JP2007328082A - 走査光学系、それを備えた画像形成装置、及びその走査光学系に用いられる結像光学系 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い光学性能を有し、且つ外乱に強い走査光学系を提供する。
【解決手段】走査光学系30は、光源10からのレーザ光束60を偏向させる偏向器31と、偏向器31により偏向されたレーザ光束60を被走査面50に合焦させるための第2結像光学系32とを備えている。第2結像光学系32は、少なくとも一部に複数の凸部35が配列されてなる断面鋸歯状の光学機能部34が形成された光学機能面33aを有している。光学機能面33aは各凸部35の配列方向の幅W1が光学機能面33aに入射するレーザ光束60の同幅W2よりも広くなるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、走査光学系、それを備えた画像形成装置、及びその走査光学系に用いられる結像光学系に関する。
レーザビームプリンタなどの画像形成装置は、一般的に、光源としての半導体レーザと、レーザ光束を偏向させる光偏向器としてのポリゴンミラーと、ポリゴンミラーにより偏向されたレーザ光束を結像するための走査レンズ(結像光学系)とを備えている。従来、走査レンズとしては、特許文献1のように屈折レンズが用いられていたが、近年、より高次元の収差補正を実現する観点等から回折面を有する走査レンズを使用することが提案されている(例えば特許文献2、3等)。
特許第3420956号公報 特開平12−2847号公報 特開2005−37561号公報
しかしながら、回折面は非常に感度が高いため、回折面を有する走査レンズを用いた場合、外乱に影響されやすくなるという問題がある。例えば、画像形成装置の温度上昇や振動等に起因して光学特性が劣化してしまう虞がある。また、回折面は屈折面と比較して非常に大きな分散を有するため、回折面において大きな色収差が生じることとなる。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高い光学性能を有し、且つ外乱に強い走査光学系を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る走査光学系は、光源からの光束を偏向させる偏向器と、偏向器により偏向された光束を被走査面に合焦させるための結像光学系とを備え、結像光学系は、少なくとも一部に複数の凸部が配列されてなる断面鋸歯状の光学機能部が形成された光学機能面を少なくともひとつ有し、少なくともひとつの光学機能面は、各凸部の配列方向の幅が光学機能面に入射する光束の同幅と実質的に同じ又はそれよりも広くなるように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る走査光学系を備えていることを特徴とする。
また、本発明に係る結像光学系は、光源からの光束を偏向させて被走査面を走査する走査光学系において光束を被走査面に合焦させるための結像光学系であって、少なくとも一部に複数の凸部が配列されてなる断面鋸歯状の光学機能部が形成された光学機能面を少なくともひとつ有し、少なくともひとつの光学機能面は、各凸部の配列方向の幅が光学機能面に入射する光束の同幅と実質的に同じ又はそれよりも広くなるように構成されていることを特徴とする。
尚、本明細書において「各凸部の配列方向の幅が光学機能面に入射する光束の同幅と実質的に同じ」とは、光学機能面の分散特性が実質的に屈折光の分散特性により近くなるような各凸部の配列方向の幅と光学機能面に入射する光束の同幅との関係をいう。具体的には各凸部の配列方向の幅が光学機能面に入射する光束の同幅の2/3倍よりも大きいことをいう。言い換えれば、光学機能面に入射する光束の配列方向の幅が各凸部の同幅の1.5倍未満であることをいう。
本発明によれば、高い光学性能を有し、且つ外乱に強い走査光学系を実現することができる。
本発明者等は、誠意研究の結果、複数の凸部が配列されたなる断面鋸歯状の光学機能部が形成された光学機能面において、各凸部の配列方向の幅が光学機能面に入射するレーザ光束の同幅よりも狭く、特にレーザ光束の同幅が各凸部の同幅の2倍以上である場合には、レーザ光束の入射により回折光束が生じる一方、各凸部の配列方向の幅が光学機能面に入射するレーザ光束の同幅と実質的に同じ又はそれよりも広い場合には回折光束の発生は抑制され、屈折光の発生が支配的となることを初めて見出し、本発明をなすに至った。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本実施形態に係る光走査装置1の主要部の構成を表す主走査方向の断面図である。また、図2は光学機能面33aの一部を拡大した断面図である。図3は偏向器側面33aの一部を拡大した平面図である。
本実施形態に係る光走査装置1は、光源10と、第1結像光学系20と、光源10からのレーザ光束60を偏向させて被走査面50を走査する走査光学系30とを備えている。走査光学系30は、複数の偏光面を有し、光源10からのレーザ光束60を偏向させる偏向器(例えば、ポリゴンミラー等)31と、第2結像光学系32とを備えている。
光源10はレーザ光束60を出射させるものである。光源10は例えば半導体レーザ素子等により構成することができる。
第1結像光学系20は、光源10からのレーザ光束60を偏向器31の偏光面に対して結像するためのものである。第1結像光学系20の構成は特に限定されるものではないが、例えば図1に示すように、第1結像光学系20はコリメータレンズ21とシリンドリカルレンズ22とによって構成することができる。本実施形態において、コリメータレンズ21は光源10から出射されるレーザ光束60を略平行光束に変換するためのものである。シリンドリカルレンズ22は、主走査方向には光学的パワーを有さず、主走査方向に直行する副走査方向にのみ光学的パワーを有するレンズである。そして、シリンドリカルレンズ22は、コリメータレンズ21により略平行光束に変換されたレーザ光束60を主走査断面内においてはそのままの状態で射出する一方、副走査断面内においては収束して偏向器31の偏向面(偏向反射面)に線像として結像するように構成されている。
第2結像光学系32は、偏向器31により偏向されたレーザ光束60を被走査面50に結像させるためのものである。本実施形態において、第2結像光学系32は、光学機能面33aを備え、回折面を有さないものである。光学機能面33aには、図2に示すように、少なくとも一部に複数の凸部35が配列されてなる断面鋸歯状の光学機能部34が形成されている。具体的に、本実施形態では、光学機能面33aのレーザ光束60が入射する領域全域にわたって光学機能部34が形成されている。
光学機能部34の形状は、ベースとなる球面、非球面、自由曲面形状に所望の光路差を発生させる光路差関数を付加したかたちで表される。より具体的に、本実施形態では、各凸部35は、各々線条に延びる,光路差関数に対応した第1の側面35aと、第2の側面35bとにより構成された横断面略三角形状の線条凸部であり、主走査方向と略平行な方向に配列されている。ここでは、図3に示すように、凸部35は副走査方向に真っ直ぐに伸びているが、例えば、図4に示すように、複数の凸部35を輪帯状に各々湾曲させて形成してもよい。
尚、本明細書において「断面略三角形状」とは、断面が三角形状、頂部が面取り又はR面取りされた三角形状、一辺又は二辺が曲線により構成された三角形状を含むものであり、頂部の角度は90度以上であってもよく、90度以下であってもよい。
ここで、光学機能面33aは、各凸部35の配列方向の幅W1が光学機能面33aに入射するレーザ光束60の同幅(配列方向の幅)W2よりも広くなるように構成されている(同じであってもよい)。このため、光学機能面33aはレーザ光束60を実質的に回折させず、レーザ光束60を屈折させる効果を有する。よって、光学機能面33aの感度は回折面の感度と比較して低い。従って、光学機能面33aの光学特性は外乱に対して安定しており、その結果、外乱に強い(外乱に対して安定した)走査光学系30を実現することができる。
尚、本明細書において、複数の凸部が配列されてなる断面鋸歯状の光学機能部が形成されており、入射光を実質的に回折せず、屈折させる光学機能面のことを「不連続屈折面」と称呼することとする。また、複数の凸部が配列されてなる断面鋸歯状の光学機能部が形成されており、実質的に回折光を発生させず、反射させる光学機能面のことを「不連続反射面」と称呼する。
また、光学機能面33aは、回折面としては機能せず、屈折面として機能するため、回折面のような大きく負の分散を生じさせない。従って、光学機能面33aにおいて生じる色収差を比較的小さくすることができる。その結果、走査光学系30の高い光学性能を実現することができる。
さらに、上述のように、光学機能面33aは、回折面と同様、ベースとなる球面、非球面、自由曲面形状に光路差関数を付加したものであるため、回折面と同等の収差補正機能を有する。
以上より、回折面に変えて本実施形態の光学機能面33aを用いることによって高い光学性能を有し、且つ外乱に強い走査光学系30、ひいては光走査装置1を実現することができる。
尚、ここでは、特に好ましい形態として、各凸部35の配列方向の幅W1が光学機能面33aに入射するレーザ光束60の同幅(配列方向の幅)W2よりも広い場合を例に挙げて説明するが、幅W1が幅W2と実質的に同じであってもよい。具体的には、幅W2=幅W1のみならず、幅W1>(2/3)×幅W2(好ましくは、W1>0.77×幅W2、より好ましくはW1>0.83×幅W2、さらに好ましくはW1>0.91×幅W2)であってもよい。この場合であっても、後に詳述するように、光学機能面33aの分散特性が屈折光の分散特性により近くなるため、外乱に強い走査光学系30ひいては光走査装置1を実現することができる。
また、本実施形態における走査光学系30は、相互に波長の異なる複数種類のレーザ光束を使用する所謂マルチビーム走査装置に特に好適である。回折面の場合、その回折効率が波長に依存し、ブレーズ波長以外の波長のレーザ光束に対しては一般的に回折効率が低下する傾向にあるが、屈折作用を有する光学機能面33aでは、そのような波長依存性が少なく、いずれのレーザ光束をも高い効率で屈折させることができる。
より高い光学性能を実現する観点からは、各凸部35の第1の側面(主たる光入射面)35aの配列方向の幅W3が光学機能面33aに入射するレーザ光束60の同幅(配列方向の幅)W2よりも広くなるように構成されていることが好ましい。尚、具体的に、W2を2〜3mm程度とし、W3を数mm〜数十mm程度、例えば5mm程度とすることができる。W3を大きくすると隣接する凸部35相互間の段差が大きくなり、光学性能が劣化すると共に作製が困難になるため、W3とW2とは近似していることがより好ましい。
また、高い光学性能を実現する観点から、光学機能面33aを隣接する凸部35から出射するレーザ光束60相互間の光路差がレーザ光束60の波長のm倍(但し、mは整数)となるように構成することが好ましい。具体的には、隣接する凸部35の第1の側面35aから入射して凸部35から出射するレーザ光束60相互間の光路差がレーザ光束60の波長のm倍となるように光学機能面33aを構成することが好ましい。そうすることによって隣接する凸部35の第1の側面35aを透過したレーザ光束60相互間の位相を揃えることができる。従って、良好な集光特性を実現することができる。
また、光の利用効率を向上する観点から、第2の側面35bを光学機能面33aに入射するレーザ光束60の入射方向に対して略平行として第2の側面35bが実質的に屈折面として機能しないようにして、第2の側面35bへのレーザ光束60の入射量を低減するようにすることが好ましい。さらに、実質的に屈折面として使用しない第2の側面35bは、レーザ光束60を散乱させるように構成されていることが好ましい。具体的には、例えば、第2の側面35bを粗面にして入射するレーザ光束60を散乱させるようにすることが好ましい。若しくは、例えば、黒色顔料や黒色染料等を第2の側面35bに塗布することにより第2の側面35bをレーザ光束60を吸収するような構成とすることが好ましい。これらの構成によれば、実質的に屈折面として使用されない第2の側面35bに入射した光の被走査面50上への到達が抑制可能となる。従って、第2の側面35bに入射する光に起因する光走査装置1の光学性能劣化を抑制することができる。
尚、本実施形態では、不連続屈折面を1面のみ有する第2結像光学系32を備えた光走査装置1を例に挙げて説明するが、第2結像光学系32は2面以上の不連続屈折面を有するものであってもよい。
本実施形態において、第2結像光学系32の構成は少なくともひとつの不連続屈折面を有する構成である限りにおいて特に限定されるものではないが、例えば図1に示すように、偏向器31側の光学機能面33aが不連続屈折面に構成されている一方、被走査面50側の光学機能面33bが不連続屈折面でない曲面状の屈折面により構成された1枚のfθ特性を有する走査レンズ33により構成してもよい。このように第2結像光学系32を一枚の走査レンズ33のみによって構成することによって、コンパクト且つ安価な光走査装置1を実現することができる。
より具体的に、走査レンズ33は、光学機能面33bがトーリック面であり、主走査方向と副走査方向で異なるパワーを有するアナモフィックレンズであってもよい。特に、光学機能面33aの光学的パワーが主走査方向のみとなるように構成することが、周期構造が直線状になり製作が容易となるので好ましい。さらに、第2結像光学系32(本実施形態の場合は具体的に走査レンズ33)は、低コストの観点から、実質的にプラスチックからなるものであることが好ましい。
尚、第2結像光学系32を主走査方向に非対称とすることが良好な収差特性が得られるので好ましい。
また、本実施形態では、第2結像光学系32が1枚の走査レンズ33により構成されている例について説明したが、第2結像光学系32は複数のレンズにより構成してもよい。また、1又は複数のミラーにより構成してもよく、1又は複数のレンズ及び1又は複数のミラーにより構成してもよい。第2結像光学系32にミラーを導入する場合、そのミラーの反射面を不連続反射面としてもよい。
また、ここでは光学機能面33aが不連続屈折面である例について説明したが、光学機能面33aが曲面状の屈折面であり、光学機能面33bが不連続屈折面であってもよい。また、光学機能面33a及び33bの両方が不連続屈折面であってもよい。
次に、不連続屈折面たる光学機能面33aで回折光が実質的に生じず、屈折光が生じる原理について説明する。ここでは、断面略三角形状(プリズム状)の複数の凸部が配列されてなる面71に平行なレーザ光束70が入射するモデル(図7参照)を用いて説明する。
ここで、面71の形状は、ベースとなる非球面形状に所望の光路差を発生させる光路差関数を付加した形で表現される。ベースとなる非球面形状は、光軸と面71が交わる点を原点とし光軸方向をZ軸、主走査断面内において光軸に垂直な方向をY軸、副走査断面内において光軸に垂直な方向をX軸とし、頂点すなわち原点からのサグ量をZ1とすると下記数式1乃至3で与えられる。
Figure 2007328082
Figure 2007328082
Figure 2007328082
ここで、
f(y):x=0における主走査方向の非円弧を表す式、
g(y):y位置における副走査方向の曲率半径を示す式、
RDy:頂点における主走査方向の曲率半径、
RDx:y=0における副走査方向の曲率半径、
AD,AE,AF,AG,AH,AI,AJ,AK,AL:主走査方向の非円弧を決める高次係数、
BA,BB,BC,BD,BE,BF,BG,BH:y位置における副走査方向の曲率半径を決める係数、
である。
次に光路差関数について説明する。光路差関数をOPDとすると、光路差関数は下記数式4のような形で与えられる。
Figure 2007328082
ここで、HA,HB,HC,HD,HEは光路差関数を決める高次係数である。そして光路差関数から決定される頂点からのサグ量をZ2とするとZ2は下記数式5で表される。
Figure 2007328082
ここで、
λ:レーザ光束70の波長、
n:面71を有する素子の屈折率、
j:整数でOPDをλで割ったものに対し、小数点以下を切り捨てたもの、
m:1以上の整数、
である。
上記数式5によりZ2を決定することで、隣接する凸部から出射するレーザ光束相互間の光路差がλのm倍となる。ただし、数式5によりZ2を決定した場合、光軸に対し角度をもった光線に対しては光路差の誤差が生じる。この誤差を少なくするために、実際上は光線の角度の影響を考慮した式を用いることが好ましい。しかし、本原理説明では、説明の便宜上、簡易な数式5を用いることとする。
続いて、下記の如く数式6を定義する。数式6は数式5の分子部分を波長で規格化したものである。また、図5、図6に数式6をグラフにしたものを示す。尚、図5がm=1の場合、図6がm=2の場合を示している。
Figure 2007328082
図5、図6において一点鎖線で示した曲線が−OPD(y)に相当し、実線部がR(y)に相当する。図5、図6において、m=1の場合、隣接する凸部から出射するレーザ光束相互間の光路差が1波長分となる。一方、m=2の場合、隣接する凸部から出射するレーザ光束相互間の光路差が2波長分となる。また、mの値を大きくとることにより、R(y)の周期が広くなることが分かる。ここでは、R(y)の周期、すなわち凸部の周期dが面71でのレーザ光束70の主走査方向の幅以上の広さになるように、mの値を決定している。
次に面71におけるレーザ光束70の中に含まれる凸部の数(以下、「レーザ光束の中に含まれる凸部の数」を周期数と称呼する。)に対する回折効果の変化について解析する。図7は面71に平行な単色のレーザ光束70が入射し、回折される様子を表す図である。レーザ光束70の波長をλ、凸部の周期をd、回折次数をmとすると、d>>mλの時、回折角は下記数式7で与えられる。また凸部の頂角をε、凸部の高さをh、面71を有する素子の材質の屈折率をn(λ)とすると凸部による屈折角はεが微小なときは下記数式8で与えられる。
Figure 2007328082
Figure 2007328082
ここで、凸部の高さhによる隣接する凸部から出射するレーザ光相互間の光路差が波長の整数倍(例えば、1倍又は2倍等)すなわち下記数式9を満たすとき、回折角θdと屈折角θrは一致し、この時回折効率は最大となる。
Figure 2007328082
ここで、
m:回折次数、
λb:ブレーズ波長、
n(λb):λbにおける面71を有する素子の材質の屈折率、
である。
また凸部の高さhが上記数式9を満たさないとき、回折角θdと屈折角θrは一致しなくなる。例えば凸部の高さhによる隣接する凸部から出射するレーザ光相互間の光路差が波長の1/2倍すなわち下記数式10を満たすとき、レーザ光束70は0次回折光と1次回折光にそのほとんどが回折される。
Figure 2007328082
次に、図8に示す解析モデルを用いて、周期数(面71に入射するレーザ光束70の中に含まれる凸部の数)と遠視野像72との相関について説明する。尚、遠視野像72の計算は、面71透過後のレーザ光束70を集光レンズ74で集光した場合の像面75におけるでの像強度分布(遠視野像72)を計算し、像面75における像強度分布を遠視野73における角度分布に換算することにより行うことができる。具体的に、遠視野73での像強度分布の計算は下記数式11により行うことができる。
Figure 2007328082
ここで、図8に示すように、
Y:遠視野73上の座標軸、
I:遠視野73での位置Yにおける強度、
y:集光レンズ74の瞳面上の座標軸、
λ:レーザ光束70の波長、
f:集光レンズ74の焦点距離、
pd:面71によりレーザ光束70に追加される位置yにおける光路差、
である。
尚、遠視野73での位置Yは、下記数式12により角度θに換算できる。
Figure 2007328082
図9は周期数と像強度との相関を表すグラフである。
図9に示すデータの計算条件は、
レーザ光束70の波長λ:780nm、
集光レンズ74の焦点距離f:100mm、
面71を有する素子の屈折率n(λ):1.52499、
面71の凸部の周期:0.1mm、
とし、凸部の高さhは上記数式10を満たすようにする。
図9の中に数式7から計算される0次、1次の回折角及び数式8から計算される屈折角を示す。図9より周期数が多い場合、レーザ光束70は、そのほとんどが0次回折光と1次回折光に回折されていることがわかる。そして周期数が減るにつれ遠視野像72のピーク位置が屈折角の方向に近づいていく。特に、4周期以下の領域で屈折角に近づいていき、1周期で遠視野像72のピーク値は完全に屈折角と一致する。
図10は0次回折光の遠視野像72の強度分布のピーク位置(回折角度又は屈折角度)と周期数との相関を表すグラフである。図10に数式8から計算される屈折角を点線で示す。
図10に示すように、周期数が多い場合、0次回折光の回折角である0度方向に回折されている。しかし、周期数が少なくなるにつれ、0次回折光の回折角からずれが生じ、1周期(周期数が1の場合)で完全に屈折角に一致する。
以上より、周期数が比較的多い場合は面71は回折面として機能し、数式7で示される回折角の方向に回折される。周期数が減るにつれ数式7には従わなくなり、1周期で完全に数式8に示される屈折の原理に従うこととなる。すなわち、数式8で示される屈折角の方向に屈折されることとなる。
次に、凸部の高さhがλb=780nm、n(λb)=1.52499の条件で数式9で決定され、レーザ光束70の波長λが880nmの場合を考える。尚、面71の凸部のピッチ及び集光レンズ74の焦点距離fに関しては、図9,10に示す場合と同じ値を用いる。
図11は本ケースにおける周期数と像強度との相関を表すグラフである。図9と同様に図11の中にも面71による数式7から計算される回折角及び面71の一周期分を形成するプリズムによる数式8から計算される屈折角をそれぞれ点線で示す。
数式8における面71を有する素子の材質の屈折率n(λ)は、波長880nmに対する屈折率であるので、dn(λ)/dλ=−2e-5(nm-1)とすると、波長780nmに対する屈折率は1.52199となる。尚、dn(λ)/dλは単位波長あたりの屈折率変化である。
本ケースにおいても、図11に示すように、周期数が多い場合、レーザ光束70は、回折角の方向に回折される。そして周期数が減るにつれ遠視野像72のピーク位置が屈折角の方向に近づき、1周期で遠視野像72のピーク値はほぼ完全に屈折角と一致する。
次に図11の解析とは凸部のピッチと回折次数が異なる場合についても解析を行った。具体的には凸部のピッチを0.2mm、回折次数を2とする。その他の解析条件は図11の解析と同じ値を用いた。その結果を図12に示す。尚、図12に示す解析では、図11の解析と比べてピッチと次数がそれぞれ2倍になっているので、回折角は同じ値になる。また凸部の頂角εも両者で等しいので、屈折角も図11の場合と同じ値になる。
図12に示すように、本ケースにおいても、図11に示す場合と同様に、周期数が多い場合、レーザ光束70は、回折角の方向に回折される。そして周期数が減るにつれ遠視野像72のピーク位置が屈折角の方向に近づき、1周期で遠視野像72のピーク値はほぼ完全に屈折角と一致する。
図13は図11、図12における遠視野像強度分布のピーク位置と周期数との相関を表すグラフである。図13に数式7を用いて得られる回折角、数式8を用いて得られる屈折角を点線で示す。また波長780nmの平行光束が面71に入射した場合の回折角を一点鎖線で示す。尚、この場合回折角と屈折角は一致する。
図13においても、図11の遠視野像ピーク位置と図12の遠視野像ピーク位置はほぼ完全に一致する。そして、レーザ光束70に含まれる周期数が多い場合、ピーク位置は理論回折角に一致し、周期数の減少とともにピーク位置は理論屈折角に近づき、一周期でほぼ完全に屈折角と一致する。
以上より、面71はそのピッチや回折次数にかかわらず周期数が多い場合は回折面として機能し、数式7で示される回折角の方向に回折される。一方、周期数が減るにつれ数式7には従わなくなり、1周期でほぼ完全に数式8に示される屈折の原理に従うこととなる。
また、図13において一点鎖線で示される面71に波長780nmの平行光束が入射した場合の回折角(=屈折角)と、点線で示される波長880nmの平行光束が面71に入射した場合の回折角との角度差は、回折による分散特性である。一点鎖線で示される面71に波長780nmの平行光束が入射した場合の回折角(=屈折角)と点線で示される波長880nmの平行光束が面71に入射した場合の屈折角との角度差は、屈折による分散特性である。回折角の分散特性は、d>>mλの場合、数式13で与えられる。一方、屈折角の分散特性は、εが微小な場合、数式14で与えられる。
Figure 2007328082
Figure 2007328082
本ケースの場合、Δλ=100nmなので、この値をそれぞれ数式13、数式14に代入し得られる角度差の値を図13の一点鎖線で示される面71に波長780nmの平行光束が入射した場合の回折角(=屈折角)に加えることで、点線で示される波長880nm時の回折角と屈折角が得られる。このことから面71の分散特性についても、周期数が多い間は回折の原理に従い、周期数が少なくなるにつれ、回折の原理に従わなくなり、1周期でほぼ完全に屈折の原理に従うことが分かる。
尚、背景技術で示した特開2005−37561号公報では、走査レンズのレンズ面にフレネルレンズを用いて、前記フレネルレンズの周期構造のピッチを光束幅の1/20よりも大きくすることで、回折及び干渉の影響をほとんど取り去るとしているが、図9〜図13の解析結果に示すように、フレネルレンズの周期構造のピッチを光束幅の1/10程度としても、回折作用が支配的である。
次に、本実施形態で説明した光走査装置1の応用例について説明する。具体的に、ここでは、光走査装置1を用いた画像形成装置2について説明する。
図14は画像形成装置2の構成を示す図である。
画像形成装置2は、上述の光走査装置1と、一次帯電器150と、現像器152と、転写帯電器153と、クリーナー154と、定着装置155と、給紙カセット156と、感光ドラム157とを備えている。
画像形成装置2では、まず、光走査装置1によって、静電潜像が形成され印字情報が静電潜像として感光ドラム157上に書き込まれる。感光ドラム157の表面は、光が照射されると電荷が変化する感光体により覆われている。一次帯電器150によって、感光ドラム157の表面に静電気イオンが付着し帯電する。帯電した感光ドラム157は、現像器152によって、印字部に帯電トナーが付着して現像される。感光ドラム157に付着したトナーは、転写帯電器153によって、給紙カセット156から供給された用紙に転写される。転写されたトナーは、定着装置155によって、用紙に定着される。残ったトナーは、クリーナー154によって除去される。
画像形成装置2は、上述の光走査装置1を用いているので、小型、低コスト、高解像度である。
以下、本発明を実施した走査光学系について、コンストラクションデータ及び各種収差図等を挙げてさらに具体的に説明する。ここで、説明する数値実施例は上記実施形態に対応するものである。下記表1に本実施例の光学的仕様を示す。また、下記表2に本実施例における光学機能面33aの形状を表すパラメータを示す。下記表3に本実施例における光学機能面33bの形状を表すパラメータを示す。
Figure 2007328082
Figure 2007328082
Figure 2007328082
ここで、
設計波長:λ(mm)、
有効走査幅:Yo(mm)、
有効走査幅に対応した偏向角:θo(deg.)、
偏向器31の内接円半径:rp(mm)、
走査中心におけるレーザ光束70の偏向器31の偏向面での反射角:α(deg.)、
偏向器31の偏向面と被走査面50との距離:L1(mm)、
走査レンズ33の光学機能面33bの頂点と被走査面50との距離:L2(mm)、
走査レンズ33の中心厚:TH(mm)、
とした。
尚、fm(mm)は下記数式15で与えられる。
Figure 2007328082
また本数値実施例では、偏向器31は、走査中心における反射点が偏向面の中心からはなれ、かつ光源10から離れる方向にΔx(mm)だけシフトするように配置されている。
図15に光学機能面33aのY軸方向の位置に対する凸部35の幅及び光学機能面33aに入射するレーザ光束70の主走査方向の幅を示す。図15より、光学機能面33aの有効範囲全域において、レーザ光束70の主走査方向の幅に対し、凸部35の幅が広くなるよう設計されていることが分かる。
図16に実施例における走査光学系の像面湾曲量を示す。また、図17に実施例における走査光学系のfθ特性を示す。図16、17から像面湾曲、fθ特性が良好に補正されていることが分かる。
(比較例)
下記表4に本比較例の光学的仕様を示す。また、下記表5に本比較例における光学機能面33aの形状を表すパラメータを示す。下記表6に本比較例における光学機能面33bの形状を表すパラメータを示す。
Figure 2007328082
Figure 2007328082
Figure 2007328082
比較例における主走査方向の像面湾曲を図18に、主走査方向のfθ特性を図19にしめす。図18、図19から比較例は、光学特性が実施例に比べ、補正されていないことが分かる。
本発明に係る走査光学系は、高い光学性能を有し、且つ外乱に強いため、レーザプリンタ、レーザファクシミリ、デジタル複合機等の光学装置に有用である。
光走査装置1の主要部の構成を表す主走査方向の断面図である。 偏向器側面33aの一部を拡大した断面図である。 偏向器側面33aの一部を拡大した平面図である。 変形例における光学機能面33aの一部を拡大した平面図である。 m=1の場合の数式6を表すグラフである。 m=2の場合の数式6を表すグラフである。 面71に平行な単色のレーザ光束70が入射し、回折される様子を表す図である。 面71による遠視野像72の角度分布を表す図である。 周期数と像強度との相関を表すグラフである。 0次回折光の遠視野像72の強度分布のピーク位置(回折角度又は屈折角度)と周期数との相関を表すグラフである。 周期数と像強度との相関を表すグラフである。 周期数と像強度との相関を表すグラフである。 図11、図12における遠視野像強度分布のピーク位置と周期数との相関を表すグラフである。 画像形成装置2の構成を示す図である。 光学機能面33aのY軸方向の位置に対する凸部35の幅及び光学機能面33aに入射するレーザ光束70の主走査方向の幅を示すグラフである。 実施例における走査光学系の像面湾曲量を示す図である。 実施例における走査光学系のfθ特性を示す図である。 比較例における走査光学系の像面湾曲量を示す図である。 比較例における走査光学系のfθ特性を示す図である。
符号の説明
1 光走査装置
2 画像形成装置
10 光源
20 第1結像光学系
21 コリメータレンズ
22 シリンドリカルレンズ
30 走査光学系
31 偏向器
32 第2結像光学系
33 走査レンズ
33a 光学機能面
34 光学機能部
35 凸部
35a 第1の側面
35b 第2の側面
50 被走査面
60、70 レーザ光束

Claims (17)

  1. 光源からの光束を偏向させて被走査面を走査する走査光学系であって、
    上記光源からの光束を偏向させる偏向器と、
    上記偏向器により偏向された光束を上記被走査面に合焦させるための結像光学系と、
    を備え、
    上記結像光学系は、少なくとも一部に複数の凸部が配列されてなる断面鋸歯状の光学機能部が形成された光学機能面を少なくともひとつ有し、該少なくともひとつの光学機能面は、上記各凸部の配列方向の幅が該光学機能面に入射する光束の同幅と実質的に同じ又はそれよりも広くなるように構成されていることを特徴とする走査光学系。
  2. 請求項1に記載された走査光学系において、
    上記光学機能面は上記偏向器により偏向された光束を実質的に回折しないように構成されていることを特徴とする走査光学系。
  3. 請求項1に記載された走査光学系において、
    上記光学機能部は少なくとも上記光学機能面の上記光束が入射する領域全域にわたって形成されていることを特徴とする走査光学系。
  4. 請求項1に記載された走査光学系において、
    上記複数の凸部は主走査方向と略平行な方向に配列されていることを特徴とする走査光学系。
  5. 請求項1に記載された走査光学系において、
    上記少なくともひとつの光学機能面は、隣接する上記凸部から出射された光束相互間の光路差が上記光束の波長の整数倍となるように構成されていることを特徴とする走査光学系。
  6. 請求項1に記載された走査光学系において、
    上記各凸部は、各々線条に延びる第1の側面と第2の側面とにより構成された断面略三角形状の線条凸部であることを特徴とする走査光学系。
  7. 請求項6に記載された走査光学系において、
    上記第1の側面は、上記偏向器により偏向された光束が入射するように位置しており、該第1の側面の上記配列方向の幅が上記光学機能面に入射する光束の同幅と実質的に同じ又はそれよりも広くなるように構成されていることを特徴とする走査光学系。
  8. 請求項6に記載された走査光学系において、
    上記第2の側面は上記偏向器により偏向された光束を散乱させるように構成されていることを特徴とする走査光学系。
  9. 請求項6に記載された走査光学系において、
    上記第2の側面は上記偏向器により偏向された光束を吸収するように構成されていることを特徴とする走査光学系。
  10. 請求項1に記載された走査光学系において、
    上記光学機能面は上記結像光学系の光軸に対して主走査方向に非対称であることを特徴とする走査光学系。
  11. 請求項1に記載された走査光学系において、
    上記結像光学系は、上記光学機能面を有する1枚のレンズにより構成されていることを特徴とする走査光学系。
  12. 請求項1に記載された走査光学系において、
    上記結像光学系は複数のレンズにより構成されていることを特徴とする走査光学系。
  13. 請求項1に記載された走査光学系において、
    上記結像光学系は1又は複数のレンズ及び/又は1又は複数のミラーにより構成されていることを特徴とする走査光学系。
  14. 請求項1に記載された走査光学系において、
    上記結像光学系はプラスチックにより形成されていることを特徴とする走査光学系。
  15. 請求項1に記載された走査光学系において、
    上記光学機能部は上記光束を屈折させる面又は反射させる面であることを特徴とする走査光学系。
  16. 請求項1に記載された走査光学系を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  17. 光源からの光束を偏向させて被走査面を走査する走査光学系において光束を被走査面に合焦させるための結像光学系であって、
    少なくとも一部に複数の凸部が配列されてなる断面鋸歯状の光学機能部が形成された光学機能面を少なくともひとつ有し、該少なくともひとつの光学機能面は、上記各凸部の配列方向の幅が該光学機能面に入射する光束の同幅と実質的に同じ又はそれよりも広くなるように構成されていることを特徴とする結像光学系。
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