JP2007320686A - 切替え装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置を大型化・コストアップさせることなく粉粒体材料の噛み込みによる空気のリークを低減する切替え装置を提供する。
【解決手段】本体ケーシング14、15aと、2つの上流側開口部40A、40Bと、下流側開口部50Aと、本体ケーシング内で2つの上流側開口部の開閉切替を行うスライド式板状切替え弁11と、スライド式板状切替え弁を駆動する駆動手段16とを備え、スライド式板状切替え弁は、そのスライド方向に沿って、2つの閉塞部11b、11bと、その中間に透孔部11aとを有し、駆動手段の駆動により空気輸送路20A、20B、30に対して略直交方向にスライドさせ、いずれかの閉塞部により上流側開口部の一方を閉塞させた時には、透孔部が他方の上流側開口部に整合して、当該開口部に連結された上流側空気輸送路が下流側空気輸送路と連通するようにしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、合成樹脂原料等の粉粒体材料の空気輸送路に配設され、2種類の粉粒体材料に対応する2系統の空気輸送路を合流させて1系統の空気輸送路に統合する切替え装置に関するものである。
従来、合成樹脂成形に伴って発生するスプルー、ランナ等の廃材樹脂を、粉砕機で粉砕し、該粉砕材とバージン材とを混合させて、各種の合成樹脂製品を成形することが行われている。
このような工程により、ある程度の品質を維持しながら廃材樹脂を再利用することによりコスト軽減を図っている。
ところで、前記のような工程の際には、成形品の品質を維持するために、粉砕材とバージン材を所定の配合比率で混合する必要があり、そのために、粉砕材とバージン材の2種類の粉粒体材料を、それぞれ貯留する粉粒体貯留器から空気輸送路を介して、該粉粒体材料を吸引ポンプ(ブロワー)に接続された捕集器へ吸引空気輸送する方式が採用されている。
このような方式においては、2つの粉粒体貯留器に連結される空気輸送路を合流させて、捕集器側の空気輸送路に統合する切替え装置が多用されており、該切替え装置を空気輸送路に配設することにより、1種類づつ粉粒体材料を捕集器に輸送する場合に比べて、時間短縮が出来ると共に、切替え時間を短くすることにより、空気輸送路及び捕集器側のホッパーに輸送される際に、2種類の粉粒体材料が適度に混合されることから、捕集器での混合が不要となるという利点がある。
例えば、このような切替え装置として、非特許文献1では、図9に示すように、一方の粉粒体貯留器(不図示)からA材料を輸送する空気輸送路に連結されるA材輸送路接続部2aと、他方の粉粒体貯留器(不図示)からB材料を輸送する空気輸送路に連結されるB材輸送路接続部2bと、円柱状に形成された本体ケーシング4と、本体ケーシング4の略中央に配設された軸を中心に回動可能な切替え弁1と、本体ケーシング4の下流側に本体ケーシング4内で切替えられた粉粒体材料を捕集器(不図示)側へ輸送する空気輸送路に連結される捕集器側接続部3とを備えた切替え装置が提供されている。
前記切替え装置では、図9(a)に示すように、切替え弁1は、右方に回動されており、B材輸送路接続部2bからのB材料の輸送を遮断すると共に、A材輸送路と捕集器への輸送路が連通され、A材料が捕集器へ空気輸送される一方、B材料を捕集器へ空気輸送する場合は、切替え弁1を左方(図示、2点鎖線)に回動させることにより行われる。
前記のように切替え弁1を左右に回動させて2種類の粉粒体材料の空気輸送路を切替えることにより、それぞれの粉粒体貯留器から捕集器へと各粉粒体材料が空気輸送され、切替え弁1の切替え時間により各粉粒体材料の配合比率を容易に変更することが可能となっている。
すなわち、例えば、A材料とB材料の配合比率を1:2にしたい場合は、切替え弁1を右方に回動させて1秒停止させ、その後、左方に回動させて2秒停止させ、この動作を繰り返すことにより、A材料とB材料が所望の配合比率で混合されつつ、捕集器へ空気輸送されることとなる。
しかし、前記非特許文献1に示す切替え装置では、図9(b)に示すように、本体ケーシング4と、切替え弁1との間で、粉粒体材料の噛み込み、すなわち、切替え弁1は、本体ケーシング4の中央に設けられた軸を中心に回動動作をするが、その際に、切替え弁1がスムーズに回動するように本体ケーシング4と切替え弁1との間に、わずかな空隙が形成されており、その空隙に空気輸送途中の粉粒体材料が噛み込むことがあった。
前記のような噛み込みが発生すると、例えば図9(b)に示す状態では、A材料の空気輸送中に、B材輸送路接続部2bからの空気が完全に遮断されずにリークし、A材料側の空気輸送路の吸引力が悪化してしまい、粉粒体材料が閉塞したり、各粉粒体材料の配合比率が正確とならない場合があった。
本体ケーシング4と切替え弁1との間の空隙をなくし、切替え弁1を回動させるトルクを大きくすることにより、噛み込みを低減することも考えられるが、装置の大型化・コストアップに繋がり、非効率的である。
前記のような噛み込みによる空気のリークを低減するものとして、特許文献1では、図10に示すように、捕集器側へ粉粒体材料を輸送する空気輸送路に連結される捕集器側接続部3と、2つのシリンダ5と、シリンダ5の駆動により上下動するロッド6と、各粉粒体材料接続部2a、2bの上端に位置する弁座9と、ロッド6の下端部に弾性体7を介して弁座9を閉塞する弁体8とを備えた切替え装置が提案されている。
このものでは、弁座9上に粉粒体材料が付着している状態で、ロッド6を下げて弁体8を弁座9に当接させると、弁体8は、弾性体7により首振り自在(任意の方向に傾き可能)に形成されているため、粉粒体材料が付着していない箇所では、弁体8が可能な範囲で弁座9に近接・当接するので、万が一、粉粒体材料を噛み込んでも、空気のリークする箇所を最小限に抑えられる構造となっている。
株式会社松井製作所、PRODUCT GUIDE 2006 vol.1、2006年2月、配合機ジェットセレクター、第150頁 特開2003−118837号公報
しかし、前記特許文献1で提案されている切替え装置では、2つのシリンダ5が必要となり、装置の大型化・コストアップに繋がり、非効率的である。
本発明は、前記問題を解決するために提案されたもので、その目的は、装置を大型化・コストアップさせることなく粉粒体材料の噛み込みによる空気のリークを低減する切替え装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の切替え装置は、2種類の粉粒体材料に対応する2系統の上流側空気輸送路を合流させて1系統の下流側空気輸送路に統合する粉粒体材料の空気輸送路の合流部に配設される切替え装置であって、本体ケーシングと、該本体ケーシングの上流側に並設され、前記上流側空気輸送路に連結される2つの上流側開口部と、該本体ケーシングの下流側に形設され、前記下流側空気輸送路に連結される下流側開口部と、該本体ケーシング内で2つの上流側開口部の開閉切替を行うスライド式板状切替え弁と、該スライド式板状切替え弁を駆動する駆動手段とを備え、前記スライド式板状切替え弁は、そのスライド方向に沿って、2つの閉塞部と、その中間に透孔部とを有し、前記駆動手段の駆動により前記空気輸送路に対して略直交方向にスライドさせ、いずれかの閉塞部により前記上流側開口部の一方を閉塞させた時には、前記透孔部が他方の上流側開口部に整合して、当該開口部に連結された上流側空気輸送路が前記下流側空気輸送路と連通するようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載の切替え装置は、2種類の粉粒体材料に対応する2系統の上流側空気輸送路を合流させて1系統の下流側空気輸送路に統合する粉粒体材料の空気輸送路の合流部に配設される切替え装置であって、本体ケーシングと、該本体ケーシングの上流側に並設され、前記上流側空気輸送路に連結される2つの上流側開口部と、該本体ケーシングの下流側に形設され、前記下流側空気輸送路に連結される下流側開口部と、該本体ケーシング内で2つの上流側開口部の開閉切替を行うスライド式板状切替え弁と、該スライド式板状切替え弁を駆動する駆動手段とを備え、前記スライド式板状切替え弁は、スライド方向前端側に1つの閉塞部と、該閉塞部のスライド方向基端側に隣接して開設された透孔部とを有し、前記駆動手段の駆動により前記空気輸送路に対して略直交方向にスライドさせ、前記閉塞部によりスライド方向前端側の上流側開口部を閉塞させた時には、前記透孔部がスライド方向基端側の上流側開口部に整合して、当該開口部に連結された上流側空気輸送路が前記下流側空気輸送路と連通し、前記閉塞部によりスライド方向基端側の上流側開口部を閉塞させた時には、スライド方向前端側の上流側開口部が開放されて当該開口部に連結された上流側空気輸送路が前記下流側空気輸送路と連通するようにしたことを特徴とする。
ここで、粉粒体材料は、特に樹脂材の粉体・粒体等を指すが、これに限らず、微小薄片・短繊維片・スライバー等の空気輸送が可能なものを含む。
また、駆動手段は、スライド式板状切替え弁に接続されスライド可能に駆動するものであればどのようなものでもよく、後述するエアシリンダに限らず、油圧式シリンダ・電動式シリンダ・電動式ネジ軸(ボールネジ等)なども含む。
請求項3では、請求項2に記載の切替え装置において、前記スライド式板状切替え弁の前端部は、スライド方向に向かって下方傾斜面とされていることを特徴とする。
請求項4では、請求項2または3に記載の切替え装置において、前記スライド方向前端側の上流側開口部は、スライド方向と直交する方向の幅が前記スライド式板状切替え弁のスライド方向と直交する方向の幅と略同幅に形成され、スライド方向の幅が前記スライド方向前端側の上流側開口部に連結された前記上流側空気輸送路の径と略同幅に形成されており、前記スライド方向前端側の上流側開口部に連結された前記上流側空気輸送路は、下流側に向かって、断面視円形から徐々に前記スライド方向前端側の上流側開口部の形状に合わせた形状に形成されていることを特徴とする。
請求項5では、請求項4に記載の切替え装置において、前記下流側開口部は、少なくとも前記スライド方向前端側の上流側開口部の下流側に対応する箇所のスライド方向と直交する方向の幅が前記スライド式板状切替え弁のスライド方向と直交する方向の幅より大となるように形成され、スライド方向の幅が前記スライド方向基端側の上流側開口部のスライド方向基端側縁部から前記スライド方向前端側の上流側開口部のスライド方向前端側縁部の幅よりも大となるように形成されており、前記下流側開口部に連結された前記下流側空気輸送路は、下流側に向かって、前記下流側開口部の形状に合わせた形状から徐々に断面視円形に形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の切替え装置によれば、本体ケーシング内で駆動手段によりスライドされて2つの上流側開口部の開閉切替を透孔部と閉塞部により行うスライド式板状切替え弁を備える構成としているため、駆動手段を大型化・コストアップさせることなく、スライド式板状切替え弁によりスムーズに粉粒体材料の切替え動作を行うことができる。すなわち、前記非特許文献1のように、切替え弁1を回動させるトルクを大きくする必要のない、また、前記特許文献1のように、2つのシリンダ5を必要とすることのない、切替え装置を提供することができる。
また、スライド式板状切替え弁は、いずれかの閉塞部により上流側開口部の一方を閉塞させた時には、透孔部が他方の上流側開口部に整合して、当該開口部に連結された上流側空気輸送路が下流側空気輸送路と連通するように構成しているため、本体ケーシング自体も大型化させる必要がない。
さらに、スライド式板状切替え弁のスライド動作により、粉粒体材料の切替えを行うため、スライド式板状切替え弁が載置される本体ケーシング面に粉粒体材料が付着していても、スライド式板状切替え弁により粉粒体材料がスライド方向に押し退けられ、空気輸送路中での噛み込みによる空気のリークを低減することができる。
請求項2では、スライド式板状切替え弁は、スライド方向前端側に1つの閉塞部と、閉塞部のスライド方向基端側に隣接して開設された透孔部とを有し、閉塞部によりスライド方向前端側の上流側開口部を閉塞させた時には、透孔部がスライド方向基端側の上流側開口部に整合して、当該開口部に連結された上流側空気輸送路が前記下流側空気輸送路と連通し、閉塞部によりスライド方向基端側の上流側開口部を閉塞させた時には、スライド方向前端側の上流側開口部が開放されて当該開口部に連結された上流側空気輸送路が下流側空気輸送路と連通する構成としており、請求項1と同様の効果を有する。
請求項3では、スライド式板状切替え弁の前端部が、スライド方向に向かって下方傾斜面に形成されているため、スライド式板状切替え弁が載置される本体ケーシング面に粉粒体材料が付着、あるいは、粉粒体材料がスライド方向前方に輸送中であっても、該傾斜面により粉粒体材料から受ける抵抗を少なくさせることができるので、スライド式板状切替え弁のスライド動作に支障を来たすことなく、スムーズに切替え動作を行うことができる。
請求項4では、スライド方向前端側の上流側開口部は、スライド方向と直交する方向の幅がスライド式板状切替え弁のスライド方向と直交する方向の幅と略同幅に形成され、スライド方向の幅がスライド方向前端側の上流側開口部に連結された上流側空気輸送路の径と略同幅に形成されているため、下流側開口部まで届かず、あるいは、下流側開口部から落下した粉粒体材料が本体ケーシング面に付着堆積することを低減できるので、本体ケーシング面上を摺動するスライド式板状切替え弁のスライド動作に支障を来たすことなく、スムーズに切替え動作を行うことができる。
請求項5では、下流側開口部は、少なくともスライド方向前端側の上流側開口部の下流側に対応する箇所のスライド方向と直交する方向の幅が前記スライド式板状切替え弁のスライド方向と直交する方向の幅より大となるように形成され、スライド方向の幅がスライド方向基端側の上流側開口部のスライド方向基端側縁部からスライド方向前端側の上流側開口部のスライド方向前端側縁部の幅よりも大となるように形成されており、下流側開口部に連結された下流側空気輸送路が下流側に向かって下流側開口部の形状に合わせた形状から徐々に断面視円形に形成されているので、上流側開口部から空気輸送された粉粒体材料が、下流側開口部に空気輸送される際に、本体ケーシング内壁に衝突することを低減でき、粉粒体材料の空気輸送がスムーズに行われる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1乃至図3は、第1発明に係る切替え装置の一実施形態を示し、図1は、同装置の概略縦断面図であり、(a)は、B材輸送時における状態を、(b)は、A材輸送時における状態を夫々示し、図2は、同装置の要部の概略分解斜視図、図3(a)は、同装置の平面図、(b)は、同装置の左側面図である。
図1乃至図3に示す切替え装置10は、下流側統合管13と、本体ケーシングを構成するアッパーケース15a及びロアケース14と、メンテナンス用のカバー15bと、上流側二股管12と、本体ケーシングに付設されたエアシリンダ(駆動手段)16と、エアシリンダ16の駆動により本体ケーシング内をスライドするスライド式板状切替え弁11とで構成されている。
ここで、図示している下流側空気輸送路用接続筒30aは、下流側空気輸送路30(図8参照)の一部を構成しており、後述するように切替え装置10から粉粒体材料A、Bを捕集器50まで輸送する経路を指し、上流側空気輸送路用接続筒20a、20bも同様に、上流側空気輸送路20A、20B(図8参照)の一部を構成しており、粉粒体貯留器40a、40b(図8参照)からそれぞれが貯留する粉粒体材料A、Bを切替え装置10に輸送する経路を指している。
詳しくは、上流側二股管12は、前記上流側空気輸送路20A、20Bにそれぞれ接続される2本の上流側空気輸送路用接続筒20a、20bと、その下流側上端の取り付けプレート12cに上流側開口部12a、12bを備えている。
ロアケース14は、上流側二股管12の取り付けプレート12cの上に配設されており、スライド式板状切替え弁11がスライドするスライド溝14dと、スライド溝14dの略中央に上流側開口部14a、14bが、スライド方向に並設して開設されると共に、スライド方向基端側に、後述する連結ピン着脱用孔14cが開設されている。
すなわち、本実施例では、上流側開口部40A、40Bは、上流側二股管12の取り付けプレート12cとロアケース14の一部から構成されている。
尚、本実施例では、上流側開口部40A、40Bの形状を円形としているが、これに限らず、他の形状としてもよい。
スライド式板状切替え弁11は、図2に示すように、肉厚の板状体で構成されており、そのスライド方向に沿って、2つの閉塞部11b、11bと、その中間に開設された透孔部11aと、スライド方向基端側に後述する連結部材17aと嵌合される嵌合凹部11dと、嵌合凹部11dに開設された連結ピン孔11cと、スライド方向前端部に後述する着脱用ネジ孔11e(図1参照)とを備え、スライド溝14dに載置されエアシリンダ16によりスライド溝14dを摺動する構成としている。
エアシリンダ16としては、往復動が可能な公知の駆動手段が適用可能であり、詳細な説明は省略するが、エアシリンダ本体16b内で、空気圧により往復動するピストン(不図示)に連結されたピストンロッド16aを備えている。
尚、スライド式板状切替え弁11の肉厚は、本実施例では、ピストンロッド16aの径に合わせて、12mm〜25mm程度としているが、これに限らず、どのようなものでも適用できる。
また、エアシリンダ16の往復動をタイマー(不図示)により制御し、前述のように空気輸送される粉粒体材料A、Bの配合比率を容易に切替えるような構成としてもよい。
スライド式板状切替え弁11とエアシリンダ16とは、連結部材17aを介して連結されており、連結部材17aは、断面視略コ字状に形成され、嵌合凹部11dに嵌合する上片と下片に2つの連結ピン孔が開設されると共に連結ボルト17bが螺合されている。
連結部材17aとエアシリンダ16とは、連結ボルト17bを介してエアシリンダ16内のピストンロッド16aに連結される一方、連結部材17aとスライド式板状切替え弁11とは、連結部材17aに開設された2つの連結ピン孔とスライド式板状切替え弁11の連結ピン孔11cとに連結ピン18を嵌挿させて連結される。
アッパーケース15aは、ロアケース14の上に配設され、略中央に下流側開口部15a1を長孔形状、すなわち、上流側開口部40Bのスライド方向基端側半円と、それから開口を延設させて、上流側開口部40Aのスライド方向前端側半円とまでに対応するような形状に開設しており、スライド方向基端側端部略中央に、スライド式板状切替え弁11と共にスライドする連結ピン18のスライド動作に合わせて、その頭部を受入可能とする切欠部15a2が形成されている。
下流側統合管13は、図1及び図3に示すように、アッパーケース15aの上に配設され、アッパーケース15aの下流側開口部15a1と同形状の下流側開口部13aを下端部に有し、下流側13bに向けて徐々に先細となり、前記下流側空気輸送路30に接続される下流側空気輸送路用接続筒30aが形成されている。
すなわち、本実施例では、下流側開口部50Aは、アッパーケース15aの一部と下流側統合管13の下端部から構成されている。
尚、アッパーケース15aと下流側統合管13を別部材とせず、同一部材として成形しても良い。また、ロアケース14と上流側二股管12も別部材とせず、同一部材として成形しても良い。
本実施例では、更に、清掃を容易とするために、スライド式板状切替え弁11を本体ケーシング内から着脱可能なように構成している。
すなわち、下流側統合管13とエアシリンダ16の間に設けられ、着脱自在にアッパーケース15aを閉塞するメンテナンス用のカバー15bを更に備えており、スライド式板状切替え弁11を本体ケーシング内から取外す際には、カバー15bを取外し、連結ピン留め具18aを取外し、連結ピン着脱用孔14cから、例えば棒状体を下から挿通して連結ピン18を押出、アッパーケース15aに形成された切欠部15a2を介して抜き取ると、連結部材17aとスライド式板状切替え弁11との連結が解放され、更に、スライド式板状切替え弁11のスライド方向前端部に設けられた、着脱用ネジ孔11eに、例えば、先端部に着脱用ネジを備えた棒状体を仮螺合させ、本体ケーシング内からスライド式板状切替え弁11を抜き取ることにより、取外すことができる。
次に、前記のように構成された切替え装置10が適用された粉粒体材料の輸送システムを図1及び図8に基づいて説明する。
図8では、粉粒体材料Aが貯留される粉粒体貯留器40aから上流側空気輸送路20Aを介して、粉粒体材料Aが切替え装置10に向けて空気輸送され、粉粒体材料Bが貯留される粉粒体貯留器40bから上流側空気輸送路20Bを介して、粉粒体材料Bが切替え装置10に向けて空気輸送され、切替え装置10から捕集器50へは、下流側空気輸送路30を介して、各粉粒体材料A、Bが空気輸送されるように構成されている。
捕集器50は、吸引ポンプPを備えており、これを作動させることにより、前記空気輸送が行われる構成となっている。
切替え装置10では、エアシリンダ16の駆動により、スライド式板状切替え弁11が本体ケーシング内で、上流側空気輸送路20A、20B及び下流側空気輸送路30に対して略直交方向にスライドし、いずれかの閉塞部11b、11bにより上流側開口部40A、40Bの一方を閉塞させた時には、透孔部11aが他方の上流側開口部40B、40Aに整合して、当該開口部に連結された上流側空気輸送路20A、20Bが下流側空気輸送路30と連通するように構成されている。
例えば、粉粒体材料Bを捕集器50に空気輸送する際には、図1(a)に示すように、エアシリンダ16の作動方向を引側にして、スライド方向前端側の閉塞部11bにより上流側開口部40Aを閉塞すると、透孔部11aが上流側開口部40Bに整合して、上流側空気輸送路20Bが下流側空気輸送路30と連通する一方、粉粒体材料Aを捕集器50に空気輸送する際には、図1(b)に示すように、エアシリンダ16の作動方向を押側にして、スライド方向基端側の閉塞部11bにより上流側開口部40Bを閉塞すると、透孔部11aが上流側開口部40Aに整合して、上流側空気輸送路20Aが下流側空気輸送路30と連通するように構成されている。
これにより、前記特許文献1のように、2つの各粉粒体材料接続部2a、2bの弁座9に合わせて個別の弁体8を備えるものと比べて、本体ケーシング自体を大型化させる必要がなく、設置箇所の省スペース化が図れる。
また、前記のような構成によれば、2つの上流側開口部40A、40Bの開閉切替えをスライド式板状切替え弁11により行うため、駆動手段(本実施例では、エアシリンダ16)の駆動出力が少ないものでも粉粒体材料の切替えが可能となるので、駆動手段を大型化・コストアップさせる必要がない。
すなわち、前記非特許文献1のように切替え弁1を回動させる構成と比べて、また、前記特許文献1のように2つのシリンダを必要とする構成と比べて、駆動手段を大型化させる必要がなく、粉粒体材料を切替えることが可能となる。
さらに、スライド式板状切替え弁11のスライド動作により、粉粒体材料A、Bの輸送切替えを行うため、スライド溝14dに粉粒体材料が付着していても、スライド式板状切替え弁11により粉粒体材料A、Bがスライド方向に押し退けられ、空気輸送路中での噛み込みによる空気のリークを低減することができる。
すなわち、本実施例においては、スライド式板状切替え弁11の透孔部11aが、2つの上流側開口部40A、40B間を往復動する際において、スライド式板状切替え弁11の作動方向が引側状態(図1(a)の状態)から押側状態(図1(b)の状態)となる場合に、透孔部11aのスライド方向基端側下端部により、スライド溝14dに付着した粉粒体材料を押し退けて、透孔部11aが上流側開口部40Aに整合すると、上流側空気輸送路20Aと連通し、押し退けられた粉粒体材料が下流側空気輸送路30に向けて空気輸送されるので、粉粒体材料の噛み込みを最小限に抑えることができ、空気のリークを低減することが可能となる。
一方、作動方向が押側状態(図1(b)の状態)から引側状態(図1(a)の状態)となる場合は、透孔部11aのスライド方向前端側下端部により、スライド溝14dに付着した粉粒体材料を押し退けて、透孔部11aが上流側開口部40Bに整合すると、上流側空気輸送路20Bと連通し、押し退けられた粉粒体材料が下流側空気輸送路30に向けて空気輸送され、前記同様の効果がある。
従って、前記のように、空気のリークを低減して、スライド式板状切替え弁11により粉粒体材料を交互に分割させて空気輸送することで、粉粒体材料が閉塞することなく、各粉粒体材料の配合比率を正確なものとすることができる。
また、スライド式板状切替え弁11の上面に粉粒体材料が付着した場合は、スライド式板状切替え弁11の作動方向が引側状態(図1(a)の状態)から押側状態(図1(b)の状態)となる場合に、スライド方向前端側の閉塞部11b上面に付着した粉粒体材料は、アッパーケース15aに開設された下流側開口部15a1のスライド方向前端側下端部により押し退けられて、透孔部11aが上流側開口部40Aに整合すると、上流側空気輸送路20Aと連通し、押し退けられた粉粒体材料が下流側空気輸送路30に向けて空気輸送され、前記同様の効果がある。尚、逆の場合は、説明を省略するが、同様である。
本実施例においては、さらに、粉粒体材料A、Bがスライド溝14dに付着する面は、2つの上流側開口部40A、40B間に形成されるスペースのみであり、それ以外は、スライド式板状切替え弁11の閉塞部11b、11bがスライド溝14dに当接しているため、粉粒体材料A、Bの付着スペースを最小限に抑えることが可能となる。
図4乃至図6は、第2発明に係る切替え装置の一実施形態を示し、図4は、同装置の概略縦断面図であり、(a)は、B材輸送時における状態を、(b)は、A材輸送時における状態を夫々示し、図5は、同装置の要部の概略分解斜視図、図6(a)は、同装置の平面図、(b)は、同装置の左側面図である。
尚、以下、実施例1との相違点を中心に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し説明を省略する。
図4乃至図6に示す切替え装置10Aは、下流側統合管23と、本体ケーシングを構成するロアケース24、前カバー15c、下流側統合管23の下端部及びカバー15bと、上流側二股管22と、本体ケーシングに付設されたエアシリンダ16と、エアシリンダ16の駆動により本体ケーシング内をスライドするスライド式板状切替え弁21とで構成されている。
すなわち、本実施例では、実施例1のアッパーケース15aは備えておらず、下流側統合管23の下端部23aが、アッパーケース15aに相当する。
詳しくは、スライド式板状切替え弁21は、図5に示すように、肉厚の板状体で構成されており、スライド方向前端側に閉塞部21bと、閉塞部21bのスライド方向基端側に隣接して開設された透孔部21aと、透孔部21aのスライド方向基端側にエアシリンダ16と連結するための連結部材27aとを有し、更に、本実施例では、スライド式板状切替え弁21の前端部、すなわち、閉塞部21bの前端部は、スライド方向に向かって、下方傾斜面21cが形成されている。
これにより、スライド式板状切替え弁21が載置されるスライド溝14dに粉粒体材料A、Bが付着、あるいは、粉粒体材料A、Bがスライド方向前方に輸送中であっても、傾斜面21cにより粉粒体材料A、Bから受ける抵抗を少なくさせることができるので、スライド式板状切替え弁21のスライド動作に支障を来たすことなく、スムーズに切替え動作を行うことができる。
スライド式板状切替え弁21とエアシリンダ16とは、連結部材27aを介して連結されており、連結部材27aは、略中央に連結ボルト27bを挿通する孔と連結ボルト27bのボルト頭を固定保持する切欠部27dが形成されている。
スライド式板状切替え弁21とエアシリンダ16とを連結する場合は、連結部材27aとエアシリンダ16とを、連結ボルト27bを介してエアシリンダ16内のピストンロッド16aに連結し、次いで、連結部材27aとスライド式板状切替え弁21とを、ボルト27c、27cにより連結する構成となっている。
本体ケーシング内の点検、清掃をする際には、前カバー15cを取外すことにより、スライド式板状切替え弁21に粉粒体材料が付着していないかどうかの確認及び前カバー15cの取外しにより開放された箇所から、エアー噴射などにより容易に清掃を行うことができる。
上流側二股管22の下流側上端の取り付けプレート12cには、上流側開口部22a、22bが形成され、上流側二股管22の上に配設されるロアケース24には、上流側開口部24a、24bが開設されている。すなわち、実施例1と同様に、上流側開口部41A、41Bは、上流側二股管22の取り付けプレート12cとロアケース24の一部から構成されている。
本実施例では、図5及び図6に示すように、スライド方向基端側の上流側開口部41Bは、実施例1と同様の形状であるが、スライド方向前端側の上流側開口部41Aは、スライド方向と直交する方向の幅が、スライド式板状切替え弁21のスライド方向と直交する方向の幅と略同幅に形成され、スライド方向の幅がスライド方向前端側の上流側開口部41Aに連結された上流側空気輸送路20Aの一部である上流側空気輸送路用接続筒20aの径と略同幅に形成されるとともに、上流側空気輸送路用接続筒20aは、下流側に向かって、断面視円形から徐々に、前記のようなスライド方向前端側の上流側開口部41Aの形状に合わせた形状に形成されている。
これにより、下流側開口部23Aまで届かず、あるいは、下流側開口部23Aから落下した粉粒体材料A、Bがスライド溝14dに付着堆積することを低減できるので、スライド溝14dを摺動するスライド式板状切替え弁21のスライド動作に支障を来たすことなく、スムーズに切替え動作を行うことができる。
すなわち、上流側開口部41Aを上流側開口部41Bと同形状の円形とする場合と比べて、円形の周囲の付着面が形成されないので、スライド溝14dに付着堆積することを低減できる。
また、更に本実施例では、上流側開口部41Aは、スライド方向前端側が先細りとなるように、略五角形に形成している。
これにより、スライド式板状切替え弁21が作動方向を押側に移動した場合に、上流側開口部41Aを輸送中の粉粒体材料Aが噛み込む箇所を、スライド方向前端側の頂点部分に集中させるように構成しており、すなわち、噛み込み箇所を低減させることができるので、スライド溝14dを摺動するスライド式板状切替え弁21のスライド動作に支障を来たすことなく、スムーズに切替え動作を行うことができる。
さらに、本実施例では、下流側統合管23の下端部に形成される下流側開口部23Aは、少なくともスライド方向前端側の上流側開口部41Aの下流側に対応する箇所のスライド方向と直交する方向の幅がスライド式板状切替え弁21のスライド方向と直交する方向の幅より大となるように形成され、スライド方向の幅がスライド方向基端側の上流側開口部41Bのスライド方向基端側縁部24b1からスライド方向前端側の上流側開口部41Aのスライド方向前端側縁部24a1までの幅よりも大となるように形成されると共に、下流側開口部23Aに連結された下流側空気輸送路30の一部である下流側空気輸送路用接続筒30aは、下流側23bに向かって、前記のような下流側開口部23Aの形状に合わせた形状から徐々に断面視円形に形成されている。
すなわち、図4乃至図6に示すように、下流側開口部23Aは、スライド方向基端側の上流側開口部41Bの下流側に対応する箇所は、そのスライド方向基端側では、半円状に形成されており、その部分から前端側は、略矩形状で、かつ、前記のような幅として形成されている。
これにより、上流側開口部41A、41Bから空気輸送された粉粒体材料A、Bが、下流側開口部23Aに空気輸送される際に、下流側統合管23の下端部内壁に衝突することを低減でき、粉粒体材料A、Bの空気輸送がスムーズに行われる。
次に、前記のように構成された切替え装置10Aが適用された粉粒体材料の輸送システムを図4及び図8に基づいて説明する。
切替え装置10Aにおいては、エアシリンダ16の駆動により、スライド式板状切替え弁21が本体ケーシング内で、上流側空気輸送路20A、20B及び下流側空気輸送路30に対して略直交方向にスライドし、図4(a)に示すように、閉塞部21bによりスライド方向前端側の上流側開口部41Aを閉塞させた時には、透孔部21aがスライド方向基端側の上流側開口部41Bに整合して、上流側開口部41Bに連結された上流側空気輸送路20Bが下流側空気輸送路30と連通し、粉粒体材料Bが、粉粒体貯留器40bから捕集器50に向けて空気輸送される構成となっている。
一方、図4(b)に示すように、閉塞部11bによりスライド方向基端側の上流側開口部41Bを閉塞させた時には、スライド方向前端側の上流側開口部41Aが開放、すなわち、スライド式板状切替え弁21と前カバー15cの間に、上流側開口部41Aを遮断する障害物がなくなり、上流側開口部41Aに連結された上流側空気輸送路20Aが下流側空気輸送路30と連通し、粉粒体材料Aが、粉粒体貯留器40aから捕集器50に向けて空気輸送される構成となっている。
前記構成によれば、スライド式板状切替え弁21の作動方向が引側状態(図4(b)の状態)から押側状態(図4(a)の状態)となる場合に、上流側開口部41A側では前記の通り粉粒体材料の付着を低減でき、上流側開口部41B側では、透孔部21aが徐々に上流側開口部41Bに整合する過程で、スライド溝14dの上流側開口部24bの周囲と、下流側統合管23の下流側開口部23Aのそれぞれスライド方向基端側の一部の面に、粉粒体材料A、Bが付着する場合があるが、透孔部21aのスライド方向基端側下端部及び上端部により、付着した粉粒体材料を押し退けて、透孔部21aが上流側開口部41Bに整合すると、上流側空気輸送路20Bと連通し、押し退けられた粉粒体材料が下流側空気輸送路30に向けて空気輸送されるので、粉粒体材料の噛み込みを最小限に抑えることができ、空気のリークを低減することが可能となる。
一方、スライド式板状切替え弁21の作動方向が押側状態(図4(a)の状態)から引側状態(図4(b)の状態)となる場合は、前記同様の箇所に粉粒体材料が付着する場合があるが、透孔部21aのスライド方向前端側下端部及び上端部により、付着した粉粒体材料を押し退けて、再度、押側状態となった場合に、前記のように空気輸送される。
尚、スライド式板状切替え弁21の閉塞部21b上面に粉粒体材料が付着するが、図4(b)に示すように、スライド式板状切替え弁21の作動方向が引側状態の場合にのみ、該上面は、スライド方向基端側の一部で、下流側統合管23の下流側開口部23aのスライド方向基端側の一部の面に当接するのみで、実施例1と比べて、更に、スライド式板状切替え弁21と本体ケーシングとの噛み込みが低減でき、空気のリークを低減することが可能となる。
従って、前記のように、空気のリークを低減して、スライド式板状切替え弁21により粉粒体材料を交互に分割させて空気輸送することで、粉粒体材料が閉塞することなく、各粉粒体材料の配合比率を正確なものとすることができる。
図7は、本実施例の変形例を示し、相違点は、スライド式板状切替え弁31の下方傾斜面31cを、本実施例のスライド式板状切替え弁21の下方傾斜面21cと比べて大きく形成している点であり、他の構成は、本実施例と同様であるため、同一の符号を付し説明を省略する。
詳しくは、下方傾斜面31cは、図7(b)に示すように、スライド式板状切替え弁31の作動方向が、引側状態の場合に、下流側開口部23Aのスライド方向基端側縁部23A1に対応する点を起点として前端部に向かって傾斜面を形成している。
これにより、スライド式板状切替え弁31の上面、すなわち、下方傾斜面31cに付着した粉粒体材料は、吸引ポンプPを停止させた際には、自重により上流側開口部41Aに徐々に戻り、空気輸送中は、下流側開口部23Aに向けて空気輸送され、あるいは、前述のように前カバー15cを取外すことにより、容易に、下方傾斜面31cの清掃を行うことができる。
第1発明に係る切替え装置の一実施形態を示し、(a)はB材輸送時における概略縦断面図、(b)はA材輸送時における概略縦断面図である。 同装置の要部の概略分解斜視図である。 同装置の(a)は平面図、(b)は左側面図である。 第2発明に係る切替え装置の一実施形態を示し、(a)はB材輸送時における概略縦断面図、(b)はA材輸送時における概略縦断面図である。 同装置の要部の概略分解斜視図である。 同装置の(a)は平面図、(b)は左側面図である。 第2発明に係る切替え装置の他の実施形態を示し、(a)はB材輸送時における概略縦断面図、(b)はA材輸送時における概略縦断面図である。 本発明の切替え装置が適用された粉粒体材料の輸送システムを示す模式図である。 従来例を示す図である。 他の従来例を示す図である。
符号の説明
10、10A、10B 切替え装置
11、21、31 スライド式板状切替え弁
11a、21a、31a 透孔部
11b、21b、31b 閉塞部
11c 連結ピン孔
11d 着脱用ネジ孔
14、24 ロアケース(本体ケーシング)
15a、23a アッパーケース(本体ケーシング)
15b カバー
15c 前カバー
16 エアシリンダ(駆動手段)
17a、27a 連結部材
17b、27b 連結ボルト
18 連結ピン
18a 連結ピン止め具
20A、20B 上流側空気輸送路
21c、31c 下方傾斜面
24a1 上流側開口部のスライド方向前端側縁部
24b1 上流側開口部のスライド方向基端側縁部
30 下流側空気輸送路
40A、40B、41A、41B 上流側開口部
50A、23A 下流側開口部

Claims (5)

  1. 2種類の粉粒体材料に対応する2系統の上流側空気輸送路を合流させて1系統の下流側空気輸送路に統合する粉粒体材料の空気輸送路の合流部に配設される切替え装置であって、
    本体ケーシングと、該本体ケーシングの上流側に並設され、前記上流側空気輸送路に連結される2つの上流側開口部と、該本体ケーシングの下流側に形設され、前記下流側空気輸送路に連結される下流側開口部と、該本体ケーシング内で2つの上流側開口部の開閉切替を行うスライド式板状切替え弁と、該スライド式板状切替え弁を駆動する駆動手段とを備え、
    前記スライド式板状切替え弁は、そのスライド方向に沿って、2つの閉塞部と、その中間に透孔部とを有し、前記駆動手段の駆動により前記空気輸送路に対して略直交方向にスライドさせ、いずれかの閉塞部により前記上流側開口部の一方を閉塞させた時には、前記透孔部が他方の上流側開口部に整合して、当該開口部に連結された上流側空気輸送路が前記下流側空気輸送路と連通するようにしたことを特徴とする切替え装置。
  2. 2種類の粉粒体材料に対応する2系統の上流側空気輸送路を合流させて1系統の下流側空気輸送路に統合する粉粒体材料の空気輸送路の合流部に配設される切替え装置であって、
    本体ケーシングと、該本体ケーシングの上流側に並設され、前記上流側空気輸送路に連結される2つの上流側開口部と、該本体ケーシングの下流側に形設され、前記下流側空気輸送路に連結される下流側開口部と、該本体ケーシング内で2つの上流側開口部の開閉切替を行うスライド式板状切替え弁と、該スライド式板状切替え弁を駆動する駆動手段とを備え、
    前記スライド式板状切替え弁は、スライド方向前端側に1つの閉塞部と、該閉塞部のスライド方向基端側に隣接して開設された透孔部とを有し、前記駆動手段の駆動により前記空気輸送路に対して略直交方向にスライドさせ、前記閉塞部によりスライド方向前端側の上流側開口部を閉塞させた時には、前記透孔部がスライド方向基端側の上流側開口部に整合して、当該開口部に連結された上流側空気輸送路が前記下流側空気輸送路と連通し、前記閉塞部によりスライド方向基端側の上流側開口部を閉塞させた時には、スライド方向前端側の上流側開口部が開放されて当該開口部に連結された上流側空気輸送路が前記下流側空気輸送路と連通するようにしたことを特徴とする切替え装置。
  3. 請求項2に記載の切替え装置において、
    前記スライド式板状切替え弁の前端部は、スライド方向に向かって下方傾斜面とされていることを特徴とする切替え装置。
  4. 請求項2または3に記載の切替え装置において、
    前記スライド方向前端側の上流側開口部は、スライド方向と直交する方向の幅が前記スライド式板状切替え弁のスライド方向と直交する方向の幅と略同幅に形成され、スライド方向の幅が前記スライド方向前端側の上流側開口部に連結された前記上流側空気輸送路の径と略同幅に形成されており、
    前記スライド方向前端側の上流側開口部に連結された前記上流側空気輸送路は、下流側に向かって、断面視円形から徐々に前記スライド方向前端側の上流側開口部の形状に合わせた形状に形成されていることを特徴とする切替え装置。
  5. 請求項4に記載の切替え装置において、
    前記下流側開口部は、少なくとも前記スライド方向前端側の上流側開口部の下流側に対応する箇所のスライド方向と直交する方向の幅が前記スライド式板状切替え弁のスライド方向と直交する方向の幅より大となるように形成され、スライド方向の幅が前記スライド方向基端側の上流側開口部のスライド方向基端側縁部から前記スライド方向前端側の上流側開口部のスライド方向前端側縁部の幅よりも大となるように形成されており、
    前記下流側開口部に連結された前記下流側空気輸送路は、下流側に向かって、前記下流側開口部の形状に合わせた形状から徐々に断面視円形に形成されていることを特徴とする切替え装置。
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