JP2007321953A - バルブ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 濾過フィルタを設けることの自由度が高く、濾過フィルタがスリーブから浮き上がることがなく、濾過フィルタを設けても部品点数の増加を招かないスプール弁を提供する。
【解決手段】 スリーブ3内にオイルを流入させる入力ポート7と出力ポート8を、スリーブ3自身に形成した多数の微細孔Aによって設ける。この多数の微細孔Aは、濾過フィルタとして機能するため、スリーブ3に濾過フィルタを設けることの制約がなく、濾過フィルタを設ける自由度が非常に高い。スリーブ3自身の一部が濾過フィルタであるため、オイルの流れや圧力により濾過フィルタがスリーブ3から浮き上がることがない。スリーブ3自身の一部が濾過フィルタであるため、部品点数の増加がなくコストを抑えることができる。さらに、微細孔Aが形成される部位は薄肉部Bであるため、オイルの圧損を抑え、且つ多数の微細孔Aの形成が容易である。
【選択図】 図1
【解決手段】 スリーブ3内にオイルを流入させる入力ポート7と出力ポート8を、スリーブ3自身に形成した多数の微細孔Aによって設ける。この多数の微細孔Aは、濾過フィルタとして機能するため、スリーブ3に濾過フィルタを設けることの制約がなく、濾過フィルタを設ける自由度が非常に高い。スリーブ3自身の一部が濾過フィルタであるため、オイルの流れや圧力により濾過フィルタがスリーブ3から浮き上がることがない。スリーブ3自身の一部が濾過フィルタであるため、部品点数の増加がなくコストを抑えることができる。さらに、微細孔Aが形成される部位は薄肉部Bであるため、オイルの圧損を抑え、且つ多数の微細孔Aの形成が容易である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、バルブハウジングに設けられた開口部の開度を弁体によって調整することで、流体の流量あるいは圧力を調整するバルブ装置に関する。
〔従来の技術〕
流体(例えば、オイル等)の切替えや、流量調整、圧力調整を行う手段としてスプール弁等のバルブ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来のバルブ装置を電磁油圧制御弁に適用した一例を、図4に示す。なお、各名称の符号は、後述する実施例と共通符号としている。
この図4に示す電磁油圧制御弁は、例えば自動変速機の摩擦係合装置(クラッチ手段、ブレーキ手段等)に作動油圧を供給する油圧制御弁(以下、メインバルブと称す)の圧力制御室の供給油圧をコントロールするパイロットバルブであり、スプール弁1(バルブ装置の一例)と、このスプール弁1を駆動する電磁アクチュエータ2とで構成される。
流体(例えば、オイル等)の切替えや、流量調整、圧力調整を行う手段としてスプール弁等のバルブ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
従来のバルブ装置を電磁油圧制御弁に適用した一例を、図4に示す。なお、各名称の符号は、後述する実施例と共通符号としている。
この図4に示す電磁油圧制御弁は、例えば自動変速機の摩擦係合装置(クラッチ手段、ブレーキ手段等)に作動油圧を供給する油圧制御弁(以下、メインバルブと称す)の圧力制御室の供給油圧をコントロールするパイロットバルブであり、スプール弁1(バルブ装置の一例)と、このスプール弁1を駆動する電磁アクチュエータ2とで構成される。
スプール弁1は、スリーブ3、スプール4およびリターンスプリング5から構成される。スリーブ3は、オイルポンプから油路等を介してオイルの供給を受ける入力ポート7、メインバルブの圧力制御室に油路等を介して連通する出力ポート8、オイルパン内に連通する排出ポート9が形成されており、スプール4の軸方向の位置によって、入力ポート7と出力ポート8の連通度合と、出力ポート8と排出ポート9の連通度合とが調整されることで、出力ポート8に調圧された油圧を発生する。
〔従来技術の不具合〕
入力ポート7と出力ポート8の連通度合が大きくなり、出力ポート8と排出ポート9の連通度合が小さくなると、入力ポート7から出力ポート8に向かってオイルが流れ、メインバルブの圧力制御室に高圧油圧を発生させる。
逆に、入力ポート7と出力ポート8の連通度合が小さくなり、出力ポート8と排出ポート9の連通度合が大きくなると、出力ポート8から排出ポート9に向かってオイルが流れ、メインバルブの圧力制御室の油圧を低下させる。
入力ポート7と出力ポート8の連通度合が大きくなり、出力ポート8と排出ポート9の連通度合が小さくなると、入力ポート7から出力ポート8に向かってオイルが流れ、メインバルブの圧力制御室に高圧油圧を発生させる。
逆に、入力ポート7と出力ポート8の連通度合が小さくなり、出力ポート8と排出ポート9の連通度合が大きくなると、出力ポート8から排出ポート9に向かってオイルが流れ、メインバルブの圧力制御室の油圧を低下させる。
ここで、入力ポート7に導かれるオイルは、オイルポンプに吸い込まれる以前においてオイルストレーナに設けられたオイルフィルタで濾過されており、濾過後のクリーンなオイルが入力ポート7に導かれる。
一方、メインバルブの圧力制御室から出力ポート8に戻されるオイルも、もともとはスプール弁1を通過したクリーンなオイルである。
一方、メインバルブの圧力制御室から出力ポート8に戻されるオイルも、もともとはスプール弁1を通過したクリーンなオイルである。
しかし、オイルストレーナから入力ポート7に至るオイル経路に、製造時の切削粉、バリ、摩耗扮、あるいは分解メンテナンス時に侵入した砂や塵など、予期せぬ異物が混入する可能性がある。
同様に、出力ポート8とメインバルブの圧力制御室を連通するオイル経路にも、予期せぬ異物が混入する可能性がある。
このような予期せぬ異物がスプール弁1に侵入することで、パイロットバルブが作動不良を起こす可能性がある。
同様に、出力ポート8とメインバルブの圧力制御室を連通するオイル経路にも、予期せぬ異物が混入する可能性がある。
このような予期せぬ異物がスプール弁1に侵入することで、パイロットバルブが作動不良を起こす可能性がある。
この異物によるパイロットバルブの作動不良を回避する技術として、入力ポート7と出力ポート8に、別体の濾過フィルタを装着し、スプール弁1内に異物が侵入しないようにした技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
パイロットバルブは、搭載上の制約を受ける。このため、スリーブ3の取付スペースの都合等で別体の濾過フィルタをスリーブ3に装着することが困難になる場合がある。即ち、搭載上の制約等から濾過フィルタを設けることができない場合がある。
また、別体の濾過フィルタをスリーブ3に装着可能な場合でも、濾過フィルタをスリーブ3に固定することが困難な場合が多い。
さらに、後付けした濾過フィルタが、オイルの流れや圧力等によりスリーブ3から浮き上がって濾過機能を果たさない不具合が発生する可能性もある。
なお、上記ではパイロットバルブを例に従来技術の不具合を説明したが、パイロットバルブに限らず、種々のバルブ装置には同様の不具合がある。
特開2002−243057号公報
特開2003−222265号公報
パイロットバルブは、搭載上の制約を受ける。このため、スリーブ3の取付スペースの都合等で別体の濾過フィルタをスリーブ3に装着することが困難になる場合がある。即ち、搭載上の制約等から濾過フィルタを設けることができない場合がある。
また、別体の濾過フィルタをスリーブ3に装着可能な場合でも、濾過フィルタをスリーブ3に固定することが困難な場合が多い。
さらに、後付けした濾過フィルタが、オイルの流れや圧力等によりスリーブ3から浮き上がって濾過機能を果たさない不具合が発生する可能性もある。
なお、上記ではパイロットバルブを例に従来技術の不具合を説明したが、パイロットバルブに限らず、種々のバルブ装置には同様の不具合がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、(1)バルブハウジングに濾過フィルタを設けることの自由度が高く、(2)濾過フィルタがバルブハウジングから浮き上がることがなく、(3)濾過フィルタを設けても部品点数の増加を招かないバルブ装置の提供にある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載のバルブ装置において外部から内部へ流体が導かれる開口部は、バルブハウジング自身に形成された多数の孔であり、多数の孔が濾過フィルタとして機能する。即ち、バルブハウジング自身の一部が濾過フィルタとして機能する。
このように、バルブハウジング自身の一部が濾過フィルタとして機能するものであるため、バルブハウジングに濾過フィルタを設けることの制約が小さく、バルブハウジングに濾過フィルタを設けることの自由度が高い。
また、バルブハウジング自身の一部が濾過フィルタであるため、流体の流れや圧力により濾過フィルタがバルブハウジングから浮き上がることがなく、長期にわたり高い信頼性が得られる。
さらに、バルブハウジング自身の一部が濾過フィルタであるため、濾過フィルタを設けることによる部品点数の増加がなく、部品点数の低減および組付け工数の低減によりコストを抑えることができる。
請求項1に記載のバルブ装置において外部から内部へ流体が導かれる開口部は、バルブハウジング自身に形成された多数の孔であり、多数の孔が濾過フィルタとして機能する。即ち、バルブハウジング自身の一部が濾過フィルタとして機能する。
このように、バルブハウジング自身の一部が濾過フィルタとして機能するものであるため、バルブハウジングに濾過フィルタを設けることの制約が小さく、バルブハウジングに濾過フィルタを設けることの自由度が高い。
また、バルブハウジング自身の一部が濾過フィルタであるため、流体の流れや圧力により濾過フィルタがバルブハウジングから浮き上がることがなく、長期にわたり高い信頼性が得られる。
さらに、バルブハウジング自身の一部が濾過フィルタであるため、濾過フィルタを設けることによる部品点数の増加がなく、部品点数の低減および組付け工数の低減によりコストを抑えることができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載のバルブ装置におけるバルブハウジングは、開口部が設けられる部位に肉厚の薄い薄肉部が設けられ、この薄肉部に多数の孔が設けられたものである。
このように、多数の孔が形成される部位は薄肉部であるため、各孔の流路抵抗を小さく抑えることができ、開口部における流体の流れを円滑にできる。
また、薄肉部に多数の孔を設けることで多数の孔の形成が容易となり、製造コストを抑えることができる。
請求項2に記載のバルブ装置におけるバルブハウジングは、開口部が設けられる部位に肉厚の薄い薄肉部が設けられ、この薄肉部に多数の孔が設けられたものである。
このように、多数の孔が形成される部位は薄肉部であるため、各孔の流路抵抗を小さく抑えることができ、開口部における流体の流れを円滑にできる。
また、薄肉部に多数の孔を設けることで多数の孔の形成が容易となり、製造コストを抑えることができる。
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載のバルブ装置はスプール弁であって、バルブハウジングは略筒状に形成されたスリーブであり、弁体はスリーブ内において軸方向へ摺動自在に支持されたスプールであり、開口部はスリーブの側面に形成されたポートである。
これにより、(1)スプール弁に濾過フィルタを設けることの自由度が高く、(2)濾過フィルタがスリーブから浮き上がることがなく、(3)スプール弁に濾過フィルタを設けても部品点数の増加を招かない。
請求項3に記載のバルブ装置はスプール弁であって、バルブハウジングは略筒状に形成されたスリーブであり、弁体はスリーブ内において軸方向へ摺動自在に支持されたスプールであり、開口部はスリーブの側面に形成されたポートである。
これにより、(1)スプール弁に濾過フィルタを設けることの自由度が高く、(2)濾過フィルタがスリーブから浮き上がることがなく、(3)スプール弁に濾過フィルタを設けても部品点数の増加を招かない。
〔請求項4の手段〕
請求項4に記載のバルブ装置における薄肉部の内面は、スプールの摺動面より外径方向に下がっている。
これにより、薄肉部に多数の孔を形成した際に、薄肉部の内面にバリやスパッタ等によって内方に向かう突起が出来ても、薄肉部の内面がスプールの摺動面より外径方向に下がっていることで、薄肉部の内面に出来た突起がスプールに当たる不具合がない。
即ち、多数の孔を形成したことによるスプールの摺動不良を回避できる。
請求項4に記載のバルブ装置における薄肉部の内面は、スプールの摺動面より外径方向に下がっている。
これにより、薄肉部に多数の孔を形成した際に、薄肉部の内面にバリやスパッタ等によって内方に向かう突起が出来ても、薄肉部の内面がスプールの摺動面より外径方向に下がっていることで、薄肉部の内面に出来た突起がスプールに当たる不具合がない。
即ち、多数の孔を形成したことによるスプールの摺動不良を回避できる。
〔請求項5の手段〕
請求項5に記載のバルブ装置における薄肉部の外面は、スリーブの表面から内径方向に下がっている。
これにより、薄肉部に多数の孔を形成した際に、薄肉部の外面にバリやスパッタ等によって外方に向かう突起が出来ても、薄肉部の外面がスリーブの表面から内径方向に下がっていることで、薄肉部の外面に出来た突起が装着対象部材(スプール弁が組付けられる部材)に当たる不具合がない。
即ち、多数の孔を形成したことによるスリーブの挿入不良を回避できる。
請求項5に記載のバルブ装置における薄肉部の外面は、スリーブの表面から内径方向に下がっている。
これにより、薄肉部に多数の孔を形成した際に、薄肉部の外面にバリやスパッタ等によって外方に向かう突起が出来ても、薄肉部の外面がスリーブの表面から内径方向に下がっていることで、薄肉部の外面に出来た突起が装着対象部材(スプール弁が組付けられる部材)に当たる不具合がない。
即ち、多数の孔を形成したことによるスリーブの挿入不良を回避できる。
〔請求項6の手段〕
請求項6に記載のバルブ装置は、油圧の切替あるいは油圧の調整を行う油圧制御弁である。
これにより、(1)油圧制御弁に濾過フィルタを設けることの自由度が高く、(2)濾過フィルタがバルブハウジング(スリーブ等)から浮き上がることがなく、(3)油圧制御弁に濾過フィルタを設けても部品点数の増加を招かない。
請求項6に記載のバルブ装置は、油圧の切替あるいは油圧の調整を行う油圧制御弁である。
これにより、(1)油圧制御弁に濾過フィルタを設けることの自由度が高く、(2)濾過フィルタがバルブハウジング(スリーブ等)から浮き上がることがなく、(3)油圧制御弁に濾過フィルタを設けても部品点数の増加を招かない。
〔請求項7の手段〕
請求項7に記載のバルブ装置の弁体は、磁力を発生するコイル、軸方向へ摺動自在に支持されたプランジャ、コイルの発生する磁力によりプランジャを軸方向に磁気吸引する吸引ステータを備える電磁アクチュエータによって駆動される。
これにより、(1)電磁バルブ装置に濾過フィルタを設けることの自由度が高く、(2)濾過フィルタがバルブハウジング(スリーブ等)から浮き上がることがなく、(3)電磁バルブ装置に濾過フィルタを設けても部品点数の増加を招かない。
請求項7に記載のバルブ装置の弁体は、磁力を発生するコイル、軸方向へ摺動自在に支持されたプランジャ、コイルの発生する磁力によりプランジャを軸方向に磁気吸引する吸引ステータを備える電磁アクチュエータによって駆動される。
これにより、(1)電磁バルブ装置に濾過フィルタを設けることの自由度が高く、(2)濾過フィルタがバルブハウジング(スリーブ等)から浮き上がることがなく、(3)電磁バルブ装置に濾過フィルタを設けても部品点数の増加を招かない。
最良の形態のバルブ装置は、外部から内部へ流体(オイル等)が導かれる開口部(ポート等)を備えるバルブハウジング(スリーブ等)と、このバルブハウジング内において移動可能に支持され、開口部の開度を可変可能な弁体(スプール、ボール、円錐弁等)とを備える。
そして、開口部は、バルブハウジング自身に形成された多数の微細な孔(以下、微細孔と称す)の集合体である。
そして、開口部は、バルブハウジング自身に形成された多数の微細な孔(以下、微細孔と称す)の集合体である。
本発明をパイロット式油圧制御弁のパイロットバルブに適用した実施例1を、図1〜図3を参照して説明する。
なお、この実施例1では、先ず「油圧制御装置の要部基本構造」を説明し、その後で「実施例1の特徴」を説明する。
なお、この実施例1では、先ず「油圧制御装置の要部基本構造」を説明し、その後で「実施例1の特徴」を説明する。
〔油圧制御装置の要部基本構造〕
自動変速機は、車両走行用の出力を発生するエンジンの出力回転比の変更、回転方向の変更等を行う複数の摩擦係合装置(多板式油圧クラッチ、多板式油圧ブレーキ等)を搭載するとともに、各摩擦係合装置の係脱をコントロールする油圧制御装置を搭載する。
各摩擦係合装置は、摩擦要素(多板等)と、この摩擦要素の係脱を行う油圧アクチュエータとから構成されるものであり、油圧制御装置は各摩擦係合装置の油圧アクチュエータの供給油圧を制御する油圧制御バルブを搭載する。
この油圧制御バルブの一例として、摩擦係合装置の供給油圧をコントロールする複数のメインバルブ(図示しない)と、このメインバルブを駆動するためのパイロットバルブとからなるパイロット式油圧制御弁が知られている。
自動変速機は、車両走行用の出力を発生するエンジンの出力回転比の変更、回転方向の変更等を行う複数の摩擦係合装置(多板式油圧クラッチ、多板式油圧ブレーキ等)を搭載するとともに、各摩擦係合装置の係脱をコントロールする油圧制御装置を搭載する。
各摩擦係合装置は、摩擦要素(多板等)と、この摩擦要素の係脱を行う油圧アクチュエータとから構成されるものであり、油圧制御装置は各摩擦係合装置の油圧アクチュエータの供給油圧を制御する油圧制御バルブを搭載する。
この油圧制御バルブの一例として、摩擦係合装置の供給油圧をコントロールする複数のメインバルブ(図示しない)と、このメインバルブを駆動するためのパイロットバルブとからなるパイロット式油圧制御弁が知られている。
(パイロットバルブの説明)
パイロットバルブの基本構成を、図1を参照して説明する。
なお、以下では、N/O(ノーマリ・オープン)タイプのパイロットバルブに本発明を適用した実施例を説明するが、N/C(ノーマリ・クローズ)タイプのパイロットバルブに本発明を適用しても良い。
この実施例に示すパイロットバルブは、メインバルブの圧力制御室に送られる供給油圧をコントロールするスプール弁1(油圧制御弁:バルブ装置の一例)と、このスプール弁1を駆動する電磁アクチュエータ2とを組み合わせた電磁油圧制御弁である。
パイロットバルブの基本構成を、図1を参照して説明する。
なお、以下では、N/O(ノーマリ・オープン)タイプのパイロットバルブに本発明を適用した実施例を説明するが、N/C(ノーマリ・クローズ)タイプのパイロットバルブに本発明を適用しても良い。
この実施例に示すパイロットバルブは、メインバルブの圧力制御室に送られる供給油圧をコントロールするスプール弁1(油圧制御弁:バルブ装置の一例)と、このスプール弁1を駆動する電磁アクチュエータ2とを組み合わせた電磁油圧制御弁である。
(スプール弁1の説明)
スプール弁1は、スリーブ3、スプール4およびリターンスプリング5を備える。
スリーブ3は、図示しない油圧コントローラのケース(上述した「装着対象部材」に相当する)に形成されたスリーブ挿入穴に挿入されるものであり、略円筒形状を呈する。
スリーブ3には、スプール4を軸方向へ摺動自在に支持する挿通穴6、オイルポンプ(油圧発生手段)から油路等などを介してオイルの供給を受ける入力ポート7、メインバルブの圧力制御室に油路等を介して連通する出力ポート8、低圧側(オイルパン等)に連通する排出ポート9が形成されている。
スプール弁1は、スリーブ3、スプール4およびリターンスプリング5を備える。
スリーブ3は、図示しない油圧コントローラのケース(上述した「装着対象部材」に相当する)に形成されたスリーブ挿入穴に挿入されるものであり、略円筒形状を呈する。
スリーブ3には、スプール4を軸方向へ摺動自在に支持する挿通穴6、オイルポンプ(油圧発生手段)から油路等などを介してオイルの供給を受ける入力ポート7、メインバルブの圧力制御室に油路等を介して連通する出力ポート8、低圧側(オイルパン等)に連通する排出ポート9が形成されている。
入力ポート7、出力ポート8、排出ポート9等のオイルポートは、スリーブ3の側面に形成されており、図1右側(電磁アクチュエータ2側)から左側(反電磁アクチュエータ2側)に向けて、ダイアフラム室呼吸用のドレーンポート11、F/B(フィードバック)ポート12、入力ポート7、出力ポート8、排出ポート9、バネ室呼吸用のドレーンポート13が形成されている。なお、F/Bポート12は、出力ポート8と連通して、出力圧に応じたF/B油圧をスプール4に発生させる。
スプール4は、スリーブ3内において軸方向へ摺動自在に支持されるものであり、入力ポート7をシールする入力シールランド14、排出ポート9をシールする排出シールランド15、および入力シールランド14より小径のF/Bランド16を有する。そして、入力シールランド14と排出シールランド15の間に分配室17を形成し、入力シールランド14とF/Bランド16の間にF/B室18を形成する。なお、F/Bランド16は、F/B室18とダイアフラム室の間をシールする。
F/Bランド16のランド径は、入力シールランド14のランド径より小径に設けられている。このため、F/B室18に印加される油圧(出力圧)が大きくなるに従って入力シールランド14とF/Bランド16のランド差による差圧により、スプール4にはリターンスプリング5のバネ荷重に抗する軸力(図1左向きの力)が発生する。これによって、スプール4の変位が安定し、入力圧の変動により出力圧が変動するのを防ぐことができる。なお、スプール4は、リターンスプリング5のバネ荷重と、電磁アクチュエータ2によるスプール4の駆動力と、入力シールランド14とF/Bランド16のランド差による軸力とが釣り合う位置で静止するものである。
この実施例に示すスプール4には、電磁アクチュエータ2の内部にまで延びるシャフト19が設けられており、このシャフト19の先端は、後述するプランジャ32の端面に当接して、プランジャ32がシャフト19を介してスプール4を直接駆動するように設けられている。なお、シャフト19はスプール4と独立しているものであっても良いし、後述するプランジャ32と結合されるものであっても良い。
リターンスプリング5は、スプール4を開弁側(入力側シール長が短くなって出力圧が高くなる側:この実施例では図1右側)に付勢する筒状に螺旋形成されたコイルスプリングであり、スリーブ3の図1左側のバネ室内に圧縮された状態で配置される。このリターンスプリング5は、一端がスリーブ3の挿通穴6の図1左端を閉塞する調整ネジ21の底面に当接し、他端がスプール4の端部に当接するものであり、調整ネジ21の螺合量(ねじ込み量)により、リターンスプリング5のバネ荷重が調整できるようになっている。
上記構成よりなるスプール弁1は、電磁アクチュエータ2の作動によってスプール4を軸方向に変位させることで、入力シールランド14による入力ポート7と分配室17の入力側シール長(図1中、ラップα)と、排出シールランド15による分配室17と排出ポート9の排出側シール長(図1中、ラップβ)との比率が変化し、その結果、出力ポート8に発生するオイルの出力圧が変化する。
(電磁アクチュエータ2の説明)
電磁アクチュエータ2は、コイル31、プランジャ32、ステータ33、ヨーク34、コネクタ35を備える。
コイル31は、通電されると磁力を発生して、プランジャ32と磁気固定子(ステータ33、ヨーク34)を通る磁束ループを形成させるものであり、樹脂ボビン31aの周囲に絶縁被膜線を多数巻回したものである。
電磁アクチュエータ2は、コイル31、プランジャ32、ステータ33、ヨーク34、コネクタ35を備える。
コイル31は、通電されると磁力を発生して、プランジャ32と磁気固定子(ステータ33、ヨーク34)を通る磁束ループを形成させるものであり、樹脂ボビン31aの周囲に絶縁被膜線を多数巻回したものである。
プランジャ32は、略円柱形状を呈した磁性体金属(例えば、鉄:磁気回路を構成する強磁性材料)である。なお、この実施例では、プランジャ32がステータ33の内周面に直接摺動するタイプを示すが、プランジャ32とステータ33の間にカップ材等が配置されるものであっても良い。
また、プランジャ32は、シャフト19の先端と直接当接しており、スプール4に伝わるリターンスプリング5のバネ荷重によってスプール4とともにプランジャ32も開弁側(図1右側)に付勢されている。
なお、プランジャ32内を軸方向に貫通する孔32aは、プランジャ32の両端の室内を連通する呼吸孔である。
また、プランジャ32は、シャフト19の先端と直接当接しており、スプール4に伝わるリターンスプリング5のバネ荷重によってスプール4とともにプランジャ32も開弁側(図1右側)に付勢されている。
なお、プランジャ32内を軸方向に貫通する孔32aは、プランジャ32の両端の室内を連通する呼吸孔である。
ステータ33は、磁性体金属(例えば、鉄:磁気回路を構成する強磁性材料)よりなり、プランジャ32を軸方向へ磁気吸引する吸引ステータ33aと、プランジャ32の周囲を覆ってプランジャ32と径方向の磁束の受け渡しを行う摺動ステータ33bとを備えるものであり、吸引ステータ33aと摺動ステータ33bは磁気遮断溝(磁気抵抗が大きくなる部分)33cを介して磁気的に遮断されている。
ステータ33の内周には、プランジャ32を軸方向に摺動可能に支持する軸方向穴33dが形成されている。この軸方向穴33dは、ステータ33の一端から他端に向けて同径の貫通穴である。
ステータ33の内周には、プランジャ32を軸方向に摺動可能に支持する軸方向穴33dが形成されている。この軸方向穴33dは、ステータ33の一端から他端に向けて同径の貫通穴である。
吸引ステータ33aは、スリーブ3とヨーク34との間に挟まれて、ヨーク34の開口部と磁気的に結合されており、コイル31の発生した磁力によってプランジャ32を閉弁側(入力ポート7が閉じて出力圧が低くなる側:この実施例では図1左側)に磁気吸引する。
また、吸引ステータ33aは、プランジャ32を磁気吸引した際にプランジャ32と軸方向に交差する部分に筒部を備える。この筒部の外周面は、テーパ形状に設けられており、プランジャ32のストローク量に対して磁気吸引力が変化しないように設けられている。
なお、吸引ステータ33aの一部がプランジャ32と軸方向に対向する構造であっても良い。
また、吸引ステータ33aは、プランジャ32を磁気吸引した際にプランジャ32と軸方向に交差する部分に筒部を備える。この筒部の外周面は、テーパ形状に設けられており、プランジャ32のストローク量に対して磁気吸引力が変化しないように設けられている。
なお、吸引ステータ33aの一部がプランジャ32と軸方向に対向する構造であっても良い。
摺動ステータ33bは、プランジャ32の略全周を覆う略円筒形状を呈するものであり、ヨーク34の底部と磁気的に結合されている。この摺動ステータ33bは、プランジャ32と直接摺動してプランジャ32を軸方向に摺動自在に支持するとともに、プランジャ32と径方向の磁束の受け渡しを行うものである。
ヨーク34は、コイル31の周囲を覆って磁束を流す略カップ状に形成された磁性体金属(例えば、鉄:磁気回路を構成する強磁性材料)であり、開口端部に形成された爪部をカシメることでスリーブ3と強固に結合される。
ヨーク34は、コイル31の周囲を覆って磁束を流す略カップ状に形成された磁性体金属(例えば、鉄:磁気回路を構成する強磁性材料)であり、開口端部に形成された爪部をカシメることでスリーブ3と強固に結合される。
スプール弁1と電磁アクチュエータ2の連結部分には、スリーブ3内と電磁アクチュエータ2内を区画するダイアフラム36が設けられている。ダイアフラム36は、略リング形状のゴム製であり、外周部がスリーブ3とステータ33の間に挟み付けられ、中心部がシャフト19の外周に形成された溝に嵌め合わされてスリーブ3内のオイルや異物が電磁アクチュエータ2の内部に侵入するのを防ぐものである。
コネクタ35は、パイロットバルブを制御する電子制御装置(図示しない)と接続線を介して電気的な接続を行う接続手段であり、その内部にはコイル31の両端にそれぞれ接続される端子35aが配置されている。
なお、電子制御装置は、デューティ比制御によって電磁アクチュエータ2のコイル31へ供給する通電量(電流値)を制御するものであり、コイル31への通電量を制御することによって、リターンスプリング5のバネ荷重に抗してプランジャ32およびスプール4の軸方向の位置をリニアに変位させることで、入力側シール長(ラップα)と、排出側シール長(ラップβ)との比率を変化させて、出力ポート8に発生する油圧をコントロールして、メインバルブの圧力制御室の油圧を制御するものである。
なお、電子制御装置は、デューティ比制御によって電磁アクチュエータ2のコイル31へ供給する通電量(電流値)を制御するものであり、コイル31への通電量を制御することによって、リターンスプリング5のバネ荷重に抗してプランジャ32およびスプール4の軸方向の位置をリニアに変位させることで、入力側シール長(ラップα)と、排出側シール長(ラップβ)との比率を変化させて、出力ポート8に発生する油圧をコントロールして、メインバルブの圧力制御室の油圧を制御するものである。
〔実施例1の特徴〕
実施例1の特徴を「実施例1の背景」、「不具合を解決する技術」および「実施例1の効果」の順に説明する。
(実施例1の背景)
スプール4が図1右側へ移動することで、入力ポート7と出力ポート8の連通度合が大きくなり、出力ポート8と排出ポート9の連通度合が小さくなる。これによって、入力ポート7から出力ポート8に向かってオイルが流れ、メインバルブの圧力制御室の供給油圧を高める。
逆に、スプール4が図1左側へ移動することで、入力ポート7と出力ポート8の連通度合が小さくなり、出力ポート8と排出ポート9の連通度合が大きくなる。これによって、出力ポート8から排出ポート9に向かってオイルが流れ、メインバルブの圧力制御室の供給油圧を低下させる。
このように、パイロットバルブでは、入力ポート7からスプール弁1内にオイルが流入するとともに、出力ポート8からもスプール弁1内にオイルが流入する。
実施例1の特徴を「実施例1の背景」、「不具合を解決する技術」および「実施例1の効果」の順に説明する。
(実施例1の背景)
スプール4が図1右側へ移動することで、入力ポート7と出力ポート8の連通度合が大きくなり、出力ポート8と排出ポート9の連通度合が小さくなる。これによって、入力ポート7から出力ポート8に向かってオイルが流れ、メインバルブの圧力制御室の供給油圧を高める。
逆に、スプール4が図1左側へ移動することで、入力ポート7と出力ポート8の連通度合が小さくなり、出力ポート8と排出ポート9の連通度合が大きくなる。これによって、出力ポート8から排出ポート9に向かってオイルが流れ、メインバルブの圧力制御室の供給油圧を低下させる。
このように、パイロットバルブでは、入力ポート7からスプール弁1内にオイルが流入するとともに、出力ポート8からもスプール弁1内にオイルが流入する。
ここで、入力ポート7に導かれるオイルは、オイルポンプに吸い込まれる以前においてオイルストレーナに設けられたオイルフィルタで濾過されており、濾過後のクリーンなオイルが入力ポート7に導かれる。
一方、メインバルブの圧力制御室から出力ポート8に戻されるオイルも、もともとはスプール弁1を通過したクリーンなオイルである。
一方、メインバルブの圧力制御室から出力ポート8に戻されるオイルも、もともとはスプール弁1を通過したクリーンなオイルである。
しかし、オイルストレーナから入力ポート7に至るオイル経路に、製造時の切削粉、バリ、摩耗扮、あるいは分解メンテナンス時に侵入した砂や塵など、予期せぬ異物が混入する可能性がある。
同様に、出力ポート8とメインバルブの圧力制御室とを連通するオイル経路にも、製造時の切削粉、バリ、摩耗扮、あるいは分解メンテナンス時に侵入した砂や塵など、予期せぬ異物が混入する可能性がある。
このような予期せぬ異物がスプール弁1に侵入することで、パイロットバルブが作動不良を起こす可能性がある。
同様に、出力ポート8とメインバルブの圧力制御室とを連通するオイル経路にも、製造時の切削粉、バリ、摩耗扮、あるいは分解メンテナンス時に侵入した砂や塵など、予期せぬ異物が混入する可能性がある。
このような予期せぬ異物がスプール弁1に侵入することで、パイロットバルブが作動不良を起こす可能性がある。
(不具合を解決する技術)
この実施例1のパイロットバルブは、上述したように、入力ポート7からスプール弁1内にオイルが流入するとともに、出力ポート8からもスプール弁1内にオイルが流入するものであって、入力ポート7および出力ポート8が「スリーブ3(バルブハウジングの一例)の外部から内部にオイル(流体の一例)を導く開口部」に相当するものである。
入力ポート7および出力ポート8は、スリーブ3自身に形成された多数の微細孔Aの集合によって設けられている。なお、図2は、入力ポート7として機能する多数の微細孔Aを示すものであるが、出力ポート8も図2の入力ポート7と同様に設けられている。
この実施例1のパイロットバルブは、上述したように、入力ポート7からスプール弁1内にオイルが流入するとともに、出力ポート8からもスプール弁1内にオイルが流入するものであって、入力ポート7および出力ポート8が「スリーブ3(バルブハウジングの一例)の外部から内部にオイル(流体の一例)を導く開口部」に相当するものである。
入力ポート7および出力ポート8は、スリーブ3自身に形成された多数の微細孔Aの集合によって設けられている。なお、図2は、入力ポート7として機能する多数の微細孔Aを示すものであるが、出力ポート8も図2の入力ポート7と同様に設けられている。
スリーブ3には、入力ポート7および出力ポート8が設けられる部位に肉厚の薄い薄肉部Bが設けられ、この薄肉部Bに多数の微細孔Aが設けられている。
このスリーブ3は、以下の(1)、(2)の製造方法を用いて製造される。
(1)先ず、入力ポート7と出力ポート8を内外が連通しない肉厚の薄い薄肉部Bとしたスリーブ3を製造する。
具体的には、ダイキャスト型の内部にアルミニウム(アルミ合金含む)を流し込んで製造されたアルミダイキャスト製のスリーブ3の要部を切削加工して、入力ポート7と出力ポート8の部位を薄肉部Bとしたスリーブ3を製造する。あるいは、アルミニウム材を切削加工のみで入力ポート7と出力ポート8の部位を薄肉部Bとしたスリーブ3を製造する。
このスリーブ3は、以下の(1)、(2)の製造方法を用いて製造される。
(1)先ず、入力ポート7と出力ポート8を内外が連通しない肉厚の薄い薄肉部Bとしたスリーブ3を製造する。
具体的には、ダイキャスト型の内部にアルミニウム(アルミ合金含む)を流し込んで製造されたアルミダイキャスト製のスリーブ3の要部を切削加工して、入力ポート7と出力ポート8の部位を薄肉部Bとしたスリーブ3を製造する。あるいは、アルミニウム材を切削加工のみで入力ポート7と出力ポート8の部位を薄肉部Bとしたスリーブ3を製造する。
さらに図3(a)を参照して薄肉部Bを具体的に説明する。
薄肉部Bの内面B’は、スプール4の摺動面C’より外径方向に下がるように設けられる。
一方、薄肉部Bの外面B”は、スリーブ3の表面(スリーブ挿入穴に挿入クリアランスを介して対向する外周面)C”より内径方向に下がるように設けられている。
即ち、アンダーカット等の加工技術を用いて、入力ポート7および出力ポート8が設けられる部位の内周面を加工して、入力ポート7および出力ポート8が設けられる部位の内周面に外径方向に窪む凹部を設けるとともに、ダイキャスト型または外部からの切削加工技術を用いて、入力ポート7および出力ポート8が設けられる部位の外面を加工して、入力ポート7および出力ポート8が設けられる部位の外周面に内径方向に窪む凹部を設けることで、入力ポート7と出力ポート8の部位を薄肉部Bとしている。
薄肉部Bの内面B’は、スプール4の摺動面C’より外径方向に下がるように設けられる。
一方、薄肉部Bの外面B”は、スリーブ3の表面(スリーブ挿入穴に挿入クリアランスを介して対向する外周面)C”より内径方向に下がるように設けられている。
即ち、アンダーカット等の加工技術を用いて、入力ポート7および出力ポート8が設けられる部位の内周面を加工して、入力ポート7および出力ポート8が設けられる部位の内周面に外径方向に窪む凹部を設けるとともに、ダイキャスト型または外部からの切削加工技術を用いて、入力ポート7および出力ポート8が設けられる部位の外面を加工して、入力ポート7および出力ポート8が設けられる部位の外周面に内径方向に窪む凹部を設けることで、入力ポート7と出力ポート8の部位を薄肉部Bとしている。
(2)次に、レーザ加工機によってスリーブ3に形成された薄肉部Bにレーザを照射して、薄肉部Bに多数の微細孔Aを形成する。
具体的には、レーザ加工機にスリーブ3をチャックさせ、図3(a)に示すように、薄肉部Bにレーザを照射して、スリーブ3の内外が貫通した微細孔Aを薄肉部Bに多数形成する。レーザ加工機は、レーザ照射によって微細孔Aを1つづつ形成するものであり、微細孔Aが1つ形成される毎にスリーブ3側あるいはレーザ照射部の一方を回転あるいは軸方向へ移動させて、薄肉部Bに所定間隔で所定数の微細孔Aを形成する。
具体的には、レーザ加工機にスリーブ3をチャックさせ、図3(a)に示すように、薄肉部Bにレーザを照射して、スリーブ3の内外が貫通した微細孔Aを薄肉部Bに多数形成する。レーザ加工機は、レーザ照射によって微細孔Aを1つづつ形成するものであり、微細孔Aが1つ形成される毎にスリーブ3側あるいはレーザ照射部の一方を回転あるいは軸方向へ移動させて、薄肉部Bに所定間隔で所定数の微細孔Aを形成する。
あるいは、図3(b)に示すように、レーザ照射時にスリーブ3の内部に、圧力気体(エアや不活性ガス等)を薄肉部Bの内側から外側に向けて吐出する治具Cを挿入し、治具C内に圧力気体を供給しながらレーザ照射による微細孔Aの形成を行っても良い。このように、薄肉部Bの内側から外側に向けて圧力気体が供給されることにより、レーザ照射による微細孔Aの形成時に生じるスパッタやドロスを外側へ吹き飛ばすことができ、薄肉部Bの内周面を平滑に仕上げることができる。
なお、微細孔Aの径寸法は、異物の通過を防ぎ、且つ目詰まりし難い径寸法に設けられる。具体的に、0.1〜0.5mmの範囲内が好ましく、0.2〜0.3mmの範囲が特に好ましいものである。
また、薄肉部Bの厚み寸法は、オイルの流れ抵抗が小さく、且つオイルの流れや圧力によって破損しない厚み寸法に設けられる。具体的に、0.1〜1.0mmの範囲内が好ましく、0.2〜0.6mmの範囲が特に好ましいものである。
さらに、各薄肉部Bに設けられる微細孔Aの数は、オイルの流れがスムーズに行われ、且つレーザ加工時間が短く済む数に設けられる。
また、薄肉部Bの厚み寸法は、オイルの流れ抵抗が小さく、且つオイルの流れや圧力によって破損しない厚み寸法に設けられる。具体的に、0.1〜1.0mmの範囲内が好ましく、0.2〜0.6mmの範囲が特に好ましいものである。
さらに、各薄肉部Bに設けられる微細孔Aの数は、オイルの流れがスムーズに行われ、且つレーザ加工時間が短く済む数に設けられる。
(実施例1の効果1)
本実施例のパイロットバルブは、スリーブ3内にオイルを流入させる入力ポート7と出力ポート8が、スリーブ3自身に形成された多数の微細孔Aである。この多数の微細孔Aは、濾過フィルタとして機能する。即ち、スリーブ3自身の一部が入力ポート7および出力ポート8において濾過フィルタとして機能する。
このように、スリーブ3自身の一部が入力ポート7および出力ポート8において濾過フィルタとして機能するため、スリーブ3の入力ポート7と出力ポート8に濾過フィルタを設けることの制約がない。即ち、スリーブ3の入力ポート7と出力ポート8に濾過フィルタを設けることの自由度が非常に高く、搭載上の制約を受けることなく入力ポート7と出力ポート8に濾過フィルタを設けることができる。
本実施例のパイロットバルブは、スリーブ3内にオイルを流入させる入力ポート7と出力ポート8が、スリーブ3自身に形成された多数の微細孔Aである。この多数の微細孔Aは、濾過フィルタとして機能する。即ち、スリーブ3自身の一部が入力ポート7および出力ポート8において濾過フィルタとして機能する。
このように、スリーブ3自身の一部が入力ポート7および出力ポート8において濾過フィルタとして機能するため、スリーブ3の入力ポート7と出力ポート8に濾過フィルタを設けることの制約がない。即ち、スリーブ3の入力ポート7と出力ポート8に濾過フィルタを設けることの自由度が非常に高く、搭載上の制約を受けることなく入力ポート7と出力ポート8に濾過フィルタを設けることができる。
また、スリーブ3自身の一部が入力ポート7および出力ポート8において濾過フィルタとして機能するため、オイルの流れや圧力により濾過フィルタがスリーブ3から浮き上がることがなく、長期にわたり高い信頼性を得ることができる。
さらに、スリーブ3自身の一部が入力ポート7および出力ポート8の濾過フィルタであるため、スリーブ3に濾過フィルタを設けることによる部品点数の増加がない。これにより、部品点数の低減および組付け工数の低減によりコストを抑えることができ、濾過フィルタを設けたパイロットバルブの製造コストを抑えることができる。
さらに、スリーブ3自身の一部が入力ポート7および出力ポート8の濾過フィルタであるため、スリーブ3に濾過フィルタを設けることによる部品点数の増加がない。これにより、部品点数の低減および組付け工数の低減によりコストを抑えることができ、濾過フィルタを設けたパイロットバルブの製造コストを抑えることができる。
(実施例1の効果2)
入力ポート7および出力ポート8において濾過フィルタの機能を果たす多数の微細孔Aは、スリーブ3に形成された薄肉部Bに設けられたものである。
このように、多数の微細孔Aが形成される部位が薄肉部Bであるため、各微細孔Aの流路抵抗が小さく抑えられ、入力ポート7および出力ポート8におけるオイルの流れが円滑になり、結果的に、応答性に優れた濾過フィルタ付きのパイロットバルブを提供できる。 さらに、薄肉部Bに多数の微細孔Aを設けることで多数の微細孔Aの形成が容易になるため、製造時間の短縮を図ることができ、多数の微細孔Aを形成することによる製造コストの上昇を抑えることができる。
入力ポート7および出力ポート8において濾過フィルタの機能を果たす多数の微細孔Aは、スリーブ3に形成された薄肉部Bに設けられたものである。
このように、多数の微細孔Aが形成される部位が薄肉部Bであるため、各微細孔Aの流路抵抗が小さく抑えられ、入力ポート7および出力ポート8におけるオイルの流れが円滑になり、結果的に、応答性に優れた濾過フィルタ付きのパイロットバルブを提供できる。 さらに、薄肉部Bに多数の微細孔Aを設けることで多数の微細孔Aの形成が容易になるため、製造時間の短縮を図ることができ、多数の微細孔Aを形成することによる製造コストの上昇を抑えることができる。
(実施例1の効果3)
薄肉部Bの内面B’は、スプール4の摺動面C’より外径方向に下がって設けられている。これにより、多数の微細孔Aの加工に伴うスパッタやドロス等により、薄肉部Bの内方に向かう突起が予期せず出来てしまっても、薄肉部Bの内面B’がスプール4の摺動面C’より外径方向に下がっていることで、薄肉部Bの内面B’に出来た突起がスプール4に当たる不具合がない。即ち、多数の微細孔Aを形成したことにより生じるスプール4の摺動不良を確実に回避することができる。
薄肉部Bの内面B’は、スプール4の摺動面C’より外径方向に下がって設けられている。これにより、多数の微細孔Aの加工に伴うスパッタやドロス等により、薄肉部Bの内方に向かう突起が予期せず出来てしまっても、薄肉部Bの内面B’がスプール4の摺動面C’より外径方向に下がっていることで、薄肉部Bの内面B’に出来た突起がスプール4に当たる不具合がない。即ち、多数の微細孔Aを形成したことにより生じるスプール4の摺動不良を確実に回避することができる。
また、薄肉部Bの外面B”は、スリーブ3の表面C”から内径方向に下がって設けられている。これにより、多数の微細孔Aの加工に伴うスパッタやドロス等により、薄肉部Bの外面に向かう突起が予期せず出来てしまっても、薄肉部Bの外面B”がスリーブ3の表面C”から内径方向に下がっていることで、薄肉部Bの外面B”に出来た突起が油圧コントローラのケースに当たることによるスリーブ3の挿入不良を確実に回避できる。
〔変形例〕
上記の実施例では、多数の微細孔Aをレーザ技術によって形成する例を示したが、エッチング技術や切削加工など、他の加工技術により微細孔Aを形成しても良い。
上記の実施例では、アルミニウム製のバルブハウジング(実施例ではスリーブ3)を示したが、鉄など他の金属素材でバルブハウジングを形成しても良い。あるいは、樹脂によってバルブハウジングを形成しても良い。
上記の実施例では、多数の孔を丸穴形状の微細孔Aで設ける例を示したが、微細なスリット形状に設けても良い。
上記の実施例では、多数の微細孔Aをレーザ技術によって形成する例を示したが、エッチング技術や切削加工など、他の加工技術により微細孔Aを形成しても良い。
上記の実施例では、アルミニウム製のバルブハウジング(実施例ではスリーブ3)を示したが、鉄など他の金属素材でバルブハウジングを形成しても良い。あるいは、樹脂によってバルブハウジングを形成しても良い。
上記の実施例では、多数の孔を丸穴形状の微細孔Aで設ける例を示したが、微細なスリット形状に設けても良い。
上記の実施例では、入力ポート7と出力ポート8の両方に多数の微細孔Aによる濾過フィルタを設ける例を示したが、入力ポート7のみに濾過フィルタを設けるなどしても良い。
上記の実施例では、入力ポート7と出力ポート8の両方に多数の微細孔Aによる濾過フィルタを設ける例を示したが、ドレーンポート11、F/Bポート12、ドレーンポート13など、他のポートにも多数の微細孔Aによる濾過フィルタを設けても良い。
上記の実施例では、入力ポート7と出力ポート8の両方に多数の微細孔Aによる濾過フィルタを設ける例を示したが、ドレーンポート11、F/Bポート12、ドレーンポート13など、他のポートにも多数の微細孔Aによる濾過フィルタを設けても良い。
上記の実施例では、パイロットバルブに本発明を適用する例を示したが、メインバルブに本発明を適用しても良い。
上記の実施例では、パイロットバルブに本発明を適用する例を示したが、摩擦係合装置の供給油圧を1つの電磁油圧制御弁でコントロールするものに本発明を適用しても良い。 上記の実施例では、自動変速機の油圧制御装置に用いられる油圧制御弁に本発明を適用する例を示したが、自動変速機以外の他のパイロットバルブに本発明を適用しても良い。具体的には、カムシャフトの進角を可変するVVT(バルブ可変タイミング装置)のOCV(オイル・フロー・コントロール・バルブ)等に本発明を適用しても良い。
上記の実施例では、パイロットバルブに本発明を適用する例を示したが、摩擦係合装置の供給油圧を1つの電磁油圧制御弁でコントロールするものに本発明を適用しても良い。 上記の実施例では、自動変速機の油圧制御装置に用いられる油圧制御弁に本発明を適用する例を示したが、自動変速機以外の他のパイロットバルブに本発明を適用しても良い。具体的には、カムシャフトの進角を可変するVVT(バルブ可変タイミング装置)のOCV(オイル・フロー・コントロール・バルブ)等に本発明を適用しても良い。
上記の実施例では、スプール弁構造を採用するバルブ装置に本発明を適用する例を示したが、ボール弁や円錐弁など、他の構造のバルブ装置に本発明を適用しても良い。
上記の実施例では、三方弁構造を採用するバルブ装置に本発明を適用する例を示したが、二方弁(開閉弁)や四方弁以上の弁構造を採用するバルブ装置に本発明を適用しても良い。
上記の実施例では、スプール弁1を駆動する駆動手段として電磁アクチュエータ2を用いる例を示したが、電動モータによる直線駆動、ピエゾスタック等を用いたピエゾアクチュエータ、油圧、吸気負圧等の流体圧アクチュエータなど、他の駆動手段を用いても良い。
上記の実施例では、三方弁構造を採用するバルブ装置に本発明を適用する例を示したが、二方弁(開閉弁)や四方弁以上の弁構造を採用するバルブ装置に本発明を適用しても良い。
上記の実施例では、スプール弁1を駆動する駆動手段として電磁アクチュエータ2を用いる例を示したが、電動モータによる直線駆動、ピエゾスタック等を用いたピエゾアクチュエータ、油圧、吸気負圧等の流体圧アクチュエータなど、他の駆動手段を用いても良い。
1 スプール弁(油圧制御弁、バルブ装置)
2 電磁アクチュエータ
3 スリーブ(バルブハウジング)
4 スプール(弁体)
7 入力ポート(開口部)
8 出力ポート(開口部)
31 コイル
32 プランジャ
33a 吸引ステータ
A 微細孔
B 薄肉部
B’ 薄肉部の内面
B” 薄肉部の外面
C’ スプールの摺動面
C” スリーブの表面
2 電磁アクチュエータ
3 スリーブ(バルブハウジング)
4 スプール(弁体)
7 入力ポート(開口部)
8 出力ポート(開口部)
31 コイル
32 プランジャ
33a 吸引ステータ
A 微細孔
B 薄肉部
B’ 薄肉部の内面
B” 薄肉部の外面
C’ スプールの摺動面
C” スリーブの表面
Claims (7)
- 外部から内部へ流体が導かれる開口部を備えるバルブハウジングと、
このバルブハウジング内において移動可能に支持され、前記開口部の開度を可変可能な弁体とを備えるバルブ装置であって、
前記開口部は、前記バルブハウジング自身に形成された多数の孔であることを特徴とするバルブ装置。 - 請求項1に記載のバルブ装置において、
前記バルブハウジングは、前記開口部が設けられる部位に肉厚の薄い薄肉部が設けられ、この薄肉部に前記多数の孔が設けられたことを特徴とするバルブ装置。 - 請求項2に記載のバルブ装置において、
このバルブ装置は、スプール弁であって、
前記バルブハウジングは、略筒状に形成されたスリーブであり、
前記弁体は、前記スリーブ内において軸方向へ摺動自在に支持されたスプールであり、 前記開口部は、前記スリーブの側面に形成されたポートであることを特徴とするバルブ装置。 - 請求項3に記載のバルブ装置において、
前記薄肉部の内面は、前記スプールの摺動面より外径方向に下がっていることを特徴とするバルブ装置。 - 請求項3または請求項4に記載のバルブ装置において、
前記薄肉部の外面は、前記スリーブの表面から内径方向に下がっていることを特徴とするバルブ装置。 - 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のバルブ装置において、
このバルブ装置は、油圧の切替あるいは油圧の調整を行う油圧制御弁であることを特徴とするバルブ装置。 - 請求項1〜請求項6のいずれかに記載のバルブ装置において、
前記弁体は、磁力を発生するコイル、軸方向へ摺動自在に支持されたプランジャ、前記コイルの発生する磁力により前記プランジャを軸方向に磁気吸引する吸引ステータを備える電磁アクチュエータによって駆動されることを特徴とするバルブ装置。
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- 2006-06-05 JP JP2006155916A patent/JP2007321953A/ja active Pending
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