JP2007331232A - 化粧面材 - Google Patents

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裕一 桜井
Toshihisa Morikawa
歳久 森川
Fumitaka Souno
文孝 操野
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Abstract

【課題】 従来の従来のエンボス化粧シートを使用しながらシートの貼り方に工夫を加えることで、立体感のある外観を有する化粧面材を提供する。
【解決手段】 方向性を有する凹凸模様を形成した化粧シートを表面に貼着した化粧面材であって、化粧面材の表面を複数部位に分割し、隣合う各部位に凹凸模様の方向を変えて化粧シートを貼着ししたことにより、化粧面材の中で方向性を有する凹凸模様が複数方向に向いているので、光の入射方向に関係なく必ず光の反射が得られ、立体感に富んだ化粧面材が得られる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建具や収納扉の面材に適しており、表面に化粧シートを貼着した意匠性に優れる化粧面材に関する。
従来より、建具や収納扉の面材として安価で意匠性に優れたものとしては、木目模様等の化粧シートを貼着したものが多く使用されている。化粧シートを貼着したものは平板的な柄が多いが、少しでも立体感のあるデザインを得るために凹凸模様を形成したエンボス化粧シートを用いる場合がある。
これらの凹凸模様を有する化粧シートの一例として、特公平7−79991が開示されている。これは、パール顔料等の光輝性材料を含んだ層に設けられた凹凸により光の反射方向が変化し、明暗の相違によって立体感を得ることができるものである。
特公平7−79991
光輝性材料により、光が当たった際の反射率が向上するため、より陰影感に優れた化粧シートが得られるが、化粧シート自体の厚みは非常に薄いものであり、凹凸模様の深さも浅いため光輝性材料を含むとはいえ、光の反射の方向によれば、立体感の乏しい平板的な化粧面材となってしまう。
これについて図8、9に模式的に表す。図8は平行する線状の凹凸模様を有する化粧シートを、面材表面に斜め方向になるように面材全体に貼った化粧面材の正面図である。この化粧面材に対して、凹凸模様の方向に合わせて光を当てた場合、陰影感がほとんど現われないので、外観上は単なる平面的な線状模様が現われているだけで、立体感が感じられないものである。図9では上記に示すように光が当たった場合の陰影感が得られないイメージを現すものとして点線で表示している。
これに対して例えば、面材に直接彫刻を施すか、彫刻を施した上に化粧シートを貼着する方法によれば、光の当たり方に関係なく深みのある立体的な外観を得ることができるが、加工に手間とコストがかかるという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、従来のエンボス化粧シートを使用しながらシートの貼り方に工夫を加えることで、光の状態に関係なく常に立体感のある外観を有する化粧面材を提供することを目的とする
請求項1に係る発明の化粧面材は、方向性を有する凹凸模様を形成した化粧シートが表面に貼着された化粧面材であって、化粧面材の表面が複数部位に分割され、隣合う各部位に凹凸模様の方向を変えて化粧シートが貼着されたことを特徴とする。
請求項2に係る発明の化粧面材は、凹凸模様は略直線状の凹凸が略平行に並列したものであり、縦又は横方向に隣合う各部位に貼着された化粧シートの凹凸模様の方向が、それぞれ略対称方向に配置されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、方向性を有する凹凸模様を形成した化粧シートが表面に貼着された化粧面材であって、化粧面材の表面が複数部位に分割され、隣合う各部位に凹凸模様の方向を変えて化粧シートが貼着されたので、化粧面材(例えば建物用扉、家具用扉等の表面材)に一方向から光が当たったとしても、化粧面材の中で方向性を有する凹凸模様が複数方向に向いているので、光の入射方向に関係なく必ず光の反射が得られる方向を向いた立体感に富んだ化粧面材が得られる。
請求項2に係る発明によれば、請求項1の発明の条件をさらに明確にしたもので、方向性を有する凹凸模様は略直線状の凹凸が略平行に並列したものであり、縦又は横方向に隣合う各部位に貼着された化粧シート同士の凹凸模様の方向がそれぞれ略対称方向に配置されているため、仮に1の化粧シートの凹凸模様の方向に合わせて光を当てたとしてそのシートの凹凸模様と、隣合う他の化粧シートの凹凸模様は1の化粧シートの凹凸模様とは略対称方向に配置しているので、入射した光の反射状態は相互に最も離れた状態にあるので、少なくとも部分的には陰影感がはっきりして意匠性に優れる化粧面材が得られる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、請求項1に記載の方向性を有する凹凸模様が形成された化粧シート1を表面に貼着した化粧面材の正面図である。化粧面材の上半分4においては化粧シートが略直線状の凹凸が約45度の方向に略平行に並列した向きに配置して貼着され、化粧面材の下半分5においては、同じシートを凹凸模様の傾斜を上半分4のシートよりも水平方向に近づけて貼着したものである。
この化粧面材に上半分4の凹凸模様の方向に合わせて光を当てた状態の模式図を図2に表す。光が線状凹凸模様に沿ってほぼ素通りするので上半分4においては陰影感が現われないが、下半分5においては光が凹凸模様の凸部に当たり輝き、凹部には影ができるため、化粧面材全体としては、下半分5が陰影感に富んだ外観が得られ、上下部分でで凹凸感が異なり意匠性に優れた化粧面材が得られる。イメージとして点線の大きさで陰影感を表示しており、上半分4は陰影感が現われず、下半分5は上半分4に比較して陰影感に優れる。
具体的な製造方法の一例を以下に示すが、面材(図示せず)や化粧シート1の材質、寸法、品質や接着剤、接着方法等については、これに何ら限定されるものではなく、既存の化粧面材の製造方法がそのまま利用できる。
図3は化粧シート1の正面図であり、図4はその断面図である。化粧シート1は図3、4に示すように、厚さ0.2mmのオレフィンシートであり、凸部2と凹部3が断面山形状に連なる凹凸模様を有する。なお、化粧シート1の厚さや材質は上記に限定されるものではなく、表面凹凸形状も凸部、凹部がそれぞれ並列して形成され一方向に方向性を有するものであれば、特に限定されるものではない。
化粧シート1は、面材として例えばMDF(中比重繊維板)表面に酢酸ビニルエマルジョン接着剤で貼着する。また、化粧シート1は、所望のデザインに合わせて、面材表面上の隣合う各部位に凹凸模様の方向を変えながら配置して貼着する。面材としては、MDF以外にも合板、パーティクルボード、OSB等の木質板、火山性ガラス質複層板(商品名ダイライト)、鉱物質繊維板、珪酸カルシウム板、石膏ボード等の無機質板、樹脂板、金属板等が使用目的に応じて使用される。
図5は、請求項2に記載の方向性を有する凹凸模様が形成された化粧シート1を貼着した化粧面材の正面図である。本実施形態では、下半分5の化粧シート1の凹凸模様の方向を上半分4の化粧シート1の凹凸模様の方向と略対称方向に向くように配置している。この化粧面材の上半分4の線状凹凸模様の方向に合わせて光を当てた状態の模式図を図6に示す。光が線状凹凸模様に沿ってほぼ素通りするので上半分4には陰影感が現われないが、下半分5は線状凹凸模様の方向を上半分4と略対称方向に配置しているので、光が凹凸模様と直交するため直線状模様の全体に亘って凸部に光が当たり、凹部に影ができるので、最も陰影感に優れたものが得られ、上下部分で凹凸感の異なる意匠性に優れた化粧面材が得られる。イメージとして点線の大きさで陰影感を表現しており、上半分は陰影感が現われず、下半分は100%の陰影感が得られるので実線で現わしている。もちろん、いろいろな方向からの光の入射に対して、化粧面材の各部位での陰影感の違いにより立体感に富んだ意匠が得られる。
図7は、水シボ調の凹凸模様を有する化粧シート1を表面に貼った化粧面材からなるドアの正面図であり、凹凸模様の方向を上半分4と下半分5で対称形に配置することで、厚さ0.2mmの薄いシートでありながら陰影感に富んだ意匠性に優れたものが得られた。また、本シートには光輝性材料であるパール顔料を練りこんでいるので、光の当たる凸部分がより輝き、さらに陰影感が強く立体感に富んだ意匠が得られる。本例では上下2分割の配置によるものであるが、さらに細かく分割された模様とすれば変化に富んだ意匠が得られる。凹凸模様については、方向性を有する模様であれば、前記水シボ調に限定されず自由に選択することができる。
本発明の方向性を有する凹凸模様が形成された化粧シートを表面に貼着した化粧面材は、ドアだけでなく、家具の面材、腰壁や壁全体に使用することができ、あるいは、これら垂直面だけでなく天井等の水平面にも使用することができ、非常に薄いシート貼りの化粧面材でありながら、陰影感が強調され立体感に富んだ化粧板が得られる。
本発明請求項1に記載の方向性を有する凹凸模様を形成した化粧シートを貼った化粧面材の正面図。 図1の化粧面材の上側の凹凸模様の方向に合わせて光を当てた状態の陰影感を現す模式図。 化粧シートの正面図。 図3の化粧シートの断面図。 本発明請求項2に記載の方向性を有する凹凸模様を形成した化粧シートを貼った化粧面材の正面図。 図5の化粧面材の上側の凹凸模様の方向に合わせて光を当てた状態の陰影感を現す模式図。 水シボ調凹凸模様を形成した化粧シートを貼ったドアの正面図。 従来例における凹凸模様を形成した化粧シートを貼った化粧面材の正面図。 図8の化粧面材の凹凸模様の方向に合わせて光を当てた状態の陰影感を現す模式図。
符号の説明
1 化粧シート
2 凸部
3 凹部
4 上半分
5 下半分

Claims (2)

  1. 方向性を有する凹凸模様を形成した化粧シートが表面に貼着された化粧面材であって、化粧面材の表面が複数部位に分割され、隣合う各部位に凹凸模様の方向を変えて化粧シートが貼着されていることを特徴とする化粧面材。
  2. 請求項1に記載の化粧面材において、凹凸模様は略直線状の凹凸が略平行に並列し、縦又は横方向に隣合う各部位に貼着された化粧シートの凹凸模様の方向がそれぞれ略対称方向に向くように配置されていることを特徴とする化粧面材。
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