JP2007504525A

JP2007504525A - トランスコードシステムのためのインタフェース

Info

Publication number: JP2007504525A
Application number: JP2006524458A
Authority: JP
Inventors: エランヴェレド
Original assignee: Koninklijke Philips Electronics NV
Current assignee: Koninklijke Philips NV
Priority date: 2003-09-01
Filing date: 2004-08-20
Publication date: 2007-03-01
Also published as: WO2005022411A1; BRPI0413978A; KR20060119910A; US20060288123A1; CN1846211A; EP1665081A1; RU2371875C2; RU2006110518A

Abstract

本発明は、トランスコードのトランザクションを実行するためのアプリケーションプラットフォーム及びトランスコードプラットフォームを有するトランスコードシステムであって、前記アプリケーションプラットフォームから前記トランスコードプラットフォームへ要求を送信するステップと、前記トランスコードプラットフォームによって前記要求を実行するステップと、前記アプリケーションプラットフォームへ応答を送信するステップとを有するトランスコードシステムであって、前記要求及び応答が、詳細な表に与えられた特定の形式を持つトランスコードシステムに関する。更に、前記要求が、同様に詳細な表において定義された複数のサポートされる変換のなかで、コンテンツに実行されるべき変換を定義する変換要素を有するトランスコードパラメータ要素を持つ。

Description

本発明は、トランスコードのトランザクションを実行するためのアプリケーションプラットフォーム及びトランスコードプラットフォームを有するトランスコードシステムであって、
前記アプリケーションプラットフォームから前記トランスコードプラットフォームへ要求を送信するステップと、
前記トランスコードプラットフォームによって前記要求を実行するステップと、
前記トランスコードプラットフォームから前記アプリケーションプラットフォームへ応答を送信するステップと、
を有するトランスコードシステムに関する。

本明細書において、「プラットフォーム」なる語は、関連するアプリケーションの機能を提供するハードウェアとソフトウェアとの組み合わせを指す。

ＭＭＳ（Multimedia Messaging Service）、ＷＡＰ２（Wireless Application Protocol）、ｅメール及びウェブブラウジング等のようなマルチメディアアプリケーションの配布は、何らかのコンテンツ変換（content adaptation）を必要とし得る。このことは、電話の仕様（メモリ、画面サイズ、解像度及び色深度等並びにサポートされるメディアのフォーマット）、及びコンテンツ業界によって配布されるメディアフォーマット（ＪＰＥＧ、ＧＩＦ、全てのＡＭＲモード、１３Ｋボコーダ（vocoder）、ＥＶＲＣ、ＳＭＶ、ＭＰＥＧ−１、ＭＰＥＧ−４、Ｈ．２６３等）の多様性によるものである。ここで使用される「コンテンツ」なる語は、電子的に処理、保存又は送信されるいずれの素材又は情報をも意味する。コンテンツ変換は一般に、データをエンドユーザに配信するサービスのタイプに依存しない。この分野においては、ＳＴＩ１．０が、マルチメディアアプリケーションプラットフォームとトランスコード（transcoding）プラットフォームとの間の標準インタフェースの最初の規定である。ＳＴＩ１．０は、マルチメディアサービスをモバイル装置に向けて配布する場合の統合及びテストの問題の幾つかを解決することを意図したものである。

本発明の目的は、ＯＭＡＳＴＩ１．０（ＯＭＡはOpen Mobile Alliance）によって利用されるべき、標準インタフェースのための新たな方法を提案することにある。

この目的のため、本発明は、本明細書の最初のパラグラフにおいて定義されたようなトランスコードシステムであって、前記要求が表１に示されるように構成された要求ボディ（body）に基づき、前記応答が、成功した場合に、表３に示されるように構成された応答ボディに基づくものであるトランスコードシステムに関する。

本発明は、添付する図を参照しながら、例として以下に説明される。

アプリケーションプラットフォーム１０とトランスコードプラットフォーム２０との間のインタラクションの、高いレベルの概要が図１に示される。プラットフォーム間の通信はトランザクショナルであり、即ちトランスコードセッションは常に、要求３０及び後続する応答４０である。セッションは、応答が受信された場合にのみ閉じられる。前記アプリケーションプラットフォームは、前記トランスコードプラットフォームにトランスコードを要求する。前記トランスコードプラットフォームは前記要求を受信し、該要求をパースし、該要求を処理し、要求元のアプリケーションプラットフォームに対する応答を生成する。

プロトコルの選択は、以下のように為される。アプリケーションプラットフォームとトランスコードプラットフォームとの間のインタフェースは、ＳＯＡＰプロトコル（ＳＯＡＰｖ１．１、http://www.w3.org/TR/SOAP/）に依存し、ＨＴＴＰ（HyperText Transfer Protocol）によって送信され、ＴＣＰ／ＩＰ（Transmission Control Protocol/Internet Protocol）によって利用される。

図２は、要求の構成要素の概要を示す。提案されるインタフェースによって、単一の要求トランザクション（＝アプリケーションプラットフォームによって発行されるようなトランスコード要求。該要求は、１以上のトランスコードジョブ１乃至Ｎ及び１以上のコンテンツアタッチメント（attachment）１乃至Ｍを含んでも良い。トランスコードジョブは、１つの個々のトランスコードに対応する要求トランザクションの一部である。即ち、１つの入力コンテンツリファレンス及びパラメータが、前記アプリケーションプラットフォームによって与えられる特定のトランスコードに対応する）内で、複数の大量のトランスコードが可能とされる。それ故、トランスコードジョブ（個々のメディアのトランスコード）と、前記トランスコードプラットフォームへの単一の要求の一部として１つ又は幾つかのジョブを含み得る要求ボディとが区別される。要求ボディ内の各単一のトランザクションジョブに対して、トランスコードパラメータがＳＯＡＰコンテキスト内で規定される。トランスコードジョブがコンテンツファイル自体を含む場合には、該コンテンツファイルが、関連するメッセージの内部且つＳＯＡＰエンベロープの外部に添付される。要求ボディ中の各トランザクションジョブは、図３に示すように、ソースパラメータ（フォーマット、タイプ、位置等）及び目標パラメータ（プロファイルＩＤ、トランスコードパラメータ、位置、ポリシーＩＤ、ポリシーパラメータ等）を含む必要がある。提案される要求トランザクション構造は、画像、オーディオ、音声、ビデオ、テキスト、プレゼンテーションフォーマット及び組み合わせられたメディア等といった、ＳＴＩ１．０の範囲内の全てのコンテンツタイプをサポートする。

応答トランザクション（前記要求トランザクションに対するトランスコードプラットフォームの応答）は、図４に示すように、ジョブ結果（トランスコードジョブの結果１、２、・・・、Ｎ）を含む。該応答ボディにおいて、パラメータ（継続時間、リターンコード等）は、トランザクション全体か又は個々のトランスコードジョブの結果のいずれかに関連する。例えば、前記継続時間は、トランザクション全体の継続時間に対応する。また、前記ジョブ結果において、実行された特定のトランスコード（例えば、画像１が、ＧＩＦ（Graphic Interchange Format）からＪＰＥＧ（Joint Photographic Experts Group）へトランスコードされた）を記述する何らかのパラメータがあっても良い。提案されるインタフェースは、ジョブ及びトランザクションレベルにおける、トランスコード中に収集された統計データのレポートをサポートする。トランザクションに含まれるジョブ結果は、図５に詳細に示される。各トランスコードジョブのソースブロックは、ソースのタイプ、フォーマット及びパラメータを規定しても良い。各トランザクションジョブの目標ブロックは、所望のトランスコードパラメータを規定する必要があり、ポリシーパラメータを規定しても良い。

提案されるインタフェースはまた、組み合わせられたメディアコンテンツのトランスコードをサポートする。即ち、メディア要素のセットが、全体としてトランスコードされることができる。この場合には、トランスコードプラットフォームが、組み合わせられたメディアファイルを受信し、種々のメディア要素（種々のメディア要素間のいずれの論理決定をも含む）の組み合わせられたトランスコードを実行し、これらの要素を、応答として、１つのトランスコードされた組み合わせられたメディアファイルへと再び組み合わせることが予期される。組み合わせられたメディアは、ＭＩＭＥマルチパート（MIME-Multipart）コンテンツアイテム（MIME Part 1 （2,3,・・・）、http://www.ietf.org/rfc/rfc2045（乃至2049）.txtを参照のこと）として送信される。ＭＩＭＥタイプは、multipart/related（プレゼンテーション（presentation）が存在する場合）か、multipart/mixed（プレゼンテーションが存在しない場合）かのいずれかである。前者の場合においては、開始パラメータがプレゼンテーション部を参照する。図６は、組み合わせられたメディア（プレゼンテーション部を持つ）の構造を示す。ＭＩＭＥマルチパート（入力、出力とも）のエンコードは、［ＭＩＭＥ］に定義されるようなテキスト型か、又は［ＷＡＰＷＳＰ］（「Wireless Application Protocol, Wireless Session Protocol Specification」（WAP-203-WAP-20000504-a、WAP Forum（TM））、ＵＲＬ（Uniform Resource Locator）はhttp://www.openmobilealliance.org）に定義されるようなＷＡＰバイナリエンコードかのいずれかである。目標のＭＩＭＥマルチパートのための要求されたエンコードは、トランスコードジョブのトランスコードパラメータに規定される。コンテンツデータ（組み合わせられたメディアか又は個々のメディアかのいずれか）は、ＳＯＡＰ要求ボディ（及び応答ボディ）内から参照され、トランスコードプラットフォームによってアクセスされることができる記憶装置に存するか、又はトランザクション自体の一部として添付される。提案されるインタフェースは、メディアの添付をサポートする以下の２つの方法を提供する。
−自己包含型（self-contained）要求。ここでは、コンテンツデータがトランザクション自体の内部に存在する。
−外部のコンテンツ要素への参照。この場合には、トランザクションはリモートの場所へのポインタのみを含む。該リモートの場所から、トランスコードプラットフォームによりコンテンツ要素が引き出される。

これら方法のそれぞれが、以下に説明される（２つの選択肢が、外部のコンテンツ要素へのリファレンス（ＵＲＬ）と添付されたコンテンツ要素とを含む１つのトランザクション内に組み合わせられても良いことに留意されたい）。外部のコンテンツ要素へのリファレンスが利用される場合には、ＳＯＡＰ要求／応答ボディは、関連するファイルを指すＵＲＬを含み、アプリケーションプラットフォーム及びトランスコードプラットフォームは、共有される永続記憶装置へのアクセスを持つ。該記憶装置は、「ローカル」であるか、又はＨＴＴＰ若しくはＦＴＰ（File Transfer Protocol）を介してアクセス可能である。自己包含型要求の場合には、ＳＯＡＰ要求／応答ボディは、ＭＩＭＥのパートとして、トランザクションの間に送信されたアタッチメントへのリファレンスを含む。各コンテンツアタッチメントは、該アタッチメントのＭＩＭＥコンテンツＩＤによって識別される。ＳＯＡＰ要求／応答ボディは、前記コンテンツＩＤを利用してコンテンツを参照する。

トランスコードパラメータは、トランスコードプラットフォームが生成する必要がある目標を決定するパラメータである。トランスコードパラメータを規定するため、アプリケーションプラットフォームは、予め定義されたプロファイル及び／又は明示的なトランスコードパラメータを利用する（いずれの場合においても、トランスコードプラットフォームは、パラメータのリストを補足することができるが、トランスコードプラットフォームのパラメータの１つは、アプリケーションプラットフォームが要求トランザクションにおいて指示したパラメータに優先する）。トランスコードパラメータは、予め定義されたプロファイルへのリファレンスを利用して標示されることができる（プロファイルは、トランスコード目標を定義するパラメータ及び制約である）。プロファイルの一般的な用途の１つは、ユーザ機器（ユーザがネットワークサービスにアクセスできるようにする装置）特性の記述である。プロファイルのリファレンスはこのとき、トランスコードプラットフォーム及びアプリケーションプラットフォームの双方が共有するデータベースへのリファレンスであっても良い。予め定義されたプロファイルを利用するために、要求トランザクションが、利用されるべきプロファイルのプロファイルＩＤを規定する（プロファイルの定義及び該プロファイルの内容は、本説明の範囲外である）。トランスコードパラメータはまた、パラメータの明示的なリストを利用して標示されても良い。該リストは、目標の装置の特性及び／又はアプリケーションからの特定の要求を反映する。プロファイルＩＤが標示され、明示的なパラメータが追加される場合、前記明示的なパラメータは、参照されたプロファイル中の対応するパラメータに優先する。

ポリシーパラメータは、アプリケーションプラットフォームが、要求トランザクションのための一般的な規則（一般的な制限及び設定）を規定するための手段である（即ち、種々のメディア要素の間の優先順位等）。ポリシーパラメータを規定するため、アプリケーションプラットフォームは、予め定義されたポリシー及び／又は明示的なポリシーパラメータを利用する。ポリシーＩＤが標示され、明示的なポリシーパラメータが追加される場合、前記明示的なパラメータが、参照されたポリシー中の対応するパラメータに優先する。

要求トランザクションが、以下に詳細に説明される。上述したように、要求トランザクションは、トランスコードジョブから生成されるＳＯＡＰヘッダを含み、更に１つ又は複数のコンテンツアタッチメントを含んでも良い（幾つかのコンテンツ要素がトランザクション自体に含まれる場合）。トランスコードされるべき全てのコンテンツ要素は、トランスコードジョブ（アタッチメント又は外部ソースを指す）において参照される。要求トランザクションは少なくとも１つのトランスコードジョブを含み、幾つかのトランスコードジョブを含んでも良い。図７は、要求トランザクションの構造を示す。アタッチメントを含まない要求トランザクション（全てのファイルが外部ソースを指すＵＲＬを利用して参照される）は、ＳＯＡＰヘッダ及びＳＯＡＰベースの要求ボディを持つ。前記ＳＯＡＰヘッダは、要求元のホスト、長さ、要求エンコード及びＳＯＡＰアクションを規定する。コンテンツアタッチメントを持つ要求トランザクションは、ＳＯＡＰヘッダと、各コンテンツアタッチメントの間の境界を標示する文字列（ＭＩＭＥにおいて規定される。［ＭＩＭＥ］を参照のこと）とを含む。各コンテンツアタッチメントは、該データのヘッダ（ＭＩＭＥを利用する）を含む。各コンテンツアタッチメントのヘッダは、該ヘッダの一意なＩＤ、該ヘッダのタイプ、該ヘッダのエンコード及び該ヘッダの長さを含む。

本発明によれば、ＳＯＡＰベースの要求ボディは、以下の表１に示されるように構成される（構造は太字で記載される）。

前記メディアに対して変換を実行するために、前記アプリケーションプラットフォームは、各要求された変換ごとに、前記変換のタイプ及び前記変換のためのパラメータを規定する。以下の表２は、サポートされる変換、これらの変換のためのとり得るパラメータ値、及びこれらの変換が利用され得るメディア要素のタイプの最低限のセットを列記している。ＳＴＩは、後に前記アプリケーションプラットフォームと前記トランスコードプラットフォームとの間で定義されるべき他の専用の変換をサポートする。前記トランスコードプラットフォームが変換のタイプを認識しなかった場合は、エラーを返す。

要求トランザクションは、該トランザクションの処理の間にトランザクション全体の完了を妨げたエラーがない限り、正常とみなされる。特定のトランスコードジョブにおけるエラーは、全体の要求トランザクションの正常値に影響を与えない。即ち、要求トランザクションは、トランスコードジョブの幾つか（又は全て）が失敗した場合であっても、正常となり得る。正常な応答トランザクションの構造は、１以上のトランスコードジョブの結果を含み、要求トランザクションに非常に類似する。即ち、正常コードを含むＳＯＡＰヘッダ、及び１以上のジョブ結果、並びに任意にコンテンツアタッチメントを含む。応答ボディは、外部のコンテンツ要素又は自己包含型コンテンツ要素へのリファレンスを含む。コンテンツ要素が含まれるトランザクションと、コンテンツ要素が含まれないトランザクションとの間の、要求トランザクションにおいて議論されたものと同じ差異が、応答トランザクションにも当てはまる。図８は、応答トランザクションの構造を示す。前記要求ボディに関して、表（表３）は、どのように応答ボディが構成されるかを示す。

トランザクション全体が処理されることができなかった場合には、トランザクション失敗応答が返される。このことは、トランザクションパラメータに問題があった場合、又はトランザクション全体（１以上のトランザクションジョブにのみ関連するものではない）に関連するその他の問題があった場合に起こり得る。トランスコードエラーのヘッダは、エラーがあったことを示す行（HTTP/1.1 500 Error）及び通常のフィールドを含む。正常なものとは異なる構造のＳＯＡＰボディは、以下の表４に示される。

加えて、前記トランスコードプラットフォームが、以下の表５に示されるトランザクションエラーコードをサポートしても良く、また前記トランスコードプラットフォームが以下の表６に示されるトランスコードジョブエラーコードをサポートしても良い。

トランスコードのトランザクションを示す。かようなトランザクションのための要求の構成要素の概要を示す。ソースパラメータ及び目標パラメータを含む、トランスコードのジョブの構造を示す。応答トランザクションの構造を示す。ジョブ結果の構造を示す。組み合わせられたメディアフォーマットの例である。要求トランザクションの構造を示す。応答トランザクションの構造を示す。

Claims

トランスコードのトランザクションを実行するためのアプリケーションプラットフォーム及びトランスコードプラットフォームを有するトランスコードシステムであって、
前記アプリケーションプラットフォームから前記トランスコードプラットフォームへ要求を送信するステップと、
前記トランスコードプラットフォームによって前記要求を実行するステップと、
前記トランスコードプラットフォームから前記アプリケーションプラットフォームへ応答を送信するステップと、
を有するトランスコードシステムにおいて、前記要求が表１に示されるように構成された要求ボディに基づき、前記応答が、正常な場合には、表３に示されるように構成された応答ボディに基づくものであるトランスコードシステム。
前記要求が、表２において定義された複数のサポートされる変換のなかで、コンテンツに実行されるべき変換を定義する変換要素を有するトランスコードパラメータ要素を持つ、請求項１に記載のトランスコードシステム。
請求項１又は２に記載のトランスコードシステムにおける使用のためのアプリケーションプラットフォームのホストとなる装置。
請求項１又は２に記載のトランスコードシステムにおける使用のためのトランスコードプラットフォームのホストとなる装置。
請求項１に記載のトランスコードシステムの表１に記載のフォーマットを持つ要求。
請求項２に記載のトランスコードシステムの表３において定義されるような複数のサポートされる変換のなかで、コンテンツに実行されるべき変換を定義する変換要素を有するトランスコードパラメータを持つ要求。
請求項１に記載のトランスコードシステムの表２に記載された形式を持つ応答。