JP2007328031A - キャビネット取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な形状の金型を用いてフロントキャビネットを形成することができるキャビネット取付構造を提供する。
【解決手段】液晶表示パネルの正面41a側及び背面41b側にフロントキャビネット1及びリアキャビネット2を取り付ける場合に、可撓リブ11が、案内リブ22に案内されて撓み、有穴リブ21に形成してある挿入穴20に挿入して係合される。また、有穴リブ21が案内部12に案内されて可撓リブ11側へ撓む。このため、可撓リブ11と有穴リブ21とが絡み合うようにしてフロントキャビネット1とリアキャビネット2とが確実に係合する。ここで、可撓リブ11及び案内部12は、フロントキャビネット1が液晶表示パネルに取り付けられる取付方向に突出しているため、可撓リブ11及び案内部12が前記取付方向の交差方向に突出している場合に比べて、フロントキャビネット1を成形するための金型の形状が簡易になる。
【選択図】図6

Description

本発明は、2個のキャビネットが電気機器に取り付けられてなるキャビネット取付構造に関する。
例えば液晶テレビジョン装置のような表示装置は、表示画面を正面に有する矩形状の表示パネルと、表示画面を露出させて表示パネルの正面側から表示パネルの外縁部を囲繞するフロントキャビネットと、表示パネルの背面側から表示パネルを被覆するリアキャビネットとを備える。
図7は、従来のキャビネット取付構造が備えるフロントキャビネット5及びリアキャビネット6の取付手順を説明する分解斜視図であり、図8は、従来のキャビネット取付構造の要部の構成を示す縦断面図である。
フロントキャビネット5は合成樹脂を用いてなり、表示装置の表示パネル41の正面41a周縁近傍を覆う正面部53と、表示パネル41の周縁41cの一部を覆うフロント周縁部54とを一体に有する。
同様に、リアキャビネット6は合成樹脂を用いてなり、表示パネル41の背面41bを覆う背面部63と、周縁41cの他部を覆うリア周縁部64とを一体に有する。このリア周縁部64は、リア周縁部64の先端部64aが外側(図中上側)へ折れ曲がったようなL字状である。
キャビネット取付構造は、フロントキャビネット5及びリアキャビネット6が夫々表示パネル41の正面側及び背面側に取り付けられた状態で、フロントキャビネット5にリアキャビネット6がネジ留めされてなる。
具体的には、リアキャビネット6の背面部63内面に略垂直に突設してある円柱状のホルダ61,61,…が、フロントキャビネット5の正面部53内面に略垂直に突設してある円柱状のボス51,51,…に嵌合され、各ホルダ61を通して、このホルダ61に対応するボス51に、ネジ50が螺合される。
さて、フロントキャビネット5及びリアキャビネット6のネジ留めの工数を削減するために、ボス51,51,…及びホルダ61,61,…は、フロントキャビネット5及びリアキャビネット6夫々の四隅にのみ配設してある。
そして、多数のボス51,51,…及びホルダ61,61,…を設ける代わりに、ボス51,51間には複数の嵌合突起52,52,…が並設してあり、ホルダ61,61間には、嵌合突起52,52,…に対応する嵌合孔62,62,…が配設してある。
図8に示すように、各嵌合突起52は、フロント周縁部54内面に略垂直に突設してある。一方、各嵌合孔62は、リア周縁部64の先端部64aに突設してあるリブ60を貫通して形成してある。
図7に示すように、フロントキャビネット5にリアキャビネット6を図中矢符B方向に取り付ける際、ホルダ61,61,…及びボス51,51,…の嵌合と同時的に、嵌合突起52,52,…が対応する嵌合孔62,62,…にリアキャビネット6の外側から矢符C方向に挿入されて、図8に示すように嵌合する。
ホルダ61,61,…及びボス51,51,…の嵌合並びに嵌合突起52,52,…及び嵌合孔62,62,…の嵌合が完了した後に、ネジ50,50,…によるネジ留めが行なわれる。
このようにして、多数のネジ留めを行なうことなくフロントキャビネット5とリアキャビネット6とが確実に表示パネル41に取り付けられる。
以上のようなフロントキャビネット5及びリアキャビネット6夫々は、対応する金型を用いて一体成形してなる。
ところで、従来、フロントキャビネットの周縁部に設けられた嵌合溝と、リアキャビネットの周縁部の内側縁部に設けられた嵌合リブとを嵌合することによってフロントキャビネットとリアキャビネットとを係合させてテレビジョン装置本体に取り付けるキャビネット取付構造が開示されている(特許文献1参照)。
このようなキャビネット取付構造は、リアキャビネットの周縁部に直に嵌合リブを設けることによってリアキャビネットに歪みが生じることを抑制している。
また、従来、フロントキャビネットとリアキャビネットとをテレビジョン装置本体に取り付けるために、フロントキャビネットの周縁部の内側のリブに接着された接着ボスに、リアキャビネット側からネジ留めを施すキャビネット取付構造が開示されている(特許文献2参照)。
このようなキャビネット取付構造は、フロントキャビネットの周縁部に直に接着ボスを接着することによってフロントキャビネットに歪みが生じることを抑制している。
更に、従来、フロントキャビネットに配されたボスにリブを設け、リアキャビネットに配されたホルダに切欠部を設け、ホルダをボスに嵌合させ、リブを切欠部に係合させて、ボスにネジ留めを施すことによって、ネジ留めによって発生した締付トルクをボス及びホルダ両方に分散させるキャビネット取付構造が開示されている(特許文献3参照)。
このようなキャビネット取付構造は、締付トルクがボスにのみ伝達してフロントキャビネットに歪みが生じることを抑制している。
更にまた、従来、内面側が凹段状に形成されているリブをフロントキャビネットに設け、外面側が凹段状に形成されており、補強用肉厚部を内面に有するリブをリアキャビネットに設け、凹段状のリブ同士を嵌め合わせて接合することによってフロントキャビネット及びリアキャビネットをテレビジョン装置本体に取り付けるキャビネット取付構造が開示されている(特許文献4参照)。
このようなキャビネット取付構造は、リブの強度を向上させることができる。
実開昭63−131178号公報 実開平1−149177号公報 実用新案登録第3090702号公報 実用新案登録第3090837号公報
金型を用いてフロントキャビネット5を製造する場合、金型に合成樹脂が注入されてフロントキャビネット5が成形され、成形されたフロントキャビネット5は、金型から抜き取られる。この場合、フロントキャビネット5の金型からの抜脱方向は、フロントキャビネット5の表示パネル41に対する取付方向の逆方向であり、フロント周縁部54に沿う方向である。
ところが、各嵌合突起52は、フロント周縁部54内面に略垂直に突設してある。このため、各嵌合突起52を破損せずに金型からフロントキャビネット5を抜脱するためには、各嵌合突起52を保護する傾斜ピンを金型に組み込んだ状態でフロントキャビネット5を成形する必要があり、この結果、金型の形状が複雑になるという問題がある。
しかしながら、特許文献1〜4に開示されているキャビネット取付構造は、金型の簡易化に関して考慮されていない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、電気機器の一部及び他部に取り付けられる第1キャビネットと第2キャビネットとに、夫々電気機器に対する取付方向へ突出する可撓リブと有穴リブ及び案内リブとを備えることにより、簡易な形状の金型を用いて第1キャビネット及び第2キャビネット夫々を成形し、成形された第1キャビネット及び第2キャビネットを確実に取り付けることができるキャビネット取付構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、可撓リブを撓ませて、可撓リブの挿入穴への挿入を案内し、有穴リブを撓ませて、有穴リブを可撓リブの側へ案内し、可撓リブを有穴リブの挿入穴に挿入して係合させる構成とすることにより、第1キャビネット及び第2キャビネットを更に確実に取り付けることができるキャビネット取付構造を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、第1(第2)キャビネットが、矩形状の電気機器の一(他)面を覆う一(他)面部と周縁を覆う第1(第2)周縁部とを有し、可撓リブは一面部に突設されており、有穴リブは第2周縁部に突設されていることにより、第1キャビネット及び第2キャビネットを、矩形状の電気機器に取り付けることができるキャビネット取付構造を提供することにある。
本発明に係るキャビネット取付構造は、電気機器の一部及び他部に第1キャビネット及び第2キャビネットを夫々取り付けるキャビネット取付構造において、前記第1キャビネットは、該第1キャビネットの前記電気機器に対する第1取付方向へ突出しており、可撓性を有する可撓リブを一体に備え、前記第2キャビネットは、該第2キャビネットの前記電気機器に対する第2取付方向へ突出しており、前記可撓リブが挿入されて前記可撓リブと係合する挿入穴を形成してある有穴リブと、前記第2取付方向へ突出しており、前記可撓リブを撓ませて前記可撓リブの前記挿入穴への挿入を案内する案内リブとを共に一体に備えることを特徴とする。
本発明に係るキャビネット取付構造は、前記有穴リブは可撓性を有し、前記第1キャビネットは、前記有穴リブを撓ませて前記可撓リブの側へ案内する案内部を一体に備えることを特徴とする。
本発明に係るキャビネット取付構造は、前記電気機器は矩形状であり、前記第1キャビネットは、前記電気機器の一面を覆う一面部と、該一面部に、前記第1取付方向に設けられ、前記電気機器の周縁を覆う第1周縁部とを有し、前記可撓リブは前記一面部に突設されており、前記第2キャビネットは、前記電気機器の他面を覆う他面部と、該他面部に、前記第2取付方向に設けられ、前記電気機器の周縁を覆う第2周縁部とを有し、前記有穴リブは前記第2周縁部に突設されており、前記案内リブの周縁に、前記可撓リブを案内する案内面が形成されていることを特徴とする。
本発明にあっては、電気機器の一部に取り付けられる第1キャビネットが、電気機器に対する第1取付方向へ突出する可撓リブを一体に備える。
このような第1キャビネットを、金型を用いて製造する場合、金型に合成樹脂が注入されて第1キャビネットが成形され、このとき、可撓リブも一体に成形される。成形された第1キャビネットは、金型から、第1取付方向の逆方向に抜き取られる。
可撓リブの突出方向は、第1キャビネットの金型からの抜脱方向に沿うため、例えば傾斜ピンを組み込んだ複雑な形状の金型を用いて可撓リブを抜脱時の破損から保護する必要がない。
一方、電気機器の他部に取り付けられる第2キャビネットは、電気機器に対する第2取付方向へ突出する有穴リブ及び案内リブを一体に備える。
このような第2キャビネットを、金型を用いて製造する場合も、有穴リブ及び案内リブ夫々は第2キャビネットの金型からの抜脱方向に沿う方向へ突出しているため、例えば傾斜ピンを組み込んだ複雑な形状の金型を用いて有穴リブ及び案内リブを抜脱時の破損から保護する必要がない。
さて、第1キャビネットの可撓リブは可撓性を有し、第2キャビネットの有穴リブには挿入穴が形成してある。第2キャビネットの案内リブは、可撓リブを撓ませて、可撓リブの挿入穴への挿入を案内する。
即ち、可撓リブは、案内リブに挿入穴への挿入を案内されることによって撓まされ、挿入穴に挿入されることによって挿入穴と係合する。この場合、撓まされた可撓リブの弾性によって、可撓リブと有穴リブとが絡み合うようにして、可撓リブと挿入穴とが係合する。このようにして、第1キャビネット及び第2キャビネットは互いに係合し、電気機器の一部及び他部に取り付けられた状態で固定される。
本発明にあっては、第2キャビネットの有穴リブが可撓性を有し、第1キャビネットの案内部が、有穴リブを撓ませて可撓リブ側へ案内する。
即ち、有穴リブは、案内部に可撓リブ側へ案内されることによって撓まされ、可撓リブは、案内リブに挿入穴への挿入を案内されることによって撓まされ、そして、可撓リブが挿入穴に挿入されることによって、可撓リブと挿入穴とが係合する。この場合、撓まされた可撓リブ及び有穴リブ夫々の弾性によって、可撓リブと有穴リブとが更に強固に絡み合うようにして、可撓リブと挿入穴とが係合する。
本発明にあっては、第1キャビネット(第2キャビネット)が、矩形状の電気機器の一面(他面)を覆う一面部(他面部)と、この一面部(他面部)に、第1キャビネット(第2キャビネット)の電気機器に対する第1取付方向(第2取付方向)に設けられ、電気機器の周縁を覆う第1周縁部(第2周縁部)とを有し、電気機器の一面側(他面側)に取り付けられる。
可撓リブは、第1取付方向へ突出して一面部に一体に備えられている。
有穴リブは、第2取付方向へ突出して第2周縁部に一体に備えられている。
案内リブの周縁には、可撓リブを案内する案内面が形成されている。即ち、可撓リブは、案内リブの案内面に沿って挿入穴への挿入を案内されることによって撓まされ、挿入穴に挿入されることによって挿入穴と係合する。
本発明のキャビネット取付構造による場合、第1キャビネットの可撓リブが、電気機器に対する第1取付方向へ突出しているため、金型から第1キャビネットを抜脱する際に、例えば傾斜ピンを用いて可撓リブを破損から保護する必要がない。つまり、簡易な形状の金型を用いて第1キャビネットを成形することができる。
同様に、第2キャビネットも、有穴リブ及び案内リブが夫々電気機器に対する第2取付方向へ突出しているため、簡易な形状の金型を用いて成形することができる。
更に、第2キャビネットの案内リブに案内された第1キャビネットの可撓リブと、第2キャビネットの有穴リブとが絡み合うようにして、可撓リブと有穴リブに形成された挿入穴とが係合することによって、第1キャビネット及び第2キャビネットを確実に電気機器に取り付けることができる。
本発明のキャビネット取付構造による場合、案内リブに案内された可撓リブと、第1キャビネットの案内部に案内された有穴リブとが絡み合うようにして、可撓リブと有穴リブの挿入穴とが係合することによって、第1キャビネット及び第2キャビネットを更に確実に電気機器に取り付けることができる。
本発明のキャビネット取付構造による場合、案内リブの案内面に案内された可撓リブと、有穴リブに形成された挿入穴とが係合することによって、第1キャビネット及び第2キャビネットを確実に矩形状の電気機器に取り付けることができる。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係るキャビネット取付構造3の構成を示す斜視図であり、このキャビネット取付構造3を備える表示装置4の斜視図でもある。
表示装置4は、矩形状の表示パネル41(電気機器)と、表示パネル41の正面側(一部)に取り付けられるフロントキャビネット1(第1キャビネット)と、表示パネル41の背面側(他部)に取り付けられることによって表示パネル41の裏蓋として機能するリアキャビネット2(第2キャビネット)とを備える。
表示パネル41は液晶ディスプレイ・パネルであり、50インチ〜70インチ(例えば65インチ)の矩形状の表示画面4aを正面に有する。
また、表示パネル41は、表示装置4を机上、床面等に設置するための脚部42を表示パネル41背面下部から突出して有し、表示画面4aの図示しない光源(バックライト)と、該バックライト及び表示画面4aの各ラインの各画素に適宜の諧調電圧を印加することによって液晶ディスプレイ・パネルの液晶を制御する図示しない液晶ドライバとを有する。
フロントキャビネット1及びリアキャビネット2夫々は合成樹脂を用いてなり、フロントキャビネット1及びリアキャビネット2夫々の内法は表示パネル41の寸法に適合する寸法を有する。
フロントキャビネット1は、開口1aが形成されている矩形枠状であり、フロントキャビネット1が表示パネル41に取り付けられた場合、この開口1aから表示パネル41の表示画面4aが外部に露出する。
キャビネット取付構造3は、表示パネル41に取り付けられたフロントキャビネット1とリアキャビネット2とが互いに係合してなる。
図2は、キャビネット取付構造3の要部の構成を示す分解斜視図である。
図3は、フロントキャビネット1の要部の構成を示す拡大斜視図であり、図4は、リアキャビネット2の要部の構成を示す拡大斜視図である。ここで、図2及び図3に示す各可撓リブ11及び案内部12は、フロントキャビネット1正面側から透視した状態を示している。
また、図5は、フロントキャビネット1及びリアキャビネット2の取付手順を説明する縦断面図である。
図6は、キャビネット取付構造3の要部の構成を示す縦断面図である。
図2、図3及び図5に示すように、フロントキャビネット1は、表示パネル41の正面41a周縁近傍を覆うために、開口1aを有する矩形板枠状の正面部15を備える。ここで、表示パネル41の正面41a周縁近傍とは、表示画面4aを除く表示パネル41の正面部分である。
また、フロントキャビネット1は、表示パネル41の周縁41cの一部を囲繞するように覆うために、正面部15の外縁部分に一体に突設された矩形板枠状のフロント周縁部16を備える。即ち、フロント周縁部16は、正面部15に交差する方向に、正面部15に一体形成されている。
フロントキャビネット1の表示パネル41に対する第1取付方向(以下、フロント取付方向という)は、正面部15に対するフロント周縁部16の突設方向に略等しい。このフロント取付方向は、図2及び図5に示す矢符Aの逆方向である。
フロントキャビネット1の四隅、正面部15内面に1本ずつ一体に、円柱状のボス14,14,…が、フロント取付方向へ突設してある。各ボス14には、フロントキャビネット1及びリアキャビネット2のネジ留めの際に、図示しないネジが螺嵌する。
図2、図3及び図5に示すように、正面部15内面のフロント周縁部16近傍に一体に、可撓性を有すべく所要の厚みに形成された複数の可撓リブ11,11,…が、フロント取付方向へ突設されている。各可撓リブ11は、一端(基端)が固定端、他端(先端)が自由端である矩形平板状である。
また、正面部15内面の正面部15とフロント周縁部16との境界部分に一体に、可撓リブ11,11,…よりもサイズが小さい平板状の案内部12,12,…が、各可撓リブ11に対応する位置に、フロント取付方向へ突設されている。つまり、案内部12は、可撓リブ11の突設位置よりもフロントキャビネット1外部側に配されている。
案内部12の周縁の一部には、フロント周縁部16側に向く平面状の案内面12aが形成されている。この案内面12aは、後述するように有穴リブ21を案内するために、対応する可撓リブ11に対して傾斜させてある。
可撓リブ11,11,…及び案内部12,12,…は、表示パネル41のフロントキャビネット1の天部近傍にて隣り合う2個のボス14,14の間に複数個、このボス14,14の離隔方向に並設されている。
図2、図4及び図5に示すように、リアキャビネット2は、表示パネル41の背面41bを覆うために、板状の背面部25を備える。
また、リアキャビネット2は、表示パネル41の周縁41cの他部を囲繞するように覆うために、背面部25の外縁部分に一体に突設された矩形板枠状のリア周縁部26を備える。即ち、リア周縁部26は、背面部25に交差する方向に、背面部25に一体形成されている。
リアキャビネット2の表示パネル41に対する第2取付方向(以下、リア取付方向という)は、背面部25に対するリア周縁部26の突設方向に略等しい。このリア取付方向は、図2及び図5に示す矢符A方向である。
リア周縁部26は先端部26a及び基端部26bを有するL字状であり、先端部26aは、基端部26bに対して一体に、かつリアキャビネット2の外側(図中上側)へ略垂直に突設してある。
リアキャビネット2の四隅、背面部25内面に1本ずつ一体に、円柱状のホルダ24,24,…が、リア取付方向へ突設してある。各ホルダ24は、フロントキャビネット1及びリアキャビネット2のネジ留めの際に、対応するボス14に外嵌される。
図2、図4及び図5に示すように、リア周縁部26の先端部26a一体に、可撓性を有すべく所要の厚みに形成された複数の有穴リブ21,21,…が、リア取付方向へ突設されている。各有穴リブ21は矩形板状であり、有穴リブ21の厚み方向に貫通して矩形の挿入穴20が形成されている。各有穴リブ21は、一端(基端)が固定端、他端(先端)が自由端である矩形平板状であり、挿入穴20は有穴リブ21の基端近傍に形成されている。
また、先端部26aの基端に一体に、平板状の案内リブ22が、各有穴リブ21に対応する位置に、リア取付方向へ突設されている。つまり、案内リブ22は、有穴リブ21の突設位置よりもリアキャビネット2内部側に配されている。
案内リブ22の周縁の一部には、リア周縁部26側に向く案内面2aが形成されている。この案内面2aは、後述するように可撓リブ11を案内するために、対応する有穴リブ21に対して傾斜させてある。このような案内リブ22の側面視の形状は、基端側が矩形状、先端側が流線型に似た形状である。
有穴リブ21,21,…及び案内リブ22,22,…は、可撓リブ11,11,…及び案内部12,12,…に対応する位置であって、リアキャビネット2の天部近傍にて隣り合う2個のホルダ24,24の間に複数個、このホルダ24,24の離隔方向に並設されている。
以上のようなフロントキャビネット1及びリアキャビネット2は、夫々対応する金型を用いて一体成形してなる。
金型を用いてフロントキャビネット1を製造する場合、作業者は、フロントキャビネット1を成形するための金型に合成樹脂を注入することによって、可撓リブ11,11,…及び案内部12,12,…が一体のフロントキャビネット1を成形する。
同様に、金型を用いてリアキャビネット2を製造する場合、作業者は、リアキャビネット2を成形するための金型に合成樹脂を注入することによって、有穴リブ21,21,…及び案内リブ22,22,…が一体のリアキャビネット2を成形する。
成形されたフロントキャビネット1(リアキャビネット2)は、金型から、フロント取付方向(リア取付方向)の逆方向に抜脱される。
各可撓リブ11及び案内部12(各有穴リブ21及び案内リブ22)夫々の突出方向は、フロントキャビネット1(リアキャビネット2)の金型からの抜脱方向に沿うため、金型からフロントキャビネット1(リアキャビネット2)を抜脱する際に、例えば傾斜ピンを金型に組み込んで各可撓リブ11及び案内部12(各有穴リブ21及び案内リブ22)を抜脱時の破損から保護する必要がない。つまり、フロントキャビネット1(リアキャビネット2)を成形するための金型の形状が簡易である。
また、各可撓リブ11及び案内部12(各有穴リブ21及び案内リブ22)の形状は夫々単純な平板状であるため、金型の形状は更に簡易である。
次に、表示パネル41に対するフロントキャビネット1及びリアキャビネット2の取り付けについて説明する。
作業者は、図1に示すような脚部42によって机上、床面等に設置された表示パネル41に対し、フロントキャビネット1を表示パネル41に正面41a側から覆い被せ、リアキャビネット2を表示パネル41に背面41b側から覆い被せて、フロントキャビネット1とリアキャビネット2とを係合する。
具体的には、図2及び図5に示すように、表示パネル41にフロントキャビネット1を矢符A方向の逆方向に正面41a側から覆い被せて仮留めし、更に、リアキャビネット2を矢符A方向に背面41b側から覆い被せる。
このとき、リアキャビネット2の各ホルダ24が、フロントキャビネット1の対応するボス14に外嵌される。
また、リアキャビネット2の各案内リブ22の案内面2aに、対応する可撓リブ11の先端部が当接して可撓リブ11が有穴リブ21側へ撓み、可撓リブ11の先端部が案内面2aに沿って、対応する有穴リブ21の挿入穴20への挿入を案内される。
そして、図6に示すように、撓んだ可撓リブ11の先端部が挿入穴20に挿入されることによって、可撓リブ11と挿入穴20とが係合する。
更に、有穴リブ21の先端部が、フロントキャビネット1の対応する案内部12に当接し、案内面12aに沿って、有穴リブ21が可撓リブ11側へ撓む。
この場合、夫々撓まされた可撓リブ11,11,…及び有穴リブ21,21,…夫々の弾性によって、対応する可撓リブ11と有穴リブ21とが強固に絡み合う。
以上のようにして、フロントキャビネット1及びリアキャビネット2は表示パネル41に取り付けられた状態で互いに係合する。
更に、作業者は、図示しないネジを用いて、フロントキャビネット1とリアキャビネット2とをネジ留め固定する。
このように、フロントキャビネット1及びリアキャビネット2は表示パネル41を挟み込むようにして保護し、更に、美観を向上させる役割を有する。
以上のようなキャビネット取付構造3は、夫々簡易な形状の金型を用いてフロントキャビネット1及びリアキャビネット2を成形し、成形されたフロントキャビネット1及びリアキャビネット2を確実に係合させて、表示パネル41に容易に取り付けることができる。
なお、本実施の形態においては、フロントキャビネット1及びリアキャビネット2夫々の天部近傍に設けられている(即ち表示パネル41の天面側に対応して設けられている)可撓リブ11、案内部12、有穴リブ21及び案内リブ22を例示しているが、これに限るものではなく、例えばフロントキャビネット1及びリアキャビネット2夫々の側部近傍又は底部近傍に設けてもよく、複数の部分(例えば天部近傍と両側部近傍と)に設けてもよい。
案内部12は省いてもよいが、案内部12を設けてある方が、可撓リブ11及び有穴リブ21が強固に絡み合い係合力が高まるため好ましい。
即ち、案内部12が存在しない場合、図6に示すような可撓リブ11の挿入穴20への挿入によって有穴リブ21が可撓リブ11に押されて逃げ、有穴リブ21と可撓リブ11との絡み合いが緩くなる可能性がある。
また、可撓リブ11、案内部12、挿入穴20、有穴リブ21及び案内リブ22の形状は、本実施の形態に示す形状に限るものではない。例えば、挿入穴20は貫通していない穴でもよい。更に、案内リブ22は案内面2aが平面状でも曲面状でもよい。また、可撓リブ11及び有穴リブ21は厚みが一定(平板状)でなくてもよい(例えば断面が細長半楕円形状、波状等)。
更に、可撓リブ11及び案内部12をリアキャビネット2側に、有穴リブ21及び案内リブ22をフロントキャビネット1側に設ける構成でもよい。
更にまた、本実施の形態においては、図6に示すように、可撓リブ11は外側へ撓み、有穴リブ21は内側へ撓むようにしてあるが、逆に、可撓リブ11が内側へ撓み、有穴リブ21が外側へ撓むように、可撓リブ11、案内部12、挿入穴20、有穴リブ21及び案内リブ22を配置してもよい。
更に、表示パネル41は、液晶ディスプレイ・パネルに限らず、プラズマ・ディスプレイ・パネル、有機/無機ELディスプレイ・パネル等でもよい。
更にまた、本発明のキャビネット取付構造を備える電気機器は、表示パネルに限るものではなく、記憶装置本体、パーソナルコンピュータ本体等でもよい。
本発明に係るキャビネット取付構造の構成を示す斜視図である。 本発明に係るキャビネット取付構造の要部の構成を示す分解斜視図である。 本発明に係るキャビネット取付構造が備えるフロントキャビネットの要部の構成を示す拡大斜視図である。 本発明に係るキャビネット取付構造が備えるリアキャビネットの要部の構成を示す拡大斜視図である。 本発明に係るキャビネット取付構造が備えるフロントキャビネット及びリアキャビネットの取付手順を説明する縦断面図である。 本発明に係るキャビネット取付構造の要部の構成を示す縦断面図である。 従来のキャビネット取付構造が備えるフロントキャビネット及びリアキャビネットの取付手順を説明する分解斜視図である。 従来のキャビネット取付構造の要部の構成を示す縦断面図である。
符号の説明
1 フロントキャビネット(第1キャビネット)
11 可撓リブ
12 案内部
15 正面部(一面部)
16 フロント周縁部(第1周縁部)
2 リアキャビネット(第2キャビネット)
20 挿入穴
21 有穴リブ
22 案内リブ
2a 案内面
25 背面部(他面部)
26 リア周縁部(第2周縁部)
3 キャビネット取付構造
41 表示パネル(電気機器)

Claims (3)

  1. 電気機器の一部及び他部に第1キャビネット及び第2キャビネットを夫々取り付けるキャビネット取付構造において、
    前記第1キャビネットは、
    該第1キャビネットの前記電気機器に対する第1取付方向へ突出しており、可撓性を有する可撓リブを一体に備え、
    前記第2キャビネットは、
    該第2キャビネットの前記電気機器に対する第2取付方向へ突出しており、前記可撓リブが挿入されて前記可撓リブと係合する挿入穴を形成してある有穴リブと、
    前記第2取付方向へ突出しており、前記可撓リブを撓ませて前記可撓リブの前記挿入穴への挿入を案内する案内リブと
    を共に一体に備えることを特徴とするキャビネット取付構造。
  2. 前記有穴リブは可撓性を有し、
    前記第1キャビネットは、前記有穴リブを撓ませて前記可撓リブの側へ案内する案内部を一体に備えることを特徴とする請求項1に記載のキャビネット取付構造。
  3. 前記電気機器は矩形状であり、
    前記第1キャビネットは、前記電気機器の一面を覆う一面部と、該一面部に、前記第1取付方向に設けられ、前記電気機器の周縁を覆う第1周縁部とを有し、
    前記可撓リブは前記一面部に突設されており、
    前記第2キャビネットは、前記電気機器の他面を覆う他面部と、該他面部に、前記第2取付方向に設けられ、前記電気機器の周縁を覆う第2周縁部とを有し、
    前記有穴リブは前記第2周縁部に突設されており、
    前記案内リブの周縁に、前記可撓リブを案内する案内面が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャビネット取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010256698A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Funai Electric Co Ltd 薄型ディスプレイ

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