポットアレイ(203)を生成するための光学要素(202)であって、前記光スポットアレイ(203)は前記情報担体(201)を走査するように意図されている、光学要素(202)と、前記光スポットアレイ(203)に応じて前記情報担体(201)により生成された出力光ビームアレイからの前記データを検出するための検出器(205)とを有するシステムに関する。
Description
本発明は、情報担体に記憶されているデータを読み取るためのシステムに関する。
本発明は又、そのようなシステムを有する読み取り装置に関する。
本発明は又、そのようなシステム及び読み取り装置により読み取られるように意図された情報担体に関する。
本発明は光データ記憶の分野で用いられることが可能である。
光記憶は、今日、例えば、DVD(Digital Versatile Disk)規格に基づく記憶装置システムにおけるコンテンツの販売のために広く普及して使用されている。光記憶はハードディスクに対して大きい優位性を有し、情報担体における固体記憶は複製が容易且つ安価である。
しかしながら、ドライバ内の可動部が非常に多いため、このタイプの記憶装置を用いる既知の機器は、読み取り操作を実行するときに衝撃に対してロバストではなく、そのような操作中に前記可動部について要求される安定性が考慮される必要がある。その結果、光記憶装置は、可搬型装置等の衝撃を受ける機器において使用されることは容易でない。
本発明の目的は、情報担体に記憶されているデータを読み取るための新しいシステムを提供することである。
このために、情報担体に記憶されているデータを読み取るための本発明に従ったシステムは:
− 入力光ビームから光スポットのアレイを生成するための光学要素であって、前記光スポットのアレイは前記情報担体を走査するように意図されている、光学要素;及び
− 前記光スポットのアレイに応じて前記情報担体により生成される出力光ビーム配列から前記データを検出するための検出器;
を有する。
− 入力光ビームから光スポットのアレイを生成するための光学要素であって、前記光スポットのアレイは前記情報担体を走査するように意図されている、光学要素;及び
− 前記光スポットのアレイに応じて前記情報担体により生成される出力光ビーム配列から前記データを検出するための検出器;
を有する。
このシステムは、データマトリクスにおいて組織化されたバイナリデータを記憶するように意図された静的情報担体(又は、光カード)を有する。情報担体におけるビットは、例えば、透過領域及び非透過領域により表される。代替として、データはマルチレベルの方法に従って符号化される。
情報担体は、単一の光ビームにより照射されないように、しかし、光学要素により生成される光スポットのアレイにより照射されるように意図されている。光学要素は、マイクロレンズアレイに、又はタルボット効果を利用するためにデザインされた開口アレイに有利に対応する。
各々の光スポットは情報担体において読み取られるべきデータの特定の領域を選択し、前記データは検出器により検出される。情報担体に対して光学要素を移動させることにより、光スポットは全体の情報担体を走査されることができる。
情報担体は静的である(静止している)ため、可動要素の数は、システムがロバストな機械的解決方法に繋がるように、非常に減少される。
そのようなシステムは、情報担体が静的である点で固体記憶装置が有利であることと、その情報担体がそのシステムを有するリーダ機器から取り外し可能である点で光記憶装置が有利であることとを組み合わされたその情報担体の使用を可能にする。
実施形態においては、検出器の1つの画素は、情報担体の1つのデータを検出するように意図されている。好適な実施形態においては、検出器の1つの画素はデータの集合を検出するように意図され、このデータの集合からの各々のデータは単一の光スポットにより連続的に読み取られる。これは、検出器の画素が限定されたサイズを有するということを回避し、コストパフォーマンスが高い方法で記憶性能を高めることを可能にする。
好適な実施形態においては、本発明に従ったシステムは、前記出力光ビームを搬送するための前記検出器に積層された光ファイバプレート(FP)を有する。
レンズアレイに代えて、光ファイバプレートを用いる有利点は、2つの連続する出力光ビーム間のクロストークが非常に低減される一方、ファイバの大きい開口率が大きい光収集効率を確実にすることである。情報担体におけるデータ読み取りは、それ故、改善される。
本発明の目的は又、情報担体に記憶されているデータを読み取るための読み取り装置であって、前記読み取り装置は本発明に従ったシステムを有する、読み取り装置を提供することである。
本発明の目的は又、マイクロセル状に配列されたデータ配列を有する情報担体であって、各々のマイクロセルデータは、本発明に従った読み取りシステムにおける単一の光スポットにより読み取られるように意図されている、情報担体を提供することである。データは、透過領域及び非透過領域により、反射領域及び非反射領域により表されるか又は、情報担体の記憶容量を増加させるためにマルチレベルスキームを用いて有利に表される。
好適な実施形態に従って、情報担体は六角形形状を有する隣接する基本データ領域を有する。
好適な実施形態に従って、基本データ領域は六角形の格子を構成するようにグループ化される。
第1に、これは、情報担体のデータ密度を増加させることを可能にする。第2に、データ密度が増加するため、連続する基本データ領域間の走査距離は減少し、そのことは、より容易な走査機構を可能にする。最終的に、光スポット間の距離を増加させることが可能であり、そのことは、隣接する基本データ領域間のクロストークを減少させるためによりロバストなビット検出をもたらす。
本発明は又、そのような読み取りシステムを実施する種々の読み取り機器に関連する。
本発明の詳細な説明及び他の特徴について、以下に詳述する。
本発明の特定の特徴について、以下、添付図面を参照して考慮し、詳述する実施形態に関連して明らかにし、その実施形態において、同等の部分又はサブステップは同じ方式であるようにデザインされている。
本発明に従ったシステムは、情報担体に記憶されたデータを読み取ることを目的とする。情報担体は、データマトリクスにおけるように、アレイに従って組織化されたバイナリデータを記憶するように意図されている。情報担体が透過の状態で読み取られるように意図されている場合、情報担体に記憶されているバイナリデータの状態は透過領域と非透過領域(即ち、光吸収)とにより表される。代替として、情報担体が反射の状態で読み取られるように意図されている場合、情報担体に記憶されたバイナリデータの状態は、非反射領域(即ち、光吸収)と反射領域とにより表される。それらの領域は、例えば、ガラス、プラスチック又は磁気特性を有する材料等の材料にマークが付けられている。
本発明に従ったシステムは:
− 入力光ビームから光スポットのアレイを生成するための光学要素であって、前記光スポットのアレイは前記情報担体を走査するように意図されている、光学要素;及び
− 前記情報担体により生成された出力光ビーム配列から前記データを検出するための検出器;
を有する。
− 入力光ビームから光スポットのアレイを生成するための光学要素であって、前記光スポットのアレイは前記情報担体を走査するように意図されている、光学要素;及び
− 前記情報担体により生成された出力光ビーム配列から前記データを検出するための検出器;
を有する。
図1に示す第1実施形態においては、情報担体101に記憶されているデータを読み取るための本発明に従ったシステムは、入力光ビーム104から光スポットのアレイ103を生成するための光学要素であって、前記光スポットのアレイ103は情報担体101を走査するように意図されている、光学要素を有する。
光学要素102はマイクロレンズの二次元アレイに対応し、その光要素の入力にコヒーレントな入力光ビーム104を適用する。マイクロレンズのアレイは、光スポットが情報担体においてフォーカシングされるように、情報担体101に平行に且つその情報担体から距離を置いて位置付けされている。開口率及びマイクロレンズの品質は光スポットのサイズを決定する。例えば、開口率が0.3に等しいマイクロレンズの二次元アレイを用いることが可能である。入力光ビーム104は、入力レーザビームを広げるための光導波路(図示せず)により、又は結合されたマイクロレンズの二次元アレイにより実現される。
光スポットが情報担体101の透過領域又は非透過領域に適用される。光スポットが非透過領域に適用される場合、それに応じて、出力光ビームは情報担体により生成されない。光スポットが透過領域に適用される場合、それに応じて、出力光ビームは情報担体により生成され、前記出力光ビームは検出器105により検出される。検出器105は、それ故、光スポットが適用される領域のデータのバイナリ値を検出するように用いられる。
検出器105は、有利であることに、CMOS又はCCD画素のアレイから成る。例えば、検出器の1つの画素は、情報担体の1つのデータ(即ち、1ビット)を有する基本データ領域の反対側に位置付けられる。その場合、検出器の1つの画素は、情報担体の1つのデータを検出するように意図されている。
図2に示す第2実施形態においては、情報担体201に記憶されているデータを読み取るための本発明に従ったシステムは、入力光ビーム204から光スポットのアレイ203を生成するための光学要素202を有し、前記光スポットのアレイ203は情報担体201を走査するように意図されている。
光要素202は開口の二次元アレイに対応し、その開口アレイの入力にコヒーレントな入力光ビーム204が適用される。開口は、例えば、1μm又はそれより非常に小さい直径を有する円形の孔に相当する。入力光ビーム204は、入力レーザビームを広げるための光導波路又は結合されたマイクロレンズの二次元アレイにより実現される。
光スポットは情報担体201の透過領域又は非透過領域に提供される。光スポットが非透過領域に適用される場合、それに応じて、情報担体により出力光ビームは生成されない。光スポットが透過領域に適用される場合、それに応じて、情報担体により出力光ビームた生成され、前記出力光ビームは検出器205により検出される。同様に、図1に示す第1実施形態のように、検出器205は、それ故、光スポットが適用される領域のデータのバイナリ値を検出するために用いられる。
検出器205は、有利であることに、CMOS又はCCD画素のアレイから成る。例えば、検出器の1つの画素は、情報担体の1つのデータを有する基本データ領域の反対側に位置付けられる。その場合、検出器の1つの画素は、情報担体の1つのデータを検出するように意図されている。
光スポット203のアレイは、下記のように作用する回折現象であるタルボット効果を利用して開口202のアレイにより生成される。入力光ビーム204のようなコヒーレントな光ビームが、開口202のアレイのような周期的な回折構造(それ故、発光部を構成する)を有するオブジェクトに適用されるとき、回折された光は、回折構造から予測可能な距離z0に位置付けられた平面における発光部の同一画像に再結合される。この距離z0はタルボット距離として既知である。タルボット距離z0はz0=2・n・d2/λにより与えられ、ここで、dは発光部の周期的間隔であり、λは入力光ビームの波長であり、そしてnは伝播空間の屈折率である。更に一般には、再イメージングが発光部から更に距離を置いた他の距離z(m)において生じ、その距離はタルボット距離zの整数倍、即ち、z(m)=2・n・m・d2/λであり、ここで、mは整数である。そのような再イメージングは又、m=1/2+整数について生じるが、ここでは、画像は、周期の半分に対してシフトされる。再イメージングは又、m=1/4+整数及びm=3/4+整数について生じるが、画像は、光スポットの周期が開口のアレイの周期に対して半分になる2倍の頻度を有する。
タルボット効果を利用することにより、光学レンズを必要とすることなく、開口202のアレイから比較的大きい距離(数百μm、z(m)で表される)離れた高品質の光スポットのアレイを生成することが可能である。これは、例えば、開口202のアレイと情報担体201との間に、汚染(例えば、埃、指紋等)から後者を保護するために、カバー層を挿入することを可能にする。更に、これは、マイクロレンズのアレイを使用することに比べて、コストパフォーマンスを高める方式であり、情報担体に適用される光スポットの密度を増加させることを可能にする。
図3は、本発明に従ったシステムの詳細図である。その図は、情報担体301により生成された出力光ビームからのデータを検出するように意図された検出器305を示している。検出器は、画素302、303及び304を有し、その画素の数は理解を容易にするために限定して示している。特に、画素302は情報担体のデータ領域306に記憶されているデータを検出するように意図され、画素303はデータ領域307に記憶されているデータを検出するように意図され、画素304はデータ領域308に記憶されているデータを検出するように意図されている。各々のデータ領域(又は、マクロセルともいう)は基本データの集合を有する。例えば、データ領域306はバイナリデータ306a、306b、306c及び306dを有する。
この実施形態においては、検出器の1つの画素はデータの集合を検出するように意図され、このデータの集合における各々の基本データは、図1に示すマイクロレンズ102のアレイにより又は図2に示す開口のアレイにより生成される単一の光スポットにより連続的に読み取られる。情報担体におけるこのようなデータを読み取る方法は、下記のように、マクロセルスキャンと呼ばれる。
図4は、図3に基づいていて、情報担体401のマクロセルスキャンの非制限的実施例を示している。
情報担体401に記憶されているデータは、黒色領域(即ち、非透過)又は白色領域(即ち、透過)により表される2つの状態を有する。例えば、黒色領域は“0”バイナリ状態に対応する一方、白色領域は“1”バイナリ状態に対応する。
検出器405の画素が情報担体401により発生された出力光ビームにより照射されるとき、画素は白色領域で表される。その場合、画素は、第1状態を有する電気出力信号(図示せず)を供給する。それに対して、検出器405の画素が情報担体から何れの出力光ビームを受けないとき、画素はハッチングが付けられた領域で表されている。その場合、画素は、第2状態を有する電気出力状態(図示せず)を供給する。
この実施例においては、各々のデータの集合は4つの基本データを有し、単一の光スポットは各々のデータの集合に対して同時に供給される。光スポット403による情報担体401の走査は、2つの基本データ間の距離に等しい横方向の移動の増分を伴って、例えば、左から右に実行される。
状態Aにおいては、光スポットの全ては、検出器の画素全てが第2状態にあるように、非透過領域に対して適用される。
状態Bにおいては、右方向への光スポットの移動の後、左方向への光スポットの移動が、対応する画素が第1状態にあるように、透過領域に適用される一方、2つの他の光スポットが、検出器の対応する2つの画素が第2状態にあるように、非透過領域に適用される。
状態Cにおいては、右方向への光スポットの移動の後、左方向への光スポットの移動が、対応する画素が第2状態にあるように、非透過領域に適用される一方、2つの他の光スポットが、検出器の対応する2つの画素が第1状態にあるように、透過領域に適用される。
状態Dにおいては、右方向への光スポットの移動の後、中央の光スポットが、対応する画素が第2状態にあるように、非透過領域に適用される一方、2つの他の光スポットが、検出器の対応する2つの画素が第1状態にあるように、透過領域に適用される。
情報担体401の走査は、光スポットが検出器の画素に対向するデータの集合のデータ全てに適用されたとき、完全である。それは、情報担体の二次元走査を意味する。検出器の画素の反対側のデータの集合を有する基本データが単一の光スポットにより連続的に読み取られる。
図5は、本発明に従った情報担体の平面図である。この情報担体は複数の隣接するマクロセル(M1、M2、M3、...)を有し、各々のマクロセルは基本データ領域(EDA1、EDA2、...)の集合を有する。この実施例においては、各々のマクロセルは16個のデータ領域を有する。マクロセルの走査を容易にするために、基本データ領域は、有利であることに、隣接して位置していて、マトリクスに従って配列され、正方形形状を有している。
各々のマクロセルは、前記マクロセルの基本データ領域全てに亘って単一の光スポットを連続的に走査して、前記単一の光スポットにより読み取られるように意図されている。各々のマクロセルに適用されるように意図された光スポットの幅は、有利であることに、基本データ領域の幅に等しく、それ故、最大の光強度は検出器の画素により検出される。
単純な解決方法に従って、各々の基本データ領域は1つのバイナリデータを記憶するように意図されている。このために、各々の基本データは、透過領域(即ち、光非吸収性)及び非透過領域(即ち、光吸収性)、若しくは代替として反射領域及び非反射領域により表されることが可能である。
代替として、データは、情報担体のデータ密度を増加させるように、マルチレベルスキームに従って符号化されることが可能である。このために、光伝播の2つのレベルのみにより各々の基本データ領域を規定することに代えて、N個のレベルにより各々の基本データ領域を規定することが提案され、ここで、Nは、有利であることに、2の累乗である。この場合、2log(N)ビット(2logはバイナリ対数演算子)を基本データ領域毎に符号化することができる。例えば、N=4である場合、各々の基本データ領域において2ビットデータを記憶することが可能になり、それ故、情報担体における記憶容量が2倍になる。
図6Aは、基本データ領域EDAにおける2つのレベルのデータ符号化についての第1の解決方法を示している(この場合、N=4である)。基本データ領域は、光透過率LTにより特徴付けられる材料から成る層を有する。光透過率LTは、符号化されるべき2ビットデータの値に応じて4つの値の集合から取られる。例えば、次のようになる。
− LT=5%の第1の値は、値が00である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
− LT=35%の第2の値は、値が01である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
− LT=65%の第3の値は、値が10である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
− LT=95%の第2の値は、値が11である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
その結果、基本データ領域を通る光スポットは、4つの異なるレベルを取ることが可能である電気信号に検出器画素により変換される。この電気信号に適用される3つの閾値(又は、一般に、(N−1)個の閾値)を用いることにより、2ビットデータは容易に再生されることができる。
− LT=5%の第1の値は、値が00である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
− LT=35%の第2の値は、値が01である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
− LT=65%の第3の値は、値が10である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
− LT=95%の第2の値は、値が11である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
その結果、基本データ領域を通る光スポットは、4つの異なるレベルを取ることが可能である電気信号に検出器画素により変換される。この電気信号に適用される3つの閾値(又は、一般に、(N−1)個の閾値)を用いることにより、2ビットデータは容易に再生されることができる。
光透過率LTは、材料の光透過係数を変化させる(4つの異なる係数が、それ故、規定されることが可能である)ことにおいて、又は、代替として、所定の光透過係数を有する材料を用いて基本データ領域の厚さを変化させる(4つの異なる係数が、それ故、規定されることが可能である)ことにおいて規定されることができることに留意する必要がある。
その層は、CD−R及びDVD−Rにおいて用いられる材料のような色素材料から成ることが可能である。代替として、その層は、可変光透過層を規定するように厚さが可変である金属層(例えば、クロム又はアルミニウム)から成ることが可能である。
その層は、CD−R及びDVD−Rにおいて用いられる材料のような色素材料から成ることが可能である。代替として、その層は、可変光透過層を規定するように厚さが可変である金属層(例えば、クロム又はアルミニウム)から成ることが可能である。
図6Bは、基本データ領域EDA(この場合、N=4)において2つのレベルのデータ符号化の第2の解決方法を示している。その基本データ領域は非透過材料(即ち、光吸収)から成る層を有する。2つの場合について考慮される必要がある。
第1に、情報担体が透過モードで用いられる場合、基本データ領域は又、光スポットが通らせる開口を有する。
第2に、情報担体が反射モードで用いられる場合、基本データ領域は又、光スポットが部分的に反射されるように、反射表面を有する。
開口(又は、代替として、反射表面)は、基本データ領域EDAの全表面についての割合ASとして表されることが可能である。その割合ASは、符号化されるべき2ビットデータの値に応じて、4つの値の集合から取られる。例えば、次のようである。
− AS=5%の第1の値は、値が00である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
− AS=35%の第2の値は、値が01である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
− AS=65%の第3の値は、値が10である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
− AS=95%の第4の値は、値が11である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
その結果、基本データ領域を通る光スポットは、4つの異なるレベルを取ることが可能である電気信号に検出器画素により変換される。この電気信号に適用される3つの閾値(又は、一般に、(N−1)個の閾値)を用いることにより、2ビットデータは容易に再生されることができる。
− AS=5%の第1の値は、値が00である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
− AS=35%の第2の値は、値が01である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
− AS=65%の第3の値は、値が10である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
− AS=95%の第4の値は、値が11である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
その結果、基本データ領域を通る光スポットは、4つの異なるレベルを取ることが可能である電気信号に検出器画素により変換される。この電気信号に適用される3つの閾値(又は、一般に、(N−1)個の閾値)を用いることにより、2ビットデータは容易に再生されることができる。
その層は、可変表面の開口領域又は反射領域を含む何れの材料(例えば、アルミニウム、プラスチック)から成ることが可能である。
図6Cは、基本データ領域EDA(この場合、N=4)における2つのレベルのデータ符号化の第3の解決方法を示している。その基本データ領域は、分極配向(2方向矢印で表されている)が角度φで特徴付けられる分極材料から成る層を有する。その角度φは、
符号化されるべき2ビットデータの値に応じて、4つの値の集合から取られる。例えば、次のようである。
− φ=0°の第1の値は、値が00である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
− φ=30°の第2の値は、値が01である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
− φ=60°の第3の値は、値が10である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
− φ=90°の第4の値は、値が11である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
その結果、基本データ領域を通る光スポットは、4つの異なるレベルを取ることが可能である電気信号に検出器画素により変換される。この電気信号に適用される3つの閾値(又は、一般に、(N−1)個の閾値)を用いることにより、2ビットデータは容易に再生されることができる。
符号化されるべき2ビットデータの値に応じて、4つの値の集合から取られる。例えば、次のようである。
− φ=0°の第1の値は、値が00である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
− φ=30°の第2の値は、値が01である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
− φ=60°の第3の値は、値が10である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
− φ=90°の第4の値は、値が11である2ビットデータを符号化するために用いられることが可能である。
その結果、基本データ領域を通る光スポットは、4つの異なるレベルを取ることが可能である電気信号に検出器画素により変換される。この電気信号に適用される3つの閾値(又は、一般に、(N−1)個の閾値)を用いることにより、2ビットデータは容易に再生されることができる。
情報担体に適用される光スポットは所定の及び固定された方向に従って分極される必要がある。
その層は、液晶(LC)要素に対応する分極材料から成ることが可能である。その分極方向は、例えば、その材料の厚さを変えることにより変えることが可能である。
図7は、図2に示すシステムの三次元の様子を示している。その三次元の構成は、情報担体701に適用される光スポットのアレイを生成するための開口702のアレイを有する。各々の光スポットは、情報担体701(太線の四角形の繰り返し)のデータの二次元の集合に対して適用され且つ走査される。この光スポットに応じて、情報担体は出力光ビームを生成し(又は、光スポットが非透過領域に適用される場合、生成されない)、その出力光ビームは、走査されるデータの集合の反対側の検出器703の画素により検出される。情報担体701の走査は、x軸及びy軸に沿った開口702のアレイを移動することで実行される。
開口702のアレイ、情報担体701及び検出器703は平行な平面群の状態で積層されている。唯一の可動部分は開口702のアレイである。
図1に示すシステムの三次元の様子は、マイクロレンズ102のアレイにより開口702のアレイを置き換えた状態で、図7に示す三次元の様子と同様である。
光スポットのアレイによる情報担体の走査は情報担体に平行な平面においてなされる。走査装置は、情報担体の表面全てを走査するために2つの方向x及びyにおける光スポットの並進移動を与える。
図8に示す第1の解決方法においては、走査装置はH字型ブリッジに相当する。光スポットのアレイ(即ち、マイクロレンズのアレイ又は開口のアレイ)を生成する光学要素は、第2スレッジ802に対してy軸に沿って移動可能である第1スレッジ801において実施されている。このために、第1スレッジ801は、ガイド807、808と接しているジョイント803、804、805及び806を有する。第2スレッジ802は、ガイド809、810と接してジョイント811、812、813及び814によりx軸に沿って移動可能である。スレッジ801及び802は、例えば、ステップバイステップモータ、ジャッキのように作用する磁気アクチュエータ又は圧電アクチュエータにより並進される。
図9に示す第2の解決方法においては、走査装置はフレーム901の状態で支えられている。フレーム901を吊るすために用いられる要素については、図10の詳細な三次元の様子で示されている。それらの要素には、次のようなものがある。
− 第1板ばね
− 第2板ばね
− x軸に沿って走査装置901の動きを与える第1圧電要素904
− y軸に沿って走査装置901の動きを与える第2圧電要素905
図9に示す第2の解決方法においては、図8に示すH字型ブリッジの解決方法より機械的伝達が少ない。フレーム901に接している圧電要素は、電圧変化により、x軸及び/又はy軸に沿ってフレーム901の移動に繋がる圧電要素の寸法変化をもたらすように、電気的に制御される(図示せず)。
− 第1板ばね
− 第2板ばね
− x軸に沿って走査装置901の動きを与える第1圧電要素904
− y軸に沿って走査装置901の動きを与える第2圧電要素905
図9に示す第2の解決方法においては、図8に示すH字型ブリッジの解決方法より機械的伝達が少ない。フレーム901に接している圧電要素は、電圧変化により、x軸及び/又はy軸に沿ってフレーム901の移動に繋がる圧電要素の寸法変化をもたらすように、電気的に制御される(図示せず)。
位置Pos1は第1位置における走査装置901を示す一方、位置Pos2はx軸に沿った並進の後の第2位置における走査装置901を示している。それらの板ばね902及び903の柔軟性が明らかに備わっている。
類似する構成は、4つの圧電要素と、板ばね902及び903を置き換える2つの付加圧電要素を用いて構築されることができる。この場合、対向する圧電要素の対は、筋肉の拮抗する対と同様な方式で1つの方向に共に作用する。
図11に示す第3実施形態においては、本発明に従ったシステムは、情報担体ICの出力において生成される出力光ビームOLBを搬送するために検出器DTに積層された光ファイバプレートFPを有する。出力光ビームOLBは開口のアレイAAにより生成される光スポットのアレイからもたらされ、情報担体ICに適用される。光ファイバプレートFPは、それ故、情報担体と検出器との間に挿入されるように意図されている。
光ファーバープレートFPは、ガラスのプレートに共に平行の状態で束ねられ(例えば、必ずしも必要ないが、接着剤を用いることにより)、2つの平坦な側面を有する光学板の状態に研磨された複数の円筒形の光ファイバ要素を有する。そのプレートの一端部における光分布は、それ故、クロストークなしでそのプレートの他の側にそれらのファイバを通して搬送される。典型的には、それらのファイバのピッチは数μmのオーダーであり、それらのファイバの開口率は1であり、それらの透過率は、例えば、70乃至80%の範囲内にある。
光ファイバプレートFPはファイバの出力においてクロストークを制限するためにできるだけ検出器DTの近くに位置付けられる。
代替として、保護層PL(ハッチングにより示されている)が、検出器を成す各々の画素の感応領域を保護し且つ検出器を機械的に強化するために、光ファイバプレートFPと検出器DTとの間に挿入されている。更に、このことは、光ファイバプレートFP、保護層PL及び検出器DTが、例えば、接着剤により共に固定される又はクランプ系(図示せず)により圧力を掛けられるようにし、その結果、情報担体ICの周りに位置付けられるように意図される単一のユニットを規定する。
光ファイバプレートFPは、単位面積あたりのファイバの数として定義されるファイバ密度により特徴付けられる。基本的には、1つのファイバは検出器の1つの画素に対向している。有利であることに、複数のファイバが検出器の1つの画素に対向し(図11に示すように)、そのことにより、ファイバと検出器の画素との間の適切なアライメントを規定することが回避される。
図12は、本発明に従った第3のシステムの詳細図である。その図は、特に、検出器DTが:
− 複数の画素S1乃至S9(この数は、例として与えられている)であって、各々の画素それぞれは、入力光を電気信号に変換するための感応領域SA1乃至SA9を有する、複数の画素S1乃至S9;並びに
− 標準的なCMOSデザインの一部であり、ここでは、クロストークを低減させる付加的役割を果たす、第1金属層ML1、第2金属層ML2及び第3金属層ML3;
を有するとして示されている。
− 複数の画素S1乃至S9(この数は、例として与えられている)であって、各々の画素それぞれは、入力光を電気信号に変換するための感応領域SA1乃至SA9を有する、複数の画素S1乃至S9;並びに
− 標準的なCMOSデザインの一部であり、ここでは、クロストークを低減させる付加的役割を果たす、第1金属層ML1、第2金属層ML2及び第3金属層ML3;
を有するとして示されている。
保護層PLは、金属層が保護されるように、検出器DT上に積層され、それにより、長期間の検出の安定的品質が確実になる。保護層及び検出器は単一のユニットを構成することができるため、光ファイバプレートFP及び検出器DTを積層することが考慮されている。
有利であることに、マクロレンズMLのアレイは、各々の画素の感応領域SA1乃至SA9の方へのファイバの出力において生成される光ビームを収束させるために、光ファイバプレートFPと検出器との間に挿入される。各々のマイクロレンズは検出器の1つの画素に対向している。光ファイバプレートの出力におけるクロストークは、それ故、低減される。
図13は、本発明に従った第3のシステムの三次元の様子を示している。
代替として、本発明に従った好適な実施形態においては、情報担体の基本データ領域はもはや正方形形状に規定されず、六角形形状である。正方形形状に比べて、六角形形状は、下記のような重要な有利点に繋がる。
図14Aは、上記のような正方形形状を有する2つの隣接する基本データ領域を示す一方、図14Bは、六角形形状を有する2つの隣接する基本データ領域を示している。
図14Aに関して、各々の基本データ領域の表面as、2つの隣接する基本データ領域の中心間の距離ds及び基本データ領域の中心と隣接する基本データとの間の最大距離rsは次の関係式により表される。
aS=2rS 2 (1)
aS=dS 2 (2)
dS=√2・rS (3)
図14Bに関して、各々の基本データ領域の表面aH、2つの隣接する基本データ領域の中心間の距離dH及び基本データ領域の中心と隣接する基本データとの間の最大距離rHは次の関係式により表される。
aS=dS 2 (2)
dS=√2・rS (3)
図14Bに関して、各々の基本データ領域の表面aH、2つの隣接する基本データ領域の中心間の距離dH及び基本データ領域の中心と隣接する基本データとの間の最大距離rHは次の関係式により表される。
aH=(3/2)√3・rH 2 (4)
aH=(√3/2)・dH 2 (5)
dH=√3・rH (6)
情報担体の記憶容量は、結局、スポットサイズにより制限される。達成可能な最小スポットサイズは基本データ領域間の必要とされる最小間隔を決定する。その間隔が小さ過ぎる場合、隣接するビットにおいてスポットの重なり合い(所謂、クロストーク又はシンボル間干渉)が存在し、ビット検出は困難である。情報担体(正方形か又は六角形の基本データ領域を有する)の記憶容量は、それ故、所定のビット分離について平方インチ当たりどれ位のビット数であるかの計算において決定される。所定のビット分離は関係式、dH=dSにより表される。そのような関係にある場合、比aS/aHは式(5)及び(2)から次式により表される。
aH=(√3/2)・dH 2 (5)
dH=√3・rH (6)
情報担体の記憶容量は、結局、スポットサイズにより制限される。達成可能な最小スポットサイズは基本データ領域間の必要とされる最小間隔を決定する。その間隔が小さ過ぎる場合、隣接するビットにおいてスポットの重なり合い(所謂、クロストーク又はシンボル間干渉)が存在し、ビット検出は困難である。情報担体(正方形か又は六角形の基本データ領域を有する)の記憶容量は、それ故、所定のビット分離について平方インチ当たりどれ位のビット数であるかの計算において決定される。所定のビット分離は関係式、dH=dSにより表される。そのような関係にある場合、比aS/aHは式(5)及び(2)から次式により表される。
aS/aH=2/√3≒1.15 (7)
これは、情報担体のデータ密度(基本データ領域当たりのビット)は、正方形の格子に代えて六角形の格子を用いる場合、15%増加することが可能であることを示している。
これは、情報担体のデータ密度(基本データ領域当たりのビット)は、正方形の格子に代えて六角形の格子を用いる場合、15%増加することが可能であることを示している。
有利であることに、基本データ領域は、六角形形状を又、有する隣接するマクロセルにより配列することが可能である。その六角形のマクロセルの領域AHが正方形のマクロセルの領域ASに等しくなるように選択される場合、比DH/DSは次式により表される。
DH/DS=√(2/√3)≒1.07 (8)
ここで、DHは2つの隣接する六角形のマクロセルの中心間の距離であり、DSは2つの隣接する正方形のマクロセルの中心間の距離である。これは、同じ光スポット密度に対して、光スポット分離、即ち、2つの隣接するマクロセルの中心間の距離は、マクロセルが六角形であるとき、7%大きくなり、そのことは隣接する基本データ領域間のクロストークが低減されるためにビット検出をよりロバストにする。
ここで、DHは2つの隣接する六角形のマクロセルの中心間の距離であり、DSは2つの隣接する正方形のマクロセルの中心間の距離である。これは、同じ光スポット密度に対して、光スポット分離、即ち、2つの隣接するマクロセルの中心間の距離は、マクロセルが六角形であるとき、7%大きくなり、そのことは隣接する基本データ領域間のクロストークが低減されるためにビット検出をよりロバストにする。
図15は、各々が正方形形状である複数の隣接するマクロセル(M1、M2、M3、...)を有する本発明に従った改善された情報担体であって、各々のマクロセルは、各々が六角形形状である基本データ領域(EDA1、EDA2、...)の集合を有する、情報担体の平面視を示している。この実施例においては、各々のマクロセルは16個の基本データ領域を有する。マクロセルの走査を容易にするために、基本データ領域は、有利であることに、隣接して位置付けられている。
図16は、各々が六角形形状である複数の隣接するマクロセル(M1、M2、M3、...)を有する本発明に従った改善された情報担体であって、各々のマクロセルは、各々が六角形形状である基本データ領域(EDA1、EDA2、...)の集合を有する、情報担体の平面視を示している。この実施例においては、各々のマクロセルは55個の基本データ領域を有する。マクロセルの走査を容易にするために、基本データ領域は、有利であることに、隣接して位置付けられている。
図17に示すように、本発明に従ったシステムは、有利であることに、読み取り機器RA(例えば、ホームプレーヤ装置等)、携帯装置PD(例えば、携帯情報端末、可搬型コンピュータ、ゲームプレーヤユニット等)又は携帯電話機MTにおいて実施されることが可能である。それらの機器及び装置は、本発明に従った情報担体1701を受けるように意図されている開口(OP)と、前記情報担体に記憶されているデータを再生することに関連する読み取りシステムとを有する。
表現“を有する”及びその表現の派生表現を使用することにより、請求項に記載されている要素又は段階以外の要素又は段階の存在が排除されるものではない。要素又は段階の単数表現を使用することにより、そのような要素又は段階の複数の存在が排除されるものではない。
Claims (21)
- 情報担体に記憶されているデータを読み取るためのシステムであって:
入力光ビームから光スポットアレイを生成するための光学要素であって、前記光スポットアレイは前記情報担体を走査するように意図されている、光学要素;及び
前記光スポットアレイに応じて前記情報担体により生成された出力光ビームアレイからの前記データを検出するための検出器;
を有することを特徴とするシステム。 - 請求項1に記載のシステムであって、前記光学要素はレンズアレイ又は開口アレイである、ことを特徴とするシステム。
- 請求項1又は2に記載のシステムであって、前記検出器は画素アレイを有し、各々の画素は前記情報担体に記憶された複数のデータを検出するように意図されている、ことを特徴とするシステム。
- 請求項1乃至3の何れ一項に記載のシステムであって、光ファイバプレートが前記出力光ビームを搬送するために前記検出器において積層されている、ことを特徴とするシステム。
- 請求項4に記載のシステムであって、前記光ファイバプレートと前記検出器との間に挿入されたマクロレンズアレイであって、各々のマクロレンズは前記検出器の画素に対向している、マクロレンズアレイを有する、ことを特徴とするシステム。
- 請求項1乃至5の何れ一項に記載のシステムであって、前記情報担体に対して前記光学要素をシフトさせるための手段を有する、ことを特徴とするシステム。
- 情報担体に記憶されているデータを読み取るための読み取り機器であって、該読み取り機器は請求項1乃至6の何れ一項に記載のシステムを有する、ことを特徴とする読み取り機器。
- 複数の隣接するマクロセルを有する情報担体であって、各々のマクロセルは基本データ領域の集合を有する、ことを特徴とする情報担体。
- 請求項8に記載の情報担体であって、前記基本データ領域の各々は少なくとも2つの光反射レベルを規定するように意図された層を有する、ことを特徴とする情報担体。
- 請求項8に記載の情報担体であって、前記基本データ領域の各々は少なくとも2つの光吸収レベルを規定するように意図された層を有する、ことを特徴とする情報担体。
- 請求項10に記載の情報担体であって、前記層は前記レベルを規定するために可変光透過率を有する材料を有する、ことを特徴とする情報担体。
- 請求項10に記載の情報担体であって、前記層は前記レベルを規定するために可変の厚さを有する、ことを特徴とする情報担体。
- 請求項10に記載の情報担体であって、前記層は前記レベルを規定するために可変表面の開口を有する、ことを特徴とする情報担体。
- 請求項10に記載の情報担体であって、前記層は前記レベルを規定するために分極配向が可変である偏光材料を有する、ことを特徴とする情報担体。
- 請求項9に記載の情報担体であって、前記層は前記レベルを規定するために可変表面の反射領域を有する、ことを特徴とする情報担体。
- 請求項8乃至15の何れ一項に記載の情報担体であって、前記マクロセルは四角形形状である、ことを特徴とする情報担体。
- 請求項8乃至15の何れ一項に記載の情報担体であって、前記マクロセルは六角形形状である、ことを特徴とする情報担体。
- 請求項17に記載の情報担体であって、前記基本データ領域は四角形形状又は六角形形状である、ことを特徴とする情報担体。
- 請求項1乃至6に記載のシステムを有することを特徴とする携帯用装置。
- 請求項1乃至6に記載のシステムを有することを特徴とする携帯電話機。
- 請求項1乃至6に記載のシステムを有することを特徴とするゲームプレーヤユニット。
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