JP2007324666A - 無線通信端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線通信端末が、コンピュータのスロットに挿入された状態において、コンピュータが発するノイズの影響を受けることを抑制し、良好な通信性能を得る。
【解決手段】矩形で少なくとも一部が金属製の筐体3に、無線通信ユニットが配設されたプリント配線板4を収納し、コンピュータが備えるスロットに挿入して用いられ、前記スロットに挿入された状態で当該スロットが備える端子に接続されるコネクタ5を挿入方向先端部に備える無線通信端末Aにおいて、前記筐体3は、前記コネクタ5の近傍の位置において、前記コンピュータのグランドに電気的に接続され、前記スロットに挿入される際に当該スロットが備える案内部によって案内される部分であって前記コネクタ5に直交する前記筐体の両側部c,d及びその周辺を含む部分が、前記スロットの案内部を形成する金属から絶縁された絶縁部としたものである。
【選択図】図1
【解決手段】矩形で少なくとも一部が金属製の筐体3に、無線通信ユニットが配設されたプリント配線板4を収納し、コンピュータが備えるスロットに挿入して用いられ、前記スロットに挿入された状態で当該スロットが備える端子に接続されるコネクタ5を挿入方向先端部に備える無線通信端末Aにおいて、前記筐体3は、前記コネクタ5の近傍の位置において、前記コンピュータのグランドに電気的に接続され、前記スロットに挿入される際に当該スロットが備える案内部によって案内される部分であって前記コネクタ5に直交する前記筐体の両側部c,d及びその周辺を含む部分が、前記スロットの案内部を形成する金属から絶縁された絶縁部としたものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線通信端末に関する。
パーソナルコンピュータ(以下、PCとする)のPCカードスロットに挿入して用いられるPCカード型の無線通信端末には、特許文献1や2に開示されているものがある。
特許文献1には、PCカード型の無線通信端末からのノイズ漏れを少なくするために、無線通信端末の筐体を金属製にし、筐体とこの筐体に収納されるプリント配線板のグランドパターンとを電気的に接続させ、且つ、無線通信端末がPCカードスロットに挿入された状態で、筐体をPCのグランドに電気的に接続させる技術が記載されている。
特許文献1には、PCカード型の無線通信端末からのノイズ漏れを少なくするために、無線通信端末の筐体を金属製にし、筐体とこの筐体に収納されるプリント配線板のグランドパターンとを電気的に接続させ、且つ、無線通信端末がPCカードスロットに挿入された状態で、筐体をPCのグランドに電気的に接続させる技術が記載されている。
また、特許文献2には、PCカード型の無線通信端末のプリント配線板を保護するために、プリント配線板を収納する筐体を金属製とする技術が記載されている。
特開平10−75082号公報
特開2003−223239号公報
上述のように、従来のPCカード型の無線通信端末は、筐体が金属製とされている。しかし、上述のような従来の構成のPCカード型の無線通信端末がPCカードスロットに挿入されると、金属製の筐体がPCカードスロットの金属部分に触れることにより、無線通信端末にPCが発する高周波ノイズが伝搬し、無線通信端末のS/N(SN比)が低下してしまい、通信エラーが増大する等の問題が発生する。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、無線通信端末が、コンピュータのスロットに挿入された状態において、コンピュータが発するノイズの影響を受けることを抑制し、良好な通信性能を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、第1の手段として、矩形で少なくとも一部が金属製の筐体に、無線通信ユニットが配設されたプリント配線板を収納し、コンピュータが備えるスロットに挿入して用いられ、前記スロットに挿入された状態で当該スロットが備える端子に接続されるコネクタを挿入方向先端部に備える無線通信端末において、前記筐体は、前記コネクタの近傍の位置において、前記コンピュータのグランドに電気的に接続され、前記スロットに挿入される際に当該スロットが備える案内部によって案内される部分であって前記コネクタに直交する前記筐体の両側部及びその周辺を含む部分が、前記スロットの案内部を形成する金属から絶縁された絶縁部としたものであるものを採用した。
また、第2の手段として、矩形で少なくとも一部が金属製の筐体に、無線通信ユニットが配設されたプリント配線板を収納し、コンピュータが備えるスロットに挿入して用いられ、前記スロットに挿入された状態で当該スロットが備える端子に接続されるコネクタを挿入方向先端部に備える無線通信端末において、前記筐体は、上面部と下面部とに分割されていて、前記筐体における前記コネクタの周辺の部分が、前記スロットを形成する金属から絶縁された絶縁部としたものであるものを採用した。
第3の手段として、上記第1又は2の手段において、前記絶縁部は、前記筐体に絶縁テープを貼付して形成したものであるものを採用した。
第4の手段として、上記第1又は2の手段において、前記絶縁部は、前記筐体の一部を絶縁性素材で形成したものであるものを採用した。
本発明によれば、筐体がコネクタの近傍位置においてコンピュータのグランドに電気的に接続され、案内部によって案内される筐体の両側部及びその周辺が、案内部を形成する金属から絶縁されているので、筐体の両側部からのノイズ電流の流入をなくすことができるため、ノイズの影響を受けることを抑制し、良好な通信性能を得ることを目的とする。
以下、本発明の無線通信端末の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態におけるPCカード型の無線通信端末Aの外観を示す斜視図であって、PCが発するノイズ対策を施したものである。図2は、ノート型PCが備えるPCカードスロットBの外観を示す斜視図である。
無線通信端末Aは、カード部1と突出部2とからなる。カード部1は、PCカード型のカード部筐体3にプリント配線板4等を収納し、一端にコネクタ5を備え、他端が突出部2に連結されている。突出部2は、樹脂成型品の樹脂筐体6に、外部の通信装置と信号の送受信を行うアンテナ7等を収納し、一端がカード部1に連結されている。
カード部筐体3は、金属製の薄板によって形成された薄い箱状のものである。カード部筐体3の中央部aは、外周部よりも一段高く形成されており、ロゴがプリントされるかラベルが貼付される。コネクタ5は、樹脂成型品に多数の端子5aが並べて設けられたもので、本無線通信端末Aがノート型PCのPCカードスロットBに挿入された状態で、後述するPCカードスロットBが備える端子12(図2に示す)に接続される。
プリント配線板4は、携帯電話用の通信網等を利用して無線通信を行うための各種回路を構成する電子部品が実装されたものである。アンテナ7は、プリント配線板4に接続されていて、外部の通信装置から受信した信号をプリント配線板4上の回路に出力する一方、プリント配線板4上の回路から入力された信号を外部の通信装置へ送信する。
プリント配線板4上の回路は、アンテナ7から入力された信号を低周波化及び復調して、コネクタ5を介してノート型PCへ出力する一方、コネクタ5を介してノート型PCから入力された信号を変調及び高周波化して、アンテナ7へ出力する。
また、無線通信端末Aのコネクタ5を備える端部bに直交する両側部、即ち端部c,d及びその周辺には、絶縁テープ8が貼付されている。これにより、端部c,d及びその周辺は、無線通信端末AがPCカードスロットBに挿入された状態では、案内部11から絶縁される。
PCカードスロットBは、PCカードの両側部即ち端部c,dを案内する案内部11と、コネクタ5が接続される端子12とを備えている。案内部11は、金属製の略U字型の部材であって、PCカードのカード部筐体3の外周部を案内し支持すると共に、U字型の底部にあたる部分において、カード部筐体3のコネクタ5の近傍の端部bと電気的に接続することにより、PCカードをノート型PCのグランドに電気的に接続させる役割をも持っている。なお、案内部11が中央部aに接しても、中央部aにはプリントないしラベル貼付が施されているので、中央部aにおいてはカード部筐体3と電気的に接続しない。
このような構成の無線通信端末Aは、PCカードスロットBに挿入された状態では、端部bが案内部11と電気的に接続することにより、ノート型PCのグランドに電気的に接続しつつも、両端部c,dが案内部11から絶縁されているので、両端部c,dからはノート型PCが発するノイズ電流が流入せず、コネクタ5を備える端部bからのみノイズ電流が流入する状態となる。
ここで、従来との比較のために、図3を示す。図3は、PCが発するノイズ対策を施す前の状態のPCカード型の無線通信端末Cの外観と、この無線通信端末Cに流入するノイズ電流の方向を示す斜視図である。従来の無線通信端末Cは、両端部c,dに、絶縁テープ8が貼付されていない。
このような従来の無線通信端末Cは、ノート型PCのPCカードスロットBに挿入された状態で、案内部11によって両端部c,dが支持されると、両端部c,dからも、ノート型PCが発するノイズ電流が流入する。
このような従来の無線通信端末Cは、ノート型PCのPCカードスロットBに挿入された状態で、案内部11によって両端部c,dが支持されると、両端部c,dからも、ノート型PCが発するノイズ電流が流入する。
そして、図4は、無線通信端末Aのノイズ対策前後の各種周波数でのS/Nの変化を示すグラフである。このグラフに示すように、ノイズ対策によって、約2dBの改善が見られた。つまり、両端部c,dに絶縁テープ8を貼付したことにより、S/Nを上昇させ、良好な通信性能を得ることが可能になったと言える。
本無線通信端末Aにおいては、端部c,dに他の導体が電気的に接続されないので、端部c,dは、ノイズ電流の入口にならないが、ノイズ電流の出口にもならない。したがって、端部bからノイズ電流が流入しても、この電流は、端部c,dへ向かって進行しないと考えられる。端部bから流入したノイズ電流が、ノイズ電流の出口がないために端部bの周囲にしか伝搬しないのであれば、カード部筐体3に収納されたプリント配線板4や、プリント配線板4上の各種回路、プリント配線板4に接続されたアンテナ7の近傍にノイズ電流が流れないので、端部bから流入したノイズ電流が上記各部に対して影響することが抑制される。
また、発明者は、上記構成で得られたS/Nの改善について、図5に示すような考察を行っている。図5は、本無線通信端末Aのカード部筐体3及び樹脂筐体6とノイズ電流の流れ方向を示す模式図である。即ち、「絶縁テープ8を貼付した無線通信端末Aは、コネクタ5を備える端部bからのみ、ノート型PCが発するノイズ電流が流入する。高周波であるノイズ電流は、導体であるカード部筐体3の表面を、コネクタ5側から樹脂筐体6側へ向かって伝搬する。樹脂筐体6は不導体であるので、ノイズは樹脂筐体6へは伝搬しない。カード部筐体3の表面を伝搬するノイズは、カード部筐体3の樹脂筐体6側の端部eで折り返し、進行方向を180°転換して、カード部筐体3の裏面を、コネクタ5側へ帰るように伝搬する。したがって、図示するように、ノイズ電流は、行きと帰りとで逆方向に進むので、行きのノイズ電流と帰りのノイズ電流とは互いの電磁界を打ち消すように作用し合い、これにより、S/Nの改善が実現される。」という考察である。
上記考察によれば、カード部筐体3は、カード部筐体3を伝搬するノイズの進行方向が一方向であって、ノイズが折り返して戻ってくるような構造であれば、ノイズの影響を低減し、S/Nを向上させることが可能となる。したがって、本実施形態の構成に限らず、実施にあたっては、例えば、カード部筐体3のコネクタ5側の端部bを絶縁テープで絶縁し、他の端部c,dにおいては、カード部筐体3を構成する金属薄板を上面部と下面部とで分割するという構成が考えられる。
このような構成では、ノート型PCが発するノイズ電流は、カード部筐体3の両端部c,dからのみ流入する状態となる。ノイズは、カード部筐体3の上面又は下面において、一方の端部c又はdから、他方の端部d又はcへ向かって伝搬し、他方の端部で折り返して進行方向を180°転換して帰るように伝搬する。
図6は、他の実施形態のPCカード型の無線通信端末Dの外観を示す斜視図である。前実施形態では、カード部筐体3の端部c,dに絶縁テープ8を貼付する構成としているが、実施にあたっては、図6に示すように、カード部筐体3’を、端部c,dを樹脂成型品9とし、他の部分つまり上面部及び下面部を金属薄板10により形成したものとしてもよい。このような構成においても、前実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上述の二つの実施形態では、ノート型PCのPCカードスロットに挿入されて用いられるPCカード型の無線通信端末を例として説明しているが、実施にあたっては、他の形状の無線通信端末、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)型のものに適用してもよい。また、PCは、ノート型に限らない。
1…カード部、 2…突出部、 3…カード部筐体、 4…プリント配線板、 5…コネクタ、 5a…端子、 6…樹脂筐体、 7…アンテナ、 8…絶縁テープ、 9…樹脂成型品、 10…金属薄板、 11…案内部、 12…端子、 a…中央部、 b,c,d,e…端部、 A,C,D…無線通信端末、 B…PCカードスロット
Claims (4)
- 矩形で少なくとも一部が金属製の筐体に、無線通信ユニットが配設されたプリント配線板を収納し、コンピュータが備えるスロットに挿入して用いられ、前記スロットに挿入された状態で当該スロットが備える端子に接続されるコネクタを挿入方向先端部に備える無線通信端末において、
前記筐体は、前記コネクタの近傍の位置において、前記コンピュータのグランドに電気的に接続され、
前記スロットに挿入される際に当該スロットが備える案内部によって案内される部分であって前記コネクタに直交する前記筐体の両側部及びその周辺を含む部分が、前記スロットの案内部を形成する金属から絶縁された絶縁部としたものである
ことを特徴とする無線通信端末。 - 矩形で少なくとも一部が金属製の筐体に、無線通信ユニットが配設されたプリント配線板を収納し、コンピュータが備えるスロットに挿入して用いられ、前記スロットに挿入された状態で当該スロットが備える端子に接続されるコネクタを挿入方向先端部に備える無線通信端末において、
前記筐体は、上面部と下面部とに分割されていて、
前記筐体における前記コネクタの周辺の部分が、前記スロットを形成する金属から絶縁された絶縁部としたものである
ことを特徴とする無線通信端末。 - 前記絶縁部は、前記筐体に絶縁テープを貼付して形成したものである
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信端末。 - 前記絶縁部は、前記筐体の一部を絶縁性素材で形成したものである
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006149461A JP2007324666A (ja) | 2006-05-30 | 2006-05-30 | 無線通信端末 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006149461A JP2007324666A (ja) | 2006-05-30 | 2006-05-30 | 無線通信端末 |
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JP2007324666A true JP2007324666A (ja) | 2007-12-13 |
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JP2006149461A Withdrawn JP2007324666A (ja) | 2006-05-30 | 2006-05-30 | 無線通信端末 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009158805A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Mitsubishi Electric Corp | アンテナ装置 |
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2006
- 2006-05-30 JP JP2006149461A patent/JP2007324666A/ja not_active Withdrawn
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