JP2007327791A - Fet特性測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ケーブルを再接続することなくDC測定とAC測定を切り替え、高精度で高速なFET特性測定装置を提供する。
【解決手段】 パルス発生器に接続されて第1と第2のパルスを分割出力するディバイダと、第1のSMUと、ディバイダからのパルスか第1のSMUからの電圧かを選択する第1のスイッチと、第1のスイッチからの信号が印加されると共に被測定対象の第1の端子に該信号を供給する終端抵抗と、第2および第3のSMUと、第3のSMUに接続されたバイアスティーと、被測定対象の第2の端子を第2のSMUに接続するか、または、第2の端子をバイアスティーの第3のSMUからの電圧を重畳した信号に接続するかを選択する第2のスイッチと、ディバイダと前記バイアスティーに接続された電圧測定手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、FETのゲートに電圧を印加し、それに伴ってFETに流れるドレイン電流を測定する特性測定技術に関し、特に、DC(直流)信号をゲートに印加するDC測定と、AC(交流)信号をゲートに印加するAC測定の両機能を兼ね備えたFET特性測定装置に関する。
近年、IC(半導体集積回路)の微細化により、FETの特性評価技術に新しい手法が導入されている。特に、SOI(Silicon On Insulator)、歪みシリコン、High−k(高誘電率)材料などを用いた先進のMOSFETのIV特性(電圧電流特性)を測定する場合には、ゲートにDC電圧を印加するという従来の測定手法では、FETの自己発熱現象のために信頼性の高いIV特性の測定結果を得ることができない。そこで、例えば非特許文献1のような、ゲートに時間幅の短いパルスを印加することで、発熱の影響を受けない測定結果を得る測定手法が知られている。
また、非特許文献2のp16には、上記のような新しい測定手法(以下、本明細書ではパルスIV測定と呼ぶ)による測定装置が記載されており、さらに、この装置では接続を変更することなしにDC測定もすることができると記載されている。本明細書の図4に、非特許文献2のp16による測定装置を従来技術によるFET特性測定ステム700として記載する。
IEEE ELECTRON DEVICE LETTERS, VOL.16, No.4, APRIL 1995 K.A.Jenkins and J.Y−C.Sun P145〜147 IEEE ICMTS (INTERNATIONAL CONFERENCE ON MICROELECTRONIC TEST STRUCTUE) Text Book of TUTORIAL SHORT COURSE, Session 4: Characterizing Transient Device Behavior Using Pulse I−V Technique, March 6, 2006, Y.Zhao
ここで、図4を参照して、本発明者が従来技術によるFET特性測定装置700の動作として想定する動作を説明する。被測定対象(DUT)のFET712のゲート端子には、パルス発生器(PG)706の出力が接続され、さらに、その間にバイアスティー710を介してDC測定器702が接続されると共に、ピックオフティー708を介してオシロスコープ704が接続されている。
DUT712のドレイン端子には、バイアスティー714を介してオシロスコープ704が接続され、さらに、バイアスティー714を介してDC測定器702が接続されている。DC測定器702には、コントローラとしての機能もあり、オシロスコープ704とパルス発生器706を制御する。ピックオフティー708の構成についての具体的な説明は非特許文献2には記載されていないので、本明細書では、オシロスコープに信号を伝える何らかのブラックボックス手段として扱う。
DUT712のゲート端子にパルスを印加する測定をする場合には、パルス発生器706から印加電圧Vgとしてパルス波形を出力し、そのパルスをオシロスコープ704で観測し、DUT712のドレイン端子にはバイアスティー714を介してDC測定器702からバイアス電圧が印加され、該パルスによりDUT712のドレイン端子に現れる電圧Vdの変動をバイアスティー714を介してオシロスコープ704で観測すると想定される。ここで、パルス発生器706の出力は、後述のようにバイアスティー710のコンデンサでDC成分がブロックされるため、パルスのベースライン電圧を任意の電圧値に設定する場合には、DC測定器702からバイアスティー710を介してDUT712のベース端子に印加されるパルスにバイアス電圧をかけるものと想定される。
DC測定をする場合には、DC測定器702からバイアスティー710を介してDUT712のベース端子にDC電圧を印加し、DUT712のドレイン端子の電圧をバイアスティー714を介してDC測定器702で測定する。
ここでバイアスティーについて図5を参照して説明する。図5は、典型的なバイアスティー800の構成を示したもので、DCポート802とAC+DCポート806はインダクタを介して接続され、ACポート804とAC+DCポート806はキャパシタすなわちコンデンサを介して接続されている。したがって、図4に記載のバイアスティー710は、その動作目的から、DCポートにDC測定器702が接続され、ACポートにパルス発生器706が接続されると想定され、バイアスティー714は、DCポートにDC測定器702が接続され、ACポートにオシロスコープ704が接続されていると想定される。
上記のFET特性測定装置700を用いると、次のような問題点がある。
まず、パルスIV測定からDC測定に切り替えたときに、長い待ち時間が必要となる。なぜならば、2つのバイアスティーに内蔵されているキャパシタは、直流信号のACポートへの漏洩を阻止するためで、通常、数μHという大きな値のものが使われているためである。そのため、DC測定器702からゲート端子にDC電圧を印加直後から、比較的長い時間にわたり、バイアスティー710のキャパシタの容量を充電するための過渡電流が流れる。従って、正確な測定をするためには、この期間測定を待たなければならない。他方、この過渡電流は、ドレイン端子に接続されたバイアスティー714のキャパシタについても同様で、正確に測定するためには、過渡電流が治まるまで測定を待つ必要がある。
このとき、十分な待ち時間を設けずにDC測定すると、測定値が不正確になるのは言うまでもない。
次に、パルスIV測定時に、ゲート端子に印加されるパルス波形の測定誤差が大きいので、IV特性の測定誤差が大きい可能性がある。従来技術によるFET特性測定装置700では、パルス電圧の観測のためのピックオフティー708がバイアスティー710より前段に置かれている。これは、ピックオフティー708をバイアスティー710より後段に挿入すると、ピックオフティー708からオシロスコープ704に流れる電流により、正確なパルス電圧測定ができなくなることを防ぐためと考えられる。しかしながら、一般的にバイアスティーは、その構造から通過帯域を十分広く、フラットな特性にすることが困難であるため、パルスの波形に歪みが生じる。そのため、オシロスコープ704で観測したパルス電圧波形と、実際にDUT712のゲート端子に印加されたパルス電圧波形は異なった波形となり、そのためにIV特性の測定誤差が増す可能性がある。図6に、この現象を説明する例示として、パルスIV測定で使用される条件に近い100nsecのパルスを、利用可能周波数帯域が12KHzから15GHzの市販のパルス用バイアスティーに加えた際の、ACポートでの波形P(実線)と、AC+DCポートでの波形Q(点線)を示す。この図6で見ると、波形Qは、パルスの立ち上がりから落ち着くまでのスロープが長く、落ち着いてからもうねりが見て取れるが、波形Pを測定していては、そのような歪みはわからない。
さらに、従来技術によるFET特性測定装置700では、パルスの条件(周期、幅、立ち上がり、立ち下がり時間)を変更したときに、バイアスティーを2つも交換する必要があり、交換の手間や、交換機材のコストが増す。すなわち、通常、バイアスティーは帯域通過フィルタとして働くので、パルスを用いた測定の場合、使用するパルスの条件に適したバイアスティーを注意深く選択する必要がある。そのため、使用するパルスの条件を変更する場合、交換すべきバイアスティーを2個も用意しなければならない。
上述の問題点を解決するために、本発明の目的は、DC測定とパルスIV測定などのAC測定を切り替えでき、ケーブルを手動で接続し直すことなく、高精度かつ高速にFETの特性を測定するFET特性測定装置を提供することである。
本発明の別の目的は、DC測定時には、バイアスティーのキャパシタに流れる過渡電流による待ち時間の影響を受けないFET特性測定装置を提供することであり、本発明のさらに別の目的は、AC測定時に、DUTのゲート端子に与えたパルスを正確に測定することができるFET特性測定装置を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、AC測定において印加するパルスの条件を変えたとしても、その変更によって交換すべき部品を交換する時間や、交換部品にかかるコストを低減するFET特性測定装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明によるFET特性測定装置では、パルス発生器と、パルス発生器に接続され、パルス発生器からのパルスを第1と第2のパルスに分割するディバイダと、電圧を供給する第1のSMUと、ディバイダおよび第1のSMUから接続されてディバイダからのパルスか第1のSMUからの電圧かを選択して信号を出力する第1のスイッチと、他端が接地されており、第1のスイッチからの信号が印加されると共に被測定対象の第1の端子に該信号を供給する、第1のスイッチと被測定対象に接続された終端抵抗と、第2および第3のSMUと、第3のSMUに接続されて第3のSMUからの電圧を重畳した信号と直流成分を含まない信号を出力するバイアスティーと、被測定対象の第2の端子と第2のSMUとバイアスティーとに接続された第2のスイッチであって、第2の端子を第2のSMUに接続するか、または、第2の端子をバイアスティーの第3のSMUからの電圧を重畳した信号に接続するかを選択する第2のスイッチと、ディバイダとバイアスティーに接続されてディバイダの第2のパルスとバイアスティーの直流成分を含まない信号を測定する電圧測定手段とを備え、被測定素子の直流特性を測定するときには、第1と第2のSMUを被測定素子に接続し、被測定素子の交流特性を測定するときには、パルス発生器と第3のSMUと電圧測定手段を被測定素子に接続するように第1と第2のスイッチを選択することを特徴とする。
さらに、本発明によるFET特性測定装置は、コントローラを備えた態様や、コントローラにプロセッサと記憶部を備えた態様や、第1と第2のスイッチがRFスイッチである態様や、第2のSMUが電流も測定する態様や、電圧測定手段がオシロスコープである態様を含む。
以上のように、本発明を用いると、ケーブルを接続し直すことなく、DC測定とAC測定を切り替えながら、高精度かつ高速にFETの特性を測定するFET特性測定装置を提供することできる。
また、本発明を用いると、DC測定時には、バイアスティーのキャパシタに流れる過渡電流による待ち時間の影響を受けないので、測定を高速に行うことができる。
さらに、本発明を用いると、AC測定時には、DUTのゲート端子に与えたパルスを正確に測定することができる。
さらに、本発明を用いると、AC測定において印加するパルスの条件を変えたとしても、その変更によって交換すべき部品の交換時間や、交換部品にかかるコストを低減することができる。
図1のブロック図を参照して、本発明による最良の実施の形態であるFET特性測定装置100を説明する。
パルス発生器(PG)102の出力は、ディバイダ104の端子(あるいは、コネクタ、以下同様)aに接続され、ディバイダ104内で2分割された出力信号の一方は端子bからオシロスコープ(Scope)118の入力端子Ch1に接続される。ディバイダで分割された出力信号の他方は端子cからスイッチ(SW1)106の端子fに接続される。スイッチ106の端子hは被測定対象(DUT)110のゲート端子Gに接続されるとともに、終端抵抗R(108)に接続される。終端抵抗108の他端は接地される。パルス発生器102とオシロスコープ118は、図1に一点差線で示されるように、ケーブル124で接続されてトリガー信号を伝える。ここでオシロスコープは、電圧測定が容易なディジタルオシロスコープであっても良い。
DUT110のソース端子Sは接地されており、ドレイン端子Dはスイッチ(SW2)112のi端子に接続される。スイッチ112のj端子はバイアスティー(Bias−T)114のAC+DCポートに接続される。バイアスティー114のDCポートはSource Measure Unit(SMU)116(以降、このSMU116をSMU3と呼んで識別しやすくする)に接続される。SMUとは、ここでは、DC電圧印加と電流測定機能を兼ね備えた測定器で、一例としてアジレント・テクノロジー社から提供されるAgilent 4156, Agilent E5270, Agilent B1500などに搭載されたSMUを使用することができる。また、DC電圧印加と電流測定機能を備えた他の測定器を使用することもできる。バイアスティー114のACポートはオシロスコープ118の入力端子Ch2に接続される。
スイッチ106の端子gにはSMU120(以降SMU1と呼ぶ)が接続される。スイッチ112の端子kには、SMU(以降SMU2と呼ぶ)122が接続される。
オシロスコープ118のCh1とCh2は、オシロスコープ内部でそれぞれの内部インピーダンスすなわちシャント抵抗に接続され、電圧測定が可能である。典型的には、このシャント抵抗は50オームである。
スイッチ SW1(106)とSW2(112)は、時間幅の短いパルスが通せるように帯域の広いRF用リレーである。このRFリレーには、例えば、single−pole double−throw(SPDT)スイッチで使用可能周波数帯域がDC〜26.5GHzのアジレント・テクノロジー社製のAgilent N1810TL Coaxial Switchが用いられる。
また、FET特性測定装置100には、装置内の制御を行うコントローラ132が備えられ、図1で点線で示されるように、パルス発生器102、オシロスコープ118、SMU1(120)、SMU2(122)、SMU3(116)、SW1(106)、SW2(112)に接続されてこれらを制御する。コントローラ132内には、プロセッサ134と記憶部136が備えられており、各種制御を行う。コントローラ132は、例えば、Windows(登録商標)OSあるいはUNIX(登録商標)OS搭載のパーソナルコンピュータ(PC)、UNIX(登録商標)OS搭載のワークステーション、その他の各種シーケンス制御装置を採用することができ、プロセッサ134は、CPU,MPU,DSP、ゲートアレイなどの演算装置であり、記憶部136は、RAM,ROM,ハードディスクなどの記憶装置、または、各種CDドライブ、各種DVDドライブなどの記憶媒体アクセス手段であっても良い。また、コントローラ132から各装置への制御バスにはGPIB(General Purpose Interface Bus)などのバスを用いても良い。記憶部136には、本FET特性測定装置100の制御に必要なOSの他、試験に必要な各種プログラム、試験のための各種設定値、試験結果の各種測定値やそれに基づいた計算値などが格納される。
次に、図2を参照して、本発明によるFET特性測定装置100のDC測定時の接続と動作を説明する。DC測定時には、SW1(106)は端子gと端子hを接続するようにコントローラ132に制御され、SW2(112)は、端子iと端子kを接続するようにコントローラ132に制御される。これにより、DUT110に対して、SMU1(120)とSMU2(122)を用いて、所望のIV特性などのDC特性の測定を行うことができる。例えば、SMU1(120)でDUT110のゲート端子Gに電圧を印加し、SMU2(122)でドレイン端子Dにバイアスを掛けながら、流れる電流を測定する。その際、DC測定の経路上にはバイアスティーなどのキャパシタやインダクタなどの誘導性素子がないので、DC特性の測定を高精度で行うことができる。
次に、図3を参照して、本発明によるFET特性測定装置100のパルスIV測定などのAC測定時の接続と動作を説明する。AC測定時には、SW1(106)は端子fと端子hを接続するようにコントローラ132に制御され、SW2(112)は、端子iと端子jを接続するようにコントローラ132に制御される。これにより、パルス発生器102から出力されたパルスは、ディバイダ104で端子aから端子bと端子cに2分割される。ディバイダ104の端子bから出力されたパルスは、オシロスコープ118の入力Ch1で観測される。ディバイダ104の端子cから出力されたパルスは、スイッチSW1(106)を介して終端抵抗R108とDUT110のゲート端子Gに印加される。
ここで、図7を参照して、パルス発生器102からDUT110のゲート端子Gまでの回路について説明する。パルス発生器102には、出力インピーダンスZ_pguが備えられ、パルスの設定値V_setに対し、V_sourceの電圧のパルスを発生する。Z_pguは典型的には50オームである。ディバイダ104は、3個のZ_divをスター型に接続して各端子に接続されており、典型的には、各Z_divは50/3オームである。オシロスコープ118の入力端子Ch1には、内部インピーダンスZ_oscが内部で接続されており、Z_oscも典型的には50オームである。ディバイダの端子cに接続される終端抵抗108の抵抗値も50オームである。さらに、DUTのゲート端子の入力インピーダンスは通常数メガオーム以上であり、50オームよりは充分大きいと考えられるので、スイッチ(SW1)106の端子hから見た終端抵抗を接続したゲート端子の合成インピーダンスは、ほぼ50オームとみなすことができる。
従って、パルス発生器102からディバイダ104の端子aに出力されたパルス電圧V_outは、ディバイダ104内の端子bおよびcにつながるインピーダンスがどちらも等しい値であるので、DUT110のゲート端子Gに印加される電圧V_dutとオシロスコープ118の入力端子Ch1に印加される電圧V_measは等しい値となる。本発明では、このように構成することで、DUTのゲート端子にかかる電圧と等しい電圧をオシロスコープ118で測定することで、ゲート電圧にかかる電圧を高精度に測定することができる。
また、パルス発生器102でパルスのベースライン電圧を任意の電圧に設定した場合にも、オシロスコープ118で、DUT110のゲート端子Gに印加されるのと等しいパルスのベースライン電圧と波高値を測定することができる。
なお、上記のZ_pgu,Z_div,Z_term,Z_oscを別の値とすること、あるいは、ディバイダ内の各抵抗を等しい値にしない、などの改変を行っても、その改変に適した換算をすることで、上記の構成の目的を達成することができる。その場合、これらの抵抗値が既知であり、変動したとしても容易に見積もれることが必要である。
図3に戻ると、DUT110のドレイン端子Dには、SMU3(116)からのバイアス電圧が、バイアスティー114のDCポートとAC+DCポートを介して印加され、DUT110ドレイン端子Dの電圧は、バイアスティー114のACポートを介してオシロスコープ118の入力Ch2で測定される。オシロスコープ118の入力Ch2には、図7の説明と同様に、内部インピーダンスZ_oscが接続されており、ここでの測定電圧とこの内部インピーダンスZ_oscからDUT110に流れるドレイン電流値を得ることができる。
以上のDC測定、AC測定での接続や設定は、コントローラ132から制御され、測定値の取得や格納もコントローラ132で行われる。
以上の説明から明らかなように、本発明によるFET特性測定装置100を用いると、DC測定とAC測定時で使われる測定器などのリソースを、2つの広帯域のRFスイッチで切り替えて接続することができる。
従って、DC測定時には、経路上にバイアスティーが接続されないので、AC測定にしか必要ないキャパシタに流れる過渡電流が治まるまで測定を待つ必要はなく、迅速にDC測定を行うことができる。
また、AC測定では、DUTのゲート端子に既知の抵抗値の終端抵抗を接続し、さらにパルス発生器の出力をディバイダで分割してDUTのゲート端子とオシロスコープに接続したことで、パルス発生器からゲート端子までの経路に帯域を制限するキャパシタやインダクタなどの誘導性素子を含まないので、DUTのゲート電圧に印加される電圧を正確に測定することができる。ここで、終端抵抗は、広帯域でフラットな周波数特性のものを入手しやすいことも、高精度な測定値を得るのに寄与している。
従って、本発明によるFET特性測定装置100を用いると、AC測定を高精度にできる上に、DC測定を、接続を変更する手間をかけずに、従来より高精度かつ短い待ち時間で行うことができる。これにより、オペレータは、AC測定とDC測定の値を正確かつ迅速に比較することもできる。
さらに、AC測定において印加するパルスの条件を変えたとしても、その変更によって交換すべき部品はバイアスティーが一つで済むので、交換時間や、交換に使われる予備部品にかかるコストを低減することができる。
以上、本発明の実施の形態について本発明を説明してきたが、本発明の思想に基づき、さまざまな変形・変更を施すことが可能できる。
本発明によるFET特性測定装置のブロック図である。 図1のブロック図においてDC測定の経路を説明する概念図である。 図1のブロック図においてAC測定の経路を説明する概念図である。 従来技術によるFET特性測定装置を示すブロック図である。 バイアスティーの構成を説明する回路図である。 バイアスティーにパルスを通したときの波形の影響を示す波形図である。 図3におけるDUTのゲート端子の前段の動作を説明する回路図である。
符号の説明
100 FET特性測定装置
102 パルス発生器
104 ディバイダ
106、112 スイッチ
108 終端抵抗
110 被測定対象(DUT)
114 バイアスティー
116、120、122 SMU
118 オシロスコープ
124 トリガー線
132 コントローラ
134 プロセッサ
136 記憶部



Claims (6)

  1. パルス発生器と、
    前記パルス発生器に接続され、前記パルス発生器からのパルスを第1と第2のパルスに分割するディバイダと、
    電圧を供給する第1のSMUと、
    前記ディバイダおよび前記第1のSMUから接続され、前記ディバイダからのパルスか、前記第1のSMUからの電圧かを選択して信号を出力する第1のスイッチと、
    他端が接地されており、前記第1のスイッチからの信号が印加されると共に被測定対象の第1の端子に該信号を供給する、前記第1のスイッチと前記被測定対象に接続された終端抵抗と、
    第2および第3のSMUと、
    前記第3のSMUに接続され、前記第3のSMUからの電圧を重畳した信号と、直流成分を含まない信号を出力するバイアスティーと、
    前記被測定対象の第2の端子と、前記第2のSMUと、前記バイアスティーとに接続された第2のスイッチであって、前記第2の端子を前記第2のSMUに接続するか、または、前記第2の端子を前記バイアスティーの前記第3のSMUからの電圧を重畳した信号に接続するか、を選択する前記第2のスイッチと、
    前記ディバイダと、前記バイアスティーに接続され、前記ディバイダの第2のパルスと、前記バイアスティーの直流成分を含まない信号を測定する電圧測定手段と
    を備え、
    前記被測定素子の直流特性を測定するときには、前記第1と第2のSMUを被測定素子に接続し、前記被測定素子の交流特性を測定するときには、前記パルス発生器と前記第3のSMUと前記電圧測定手段を被測定素子に接続するように、前記第1と第2のスイッチを選択するFET特性測定装置。
  2. さらに、コントローラを備えたことを特徴とする請求項1に記載のFET特性測定装置。
  3. 前記コントローラは、プロセッサと記憶部を備えたことを特徴とする請求項2に記載のFET特性測定装置。
  4. 前記第1または第2のスイッチは、RFスイッチであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のFET特性測定装置。
  5. 前記第2のSMUは、電流も測定することを特徴とする請求項1ないし4に記載のFET特性測定装置。
  6. 前記電圧測定手段はオシロスコープであることを特徴とする請求項1ないし5に記載のFET特性測定装置。


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