JP2007336351A - リモコン用の操作信号学習装置および遠隔操作方法 - Google Patents

リモコン用の操作信号学習装置および遠隔操作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】1つで複数種類の装置または複数種類の製品を遠隔操作することができるリモコンを、製造コスト、サイズ、重量または消費電力の増加を抑えながら実現する。
【解決手段】学習モード時において、他の装置(エアコン4)を遠隔操作するために専用リモコン5の操作ボタンに割り当てられた固有の信号である操作信号Cを専用リモコン5からレコーダ1に送る。レコーダ1は、この操作信号Cの波形を示す波形情報を生成し、この波形情報を記憶する。一方、通常モード時においては、レコーダ1において記憶された操作信号Cの波形情報をレコーダ1からリモコン3に送る。リモコン3は、この波形情報に基づいて、操作信号Cと同じ波形を有する操作信号Bを生成し、これを他の装置に向けて出力する。これにより、リモコン3により他の装置を遠隔操作する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばビデオレコーダ、オーディオプレーヤ、テレビジョン、エアーコンディショナーなどの装置を遠隔操作するための遠隔操作装置(略称、リモコン)の操作信号を学習する操作信号学習装置に関する。
例えば、ビデオレコーダ、オーディオプレーヤ、テレビジョンおよびエアーコンディショナー(以下、「エアコン」という。)などの装置は、ユーザから離れた位置に設置され、利用される。このような装置の操作には、遠隔操作装置が用いられることが多い。以下、遠隔操作装置を「リモコン」という。
リモコンは、通常、ビデオレコーダ、オーディオプレーヤ、テレビジョンおよびエアコンなどの個々の製品ごとに作られる。例えば、ビデオレコーダにはこのビデオレコーダを遠隔操作するための専用のリモコンが作られ、一方、エアコンにはこのエアコンを遠隔操作するための専用のリモコンが作られる。以下、1つの製品を遠隔操作するための専用のリモコンを「専用リモコン」という。
このため、例えばビデオレコーダ用の専用リモコンでは、エアコンを遠隔操作することができない。この結果、1人のユーザがビデオレコーダおよびエアコンなど、専用リモコンを利用した装置を複数使用する場合には、複数の専用リモコンを使い分けなければならない。
他方、それぞれ固有の専用リモコンを利用した複数の装置を、1つのリモコンで操作することを可能にするリモコンが知られている。このようなリモコンは学習リモコンと呼ばれている。
通常のリモコンは、操作ボタンユニット、操作信号を作り出すための制御回路および記憶回路、並びに操作信号を赤外線信号として出力するための赤外線出力回路を備えている。学習リモコンは、これら通常のリモコンが備えている部品に加え、専用リモコンから出力された操作信号(赤外線信号)を受け取るための赤外線受光器、赤外線受光器により受け取られた操作信号の波形を解析する解析回路、および解析回路により解析された波形を示す情報を記憶する記憶回路を備えている。
学習リモコンは、例えば、次のような手順でビデオレコーダを遠隔操作するための操作信号を学習する。すなわち、学習リモコンは、ビデオレコーダの専用リモコンから出力された操作信号を赤外線受光器により受け取り、この操作信号の波形を解析回路により解析し、この解析により得られた波形を示す情報を記憶回路に記憶する。
そして、ビデオレコーダを遠隔操作するためにユーザが学習リモコンの操作ボタンを押したとき、学習リモコンは、記憶回路から波形を示す情報を読み出し、この情報に基づいて操作信号を作り出し、この操作信号を、赤外線出力回路を介して出力する。これにより、学習リモコンによりビデオレコーダを遠隔操作することができる。
さらに、上述したような手順で、エアコンを遠隔操作するための操作信号を学習リモコンに学習させれば、学習リモコンによりエアコンを遠隔操作することが可能になる。
このような学習リモコンは、特開昭62-254596号公報に記載されている。
特開昭62-254596号公報
上述したような学習リモコンによれば、複数の装置を遠隔操作するのに複数の専用リモコンを使い分けるといった不便さを解消することができる。
しかし、学習リモコンには、専用リモコンから出力された操作信号を受け取るための赤外線受光器、赤外線受光器により受け取られた操作信号の波形を解析する解析回路、および解析回路により解析された波形を示す情報を記憶する記憶回路を設ける必要がある。
例えば、解析回路をCPU(Central Processing Unit)により実現する場合には、通常のリモコンにおいて用いられるCPUよりも高性能なCPUが必要になる。
また、解析回路により解析された波形を示す情報を記憶するための記憶回路として、記録可能な記憶素子が必要になる。また、専用リモコンに設けられた複数の操作ボタンのそれぞれの波形を示す情報を記憶する場合には、記憶容量の大きな記憶素子が必要になる。
これらの結果、リモコンの部品が増え、製造コスト、リモコンのサイズまたは重量が増加し、また、リモコンの消費電力が増加する。
本発明は上記に例示したような問題点に鑑みなされたものであり、本発明の第1の課題は、1つで複数種類の装置または複数種類の製品を遠隔操作することができるリモコンを実現することができ、かつこのようなリモコンの製造コスト、サイズ、重量または消費電力の増加を抑えることができる操作信号学習装置、遠隔操作方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明の第2の課題は、1つで複数種類の装置または複数種類の製品を遠隔操作することができるリモコンを実現することができ、かつこのようなリモコンを、学習リモコンではない通常のリモコンに大幅な設計変更または大幅な部品の追加を行うことなく実現することができる操作信号学習装置、遠隔操作方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に記載の操作信号学習装置は、第1遠隔操作装置との間で無線方式により通信を行う第1通信手段と、第2遠隔操作装置から無線方式により送信される操作信号を受信する第2通信手段と、前記第2通信手段により受信された操作信号を記憶装置に記憶する記憶制御手段と、前記第1通信手段を制御し、これにより前記記憶装置に記憶された操作信号を前記第1遠隔操作装置に送信する通信制御手段とを備え、前記操作信号は、他の装置を遠隔操作するために前記第2遠隔操作装置の操作ボタンに割り当てられた固有の信号である。
上記課題を解決するために請求項7に記載の遠隔操作方法は、第1遠隔操作装置を用いて、第2遠隔操作装置により操作される他の装置の遠隔操作を可能にする遠隔操作方法であって、前記他の装置を遠隔操作するために前記第2遠隔操作装置の操作ボタンに割り当てられた固有の信号である操作信号を前記第2遠隔操作装置から操作信号学習装置に無線方式により送信する第1送信工程と、前記第1送信工程において送信された操作信号を前記操作信号学習装置により受信する第1受信工程と、前記受信工程において受信された操作信号を前記操作信号学習装置により記憶装置に記憶する記憶工程と、前記記憶工程において記憶された操作信号を前記操作信号学習装置から前記第1遠隔操作装置に無線方式により送信する第2送信工程と、前記第2送信工程において送信された操作信号を前記第1遠隔操作装置により受信する第2受信工程と、前記第2受信工程において受信された操作信号を前記第1遠隔操作装置から前記他の装置に向けて無線方式により送信する第3送信工程とを備えている。
上記課題を解決するために請求項8に記載のコンピュータプログラムは、請求項1に記載の操作信号学習装置としてコンピュータを機能させる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(遠隔操作システム)
図1は、レコーダ、ディスプレイ装置、エアコンおよび2個のリモコンを示している。図2は、図1中のレコーダ1、リモコン3、エアコン4およびリモコン5をブロック図として示している。
図1中のレコーダ1は、本発明の操作信号学習装置の実施形態である。レコーダ1は、例えばテレビチューナ内蔵のハードディスクドライブレコーダである。レコーダ1は、テレビ放送局から送信された番組コンテンツデータを受信し、これをハードディスクに記録するといった、レコーダとしての通常の機能を備えている。レコーダ1にはディスプレイ装置2が接続されている。
さらに、レコーダ1は、他の装置を遠隔操作するためのリモコンから出力される操作信号を学習し、これにより、リモコン3を、これ1つで複数種類の装置または複数種類の製品を遠隔操作することができる汎用リモコンとして働かせる機能を備えている。例えば、レコーダ1は、エアコン4の専用リモコン5から出力される操作信号Cを学習し、これにより、エアコン4を操作することができるリモコンとしてリモコン3を働かせることができる。なお、図2に示すように、レコーダ1はリモコン3と共に遠隔操作システム6を構成する。
リモコン3は、レコーダ1を遠隔操作するための専用リモコンとして働く。さらに、リモコン3は、これ1つで複数種類の装置または複数種類の製品を遠隔操作することができる汎用リモコンとしても働く。汎用リモコンとしての働きはリモコン3とレコーダ1との協働により実現される。
一方、エアコン4は一般に普及しているエアコンである。リモコン5は、エアコン4を遠隔操作するための専用リモコンである。リモコン5で遠隔操作することができるのはエアコン4だけであり、リモコン5でレコーダ1などの他の装置(すなわち他の種類の装置または他の種類の製品)を遠隔操作することはできない。
図2に示すように、レコーダ1には、電波受信部11、電波送信部12および赤外線受光部13が設けられている。また、リモコン3には、電波受信部31、電波送信部32および赤外線出力部33が設けられている。レコーダ1およびリモコン3は、電波受信部11、電波送信部12、電波受信部31および電波送信部32を用い、電波による双方向通信を相互に行うことができる。さらに、レコーダ1およびリモコン3は、赤外線受光部13および赤外線出力部33を用い、赤外線による通信を行うことができる。この赤外線による通信は、リモコン3からレコーダ1への一方向通信である。
リモコン3の操作パネルには、複数の操作ボタンが設けられている。各操作ボタンには固有の波形を有する操作信号Aが割り当てられている。操作信号Aの波形は操作ボタンごとに異なる。ユーザがリモコン3の1つの操作ボタンを押すと、当該操作ボタンに割り当てられた操作信号Aが電波送信部32により送信される。
レコーダ1は、この操作信号Aを電波受信部11により受信する。レコーダ1は、受信された操作信号Aに従って動作する。
また、レコーダ1は、リモコン3から操作信号Aを受信したとき、電波送信部12により応答信号Rをリモコン3へ送信する。そして、リモコン3は電波受信部31により応答信号Rを受信する。
なお、リモコン3によるレコーダ1の遠隔操作は通常電波により行うが、赤外線により行うこともできる。この場合、ユーザがリモコン3の1つの操作ボタンを押すと、当該操作ボタンに割り当てられた操作信号が赤外線出力部33から出力される。レコーダ1は、この操作信号を赤外線受光部13により受け取り、この操作信号に従って動作する。リモコン3によるレコーダ1の遠隔操作を電波により行うか、赤外線により行うかは、例えばリモコン3に設けられた切り替えスイッチ(図示せず)により設定する。
一方、エアコン4には赤外線受光部7が設けられている。また、エアコン4の専用リモコン5には赤外線出力部8が設けられている。エアコン4およびリモコン5は、赤外線受光部7および赤外線出力部8を用い、赤外線による通信を行うことができる。この通信は、リモコン5からエアコン6への一方向通信である。
リモコン5の操作パネルには、複数の操作ボタンが設けられている。各操作ボタンには固有の波形を有する操作信号Cが割り当てられている。操作信号Cの波形は操作ボタンごとに異なる。各操作信号Cの波形はいずれの操作信号Aとも異なる。ユーザがリモコン5の1つの操作ボタンを押すと、当該操作ボタンに割り当てられた操作信号Cが赤外線出力部8から出力される。
エアコン4は、この操作信号Cを赤外線受光部7により受け取る。エアコン4は、受け取られた操作信号Cに従って動作する。
図3はリモコン3の操作パネルを示している。
図3に示すように、リモコン3の操作パネルには、複数の操作ボタン21が設けられている。これらの操作ボタン21は、プリアサインドボタングループPに属するプリアサインドボタンと、フリーアサインボタングループFに属するフリーアサインボタンとに分かれる。
各プリアサインドボタンは、レコーダ1を主に通常のレコーダとして遠隔操作するための操作ボタンである。プリアサインドボタンには、例えば、レコーダ1の電源ON・OFFの切り替え、放送チャンネルの切り替え、番組コンテンツデータの記録開始・記録停止、メニュー表示、メニュー中の項目の選択などの操作ボタンがある。
一方、フリーアサインボタンは、他の装置を遠隔操作するための操作ボタンである。図3においてフリーアサインボタンは8つあるが、フリーアサインボタンの個数は1個ないし7個でもよいし、9個以上でもよい。また、プリアサインドボタンとフリーアサインボタンとの双方を兼用する操作ボタンを設け、当該兼用操作ボタンをプリアサインドボタンとフリーアサインボタンとのいずれの操作ボタンとして働かせるかを選択する選択スイッチを設けてもよい。
プリアサインドボタンおよびフリーアサインボタンの別を問わず、各操作ボタン21には、固有の波形を有する操作信号Aが割り当てられている。操作信号Aの波形は操作ボタン21ごとに異なる。
ユーザが1つのプリアサインドボタンを押すと、リモコン3は当該プリアサインドボタンに割り当てられた操作信号Aを送信する。この操作信号Aをレコーダ1が受信したとき、レコーダ1は、この操作信号Aに従って通常のレコーダとしての動作を行う。例えば、レコーダ1は、操作信号Aに従って、レコーダ1の電源ON・OFFの切り替え、放送チャンネルの切り替え、番組コンテンツデータの記録開始・記録停止、メニュー表示、メニュー中の項目の選択などのうちのいずれかの処理を行う。このように、ユーザがリモコン3のプリアサインドボタンを操作するとき、リモコン3はレコーダ1の専用リモコンとして働く。
一方、通常モード時において、ユーザが1つのフリーアサインボタンを押すと、リモコン3は当該フリーアサインボタンに割り当てられた操作信号Aを送信する。この操作信号Aをレコーダ1が受信したとき、レコーダ1は、この操作信号Aに従って後述の波形情報転送処理を行う。このとき、リモコン3は後述の操作信号出力処理を行う。これらの処理のコンビネーションにより、他の装置の遠隔操作が実現される。このように、ユーザがリモコン3のフリーアサインボタンを操作するとき、リモコン3は汎用リモコンとして働く。
なお、フリーアサインボタンに割り当てられた操作信号Aは指定信号の具体例である。
フリーアサインボタンによる他の装置の遠隔操作は、学習処理、波形情報転送処理および操作信号出力処理の3つの処理により実現する。以下、図4および図5を参照しながら、これらの処理の概要を述べる。
学習処理は、他の装置を遠隔操作するための専用リモコンから出力される操作信号の波形を、リモコン3のフリーアサインボタンと関連づけて記憶する処理である。学習処理はレコーダ1により行われる。
図4は、学習処理の具体例として、エアコン4の専用リモコン5から出力される操作信号Cの波形を、リモコン3のフリーアサインボタンと関連づけて記憶する場合を示している。
図4に示すように、学習処理を実行するとき、ユーザはまずレコーダ1を学習モードにする。
次に、ユーザはリモコン3のフリーアサインボタンの1つを押す。これにより、当該フリーアサインボタンに割り当てられた操作信号Aがリモコン3の電波送信部32により送信される。レコーダ1はこの操作信号Aを電波受信部11により受信する。この操作信号Aは固有の波形を有する。レコーダ1は、この操作信号Aの固有の波形に基づいて、ユーザが押したフリーアサインボタンを認識し、このフリーアサインボタンを示すボタン識別情報を生成する。
なお、レコーダ1は、リモコン3から操作信号Aを受信した直後、電波送信部12により応答信号Rを送信し、リモコン3はこれを電波受信部31により受信する。
次に、ユーザは、エアコン4の専用リモコン5の操作ボタンの1つを押す。これにより当該操作ボタンに割り当てられた操作信号Cが赤外線出力部8から出力される。レコーダ1はこの操作信号Cを赤外線受光部13により受け取る。続いて、レコーダ1はこの操作信号Cの波形を示す波形情報を生成する。続いて、レコーダ1はこの波形情報とユーザが押したフリーアサインボタンを示すボタン識別情報とを関連づけ、これらを記憶部16(図6参照)に記憶する。
一方、波形情報転送処理は、ユーザがリモコン3のフリーアサインボタンを押したときに、レコーダ1の記憶部16に記憶された波形情報をリモコン3に送信する処理である。波形情報転送処理はレコーダ1により行われる。
他方、操作信号出力処理は、リモコン3により行われる処理であり、この処理は、レコーダ1から送信された波形情報を受信し、この波形情報に基づいて操作信号Bを生成し、この操作信号Bを出力する処理である。
図5は、波形情報転送処理および操作信号出力処理の具体例として、ユーザがリモコン3のフリーアサインボタンの1つを押し、これにより、エアコン4を遠隔操作する場合を示している。なお、事前に、リモコン3に設けられた8つのフリーアサインボタンについて学習処理が完了しており、レコーダ1の記憶部16には、各フリーアサインボタンに対応するボタン識別情報と関連づけられた波形情報がすでに記憶されているものとする。そして、記憶部16に記憶された8つの波形情報は、エアコン4の専用リモコン5から出力される8種類の操作信号Cの波形をそれぞれ示すものであるとする。
図5に示すように、波形情報転送処理および操作信号出力処理を実行するとき、ユーザはまずレコーダ1を通常モードにする。
次に、ユーザは、リモコン3のフリーアサインボタンの1つを押す。これにより、当該フリーアサインボタンに割り当てられた操作信号Aがリモコン3の電波送信部32により送信される。レコーダ1はこの操作信号Aを電波受信部11により受信する。この操作信号Aは固有の波形を有する。レコーダ1は、この操作信号Aの固有の波形に基づいて、ユーザが押したフリーアサインボタンを認識する。続いて、レコーダ1は、このフリーアサインボタンを示すボタン識別情報に関連づけられた波形情報を、記憶部16に記憶された8つの波形情報の中から選択し、この選択された波形情報を記憶部16から読み取る。続いて、レコーダ1は、この波形情報を応答信号Rに含め、この応答信号Rを電波送信部12により送信する。
この応答信号Rは、リモコン3の電波受信部31により受信される。リモコン3は、この応答信号Rに含まれた波形情報を抽出し、この波形情報に基づいて操作信号Bを生成する。この波形情報は、事前に行われた学習処理においてエアコン4の専用リモコン5から出力された操作信号Cの波形を示している。したがって、リモコン3は、この波形情報に基づいて、エアコン4の専用リモコン5から出力された操作信号Cを復元することができる。すなわち、リモコン3は、操作信号Cと同じ波形を有する操作信号Bを生成することができる。続いて、リモコン3は赤外線出力部33によりこの操作信号Bをエアコン4に向けて出力する。これにより、エアコン4が操作信号Bに従って動作する。このようにして、リモコン3によるエアコン4の遠隔操作が実現される。
波形情報転送処理および操作信号出力処理は、ユーザがリモコン3のフリーアサインボタンの1つを押したときに、瞬時に連続的に行われる。したがって、ユーザは、あたかも、リモコン3のフリーアサインボタンに、エアコン4を遠隔操作するための操作信号が割り当てられているものと感じる。
また、ユーザがフリーアサインボタンを押したときに送信される操作信号Aおよび波形情報の送信に用いられる応答信号Rはいずれも電波信号であり、広い指向性を有する。したがって、図5に示すように、リモコン3の赤外線出力部33から出力される操作信号B(一般に狭い指向性を有する赤外線信号)がエアコン4の赤外線受光部7に届くように、ユーザがリモコン3をエアコン4に向け、この結果、リモコン3の電波送信部32および電波受信部31とレコーダ1の電波受信部11および電波送信部12とが向き合わなくなっても、リモコン3とレコーダ1との間の操作信号Aおよび応答信号Rの通信は良好に行われる。
(レコーダの構造)
図6はレコーダ1の構造を示している。
図6に示すように、レコーダ1は学習部10および主機能制御部20を備えている。学習部10は学習処理および波形情報転送処理を行う部分である。主機能制御部20は、テレビ放送局から送信された番組コンテンツデータを受信し、これをハードディスクに記録するといった、レコーダとしての通常の処理を行う部分である。
学習部10は、電波受信部11、電波送信部12、赤外線受光部13、波形情報生成部14、記憶制御部15、記憶部16、通信制御部17、選択部18および総合制御部19を備えている。これらはバスを介して相互に接続されている。
電波受信部11および電波送信部12は、リモコン3との間で電波により通信を行う。電波受信部11はリモコン3の電波送信部32から送信される、操作信号Aが含まれた電波信号を受信する。電波送信部12は応答信号Rが含まれた電波信号をリモコン3に送信する。電波受信部11は例えば電波受信回路である。電波送信部12は例えば電波送信回路である。
赤外線受光部13は赤外線信号を受け取る。具体的には、赤外線受光部13は、学習処理において、エアコン4の専用リモコン5の赤外線出力部8から出力される操作信号Cを受け取る。赤外線受光部13は例えば赤外線受光素子を含む赤外線受光回路である。
波形情報生成部14は、赤外線受光部13により受け取られた赤外線信号の波形を示す波形情報を生成する。具体的には、波形情報生成部14は、学習処理において、赤外線受信部13により受け取られた操作信号Cの波形を示す波形情報を生成する。波形情報は、例えば操作信号Cのパルス幅、周期または一定周期当たりのパルス数などを示す情報である。
記憶制御部15は、学習処理において、リモコン3のフリーアサインボタンに割り当てられた操作信号Aが電波受信部11により受信されたとき、この操作信号Aに基づいて、当該フリーアサインボタンを示すボタン識別情報を生成する。そして、記憶制御部15は、このボタン識別情報と、波形情報生成部14により生成された波形情報とを互いに関連づけ、当該ボタン識別情報および当該波形情報を記憶部16に記憶する。記憶制御部15は例えばCPU(Central Processing Unit)などにより構成されている。
記憶部16は記録可能で不揮発性の記憶装置であり、例えばフラッシュメモリーである。
通信制御部17は、電波受信部11および電波送信部12を制御する。具体的には、通信制御部17は、学習処理において、電波送信部12を制御し、これにより、記憶部16に記憶された波形情報をリモコン3に送信する。通信制御部17は例えばCPUなどにより構成されている。
選択部18は、波形情報転送処理において、フリーアサインボタンに割り当てられた操作信号Aが電波受信部11により受信されたとき、この操作信号Aに基づいて、当該フリーアサインボタンに対応するボタン識別情報に関連づけられた1つの波形情報を、記憶部16に記憶された複数の波形情報の中から選択する。選択部18は例えばCPUなどにより構成されている。
総合制御部19は、学習部10の構成要素11ないし18を制御する。総合制御部19は例えばCPUなどにより構成されている。
図7は、学習部10のより具体的な構成例である学習回路50を示している。図7に示す学習回路50において、電波受信回路51は電波受信部11の具体例である。電波送信回路52は電波送信部12の具体例である。赤外線受光回路53は赤外線受光部13の具体例である。フラッシュメモリー54は記憶部16の具体例である。CPU55、ROM(Read-Only Memory)56、RAM(Random-Access Memory)57は、波形情報生成部14、記憶制御部15、通信制御部17、選択部18および総合制御部19の具体例である。すなわち、ROM56には、波形情報生成部14、記憶制御部15、通信制御部17、選択部18および総合制御部19を実現するための指令などが記述されたプログラムが記憶されている。CPU55は、このプログラムをROM56から読み取り、これを実行することにより、波形情報生成部14、記憶制御部15、通信制御部17、選択部18および総合制御部19として機能する。RAM57は、CPU55がプログラムを実行するときの作業メモリなどとして用いられる。
(リモコンの構造)
図8はリモコン3の構造を示している。
図8に示すように、リモコン3は、電波受信部31、電波送信部32、赤外線出力部33、操作ボタンユニット34、記憶部35および制御部36を備えている。これらはバスを介して相互に接続されている。
電波受信部31および電波送信部32は、レコーダ1との間で電波により通信を行う。電波送信部32は操作信号Aが含まれた電波信号を送信する。電波受信部31は、レコーダ1から送信される、応答信号Rが含まれた電波信号を受信する。電波送信部32は例えば電波送信回路である。電波受信部31は例えば電波受信回路である。
赤外線出力部33は赤外線信号を出力する。具体的には、赤外線出力部33は、操作信号出力処理において操作信号Bを出力する。赤外線出力部33は例えば赤外線発光素子を含む赤外線出力回路である。
操作ボタンユニット34は、例えば図3に示すような複数の操作ボタン21およびスイッチ信号回路により構成されている。
記憶部35は読み取り専用の記憶素子であり、例えばROMである。記憶部35には、プリアサインドボタンに割り当てられた操作信号Aの情報が予め記憶されている。
制御部36は、リモコン3の構成要素31ないし35を制御する。
図9は、リモコン3のより具体的な構成例を示している。図9に示すように、電波受信回路61は電波受信部31の具体例である。電波送信回路62は電波送信部32の具体例である。赤外線出力回路63は赤外線出力部33の具体例である。操作ボタンおよびスイッチ回路64は操作ボタンユニット34の具体例である。ROM65は記憶部35の具体例である。CPU66およびRAM67は制御部36の具体例である。
(学習処理)
図10は学習処理の流れを示している。
まず、ユーザは、リモコン3を操作し、レコーダ1を通常モードから学習モードに切り替える。通常モードから学習モードへの切り替えは例えば次のような手順で行う。まず、ユーザは、メニューを表示させるための操作ボタン(プリアサインドボタン)を押す。これに応じ、レコーダ1はメニューをディスプレイ装置2に表示する。続いて、ユーザは、メニュー中の項目を選択するための操作ボタン(プリアサインドボタン)を押し、学習モードの項目を選択する。これに応じ、レコーダ1はモードを学習モードに切り替える。そして、レコーダ1は学習処理を開始する。
図10に示すように、レコーダ1の総合制御部19は、まず、リモコン3を表す画像をディスプレイ装置2に表示し、さらに「レコーダのリモコンの操作ボタンを押してください。」というメッセージをディスプレイ装置2に表示する(ステップS1)。
続いて、レコーダ1の総合制御部19は、リモコン3のフリーアサインボタンに割り当てられた操作信号Aが受信されたか否かを判断する(ステップS2)。
ユーザがリモコン3のフリーアサインボタンを押し、このフリーアサインボタンに割り当てられた操作信号Aがリモコン3から送信され、電波受信部11がこの操作信号Aを受信したとき(ステップS2:YES)、記憶制御部15は、この操作信号Aの波形に基づいて、ユーザが押したフリーアサインボタンを示すボタン識別情報を生成する。そして、記憶制御部15は、このボタン識別情報を例えばRAMに一時的に記憶する(ステップS3)。
なお、リモコン3から操作信号Aを受信した直後、通信制御部17が電波送信部12を制御し、応答信号Rを送信し、リモコン3はこれを電波受信部31により受信する。
続いて、総合制御部19は、ディスプレイ装置2に表示されているリモコン3の画像において、ユーザが押したフリーアサインボタンの色を変える。これにより、ユーザは、自らが押したフリーアサインボタンを確認することができる。さらに、総合制御部19は、「他の装置のリモコンの操作ボタンを押してください」というメッセージをディスプレイ装置2に表示する(ステップS4)。
続いて、総合制御部19は、エアコン4の専用リモコン5から送信された操作信号Cが受信されたか否かを判断する(ステップS5)。
ユーザが専用リモコン5の操作ボタンを押し、この操作ボタンに割り当てられた操作信号Cが専用リモコン5から送信され、赤外線受光部13がこの操作信号Cを受信したとき(ステップS5:YES)、波形情報生成部14は、この操作信号Cの波形を示す波形情報を生成する(ステップS6)。
続いて、記憶制御部15は、ステップS3において生成されたボタン識別情報と、ステップS6において生成された波形情報とを互いに関連づける。そして、記憶部16は、当該波形情報および当該ボタン識別情報を記憶部16に記憶する(ステップS7)。
(波形情報転送処理)
図11は波形情報転送処理の流れを示している。
波形情報転送処理は、レコーダ1が通常モードであるときにレコーダ1により行われる。
図11に示すように、レコーダ1の総合制御部19は、まず、リモコン3のフリーアサインボタンに割り当てられた操作信号Aが受信されたか否かを判断する(ステップS11)。
フリーアサインボタンに割り当てられた操作信号Aが受信されたときには(ステップS11:YES)、選択部18は、この操作信号Aに基づいて波形情報を選択する(ステップS12)。具体的には、選択部18は、この操作信号Aの波形に基づいて、この操作信号Aに割り当てられたフリーアサインボタンを認識する。そして、選択部18は、このフリーアサインボタンを示すボタン識別情報に関連づけられた波形情報を、記憶部16に記憶された波形情報の中から選択し、この選択された波形情報を記憶部16から読み取る。
続いて、通信制御部17は、選択部18により読み取られた波形情報を応答信号Rに含め、この応答信号Rを電波送信部12により送信する(ステップS13)。
(操作信号出力処理)
図12は操作信号出力処理の流れを示している。
操作信号出力処理は、レコーダ1が通常モードである間に、ユーザがリモコン3のフリーアサインボタンを押した直後にリモコン3により行われる。
図12に示すように、リモコン3の制御部36は、まず、波形情報が含まれた応答信号Rが受信されたか否かを判断する(ステップS21)。
レコーダ1の波形情報転送処理において、波形情報が含まれた応答信号Rが送信され、これがリモコン3の電波受信部11により受信されたとき(ステップS21:YES)、制御部36は、応答信号Rから波形情報を抽出し、この波形情報に基づいて操作信号Bを生成する(ステップS22)。この波形情報は、事前に行われた学習処理においてエアコン4の専用リモコン5から出力された操作信号Cの波形を示している。制御部36は、この波形情報に基づいて、操作信号Cと同じ波形を有する操作信号Bを生成する。
続いて、制御部36は、赤外線出力部33を制御し、この操作信号Bを出力する。これにより、エアコン4が操作信号Bに従って動作する。このようにして、リモコン3によるエアコン4の遠隔操作が実現される。
以上説明したとおり、レコーダ1は、複数種類の装置または複数種類の製品を遠隔操作することができる汎用リモコンとしてリモコン3を働かせるための学習処理を行う学習部10を備えている。すなわち、このような学習部10はリモコン3が備えているのではなく、レコーダ1が備えている。
これにより、リモコン3の製造コスト、消費電力、サイズおよび重量をほとんど増加させることなく、リモコン3を汎用リモコンとして働かせることができる。
さらに、リモコン3ではなくレコーダ1が学習部10を備えることにより、通常のリモコン(学習機能を備えていないリモコン)に大幅な設計変更または大幅な部品の追加を行うことなく、汎用リモコンを実現することができる。
さらに、リモコン3ではなくレコーダ1が学習部10を備えることにより、レコーダ1が通常備えている高性能なCPUや大記憶容量の記憶装置ないし記憶素子を利用して、学習部10を容易にレコーダ1において実現することができる。例えば、ハードウェアの追加をほとんど行わず、ソフトウェアを追加するだけで、レコーダ1により学習部10を組み込むことができる。
さらに、レコーダ1の高性能なCPUを利用して学習部10を実現することにより、操作信号Cの波形情報の生成などを精度良くかつ迅速に行うことが可能になる。
さらに、レコーダ1の大記憶容量の記憶装置ないし記憶素子を利用して学習部10を実現することにより、操作信号Cの波形情報を大量に記憶することが可能になる。これにより、多数の操作信号Cの波形情報を記憶することが可能になる。また、1つの操作信号Cの波形情報のデータサイズが大きくても、これを難なく記憶することが可能になる。したがって、様々な装置を遠隔操作するための操作信号を記憶させることができ、リモコン3により遠隔操作することができる装置の種類を増やすことができる。
また、レコーダ1は赤外線受光部13を備えており、赤外線信号である操作信号Cの波形情報を記憶する。一方、リモコン3は赤外線出力部33を備えており、レコーダ1から転送された波形情報に基づいて赤外線信号である操作信号Bを出力する。
これにより、従来から広く普及している、遠隔操作に赤外線を利用している、たくさんの装置を、リモコン3により遠隔操作することが可能になる。したがって、リモコン3の汎用リモコンとしての利用範囲を広くすることができる。
また、レコーダ1は電波受信部11および電波送信部12を備えており、一方、リモコン3は電波送信部32および電波受信部31を備えている。そして、フリーアサインボタンに割り当てられた操作信号Aのリモコン3からレコーダ1への送信、および波形情報のレコーダ1からリモコン3への転送を、指向性の広い電波により行う。
これにより、レコーダ1と異なる方向に設置された他の装置を遠隔操作するために、ユーザがリモコン3をレコーダ1と異なる方向に向けて操作する場合でも、操作信号Aのリモコン3からレコーダ1への送信および波形情報のレコーダ1からリモコン3への転送を確実に行うことが可能になる。したがって、ユーザは、操作信号Aの送信および波形情報の転送などがリモコン3とレコーダ1との間で行われていることを意識しないで、様々な場所に設定された他の装置をリモコン3により遠隔操作することが可能になる。
また、レコーダ1からリモコン3への波形情報の転送を電波により行うことにより、波形情報を確実に転送することができる。すなわち、一般に、電波による通信によれば、赤外線による通信と比較して次のような特徴がある。第1に、障害物があっても通信を良好に行うことができる。第2に、送信機器と受信機器との間の距離が長くても通信を良好に行うことができる。第3に、通信速度を速くすることができる。第4に、双方向通信を容易に実現することができる。レコーダ1からリモコン3への波形情報の転送を電波により行うことにより、レコーダ1とリモコン3との間に障害物があっても、波形情報の転送を良好に行うことができる。また、レコーダ1とリモコン3との間の距離が長くても、波形情報の転送を良好に行うことができる。また、波形情報を高速に転送することができ、波形情報の転送時間を短くすることができ、あるいは波形情報の量が大きくても適切な転送速度で波形情報を転送することができる。また、レコーダ1とリモコン3との間の双方向通信により、波形情報の転送の確認処理などを実現することができる。例えば、波形情報の転送後にリモコン3からレコーダ1へアクノレッジ信号を送信し、波形情報の転送が正常に完了したことをレコーダ1に確認させることができる。
なお、上述した説明では、学習部10をレコーダ1に設ける場合を例にあげたが、本発明はこれに限られない。学習部10を設ける装置は、テレビジョン装置でもよいし、エアコンでもよし、パーソナルコンピュータでもよい。また、学習部10だけを有する装置を単独の製品として製造してもよい。
また、上述した説明では、リモコン3とレコーダ1との間の通信を電波により行う場合を例にあげたが、本発明はこれに限られない。リモコン3とレコーダ1との間の通信を赤外線により行ってもよい。もっとも、リモコン3とレコーダ1との間の通信を電波により行うことにより、双方向通信を容易に行うことが可能になり、かつ電波の広い指向性を利用してリモコンの向きにかかわらずリモコン3とレコーダ1との間の通信を確実に行うことが可能になる。
また、上述した説明では、レコーダ1によりエアコン4の専用リモコン5から出力される赤外線の操作信号Cの波形情報を記憶し、一方、リモコン3により波形情報に基づいて赤外線の操作信号Bを出力する場合を例にあげたが、本発明はこれに限られない。レコーダ1により他の装置の専用リモコンから出力される電波の操作信号の信号情報を記憶し、一方、リモコン3により前記信号情報に基づいて電波の操作信号を送信する構成としてもよい。もっとも、レコーダ1により他の装置の専用リモコンから出力される赤外線の操作信号の波形情報を記憶し、一方、リモコン3により波形情報に基づいて赤外線の操作信号を出力する構成とすれば、従来から広く普及している、遠隔操作に赤外線を利用している、たくさんの装置を、リモコン3により遠隔操作することが可能になる。
また、上述したように、レコーダ1は、波形情報を記憶部16から読み取り、この読み取られた波形情報を含む応答信号Rを生成し、この応答信号Rを電波信号としてリモコン3に送信する。応答信号Rの生成は例えば次のように行う。すなわち、レコーダ1は、デジタルデータである波形情報のビット配列に対応して振幅が変化する信号を生成し、この信号を応答信号Rの一部に組み込む。しかし、応答信号Rの生成方法はこれに限られない。例えば、レコーダ1において、波形情報に基づいて操作信号Cの波形を復元し、この復元された波形を応答信号Rの一部に組み込むことにより、応答信号Rを生成してもよい。また、レコーダ1がリモコン3へ応答信号Rを電波信号として送信する方法は、応答信号Rをそのまま電波信号として送信する方法でもよいし、応答信号Rを電波搬送信号に重畳してリモコン3へ送信する方法でもよい。
また、上述した説明では、押しボタン式の操作ボタンに操作信号が割り当てられている構成のリモコンを例にあげたが、本発明はこれに限られない。例えば、切り替えスイッチ、スライド式のレバー、回転式のつまみ、パッドおよびタッチパネルなど入力手段に操作信号が割り当てられた構成のリモコンにも本発明を適用することができる。
また、図1中のリモコン3が第1遠隔操作装置の具体例であり、リモコン5が第2遠隔操作装置の具体例である。また、操作信号Cが、第2遠隔操作装置から送信される操作信号の具体例である。また、リモコン3のフリーアサインボタンに割り当てられた操作信号Aが指定信号の具体例である。
また、図6中の電波受信部11および電波送信部12が第1通信手段の具体例である。また、電波送信部12が電波送信手段の具体例である。また、赤外線受光部13が第2通信手段の具体例である。また、赤外線受光部13は赤外線受信手段の具体例でもある。また、波形情報生成部14が波形情報生成手段の具体例であり、記憶制御部15が記憶制御手段の具体例であり、記憶部16が記憶装置の具体例であり、通信制御部17が通信制御手段の具体例であり、選択部18が選択手段の具体例である。
また、図10中のステップS5が第1送信工程および第1受信工程の具体例であり、ステップS7が記憶工程の具体例である。また、図11中のステップ13が第2送信工程の具体例である。また、図12中のステップS21が第2受信工程の具体例であり、ステップS23が第3送信工程の具体例である。
また、上述した説明では、本発明の操作信号学習装置の実施形態としてレコーダ1を例にあげたが、本発明はこれに限られない。本発明の操作信号学習装置をコンピュータプログラムとして実現することも可能である。この場合には、図6に示す学習部10の構成要素11ないし19を、コンピュータプログラムにより実現する。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取るこのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う操作信号管理装置および遠隔操作方法並びにこれらの機能を実現するコンピュータプログラムもまた本発明の技術思想に含まれる。
本発明の操作信号学習装置の実施形態であるレコーダ、ディスプレイ装置、エアコンおよび2個のリモコンを示す斜視図である。 図1中のレコーダ、エアコンおよび2個のリモコンを示すブロック図である。 リモコンの操作パネルを示す説明図である。 学習処理の具体例を示す説明図である。 波形情報転送処理の具体例を示す説明図である。 本発明の操作信号学習装置の実施形態であるレコーダの内部構造を示すブロック図である。 図6中の学習部の具体例である学習回路を示すブロック図である。 汎用リモコンとして働くリモコンの内部構造を示すブロック図である。 汎用リモコンとして働くリモコンのより具体的な構成例を示すブロック図である。 学習処理の流れを示すフローチャートである。 波形情報転送処理の流れを示すフローチャートである。 操作信号出力処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 レコーダ
3 リモコン
4 エアコン
5 専用リモコン
6 遠隔操作システム
10 学習部
11 電波受信部
12 電波送信部
13 赤外線受光部
14 波形情報生成部
15 記憶制御部
16 記憶部
17 通信制御部
18 選択部
19 総合制御部
21 操作ボタン
31 電波受信部
32 電波送信部
33 赤外線出力部
36 制御部

Claims (8)

  1. 第1遠隔操作装置との間で無線方式により通信を行う第1通信手段と、
    第2遠隔操作装置から無線方式により送信される操作信号を受信する第2通信手段と、
    前記第2通信手段により受信された操作信号を記憶装置に記憶する記憶制御手段と、
    前記第1通信手段を制御し、これにより前記記憶装置に記憶された操作信号を前記第1遠隔操作装置に送信する通信制御手段とを備え、
    前記操作信号は、他の装置を遠隔操作するために前記第2遠隔操作装置の操作ボタンに割り当てられた固有の信号であることを特徴とする操作信号学習装置。
  2. 前記第2通信手段は、赤外線信号である前記操作信号を前記第2遠隔操作装置から受信する赤外線受信手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の操作信号学習装置。
  3. 前記赤外線受信手段により受信された操作信号の波形を示す波形情報を生成する波形情報生成手段を備え、
    前記記憶制御手段は、前記波形情報生成手段により生成された波形情報を前記記憶装置に記憶し、
    前記通信制御手段は、前記記憶装置に記憶された波形情報を前記第1遠隔操作装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の操作信号学習装置。
  4. 前記第1通信手段は、前記操作信号を電波信号として前記第1遠隔操作装置に送信する電波送信手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の操作信号学習装置。
  5. 前記第1通信手段は、前記第1遠隔操作装置の操作ボタンに割り当てられた固有の信号である指定信号を前記第1遠隔操作装置から受信し、
    前記記憶制御手段は、前記第1通信手段により受信された指定信号に基づいて前記第1遠隔操作装置の前記操作ボタンを示すボタン識別情報を生成し、このボタン識別情報と前記第2通信手段により受信された操作信号とを互いに関連づけ、当該ボタン識別情報および当該操作信号を前記記憶装置に記憶することを特徴とする請求項1に記載の操作信号学習装置。
  6. 前記記憶装置に記憶された複数の操作信号の中から1つの操作信号を選択する選択手段を備え、
    前記第1通信手段は、前記第1遠隔操作装置の操作ボタンに割り当てられた固有の信号である指定信号を前記第1遠隔操作装置から受信し、
    前記選択手段は、前記第1通信手段により受信された指定信号に基づいて1つの操作信号を前記記憶装置に記憶された複数の操作信号の中から選択し、
    前記第1通信手段は、前記選択手段により選択された操作信号を前記第1遠隔操作装置に送信することを特徴とする請求項1に記載に操作信号学習装置。
  7. 第1遠隔操作装置を用いて、第2遠隔操作装置により操作される他の装置の遠隔操作を可能にする遠隔操作方法であって、
    前記他の装置を遠隔操作するために前記第2遠隔操作装置の操作ボタンに割り当てられた固有の信号である操作信号を前記第2遠隔操作装置から操作信号学習装置に無線方式により送信する第1送信工程と、
    前記第1送信工程において送信された操作信号を前記操作信号学習装置により受信する第1受信工程と、
    前記受信工程において受信された操作信号を前記操作信号学習装置により記憶装置に記憶する記憶工程と、
    前記記憶工程において記憶された操作信号を前記操作信号学習装置から前記第1遠隔操作装置に無線方式により送信する第2送信工程と、
    前記第2送信工程において送信された操作信号を前記第1遠隔操作装置により受信する第2受信工程と、
    前記第2受信工程において受信された操作信号を前記第1遠隔操作装置から前記他の装置に向けて無線方式により送信する第3送信工程とを備えていることを特徴とする遠隔操作方法。
  8. 請求項1に記載の操作信号学習装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
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